JP3351021B2 - インクカセット - Google Patents

インクカセット

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JP3351021B2 JP11613093A JP11613093A JP3351021B2 JP 3351021 B2 JP3351021 B2 JP 3351021B2 JP 11613093 A JP11613093 A JP 11613093A JP 11613093 A JP11613093 A JP 11613093A JP 3351021 B2 JP3351021 B2 JP 3351021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段に供給される
インクを収納したインク収納容器、特にインクジェット
プリンタに用いられるインクカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筺体内に可撓性のインク収納袋を
収納したインクカセットは、特公平3−77068に開
示されるものがあった。これはインクカセットケース内
のインク収納袋の上に、インク残量を示す指示部材であ
る平で変形しにくい平板をインク収納袋に接する状態で
載置したものであり、この平板はまた収納袋を均一に変
形させる機能も果たすようになっている。
【0003】また、特開昭57−201664に開示さ
れるものは、インク残量の検出装置において、前述と同
様に、インク収納容器に接して平板を配置し、その平板
の移動にしたがって上下に移動可能なアームと、このア
ームの移動量を検出する検出回路から構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、インク残量の減少にともなってインク収納袋が
変形するが、インクが終了近くになるとインク収納袋の
変形が一定に行われないことが多い。この結果、インク
終了の検出信号の発生時期が一定でないため、インク残
量がばらつき易く、また残量も一定しないため、インク
収納袋内のインクが有効に使用できないという課題があ
った。
【0005】また衝撃や振動、特に縦方向の衝撃に弱い
ため、インク残量が多いにもかかわらずインク終了の検
出信号が発生するため、印字に使用可能なインクが捨て
られてしまうという課題を有していた。
【0006】本発明はこのような欠点を解決するために
なされたものであり、インク収納袋内のインク残量のば
らつきを小さくするとともにインク残量を一定にし、イ
ンクを有効に使用できるインクカセットを提供すること
を目的とする。
【0007】また、振動や衝撃に対してもインク終了の
検出信号を発生させることがなく、結果としてインクを
無駄に捨てられことがないインクカセットを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のインクカセット
は、下枠5b,15aの一端に開口部5c,15cを有
し、水平状態で使用するインクカセット筐体と、前記イ
ンクカセット筐体内部に収容され、インク2,12を収
容する可撓性のインク収納袋1,11と、前記インク収
納袋上に貼着載置され、前記インク収納袋内のインク消
費にともなう容積減少に応じて下降し、前記開口部を通
して突起部7b,17aを突出させて、インク終了検出
装置6,16を作動させる移動板7,17と、前記開口
部近傍の、前記移動板または前記下枠に設けられた弾性
体7a,18と、を備え、前記移動板が下降して前記弾
性体を介して前記下枠に当接したときは、前記移動板の
前記開口部とは反対側の他端7c,17bを前記下枠に
先に当接させ、その後の前記移動板の下降によって、前
記弾性体を撓ませ、前記開口部を通して前記突起部を突
出させて前記検出装置を作動させることを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】本発明の上記の構成によれば、インク収納袋内
のインクが消費されるにしたがってインク収納袋が変形
し、移動部材が下降する。インク収納袋内のインクが終
了近くになると、移動部材のインクカセット筺体の開口
部側でないもう一方の他端が先に所定位置に到達し、そ
の後開口部側が下降する。したがってインク終了の検出
信号は常に一定のタイミングで発生するものであり、イ
ンク残量のばらつきが小さく、印字に使用できるインク
量も一定し、また印字に使用できるインクが捨てられて
しまうことはない。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を図面に基づいて説明する。
いずれの図面においても同一符号は同一構成要素を示
す。図1は本発明の一実施例におけるインクカセットの
長辺方向の断面図を示し、図2は図1のインクカセット
の短辺方向の断面図を示す。1は可撓性のインク収納袋
であり、その内部にインク2が収納され、インク収納袋
1に接続されたインク導出管3に配置されたゴム栓4を
経て外部にインク2を導出させるような構造となってい
る。このインク収納袋1は、通常ポリエチレンシート上
にアルミニウム等の金属を蒸着させて、さらに表面に金
属保護用のプラスチック薄膜を形成して内部の液体の蒸
発を防止しており、インク収納袋1全体がインクカセッ
ト5内に収納されている。インクカセット5は下枠5a
と上枠5bからなり、下枠5aには開口部5cが形成さ
れていて、この開口部5cの下方にはプリンタ等の印字
装置(図示せず)側に検出装置6が設置されて、インク
終了の検出信号を発生させ、インクカセット5のインク
2が終了したことを装置の扱い者に知らせ、インクカセ
ット5の交換時期であることを知らしめる。7は移動板
であり、インク収納袋1上に粘着テープや接着剤等によ
り固定されている。また移動板7の下枠5aの開口部5
c側には突起状の弾性部分7aが形成されている。この
弾性部分7aはインク消費にしたがってインク収納袋1
が変形するときの変形力よりも弱い力で変形するように
してある。また振動板7には、インクカセット5の開口
部5cに挿入されて検出装置を作動させる突起部7bが
設けられている。
【0013】図3は本発明の一実施例における移動板の
斜視図である。移動板7は概略対称形状をしており前述
のように弾性部分7a、突起部7b及びインク終了近く
にインクカセット5の下枠5aの一端と当接する部分7
cを有している。
【0014】図4は本考案のインクカセットのインク消
費にしたがってインク収納袋1が変形してインク終了近
くになった状態を示す図であり、移動板7の弾性部分7
aがインクカセット5の下枠5aと当接し、弾性部分7
aが撓む直前を示している。
【0015】図5は図4の状態からさらにインクの消費
が進んでインク終了信号が発生する状態を示す図であ
る。移動板7の弾性部分7aが撓んで突起部7bが下枠
5aから突出し、検出装置6を作動させる。
【0016】この様な構成において、インク2の消費に
したがってインク収納袋1の形状は変化しつぶれてく
る。それにしたがってその上部に載置された移動板7全
体がフリーな状態で下降していく。したがってインク収
納袋1内のインク2が減少してくると移動板7も下がっ
てきて、その突起部7bが開口部5cから突出し始め
る。この時移動板7の突起部7bが検出装置6に当接す
る前に、弾性部分7aの先端がインクカセット5の下枠
5aに当接することになる。この時点では、インク収納
袋1のインク消費にともなう変形力は、移動板7の弾性
部分7aが下枠5aに当接することにより分散されて、
移動板7の他端7cが下枠5aに当接するようになる。
弾性部分7aを撓ませる力はインク収納袋1の変形力よ
りも弱い力に設定されているため、この状態からさらに
インク2が減少してくると、インク収納袋1は変形し移
動板7の弾性部分7aを撓ませて検出装置6を作動させ
る。
【0017】図6は本発明の他の実施例におけるインク
カセットの長辺方向の断面図を示し、図7は図6のイン
クカセットの短辺方向の断面図を示す。
【0018】11は可撓性のインク収納袋であり、その
内部にインク12が収納され、インク収納袋11に接続
されたインク導出管13に配置されたゴム栓14を経て
外部にインク12を導出させるような構造となってい
る。このインク収納袋11は前述の第一の実施例と同様
の構造になっていて、インク収納袋11全体がインクカ
セット15内に収納されている。インクカセット15は
下枠15aと上枠15bからなり、下枠15aには開口
部15cが形成されていて、この開口部15cの下方に
はプリンタ等の印字装置(図示せず)側に検出装置16
が設置されて、インク終了の検出信号を発生させ、イン
クカセット15のインク12が終了したことを装置の扱
い者に知らせ、インクカセット15の交換時期であるこ
とを知らしめる。17は移動板であり、インク収納袋1
1上に粘着テープや接着剤等により固定されている。ま
たインクカセット15の下枠15aの開口部15c近傍
には移動版17の下降を抑制するばね等の付勢部材18
が設置されている。この付勢部材18は所望の荷重で撓
ませることができ設置スペースを考慮できれば、コイル
ばね、板ばね、ゴム等何でもよい。
【0019】図8は本発明のインクカセットのインク消
費にしたがってインク収納袋11が変形してインク終了
近くになった状態を示す図である。移動板17が付勢部
材18に当接し、撓ませ、ある設定荷重に達した状態で
あり、移動板17の他端17bが下枠15aと接してい
る。
【0020】図9は図8の状態からさらにインクの消費
が進んでインク終了信号が発生する状態を示す図であ
る。付勢部材18はインク収納袋11の変形力によりさ
らに撓み、移動板17の突起部17aが下枠15aから
突出し検出装置16を作動させる。
【0021】この様な構成において、インク12の消費
にしたがってインク収納袋11の形状は変化しつぶれて
くる。それにしたがってその上部に載置された移動板1
7全体がフリーな状態で下降していく。したがってイン
ク収納袋11内のインク12が減少してくると移動板1
7も下がってきて、その突起部17aが開口部15cか
ら突出し始める。この時移動板17の突起部17aが検
出装置16に当接する前に移動板17が付勢部材18に
当接し、ある設定荷重になるまで付勢部材を18を撓ま
せることになる。この時点では、インク収納袋11のイ
ンク消費にともなう変形力は付勢部材18の反発力によ
り分散されて、移動板17の他端17bが下枠15aに
当接するようになる。付勢部材18を撓ませる力はイン
ク収納袋11の変形力よりも弱い力に設定されているた
め、この状態からさらにインク12が減少してくると、
インク収納袋11は変形し付勢部材18を撓ませて検出
装置16を作動させる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、可撓
性インク収納袋に接する状態で載置され、インクの消費
に応じて下降する移動板に弾性部分を設けることによ
り、前記可撓性インク収納袋内のインク残量のばらつき
を小さくし、一定量のインクを使用することが可能にな
るという効果を有する。また振動、衝撃に対してもイン
ク終了の検出が適正にされて、有効に使用できるインク
量が一定するという効果を有する。さらに移動板に当接
する形で設置された付勢部材により同様の効果を得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインクカセットの長辺
の断面図。
【図2】本発明の一実施例を示すインクカセットの短辺
の断面図。
【図3】本発明の一実施例の移動部材を示す斜視図。
【図4】本発明のインクカセットのインク終了近くの状
態を示す図。
【図5】本発明のインクカセットのインク終了時の状態
を示す図。
【図6】本発明の他の実施例を示すインクカセットの長
辺の断面図。
【図7】本発明の他の実施例を示すインクカセットの短
辺の断面図。
【図8】本発明の他の実施例を示すインクカセットのイ
ンク終了近くの状態を示す図。
【図9】本発明の他の実施例を示すインクカセットのイ
ンク終了時の状態を示す図。
【符号の説明】 1、11 インク収納袋 2、12 インク 3、13 インク導出管 4、14 ゴム栓 5、15 インクカセット 6、16 検出装置 7、17 移動板 18 付勢部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−211482(JP,A) 特開 昭59−194588(JP,A) 特開 平4−347653(JP,A) 特開 平5−16377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下枠5b,15aの一端に開口部5c,
    15cを有し、水平状態で使用するインクカセット筐体
    と、 前記インクカセット筐体内部に収容され、インク2,1
    2を収容する可撓性のインク収納袋1,11と、 前記インク収納袋上に貼着載置され、前記インク収納袋
    内のインク消費にともなう容積減少に応じて下降し、前
    記開口部を通して突起部7b,17aを突出させて、イ
    ンク終了検出装置6,16を作動させる移動板7,17
    と、 前記開口部近傍の、前記移動板または前記下枠に設けら
    れた弾性体7a,18と、 を備え、 前記移動板が下降して前記弾性体を介して前記下枠に当
    接したときは、前記移動板の前記開口部とは反対側の他
    端7c,17bを前記下枠に先に当接させ、その後の前
    記移動板の下降によって、前記弾性体を撓ませ、前記開
    口部を通して前記突起部を突出させて前記検出装置を作
    動させることを特徴とするインクカセット。
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JP3624927B2 (ja) * 1996-10-07 2005-03-02 セイコーエプソン株式会社 インクカートリッジ
JP2007283557A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Seiko Epson Corp 液体収容体
JP5979906B2 (ja) * 2012-02-23 2016-08-31 キヤノン株式会社 液体収納容器およびそれを装着可能な装置

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