JP2001303949A - エギゾーストマニホルド - Google Patents

エギゾーストマニホルド

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JP2001303949A
JP2001303949A JP2000126011A JP2000126011A JP2001303949A JP 2001303949 A JP2001303949 A JP 2001303949A JP 2000126011 A JP2000126011 A JP 2000126011A JP 2000126011 A JP2000126011 A JP 2000126011A JP 2001303949 A JP2001303949 A JP 2001303949A
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Japan
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exhaust
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large flange
chamber
outer shell
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JP2000126011A
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Inventor
Yoshiaki Kawai
良紀 川合
Masahiro Jinda
政博 甚田
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Futaba Industrial Co Ltd
Original Assignee
Futaba Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で、エンジン始動直後の排気ガスの
温度低下を抑制し、触媒の温度を速やかに上昇させるこ
とができるエギゾーストマニホルドを得る。 【解決手段】各排気ポートP2〜P8に対応した導入孔
10〜13が形成されエンジン100に取り付けられる
大フランジ2と、大フランジ2に各導入孔10〜13を
覆って取り付けられ排気室15を形成する外殻部材4と
を備える。また、外殻部材4の内壁とにより排気室15
を仕切り一部の導入孔10,11に連通した第1排気流
路22を形成する第1整流板18と、大フランジ2の内
壁とにより排気室15を仕切り別の導入孔12に連通し
た第2排気流路24を形成する第2整流板20とを外殻
部材4内に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒エンジンの
各排気ポートからの排気ガスを集合して排気管に送るエ
ギゾーストマニホルドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平11−93654号公
報にあるように、2枚の板材を型取りし、合わせ面を溶
接することにより内管を形成すると共に、2枚の板材を
型取りし、合わせ面を溶接することにより外管を形成
し、外管内に内管を収納して2重管構造として、この内
管及び外管をフランジに固定したエギゾーストマニホル
ドが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、2重管構造としているために、部品
点数が多く、それぞれを溶接しなければならず、製造が
煩雑であるという問題があった。
【0004】本発明の課題は、簡単な構造で、エンジン
始動直後の排気ガスの温度低下を抑制し、触媒の温度を
速やかに上昇させることができるエギゾーストマニホル
ドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、多気筒エンジンの各排気ポートからの排気ガスを集
合して排気管に送るエギゾーストマニホルドにおいて、
前記各排気ポートに対応した各導入孔が形成され前記エ
ンジンに取り付けられる大フランジと、該大フランジに
前記各導入孔を覆って取り付けられ排気室を形成する外
殻部材とを備え、また、前記外殻部材の内壁とにより前
記排気室を仕切り一部の前記導入孔に連通した第1排気
流路を形成する第1整流板と、前記大フランジの内壁と
により前記排気室を仕切り別の前記導入孔に連通した第
2排気流路を形成する第2整流板とを前記外殻部材内に
設けたことを特徴とするエギゾーストマニホルドがそれ
である。
【0006】また、前記第1及び第2排気流路の断面積
を前記第1及び第2排気流路に沿ってほぼ一定に形成す
るとよい。更に、前記第1整流板と前記第2整流板との
背面を接触させた構成としてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1はエギ
ゾーストマニホルドで、多気筒のエンジン100(本実
施形態では8気筒V型エンジンの片側バンク)に用いら
れている。エンジン100は、第2,4,6,8気筒#
2,4,6,8に連通した第2,4,6,8排気ポート
P2,P4,P6,P8を備えている。
【0008】エギゾーストマニホルド1は、大フランジ
2、外殻部材4、小フランジ6を備えている。大フラン
ジ2には、図1に示すように、第2,4,6,8排気ポ
ートP2,P4,P6,P8に対応した4個の第2、第
4、第6、第8導入孔10〜13が穿設されており、ま
た、大フランジ2をエンジン100に図示しないボルト
により取り付けるための複数の取付穴14が形成されて
いる。
【0009】外殻部材4は、4個の導入孔10〜13の
全てを覆うように形成されており、外殻部材4が外側に
折曲げられてフランジ部4aが形成されている。このフ
ランジ部4aがその全周に沿って溶接されて大フランジ
2に固定されている。この外殻部材4と大フランジ2と
により、4個の導入孔10〜13が連通する排気室15
が形成されている。外殻部材4は排気室15に対応する
窪みが板材をプレス絞り加工等により一体成形されると
共に、外殻部材4には接続管16が挿着されており、接
続管16の先端に小フランジ6が取り付けられている。
【0010】外殻部材4内には、第1整流板18と第2
整流板20とが配置されており、第1、第2整流板1
8,20は、図3に示すように、断面形状がほぼ「U」
字状に形成され互いに逆向きとなるように配置されてい
る。第1整流板18は、大フランジ2側に凸形状となる
ように配置されており、外殻部材4の内壁との間に断面
がほぼ円形の第1排気流路22が形成されるように配置
されている。
【0011】また、第1整流板18は、大フランジ2表
面近傍で、本実施形態では、第4導入孔11と第6導入
孔12との間の、第4導入孔11の近傍から、外殻部材
4の外形とほぼ平行に設けられている。第1排気流路2
2は、4個の導入孔10〜13の内の一部の第2、第4
導入孔10,11に連通しており、外殻部材4は外形が
大フランジ2とほぼ平行に形成されて、第1排気流路2
2の断面積は第1排気流路22に沿ってほぼ一定となる
ように形成されている。第1排気流路22の他端は接続
管16の入口近傍の排気室15内で開口されている。
【0012】第2整流板20は外殻部材4側に凸形状と
なるように形成されており、第6導入孔12を覆うよう
に設けられている。第2整流板20と大フランジ2の内
壁との間に、第2排気流路24が形成されている。第2
排気流路24は一端が第2、第4導入孔10,11とは
別の第6導入孔12に連通すると共に、他端は接続管1
6の入口近傍の排気室15内で開口されている。第2排
気流路24の断面積は、第2排気流路24に沿ってほぼ
一定となるように形成されている。
【0013】第2整流板20は、第6導入孔12の近傍
で大フランジ2の表面近傍から、第1整流板18の背面
に達するように形成されており、第1整流板18との第
2整流板20との背面は接触して配置されている。ま
た、外殻部材4の外形も第1、第2排気流路22,24
に応じて膨らませて形成されている。
【0014】第4導入孔11と第6導入孔12との間の
排気室15内に、大フランジ2と第1整流板18と第2
整流板20とにより仕切られた溜り室26が形成されて
いる。また、図3に示すように、外殻部材4と第1整流
板18と第2整流板20とにより仕切られた溜り室2
8,30が両側に形成されている。各溜り室26,2
8,30を形成することにより、第1排気流路22及び
第2排気流路24の断面形状がほぼ円形に形成され、排
気ガスの流速の低下を防止している。
【0015】次に、前述した本実施形態のエギゾースト
マニホルドの作動について説明する。エンジン100の
運転に伴って、各排気ポートP8,P4,P6,P2か
ら順次、排気ガスが排出される。V型8気筒エンジン1
00の場合、その燃焼順序は、第1気筒#1、第8気筒
#8、第4気筒#4、第3気筒#3、第6気筒#6、第
5気筒#5、第7気筒#7、第2気筒#2の順である。
【0016】まず、第8排気ポートP8から排気された
排気ガスは、第8導入孔13から排気室15内に流入
し、接続管16を介して図示しない排気管に送られる。
その際、第1整流板18により、第2排気ポートP2と
第4排気ポートP4からの排気ガスとの干渉が防止され
る。
【0017】第4排気ポートP4から排出された排気ガ
スは、第4導入孔11から第1排気流路22に流入し、
排気室15を経由して接続管16から排気管に送られ
る。その際、第1整流板18により、第8排気ポートP
8と第6排気ポートP6からの排気ガスとの干渉が防止
される。
【0018】第6排気ポートP6から排出された排気ガ
スは、第6導入孔12から第2排気流路24に流入し、
排気室15を経由して接続管16から排気管に送られ
る。その際、第2整流板20により、第4排気ポートP
4と第2排気ポートP2からの排気ガスとの干渉が防止
される。
【0019】また、第2排気ポートP2から排出された
排気ガスは、第2導入孔10から第1排気流路22に流
入し、排気室15を経由して接続管16から排気管に送
られる。その際、第1整流板18により、第6排気ポー
トP6と第8排気ポートP8からの排気ガスとの干渉が
防止される。
【0020】第1,第2整流板18,20はその板厚を
薄く形成できるので、熱容量が小さく、排気ガスにより
加熱されると、速やかに飽和温度に達する。従って、エ
ンジン100の始動直後に、接続管16を介して排気管
に送られる排気ガスの温度は速やかに上昇し、触媒コン
バータの触媒の温度が速やかに上昇するので、排気ガス
の浄化をより向上させることができる。
【0021】また、第1,第2整流板18,20を設け
ることにより、排気干渉を低減でき性能の向上を図れ
る。更に、外殻部材4を板金絞り加工により形成できる
ので、製造が容易で、エギゾーストマニホルド1の構成
部品が少なく、簡単な構造で、軽量化を図ることができ
ると共に、大フランジ2に外殻部材4が全周溶接により
取り付けられるので、高剛性化され、耐久性が向上す
る。
【0022】次に、4気筒エンジンに適用した第2実施
形態について、図5によって説明する。このエギゾース
トマニホルド101も、大フランジ102、外殻部材1
04、接続管116、小フランジ106を備え、外殻部
材104内の排気室115に前述したと同様の第1整流
板118と第2整流板120とが設けられている。
【0023】第1整流板118は第1導入孔110と第
2導入孔111と間の、大フランジ102表面近傍から
設けられ、第1排気流路122は1個の第1導入孔11
0に連通している。第2整流板120は2個の第2導入
孔111と第3導入孔112とを覆うように設けられて
おり、第2排気流路124は第2導入孔111と第3導
入孔112とに連通している。
【0024】この第2実施形態の場合でも、前述した実
施形態と同様に、簡単な構造で、低熱容量化を図ること
ができ、また、排気干渉を防止して性能の向上を図るこ
とができる。以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のエギゾース
トマニホルドは、第1整流板と第2整流板とを設けて、
排気室内に第1排気流路と第2排気流路とを形成した簡
単な構造で、部品点数が少なく、低熱容量化を図ること
ができるので、エンジン始動直後の排気ガスの温度低下
を抑制し、触媒の温度を速やかに上昇させることがで
き、また、排気干渉を防止して性能の向上を図ることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのエギゾーストマニ
ホルドをエンジンに取り付けた状態の一部を断面で示す
平面図である。
【図2】本実施形態のエギゾーストマニホルドの正面図
である。
【図3】図1のAA断面図である。
【図4】本実施形態のエギゾーストマニホルドの分解説
明図である。
【図5】第2実施形態のエギゾーストマニホルドをエン
ジンに取り付けた状態の一部を断面で示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1,101…エギゾーストマニホルド 2,102…大フランジ 4,104…外殻部材 6,106…小フランジ 10〜13,110〜113…導入孔 14…取付穴 15,115…排気室 16,116…接続管 18,118…第1整流板 20,120…第2整流板 22,122…第1排気流
路 24,124…第2排気流路 26,28,30…溜り室 100…エンジン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒エンジンの各排気ポートからの排
    気ガスを集合して排気管に送るエギゾーストマニホルド
    において、 前記各排気ポートに対応した各導入孔が形成され前記エ
    ンジンに取り付けられる大フランジと、該大フランジに
    前記各導入孔を覆って取り付けられ排気室を形成する外
    殻部材とを備え、 また、前記外殻部材の内壁とにより前記排気室を仕切り
    一部の前記導入孔に連通した第1排気流路を形成する第
    1整流板と、前記大フランジの内壁とにより前記排気室
    を仕切り別の前記導入孔に連通した第2排気流路を形成
    する第2整流板とを前記外殻部材内に設けたことを特徴
    とするエギゾーストマニホルド。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2排気流路の断面積を前
    記第1及び第2排気流路に沿ってほぼ一定に形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のエギゾーストマニホル
    ド。
  3. 【請求項3】 前記第1整流板と前記第2整流板との背
    面を接触させたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のエギゾーストマニホルド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2937539A1 (de) * 2014-04-22 2015-10-28 Benteler Automobiltechnik GmbH Abgaskrümmer

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2937539A1 (de) * 2014-04-22 2015-10-28 Benteler Automobiltechnik GmbH Abgaskrümmer
CN105041439A (zh) * 2014-04-22 2015-11-11 本特勒尔汽车技术有限公司 排气弯管

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