JP3350036B2 - ファインダ視野切換え可能なカメラ - Google Patents

ファインダ視野切換え可能なカメラ

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JP3350036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファインダ視野切
換え可能なカメラ、詳しくは、撮影に際して、その露光
画面サイズを予め決められた所望のサイズに切換えるこ
とができるファインダ視野切換え可能なカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、撮影画面サイズを切り換
えることができるカメラは、従来種々のものが提供され
ている。例えば、35mm幅のロールフィルムを用いて
ライカサイズと呼ばれる36mm×24mmのフルサイ
ズの大きな露光画面サイズと、ハーフサイズと呼ばれる
18mm×24mmの小さな露光画面サイズとのいずれ
かを、フィルムの装填時に選択することのできるカメラ
等が良く知られている。
【0003】その中でも、最近、上記ロールフィルムを
用いて36mm×24mmのフルサイズの大きな露光画
面サイズと、パノラマサイズと呼ばれる36mm×13
mm程度の横長の小さな露光画面サイズとの両撮影画面
サイズを、フィルムを装填した後の撮影に際して、任意
に選択をすることのできるカメラが特開昭4−8406
5号公報等によって提供されている。
【0004】ところで、上述のように露光画面サイズを
フルサイズとパノラマサイズとに切り換える場合には、
露光画枠を決めるために、カメラ本体内に設けられたア
パーチャの大きさを切り換えるようになっており、パノ
ラマサイズの場合にはフルサイズ用に設けられたアパー
チャの上下縁部をマスク板で覆うように構成されてい
る。
【0005】ところが、この画面の切換操作を、フィル
ムを装填した後の撮影時にも行えるようにするために
は、カメラ外からの操作によってカメラ内の上記マスク
板を移動させなければならない。従って、これを光密的
に行うためには、ここに一工夫を要する。そこで、本出
願人は先に特願平4−162982号および特願平4−
99817号によってマグネットを利用して撮影画面の
大きさを切り換えるようにした撮影画面サイズ切換えカ
メラを提案した。
【0006】一方、実開平3−84825号において、
ファインダ視野の切換え用部材を後蓋内部に設けるカメ
ラが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本出願人が提
案した上記マグネットを利用してカメラ外から撮影画面
の大きさを切り換えるようにした撮影画面サイズ切換え
カメラには、次のような不具合がある。即ち、カメラに
ショックを与えるとマグネットの吸着が外れて、撮影者
の意図するサイズと異なるサイズの写真が撮られてしま
う恐れがある。
【0008】即ち、画面サイズをパノラマサイズに切り
換えて撮影をしているときに、カメラにショックを与え
るとマグネットの吸着が外れて画面はフルサイズに戻っ
てしまうので、撮影者はパノラマサイズのつもりで撮影
していても、実際はフルサイズの画面に露光してしまう
ことになる。
【0009】一方、上記実開平3−84825号におい
て提案されたファインダ視野の切換え用部材を後蓋内部
に設けるカメラでは、この視野切換え用部材がカメラ内
部に配設されていることから、フィルムを装填した後の
撮影時等にはファインダ視野を切換えることができなか
った。
【0010】また、フィルムの非装填時であっても、フ
ァインダ視野の切換時には後蓋を開放しなければなら
ず、ファインダ内にちりや埃等が侵入する虞があった。
【0011】さらには、カメラ内部に、複雑で大きなフ
ァインダ視野切換え機構のためのスペースを要するの
で、カメラの大型化を招いていた。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、省スペースで、ファインダ内部にちりや埃等
を侵入させないファインダ視野切換え可能なカメラを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のファインダ視野切換え可能なカメラは、フ
ァインダ視野切換え可能なカメラにおいて、上記カメラ
外部に設けられ、上記ファインダの視野を切換えるため
の切換え操作部材と、上記カメラ内に設けられ、上記フ
ァインダ視野内において第1のサイズの視野と、該第1
のサイズとは異なる第2のサイズの視野とに切換え可能
な視野部材と、上記切換え操作部材と上記視野部材との
間に設けられ、上記切換え操作部材と上記視野部材とを
非接触で磁気力を用いて結合し、上記切換え操作部材の
移動に応じて上記視野部材を移動させる磁気結合手段
と、を具備することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0015】図1は、本発明の第1実施形態を示す画面
サイズ切換え可能なカメラの要部分解斜視図である。
【0016】図に示すように、カメラ本体1の中央部
の、撮影レンズ(図示されず)の後方には、カメラに装
填されたフィルム21(図3,図4参照)の撮影画角を
決定するアパーチャ1cが穿設されている。そして、該
カメラ本体1の背面の上下部には上記アパーチャ1cを
挟んでそれぞれ圧板レール1a,1bが突設されて配設
されていると共に、上記アパーチャ1cの上下縁部の外
側には、それぞれフィルムレール1i,1jが突設され
ている。上記圧板レール1a,1bは、カメラ本体1の
背面側に開閉自在に配設される後蓋8を閉じた際に、該
後蓋8の、上記アパーチャ1cに対向する内面中央に配
設された圧板7に押圧されるようになっていて、フィル
ム21はフィルムレール1i,1jと圧板7に挟まれる
ことにより、フィルムの平面性が確保されると共に、給
送をガイドされるようになっている。
【0017】そして、カメラ本体1には上記アパーチャ
1cよりフィルム巻取室1d寄りの位置に、縦方向のガ
イド溝1hが形成されていて、該ガイド溝1hには、そ
の上部と下部に磁性体で形成され、ガイド溝1hの壁面
1e,1fに沿って移動するマスク支持体4,5がそれ
ぞれ溝内に摺動自在に配設されている。このマスク支持
体4,5の中央部には、上下方向にそれぞれ貫通孔4
a,5aが設けられていて、この貫通孔4a,5aはと
もにガイド軸6に緩く挿通されている。そして、上記両
マスク支持体4,5間には、上記ガイド軸6に巻回され
た伸張性のコイルバネ22が配設されていて、同コイル
バネ22の伸張弾力によって両マスク支持体4,5は互
いに離間する向きに付勢されている。
【0018】一方、上記アパーチャ1cの前方側であっ
て、カメラ本体1の内部にはカメラ本体1の横方向に伸
びた短冊状の薄板からなり、該アパーチャ1cの開口面
と平行に上下方向の移動が可能で該移動によって該アパ
ーチャ1cの上下縁部をマスキングする、画面サイズ切
換え手段であるマスク部材2,3がそれぞれ、その一端
部2a,3aを上記マスク支持体4,5の背面側に固定
されて配設されている。またアパーチャ1c寄りの上記
壁面1fの上下部には、該壁面1fをそれぞれ貫通する
縦方向のガイド溝2c,3cが穿設されていて、このガ
イド溝2c,3cを挿通して上記マスク部材2,3の一
端部2a,3aが上記マスク支持体4,5に固定されて
いる。従って、上記マスク部材2,3の上下移動は、上
記マスク支持体4,5によって行われる。
【0019】そして、上記マスク支持体4,5のうち
の、上方のマスク支持体4の前面側、即ち、マスク部材
3が固定されている側とは反対側には、ファインダ光学
系中に出入してパノラマサイズの撮影時の視野枠を表示
するパノラマ視野枠部材23が、その基部を固定されて
いる。
【0020】上記ファインダ光学系は、例えば図2に示
すように、対物レンズ24,第1プリズム25,第2プ
リズム26,接眼レンズ27からなるものであって、上
記第1プリズム25の結像面の直前にはフルサイズの撮
影時の視野枠を決めるフルサイズ視野枠部材28が配設
されており、これの背面側に上記パノラマ視野枠部材2
3が撮影画面サイズの切換に連動して出入するようにな
っている。即ち、このパノラマ視野枠部材23は、画面
サイズの状態を告知する告知手段を構成している。
【0021】他方、上記後蓋8は、カメラ本体1の背面
を覆うように開閉自在に配設されていて、上記マスク支
持体4,5の移動路、即ち、ガイド溝1hに対向する位
置には縦方向のガイド長孔8aが穿設されている。そし
て、該後蓋8の後方には、図示しない撮影画面サイズ切
換え操作部、例えば画面サイズ切換えボタン等に連動し
て動作する撮影画面サイズ切換え部材12が該後蓋8の
外表面でフィルム給送方向に平行な方向に摺動可能に配
設されている。この撮影画面サイズ切換え部材12の前
面中央部には一側方上がりのS字形状のカム溝孔13
と、該カム溝孔13の下方にあって、一側方下がりのS
字形状のカム溝孔14とが互いに対向するように設けら
れている。
【0022】そして、このカム溝孔13,14内には、
磁気結合手段を構成する磁石9,10が移動自在に嵌合
される。即ち、上記磁石9,10は、共に基部が大径部
9b,10bで先端部が小径部9a,10aで形成され
ていて、その大径部9b,10bが上記カム溝孔13,
14内に嵌合しており、小径部9a,10aは上記ガイ
ド長孔8aを貫通してカメラ本体1内に突出している。
そして、小径部9a,10aの突出端面は、図3,図4
に示すように、それぞれフィルム21、マスク部材2,
3を介して上記磁性体で形成されたマスク支持体4,5
に磁気的に結合するような位置に配設される。また、こ
の磁気吸着による磁気的結合は、通常は上記伸張性のコ
イルバネ22の弾力では外れない力量バランスになって
いる。
【0023】従って、上記撮影画面サイズ切換え部材1
2は、切換える画面サイズに対応してカメラ外からマス
ク部材2,3を移動させる移動手段を構成しており、該
画面サイズ切換え部材12を、図1に示す矢印Nあるい
はPの方向に摺動させると、上記磁石9,10がガイド
長孔8aを互いに反対方向に移動し、該磁石9,10に
磁気的に結合されたマスク支持体4,5が同磁石9,1
0に連動して上下方向に摺動する。これにより上記マス
ク部材2,3が上下方向に移動しながらアパーチャ1c
の開口面のマスキング切換を行うことになる。
【0024】次に、このように構成された第1実施形態
の撮影画面サイズ切換えカメラの作用を、図3〜図6に
よって説明する。これらの図面は、該カメラにおけるマ
スク部材2,3、撮影画面サイズ切換え部材12および
その周辺部を示したものであって、図3,図5は共にフ
ルサイズ(36mm×24mm)での撮影時の状態を、
図4,図6は共にパノラマサイズ(36mm×13m
m)での撮影時の状態をそれぞれ示している。
【0025】カメラ本体1にフィルム21を装填する
と、該フィルム21はマスク部材2,3と圧板7との間
に位置する。そして、フルサイズでの撮影時には撮影画
面サイズ切換え部材12を、矢印N(図1参照)の方向
に摺動させる。これにより該切換え部材12上のカム溝
孔13,14(図1参照)によって磁石9,10はカム
溝孔の一端部13a,14aの位置まで押し広げられ
る。即ち、磁石9は上方へ、磁石10は下方へと移動す
る。そして、磁石9,10の移動に伴って該磁石9,1
0に磁気的に結合しているマスク支持体4,5がそれぞ
れ上下方向に摺動する。マスク部材2,3は、このマス
ク支持体4,5と一体に固着されているので、該マスク
支持体4,5の移動に伴って該マスク部材2は上方へ、
またマスク部材3は下方へとそれぞれ移動してアパーチ
ャ1c外に退避する。従って、フィルム21はフルサイ
ズの撮影画面となる。
【0026】また、マスク支持体4が上方に移動する
と、パノラマ視野枠部材23も上方に移動し、パノラマ
視野枠部23aはファインダ視野から退避し、ファイン
ダはフルサイズの視野となる。これでフルサイズでの撮
影が可能となる。
【0027】次に、パノラマサイズで撮影するときに
は、上記撮影画面サイズ切換え部材12を、矢印P(図
1参照)の方向に摺動させる。すると、該切換え部材1
2上のカム溝孔13,14(図1参照)によって磁石
9,10は、互いに近寄る向きに移動し、カム溝孔の他
端部13b,14bの位置まで狭められる。つまり、磁
石9は下方へ、また磁石10は上方へと移動する。そし
て、磁石9,10の移動に伴って該磁石9,10に磁気
的に結合しているマスク支持体4,5がそれぞれ下方お
よび上方に摺動する。また、このとき上記伸張性のコイ
ルバネ22の弾力がチャージされていく。このようにし
てマスク部材2,3は、該マスク支持体4,5の移動に
伴って該マスク部材2は下方へ、またマスク部材3は上
方へとそれぞれ移動してアパーチャ1cの上下端縁部を
マスクし、パノラマサイズのアパーチャ1cを形成し、
これによりフィルム21の撮影画面がパノラマサイズと
なる。
【0028】また、マスク支持体4が下方に移動したの
で、パノラマ視野枠部材23も下方に移動し、パノラマ
視野枠部23aは図4に示すように、ファインダ視野に
進入し、通常画面サイズの標準サイズの視野枠を覆い、
ファインダはパノラマサイズの視野となる。これでパノ
ラマサイズでの撮影が可能となる。
【0029】ところで、この状態で何等かの理由により
カメラにショック等が与えられて、磁石9,10とマス
ク支持体4,5との磁気的結合が外れると、このときに
は、告知手段が働く。
【0030】即ち、磁気的結合が外れると、撮影画面サ
イズ切換え部材12はパノラマ位置のまま、マスク支持
体4,5は上記コイルバネ22の解放弾力により、マス
ク部材2は上方へ、マスク部材3は下方へとそれぞれ移
動してアパーチャ1c外に退避する。従って、アパーチ
ャ1cはフルサイズの撮影画面となる。そして、マスク
支持体4,5が移動すると、パノラマ視野枠部材23も
上方に移動し、ファインダ視野より退避するのでファイ
ンダもフルサイズの視野となる。このように何等かの原
因によって磁石による磁気的結合が外れ、画面サイズが
変わってしまうと、これと同時にファインダ視野も切り
換ってしまう。従って、撮影画面サイズ切換え部材12
の切換位置とファインダ視野とが一致しないので、撮影
者はこれに気付いて撮影者の意図しない写真を撮影する
ことを防止する。
【0031】なお、上記第1実施形態ではマスク部材
2,3を移動させることで、アパーチャ1cをマスクし
て撮影画面サイズの切換えを行っているが、カメラ本体
1を所定の箇所で分割して構成にして該分割部分に上記
マスク部材2,3と同様な役目を負わせて、アパーチャ
形成部そのものを動かすようにしてもよい。また、上記
第1実施形態では通常の標準サイズとパノラマサイズと
の切換えを、例に挙げて説明したが、これに限定される
ことなく、例えば標準サイズとハーフサイズ、あるいは
標準サイズと該標準サイズよりも大きな撮影画面サイズ
との切換機構に適用されてもよいことは言うまでもな
い。
【0032】図7〜図10は、本発明の第2実施形態を
示したものである。
【0033】この第2実施形態は上記第1実施形態とほ
ぼ同様に構成されているが、第1実施形態と異なるとこ
ろは、第1実施形態におけるパノラマ視野枠部材23が
無くなり、図7,図8に示すようにパノラマ切換スイッ
チ30が設けられていることである。
【0034】このパノラマ切換スイッチ30は、マスク
支持体4の移動通路上に、その可動接片30aが配設さ
れており、マスク支持体4によってオン,オフされるよ
うになっている。即ち、マスク支持体4が標準サイズの
位置にあるときには、図7に示す如く、同切換スイッチ
30はマスク支持体4によって、その可動接片30aが
押し上げられてオフしており、マスク支持体4がパノラ
マサイズの位置に移動したときには、図8に示す如く、
同切換スイッチ30は、マスク支持体4の可動接片30
aの押し上げが解除されるのでオン状態になるようにな
っている。
【0035】図9,図10は、ファインダ視野をそれぞ
れ示したもので、図9が通常の標準サイズの撮影時で、
図10がパノラマサイズの撮影時を示している。このフ
ァインダ視野枠31には、標準サイズの視野枠31aと
パノラマサイズの構図を決めるための枠線31bとが設
けられているほか、視野枠31aの右側には上記パノラ
マ切換スイッチ30のオン動作によりファインダ用LE
Dが発光すると、パノラマサイズを表すPマーク32が
光るようになっている。
【0036】このように構成された上記第2実施形態に
おいては、標準サイズの撮影をする場合に、上記撮影画
面サイズ切換え部材12(図1参照)を矢印N方向に動
かすとマスク支持体4は上方へ、またマスク支持体5は
下方へそれぞれ移動し、マスク部材2,3がアパーチャ
1cより退避するので、これにより標準サイズの撮影状
態となる。また、マスク支持体4が上方へ移動すると、
パノラマ切換スイッチ30がオフするため、ファインダ
用LED(図示せず)は消え、ファインダ視野内にPマ
ーク32は見えないので、これによって撮影者はカメラ
が標準サイズの撮影状態になっていることが確認でき
る。
【0037】次に、パノラマサイズの撮影をする場合に
は、上記撮影画面サイズ切換え部材12(図1参照)を
矢印P方向に動かすとマスク支持体4は下方へ、またマ
スク支持体5は上方へそれぞれ移動し、マスク部材2,
3がアパーチャ1c内に進入するので、これによりパノ
ラマサイズの撮影状態となる。また、マスク支持体4が
下方へ移動するので、パノラマ切換スイッチ30がオン
してファインダ用LEDが発光し、ファインダ視野内に
Pマーク32が点灯する。よって、これによって撮影者
はカメラがパノラマサイズの撮影状態になっていること
が判る。
【0038】このパノラマサイズの撮影状態で何等かの
理由によりカメラにショック等が与えられて、磁石9,
10とマスク支持体4,5との磁気的結合が外れたとす
る。すると、このときには、告知手段が働く。
【0039】即ち、磁気的結合が外れると、撮影画面サ
イズ切換え部材12はパノラマ位置のまま、マスク支持
体4,5は上記コイルバネ22の解放弾力により、上下
方向に移動し、マスク部材2は上方へ、マスク部材3は
下方へとそれぞれ移動してアパーチャ1c外に退避す
る。従って、撮影画面サイズ切換え部材12はパノラマ
位置にあるにも拘らずアパーチャ1cは標準サイズの撮
影画面となる。そして、マスク支持体4が上方に移動す
ると、これによって可動接片30aが押し上げられて図
7に示すようにスイッチ30はオフになるので、ファイ
ンダ用LEDが発光を停止し、ファインダ視野内のPマ
ーク32が消える。このように何等かの原因によって磁
石による磁気的結合が外れ、画面サイズが変わってしま
うと、これと同時にファインダ視野も切り換ってしま
う。従って、撮影画面サイズ切換え部材12の切換位置
とファインダ視野とが一致しないので、撮影者はこれに
気付いて撮影者の意図しない写真を撮影することを防止
する。
【0040】また、上記第2実施形態ではファインダ用
LEDを用いてファインダ視野内にPマーク32が点灯
するようにしたが、これの代わりにカメラにPCV(ピ
エゾ.セラミック.バイブレータ)を内蔵させ、上記パ
ノラマ切換スイッチ30がオンすると上記PCVが音を
発生するようにしても、上記第2実施形態と同様の作
用,効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、省
スペースで、且つ、ファインダ内部と外部とを機械的に
遮断できるのでファインダ内部へのちりや埃等の侵入を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画面サイズ切換え
可能なカメラの要部分解斜視図である。
【図2】上記カメラのファインダ光学系の拡大斜視図で
ある。
【図3】上記第1実施形態のカメラにおいて、撮影画面
をフルサイズに切り換えた状態を示す要部拡大断面図で
ある。
【図4】上記第1実施形態のカメラにおいて、撮影画面
をパノラマサイズに切り換えた状態を示す要部拡大断面
図である。
【図5】上記第1実施形態のカメラにおいて、撮影画面
をフルサイズに切り換えた状態を示す要部背面図であ
る。
【図6】上記第1実施形態のカメラにおいて、撮影画面
をパノラマサイズに切り換えた状態を示す要部背面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施形態を示す画面サイズ切換え
可能なカメラにおける撮影画面をフルサイズに切り換え
た状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示す画面サイズ切換え
可能なカメラにおける撮影画面をパノラマサイズに切り
換えた状態を示す要部拡大断面図である。
【図9】上記第2実施形態のカメラにおけるファインダ
視野を示す正面図である。
【図10】上記第2実施形態のカメラにおけるファイン
ダ視野を示す正面図である。
【符号の説明】
2,3………マスク部材 4,5………マスク支持体 9,10……磁石(磁気結合手段) 12…………画面サイズ切換え部材 13,14…………カム溝孔 23…………パノラマ視野枠部材(視野部材) 28…………フルサイズ視野枠部材(視野部材) 代理人 弁理士 伊 藤 進
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−328537(JP,A) 特開 平1−267624(JP,A) 特開 昭59−84230(JP,A) 実開 平6−10933(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 13/12 G03B 17/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダ視野切換え可能なカメラにお
    いて、 上記カメラ外部に設けられ、上記ファインダの視野を切
    換えるための切換え操作部材と、 上記カメラ内に設けられ、上記ファインダ視野内におい
    て第1のサイズの視野と、該第1のサイズとは異なる第
    2のサイズの視野とに切換え可能な視野部材と、 上記切換え操作部材と上記視野部材との間に設けられ、
    上記切換え操作部材と上記視野部材とを非接触で磁気力
    を用いて結合し、上記切換え操作部材の移動に応じて上
    記視野部材を移動させる磁気結合手段と、 を具備することを特徴とするファインダ視野切換え可能
    なカメラ。
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