JP3350892B2 - 水中航走体の揚収装置 - Google Patents

水中航走体の揚収装置

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JP3350892B2
JP3350892B2 JP09058295A JP9058295A JP3350892B2 JP 3350892 B2 JP3350892 B2 JP 3350892B2 JP 09058295 A JP09058295 A JP 09058295A JP 9058295 A JP9058295 A JP 9058295A JP 3350892 B2 JP3350892 B2 JP 3350892B2
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    • B63C11/36Diving chambers with mechanical link, e.g. cable, to a base of closed type
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    • B63B27/16Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers of lifts or hoists
    • B63B2027/165Deployment or recovery of underwater vehicles using lifts or hoists

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船上の水中航走体を水
中へ投入し、又は水中に浮遊する水中航走体を船上へ回
収するための水中航走体の揚収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、急速に海洋開発が進められ、これ
に対応する為、各種の水中航走体が製作されている。ま
た、これらの水中航走体の調査海域での水中への投入、
又は調査海域で調査を終了した水中航走体の船上への揚
収は、ボートに乗った人手により行われている。しか
し、調査海域での海象条件が悪い場合、水中航走体の投
入、揚収は、非常に困難であり、また危険でもある。さ
らには、高価な水中航走体を、投入、又は揚収時に破損
したり、場合によっては、投入、又は揚収を断念せざる
を得ないことも起り得た。
【0003】このため、船側に着脱装置を設けておき、
船上の水中航走体を着脱装置に連結して水中へ投入し、
又は水中の水中航走体と着脱装置とを連結して、船上へ
揚収することが行われている。図3は、従来の着脱装置
による、水中航走体の投入、および揚収を示す図であ
る。
【0004】図において、船01上に立設され、上方が
船外へ振り出された、クレーン02の先端から吊下げら
れた吊下索03の下端には、着脱装置04が繋着されて
いる。着脱装置04には、船01上から吊下索03に沿
わせて吊り下された、油圧ホース05で供給される作動
油で作動する油圧装置06が設けられている。
【0005】このような、着脱装置04で水中に浮遊す
る水中航走体01を船01上へ揚収する場合、着脱装置
04は、水中航走体010を誘導するための誘導電線
等、水中航走体010と船01との間の電気信号を授受
するため、水中航走体010と船01上とに介装され
た、電線07に沿って降下させられる。すなわち、着脱
装置04の略中央に設置され、下方に向って拡開する、
ベルマウスの内部を上下に挿通された電線07は、船0
1上の巻取り装置で切断しない程度の張力が発生させら
れているので、これに誘導されながら、着脱装置04は
水中航走体010の上方へ降下していく。
【0006】そして、水中航走体010近傍の上方まで
降下した着脱装置04は、電線07を水中航走体010
の内部から外部に導出するため、水中航走体010の背
側面011に、その下端が枢着された被キャッチ金物0
8の上部に降下する。このとき、被キャッチ金物08
は、頂端が上記ベルマウスに誘導されて、着脱装置04
のベルマウス上方に設けられたキャッチ金物に入りこ
み、前記油圧装置06の作動により、被キャッチ金物0
8の上部に設けた係合部をキャッチ金物が挟持して、水
中航走体010を捕捉することにより、着脱装置04と
水中航走体010との連結が行われる。この後、着脱装
置04を水中航走体010とともにクレーン02で船0
1上へ吊上げることにより揚収作業が完了する。
【0007】また、船01上から水中航走体010を水
中下へ投入する場合は、船01上で被キャッチ金物08
にキャッチ金物を挟持させて、水中航走体010を連結
した着脱装置04をクレーン02で吊上げ、電線07を
繰り出しつつ、クレーン02を船外へ振出し、吊下索0
3で着脱装置04を水中の所定深さまで降下させた後、
船上からの操作により、油圧装置を作動させ、キャッチ
金物による被キャッチ金物08の挟持を解放することに
より、着脱装置04と水中航走体010との連結が解除
され、水中航走体010は船01上から繰り出される電
線07を曳航しながらミッション位置へ航走し、投入作
業が完了する。
【0008】このように、従来の揚収装置では、上述の
ボート上での人手による水中航走体の投入、揚収に比較
して、危険を伴うことは少く、また容易に、投入、およ
び揚収作業を行うことは出来る。
【0009】しかしながら、このような着脱装置04
で、水中航走体010を確実に水中下で投入、揚収する
ためには、着脱装置04の水中での吊下し速度を大きく
せざるを得ず、このため水中重量が大きくなり、特に海
象条件が悪いときに行う投入、揚収時において、高価な
水中航走体010を破損する恐れがあるという問題があ
る。すなわち、船01の動揺、風および波の影響を受け
る着脱装置04と、水中下で浮遊する水中航走体010
とは異る運動を行うため、揚収の場合においては、着脱
装置04を素早く水中航走体010の近傍まで接近させ
て、連結する必要があり着脱装置04の水中重量を大き
くせざるを得ない。また、運動の異る度合いが厳しい、
海象条件の悪いときに行う投入、揚収では、着脱装置0
4と水中航走体010との接触は避けられず、この場
合、着脱装置04の水中重量を大きくしたことと相俟っ
て、接触による水中航走体010のダメージが大きくな
るという不具合がある。
【0010】また、着脱装置04が細い電線07に誘導
されて、水中航走体010を捕捉するようにしているた
め、電線07の切断により、着脱装置04の誘導ができ
なくなり、ボートに乗った人手により行わねばならぬと
いう事態も生じ、確実性に欠けるという不具合もある。
【0011】さらに、上述したように、着脱装置04
は、水中航走体010の吊り下げに都合の良い、重心位
置近傍の背側面011上に降下させて、連結しなければ
ならず、そのためには、着脱装置04を水中航走体01
0の連結部へ誘導する電線07も、連結位置近傍の背側
面011から外部へ出す必要がある。このため、水中航
走体010の航走時、電線07導出部の背側面011上
の流れが電線07によって乱され、水中航走体010の
運動性能を悪くするという不具合がある。すなわち、機
軸中心の尾部012から誘導電線07を外部へ導出する
ようにした水中航走体では、誘導電線07による外乱を
機軸中心の尾部012で受けるため、背側面011で誘
導電線07の外乱を受ける水中航走体に比べ運動性能が
良いことは、従来から、確認されているが、上述の揚収
装置では、船01上からの投入、揚収が非常に難しくな
るため、この運動性能の向上を享受できないという問題
があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明は、
上述の不具合を解消するため、水中での吊下げ速度を小
さくでき、また水中重量を軽くでき、さらには、海象条
件の悪いときでも、水中航走体を破損する恐れがなく、
確実に、水中下での水中航走体を投入、および揚収でき
るとともに、水中航走体と船上との間に介装する電線
水中航走体から導出させる必要がなく、水中航走体の運
動性能を劣化させることない水中航走体の揚収装置を提
供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の水中
航走体の揚収装置は、次の手段とした。 (1)船上に設置された動揺補正装置に、上端部が連結
された吊下索の下端部に繋着される吊着材を左右に設け
た函体状の架台を設けた。 (2)架台の下面から垂設した垂直軸に固着され、水中
航走体の背側面に突設する被キャッチ金物を、中央部分
に設けた凹部へ拡開された開口から誘導して、これと係
合する案内金物を設けた。凹部は水平方向に設けられた
ものでも、垂直方向に設けられたものでも良く、凹部を
外部に連通する開口から導入した被キャッチ金物との係
合を、一時的に行えるものであれば良い。 (3)垂直軸まわりに回動自在に設置され、案内金物
で作動して前記凹部に係合された被キャッチ金物を挟持
するキャッチ金物を設けた。被キャッチ金物の挟持は、
キャッチ金物のみで行うようにしても良く、被キャッチ
金物を、案内金物の凹部が形成された凹部側壁に、キャ
ッチ金物で押しつけて行うようにしても良い。 (4)架台の側端部に1側部が枢着され、当該枢着部ま
わりに回動して架台の側部を下降し、架台の下方にキャ
ッチ金物で連結されている水中航走体の胴体外側面を把
持するサドルを設けた。サドルは、胴体外側面の両側か
ら胴体外側面に当接する位置まで回動して、把持する1
対のものでも良く、胴体外側面の1側方から回動して、
胴体外側面の少くとも下半部に当接して把持するように
した1体のものでも良い。 (5)被キャッチ金物と案内金物との係合状況を示す画
像を、船上に設けたモニタテレビに映し出すテレビカメ
ラを水中航走体の背側面に配設した。係合状況は、被キ
ャッチ金物が案内金物の開口に接近するときから、案内
金物の凹部に係合されるまでの状況をいう。また、テレ
ビカメラは水中航走体に設けても、架台の案内金物の近
傍に設けても良い。
【0014】
【作用】架台は、海象の影響を動揺補正装置により小さ
くされて、クレーンから吊下されているので、水面上は
勿論、水面下においても、架台の上昇、下降時の動揺を
小さくでき、水中航走体を連結したキャッチ金物および
案内金物と、被キャッチ金物との間に無理な荷重が発生
するようなことはない。また、被キャッチ金物を案内金
物の開口へ誘導するために行う、船上からの水中航走体
の誘導操作がきわめて容易になる。
【0015】また、被キャッチ金物を誘導して、案内金
物に一時的に係合するようにしたので、架台をはじめと
する揚収装置を、水中で上下動させる等の、水中航走体
捕捉のための揚収装置の移動が不要となり、また、水中
重量を格別に大きくする必要がなく、水中航走体と揚収
装置との衝突による水中航走体の破損を少くできる。さ
らに、船上と水中航走体とに介装する、電線の水中航走
体からの導出位置の制限がなくなるため、導出位置を好
適な位置にすることにより、水中航走体の運動性能を向
上できる。
【0016】また、テレビカメラの画像の視認により、
水中航走体を誘導して、被キャッチ金物を案内金物の開
口に当接させ、凹部に導入し、両者の係合を確認して、
キャッチ金物で被キャッチ金物の挟持ができるので、揚
収装置と水中航走体との連結が確実に、しかも、迅速に
行うことが出来る。
【0017】また、揚収装置と水中航走体との連結を、
キャッチ金物による被キャッチ金物の挟持による連結の
ほか、サドルで水中航走体の胴体外側面を把持して、架
台に連結するようにしたので、昇降時における揚収装置
からの水中航走体の離脱を完全に防止できるとともに、
水中航走体の揺動を低減できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の水中航走体の揚収装置の実施
例を図面により説明する。図1は本発明の水中航走体の
揚収装置の一実施例を示す斜視図、図2は水中航走体の
揚収状況を示す側面図である。
【0019】水中航走体20の水中への投入、および水
中から揚収を行う、船25の上甲板上には、クレーン2
6が立設されている。上方が船25外へ振り出されたク
レーン26の先端からは、上甲板上に設けられたウイン
チから繰り出された吊下索15が2本、上甲板上に設置
された動揺補正装置16を経由して垂下されている。動
揺補正装置16は、吊下索15にかかる荷重を検知し
て、吊下索15の張力を略均等にして、吊下索15の下
端に連結した架台1をはじめとする揚収装置30の揺動
を小さくするものである。また吊下索15には、架台1
に設置された油圧装置に作動油を供給する油圧ホース1
7が添着されている。
【0020】次に、吊下索15の下端に取りつけられる
揚収装置30の構成部材について説明する。架台1は、
中央に油圧装置を収容した凾体2と、凾体2から左右に
突設され吊下索15の下端に繋着される吊着材3とから
なる。凾体2の下面からは、垂直軸6が垂設され、垂直
軸6の下端部には案内金物7の基端部が固着されてい
る。案内金物7には、水平方向前方に拡開する開口8
と、開口8の後端から後方に向けて垂直に切り欠かれた
凹部9が形成されている。また、案内金物7の後部に
は、水平方向に画成され、凹部9に開口する溝10が形
成されている。垂直軸6の内部には、凾体2内部の油圧
装置で駆動される作動軸が垂直軸6と同心状に配設され
ている。この作動軸には、案内金物7の溝10内を移動
するキャッチ金物11が固着されている。
【0021】また、サドル12は1対で構成され、各サ
ドル12の1側端を構成する桁材13が、凾体2の左右
の側壁を貫通して凾体2の側方内部に挿入されている。
サドル12は前記桁材13と、これと離隔して平行に設
けられた桁材13′と、桁材13,13′の間に架け渡
され、両端が桁材13,13′に固着された梁材14と
で形成された枠状のもので形成され、凾体2の内部に挿
入された桁材13の内側部を、凾体2内部の油圧装置で
駆動することにより、図1の矢印で示す桁材13まわり
の回動を行う。また、1対のサドル12の桁材13の外
側部は、軸受で互に連結されている。
【0022】このような、架台1、案内金物7、キャッ
チ金物11、およびサドル12からなる揚収装置30
が、吊下索15の下端に吊り下げられる一方、水中航走
体20の背側面24には、背側面24から起立する被キ
ャッチ金物21の下端部が枢着されている。さらに、水
中航走体20の舵面23前方の背側面24には、被キャ
ッチ金物21の揚収装置30への接近、および案内金物
7との係合状況等、水中航走体前方の状況を撮影できる
ようにセットされた、テレビカメラ22が設置されてい
る。また、水中航走体20の機体軸心後端からは、水中
航走体20を船上から誘導し、又はテレビカメラ22で
撮影した映像を、船30上のモニタに送るため等、船2
5と水中航走体20とに間に電気信号を送る電線19を
導出している。
【0023】本実施例は、上述のように構成されている
ので、水中航走体20の揚収時は、あらかじめ、動揺補
償装置16を介して、吊下索15で吊り下げられている
揚収装置30のキャッチ金物11、およびサドル12を
船25からの油圧により、油圧ホース17を介して、架
台1に設けた、図示しない油圧装置を作動させ、図1に
示すように、解放しておく。次いで、図2(A)に示す
ように、水中航走体20は、高度な自動制御で揚収装置
30にゆっくりと近づき、約2〜3m手前に近づいた
時、水中航走体の20の被キャッチ金物21を起立さ
せ、揚収装置30の案内金物7の開口8へ誘導する。
【0024】この時の誘導状況は、水中航走体20に取
付けられている、テレビカメラ22から送られてくる映
像により、船25上で視認できる。水中航走体20の被
キャッチ金物21が、案内金物7の凹部9に入り係合し
たことをテレビカメラ22で確認できたら、油圧装置を
作動させ、図2(B)および図2(C)に示すように、
キャッチ金物11を閉じ、水中航走体20の被キャッチ
金物21を把ちゅうし、揚収装置30と水中航走体20
との連結を行う。
【0025】その後、さらに、油圧装置を作動させ、右
左のサドル12を閉じ、図2(D)に示すように、水中
航走体20をしっかりと揚収装置30に固定して、クレ
ーン26により、上昇させて揚収作業が完了する。一
方、船25上の水中航走体20の水中への投入時は、揚
収時と逆の操作をすればよい。即ち、船25上で動揺補
償装置16を介して、揚収装置30と水中航走体20を
1体化しておき、クレーン26で吊上げ、海中への所定
深度まで吊下し、その後油圧装置を作動させ、右、左の
サドル12を開き、水中航走体20の揚収装置30への
固定を解く。次いで、油圧装置を作動させキャッチ金物
11を開き、水中航走体20の被キャッチ金物21が案
内金物7の凹部9から脱出するように、水中航走体20
を誘導し解放する。
【0026】揚収装置30から解放された水中航走体2
0は、船25からの指令により、目標位置へ自動誘導さ
れる。
【0027】
【発明の効果】以上、本発明の水中航走体の揚収装置に
ついて述べたが、本発明の水中航走体の揚収装置によれ
ば、特許請求の範囲に示す構成により、次の効果が得ら
れる。 (1)架台が、海象の影響を、動揺補正装置により小さ
くされて、クレーンから吊下されているので、水面上は
勿論、水面下においても、架台の上昇、下降時の動揺を
小さくでき、水中航走体に設けられた被キャッチ金物
を、架台に設置した案内金物に誘導するために行う、船
上からの水中航走体の誘導操作がきわめて容易になる。 (2)また、被キャッチ金物を拡開された開口から誘導
して、案内金物に一時的に係合するようにしたので、架
台をはじめとする揚収装置を水中で上下動させる等の、
水中航走体捕捉のための揚収装置の移動が不要となり、
また、水中重量を格別に大きくする必要がなく、水中航
走体と揚収装置との衝突による水中航走体の破損を少く
できる。 (3)また、船上と水中航走体とに介装する電線の、水
中航走体からの導出位置の制限がなくなるため、導出位
置を変えることにより、水中航走体の運動性能を向上で
きる。 (4)また、水中航走体の背側面に設置されたテレビカ
メラから入力された画像の視認により、水中航走体を誘
導して、被キャッチ金物を案内金物の凹部に導入し、両
者の係合を確認して、キャッチ金物で被キャッチ金物の
挟持ができるので、揚収装置と水中航走体との連結が確
実に、しかも、迅速に行うことが出来る。 (5)また、揚収装置と水中航走体との連結を、キャッ
チ金物による被キャッチ金物の挟持による連結のほか、
サドルで水中航走体の胴体外側面を把持するようにした
ので、昇降時における揚収装置からの水中航走体の離脱
を、完全に防止できるとともに、水中航走体の揺動を低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中航走体の揚収装置の1実施例に係
る揚収装置斜視図、
【図2】図1に示す実施例による、水中航走体揚収状況
を示す図で、図2(A)は揚収装置に、水中航走体が接
近している図を示す側面図、図2(B)は、揚収装置に
水中航走体を連結した時の側面図、図2(C)は図2
(B)の矢視A−A図、図2(D)はサドルによる、水
中航走体の揚収装置への固定を示す側面図、
【図3】従来の水中航走体の揚収装置の1例を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 架台 2 凾体 3 吊着材 6 垂直軸 7 案内金物 8 開口 9 凹部 10 溝 11 キャッチ金物 12 サドル 13,13′ 桁材 14 梁材 15 吊下索 16 動揺補正装置 17 油圧ホース 19 電線 20 水中航走体 21 被キャッチ金物 22 テレビカメラ 23 舵面 24 背側面 25 船 26 クレーン 30 揚収装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 行則 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株 式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特開 平5−213267(JP,A) 特開 昭48−82588(JP,A) 実開 昭48−92689(JP,U) 実開 昭48−95390(JP,U) 実開 昭53−82199(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63G 8/00 B63G 8/42 B66C 11/00 B63C 7/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に浮遊する水中航走体を船上に揚
    収、あるいは船上の水中航走体を水中に投入するための
    水中航走体の揚収装置において、前記船上の動揺補正装
    置に上端部を連結した吊下索の下端部に繋着される吊着
    材を左右に設けた函体状の架台と、前記架台の下面に垂
    設された垂直軸に固着され前記水中航体の背側面に突
    設させた被キャッチ金物を拡開された開口から誘導し中
    央部に設けた凹部に係合する案内金物と、前記垂直軸ま
    わりに回動自在に設置され前記案内金物内で作動して
    前記凹部に係合した前記被キャッチ金物を挟持するキャ
    ッチ金物と、前記架台の側部に1側端が枢着され、前記
    架台の側部を下降、回動して前記キャッチ金物に連結し
    た前記水中航走体の胴体外側面を把持するサドルと、前
    記被キャッチ金物と前記案内金物との係合状況の画像を
    前記船上のモニタに入力する前記水中航走体の背側面に
    設置されたテレビカメラとからなることを特徴とする水
    中航走体の揚収装置。
JP09058295A 1995-04-17 1995-04-17 水中航走体の揚収装置 Expired - Lifetime JP3350892B2 (ja)

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