JP3351204B2 - 光学的情報再生装置 - Google Patents

光学的情報再生装置

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JP3351204B2
JP3351204B2 JP28478595A JP28478595A JP3351204B2 JP 3351204 B2 JP3351204 B2 JP 3351204B2 JP 28478595 A JP28478595 A JP 28478595A JP 28478595 A JP28478595 A JP 28478595A JP 3351204 B2 JP3351204 B2 JP 3351204B2
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彰 松原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミニディスクプレ
ーヤー(MD)、CDプレーヤー等の光ディスクに記録
された情報を再生する、光学的情報再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの情報を再生する光学的情報
再生装置は、光ディスクのばらつきや、光学ヘッドのば
らつき、あるいは環境変化を吸収するために、光ディス
ク挿入時に、ゲインやオフセットを調整する自動調整装
置が導入されつつある。
【0003】このような光学的情報再生装置の例として
は、例えば特開平5−151589号公報に開示されて
いる。
【0004】同公報によれば、フォーカス検出回路の加
算バランスを調整し、環境変化等によるデフォーカス劣
化を補正している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自動的に調整
を行う場合に、調整設定値を決定するまでに、有限の時
間がかかるために、調整を始めて、終わるまでの間に、
光学ヘッドの再生する、光ディスク上の位置が移動して
しまう。
【0006】それにともなって、調整開始時に無かっ
た、光ディスクの異常が調整の最中に発生し、調整設定
値が異常に設定されてしまうことがあり、十分にオフセ
ットやゲインの誤差を抑えられなくなり、場合によって
は、フォーカス飛びやトラック外れを起こしてしまう。
【0007】本発明は、かかる上記課題を解決し、調整
中に光ディスクの異常が発生しても的確に調整を行え
る、安定した光学的情報再生装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の光学的情報再生装置は、光ディスクの異常
状態を検出すると、異常検出信号を出力する異常検出手
段と、異常検出信号に基づいて、調整を中断するコント
ローラとを備える構成としたものである。
【0009】これにより、光ヘッドから出力される信号
の振幅やオフセット、バランス等を調整している最中
に、光ディスクの異常が発生しても的確に調整を行う事
のできる光学的情報再生装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る光学的情報再生装置を図面を用いて説明する。
【0011】
【0012】
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における光学的情報再生装置のブロック図である。
【0014】図1において、1は光ディスクとしてのミ
ニディスクであり、スピンドルモータ2により回転して
いる。3はミニディスク1に記録、またはミニディスク
1の信号を再生する光学ヘッドである。
【0015】光学ヘッド3から出力される信号として
は、ミニディスク1へフォーカシングするためのフォー
カス制御信号を生成するための信号、トラッキングを行
うためのトラッキング制御信号を生成するための信号、
及び、音楽等の情報を再生するRF信号、アドレスの情
報を再生するADIP信号、ミニディスク1の反射率に
対応した光量を示す光量信号の各情報信号がある。
【0016】ここで、ADIP(ADDRESS IN PREGROO
VE)とは、スピンドルモータ2の制御及び、アドレス情
報に用いる情報を連続溝を蛇行させたウォブルトラック
に記録したものである。
【0017】光学的情報再生装置は、光学ヘッド3から
出力される、フォーカス制御信号や、トラッキング制御
信号、RF信号、ADIP信号、光量信号の振幅やオフ
セットを、可変アンプを用いて、ゲイン、オフセット、
差動バランス等をコントロールすることにより、所定の
振幅にしたり、最適なオフセット量に調整している。
【0018】図1では、可変アンプとして、差動バラン
スを可変することにより信号にオフセットを印加するこ
とのできる、可変バランスアンプ4、および、ゲインを
可変することにより、信号の振幅を変えることのできる
可変ゲインアンプ5を用いて信号の調整を行っている。
【0019】7はコントローラであり、調整する信号そ
のものの振幅や、信号のバランス、あるいは、調整する
信号以外の信号の振幅等を例えばA/D変換器で検出
し、振幅等を計測しながら、所定のオフセット、振幅と
なるように、可変バランスアンプ4の差動比率、可変ゲ
インアンプ5のゲイン等を制御し、信号の振幅、オフセ
ット、バランスを調整するものである。
【0020】調整する第1の信号としては、フォーカス
制御信号、トラッキング制御信号、RF信号、ADIP
信号、光量信号があり、調整するための可変バランスア
ンプ4や、可変ゲインアンプ5はそれぞれ独立に構成さ
れるのであるが、本実施の形態では、図の複雑化を避け
るために、1対の可変バランスアンプ4、可変ゲインア
ンプ5で説明し、調整する第1の信号、コントローラ7
の検出する第3の信号の呼称を変えて説明する。従っ
て、調整する信号名が違うと、可変バランスアンプ4、
可変ゲインアンプ5は、それぞれ別ものとなる。
【0021】また、調整されたフォーカス制御信号、ト
ラッキング制御信号は、サーボ回路6を介して光学ヘッ
ド3に帰還され、フォーカス制御、トラッキング制御を
行うこととなる。
【0022】調整の際に、コントローラ7は、光学ヘッ
ド3からの出力信号を検出しながら、信号の調整を行う
訳であるが、コントローラ7の検出する信号は、調整す
る第1の信号そのものとは限らず、時には、別の第3の
信号である場合がある。
【0023】図2は、調整手順フローの一例を示すフロ
ー図であり、調整手順、調整する第1の信号、調整する
ために、コントローラ7が検出する信号を示している。
【0024】図2によれば、先ず、コントローラ7は、
フォーカス制御信号を検出しながら、フォーカス制御信
号の振幅が一定振幅になるように、可変ゲインアンプ5
のゲインを可変して、調整する。
【0025】その後に、フォーカス制御を開始し、ミニ
ディスクの焦点を合わす制御を行う。
【0026】次にコントローラ7は光量信号のレベルを
検出し、そのレベルが所定値になるように、可変ゲイン
アンプ5のゲインを可変する。
【0027】次に、トラッキング制御信号の振幅を検出
し、その振幅が所定値になるように、可変ゲインアンプ
5のゲインを可変する。
【0028】続いてコントローラ7は、トラッキング制
御信号の信号のバランスを検出しながら、可変バランス
アンプ4の差動バランスを可変することにより、オフセ
ットを印加し、トラッキングのオフセットを調整する。
【0029】その後に、トラッキング制御を開始するこ
とにより、ミニディスク1のトラックに書かれた情報を
再生することができることとなる。
【0030】再生信号の品質を向上させるために、さら
に、ADIP信号の振幅をコントローラ7で検出し、可
変ゲインアンプ5のゲインを可変することにより、AD
IP信号の振幅を所定振幅に調整する。
【0031】次に、RF信号の振幅をコントローラ7で
検出し、可変ゲインアンプ5のゲインを可変することに
より、RF信号の振幅を所定振幅に調整する。
【0032】さらに、コントローラ7は、RF信号の振
幅を検出しながら、その振幅が最大になるように、フォ
ーカス制御信号のオフセットを可変バランスアンプ4の
差動バランスを可変することにより調整している。
【0033】以上のように、各信号の調整を各信号に対
応した可変バランスアンプ4、可変ゲインアンプ5によ
り調整したのち、ミニディスク1の再生を開始する。
【0034】以上のような、信号の振幅等をコントロー
ラ7で検出しながら、信号の調整を行うことを自動調整
と呼ぶ。
【0035】この自動調整により、ミニディスク1や光
学ヘッド3のばらつきに相当する振幅ばらつきを抑え、
最適な振幅に自動的に調整することができる。
【0036】再び図1に戻って、10は、傷検出手段で
あり、ミニディスク1の傷を異常として検出するもので
あり、光学ヘッド3の出力する第2の信号として、光量
信号を用い、そのレベルの変化を検出し、傷検出信号を
出力するものである。
【0037】図3は傷検出手段10の動作を示す動作説
明図である。ミニディスク1に傷がある場合、光学ヘッ
ド3が受光するミニディスク1からの反射光量は、傷の
あるところで減少する。従って、光学ヘッド3の出力す
る光量信号は、図3に示すように、傷のあるところで、
急に減少してしまう。このような場所では、図3に示す
ように、例えばコントローラ7が調整する第1の信号と
してのトラッキング制御信号の振幅も急激に落ちてしま
う。
【0038】このように傷のある場所で自動調整を行う
と、振幅の小さい第1の信号をもとに調整してしまうの
で、可変バランスアンプ4や可変ゲインアンプ5の設定
値が異常に大きくなったり、異常に小さくなったりして
しまう。
【0039】そこで、本実施の形態1における光学的情
報再生装置では、コントローラ7は傷検出手段10が傷
を検出し、傷検出信号が出力された時には、調整を中断
し、例えば再びミニディスク1が回転し、傷のない場所
に回転移動し、傷検出信号が出なくなった時に調整を再
開する。
【0040】このように、傷検出手段10により、ミニ
ディスク1の傷を検出しながら、自動調整を行い、傷検
出信号が出力されると調整を中断し、再び傷検出信号が
出なくなった時に調整を再開することにより、自動調整
の設定値が異常に設定されることを防ぐことができ、オ
フセットやゲインの誤差を抑圧する設定値に確実に自動
調整することができ、フォーカス飛びやトラック外れを
防ぐことができる。
【0041】また、さらに、傷を通過すると、調整を再
開するために、今までの調整結果を使うことができるの
で、再調整の時間が必要とならず、調整時間を短縮する
ことができる。
【0042】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2における光学的情報再生装置を示す構成図である。
実施の形態1と異なる点は、第2の信号としてのRF信
号から、ミニディスク1に情報が記録されていないこと
を検出する、無記録検出手段11を備え、コントローラ
7は、RF信号振幅調整、および、フォーカス制御信号
オフセット調整の最中に、無記録検出手段11が信号を
出力すると、自動調整を中断する構成としている点であ
る。
【0043】無記録検出手段11はRF信号の振幅を検
出して、調整中にRF信号振幅が減少した時に、無記録
検出信号を出力するものである。
【0044】ミニディスク1は、音楽等の情報をユーザ
ーが記録するものであるので、情報が記録されていない
場合が考えられる。
【0045】また、順次記録してゆくものなので、途中
で記録情報が無くなってしまうことが考えられる。さら
に、ミニディスク1は間欠記録方式を取っているため、
情報が途切れてしまう場合もあり、さらに情報のつなぎ
目である、いわゆるリンクでは、必ず記録情報が途切れ
てしまう。
【0046】このように、自動調整中に、記録情報がな
くなってしまう異常が起こると、RF信号の振幅が急落
し、RF信号の振幅を測定しながら自動調整を行ってい
ると、コントローラ7は振幅の無くなったRF信号をも
とに調整してしまうので、例えば可変バランスアンプ4
の設定値を、異常に大きな値や異常に小さい値に調整し
てしまうことになる。
【0047】本実施の形態2における光学的情報再生装
置では、コントローラ7は無記録検出手段11がミニデ
ィスク1に情報が記録されていないことを検出し、無記
録検出信号が出力された時に、調整を中断し、無記録検
出信号が出力されていない場合にのみ、調整を行う。
【0048】また、記録情報が途中で途切れる場合や、
リンクでは、無記録検出信号を検出した場合には調整を
中断し、ミニディスク1中の記録情報のある場所に光学
ヘッド3が移動し、記録情報が再び現れて、無記録検出
信号が出力されなくなった時に、調整を再開する。
【0049】このように、無記録検出手段11により、
ミニディスク1の記録情報の有無を検出しながら、自動
調整を行い、無記録検出信号が出力されると調整を中断
することにより、記録情報が無くなる場合でも自動調整
の設定値が異常に設定されることを防ぐことができ、オ
フセットやゲインの誤差を抑圧する設定値に確実に自動
調整することができ、フォーカス飛びやトラック外れを
防ぐことができる。
【0050】また、さらに、リンク領域での無記録検出
信号を検出した場合にはリンク領域を過ぎた後に、調整
を再開するために、今までの調整結果を使うことができ
るので、再調整の時間が必要とならず、調整時間を短縮
することができる。
【0051】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3における光学的情報再生装置を示す構成図である。
【0052】実施の形態1、または2と異なる点は、第
2の信号としてのRF信号から、領域外検出手段12を
介して、ミニディスク1のリードイン領域とプログラム
領域を判定し、コントローラ7は、すべての自動調整中
に、領域外検出手段12が信号を出力すると、自動調整
を中断する構成としている点である。
【0053】ミニディスクなどの記録可能な光ディスク
には、あらかじめディスク内に情報の記録されたリード
イン領域と、ユーザーが記録を行う、プログラム領域と
がある。
【0054】領域外検出手段12はRF信号の振幅を検
出して、ミニディスク1のリードイン領域、プログラム
領域かを検出判定するものであり、リードイン領域から
プログラム領域へ移動した場合、または、プログラム領
域からリードイン領域へ移動した場合に領域外検出信号
を出力するものである。
【0055】ミニディスク1は、あらかじめディスク製
造時に記録されるリードイン領域と、ユーザーが音楽等
の情報を記録する領域のプログラム領域とで構成されて
いる。
【0056】図6に部分斜視図を示すように、リードイ
ン領域は、CDと同じようなピットで情報が記録されて
おり、図7に部分斜視図を示すように、プログラム領域
は、連続的な溝が刻まれており、その中に光磁気記録し
てゆくものである。
【0057】リードイン領域で自動調整を行っている際
に、誤ってプログラム領域に突入してしまう場合があ
る。
【0058】図8はリードイン領域でトラッキング制御
信号の振幅を調整中の動作を示す説明図である。
【0059】リードイン領域とプログラム領域では、溝
の形状が異なるため、トラッキング制御信号の振幅は、
図8のように変化する。このように、リードイン領域で
自動調整を行っている最中に、プログラム領域に突入し
てしまうと、トラッキング制御信号の振幅が急変してし
まい、トラッキング制御信号の振幅が異常に調整されて
しまう。
【0060】リードイン領域とプログラム領域では、情
報の記録方式が異なるため、RF信号の再生方式が異な
る。従って、リードイン領域を再生中にプログラム領域
に突入した場合には、RF信号が検出されなくなり、R
F信号の振幅が急落する。このことを利用して本実施例
における光学的情報再生装置では、領域外検出手段12
により、RF信号の振幅を検出することにより、プログ
ラム領域に突入したかどうかを判定し、RF信号が急落
した時に、領域外検出信号を出力する。
【0061】図9はプログラム領域でトラッキング制御
信号の振幅を調整中の動作を示す説明図である。
【0062】トラッキング制御信号の振幅は、やはり、
図9のように変化する。このように、プログラム領域で
自動調整を行っている最中に、リードイン領域に突入し
てしまうと、トラッキング制御信号の振幅が急変してし
まい、トラッキング制御信号の振幅が異常に調整されて
しまう。
【0063】ここでもプログラム領域の再生方式でRF
信号を検出していると、リードイン領域に突入してしま
った場合、RF信号振幅が急落する。このことを利用し
て、RF信号振幅を領域外検出手段12により検出する
ことにより、リードイン領域に突入したかどうかを判定
し、RF信号が急落した時に、領域外検出信号を出力す
る。
【0064】コントローラ7は領域外検出手段12の出
力する、領域外検出信号が出力された時には調整を中断
し、例えば再びミニディスク1が回転して以前の調整中
の領域に戻るか、また例えば、光学ヘッド3を今までの
調整中の領域を再生する位置まで、ミニディスク1の半
径方向に移動して、領域外検出信号が再び出力されなく
なったところで調整を再開する。
【0065】このように、領域外検出手段12により、
ミニディスク1の領域を検出しながら、自動調整を行
い、領域外検出信号が出力されると調整を中断し、再び
領域外検出信号が出なくなった時に調整を再開すること
により、自動調整の設定値が異常に設定されることを防
ぐことができ、領域の境目で調整を開始した場合でも、
オフセットやゲインの誤差を抑圧する設定値に確実に自
動調整することができ、フォーカス飛びやトラック外れ
を防ぐことができる。
【0066】また、さらに、領域移動して再び領域外検
出信号が出なくなると、調整を再開するために、今まで
の調整結果を使うことができるので、再調整の時間が必
要とならず、調整時間を短縮することができる。
【0067】(実施の形態4)図10は本発明の実施の
形態4における光学的情報再生装置を示す構成図であ
る。実施の形態1,2、及び3と異なる点は、第2の信
号としてのADIP信号から、ADIP信号振幅又は、
アドレスの異常を検出するADIP異常検出手段13を
備え、コントローラ7は、フォーカス制御信号オフセッ
ト調整の際に、ADIP異常検出手段13が信号を出力
すると、自動調整を中断する構成としている点である。
【0068】ミニディスク1のプログラム領域には、前
述のとおり、スピンドルモータ2の制御及び、アドレス
情報に用いる情報を連続溝を蛇行させることによって記
録したウォブルトラックに情報が記録されており、これ
をADIPと呼ぶ。しかしながら、このADIPはフォ
ーカスオフセットやトラッキングオフセットを加えて再
生する時の信号の劣化が激しい。
【0069】したがって、RF信号の最良な、例えばR
F信号の振幅の最大点でも、ADIP信号の振幅やエラ
ーが悪い場合があり、RF信号の振幅最大点を狙って、
可変バランスアンプ4の差動比率を変えて、制御信号の
オフセットを調整している最中にADIP信号の振幅、
エラーレートの異常が発生する場合がある。
【0070】図11はプログラム領域で制御信号のオフ
セットを可変バランスアンプ4の差動比率を変えること
によって調整している最中のADIP信号振幅及びエラ
ーの説明図であり、オフセットとADIP信号の振幅、
エラーの関係を示している。
【0071】制御信号のオフセットを調整するために、
可変バランスアンプ4の設定値を動かすと、ADIPの
信号振幅が調整中のオフセットとともに小さくなり、ま
たエラーも増大する。
【0072】ADIP信号はスピンドルモータ2の回転
制御にも用いているために、制御信号の自動調整中にA
DIP信号振幅が劣化したり、エラーが増大すると、ス
ピンドルモータ2が暴走してしまい、これ以上調整を続
行できなくなるという異常が発生してしまう。
【0073】本実施の形態4における光学的情報再生装
置では、ADIP信号の振幅、またはエラーをADIP
異常検出手段13で検出して、ミニディスク1のADI
Pの振幅が異常に低くなるまたは、エラーが異常に多く
なった時に、ADIP異常検出信号を出力し、コントロ
ーラ7はADIP異常検出信号が出力された時には、調
整を中断し、可変バランスアンプ4の調整値をもとに戻
し、ADIP異常信号が検出されない調整値の範囲内で
RF信号の最良点を探し再び調整を行う。
【0074】このように、ADIP異常検出手段13に
より、ADIPの異常を検出しながら、自動調整を行
い、ADIP異常検出信号が出力されると調整を中断
し、調整値を戻して、ADIP異常検出信号が出力され
ない範囲で調整を行うことにより、自動調整の設定値が
異常に設定されることを防ぐことができ、ADIP信号
のデフォーカスやオフトラックの劣化が激しい場合で
も、オフセットやゲインの誤差を抑圧する設定値に確実
に自動調整することができ、スピンドルモータ2の暴走
やフォーカス飛びやトラック外れを防ぐことができる。
【0075】また、さらに、可変バランスアンプ4の調
整値を戻して再び調整を再開するために、今までの調整
結果を使うことができるので、再調整の時間が必要とな
らず、調整時間を短縮することができる。
【0076】なお、各実施の形態において、異常検出手
段は、コントローラの前段においているが、コントロー
ラ内部で演算等で生成しても構わない。
【0077】また、光学的なオフセットを抑圧するため
に、可変バランスアンプ4を用いたが、回路的なオフセ
ット注入アンプを用いても同等の効果が得られる。
【0078】また、各実施の形態1〜4の内、単独で実
施してもそれぞれの固有の効果を得ることができるが、
それぞれ組み合わせて用いてもよく、その場合、多重の
効果を上げることができる。
【0079】
【発明の効果】このように、傷検出手段等の異常検出手
段によって光ディスクの異常または調整値の異常を検出
し、異常が検出された場合には自動調整を中断すること
により、自動調整の設定値が異常に設定されることを防
ぐことができ、信号のオフセットやゲインの誤差を抑圧
する設定値に確実に自動調整することができ、スピンド
ルモータの暴走やフォーカス飛びやトラック外れを防ぐ
ことができる。
【0080】また、さらに、異常検出信号が再び出力さ
れなくなったところで調整を再開するために、今までの
調整結果を使うことができるので、再調整の時間が必要
とならず、調整時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による光学的情報再生装
置の構成を示すブロック図
【図2】同光学的情報再生装置の動作を示すフロー図
【図3】同光学的情報再生装置の動作を説明する説明図
【図4】本発明の実施の形態2による光学的情報再生装
置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3による光学的情報再生装
置の構成を示すブロック図
【図6】ミニディスクのリードイン領域の部分斜視図
【図7】ミニディスクのプログラム領域の部分斜視図
【図8】同光学的情報再生装置の動作を説明する説明図
【図9】同光学的情報再生装置の動作を説明する説明図
【図10】本発明の実施の形態4による光学的情報再生
装置の構成を示すブロック図
【図11】同光学的情報再生装置の動作を説明する説明
【符号の説明】
1 ミニディスク 2 スピンドルモータ 3 光学ヘッド 4 可変バランスアンプ 5 可変ゲインアンプ 6 サーボ回路 7 コントローラ 10 傷検出手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−329486(JP,A) 特開 平8−287494(JP,A) 特開 昭62−33375(JP,A) 特開 平5−4317(JP,A) 特開 平7−201059(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの信号を再生する光学ヘッド
    と、 前記光学ヘッドから出力される第1の信号のオフセット
    または振幅を調整する可変アンプと、 前記光学ヘッドから出力される第2の信号から前記光デ
    ィスクに情報が記録されていない、無記録状態を検出
    し、前記無記録状態を検出した場合に、無記録検出信号
    を出力する無記録検出手段と、 前記可変アンプを介した第1の信号、又は、前記光学ヘ
    ッドから出力される第3の信号を測定しながら、前記可
    変アンプの調整を行い、前記無記録検出手段の出力する
    前記無記録検出信号により、前記可変アンプの調整を中
    断するコントローラとを備えた光学的情報再生装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクの信号を再生する光学ヘッド
    と、 前記光学ヘッドから出力される第1の信号のオフセット
    または振幅を調整する可変アンプと、 前記光学ヘッドから出力される第2の信号から前記光デ
    ィスクの領域を検出し、前記光学ヘッドが前記領域外で
    あることを検出した場合に、領域外検出信号を出力する
    領域外検出手段と、 前記可変アンプを介した第1の信号、又は、前記光学ヘ
    ッドから出力される第3の信号を測定しながら、前記可
    変アンプの調整を行い、前記領域外検出手段の出力する
    前記領域外検出信号により、前記可変アンプの調整を中
    断するコントローラとを備えた光学的情報再生装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクの信号を再生する光学ヘッド
    と、 前記光学ヘッドから出力される第1の信号のオフセット
    または振幅を調整する可変アンプと、 前記光学ヘッドから出力される第2の信号から前記光デ
    ィスクのアドレス信号の異常を検出し、前記アドレス信
    号の異常を検出した場合に、アドレス異常検出信号を出
    力するアドレス異常検出手段と、 前記可変アンプを介した第1の信号、又は、前記光学ヘ
    ッドから出力される第3の信号を測定しながら、前記可
    変アンプの調整を行い、前記アドレス異常検出手段の出
    力する前記アドレス異常検出信号により、前記可変アン
    プの調整を中断するコントローラとを備えた光学的情報
    再生装置。
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