JP3351344B2 - ホイールキャップ - Google Patents

ホイールキャップ

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JP3351344B2
JP3351344B2 JP19408598A JP19408598A JP3351344B2 JP 3351344 B2 JP3351344 B2 JP 3351344B2 JP 19408598 A JP19408598 A JP 19408598A JP 19408598 A JP19408598 A JP 19408598A JP 3351344 B2 JP3351344 B2 JP 3351344B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,ブレーキパッド,ディスクホイ
ール及びホイールキャップの温度上昇を抑制することの
できるホイールキャップに関する。
【0002】
【従来技術】従来のホイールキャップには,図16に示
すごとく,外周縁に空気排出口99を有するものがあ
る。上記ホイールキャップ9は,ディスクホイール2に
嵌合係止することにより装着して用いられる。また,上
記ディスクホイール2は車体のアクスルハブ33に対
し,ハブナット21を介して固定されている。
【0003】上記ホイールキャップ9を,上記のごとく
上記ディスクホイール2に装着した場合には,該ディス
クホイール2の内側から上記空気排出口99へ外気を通
す。これにより,ブレーキ操作によるブレーキパッド3
1の温度上昇を防ぎ,その消耗を防いでいる。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のホ
イールキャップ9には以下の問題がある。即ち,図16
に示すごとく,上記ホイールキャップ9は,意匠性向上
等の観点より,上記ハブナット21の位置よりも中心側
には開口部を有していない。即ち,上記空気排出口99
は,上記ディスクホイール2におけるハブナット21よ
り外側に設けられている。
【0005】そのため,上記ホイールキャップ9をディ
スクホイール2に装着したときの空気4の流れは,殆ど
上記ハブナット21部分を通らない。即ち,上記ホイー
ルキャップ9を使用した場合,空気4は,図16に矢印
で示すごとく,上記ディスクホイール2の内側から吸入
され,該ディスクホイール2に設けられた貫通穴22を
通り,上記ホイールキャップ9の外周縁に設けた空気排
出口99から外側へ排出される。
【0006】このように,上記空気4の大部分は,ブレ
ーキディスク32,ディスクホイール2及びホイールキ
ャップ9の外周部分を通り,上記ハブナット21,アク
スルハブ33を含め中央部付近は通らずに排出されるこ
ととなる。
【0007】従って,上記ブレーキディスク32,ディ
スクホイール2及びアクスルハブ33は,その中央部付
近は充分に冷却されず,また,上記ハブナット21も充
分に冷却されない。そのため,上記ブレーキディスク3
2,アクスルハブ33,及びディスクホイール2は,そ
の中央部の温度が上昇する。
【0008】また,上記ディスクホイール2の温度上昇
は,ブレーキディスク32における熱が上記アクスルハ
ブ33から上記ハブナット21を通じて伝わることによ
る。そのため,上記ハブナット21の温度上昇は,上記
ディスクホイール3及び該ディスクホイール3に取付け
られた上記ホイールキャップ9の温度上昇につながり,
ブレーキパッド31の消耗が早くなったり,或いはホイ
ールキャップが変形するといった不具合を生ずるおそれ
がある。従って,上記のごとく,上記ハブナット21が
充分に冷却されない場合には,上記ディスクホイール2
及びホイールキャップ9の温度上昇を抑制することは困
難である。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,ディスクホイールに装着した際,上記ブ
レーキパッド,ディスクホイール及びホイールキャップ
の温度上昇を防ぐことのできるホイールキャップを提供
しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,ディスク
ホイールに着脱可能に装着され,外周縁に空気排出口を
有するホイールキャップにおいて,該ホイールキャップ
は空気吸入口を環状に有していると共に該空気吸入口よ
りも中心側にはセンタープレートを有しており,上記空
気吸入口における最内壁とホイールキャップ中心との間
の内側距離Aは,上記ディスクホイールをアクスルハブ
に固定する固定位置とディスクホイール中心との間の固
定距離Dよりも小さいことを特徴とするホイールキャッ
プにある。
【0011】本発明において最も注目すべきことは,上
記空気吸入口における最内壁とホイールキャップ中心と
の間の内側距離Aは,上記ディスクホイールをアクスル
ハブに固定する固定位置とディスクホイール中心との間
の固定距離Dよりも小さい点である(図3参照)。
【0012】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記ホイールキャップを上記ディスクホイールに取付け
た場合,上記固定位置よりもディスクホイール中心に近
い位置に対応する位置に上記空気吸入口を有する。その
ため,空気は上記固定位置よりもディスクホイール中心
に近い位置から,上記ディスクホイールと上記ホイール
キャップとの間に入り,上記空気排出口から排出される
(図1矢印)。
【0013】そのため,吸入された上記空気は,上記固
定位置を含め,上記ブレーキディスク,アクスルハブ,
及びディスクホイールの中央部を通ることとなる。従っ
て,ブレーキディスク,アクスルハブ,ディスクホイー
ルの中央部付近,及び上記固定位置に固定されているハ
ブナット等は充分に冷却される。それ故,上記ブレーキ
ディスク,アクスルハブ,及びディスクホイールは,そ
の中央部における温度上昇を抑制することができる。
【0014】また,上記ハブナット等が充分に冷却され
るため,上記ブレーキディスク,アクスルハブから上記
ディスクホイールへの伝熱が抑制され,該ディスクホイ
ール及び該ディスクホイールに装着したホイールキャッ
プの温度上昇が抑制される。従って,本発明によればデ
ィスクホイールに装着した際,上記ブレーキパッド,デ
ィスクホイール及びホイールキャップの温度上昇を防ぐ
ことのできるホイールキャップを得ることができる。
【0015】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記空気吸入口における最外壁とホイールキャップ中心と
の間の外側距離Bは,上記固定距離Dよりも小さいこと
が好ましい(図3参照)。これにより,上記空気吸入口
から吸入された空気は,効率良く上記ハブナット等を通
り,これを一層効率良く冷却することができる。また,
上記ホイールキャップをディスクホイールに取付けた場
合,ハブナット等が外部から見えなくなるため意匠性も
向上する。
【0016】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記センタープレートは,裏面側へ後退配置されているこ
とが好ましい。なお,上記裏面側とは,上記ホイールキ
ャップのディスクホイールへの取付側をいう。これによ
り,上記空気吸入口より吸入される空気の量が多くな
り,ディスクホイール等の冷却効率が一層向上する。
【0017】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記センタープレートは,表面側へ突出配置されているこ
とが好ましい。なお,上記表面側とは,上記裏面側の反
対側をいう。この場合にも,請求項3に記載の発明と同
様に,ディスクホイール等の冷却効率が一層向上する。
【0018】次に,請求項5に記載の発明のように,上
記ホイールキャップの裏面には,その中心から外周へ向
かって放射状に複数のフィンが設けられていることが好
ましい。これにより,上記空気吸入口より吸入された空
気は,ホイールの回転による遠心力が加わり,上記フィ
ンに沿ってホイールキャップ外周縁の空気排出口に送ら
れる。
【0019】即ち,上記遠心力は,上記空気がホイール
の回転に伴って回転することにより発生する。上記のご
とく,ホイールキャップの裏面に上記フィンを設けるこ
とにより上記空気が効率良く回転し,上記空気には,よ
り大きな遠心力が加わる。そのため,上記空気は効率良
く上記空気排出口へ送られる。従って,ホイールキャッ
プ内の空気の循環量が増大し,ディスクホイール等の冷
却効率が一層向上する。
【0020】次に,請求項6に記載の発明は,ディスク
ホイールに着脱可能に装着され,外周縁に空気排出口を
有するホイールキャップにおいて,該ホイールキャップ
の空気排出口は,上記ホイールキャップの外周縁に切欠
き形状に形成されると共に外周に向けて開口した開口穴
であり, また,上記ホイールキャップは空気吸入口を環
状に有していると共に該空気吸入口よりも中心側にはセ
ンタープレートを有しており, 上記空気吸入口における
最内壁とホイールキャップ中心との間の内側距離Aは,
上記ディスクホイールをアクスルハブに固定する固定位
置とディスクホイール中心との間の固定距離Dよりも小
さいことを特徴とするホイールキャップにある。即ち,
上記空気排出口は,上記ホイールキャップの外周縁に切
欠き形状に形成されている。従って,上記ホイールキャ
ップをディスクホイールに装着したときに,上記切欠き
形状の空気排出口とディスクホイール端部との間に間隙
が形成される。
【0021】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記ホイールキャップは,最外周に空気排出口を設けて
いる。そのため,ホイールキャップとディスクホイール
との間に吸入された空気は,ホイールキャップの最外周
から排出されることとなる。従って,排気性に優れ,ま
た,上記ディスクホイール等の全体を効率良く冷却する
ことができる。
【0022】また,上記空気排出口がホイールキャップ
の外周縁に形成された切欠き形状であり,貫通穴形状で
はないため,上記ホイールキャップを成形する際,成形
樹脂が外周部において会合することがない。そのため,
従来のホイールキャップの外周部に発生していた筋状異
色部が発生することがなく,表面外観性が劣化するおそ
れがない。
【0023】また,上記ホイールキャップは外周縁が切
欠き形状であるため,上記ディスクホイールに装着した
状態において,該ディスクホイール端部との間に間隙が
形成される。そのため,上記間隙に工具等を挿入するこ
とにより,上記ホイールキャップをディスクホイールか
ら取外す作業が容易である。
【0024】また,上記ホイールキャップの空気排出口
は,切欠き形状であり外周に向かって開口している。そ
のため,ブレーキパッド粉等が空気と共に空気排出口よ
り排出されたとき,上記ブレーキパッド粉等は,特にホ
イールキャップの意匠面に付着することなく排出され
る。従って,汚れの発生しにくいホイールキャップが得
られる。
【0025】また,上記ホイールキャップは,意匠面に
開口部を設ける必要がないため,意匠面は平板状にする
ことができる。そのため,上記ホイールキャップの清掃
作業が容易である。また,cd値にも優れている。以上
のごとく,本発明によれば,ディスクホイールに装着し
た際,上記ブレーキパッド,ディスクホイール及びホイ
ールキャップの温度上昇を防ぐことができると共に,意
匠性に優れたホイールキャップを得ることができる。
【0026】次に,請求項7に記載の発明は,ディスク
ホイールに着脱可能に装着され,外周縁に空気排出口を
有するホイールキャップにおいて,該ホイールキャップ
の空気排出口における最内壁とホイールキャップ中心と
の間の排出口距離Cは,上記ディスクホイールに設けた
貫通穴の最外壁とディスクホイール中心との間の貫通穴
距離Kよりも大きく, また,上記ホイールキャップは空
気吸入口を環状に有していると共に該空気吸入口よりも
中心側にはセンタープレートを有しており, 上記空気吸
入口における最内壁とホイールキャップ中心との間の内
側距離Aは,上記ディスクホイールをアクスルハブに固
定する固定位置とディスクホイール中心との間の固定距
離Dよりも小さいことを特徴とするホイールキャップに
ある。
【0027】次に本発明の作用効果につき説明する。上
記ホイールキャップをディスクホイールに装着した場
合,上記空気排出口は,ディスクホイールの貫通穴より
も外側に配置される(図1参照)。上記ディスクホイー
ルの内側から貫通穴を通過した空気は,上記ホイールキ
ャップの空気排出口から排出される。このとき,上記空
気排出口は貫通穴よりも外周側にあるため,上記貫通穴
を通過した空気には,ホイールの回転に伴う遠心力も空
気排出口の方向に働く。
【0028】そのため,ホイールキャップ内の空気循環
量が増大し,ディスクホイール等の冷却効率が向上す
る。以上,本発明によれば,ディスクホイールに装着し
た際,ディスクホイール等を効率良く冷却することがで
きるホイールキャップを得ることができる。
【0029】次に,請求項8に記載の発明は,ディスク
ホイールに着脱可能に装着され,外周縁に空気排出口を
有するホイールキャップにおいて,該ホイールキャップ
の空気排出口は,上記ディスクホイールの貫通穴とディ
スクホイール中心とを結ぶ直線上に対応する位置に形成
されており, また,上記ホイールキャップは空気吸入口
を環状に有していると共に該空気吸入口よりも中心側に
はセンタープレートを有しており, 上記空気吸入口にお
ける最内壁とホイールキャップ中心との間の内側距離A
は,上記ディスクホイールをアクスルハブに固定する固
定位置とディスクホイール中心との間の固定距離Dより
も小さいことを特徴とするホイールキャップにある。
【0030】次に本発明の作用効果につき説明する。上
記ホイールキャップをディスクホイールに装着した場
合,上記ディスクホイールの内側から貫通穴を通過した
空気は,上記ホイールキャップの空気排出口から排出さ
れる。このとき,上記空気排出口は上記貫通穴とディス
クホイール中心とを結ぶ直線上に対応する位置に形成さ
れている(図10の符号19,19A)ため,上記貫通
穴を通過した空気は,スムーズに上記空気排出口から排
出される。
【0031】そのため,ホイールキャップ内の空気循環
量が増大し,ディスクホイール等の冷却効率が向上す
る。以上,本発明によれば,ディスクホイールに装着し
た際,ディスクホイール等を効率良く冷却することがで
きるホイールキャップを得ることができる。
【0032】次に,請求項9に記載の発明は,ディスク
ホイールに着脱可能に装着され,外周縁に空気排出口を
有するホイールキャップにおいて,該ホイールキャップ
の空気排出口は,少なくともホイールキャップの中心側
には,ホイールキャップの裏面側に突出する排出口フィ
ンを有していないことを特徴とするホイールキャップに
ある。なお,上記排気口フィンとは,上記空気排出口の
開口部を囲むようにホイールキャップの裏面に突出した
突出板である。
【0033】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記ホイールキャップをディスクホイールに装着した場
合,ホイールキャップ内の空気の流れは,上記ディスク
ホイールの遠心力により該ディスクホイールの中心側か
ら外周へ向かう。そのため,上記空気排出口におけるホ
イールキャップの中心側に上記排気口フィンが設けられ
ていないことにより,上記空気の流れが妨害されること
なく円滑に空気排出口へ流れ排出される。
【0034】そのため,ホイールキャップ内の空気循環
量が増大し,ディスクホイール等の冷却効率が向上す
る。以上のごとく,本発明によれば,ディスクホイール
に装着した際,ディスクホイール等を効率良く冷却する
ことができるホイールキャップを得ることができる。
【0035】また,上記請求項6〜9に記載の発明にお
いては,上記ホイールキャップは空気吸入口を環状に有
していると共に該空気吸入口よりも中心側にはセンター
プレートを有しており,上記空気吸入口における最内壁
とホイールキャップ中心との間の内側距離Aは,上記デ
ィスクホイールをアクスルハブに固定する固定位置とデ
ィスクホイール中心との間の固定距離Dよりも小さい。
【0036】これにより,請求項1に記載の発明と同様
の作用効果により,上記ホイールキャップをディスクホ
イールに装着した際,上記ブレーキパッド,ディスクホ
イール及びホイールキャップの温度上昇を一層効率良く
防ぐことができる。
【0037】次に,請求項10に記載の発明のように,
上記空気吸入口における最外壁とホイールキャップ中心
との間の外側距離Bは,上記固定距離Dよりも小さいこ
とが好ましい(図3参照)。これにより,上記請求項2
に記載の発明と同様に,上記空気吸入口から吸入された
空気は,効率良く上記ハブナット等を通り,これを一層
効率良く冷却することができる。また,上記ホイールキ
ャップをディスクホイールに取付けた場合,ハブナット
等が外部から見えなくなるため意匠性も向上する。
【0038】次に,請求項11に記載の発明のように,
上記センタープレートは,裏面側へ後退配置されている
ことが好ましい。これにより,上記請求項3に記載の発
明と同様に,上記空気吸入口より吸入される空気の量が
多くなり,ディスクホイール等の冷却効率が一層向上す
る。
【0039】次に,請求項12に記載の発明のように,
上記センタープレートは,表面側へ突出配置されている
ことが好ましい。この場合にも,請求項3に記載の発明
と同様に,ディスクホイール等の冷却効率が一層向上す
る。
【0040】次に,請求項13に記載の発明のように,
上記ホイールキャップの裏面には,その中心から外周へ
向かって放射状に複数のフィンが設けられていることが
好ましい。これにより,請求項5に記載の発明と同様の
作用効果により,ホイールキャップ内の空気の循環量が
増大し,ディスクホイール等の冷却効率が一層向上す
る。
【0041】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるホイールキャップにつき,
図1〜図5を用いて説明する。上記ホイールキャップ1
は,図1,図2に示すごとく,ディスクホイール2に着
脱可能に装着され,外周縁に空気排出口19を有する。
【0042】該ホイールキャップ1は空気吸入口11を
環状に有していると共に該空気吸入口11よりも中心側
にはセンタープレート12を有している。上記空気吸入
口11における最内壁111とホイールキャップ中心1
0との間の内側距離Aは,上記ディスクホイール2をア
クスルハブ33に固定するハブナット21とディスクホ
イール中心20との間の固定距離Dよりも小さい(図
3)。
【0043】また,上記空気吸入口11における最外壁
112とホイールキャップ中心10との間の外側距離B
も,上記固定距離Dよりも小さい(図3)。そして,上
記センタープレート12は,上記ホイールキャップ1に
おける裏面側へ後退配置されている(図1,図2,図
4,図5)。
【0044】また,図4,図5に示すごとく,上記ホイ
ールキャップ1の裏面には,その中心から外周へ向かっ
て放射状に複数のフィン15,16が設けられている。
上記フィン15,16の高さは,上記ホイールキャップ
1における中心側よりも外周側の方が高い。
【0045】そして,上記フィン15,16は,上記セ
ンタープレート12から上記空気排出口19まで伸びて
いる長いフィン15と,上記空気吸入口11と上記空気
排出口19との中間から上記空気排出口19まで伸びて
いる短いフィン16とが交互に上記ホイールキャップ1
の全周にわたって配置されている。
【0046】また,上記ホイールキャップ1の空気排出
口19における中心側壁193とホイールキャップ中心
10との間の排出口距離Cは,上記ディスクホイール2
に設けた貫通穴22の最外壁221とディスクホイール
中心20との間の貫通穴距離Kよりも大きい(図1)。
【0047】即ち,上記ホイールキャップ1をディスク
ホイール2に装着したとき,上記空気排出口19は,上
記貫通穴22よりも上記ディスクホイール2の外周側に
配置される。なお,図4において,符号17は,上記ホ
イールキャップ1をディスクホイール2に係止するため
の爪部である。
【0048】次に,本例のホイールキャップ1の作用効
果につき説明する。上記ホイールキャップ1を上記ディ
スクホイール2に取付けた場合,上記ハブナット21よ
りもディスクホイール中心20に近い位置に対応する位
置に上記空気吸入口11を有する(図1,図3)。その
ため,図1に矢印で示すごとく,空気4は上記ハブナッ
ト21よりも上記ディスクホイール中心20に近い位置
から,ディスクホイール2と上記ホイールキャップ1の
間に入り,上記空気排出口19から排出される。
【0049】そのため,吸入された上記空気4は,上記
ハブナット21を含め,上記ブレーキディスク32,ア
クスルハブ33,及びディスクホイール2の中央部付近
を通ることとなる。従って,ブレーキディスク32,ア
クスルハブ33,ディスクホイール2の中央部付近,及
び上記ハブナット21は充分に冷却される。
【0050】また,上記センタープレート12は,上記
ホイールキャップ1における裏面側へ後退配置されてい
るため,上記空気吸入口11からの空気4の吸入量が多
い。更に,上記ホイールキャップ1の裏面には,上記の
ごとく複数のフィン15,16が設けられている(図
4,図5)。そのため,上記空気吸入口11から吸入さ
れた空気4には,一層大きい遠心力が加わりフィン1
5,16に沿って効率良く上記空気排出口19へ送られ
る。
【0051】即ち,上記遠心力は,上記空気4がホイー
ルの回転に伴って回転することにより発生する。上記の
ごとく,ホイールキャップ1の裏面に上記フィン15,
16を設けることにより上記空気4が効率良く回転し,
上記空気4には,より大きな遠心力が加わる。そのた
め,上記空気4は効率良く上記空気排出口19へ送られ
る。従って,ホイールキャップ1内の空気4の循環量が
増大し,ディスクホイール2等の冷却効率が一層向上す
る。
【0052】それ故,上記ブレーキディスク32,アク
スルハブ33,及びディスクホイール2の冷却効率は一
層高い。従って,上記ブレーキディスク32,アクスル
ハブ33,及びディスクホイール2の中央部における温
度上昇を抑制することができる。
【0053】また,上記ハブナット21が充分に冷却さ
れるため,上記ブレーキディスク32,アクスルハブ3
3から上記ディスクホイール2への伝熱が抑制され,該
ディスクホイール2及びホイールキャップ1の温度上昇
が抑制される。また,従来と同様,図1に示すごとく,
ディスクホイール2の裏側からも空気4は吸入され,ブ
レーキパッド31,ディスクホイール2の貫通穴22を
通り,上記ホイールキャップ1の上記空気排出口19か
ら排出される。そのため,上記ブレーキパッド31の温
度上昇も防ぐことができる。
【0054】更に,上記空気排出口19は,上記のごと
く,上記貫通穴22よりも上記ディスクホイール2の外
周側に配置されている(図1)。そのため,上記貫通穴
を通過した空気4には,ホイールの回転に伴う遠心力が
空気排出口19の方向に働く。そのため,ホイールキャ
ップ1内の空気循環量が増大し,ディスクホイール2等
の冷却効率が一層向上する。
【0055】従って,本例によれば,ディスクホイール
に装着した際,上記ブレーキパッド,ディスクホイール
及びホイールキャップの温度上昇を防ぐことのできるホ
イールキャップを得ることができる。
【0056】実験例1 本例は,図6,図7に示すごとく,ホイールキャップの
空気排出口における最内壁とホイールキャップ中心との
間の排出口距離Cと,上記ディスクホイールに設けた貫
通穴の最外壁とディスクホイール中心との間の貫通穴距
離Kとの関係による,排出される空気の風量の変化を確
認したものである。
【0057】即ち,実施形態例1のホイールキャップ1
を装着したディスクホイール2において,図6(A)に
示すごとく,貫通穴22における上記ディスクホイール
2の外周側半分を閉塞部材229で塞いだもの(試料
1),図6(B)に示すごとく,中心側半分を同様に塞
いだもの(試料2)を用意した。上記試料1,試料2の
ホイールを回転数1000rpmにて回転させ,上記空
気排出口における風量を測定した。その結果を図7に示
す。
【0058】図7より,貫通穴22の外周側半分を塞い
だもの(試料1)の方が,中心側半分を塞いだもの(試
料2)より上記空気排出口19における風量が大きいこ
とが分かる。なお,比較のため,上記試料1及び試料2
においてホイールキャップ1のみをはずした状態である
試料3及び試料4についても,同様な試験を比較のため
行なった。
【0059】この場合には,図7に示すごとく,逆に,
貫通穴22の中心側半分を塞いだもの(試料4)の方
が,外周側半分を塞いだもの(試料3)より上記貫通穴
22における風量は大きい。以上の結果は,ホイールキ
ャップ1をディスクホイール2に装着した場合には,上
記排出口距離Cが上記貫通穴距離Kに対し大きいほど,
上記空気排出口19から排出される空気量が大きいこと
を示している。
【0060】実施形態例2 本例は,図8に示すごとく,上記センタープレート12
を,上記ホイールキャップ1の表面側へ突出配置した例
である。その他は,実施形態例1と同様である。
【0061】本例によっても,上記空気吸入口11から
の空気4の吸入量が多く,ディスクホイール2等の冷却
効率の高いホイールキャップを得ることができる。その
他,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0062】実施形態例3 本例は,図9に示すごとく,空気排出口19を外周に向
けて開口した開口穴としたホイールキャップ1の例であ
る。即ち,上記空気排出口19は,図9(A)に示すご
とく,上記ホイールキャップ1の外周縁に切欠き形状に
形成されている。従って,図9(B)に示すごとく,上
記ホイールキャップ1をディスクホイール2に装着した
ときに,上記切欠き形状の空気排出口19とディスクホ
イール2の端部との間に間隙199が形成される。その
他は,実施形態例1と同様である。
【0063】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記ホイールキャップ1は,最外周に空気排出口19を設
けている。そのため,ホイールキャップ1とディスクホ
イール2の間に吸入された空気は,ホイールキャップ1
の最外周から排出されることとなる。従って,排気性に
優れ,また,上記ディスクホイール2等の全体を効率良
く冷却することができる。
【0064】また,上記空気排出口19がホイールキャ
ップ1の外周縁に形成された切欠き形状であり,貫通穴
形状ではないため,上記ホイールキャップを成形する
際,成形樹脂が外周部において会合することがない。そ
のため,従来のホイールキャップの外周部に発生してい
た筋状異色部を発生することがなく,表面外観性が劣化
するおそれがない。
【0065】また,上記ホイールキャップ1は外周縁が
切欠き形状であるため,上記ディスクホイール2に装着
した状態において,該ディスクホイール2の端部との間
に間隙199が形成される。そのため,上記間隙199
に工具等を挿入することにより,上記ホイールキャップ
1をディスクホイール2から取外す作業が容易である。
【0066】また,上記ホイールキャップ1の空気排出
口19は,切欠き形状であり外周に向かって開口してい
る。そのため,ブレーキパッド粉等が空気と共に空気排
出口19より排出されたとき,上記ブレーキパッド粉等
は,特にホイールキャップ1の意匠面18に付着するこ
となく排出される。従って,汚れの発生しにくいホイー
ルキャップが得られる。
【0067】また,上記ホイールキャップ1は,意匠面
18に開口部を設ける必要がないため,意匠面18は平
板状にすることができる。そのため,上記ホイールキャ
ップ1の清掃作業が容易である。また,cd値にも優れ
ている。以上のごとく,本例によれば,ディスクホイー
ルに装着した際,上記ブレーキパッド,ディスクホイー
ル及びホイールキャップの温度上昇を防ぐことができる
と共に,意匠性に優れたホイールキャップを得ることが
できる。その他,実施形態例1と同様の作用効果を有す
る。
【0068】実施形態例4 本例は,図10に示すごとく,空気排出口19が,上記
ディスクホイールの貫通穴22とディスクホイール中心
20とを結ぶ直線220上に対応する位置に形成されて
いるホイールキャップ1の例である。
【0069】即ち,ホイールキャップ1をディスクホイ
ールに装着して正面から見たとき,上記空気排出口は,
図10の符号19に示すごとく,上記貫通穴22と同位
置に形成されている場合のほかに,符号19Aに示すご
とく,上記貫通穴22よりも外周側に形成されている場
合もある。その他は,実施形態例1と同様である。
【0070】次に本例の作用効果につき説明する。上記
ホイールキャップ1をディスクホイール2に装着した場
合,上記ディスクホイール2の内側から貫通穴22を通
過した空気4は,上記ホイールキャップ1の空気排出口
19から排出される(図1)。このとき,上記空気排出
口19は上記貫通穴22とディスクホイール中心20と
を結ぶ直線上に対応する位置に形成されているため,上
記貫通穴22を通過した空気は,スムーズに上記空気排
出口19から排出される。
【0071】そのため,ホイールキャップ1内の空気の
循環量が増大し,ディスクホイール等の冷却効率が向上
する。従って,本例によれば,ディスクホイールに装着
した際,ディスクホイール等を効率良く冷却することが
できるホイールキャップを得ることができる。その他,
実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0072】実験例2 本例は,図11,図12に示すごとく,ホイールキャッ
プ1の弧状長穴の空気排出口19と上記ディスクホイー
ルの貫通穴22との,ホイールの回転方向(矢印Y)に
おける位置関係を種々に変えて,排出される空気の風量
の変化を測定した例である。
【0073】即ち,図11に示すごとく,上記貫通孔2
2の中心が上記空気排出口19の(A)前方壁191と
同位置,(B)前方壁191と中心との中間位置,
(C)中心と同位置,(D)中心と後方壁192との中
間位置,(E)後方壁192と同位置,(F)後方壁1
92の後方,(G)(F)の更に後方,(H)(G)の
更に後方にある場合について比較した。
【0074】上記8種類のサンプルを,ホイールの回転
数1000rpmにて回転させ,上記空気排出口19に
おける風量を測定した。その結果を,図12に示す。図
12において,(A)〜(H)は,図11における
(A)〜(H)に対応している。
【0075】図12より分かるように,(C)のサンプ
ルが最も風量が大きい。即ち,上記空気排出口19は,
図11(C)に示すごとく,上記貫通穴22とディスク
ホイール中心20とを結ぶ直線上に対応する位置に,そ
の中心がある場合,最も多量の空気排出を行なうことが
できる。
【0076】実施形態例5 本例は,図13(A),(B)に示すごとく,空気排出
口19は,少なくともホイールキャップ1の中心側壁1
93には,ホイールキャップ1の裏面側に突出する排出
口フィン195を有していないホイールキャップ1の例
である。なお,上記排気口フィン195とは,上記空気
排出口19の開口部を囲むようにホイールキャップ1の
裏面に突出した突出板であり,上記空気排出口19にお
ける空気流れをガイドするものである。
【0077】即ち,上記のごとく,ホイールキャップ1
の中心側壁193に上記排出口フィンを設けない例とし
ては,図13(A)に示すごとく,空気排出口19の周
囲には,上記排出口フィンを設けず,上記空気排出口1
9は,ホイールキャップ1の平板状の部分に開口部を設
けただけの形状がある。或いは,図13(B)に示すご
とく,ホイールキャップ1の空気排出口19において,
ホイールキャップ1における中心側壁193以外の3辺
のみに,排出口フィン195を設けたものがある。その
他は,実施形態例1と同様である。
【0078】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記ホイールキャップ1をディスクホイール2に装着した
場合,空気4の流れは,上記ディスクホイール2の遠心
力により該ディスクホイール2の中心側から外周へ向か
う(図1)。このとき,上記空気排出口19におけるホ
イールキャップ1の中心側壁193に上記排気口フィン
195が設けられていないので,上記空気4の流れが妨
害されることなく円滑に空気排出口19へ流れ排出され
る。
【0079】そのため,ホイールキャップ1内の空気循
環量が増大し,ディスクホイール等の冷却効率が向上す
る。以上のごとく,本例によれば,ディスクホイールに
装着した際,ディスクホイール等を効率良く冷却するこ
とができるホイールキャップを得ることができる。その
他,実施形態例1と同様の効果を有する。
【0080】実験例3 本例は,図14,図15に示すごとく,上記実施形態例
5に示した排出口フィン195の配設位置を種々に変え
て,上記空気排出口19から排出される空気の風量の変
化を比較した例である。
【0081】即ち,図14に示すごとく,上記排出口フ
ィン195を空気排出口19の(A)外周側壁194と
後方壁192に設けたもの,(B)中心側壁193以外
の3辺に設けたもの,(C)全く設けないもの,(D)
全周に設けたもの,(E)外周側壁194以外の3辺に
設けたもの,及び(F)後方壁192以外の3辺に設け
たものについて比較した。
【0082】なお,上記の外周側及び中心側とは,上記
空気排出口19の開口部におけるホイールキャップの外
周側及び中心側をいう。また,上記前方及び後方とは,
ホイールの回転方向(図14(A)の矢印Y)に対して
前方,後方であることを意味する。
【0083】評価方法は,上記6種類のサンプルを,実
験例2と同様に,ホイールの回転数1000rpmにて
回転させ,上記空気排出口19における風量を測定し
た。その結果を,図15に示す。図15において,
(A)〜(F)は,図14における(A)〜(F)に対
応している。
【0084】図15より分かるように,(A),
(B),(C)のサンプルは,(D),(E),(F)
のサンプルに比較して風量が大きい。即ち,図14
(A),(B),(C)のように,空気排出口19にお
いてホイールキャップ1の中心側に排出口フィン195
を設けていないものは,図14(D),(E),(F)
のように中心側に排出口フィン195を設けているもの
より空気排出量が多い。更に,中心側壁193に排出口
フィン195を設けていないものの中でも,図14
(A)に示すごとく,外周側壁194と後方壁192に
排出口フィン195を設けているものは,特に空気排出
量が多いことが分かる(図15(A))。
【0085】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,ディス
クホイールに装着した際,上記ブレーキパッド,ディス
クホイール及びホイールキャップの温度上昇を防ぐこと
のできるホイールキャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,ホイールキャップをデ
ィスクホイールに装着した状態の断面図。
【図2】実施形態例1における,ホイールキャップの表
面側の斜視図。
【図3】実施形態例1における,空気吸入口とハブナッ
トとの位置関係の説明図。
【図4】実施形態例1における,ホイールキャップの裏
面側の斜視図。
【図5】図4のA−A矢視断面図。
【図6】実験例1における,(A)試料1に用いるディ
スクホイール,(B)試料2に用いるディスクホイール
の説明図。
【図7】実験例1における,空気排出口における風量の
測定結果を示す線図。
【図8】実施形態例2における,ホイールキャップの斜
視図。
【図9】実施形態例3における,(A)ホイールキャッ
プ,(B)ディスクホイールに取付けた状態のホイール
キャップの斜視図。
【図10】実施形態例4における,ホイールキャップの
空気排出口とディスクホイールの貫通穴との位置関係を
表す説明図。
【図11】実験例2における,空気排出口と貫通穴との
種々の位置関係を表す説明図。
【図12】実験例2における,空気排出口における風量
の測定結果を示す線図。
【図13】実施形態例5における,(A)排出口フィン
を設けないホイールキャップ,(B)排出口フィンを空
気排出口の中心側以外の3辺に設けたホイールキャップ
の一部斜視図。
【図14】実験例3における,種々の位置に排出口フィ
ンを設けた空気排出口の説明図。
【図15】実験例3における,空気排出口における風量
の測定結果を示す線図。
【図16】従来例における,(A)ホイールキャップを
ディスクホイールに装着した状態の断面図,及び(B)
ホイールキャップの平面図。
【符号の説明】
1...ホイールキャップ, 10...ホイールキャップ中心, 11...空気吸入口, 12...センタープレート, 15,16...フィン, 19...空気排出口, 2...ディスクホイール, 20...ディスクホイール中心, 21...ハブナット, 31...ブレーキパッド, 32...ブレーキディスク, 33...アクスルハブ, 4...空気,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−39502(JP,A) 実開 昭63−98801(JP,U) 実開 昭59−162301(JP,U) 実開 昭60−96101(JP,U) 実開 昭63−93201(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 7/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクホイールに着脱可能に装着さ
    れ,外周縁に空気排出口を有するホイールキャップにお
    いて, 該ホイールキャップは空気吸入口を環状に有していると
    共に該空気吸入口よりも中心側にはセンタープレートを
    有しており, 上記空気吸入口における最内壁とホイールキャップ中心
    との間の内側距離Aは,上記ディスクホイールをアクス
    ルハブに固定する固定位置とディスクホイール中心との
    間の固定距離Dよりも小さいことを特徴とするホイール
    キャップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記空気吸入口にお
    ける最外壁とホイールキャップ中心との間の外側距離B
    は,上記固定距離Dよりも小さいことを特徴とするホイ
    ールキャップ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記センター
    プレートは,裏面側へ後退配置されていることを特徴と
    するホイールキャップ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において,上記センター
    プレートは,表面側へ突出配置されていることを特徴と
    するホイールキャップ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記ホイールキャップの裏面には,その中心から外周へ
    向かって放射状に複数のフィンが設けられていることを
    特徴とするホイールキャップ。
  6. 【請求項6】 ディスクホイールに着脱可能に装着さ
    れ,外周縁に空気排出口を有するホイールキャップにお
    いて, 該ホイールキャップの空気排出口は,上記ホイールキャ
    ップの外周縁に切欠き形状に形成されると共に外周に向
    けて開口した開口穴であり, また,上記ホイールキャップは空気吸入口を環状に有し
    ていると共に該空気吸入口よりも中心側にはセンタープ
    レートを有しており, 上記空気吸入口における最内壁とホイールキャップ中心
    との間の内側距離Aは,上記ディスクホイールをアクス
    ルハブに固定する固定位置とディスクホイール中心との
    間の固定距離Dよりも小さい ことを特徴とするホイール
    キャップ。
  7. 【請求項7】 ディスクホイールに着脱可能に装着さ
    れ,外周縁に空気排出口を有するホイールキャップにお
    いて, 該ホイールキャップの空気排出口における最内壁とホイ
    ールキャップ中心との間の排出口距離Cは,上記ディス
    クホイールに設けた貫通穴の最外壁とディスクホイール
    中心との間の貫通穴距離Kよりも大きく, また,上記ホイールキャップは空気吸入口を環状に有し
    ていると共に該空気吸入口よりも中心側にはセンタープ
    レートを有しており, 上記空気吸入口における最内壁とホイールキャップ中心
    との間の内側距離Aは,上記ディスクホイールをアクス
    ルハブに固定する固定位置とディスクホイール中心との
    間の固定距離Dよりも小さい ことを特徴とするホイール
    キャップ。
  8. 【請求項8】 ディスクホイールに着脱可能に装着さ
    れ,外周縁に空気排出口を有するホイールキャップにお
    いて, 該ホイールキャップの空気排出口は,上記ディスクホイ
    ールの貫通穴とディスクホイール中心とを結ぶ直線上に
    対応する位置に形成されており, また,上記ホイールキャップは空気吸入口を環状に有し
    ていると共に該空気吸入口よりも中心側にはセンタープ
    レートを有しており, 上記空気吸入口における最内壁とホイールキャップ中心
    との間の内側距離Aは,上記ディスクホイールをアクス
    ルハブに固定する固定位置とディスクホイール中心との
    間の固定距離Dよりも小さい ことを特徴とするホイール
    キャップ。
  9. 【請求項9】 ディスクホイールに着脱可能に装着さ
    れ,外周縁に空気排出口を有するホイールキャップにお
    いて, 該ホイールキャップの空気排出口は,少なくともホイー
    ルキャップの中心側には,ホイールキャップの裏面側に
    突出する排出口フィンを有しておらず, また,上記ホイールキャップは空気吸入口を環状に有し
    ていると共に該空気吸入口よりも中心側にはセンタープ
    レートを有しており, 上記空気吸入口における最内壁とホイールキャップ中心
    との間の内側距離Aは,上記ディスクホイールをアクス
    ルハブに固定する固定位置とディスクホイール中心との
    間の固定距離Dよりも小さい ことを特徴とするホイール
    キャップ。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれか1項におい
    て,上記空気吸入口における最外壁とホイールキャップ
    中心との間の外側距離Bは,上記固定距離Dよりも小さ
    いことを特徴とするホイールキャップ。
  11. 【請求項11】 請求項6〜10のいずれか1項におい
    て,上記センタープレートは,裏面側へ後退配置されて
    いることを特徴とするホイールキャップ。
  12. 【請求項12】 請求項6〜10のいずれか1項におい
    て,上記センタープレートは,表面側へ突出配置されて
    いることを特徴とするホイールキャップ。
  13. 【請求項13】 請求項6〜12のいずれか一項におい
    て,上記ホイールキャップの裏面には,その中心から外
    周へ向かって放射状に複数のフィンが設けられているこ
    とを特徴とするホイールキャップ。
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