JP3348971B2 - セメント補強用集束繊維 - Google Patents
セメント補強用集束繊維Info
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Description
いて補強するための集束繊維であり、中でも特にモルタ
ル用の補強繊維として効果的なセメント補強用集束繊維
に関するものである。
しては、細い単繊維をそのまま使用した場合、柔らか過
ぎてジャリなどの骨材にまとわりつき、補強用の効果が
減殺されることから、太い繊維を使用したり、あるいは
細い繊維を多数集束することによって繊維に適度な剛性
を付与し、乾式混合時においてジャリなどの骨材にまと
わりつかないような工夫がなされている。
繊維として種々の無機繊維、合成繊維の使用が提案され
ている中で、特にモルタル分野に適用するための集束繊
維としては、特公昭63−59980号記載のように、
水の存在下で集束効果が減少する集束剤を2〜20重量
%付着させ、単糸デニールが0.5〜25d、のモノフ
ィラメントが50〜6000本集束されたアスペクト比
40〜900のチョップドストランド、特開昭52−8
9122号記載のように、細デニールの繊維を水溶性糊
剤で処理集束して太デニールの繊維としたチョップドス
トランドとしたもの、あるいは特公昭53−37957
号記載のように、50〜200本のガラス繊維を集束剤
で集束したものなどがある。
汎用されているセメント補強用の各種の有機繊維は、集
束剤による集束効果によって適度な剛性が付与されてい
ることから、セメントに給水されて集束が解除されると
柔軟な単繊維に分繊され、攪拌されるとジャリなどの骨
材にまとわりつきやすく、補強効果の低下を招くことに
なる。
マトリックスのアルカリ性条件下において140℃を超
える温度となるオートクレーブ養生では、ポリエステル
繊維、ビニロン繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維
は、耐アルカリ性に劣ることから化学変化を受けて脆化
し、補強繊維としての機能が低下するという憂いがあ
る。
としては、本出願人が先に提案している特開平5−44
163号公報記載の炭酸カルシウム入り高結晶性ポリプ
ロピレン繊維や、特開平5−170497号公報記載の
高結晶性ポリプロピレン繊維が耐アルカリ性に優れ、ま
た他の繊維に比べて硬度と剛性が大きいことから、モル
タルセメント内への乾式混合用として頗る好都合とな
る。
ピレン繊維を、例えばモルタルセメント用の補強集束繊
維に用いるべく多数本の繊維を糊剤でもって接着集束す
ることを検討した結果、他の繊維の場合には糊剤の付着
量が2〜5%程度で十分集束効果が得られるにも拘ら
ず、高結晶性ポリプロピレン繊維は疎水性であり、また
他の繊維に比べて硬度と剛性が大きいため、この程度の
糊剤の付着量ではモルタルセメントとの乾式混合時に所
期の集束形態を保持する集束繊維を得ることができず、
また糊剤の付着量が多くなると給水して攪拌したセメン
トスラリー内での集束繊維の分繊性が悪くなるが、適量
な糊剤を付着させると、糊剤による集束効果と繊維自身
の剛性効果とによって、糊剤の付着量が他の繊維と同等
であるにも拘らず剛直性に優れ給水時における分繊性の
良好なセメント補強用の集束繊維となることを知見し
た。
の乾式混合時においてその集束形態が保持されて均一に
モルタルセメント内に分散され、しかも給水され攪拌さ
れたセメントスラリー内での分繊性が損なわれないよう
に最適量の水溶性糊剤でもって接着集束された高結晶性
ポリプロピレン繊維を提供することを目的としてなされ
たものである。
プロピレン繊維束に繊維重量に対して水溶性糊剤を7〜
15重量%付着させて集束し切断してセメント補強用繊
維となすことによって上記課題を解決した。
は、Q値(Q:重量平均分子量/数平均分子量の比)が
5未満、沸騰n−ヘプタン不溶分(HI:重量%)が9
7<HI<100、アイソタクチックペンタッド分率
(IPF:モル%)が94<IPF<100である高結
晶性ポリプロピレン、または平均直径が1μm未満の炭
酸カルシウム微粉末を2〜20重量%含んだ高結晶性ポ
リプロピレンからなる繊維に水溶性集束剤が繊維重量に
対して7〜15重量%付着され、3〜10mmの長さに
切断されて500〜4000本の繊維が水溶性集束剤に
よって集束されていることを特徴しているものである。
値が5未満、好ましくは4以下、HIが97%より以
上、好ましくは98%以上、IPFが94%より以上、
好ましくは96%以上の高結晶性のものが好ましい。Q
値を5未満にするのは熱延伸性を良好にするためであ
る。HIを97%より以上及びIPFを94%より以上
とするのは、低結晶成分が少なく立体規則性に優れたポ
リプロピレン樹脂を選んで延伸により結晶配向を向上さ
せて繊維強力を高め、繊維の剛直性を優れたものにする
ためである。
μm未満の炭酸カルシウム微粉末を2〜20重量%添加
してなる高結晶性ポリプロピレンを少なくとも繊維表層
としてなる繊維は、セメントスラリーとの親和性をより
よくすることができる。
型体となったときの曲げ強度の向上およびクラック防
止、衝撃強度を高める点から、繊維強度が5g/d以
上、繊維伸度が15%以上を有している繊維であること
が好ましい。
の改善をはかるため、繊維にノルマルアルキルホスフェ
ートアルカリ金属塩のような繊維処理剤を付着させてお
くことも好ましいことである。例えばノルマルアルキル
ホスフェートアルカリ金属塩としては、ノルマルアルキ
ルホスフェートカリウムまたはノルマルアルキルホスフ
ェートナトリウムであって、例えば炭素数8のオクチル
ホスフェートカリウムまたはナトリウム、炭素数10の
デシルホスフェートカリウムまたはナトリウム、炭素数
12のラウリルホスフェートカリウムまたはナトリウ
ム、炭素数13のトリデシルホスフェートカリウムまた
はナトリウム、炭素数14のミリスチルホスフェートカ
リウムまたはナトリウム、炭素数16のセチルホスフェ
ートカリウムまたはナトリウム、炭素数18のステアリ
ルホスフェートカリウムまたはナトリウムを挙げること
ができる。
剤を付着させる方法としては、繊維製造工程の延伸後の
段階で付与すればよく、付与方法としては、浸漬方法、
スプレー方法、コーティング方法の何れでもよい。繊維
への水溶性集束剤の付着量は、繊維重量に対して7〜1
3重量%が好ましく、7重量%未満では集束力が不足と
なって、セメント系原料とミキサーで乾式混合した場合
に分繊が生じてファイバーボールができ、また15重量
%を超えると集束繊維製造工程において生産効率が低下
するとともに集束力が過剰となって後工程の給水時に短
時間で単繊維に分繊することができず、また不経済とな
る。
維間に水溶性集束剤の浸透性をよくするために、繊維に
予め陰イオン系または非イオン系の浸透剤を付着させた
のち水溶性集束剤に浸漬するか、または水溶性集束剤に
浸透剤を混入しておくことが望ましい。浸透剤の付着量
は、繊維重量に対して0.1〜1重量%程度が適当であ
る。0.1重量%未満では浸透剤効果が得られず、1重
量%を超えると浸透剤の影響で集束力不足となる。
フノリ、カゼイン、タピオカ、植物性小麦澱粉、馬鈴薯
澱粉、植物性ガム類、アルファ澱粉や澱粉誘導体の酢酸
澱粉、燐酸澱粉、酵素性澱粉、カチオン化澱粉、焙焼澱
粉、カルボキシメチルスターチ、カルボキシエチルスタ
ーチ、ヒドロキシエチルスターチ、陽性澱粉、シアノエ
チル化澱粉、ジアルデヒドデンプン、セルロース誘導体
としてメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ア
ルギン酸ソーダあるいはポリビニルアルコール、ポリア
クリル酸等を挙げることができる。浸透剤としては、陰
イオン系または非イオン系界面活性剤で起泡力の著しく
ないものが有効であり、例えばアルキルナフタレンスル
ホン酸ナトリウム、ポリエチレンオキシアルキル硫酸塩
あるいはポリエチレンオキシアルキルエーテル等を挙げ
ることができる。
ト、高炉セメント、シリカセメント、アルミナセメント
等の補強に適用することができ、また半水石膏、2水石
膏とスラグあるいはこれらを上記セメントと混合して使
用する際にも用いることができ、モルタル用はもちろん
のこと湿式抄造法、流込方法、押出成型法で自然養生、
蒸気養生、オートクレーブ養生といかなる製法にも適用
することができる。
〜15重量%の水溶性集束剤は、500〜4000本の
繊維を適度に集束して給水によって溶解されるまでその
集束形態を保持し、取り扱い時や乾式混合時に細かく分
割されてファイバーボールとなるのを防止する。
剛性は、給水による分繊性をよくすると共に分繊された
単繊維のセメント骨材への絡み付き抑制して施工性を向
上させ、さらにセメント成型品の衝撃強度や曲げ強度の
向上に寄与する。
鞘成分に適量の炭酸カルシウムを均一に添加されてなる
高結晶性ポリプロピレン繊維は、セメントとの親和性を
向上させる作用を奏し、セメント成型体の衝撃強度を損
なうことなく曲げ強度向上に大きく寄与する。
量の比)が3.5、沸騰n−ヘプタン不溶分(HI:重
量%)が98%、アイソタクチックペンタッド分率(I
PF:モル%)が97、MFR(メルトフローレート;
g/10分、JIS−K−7210に準ずる。)が15
のポリプロピレン樹脂を用い、257℃の温度で溶融紡
糸し延伸して単糸繊度が2デニール、単糸強度が8.0
/デニール、繊維伸度が25%、トータルが80,00
0デニールの高結晶性ポリプロピレン繊維のトウとなし
た。
ートカリウム(繊維処理剤)の2重量%水溶液に浸漬処
理したのち、ポリビニルアルコールの水溶液にポリエチ
レンオキシアリルエーテルを添加した水溶性集束剤の液
槽に浸漬し絞りロールを通過させて乾燥し、ポリビニル
アルコールを7重量%、ポリエチレンオキシアリルエー
テルである浸透剤を0.1重量%付着させた帯状のトウ
となした。
リットし、5mmにカットして、約1800〜4000
本の高結晶性ポリプロピレン繊維が集束されたセメント
補強用の集束繊維となした。
ルアルコールの付着量を10重量%となし、同様にして
セメント補強用の集束繊維となした。
ルアルコールの付着量を15重量%となし、同様にして
セメント補強用の集束繊維となした。
ルアルコールの付着量を3重量%となし、同様にしてセ
メント補強用の集束繊維となした。
ルアルコールの付着量を5重量%となし、同様にしてセ
メント補強用の集束繊維となした。
ルアルコールの付着量を20重量%となし、同様にして
セメント補強用の集束繊維となした。
レン樹脂を芯成分と鞘成分に用い、鞘成分に対して金属
石鹸で前処理をした炭酸カルシウム微粉末を8重量%練
り込み275℃の温度で芯鞘型複合繊維(芯/鞘=6/
4)を溶融紡糸した後、延伸して、単糸繊度が2デニー
ル、単糸強度が4.9/デニール、繊維伸度が38%、
トータルが80,000デニールの高結晶性ポリプロピ
レン繊維のトウとなしし、上記実施例1と同様に浸透剤
を0.1重量%と共にポリビニルアルコールを7重量%
付着させて乾燥し、スリットしたのち切断して、幅3m
m、長さが5mmのセメント補強用の集束繊維とした。
ルアルコールの付着量を10重量%となし、同様にして
セメント補強用の集束繊維となした。
ルアルコールの付着量を15重量%となし、同様にして
セメント補強用の集束繊維となした。
ルアルコールの付着量を5重量%となし、同様にしてセ
メント補強用の集束繊維となした。
ルアルコールの付着量を20重量%となし、同様にして
セメント補強用の集束繊維となした。
上記実施例1〜6および比較例1〜5によって得られた
の各集束繊維をそれぞれ10gずつ準備し、各々別個に
普通ポルトランドセメント800g、珪砂200gと共
にミキサーに徐々に投入して乾式混合した。(ミキサー
の回転数20R/M、混合時間10分間)。
にかけ、混合作用によって単繊維に分離してファイバー
ボールとなっていた繊維の割合を次式により算出した結
果を表1に示す。
ーボール量/投入繊維量
(セメント原料)に、それぞれのセメント原料に対して
40重量%の水道水を添加して湿式混合した。そしてこ
の湿式混合物内における添加した補強用繊維の分散状態
およびコテ塗り性の評価を行った結果を表1に示す。
態、湿式混合時の分繊状態、コテ塗り性の評価は次のよ
うにして行った。 乾式混合時の形態保持状態…… ◎:集束形態の崩壊が
殆どない。 ○:集束形態の崩壊が少ない。 Δ:集束形態の崩壊がやや多い。 ×:集束形態の崩壊が多い。 湿式混合時の分繊状態…… ◎:うまく分繊されてい
た。 ○:一部に未分繊のものあるいは繊維塊のものがある。 コテ塗り性…… ◎:伸びやすくスムースに塗れる。 ○:少し伸びにくいが比較的スムースに塗れる。 Δ:なんとか伸びて塗れる。 ×:伸びが悪く塗りにくい。
(ポリビニールアルコール)に代えてコーンスターチを
使用したがその結果は表1と大差がなく、集束剤の付着
量が7〜15重量%の範囲が最良であった。またポリビ
ニルアルコールとコーンスターチとをそれぞれ等量に混
合した集束剤を使用しても同様な結果となった。
強用集束繊維は、Q値(Q:重量平均分子量/数平均分
子量の比)が5未満、沸騰n−ヘプタン不溶分(HI:
重量%)が97<HI<100、アイソタクチックペン
タッド分率(IPF:モル%)が94<IPF<100
である高結晶性ポリプロピレンからなる繊維、または高
結晶性ポリプロピレンに平均直径が1μm未満の炭酸カ
ルシウム微粉末を2〜20重量%含んだ樹脂を鞘成分と
し、高結晶性ポリプロピレンを芯成分とする芯鞘型複合
繊維、または高結晶性ポリプロピレンに平均直径が1μ
m未満の炭酸カルシウム微粉末を2〜20重量%含んだ
樹脂からなる単一繊維という水溶性集束剤が繊維重量に
対して7〜15重量%付着され、3〜10mmの長さに
切断されて500〜4000本の繊維が水溶性集束剤に
よって集束されてなるものであるから、高結晶性ポリプ
ロピレン繊維に対する水溶性集束剤の付着量が適量とな
って集束形態の崩壊がなく、セメント原料内への投入が
容易であるばかりでなくモルタルセメント内に乾式混合
した場合、高結晶性ポリプロピレン繊維の剛直性と集束
剤による集束効果が相乗的に作用してファイバーボール
を起こすことなく均整に混合でき、次に水を加えると集
束剤が溶解してセメント原料内に均一な分散状態とな
り、また高結晶性ポリプロピレン繊維の剛直性が骨材へ
のまつわりつきを防止してセメント製品の衝撃、曲げ強
度共に向上させることができる。
カルシウムを添加した集束繊維は、ポリプロピレン樹脂
の疎水性が改善されてセメントとの親和性が増し、セメ
ント製品の曲げ強度をさらに向上させることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 Q値(Q:重量平均分子量/数平均分子
量の比)が5未満、沸騰n−ヘプタン不溶分(HI:重
量%)が97<HI<100、アイソタクチックペンタ
ッド分率(IPF:モル%)が94<IPF<100で
ある高結晶性ポリプロピレンからなる繊維の集合物に水
溶性集束剤が繊維重量に対して7〜15重量%付着さ
れ、3〜10mmの長さに切断されて500〜4000
本の繊維が水溶性集束剤によって集束されていることを
特徴とするセメント補強用集束繊維。 - 【請求項2】 繊維が、高結晶性ポリプロピレンに平均
直径が1μm未満の炭酸カルシウム微粉末を2〜20重
量%含んだ樹脂を鞘成分とし、高結晶性ポリプロピレン
を芯成分とする芯鞘型複合繊維の集合物、または高結晶
性ポリプロピレンに平均直径が1μm未満の炭酸カルシ
ウム微粉末を2〜20重量%含んだ樹脂からなる単一繊
維の集合物に水溶性集束剤が繊維重量に対して7〜15
重量%付着され、3〜10mmの長さに切断されて50
0〜4000本の繊維が水溶性集束剤によって集束され
ていることを特徴とするセメント補強用集束繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10183094A JP3348971B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | セメント補強用集束繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10183094A JP3348971B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | セメント補強用集束繊維 |
Publications (2)
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JPH07291690A JPH07291690A (ja) | 1995-11-07 |
JP3348971B2 true JP3348971B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=14311021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10183094A Expired - Lifetime JP3348971B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | セメント補強用集束繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP5008798B2 (ja) * | 2001-01-30 | 2012-08-22 | 株式会社クラレ | 繊維補強セメント成形体 |
JP4427710B2 (ja) * | 2003-04-17 | 2010-03-10 | 東洋紡績株式会社 | 有機繊維集束糸の製造方法 |
JP6042762B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-12-14 | 帝人株式会社 | ポリプロピレン繊維及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP10183094A patent/JP3348971B2/ja not_active Expired - Lifetime
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