JPH0874900A - ブレーキディスクロータ - Google Patents

ブレーキディスクロータ

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JPH0874900A
JPH0874900A JP6242212A JP24221294A JPH0874900A JP H0874900 A JPH0874900 A JP H0874900A JP 6242212 A JP6242212 A JP 6242212A JP 24221294 A JP24221294 A JP 24221294A JP H0874900 A JPH0874900 A JP H0874900A
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brake disc
disc rotor
side sliding
outer side
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Takashi Shimazu
孝 志満津
Seiro Katagiri
晴郎 片桐
Shigeru Sakamoto
繁 坂本
Hidetoshi Shimizu
英敏 志水
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
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    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D2055/0004Parts or details of disc brakes
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風量および風速を高め、ロータの冷却能力を
高めること。 【構成】 車軸の軸方向に離間して並設されたインナ側
およびアウタ側の摺動板11および12と、摺動板11
および12の間に半径方向に配設された隔壁を構成する
複数のフィン2と、摺動板11および12の間において
半径方向内方および外方に開口した複数の入口開口31
および出口開口32と、摺動板11および12と隣合う
隔壁2とによって形成される通路を構成する複数のベン
チホール4と、前記インナ側の摺動板の内周側の前記ア
ウタ側の摺動板との対向壁面に形成したテーパ部5とか
ら成るブレーキディスクロータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両その他で使用され
るディスクブレーキ装置のブレーキディスクロータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキディスクロータは、軸方
向に離隔したアウタ側およびインナ側の円板状の摺動板
OP、IP間に放射状に複数の隔壁Fを形成し、各隔壁
間に入口開口I、出口開口Oおよび放射状の通路Hを形
成するとともに、図17ないし図20に示すようにアウ
タ側およびインナ側の円板状の摺動板OP、IPの対向
壁面間距離が半径方向において一定のもの、アウタ側の
摺動板OPの対向壁面をテーパ面TOにするもの、アウ
タ側およびインナ側の摺動板OP、IPの対向壁面をテ
ーパ面TO、TIにするもの、アウタ側およびインナ側
の摺動板OP、IPの対向壁面を円弧面CO、CIにす
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図17に示す上記従来
のブレーキディスクロータは、アウタ側およびインナ側
の円板状の摺動板OP、IPの対向壁面間距離が半径方
向において一定であり、しかも前記アウタ側およびイン
ナ側の円板状の摺動板OP、IP間に複数の隔壁Fが放
射状に形成されているので、前記入口開口Iの面積が狭
く流入抵抗が大きいとともに、外周側ほど平均流速が低
下して、熱伝達率が低下するという問題があった。
【0004】図18に示す上記従来のブレーキディスク
ロータは、アウタ側の摺動板OPの対向壁面全体をテー
パ面TOにするので、前記アウタ側の摺動板OPとハブ
Hとの接続部の強度および剛性低下による熱変形の問題
が生ずるとともに、前記アウタ側の摺動板OPの厚みの
差による半径方向の温度分布が増加するという問題があ
るとともに、ロータの設定重量を確保するためにサイズ
アップが必要になるという問題があった。
【0005】図19に示す上記従来のブレーキディスク
ロータは、アウタ側およびインナ側の摺動板OPおよび
IPの対向壁面全体をテーパ面TO、TIにするので、
前記アウタ側の摺動板OPとハブHとの接続部の強度お
よび剛性低下による熱変形の問題が生ずるとともに、前
記アウタ側およびインナ側の摺動板OPおよびIPの厚
みの差による半径方向の温度分布が増加するという問題
があるとともに、ロータの設定重量を確保するためにサ
イズアップが必要になるという問題があった。
【0006】図20に示す上記従来のブレーキディスク
ロータは、アウタ側およびインナ側の摺動板OPおよび
IPの対向壁面全体が円弧面CO、CIであり、しかも
前記アウタ側およびインナ側の円板状の摺動板OP、I
P間に複数の隔壁Fが放射状に形成されているので、外
周側において前記隔壁F間に形成されるベンチホール断
面積が急拡大するために圧力損失が増大し流量が減少す
るという問題があり、前記アウタ側の摺動板OPとハブ
Hとの接続部の強度および剛性低下による熱変形の問題
が生じ、前記アウタ側およびインナ側の摺動板OPおよ
びIPの厚みの差による半径方向の温度分布が増加する
という問題があるとともに、ロータの設定重量を確保す
るためにサイズアップが必要になるという問題があっ
た。
【0007】そこで本発明者らは、インナ側の摺動板の
アウタ側の摺動板に対向する対向壁面に半径方向外方に
いくに従い対向間隔が狭くなるようにテーパ部を形成す
るという本発明の第1の技術思想に着眼するとともに、
テーパ部を前記インナ側の摺動板の内周側の対向壁面に
形成して、前記インナ側の摺動板の外周側の対向壁面と
アウタ側の摺動板の外周側の対向壁面との間の距離が略
一定に形成するという本発明の第2の技術思想に着眼し
た。
【0008】さらに本発明者らは、研究開発を重ねた結
果、入口開口の面積が広く流入抵抗が小さいとともに、
前記アウタ側の摺動板とハブとの接続部の強度および剛
性低下による熱変形の問題を解消するとともに、前記ア
ウタ側の摺動板の厚みの差による半径方向の温度分布の
増加を防止するとともに、ロータの設定重量を確保する
ためのサイズアップを不要にし、外周側において隔壁間
に形成されるベンチホールの断面積の急拡大を防止して
圧力損失の増大および流量の減少を防止するという目的
を達成する本発明に到達した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のブレーキディスクロータは、車軸方向に
離間してインナ側およびアウタ側に並設された一対の円
板状摺動板と、摺動板間に放射状に配設された複数の隔
壁と、複数の隔壁間に放射状に形成された複数の通路
と、複数の通路に連絡して半径方向内方および外方に開
口した複数の入口開口および出口開口と、複数の隔壁に
形成され隔壁を介して隣合う通路を連通させる複数の連
通口と、前記インナ側の摺動板のアウタ側の摺動板に対
向する対向壁面に半径方向外方にいくに従い対向間隔が
狭くなるように形成した傾斜部とから成るものである。
【0010】本発明(請求項2に記載の第2発明)のブ
レーキディスクロータは、第1発明において、前記傾斜
部が、前記インナ側の摺動板の内周側の対向壁面に形成
されたテーパ部によって構成されるとともに、前記イン
ナ側の摺動板の外周側の対向壁面とアウタ側の摺動板の
外周側の対向壁面との間の距離が略一定に形成されたも
のである。
【0011】本発明(請求項3に記載の第3発明)のブ
レーキディスクロータは、第1発明において、前記傾斜
部が、前記インナ側の摺動板の全体に形成されたテーパ
部によって構成されるものである。
【0012】本発明(請求項4に記載の第4発明)のブ
レーキディスクロータは、第2発明に対して、アウタ側
の摺動板の前記インナ側の摺動板に対向する内周側の対
向壁面にテーパ部を形成したものである。
【0013】
【作用】上記構成より成る第1発明のブレーキディスク
ロータは、前記インナ側の摺動板のアウタ側の摺動板に
対向する対向壁面に半径方向外方にいくに従い対向間隔
が狭くなるように傾斜部が形成されているので、大きな
入口開口から流入した流れは、前記放射状に配設された
隣合う隔壁とアウタ側の摺動板および前記傾斜部が形成
されたインナ側の摺動板の対向壁面とで構成される面積
変化の少ないベンチホール内を通過して出口開口より流
出するものである。
【0014】上記構成より成る第2発明のブレーキディ
スクロータは、前記傾斜部が、前記インナ側の摺動板の
内周側の対向壁面に形成されたテーパ部によって構成さ
れているので、大きな入口開口から流入した流れは、前
記放射状に配設された隣合う隔壁とアウタ側の摺動板お
よび前記テーパ部が形成されたインナ側の摺動板の内周
側の対向壁面とで構成される面積変化の少ないベンチホ
ール内および前記アウタ側の摺動板およびインナ側の摺
動板との対向間隔が変化しない外周側のベンチホール内
を通過して出口開口より流出するものである。
【0015】上記構成より成る第3発明のブレーキディ
スクロータは、前記傾斜部が、前記インナ側の摺動板全
体の対向壁面に形成されたテーパ部によって構成されて
いるので、大きな入口開口から流入した流れは、前記放
射状に配設された隣合う隔壁とアウタ側の摺動板および
前記テーパ部が全体に形成されたインナ側の摺動板の対
向壁面とで構成される面積変化の少ないベンチホール内
を通過して出口開口より流出するものである。
【0016】上記構成より成る第4発明のブレーキディ
スクロータは、前記テーパ部が、前記インナ側およびア
ウタ側の摺動板の内周側の対向壁面に形成されているの
で、大きな入口開口から流入した流れは、前記放射状に
配設された隣合う隔壁と前記テーパ部が形成されたアウ
タ側の摺動板およびインナ側の摺動板の内周側の対向壁
面とで構成される面積変化の少ないベンチホール内およ
び前記アウタ側およびインナ側の摺動板の対向間隔が変
化しない外周側のベンチホール内を通過して出口開口よ
り流出するものである。
【0017】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のブレーキデ
ィスクロータは、前記インナ側の摺動板に半径方向外方
にいくに従い対向間隔が狭くなる傾斜部が形成されてい
るので、前記入口開口の面積が広く流入抵抗が小さいた
め、風量を増大して冷却能力を高めるとともに、前記ア
ウタ側の摺動板には傾斜部が形成されていないのでハブ
との接続部の強度および剛性低下による熱変形の問題を
解消するとともに、前記アウタ側の摺動板の厚みの差に
よる半径方向の温度分布の増加を防止するという効果を
奏する。
【0018】上記作用を奏する第2発明のブレーキディ
スクロータは、前記インナ側の摺動板の内周側において
半径方向外方にいくに従い対向間隔が狭くなるようにテ
ーパ部が形成されているので、前記入口開口の面積が広
く流入抵抗が小さいため、風量を増大して冷却能力を高
めるとともに、前記アウタ側の摺動板にはテーパ部が形
成されていないのでハブとの接続部の強度および剛性低
下による熱変形の問題を解消するとともに、前記アウタ
側の摺動板の厚みの差による半径方向の温度分布の増加
を防止するという効果を奏する。
【0019】上記作用を奏する第3発明のブレーキディ
スクロータは、前記インナ側の摺動板の全体において半
径方向外方にいくに従い対向間隔が狭くなるようにテー
パ部が形成されているので、前記入口開口の面積が広く
流入抵抗が小さいため、風量を増大して冷却能力を高め
るとともに、隣合う隔壁が放射状に配設されていてもベ
ンチホールの面積を一様にするので、ベンチホールの断
面積の急拡大を防止して圧力損失の増大および流量の減
少を防止するという効果を奏する。
【0020】上記作用を奏する第4発明のブレーキディ
スクロータは、前記インナ側およびアウタ側の摺動板の
内周側において半径方向外方にいくに従い対向間隔が狭
くなるようにテーパ部が形成されているので、前記入口
開口の面積が広く流入抵抗が小さいため、風量を増大し
て冷却能力を高めるとともに、前記アウタ側およびイン
ナ側の摺動板に形成されるテーパ部における厚さの変化
を小さく出来るので、前記アウタ側およびインナ側の摺
動板の厚みの差による半径方向の温度分布の増加を抑制
するという効果を奏する。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を用いて説
明する。
【0022】(第1実施例)第1実施例のブレーキディ
スクロータは、自動車用のディスクブレーキ装置に適用
したもので、図3および図4に示すように、各ホイール
WHの内側に配設したダストカバーDCの吸入口Sより
吸入した空気をロータのベンチホール内に導入するもの
であり、図1ないし図13を用いて詳細に説明する。
【0023】(第1実施例の構成)第1実施例のブレー
キディスクロータ1は、図1ないし図4に示すように車
軸(図示せず)の軸方向に離間して並設されたインナ側
およびアウタ側の摺動板11および12と、摺動板11
および12の間に半径方向に配設された隔壁を構成する
複数のフィン2と、摺動板11および12の間において
半径方向内方および外方に開口した複数の入口開口31
および出口開口32と、摺動板11および12と隣合う
隔壁2とによって形成される通路を構成する複数のベン
チホール4と、前記インナ側の摺動板の内周側の前記ア
ウタ側の摺動板との対向壁面に形成したテーパ部5とか
ら成る。
【0024】前記アウタ側の摺動板12は、図1および
図2に示すように前記インナ側の摺動板11とともに段
部13を介して前記ホイールの固着部を構成するボス部
14と一体的に形成されている。アウタ側の摺動板12
は、外径275mm、内径165mmであり、半径方向全体
に亘り一様の厚さ10mmに形成されている。
【0025】前記インナ側の摺動板11は、図1および
図2に示すように前記アウタ側の摺動板12に対向して
配設されており、外径275mm、内径165mmであり、
内周側のベンチホール全体の45%の範囲に相当する半
径82.5mmから半径107.5mmの長さ25mmに亘り
半径方向外方に行くに従い直線的に厚さが増加する傾斜
部を構成するテーパ部5が形成されており、前記ベンチ
ホール4の車軸方向の高さを直線的に減少させている。
上記テーパ部5により、テーパ部における極端な断面積
変化による圧力損失の増加を防ぎ、速やかな断面積縮小
により断面平均風速を向上するものである。
【0026】前記隔壁を構成するフィン2は、一定厚さ
で前記アウタ側およびインナ側の摺動板12、11の間
の所定の半径範囲に半径方向に一体成形されている。
【0027】ベンチホール4は、前記インナ側の摺動板
11の厚みが内周側において半径方向外方に行くに従い
直線的に増加して、入口開口31における高さが15mm
で前記テーパ部5の出口および出口開口32における高
さが8mmであり、フィン2が放射状すなわち半径方向に
形成されているので、ベンチホールの内周側の断面積
は、図5に示すように前記テーパ部5の出口で最も狭く
なるが、図5において破線で示すテーパ面が形成されて
いない図17に示す従来に比べて断面積の変化は少なく
なっている。
【0028】すなわち前記入口開口31の開口面積(1
49mm2 )に対する前記テーパ部5の出口における断面
積(115mm2 )との比である断面縮小率は、約77%
に設定されている。第1実施例のサイズのロータにおい
ては、70%強の断面縮小率であれば、入口開口面積相
当の風量を確保することが出来る、それより小さいと流
入損失の増加により十分な風量向上効果が得られない。
【0029】(第1実施例の作用)上記構成より成る第
1実施例のブレーキディスクロータは、図1および図2
に示すように前記インナ側の摺動板11の内周側の対向
壁面にテーパ部5が形成されているので、大きな開口面
積を有する前記入口開口31から流入した流れは、前記
インナ側の摺動板11の内周側端部における剥離を抑制
するとともに、前記放射状に配設された隣合うフィン2
と前記アウタ側の摺動板12および前記テーパ部5が形
成された前記インナ側の摺動板11の内周側の対向壁面
とで構成される面積変化の少ない前記ベンチホール4内
および前記アウタ側の摺動板12およびインナ側の摺動
板11との対向間隔が変化しない外周側のベンチホール
内を通過して前記出口開口32より流出するものであ
る。
【0030】(第1実施例の効果)上記作用を奏する第
1実施例のブレーキディスクロータは、前記インナ側の
摺動板11の内周側において半径方向外方にいくに従い
対向間隔が狭くなるように前記テーパ部5が形成されて
いるので、前記入口開口31の開口面積が広く流入抵抗
が小さいとともに、前記インナ側の摺動板11の内周側
端部における剥離を抑制し、前記ベンチホール4におけ
る断面積の変化が小さいので、風量および平均風速が大
きく、ロータの冷却能力も大きいという効果を奏する。
【0031】すなわち、第1実施例のブレーキディスク
ロータは、前記インナ側の摺動板11の内周側における
剥離を抑制して、流入損失を低減してロータ風量を向上
する。また前記ベンチホール4内の断面積の急拡大を抑
制して、ロータ風量能力の向上を図るとともに、平均風
速を増加することにより、熱伝達率の向上を図る。さら
に摺動部の厚さの不均一さを最小限に抑えて、摺動部内
半径方向温度分布を抑制する。またロータの摺動部との
接続部の強度、剛性低下を最小限に抑え、熱変形を抑制
する。さらに限られたスペース内において必要な重量を
確保し、ベンチホール風量能力向上により冷却能力向上
とロータの小型化の両立を図る。すなわちロータの小型
化により、他のシステム(キャリパ、ホィール等)を含
むバネ下総重量の軽量化を実現する。
【0032】さらに第1実施例のブレーキディスクロー
タは、前記テーパ部5による前記入口開口31の開口面
積の拡大の効果と、テーパ面における断面縮小による前
記ベンチホール内のよどみ領域への流れの注入および主
流拡大による損失低減効果により、テーパ部が形成され
ていない従来のロータに比べて図6に示すように106
%ないし132%風量が向上した。
【0033】また第1実施例のブレーキディスクロータ
は、図7ないし図9に示すように従来のロータに比べて
前記ベンチホール4の前記入口開口31において10%
ないし23%、前記出口開口32では106%ないし1
32%の平均風速が向上するとともに、冷却能力に大き
な影響を持つ前記ベンチホール4全域に対する断面積の
積分平均である平均断面風速では、78%ないし99%
の能力向上を実現した。
【0034】さらに第1実施例のブレーキディスクロー
タは、本第1実施例のロータ形状および上記従来のロー
タ形状について、摺動部を質点系と仮定し、摺動部平均
温度変化の冷却曲線により冷却能力および熱伝達率を算
出するロータ冷却評価試験を実施した結果を示す図10
ないし図13に示すようにロータ熱伝達率およびロータ
熱伝達率比では5%ないし16%、ロータ冷却能力およ
びロータ冷却能力比では、7%ないし18%向上するも
のであり、熱バランスを考慮した場合前記ベンチホール
4内における熱伝達率は約40%ないし60%向上して
いると考えられる。なお、上記計測における温度計測
は、発明者らが独自に開発したブレーキ冷却評価装置を
利用して行った。
【0035】また第1実施例のブレーキディスクロータ
は、前記アウタ側の摺動板12にはテーパ部が形成され
ていないので前記ボス部13との接続部の強度および剛
性低下による熱変形の問題を解消するとともに、前記ア
ウタ側の摺動板12の厚みの差による半径方向の温度分
布の増加を防止するという効果を奏する。
【0036】さらに第1実施例のブレーキディスクロー
タは、前記インナ側の摺動板11の内周側に前記テーパ
部5を形成したので、ロータ総重量を5%ダウンすると
ともに、摺動部重量では6%ダウンするので、重量すな
わち熱容量の減少による温度上昇を最小限にするととも
に、前記インナ側摺動板11の重量変化を小さくし、前
記アウタ側摺動板との重量差および熱容量差を低く抑え
ることにより、摺動部厚さ方向の温度分布を最小限にす
るという効果を奏する。
【0037】冷却能力は放熱面積に比例するので、放熱
面積を増加することが重要であり、第1実施例は、限ら
れた放熱面積の中で前記テーパ部5によって有効に放熱
面積を確保して放熱効率の高い領域を広くとることがで
きるので、冷却能力を高めることができる。
【0038】また、第1実施例のブレーキディスクロー
タ1は、図1に示すように、フィン2をロータの半径方
向に形成し左右対称形に構成したので、自動車の左右輪
のブレーキを同一のロータで構成することができるた
め、設計、製造ラインが単一のものでよく、コストおよ
び管理面で格段に楽になるという効果を奏する。
【0039】(第2実施例)第2実施例のブレーキディ
スクロータは、図14に示すように第1実施例のブレー
キディスクロータ1の前記インナ側の摺動板11の内周
側に形成された前記テーパ部5を前記インナ側の摺動板
11の全体にテーパ部52を形成したものである。
【0040】前記インナ側の摺動板11は、第1実施例
と同様に前記アウタ側の摺動板12に対向して配設され
ており、外径275mm、内径165mmであり、内周側の
ベンチホール全体に相当する半径82.5mmから半径1
07.5mmの長さ25mmに亘り半径方向外方に行くに従
い直線的に厚さが増加するテーパ部52が形成されてお
り、前記ベンチホール4の全体の高さを直線的に減少さ
せている。
【0041】上記構成より成る第2実施例のブレーキデ
ィスクロータは、前記テーパ部52が、前記インナ側の
摺動板11の全体の対向壁面に形成されているので、大
きな前記入口開口31から流入した流れは、前記インナ
側の摺動板11の内周側端部における剥離を抑制すると
ともに、前記半径方向に配設された隣合うフィン2と前
記アウタ側の摺動板12および前記テーパ部52が全体
に形成された前記インナ側の摺動板11の対向壁面とで
構成される面積変化の少ない前記ベンチホール内を通過
して前記出口開口32より流出するものである。
【0042】上記作用を奏する第2実施例のブレーキデ
ィスクロータは、前記インナ側の摺動板11の全体にお
いて半径方向外方にいくに従い対向間隔が狭くなるよう
に前記テーパ部52が形成されているので、前記第1実
施例と同様の効果を奏するとともに、前記インナ側の摺
動板11の内周側端部における剥離を抑制し、隣合うフ
ィン2が半径方向に配設されていても前記ベンチホール
4の半径方向全長における面積をほぼ一様にするので、
前記ベンチホール4の断面積の急拡大を防止して圧力損
失の増大および流量の減少を防止するという効果を奏す
る。
【0043】(第3実施例)第3実施例のブレーキディ
スクロータは、図15に示すように第1実施例のブレー
キディスクロータ1の前記インナ側の摺動板11の内周
側の前記アウタ側の摺動板12との対向壁面に形成した
テーパ部5に対向して、前記アウタ側の摺動板12の内
周側の前記インナ側の摺動板11との対向壁面に形成し
たテーパ部53を付加したものである。
【0044】前記インナ側の摺動板11は、第1実施例
と同様に前記アウタ側の摺動板12に対向して配設され
ており、外径275mm、内径165mmであり、内周側の
ベンチホール全体の45%の範囲に相当する半径82.
5mmから半径107.5mmの長さ25mmに亘り半径方向
外方に行くに従い直線的に厚さが増加するテーパ部5が
形成されており、前記ベンチホール4の高さを直線的に
減少させている。
【0045】前記アウタ側の摺動板12は、図4に示す
ように上記インナ側の摺動板11とともに段部13を介
して前記ホイールWHの固着用の穴を有するボス部14
と一体に形成されている。アウタ側の摺動板12は、外
径275mm、内径165mmであり、前記テーパ部53よ
り半径方向外方においては一様の厚さ10mmに形成され
ている。
【0046】上記構成より成る第3実施例のブレーキデ
ィスクロータは、前記テーパ部5および53が、前記イ
ンナ側およびアウタ側の摺動板11、12の内周側の対
向壁面に形成されているので、大きな入口開口31から
流入した流れは、前記半径方向に配設された隣合うフィ
ン2と前記テーパ部5、53が形成されたアウタ側の摺
動板12およびインナ側の摺動板11の内周側の対向壁
面とで構成される面積変化の少ない前記ベンチホール4
内および前記アウタ側およびインナ側の摺動板12、1
1の対向間隔が変化しない外周側のベンチホール4内を
通過して前記出口開口32より流出するものである。
【0047】上記作用を奏する第3実施例のブレーキデ
ィスクロータは、前記インナ側およびアウタ側の摺動板
11、12の内周側において半径方向外方にいくに従い
対向間隔が狭くなるようにテーパ部5、53が形成され
ているので、前記第1実施例と同様の効果を奏するとと
もに、前記アウタ側およびインナ側の摺動板12、11
に形成されるテーパ部53、5における厚さの変化を小
さく出来るので、前記アウタ側およびインナ側の摺動板
12、11の厚みの差による半径方向の温度分布の増加
を抑制するという効果を奏する。
【0048】さらに、第1実施例および第3実施例のよ
うにアウタ側およびインナ側の摺動板12、11の内周
側の対向面にテーパ部を形成する場合は、前記テーパ部
の長さは、アウタ側およびインナ側の摺動板12、11
の長さの80%以内にするのが風速向上の観点より望ま
しい。
【0049】また前記ベンチホール4の最小断面積(テ
ーパ部出口面積)は、前記入口開口31の開口面積の5
0%以上にするのが、風量向上の観点より望ましい。
【0050】さらに、前記アウタ側およびインナ側の摺
動板12、11の内径と半径方向の全長との比は、ベン
チホール4の断面積拡大を防ぎ、断面平均風速を向上す
る観点より、可能な限り小さいのが望ましい。しかし、
極端に小さくなると前記ベンチホール4の入口開口での
断面変化が大きく、圧力損失の増加により入口断面相当
の風量性能を得ることが困難になるとともに、入口断面
積と最小断面積の関係から開口面積を大きくとることが
出来ないため風量向上効果が得にくくなる。
【0051】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲の記載から当業者が認識することが
できる本発明の技術思想に反しない限り変更および付加
が可能である。
【0052】上述の実施例では傾斜部を直線的なテーパ
部によって構成する例について一例として説明したが、
本発明の傾斜部はそれに限定するものでは無く、例えば
図16に示すように多段テーパ部(a)、カーブ形状
(b)内周面もカーブ形状(c)、その他のものが必要
に応じて採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブレーキディスクロータ
を示す欠截斜視図およびベンチホール内の流速分布を示
す説明図である。
【図2】第1実施例のブレーキディスクロータの要部を
示す縦断面図である。
【図3】第1実施例のブレーキディスクロータが車両に
搭載された状態を示す一部欠截斜視図である。
【図4】第1実施例のブレーキディスクロータがホイー
ルに取り付けられた状態を示す断面図である。
【図5】第1実施例のベンチホール内の断面積の変化を
示す線図である。
【図6】第1実施例の風量性能を示す線図である。
【図7】第1実施例の入口、出口断面平均風速を示す線
図である。
【図8】第1実施例の250、500、750rpmに
おける断面平均風速を示す線図である。
【図9】第1実施例の1000、1250、1500r
pmにおける断面平均風速を示す線図である。
【図10】第1実施例のロータ冷却能力を示す線図であ
る。
【図11】第1実施例のロータ冷却能力比を示す線図で
ある。
【図12】第1実施例のロータ熱伝達率を示す線図であ
る。
【図13】第1実施例のロータ熱伝達率比を示す線図で
ある。
【図14】第2実施例のブレーキディスクロータの要部
を示す縦断面図である。
【図15】第3実施例のブレーキディスクロータの要部
を示す縦断面図である。
【図16】テーパ部の変形例を示す縦断面図である。
【図17】従来の第1のブレーキディスクロータの要部
を示す縦断面図である。
【図18】従来の第2のブレーキディスクロータの要部
を示す縦断面図である。
【図19】従来の第3のブレーキディスクロータの要部
を示す縦断面図である。
【図20】従来の第4のブレーキディスクロータの要部
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ブレーキディスクロータ 2 フィン 4 ベンチホール 5 テーパ部 11 インナ側摺動板 12 アウタ側摺動板 31 入口開口 32 出口開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 晴郎 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 坂本 繁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 志水 英敏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸方向に離間してインナ側およびアウ
    タ側に並設された一対の円板状摺動板と、 摺動板間に放射状に配設された複数の隔壁と、 複数の隔壁間に放射状に形成された複数の通路と、 複数の通路に連絡して半径方向内方および外方に開口し
    た複数の入口開口および出口開口と、 複数の隔壁に形成され隔壁を介して隣合う通路を連通さ
    せる複数の連通口と、 前記インナ側の摺動板のアウタ側の摺動板に対向する対
    向壁面に半径方向外方にいくに従い対向間隔が狭くなる
    ように形成した傾斜部とから成ることを特徴とするブレ
    ーキディスクロータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記傾斜部が、前記インナ側の摺動板の内周側の対向壁
    面に形成されたテーパ部によって構成されるとともに、
    前記インナ側の摺動板の外周側の対向壁面とアウタ側の
    摺動板の外周側の対向壁面との間の距離が略一定に形成
    されたことを特徴とするブレーキディスクロータ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記傾斜部が、前記インナ側の摺動板の全体に形成され
    たテーパ部によって構成されることを特徴とするブレー
    キディスクロータ。
  4. 【請求項4】 請求項2に対して、 アウタ側の摺動板の前記インナ側の摺動板に対向する内
    周側の対向壁面にテーパ部を形成したことを特徴とする
    ブレーキディスクロータ。
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