JP3351154B2 - ピックアップ装置の送り機構および光ディスク装置 - Google Patents

ピックアップ装置の送り機構および光ディスク装置

Info

Publication number
JP3351154B2
JP3351154B2 JP01949195A JP1949195A JP3351154B2 JP 3351154 B2 JP3351154 B2 JP 3351154B2 JP 01949195 A JP01949195 A JP 01949195A JP 1949195 A JP1949195 A JP 1949195A JP 3351154 B2 JP3351154 B2 JP 3351154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead screw
rotation
optical
optical disc
pickup device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01949195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08212726A (ja
Inventor
篤 船切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP01949195A priority Critical patent/JP3351154B2/ja
Publication of JPH08212726A publication Critical patent/JPH08212726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3351154B2 publication Critical patent/JP3351154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミニディスク記録再
生装置(ディスク装置)に装備された光学ピックアップ
手段などに適用して好適なピックアップ装置の送り機構
およびこれを使用したディスク装置に関し、特にリード
スクリューの微小回転を抑制してピックアップ手段への
衝撃を回避できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ミニディスク(MD)の記録再生装置な
どのディスク装置に装備された光学ピックアップ装置
は、通常リードスクリューを使用した送り機構が採用さ
れている。図4はその一例を示す従来例である。
【0003】図4において、光ディスク1には円盤状の
薄いプラスチック基板の上に凹凸のピット列などの形態
でミクロンオーダの信号が記録されている。場合によっ
ては外部よりの信号をこの光ディスク1に記録できるよ
うになっている。記録トラック(ピット列)はディスク
内周からディスク外周に向かって螺旋状に形成されてい
る。
【0004】そのため、信号の記録再生用として使用さ
れるピックアップ装置(光学ピックアップ装置)2に
は、これを構成する筐体4の内部に光学ピックアップ手
段3が配される。光学ピックアップ手段3には光源とし
てのレーザダイオードや光学系が内蔵されているが(図
示はしない)、図ではそのうち対物レンズ3Aのみ示
す。記録再生を行なうためのレーザ光は光ディスク1に
照射される。
【0005】光学ピックアップ手段3は光ディスク1に
対してその半径方向に移動してトラックを螺旋状にトレ
ースする必要があるため、光学ピックアップ手段3は送
り機構5に連結される。
【0006】送り機構5は図のように駆動モータ、この
例ではステッピングモータ6が使用され、これが筐体4
に対して直角な方向に配されると共に、モータ回転軸に
リードスクリュー7が取り付けられる。このリードスク
リュー7に対して筐体4に取り付け固定されたスクリュ
ーガイド8が歯合される。
【0007】ステッピングモータ6を励磁すればリード
スクリュー7が回転するから、これによって光学ピック
アップ手段3は一対のガイド9a,9bに沿って矢印B
方向に進退する。矢印B方向は光ディスク1の中心軸方
向である。アクセすべき位置が離れているときは光学
ピックアップ手段3を移動させてトラッキングをとり、
短い距離の移動のときには、つまり対物レンズ3Aの動
作範囲内(視野範囲内)であるときには対物レンズ3A
を矢印A方向に動かしてトラッキングをとるようにして
いる。
【0008】記録トラックは螺旋状(スパイラル)にな
っているため、光ディスク1に対して連続的若しくは間
欠的に信号を記録・再生するには、ステッピングモータ
6を駆動しながらレーザ光を徐々に光ディスク1の外周
側に移動させることが必要である。したがって、そのよ
うなトラッキングが行えるようにステッピングモータ6
が連続的若しくは間欠的に駆動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対物レンズ
3Aから出射するレーザ光はさまざまな要因によってぶ
れるので照射点のずれが発生する。この光振れのため所
定の記録トラックからレーザ光がずれる、いわゆるオフ
トラックが発生する。そのずれ量(オフトラック量)が
大きくなると、記録再生時のエラーレートが悪化した
り、トラッキングサーボが外れたりする場合がある。
【0010】また光学ピックアップ手段3を移動させる
場合には連続的な移動と間欠的な移動がランダムに繰り
返され、リードスクリュー7の回転も連続的若しくは間
欠的となる。このとき、ステッピングモータ6を励磁し
た状態でのリードスクリュー7の回転開始/終了による
停止位置と、ステッピングモータ6への電流を切断した
状態つまり無励磁状態でのリードスクリュー7における
停止位置(安定した停止位置)とには僅かなずれが発生
することが知られている。
【0011】そのため、ステッピングモータ6への通電
時と切断時の切り替え時にはリードスクリュー7がそれ
ぞれのモードでの安定した停止位置に瞬時に微小移動し
ようとする。この微小回転により光学ピックアップ手段
3には僅かな衝撃が加わることになり、この衝撃がレー
ザ光の光ディスク1に対する照射位置のずれとなって現
われる。これでオフトラックが発生する。オフトラック
が発生すると上述したようにエラーレートが劣化した
り、トラッキングずれ(大きなトラッキングずれを含
む)が発生する。
【0012】そこでこの発明はこのような従来の課題を
解決したもので、ステッピングモータに設けられたリー
ドスクリューの瞬間的な微小回転を抑えて、オフトラッ
ク量を抑制できるピックアップ装置の送り機構およびこ
れを用いたディスク装置を提案するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1に記載した発明では、駆動モータの回転
軸にリードスクリューが取り付けられ、このリードスク
リューによって光学ピックアップ手段が所定方向に送ら
れるようになされたピックアップ装置の送り機構であっ
前記駆動モータおよび前記リードスクリューが取り
付けられた部材に前記リードスクリューの回転に対して
所定の負荷を与える回転抑制部材を設け、該回転抑制部
材を前記リードスクリューに当接させたことを特徴とす
るものである。また請求項に記載したこの発明に係る
ディスク装置では、ディスクの径方向に移動駆動さ
れる光学ピックアップ手段によって前記ディスクに対
する情報信号の記録及び/又は前記ディスクに記録さ
れた情報信号の再生を行うディスク装置であって、駆
動モータの回転軸にリードスクリューが取り付けられ、
このリードスクリューによって前記光学ピックアップ手
段が所定方向に送られるようになされたピックアップ送
り機構を有し、前記駆動モータおよび前記リードスクリ
ューが取り付けられた部材に前記リードスクリューの回
転に対して所定の負荷を与える回転抑制部材を設け、該
回転抑制部材を前記リードスクリューに当接させたこと
を特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、回転抑制部材によってリード
スクリューの回転に対し負荷が与えられる。この負荷に
よってリードスクリューの回転(励磁)/回転停止(無
励磁)の切り替え時における微小回転が抑えられる。そ
の結果、光学ピックアップ手段への衝撃を回避できる。
【0015】
【実施例】続いて、この発明におけるピックアップ装置
の送り機構およびこれを用いたディスク装置の一例を
上述したMD記録再生装置およびこれに装備された光学
ピックアップ装置に適用した場合に付き図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明に係るピックアップ装置
送り機構の概略斜視図であり、図1の矢印D方向から
の一部拡大斜視図を図2に示す。
【0016】図1に示す光学ピックアップ装置において
も、その基本的な構成は図4に示す従来例と同様であ
り、その概略を説明すると駆動モータとして機能するス
テッピングモータ6の回転力が光学ピックアップ装置本
体2に伝達されてこれを矢印B方向に進退させることに
よって光ディスク1に対するアクセスを実現している。
筐体4の内部には光学ピックアップ手段3が内蔵されて
いるが、いわゆる分離形の光学ピックアップ手段(レー
ザダイオードやホトダイオードなどを分離してこれらを
装置本体に固定する構成のもの)でもこの発明を適用で
きる。
【0017】ステッピングモータ6はスクリュー取り付
け板11の側板11Aに取り付け固定され、その回転軸
には図のようなリードスクリュー7が連結される。リー
ドスクリュー7は他方の側板11Cとの間に回転自在に
取り付けられる。リードスクリュー7と螺合するコ字状
をなすスクリューガイド(歯合ガイド)8は図2に示す
ようにネジ14によってガイド取り付け板12に固定さ
れる。
【0018】ガイド取り付け板12はカギ型構成であ
り、図2に示すように筐体上面4Aにネジ16で固定さ
れる。スクリュー取り付け板11は装置本体に取り付け
られた一対の基板17に固定されている。
【0019】この発明ではさらにリードスクリュー7に
対する回転抑制部材20がリードスクリュー7の先端近
傍に設けられる。図の例では板状で、1枚の金属弾性材
(金属板バネ)によって回転抑制部材20を構成した場
合であり、これが軽くリードスクリュー7の歯部7aに
接触するように中板11Bに取り付けられる。そのた
め、図3のようにこの板状金属弾性体20は内側に折曲
された折曲部20Aを有し、この折曲部20Aがネジ2
2によって中板11Bに取り付け固定される。
【0020】金属弾性体20の弾性主部20Bは多少湾
曲した状態でリードスクリュー7に当接するようになさ
れ、この撓み(矢印Cとは逆方向)でリードスクリュー
7に対する回転時の負荷を与えるようにしている。矢印
C方向に付勢するための金属弾性体20としては、摩擦
係数が大きい通常のばね鋼のシート材などを使用するこ
とができる。
【0021】このように、金属弾性体20をリードスク
リュー7に弾性をもって接触させておけば、これによっ
てリードスクリュー7の回転(図2矢印P方向)に対し
て負荷がかかるので、その結果リードスクリュー7の励
磁/無励磁の切り替え時に発生するリードスクリュー自
身の微小回転を抑制できる。微小回転を抑制できれば光
学ピックアップ手段3への衝撃が回避されるため、エラ
ーレートが劣化したり、トラッキングずれなどを起こし
たりすることがない。
【0022】金属弾性体20によるリードスクリュー7
への負荷は、モータ励磁/無励磁の切り替え時における
リードスクリュー7の微動を抑えることができる程度で
あるから、この負荷がモータトルクに影響を与えるよう
なことはない。モータトルクよりは遥かに小さな負荷だ
からである。
【0023】リードスクリュー7の回転に負荷を与える
回転抑制部材20として本例では金属板ばねを用いた
が、摩擦係数が比較的大きくなるように例えばプラスチ
ック板の板厚などを工夫すればプラスチック板やそのほ
かの板体でも使用できる。
【0024】図1の例ではリードスクリュー7の先端部
近傍に1枚だけ金属弾性体20を取り付けたが、金属弾
性体20のリードスクリュー7に対する位置を、リード
スクリュー7の始端部側に配置したり、その取り付け方
向を図1とは逆方向に選んだり、リードスクリュー7の
始端と先端部の双方に配置したりすることもできるの
で、図1は一例に過ぎない。
【0025】この発明はコンパクトディスク(CD)、
ビデオ信号などを記録再生するための光磁気ディスク
(MO)などの光学ピックアップ装置およびこれを用い
たディスク装置にも適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればピ
ックアップ装置の送り機構であるリードスクリューの回
転に負荷を与える回転抑制部材を、駆動モータやリード
スクリューが取り付けられる部材に設けているため、リ
ードスクリューの回転(励磁)/回転停止(無励磁)の
切り替え時に発生する微小回転を効果的に抑制できる。
その結果、ピックアップ手段への瞬間的な衝撃を回避で
きるから、エラーレートの劣化を防止できるほかトラッ
キングミスを回避できるなどの効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための概略斜視図で
ある。
【図2】図1の矢印D方向からの一部拡大斜視図であ
る。
【図3】図2のI−I拡大断面図である。
【図4】従来技術を説明するための概略斜視図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光学ピックアップ装置 3 光学ピックアップ手段 3A 対物レンズ 4 筐体 6 ステッピングモータ 7 リードスクリュー 8 スクリューガイド 11 スクリュー取り付け板 12 ガイド取り付け板 20 金属弾性体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータの回転軸にリードスクリュー
    が取り付けられ、このリードスクリューによって光学
    ックアップ手段が所定方向に送られるようになされたピ
    ックアップ装置の送り機構であって前記駆動モータおよび前記リードスクリューが取り付け
    られた部材に前記 リードスクリューの回転に対して所定
    の負荷を与える回転抑制部材を設け、該回転抑制部材を
    前記リードスクリューに当接させたことを特徴とするピ
    ックアップ装置の送り機構
  2. 【請求項2】 上記回転抑制部材は金属製板ばねである
    ことを特徴とする請求項1記載のピックアップ装置の送
    り機構
  3. 【請求項3】 ディスクの径方向に移動駆動される
    ピックアップ手段によって前記ディスクに対する情
    報信号の記録及び/又は前記ディスクに記録された情
    報信号の再生を行うディスク装置であって、 駆動モータの回転軸にリードスクリューが取り付けら
    れ、このリードスクリューによって前記光学ピックアッ
    プ手段が所定方向に送られるようになされたピックアッ
    プ送り機構を有し、前記駆動モータおよび前記リードスクリューが取り付け
    られた部材に前記 リードスクリューの回転に対して所定
    の負荷を与える回転抑制部材を設け、該回転抑制部材を
    前記リードスクリューに当接させたことを特徴とする
    ディスク装置。
JP01949195A 1995-02-07 1995-02-07 ピックアップ装置の送り機構および光ディスク装置 Expired - Fee Related JP3351154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01949195A JP3351154B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 ピックアップ装置の送り機構および光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01949195A JP3351154B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 ピックアップ装置の送り機構および光ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08212726A JPH08212726A (ja) 1996-08-20
JP3351154B2 true JP3351154B2 (ja) 2002-11-25

Family

ID=12000838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01949195A Expired - Fee Related JP3351154B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 ピックアップ装置の送り機構および光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3351154B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1276084A (zh) * 1997-09-20 2000-12-06 大宇电子株式会社 光碟机的读出装置座的移动装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08212726A (ja) 1996-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6983473B2 (en) Optical pickup device and recording and/or reproducing device
US20050281148A1 (en) Optical disk apparatus employing high-NA objective lens
JP3351154B2 (ja) ピックアップ装置の送り機構および光ディスク装置
US6801493B2 (en) Optical pickup device
JP4136853B2 (ja) 光ディスク装置
JP2940268B2 (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JPS60129937A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3731445B2 (ja) ディスク再生装置および初期調整方法
JP3379149B2 (ja) 浮上式光ヘッド及び光記録再生装置
JP4198078B2 (ja) 光ピックアップ送り装置
JP2560804Y2 (ja) 分離型光学ヘッド
JPH087309A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3471475B2 (ja) 光ヘッド支持機構
JP2004355711A (ja) ピックアップ傾き調整機構を具えたディスク記録又は再生装置
JPH11154382A (ja) ディスクドライブ装置における光ピックアップの送り機構
JP4459511B2 (ja) 光ディスク装置
JP3427543B2 (ja) 磁気ヘッド機構及びディスク記録装置
JP2003091946A (ja) ピックアップ送り機構、並びに記録及び/又は再生装置
JP2000276752A (ja) 光ピックアップ装置
JP2005116010A (ja) ディスクドライブ装置
JP2001126326A (ja) 光磁気ディスク及び記録再生装置
JPH07235063A (ja) 光学ピックアップの送り装置
JP2001035034A (ja) 光磁気ディスク記録再生装置の磁気ヘッド位置調整方法
JP2005251289A (ja) 光ピックアップ送り装置
JPH0554413A (ja) 光デイスク装置の対物レンズ保持構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees