JP3346226B2 - 蓋 材 - Google Patents
蓋 材Info
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- laminated
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Description
し、かつ周辺にフランジ部を設けた成形容器の密封に適
した蓋材に関するものである。
る成形容器を密封する蓋材としては、アルミニウム箔
を用いた積層構成の蓋材、紙層を用いた積層構成の蓋
材、プラスチック材料からなる積層構成の蓋材があ
る。
層構成の蓋材は、一定の剛性があり、カールがおき難い
もので、しかも保形性があるので、1枚ずつ供給する枚
葉式でも、ロール状のフィルムから供給する連続式にも
対応することができるので広く利用されている。また、
アルミニウム箔を用いた蓋材は、物性的にも遮光性、防
湿性等のバリア性が優れたものである。このように、
の蓋材は、機能的に優れているが、容器に金属片等の異
物が混入しているか検査する、金属探知機を使用できな
い問題があった。
る蓋材、またはのプラスチック材料を積層した蓋材の
提案がされている。
けやすく、特に、高湿度の条件下では、紙層の吸湿によ
りカールが発生し、所定の形状に打ち抜いた蓋材を供給
する枚葉式により密封すると、シールのずれが発生して
しまう問題があった。また、シール時に紙層の空気の膨
張や水分の蒸発でバブリングが発生する恐れがあった。
ラスチック製であっても、打ち抜いたタイプのラベルと
してアルミニウム箔を用いたラベルと同等の性能(カー
ル性、打抜適性等)を有する蓋材を提供することを目的
とする。
チレンとポリプロピレン系重合体からなる中心層の両側
に高密度ポリエチレンからなる被覆層を設けた共押し出
しフィルムの基材の両側に、耐熱性フィルムを積層した
積層基材の下面にシーラント層を設けた積層材料を、所
定形状に打ち抜いたことを特徴とする蓋材である。
ポリエチレンとポリプロピレン系重合体に、さらに無機
充填剤を配合した構成とした蓋材である。第3の発明
は、前記基材の中心層/被覆層の厚みの比を6〜8/2
〜1の範囲とした蓋材である。第4の発明は、前記耐熱
性フィルムをポリエチレンテレフタレートフィルムとし
た蓋材である。
にドライラミネート法、またはノンソルラミネート法の
いずれかによりラミネートした蓋材である。
るように、中心層と同質の樹脂からなる被覆層が設けて
あり、さらに両側に耐熱性フィルムが積層されているの
で、蓋材を打ち抜いても平坦な状態を保つことができ、
枚葉式で供給し、容器の開口部を密封することができ
る。また、基材が中心層の両側に被覆層を設けた構成か
らなるので、耐熱性フィルムをドライラミネート法、ま
たはノンソルラミネート法で積層することができる。
す断面図で、高密度ポリエチレンにポリプロピレン系重
合体を配合した中心層1の両側に、高密度ポリエチレン
からなる被覆層2、2を配置した共押し出しフィルムか
らなる基材4、この基材4の両側に接着層5、5を介し
て耐熱性フィルム6、6を接合した積層フィルム7の下
面にシーラント層8を設けた蓋材である。
レンにポリプロピレン系重合体を配合するだけでなく、
さらにタルク等の無機充填剤を配合することにより、着
色、剛性を付与することができる。また、中心層1と被
覆層の厚みの比は、6〜8/2〜1の範囲が適当で、基
材4の厚みは、80〜110μmの範囲が適当である。
ックフィルムであれば使用可能であるが、ポリエチレン
テレフタレートフィルムが適当で、厚みは、9〜16μ
mの範囲のものを使用することができる。
ことができるが、ドライラミネート法、ノンソルラミネ
ート法で接着するのに適した接着剤が適当で、前記ラミ
ネート方法を使用することにより、製造時にカールの発
生を小さくすることができる。
厚さが80μmで、高密度ポリエチレンにポリプロピレ
ンと炭酸カルシウムを配合した中心層1の両側に、厚さ
が10μmで、高密度ポリエチレンからなる被覆層2、
2の共押し出しフィルムからなる基材層4を用い、この
基材層4の両側に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用
い、ドライラミネート法により、厚さ12μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルムからなる耐熱フィルム
6、6をラミネートし、かつ片側に、前記と同様の接着
剤、ラミネート法により、厚さ50μmからなる低密度
ポリエチレンフィルムからなるシーラント層8をラミネ
ートし、積層材料を得た。この積層材料を、直径73m
mの円形に打ち抜き、枚葉の蓋材を作製し、50℃の室
内に30分間放置したところ、カールの発生がなく、蓋
材として好適なものであった。
材の中心層1の片側にのみ耐熱性フィルム6を設け、そ
して、中心層1の耐熱性フィルム6のない側に、前記と
同様のシーラント層8を設けた積層材料を、直径が73
mmの円形に打ち抜き枚葉の蓋材を得た。この蓋材を前
記と同様の条件でテストしたところ、シーラント側の両
側が30mm浮いた状態のカールが発生した。
箔を用いない積層構成の蓋材でも、一定の剛性があり、
カールがおき難いもので、しかも保形性があるので、1
枚ずつ供給する枚葉式でも、ロール状のフィルムから供
給する連続式にも対応することができる。また、アルミ
ニウム箔を使用していないので、金属片が混入している
か検査する、金属探知機の使用が可能となり、安全性を
高めることができる。
り、外部環境の影響を受け難く、高湿度の条件下でもカ
ールの発生がなく、所定の形状に打ち抜いた蓋材を供給
する枚葉式により密封することができる。また、シール
時に紙層の空気の膨張や水分の蒸発でバブリングが発生
する恐れがない。
Claims (5)
- 【請求項1】高密度ポリエチレンとポリプロピレン系重
合体からなる中心層の両側に高密度ポリエチレンからな
る被覆層を設けた共押し出しフィルムの基材の両側に、
耐熱性フィルムを積層した積層基材の下面にシーラント
層を設けた積層材料を、所定形状に打ち抜いたことを特
徴とする、蓋材。 - 【請求項2】基材の中心層が高密度ポリエチレンとポリ
プロピレン系重合体に、さらに無機充填剤が配合されて
いる請求項1に記載の蓋材。 - 【請求項3】基材の中心層/被覆層の厚みの比を6〜8
/2〜1の範囲とした請求項1、または請求項2のいず
れか1項に記載の蓋材。 - 【請求項4】耐熱性フィルムが、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムである、請求項1乃至請求項3のいずれ
か1項に記載の蓋材。 - 【請求項5】耐熱性フィルムを基材にドライラミネート
法、またはノンソルラミネート法のいずれかによりラミ
ネートした、請求項3または請求項4のいずれか1項に
記載の蓋材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17042097A JP3346226B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 蓋 材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17042097A JP3346226B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 蓋 材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1110810A JPH1110810A (ja) | 1999-01-19 |
JP3346226B2 true JP3346226B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=15904600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17042097A Expired - Fee Related JP3346226B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 蓋 材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3346226B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN104029452A (zh) * | 2014-05-21 | 2014-09-10 | 江苏优珀斯材料科技有限公司 | 增大摩擦系数的hdpe有色膜 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP17042097A patent/JP3346226B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1110810A (ja) | 1999-01-19 |
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