JP2533040Y2 - エキゾーストマニホールド - Google Patents

エキゾーストマニホールド

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JP2533040Y2
JP2533040Y2 JP1990124020U JP12402090U JP2533040Y2 JP 2533040 Y2 JP2533040 Y2 JP 2533040Y2 JP 1990124020 U JP1990124020 U JP 1990124020U JP 12402090 U JP12402090 U JP 12402090U JP 2533040 Y2 JP2533040 Y2 JP 2533040Y2
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洋一 高橋
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両排気系に装着されるエキゾーストマニ
ホールドの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、車両排気系には、エンジンから放出される排気
ガスを1本に纏めて消音器に送るエキゾーストマニホー
ルドがエンジンのシリンダヘッドに接続されているが、
昨今では、実開平2−39529号公報に開示されるよう
に、鋳造製のエキゾーストマニホールドよりも軽く内面
の空気抵抗の少ないパイプ製エキゾーストマニホールド
が多くの車両に装備されている。
第3図はこの種のパイプ製エキゾーストマニホールド
の従来例を示し、図に於て、符号1はV型6気筒エンジ
ンの右バンクに接続されるエキゾーストマニホールド
で、当該エキゾーストマニホールド1は、先端を略L字
状に折り曲げた1本のステンレス製のパイプ3と、当該
パイプ3に接続された2本の短いステンレス製のパイプ
5,7が、夫々、シリンダヘッドのエキゾーストポートの
数に対応して設けたヘッド側フランジ9のパイプ取付孔
11に取り付けられた構造となっている。又、上記パイプ
3の下流側は、フランジ13,15を介してフロントチュー
ブ17に接続されるようになっている。
而して、上記各パイプ3,5,7とヘッド側フランジ9と
の取り付けは、第4図に示すようにヘッド側フランジの
9の取付孔11に各パイプ3,5,7を挿入し、それらの先端3
a,5a,7aと取付孔11との間を溶接することによって、各
パイプ3,5,7がヘッド側フランジ9に固定されている。
そして、上記各パイプ3,5,7を対応するシリンダヘッ
ド19の各エキゾーストポート21に一致させ乍ら、ガスケ
ット23を介してヘッド側フランジ9をシリンダヘッド19
にボルト締めすることにより、エキゾーストマニホール
ド1がシリンダヘッド19に接続されるようになってい
る。
尚、第3図中、符号25はヘッド側フランジ9に設けた
ボルト貫通孔、27は当該ボルト貫通孔25を貫通してシリ
ンダヘッド19に螺着された取付ボルト、29はワッシャで
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し、上述の如き従来のエキゾーストマニホールド1
にあっては、熱サイクルによりエキゾーストマニホール
ド1全体が膨張,収縮すると、ヘッド側フランジ9が変
形して排気ガスの洩れが発生する虞があった。そこで、
斯かる対策のためにはヘッド側フランジ9の剛性を高め
ることが必要であるとして、従来、ヘッド側フランジ9
の剛性を高めるために、ヘッド側フランジ9を12〜15mm
程度の板厚Tで成形していた。
然し乍ら、斯様に板厚Tを厚くしてヘッド側フランジ
9を成形すると、そのプレス成形時に高いトン数のプレ
ス機設備が必要となり、又、フランジ成形の加工行程も
多くなることもあって生産能率が悪く、製造コストが高
くなってしまう欠点があった。
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、排気ガ
スの洩れを防止してエキゾーストマニホールド本来の機
能を維持しつつ、製造コストの低廉化を図った、エキゾ
ーストマニホールドを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するため、本考案に係るエキゾース
トマニホールドは、シリンダヘッドの各エキゾーストポ
ートに対応して金属製パイプ取付用の取付短管が突設さ
れた板厚0.8〜8mmのヘッド側フランジと、上記各取付短
管に嵌合して溶接される金属製パイプと、各取付短管に
夫々少なくとも1枚以上外嵌され、上記ヘッド側フラン
ジと共にシリンダヘッドに固定されて金属製パイプのフ
ランジとして機能する独立した板片状の積層プレートと
で構成したものである。
〔作用〕
本考案によれば、エンジンの駆動時に熱サイクルによ
りエキゾーストマニホールド全体が膨張,収縮してヘッ
ド側フランジが変形しようとしても、各取付短管毎に積
層し取り付けた積層プレートがヘッド側フランジに圧接
してその剛性を高め、エキゾーストマニホールドの膨
張,収縮による排気ガスの洩れを防止する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図に於て、符号31は第3図に示すエキゾーストマ
ニホールド1と同様、V型6気筒エンジンの右バンクに
接続されるパイプ製のエキゾーストマニホールドで、先
端を略L字状に折り曲げた1本のステンレス製のパイプ
33に2本の短いステンレス製のパイプ35,37が接続され
て、排気ガス通路が形成されている。
又、符号39は第2図に示すように、シリンダヘッド41
のエキゾーストポート43の数に対応してパイプ取付用の
取付短管45がバーリング加工により突設した板厚3mm程
のヘッド側フランジで、当該ヘッド側フランジ39と上記
各パイプ33,35,37との取り付けは、第2図に示すように
各取付短管45に夫々、金属製パイプ33,35,37を嵌合し、
それらの先端33a,35a,37aと取付短管45との間を溶接す
ることによって、各パイプ33,35,37がヘッド側フランジ
39に固定されている。
更に、本実施例に係るエキゾーストマニホールド31
は、上記構成に加えて、第1図に示すように各取付短管
45毎に、夫々、2枚宛の積層プレート47,49,51が外嵌さ
れており、取付短管45への各パイプ33,35,37の溶接に先
立ち、各取付短管45毎に2枚宛の積層プレート47,49,51
をそのボルト貫通孔53とヘッド側フランジ39のボルト貫
通孔55とを一致させ乍ら外嵌し積層して、ヘッド側フラ
ンジ39に仮止めした構造となっている。
上記積層プレート47,49,51は、4mm程の板厚を以って
成形され、そして、ヘッド側フランジ39の取付部位周辺
のレイアウトの相違により、各々夫々異なった形状に構
成されており、パイプ33が取り付く取付短管45には略菱
形形状の積層プレート47が、パイプ35が取り付く取付短
管45には略楕円形状の積層プレート49が、又、パイプ37
が取り付く取付短管45には略三角形状の積層プレート51
が、夫々、ヘッド側フランジ39に2枚宛積層されて仮止
めされている。
そして、第2図に示すように、シリンダヘッド41に植
え込まれたスタッボルト57とナット59を介してヘッド側
フランジ39と共に積層プレート47,49,51をシリンダヘッ
ド41に固定することによって、各積層プレート47,49,51
が、夫々、パイプ33,35,37のフランジとして機能するよ
うになっている。
その他、第1図中、符号61はフランジ63,65を介して
パイプ33に接続されるフロントチューブ、又、第2図
中、67はガスケット、69はワッシャである。
本実施例に係るエキゾーストマニホールド31はこのよ
うに構成されているから、上記各パイプ33,35,37をシリ
ンダヘッド41の対応する各エキゾーストポート43に一致
させ乍ら、シリンダヘッド41に植え込まれたスタッドボ
ルト57を各ボルト貫通孔53,55に貫通してナット59を締
め付けることによって、エキゾーストマニホールド31が
シリンダヘッド41に接続される。
そして、エンジンの駆動時に熱サイクルによりエキゾ
ーストマニホールド31全体が膨張,収縮してヘッド側フ
ランジ39が変形しようとしても、各取付短管45毎に積層
し固定した各積層プレート47,49,51が薄肉のヘッド側フ
ランジ39に圧接してその剛性を高め、エキゾーストマニ
ホールド31の膨張,収縮による排気ガスの洩れを防止す
る。
このように、本実施例は、ヘッド側フランジ39の板厚
を第3図に示すヘッド側フランジ9の板厚Tに比べて薄
くしたにも拘わらず、従来と同様、エキゾーストマニホ
ールド31の膨張,収縮による排気ガスの洩れを防止する
ことが可能となった。
従って、本実施例によれば、従来に比しヘッド側フラ
ンジ39の成形に要するプレス機設備が小さなもので済
み、その結果、設備投資額が安価で製造コストの低廉化
が図れることとなった。
尚、上記実施例にあっては、各取付短管45に2枚宛の
積層プレート47,49,51を外嵌したが、ガス洩れの生じ易
い箇所、例えばパイプ33の取付部からは一般に排気ガス
が洩れ易く、又、パイプ35,37の取付部からは排気ガス
が洩れ難く1枚の積層プレート49,51で十分であるなら
ば、パイプ33の取付短管45には積層プレート47を予め増
加して3枚積層し、ガス洩れの生じ難いパイプ35,37の
取付短管45には1枚の積層プレート49,51を夫々積層し
ておくことも可能である。而して、斯かる構造によれ
ば、上記実施例のエキゾーストマニホールド31に比しそ
の重量の軽減が可能である。
又、上記各積層プレート47,49,51を全て同一規格品と
しておけば、積層プレート47,49,51相互間の互換性が図
れることは勿論、車種に応じて積層プレート47,49,51の
積層数を予め調整することにより、様々な仕様に対応す
ることが可能となる。
更に又、上記実施例にあっては、ヘッド側フランジ39
の板厚を3mmとしたが、その板厚は0.8〜8mmの範囲で種
々変更可能であり、積層プレート47,49,51の板厚にあっ
ても、4〜10mmの範囲内で変更が可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案に係るエキゾーストマニホ
ールドは、シリンダヘッドの各エキゾーストポートに対
応して金属製パイプ取付用の取付短管が突設された板厚
0.8〜8mmのヘッド側フランジと、上記各取付短管に嵌合
して溶接される金属製パイプと、各取付短管に夫々少な
くとも1枚以上外嵌され、上記ヘッド側フランジと共に
シリンダヘッドに固定されて金属製パイプのフランジと
して機能する独立した板片状の積層プレートとで構成し
たから、本考案によれば、従来に比しヘッド側フランジ
の成形に要するプレス機設備が小さなもので済み、その
結果、設備投資額が安価で製造コストの低廉化が可能と
なった。
又、ガス洩れの生じ易い箇所の積層プレートの枚数を
増加し、ガス洩れの生じ難い箇所の積層プレートの枚数
を減少することも可能で、斯かる構造によればエキゾー
ストマニホールド全体の重量の軽減も可能であり、又、
上記各積層プレートを全て同一規格品とすれば、積層プ
レート相互間の互換性が図れることは勿論、車種に応じ
て積層プレートの積層数を予め調整することにより、様
々な仕様に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るエキゾーストマニホー
ルドの斜視図である。 第2図は本考案の一実施例に係るエキゾーストマニホー
ルドとシリンダヘッドの取付部分の要部断面図である。 第3図は従来のエキゾーストマニホールドの斜視図であ
る。 第4図は従来のエキゾーストマニホールドとシリンダヘ
ッドの取付部分の要部断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31…エキゾーストマニホールド 33,35,37…パイプ 39…ヘッド側フランジ 41…シリンダヘッド 43…エキゾーストポート 45…取付短管 47,49,51…積層プレート 57…スタッドボルト 59…ナット 67…ガスケット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリングヘッド(41)の各エキゾーストポ
    ート(43)に対応して金属製パイプ取付用の取付短管
    (45)が突設された板厚0.8〜8mmのヘッド側フランジ
    (39)と、上記各取付短管(45)に嵌合して溶接される
    金属製パイプ(33,35,37)と、各取付短管(45)に夫々
    少なくとも1枚以上外嵌され、上記ヘッド側フランジ
    (39)と共にシリンダヘッド(41)に固定されて金属製
    パイプ(33,35,37)のフランジとして機能する独立した
    板片状の積層プレート(47,49,51)とからなることを特
    徴とする車両用エンジンのエキゾーストマニホールド。
JP1990124020U 1990-11-26 1990-11-26 エキゾーストマニホールド Expired - Lifetime JP2533040Y2 (ja)

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