JP3348880B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3348880B2
JP3348880B2 JP22299792A JP22299792A JP3348880B2 JP 3348880 B2 JP3348880 B2 JP 3348880B2 JP 22299792 A JP22299792 A JP 22299792A JP 22299792 A JP22299792 A JP 22299792A JP 3348880 B2 JP3348880 B2 JP 3348880B2
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英典 宮本
文人 帯川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのレンズ鏡筒に
内蔵される撮影レンズ保護用のレンズバリアを備えたレ
ンズ鏡筒に関する。
【0002】カメラのレンズ鏡筒に内蔵されるレンズバ
リアとして、実開昭61−119139号公報に記載さ
れているように、一対の羽根をレンズ光軸と直交する面
内で互いに反対方向へ移動させて鏡筒開口部を開閉する
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレンズ
バリアでは、各羽根をレンズ光軸から互いに反対方向へ
後退させて鏡筒開口部を開放しているので、レンズ鏡筒
の開口部の周囲のほとんどが羽根の収納空間で占められ
てしまい、鏡筒開口部の周囲の有効利用ができない。
【0004】本発明の目的は、レンズ鏡筒の開口部の周
囲を有効利用できるレンズバリアを使用した空間利用率
が高いレンズ鏡筒を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮影レンズを
保持し、撮影レンズの光軸に沿って繰り出しおよび繰り
込み可能なレンズ保持枠と、撮影レンズよりも被写体側
において、レンズ保持枠の開口部を分担して覆う閉位置
と、開口部の周囲へ後退する退避位置との間で光軸と略
直交する同一方向に移動可能な複数の羽根を有するレン
ズバリアとを備えたレンズ鏡筒に適用される。そして、
上記退避位置において、複数の羽根が光軸方向に重なり
合って収納される第1の収納空間と、レンズ保持枠が繰
り込み状態にあるときに、レンズ鏡筒を構成する他の構
成部品の少なくとも一部が収納される第2の収納空間と
を備え、第2の収納空間を、光軸を挟んで前記第1の収
納空間と反対側で、かつ光軸方向に関しては第1の収納
空間と同一の位置に設け、これにより上記問題点を解決
する。請求項2の発明は、構成部品を直進キーとしたも
のである。請求項3の発明は、構成部品を、レンズ鏡筒
内にに設けられる鏡筒内電気回路とレンズ鏡筒が取り付
けられるカメラ本体に設けられる他の電気回路とを電気
的に接続するフレキシブルプリント基板としたものであ
る。
【0006】
【作用】第2の収納空間は、光軸を挟んで前記第1の収
納空間と反対側で、かつ光軸方向に関しては第1の収納
空間と同一の位置に設けられているので、レンズ保持枠
の開口部の周囲が有効利用され、レンズ鏡筒やカメラの
小型化が図れる。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1に示すように、本実施例のレンズ鏡筒は、
第1のレンズ群L1および第2のレンズ群L2を光軸方
向へ移動させてズーミングを行なうズーム機構1と、第
1のレンズ群L1の一部を光軸方向へ移動させてフォー
カシングを行なうフォーカス調整機構2と、レンズ鏡筒
の開口部12aを開閉するレンズバリア3とを備える。
【0009】ズーム機構1は、不図示のカメラ本体に固
定された固定筒10の内周に嵌合する外筒11と、この
外筒11の内周に嵌合する内筒12と、この内筒12の
後端側の内周に嵌合するカム筒13とを備える。外筒1
1は固定筒10と前押え環14とに挟み込まれて光軸方
向への移動が規制されるとともに、その外周に形成され
た歯部110がモータMの出力軸と連結された駆動ギア
15と噛合され、モータMの回転に応じて光軸の回りに
回転駆動される。モータMの回転の制御については後述
する。
【0010】図1、図2、図5および図6に示すよう
に、外筒11の内周には光軸方向へ延びる一本の直進溝
111と、光軸の回りに捩れる螺旋部112aを備えた
同形同大の3本のカム溝112とが形成され、各カム溝
112は内筒12の外周に固定されたカムフォロア12
0と係合する。内筒12は、その内周に設けられた直進
溝121がカメラ本体(不図示)に固定された直進キー
16と係合して周方向への回転が阻止される。このた
め、カムフォロア120がカム溝螺旋部112aにある
状態で外筒11が回転すると、カムフォロア120が光
軸方向へ押されて内筒12が光軸方向へ移動し、これに
伴って内筒12に支持された第1のレンズ群L1が光軸
方向へ移動する。
【0011】図1および図5に示すように、外筒11の
直進溝111にはカム筒13の後端に固定されたカムフ
ォロア130が係合し、これによりカム筒13は光軸の
回りを外筒11と一体に回転可能とされる。カム筒13
の内周には第2のレンズ群L2を支持するレンズホルダ
17が嵌装されている。レンズホルダ17の外周にはカ
ムフォロア170が固定され、これらカムフォロア17
0はカム筒13に形成された同形同大の3本のカム溝1
31と係合する。カムフォロア170の先端はカム溝1
31から突出して内筒12の内周面に形成された3本の
直進溝122と係合する。カム溝131は外筒11の内
周に形成したカム溝112(図6参照)と同一方向へ捩
れる螺旋溝状に形成され、一方、直進溝122は光軸と
平行に形成されている。このため、カム筒13が回転す
るとカム溝131によってカムフォロア170が光軸方
向へ押し出され、これに伴ってレンズホルダ17に保持
された第2のレンズ群L2が光軸方向へ移動する。な
お、円錘コイルバネ171はレンズホルダ17をフィル
ム側(図面上方向)へ付勢しレンズホルダ17のがたつ
きを防止するばね、18は外筒11の雄ねじ部113と
螺合して外筒11の位置調整を行なうためのバック調整
リングである。
【0012】カム溝112,131の捩れ方向は、レン
ズ鏡筒の前面側から視て外筒11を反時計方向へ回転さ
せたとき、第1、第2のレンズ群L1,L2が対応する
カム溝112,131の捩れ角に応じた量だけレンズ鏡
筒の前方へ繰り出され、これによりレンズ群L1,L2
がその間隔を変えつつ前方へ移動して焦点距離が増加す
るように定められる。以下、本明細書では特に断りがな
い限り各構成要素の回転方向をレンズ鏡筒の前面側(図
1の左方)からみた状態で表すものとする。
【0013】図1および図2に示すように、フォーカス
調整機構2は、内筒12の内周に取り付けられて内筒1
2とともに光軸方向へ移動する駆動装置20と、この駆
動装置20の内周に配置されて第1のレンズ群L1の大
半を保持するレンズホルダ21とを備える。駆動装置2
0は、制御回路4から出力される距離信号に応じた角度
だけ駆動ピン200を光軸の回りに回転させ、この駆動
ピン200の回転はレンズホルダ21と一体の腕210
を介してレンズホルダ21に伝達されてレンズホルダ2
1を光軸の回りに回転させる。レンズホルダ21が回転
するとレンズホルダ21の後端部外周の雄ねじ部211
が駆動装置20の内周の雌ねじ部201に対して回転
し、これにより、駆動ピン200の回転量に応じてレン
ズホルダ21に保持されたレンズが光軸方向へ移動して
レンズの焦点距離が調整される。なお、22は雄ねじ部
211と雌ねじ部201とのバックラッシュによる誤差
を除去するためのばねである。
【0014】駆動装置20は、制御回路4から出力され
るレリーズ信号により、第1のレンズ群L1中に配置し
た絞り兼用シャッタ23をも駆動する。絞り兼用シャッ
タ23の開度および駆動速度は制御回路4から駆動装置
20に出力される露出信号により制御される。
【0015】制御回路4と駆動装置20とはフレキシブ
ルプリント基板(以下、FPCと称する)5を介して電
気的に接続される。FPC5は直進キー16の上面に貼
着されて外筒11の後端から先端まで引き回された上で
駆動装置20と接続される。駆動装置20と直進キー1
6の先端との間のFPC5にはたるみ部5aが設けら
れ、このたるみ部5aは内筒12の開口部12aの上方
に画成された収納空間123(図3,図4参照)に収納
される。たるみ部5aのたるみ量は、図7に示すように
外筒11から内筒12を最大限繰り出したときでもたる
み部5aが残るように調整される。
【0016】図1〜図5に示すように、レンズバリア3
は、板状をなす一対の羽根30,31とこれら羽根3
0,31を駆動する駆動機構32とを備える。図1、図
2および図4に示すように、羽根30,31は略板厚分
だけレンズ光軸方向へずらして配置されるとともに、内
筒12に形成された羽根案内溝124に嵌め込まれて図
1および図4の上下方向へ移動可能に支持されている。
羽根30,31のうち後側に配置される上部羽根30は
その両端に上下方向へ延びる貫通溝300を有し、これ
ら貫通溝300には下部羽根31の両端に設けた突起3
10が嵌め込まれる。これにより、図3の開状態から上
部羽根30を上方へ引き出すと下部羽根31が遅れて引
き出され、上部羽根30を最も上方まで引き上げたとき
図4に示すように各羽根30,31が内筒開口部12a
を上下方向にほぼ半分ずつ分担して閉塞する。上部羽根
30を最も下方へ降下させたときには、図1に示すよう
に各羽根30,31が内筒開口部12aの下方に画成さ
れた羽根収納空間125にレンズ光軸方向へ重畳した状
態で収納され、内筒開口部12aが開放される。かくし
て、羽根収納空間125が各羽根30,31の退避位置
Poをなし、図4に示すように各羽根30,31が最も
上方へ引き出された位置が閉位置Ps1,Ps2をな
す。
【0017】図2〜図4に示すように、駆動機構32
は、内筒12のほぼ全長に渡ってレンズ光軸と平行に延
在させて取り付けられた駆動軸321と、この駆動軸3
21の先端に取り付けられた駆動レバー322と、内筒
12と一体の支持軸126に軸支された中間レバー32
3と、上部羽根30の背面側に配置されて支持軸126
に軸支された開閉レバー324とを備える。図2および
図3に示すように、開閉レバー324の先端側には長孔
324aが形成され、この長孔324aには上部羽根3
0に固定されたピン302が摺動自在に嵌合する。図2
および図5に示すように駆動軸321の後端部は内筒1
2から突出してカムフォロア325と一体化される。外
筒11の後端面には傾斜面326aを有するドッグ32
6が固定され、このドッグ326は外筒11を時計方向
へ最大限回転させるときにカムフォロア325と係合し
てカムフォロア325を時計方向に回転させる。このと
き駆動レバー322は図3に2点鎖線で示す位置まで時
計方向に回転する。
【0018】図3に示すように、開閉レバー324と内
筒12との間にはばね327が張設され、その引張力に
より開閉レバー324は内筒12の下方へ押し付けられ
る。開閉レバー324と中間レバー323とは支持軸1
26の外周に嵌装された連結ばね328で連結されてい
る。これにより、ばね327の引張力で中間レバー32
3の先端のピン323aが駆動レバー322の先端に押
し付けられ、この押圧力により駆動軸321を介してカ
ムフォロア325が反時計方向へ回転してドッグ326
に押し付けられる。外筒11の回転に伴ってドッグ32
6が周方向へ移動すると、カムフォロア325がドッグ
326の輪郭を追従するために駆動軸321が回転し、
これに伴って開閉レバー324が回転して上部羽根30
が上下方向へ移動する。
【0019】図6に示すように外筒11のカム溝112
の後端側にはレンズ光軸方向と直交する直線部112b
が形成されている。これら直線部112bにカムフォロ
ア120が位置するときは、外筒11を回転させても内
筒12が繰り出されず、カムフォロア325とドッグ3
26のレンズ光軸方向の位置が同一に保たれる。図に実
線で示すように、直線部112bの最も奥側にカムフォ
ロア120があるときは図5に実線で示すようにドッグ
326にカムフォロア325が乗り上げた状態となる。
直線部112bと螺旋部112aとの交点までカムフォ
ロア120が移動すると、ドッグ326が図5の2点鎖
線で示す位置まで移動する。カム筒13に形成されたカ
ム溝131にもカム溝112と同様の直線部が形成さ
れ、内筒12が繰り出されない範囲では、第2のレンズ
群L2を保持するレンズホルダ17も光軸方向へ移動し
ない。すなわち、直線部112bの長さ分の回転量でレ
ンズバリア3の羽根30,31が開閉する。
【0020】図1に示すように、制御回路4は、スイッ
チSW1〜SW3の接続状態と、フォトインタラプタ6
で検出されるモータMの回転量とに基づいて駆動回路7
へ駆動信号を出力し、この駆動信号に基づいて駆動回路
7はモータMを回転させる。メインスイッチSW1がオ
フの状態からオンに切換わるとモータMによって外筒1
1が図5の位置から反時計方向へ回転し、外筒11のカ
ム溝112の直線部112bと螺旋部112aとの交点
までカムフォロア120が移動した時点でモータMが停
止する。カムフォロア120がカム溝螺旋部112aに
あるときにテレスイッチSW2がオンされたときは、モ
ータMによって外筒11が反時計方向へ回転し、レンズ
の焦点距離が増加する。ワイドスイッチSW3がオンさ
れたときはモータMが逆方向へ駆動されてレンズの焦点
距離が減少する。メインスイッチSW1がオフされたと
きは外筒11が時計方向へ回転し、カムフォロア120
がカム溝直線部112bの最も奥側まで移動した時点
(図6の実線位置)でモータMの回転が停止する。
【0021】以上の構成のレンズ鏡筒では、メインスイ
ッチSW1がオフのとき外筒11が時計方向へ最大限に
回転した位置に保持される(図5)。このときカムフォ
ロア325がドッグ326に乗り上げて駆動軸321が
時計方向へ回転し、図3に2点鎖線で示すように駆動レ
バー322が時計方向へ、中間レバー323および開閉
レバー324が反時計方向へ回転する。このため、レバ
ー324と連結された上部羽根30が上方へ引き出さ
れ、これに連動して下部羽根31も引き出されて内筒1
2の開口部12aが羽根30,31により閉塞される。
【0022】メインスイッチSW1がオンされると、外
筒11が反時計方向に回転してドッグ326がカムフォ
ロア325から離間する。このため、駆動レバー32
2、中間レバー323および開閉レバー324がばね3
27の引張力によって図3の実線で示す位置へ回転す
る。これにより羽根30,31が内筒12の下部の羽根
収納空間125に引き込まれ、内筒12の開口部12a
が開放されてワイド端での撮影が可能となる。さらにテ
レスイッチSW2がオンされたときには第1、第2のレ
ンズ群L1,L2が前方へ繰り出されて焦点距離が増加
し、テレ側での撮影が可能となる。内筒12が繰り出さ
れたときはドッグ326とカムフォロア325とがレン
ズ光軸方向へ離れるので羽根30,31は引続き羽根収
納空間125に収納されたままである。
【0023】本実施例では、外筒11に対する内筒12
の繰り出し量が変化すると駆動装置20とカメラ本体に
内蔵した制御回路4との距離が変化する。この距離の変
化は収納空間123に収納されたFPC5のたるみ部5
aのたるみ量の変化によって吸収される。したがって、
FPC5に過剰な引張力や曲げ力が作用することがな
く、FPC5の寿命が向上する。ここで、FPC5の引
張や曲げを防止するには、収納空間123をなるべく大
きく確保してたるみ部5aに十分なたるみ量を与える必
要がある。かかる収納空間123を内筒12の開口部1
2aの周囲以外に設けるとすれば、鏡筒径やカメラ本体
の外形寸法の増加が避けられない。この点、本実施例で
は、レンズバリア3のすべての羽根30,31の退避位
置Poを内筒開口部12aの下方に設けた羽根収納空間
125に集約し、余裕が生じた内筒開口部12aの上方
に収納空間123を配置したので、内筒開口部12aの
周囲を有効利用して鏡筒やカメラ本体の小型化を実現し
つつ収納空間123を十分大きくとってFPC5の寿命
向上を図り得る。しかも、羽根30,31を光軸方向へ
重なり合った状態で収納しているので、羽根収納空間1
25が径方向へ拡大することもなく、鏡筒径は一対の羽
根を上下に分けて収納する従来例とほぼ同一に保たれ
る。
【0024】本実施例では、特に収納空間123にFP
C5のたるみ部5aを収納したが、本発明はこれに限る
ことなく、鏡筒に内蔵される種々の部品を収納してよ
い。羽根30,31は2枚に限ることなく、3枚あるい
はそれ以上でもよい。羽根30,31の駆動機構32も
図示の例に限定されることなく、例えば各羽根を別々に
駆動するものでもよい。駆動装置20と制御回路4とを
結ぶ配線部材もFPC5に限ることなく、リード線など
種々の配線部材を用いてよく、最低限たるみ部5aだけ
が曲げ変形可能な可撓性材料から構成されていればよ
い。FPC5で接続する電気回路も制御回路4と駆動装
置20に限定されない。ズーミング機構1やフォーカス
調整機構2も図示の例に限定されることなく、レンズ鏡
筒の目的に応じて適宜変更される。
【0025】以上の実施例では、第1のレンズ群L1お
よび第2のレンズ群L2が撮影レンズを、内筒12がレ
ンズ保持枠を、駆動装置20が鏡筒内電気回路を、制御
回路4が他の電気回路を、FPC5がフレキシブルプリ
ント基板をそれぞれ構成する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレン
ズ鏡筒では、複数の羽根が退避位置に移動すると、これ
らの羽根はレンズ鏡筒の周囲に設けた羽根収納部に撮影
レンズの光軸方向に重なり合って収納されるので、レン
ズ鏡筒の径方向への拡大を抑止することができる。加え
て、光軸を挟んで羽根収納部と略反対の位置に設けられ
る収納空間にレンズ鏡筒を構成する構成部品の少なくと
も一部が収納されるので、レンズ鏡筒内の空間利用効率
を増してレンズ鏡筒の小型化を達成することができる。
特に、請求項3に記載の発明に係るレンズ鏡筒では、上
述のようにして得られる収納空間にフレキシブルプリン
ト基板の少なくとも一部が収納されることにより、レン
ズ鏡筒の小型化を達成できるのに加え、フレキシブルプ
リント基板に十分なたるみ量を与え得る収納空間をレン
ズ鏡筒開口部の周囲に確保してフレキシブルプリント基
板の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るレンズ鏡筒のレンズ光
軸方向における垂直断面図。
【図2】図1のII−II線における断面図。
【図3】図1のIII−III線における断面図。
【図4】図1のIV−IV線における断面図。
【図5】図1のV−V線における断面図。
【図6】図1のカム筒の内周面の展開図。
【図7】図1のレンズ鏡筒の第1のレンズ群を繰り出し
た状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 ズーム機構 2 フォーカス調整機構 3 レンズバリア 4 制御回路 5 FPC 5a FPCのたるみ部 11 外筒 12 内筒 20 駆動装置 30 上部羽根 31 下部羽根 123 収納空間 125 羽根収納空間 Po 羽根の退避位置 Ps1,Ps2 羽根の閉位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩原 敏英 長野県諏訪市上川1丁目1538番地 日東 光学株式会社上諏訪工場内 (56)参考文献 実開 平3−94523(JP,U) 実開 平4−33026(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 11/04 G02B 7/10 G03B 17/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを保持し、該撮影レンズの光
    軸に沿って繰り出しおよび繰り込み可能なレンズ保持枠
    と、 前記撮影レンズよりも被写体側において、前記レンズ保
    持枠の開口部を分担して覆う閉位置と、前記開口部の周
    囲へ後退する退避位置との間で前記光軸と略直交する同
    一方向に移動可能な複数の羽根を有するレンズバリアと
    を備えた レンズ鏡筒において、 前記退避位置において、前記複数の羽根が光軸方向に重
    なり合って収納される第1の収納空間と、 前記レンズ保持枠が繰り込み状態にあるときに、前記レ
    ンズ鏡筒を構成する他の構成部品の少なくとも一部が収
    納される第2の収納空間とを備え、該第2の収納空間
    は、前記光軸を挟んで前記第1の収納空間と反対側で、
    かつ光軸方向に関しては前記第1の収納空間と同一の位
    置に設けられていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、 前記構成部品は直進キーであることを特徴とするレンズ
    鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、 前記構成部品は、前記レンズ鏡筒内にに設けられる鏡筒
    内電気回路と前記レンズ鏡筒が取り付けられるカメラ本
    体に設けられる他の電気回路とを電気的に接続するフレ
    キシブルプリント基板であることを特徴とするレンズ鏡
    筒。
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