JP3346226B2 - 蓋 材 - Google Patents

蓋 材

Info

Publication number
JP3346226B2
JP3346226B2 JP17042097A JP17042097A JP3346226B2 JP 3346226 B2 JP3346226 B2 JP 3346226B2 JP 17042097 A JP17042097 A JP 17042097A JP 17042097 A JP17042097 A JP 17042097A JP 3346226 B2 JP3346226 B2 JP 3346226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
laminated
lid
lid material
density polyethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17042097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1110810A (ja
Inventor
進一郎 小林
憲夫 毛利
賢治 栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP17042097A priority Critical patent/JP3346226B2/ja
Publication of JPH1110810A publication Critical patent/JPH1110810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3346226B2 publication Critical patent/JP3346226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央に開口部を有
し、かつ周辺にフランジ部を設けた成形容器の密封に適
した蓋材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中央に開口部、周辺にフランジ部を有す
る成形容器を密封する蓋材としては、アルミニウム箔
を用いた積層構成の蓋材、紙層を用いた積層構成の蓋
材、プラスチック材料からなる積層構成の蓋材があ
る。
【0003】この中で、のアルミニウム箔を用いた積
層構成の蓋材は、一定の剛性があり、カールがおき難い
もので、しかも保形性があるので、1枚ずつ供給する枚
葉式でも、ロール状のフィルムから供給する連続式にも
対応することができるので広く利用されている。また、
アルミニウム箔を用いた蓋材は、物性的にも遮光性、防
湿性等のバリア性が優れたものである。このように、
の蓋材は、機能的に優れているが、容器金属片等の異
物が混入しているか検査する、金属探知機を使用できな
い問題があった。
【0004】そこで、の紙層を用いた積層材料からな
る蓋材、またはのプラスチック材料を積層した蓋材の
提案がされている。
【0005】しかし、の蓋材は、外部環境の影響を受
けやすく、特に、高湿度の条件下では、紙層の吸湿によ
りカールが発生し、所定の形状に打ち抜いた蓋材を供給
する枚葉式により密封すると、シールのずれが発生して
しまう問題があった。また、シール時に紙層の空気の膨
張や水分の蒸発でバブリングが発生する恐れがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、プ
ラスチック製であっても、打ち抜いたタイプのラベルと
してアルミニウム箔を用いたラベルと同等の性能(カー
ル性、打抜適性等)を有する蓋材を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、高密度ポリエ
チレンとポリプロピレン系重合体からなる中心層の両側
に高密度ポリエチレンからなる被覆層を設けた共押し出
しフィルムの基材の両側に、耐熱性フィルムを積層した
積層基材の下面にシーラント層を設けた積層材料を、所
定形状に打ち抜いたことを特徴とする蓋材である。
【0008】第2の発明は、前記基材の中心層を高密度
ポリエチレンとポリプロピレン系重合体に、さらに無機
充填剤配合し構成とした蓋材である。第3の発明
は、前記基材の中心層/被覆層の厚みの比を6〜8/2
〜1の範囲とした蓋材である。第4の発明は、前記耐熱
性フィルムをポリエチレンテレフタレートフィルムとし
た蓋材である。
【0009】第5の発明は、前記耐熱性フィルムを基材
にドライラミネート法、またはノンソルラミネート法の
いずれかによりラミネートした蓋材である。
【0010】本発明の蓋材は、基材が一定の剛性を有す
るように、中心層と同質の樹脂からなる被覆層が設けて
あり、さらに両側に耐熱性フィルムが積層されているの
で、蓋材を打ち抜いても平坦な状態を保つことができ、
枚葉式で供給し、容器の開口部を密封することができ
る。また、基材が中心層の両側に被覆層を設けた構成か
らなるので、耐熱性フィルムをドライラミネート法、ま
たはノンソルラミネート法で積層することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の蓋材の一例を示
す断面図で、高密度ポリエチレンにポリプロピレン系重
合体を配合した中心層1の両側に、高密度ポリエチレン
からなる被覆層2、2を配置した共押し出しフィルムか
らなる基材4、この基材4の両側に接着層5、5を介し
て耐熱性フィルム6、6を接合した積層フィルム7の下
面にシーラント層8を設けた蓋材である。
【0012】ここで、中心層1は、単に高密度ポリエチ
レンにポリプロピレン系重合体を配合するだけでなく、
さらにタルク等の無機充填剤を配合することにより、着
色、剛性を付与することができる。また、中心層1と被
覆層の厚みの比は、6〜8/2〜1の範囲が適当で、基
材4の厚みは、80〜110μmの範囲が適当である。
【0013】次に、耐熱性フィルム6は、延伸プスチ
ックフィルムであれば使用可能であるが、ポリエチレン
テレフタレートフィルムが適当で、厚みは、9〜16μ
mの範囲のものを使用することができる。
【0014】また、接着層5は、各種接着剤を使用する
ことができるが、ドライラミネート法、ノンソルラミネ
ート法で接着するのに適した接着剤が適当で、前記ラミ
ネート方法を使用することにより、製造時にカールの発
生を小さくすることができる。
【0015】以下、本発明の具体例について説明する。
厚さが80μmで、高密度ポリエチレンにポリプロピレ
ンと炭酸カルシウムを配合した中心層1の両側に、厚さ
が10μmで、高密度ポリエチレンからなる被覆層2、
2の共押し出しフィルムからなる基材層4を用い、この
基材層4の両側に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用
い、ドライラミネート法により、厚さ12μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルムからなる耐熱フィルム
6、6をラミネートし、かつ片側に、前記と同様の接着
剤、ラミネート法により、厚さ50μmからなる低密度
ポリエチレンフィルムからなるシーラント層8をラミネ
ートし、積層材料を得た。この積層材料を、直径73m
mの円形に打ち抜き、枚葉の蓋材を作製し、50℃の室
内に30分間放置したところ、カールの発生がなく、蓋
材として好適なものであった。
【0016】また、同時に、図2に示すように、前記蓋
材の中心層1の片側にのみ耐熱性フィルム6を設け、そ
して、中心層1の耐熱性フィルム6のない側に、前記と
同様のシーラント層8を設けた積層材料を、直径が73
mmの円形に打ち抜き枚葉の蓋材を得た。この蓋材を前
記と同様の条件でテストしたところ、シーラント側の両
側が30mm浮いた状態のカールが発生した。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上記のように、アルミニウム
箔を用いない積層構成の蓋材でも、一定の剛性があり、
カールがおき難いもので、しかも保形性があるので、1
枚ずつ供給する枚葉式でも、ロール状のフィルムから供
給する連続式にも対応することができる。また、アルミ
ニウム箔を使用していないので、金属片が混入している
か検査する、金属探知機の使用が可能となり、安全性を
高めることができる。
【0018】紙層を用いない積層材料からなる蓋材であ
り、外部環境の影響を受け難く、高湿度の条件下でもカ
ール発生がなく、所定の形状に打ち抜いた蓋材を供給
する枚葉式により密封することができる。また、シール
時に紙層の空気の膨張や水分の蒸発でバブリングが発生
する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋材の積層構成を示す断面図である。
【図2】本発明の比較例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…中心層 2…被覆層 4…基材 6…耐熱性フィルム 8…シーラント層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−156336(JP,A) 特開 平3−146342(JP,A) 特開 平1−263044(JP,A) 実開 昭58−36260(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B65D 53/00 - 53/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高密度ポリエチレンとポリプロピレン系重
    合体からなる中心層の両側に高密度ポリエチレンからな
    る被覆層を設けた共押し出しフィルムの基材の両側に、
    耐熱性フィルムを積層した積層基材の下面にシーラント
    層を設けた積層材料を、所定形状に打ち抜いたことを特
    徴とする、蓋材。
  2. 【請求項2】基材の中心層が高密度ポリエチレンとポリ
    プロピレン系重合体に、さらに無機充填剤が配合されて
    いる請求項1に記載の蓋材。
  3. 【請求項3】基材の中心層/被覆層の厚みの比を6〜8
    /2〜1の範囲とした請求項1、または請求項2のいず
    れか1項に記載の蓋材。
  4. 【請求項4】耐熱性フィルムが、ポリエチレンテレフタ
    レートフィルムである、請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載の蓋材。
  5. 【請求項5】耐熱性フィルムを基材にドライラミネート
    法、またはノンソルラミネート法のいずれかにより
    ネートした、請求項3または請求項4のいずれか1項に
    記載の蓋材。
JP17042097A 1997-06-26 1997-06-26 蓋 材 Expired - Fee Related JP3346226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17042097A JP3346226B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 蓋 材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17042097A JP3346226B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 蓋 材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1110810A JPH1110810A (ja) 1999-01-19
JP3346226B2 true JP3346226B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=15904600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17042097A Expired - Fee Related JP3346226B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 蓋 材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3346226B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4798820B2 (ja) * 1999-04-13 2011-10-19 株式会社ユポ・コーポレーション 蓋材
JP2001294257A (ja) 2000-04-12 2001-10-23 Sumitomo Chem Co Ltd 蓋 材
US6997319B2 (en) 2004-03-23 2006-02-14 Sealed Air Corporation Heat resistant foam-in-bag packaging
US10011376B2 (en) 2005-03-14 2018-07-03 Kabushiki Kaisha Yakult Honsha Packaging container
TWI570024B (zh) 2009-05-13 2017-02-11 四國化工機股份有限公司 Method for manufacturing food - filled sealed containers
CN104029452A (zh) * 2014-05-21 2014-09-10 江苏优珀斯材料科技有限公司 增大摩擦系数的hdpe有色膜

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1110810A (ja) 1999-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6120590Y2 (ja)
JP3346226B2 (ja) 蓋 材
JP2000167972A (ja) 透明バリアフィルム、それを使用した積層材および包装用容器
JPH0647858A (ja) 引裂き容易な多層包装フィルム材料
KR20020040592A (ko) 박리용이성 필름
JP2002343314A (ja) リチウムイオン電池用外装材
JP3634516B2 (ja) 帯電防止バリアフィルム
JPH08183139A (ja) 紙容器
JP2001248364A (ja) フラッシュパネル
JPS6213796Y2 (ja)
JP2002127334A (ja) 易剥離性積層体およびその製造方法
JP4700453B2 (ja) 無延伸フィルム及び蓋材
JPS6036437Y2 (ja) 容器
JPH0124627B2 (ja)
JP4274397B2 (ja) 帯電防止層を備えるラミネートフィルム
JP2000301652A (ja) 帯電防止層を含む透明なラミネートフィルム
JPH1058621A (ja) 帯電防止バリアフィルム
JP4442992B2 (ja) 帯電防止フィルムおよび包装袋
JP2002079613A (ja) 化粧ボード
JPS5922045Y2 (ja) シ−ルパツキンの構造
JPS6090752A (ja) 防湿性に優れた透明プラスチツクラミネ−トフイルム
US7048121B2 (en) Sealed case
JPS628041Y2 (ja)
JP2010101126A (ja) フラッシュ構造の扉体
JPH1045176A (ja) 非吸着材料

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070906

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130906

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees