JP3346082B2 - 自動分析装置及び試薬容器 - Google Patents
自動分析装置及び試薬容器Info
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Description
器、特に試料中の分析されるべき成分項目の分析を、そ
の分析に必要な条件をいちいちキ−入力することなしに
行なうのに適した自動分析装置及び試薬容器に関する。
し、その反応液のたとえば吸光度を測定して試料中の分
析されるべき成分項目を分析する通常の自動分析装置に
おいては、試薬を入れる試薬容器はバ−コ−ドラベルを
もっており、このバ−コ−ドラベルは分析項目名、試薬
のタイプ、容器のタイプ(サイズ)、試薬ロットの番
号、有効期限、試薬ロットの番号、分析可能なテスト数
といった、試薬容器管理用の読み取り可能なバ−コ−ド
情報を含んでいる。
は自動化学分析装置が記載されていて、これにおいて
は、試薬を入れる試薬容器はバ−コ−ドラベルを有し、
このバ−コ−ドラベルは吸光度測定用の波長や、プリン
タの表示値とするファクタ値といったような、試薬に対
して特定される分析に必要な設定条件項を表すバ−コ−
ド情報を含んでいる。
れるべき成分項目に応じた試薬との反応特性は試薬ロッ
トによって異なる場合がある。しかし、通常は試料分析
条件は分析されるべき成分項目に固有のものとして扱わ
れれているため、試薬ロットによる反応特性の違いは誤
差の要因となる。このことから、試薬ロット固有の最適
試料分析条件というものがあることがわかる。したがっ
て、このような試料分析条件が試薬容器に貼られるバ−
コ−ドラベルに読み取り可能なバ−コ−ド情報として含
まれているならば、試薬ロットに左右されずに正確な試
料分析結果が得られることになり、かつそのような試料
分析条件をいちいちキ−入力する必要がなくなる。得ら
れる試料分析結果が正確であることは極めて重要なこと
であるが、それに加えて、キ−入力の不要化もまた極め
て重要なことである。というのは、その不要化によっ
て、オペレ−タがキ−入力操作の面倒さから開放される
と共にその操作ミスが排除され、しかも、画面表示すべ
き情報量を少なくすることができることから、表示画面
の小寸法化、したがってディスプレイ装置の小型化及び
低廉化が図られるからである。
が変わっても試薬ロット固有の試料分析条件を一定に保
った状態で行なわれる。換言すれば、そのような試薬ロ
ット固有の条件については、これを試薬が変わってもキ
−を操作して入力し直すことは行なっておらず、まして
そのバ−コ−ド化はなされていないのが現状である。こ
の点については、もちろん前記実開昭57−11295
6号公報において言及が全くなされておらず、示唆もな
されていない。
たもので、その目的は試薬ロットが変わっても試薬ロッ
ト固有の試料分析条件をキ−入力することなしに正確な
試料分析を行なうのに適した自動分析装置及び試薬容器
を提供することにある。
次のとおりである。
料と試薬とを反応させて反応液を生成し、その反応液を
測定して前記試料中の分析されるべき成分項目を分析す
る自動分析装置であって、前記試薬は読み取り可能なバ
ーコード情報を有し、そのバーコード情報は前記試薬が
属する試薬ロットに固有のものとして予め定められた試
料分析条件を表す情報を含むことを特徴とする。
って、前記予め定められた試料分析条件は前記試料中の
分析されるべき成分項目の分析に用いられる計算式の種
類及びその計算式中の計算パラメータを含むようにする
とよい。
置であって、前記予め定められた試料分析条件は前記試
料中の分析されるべき成分項目の分析に必要な検量線を
作成するのに用いられる標準液(=標準試料)のロット
情報を含むようにするとよい。
れぞれ試料を収容するサンプル容器を保持する手段と、
それぞれ試薬を収容する試薬容器を保持する手段と、複
数の反応容器を保持する手段と、そのそれぞれの反応容
器に前記それぞれの試料を順次分注すると共に前記試料
中の分析されるべき成分項目に応じた試薬を順次分注し
て前記それぞれの反応容器内において反応液を生成する
手段と、前記それぞれの反応容器内の反応液を測定して
前記試料中の分析されるべき成分項目を分析する手段と
を備え、前記試薬容器はそれぞれバーコードラベルを有
し、そのバーコードラベルは読み取り可能なバーコード
情報をそれぞれ有し、各バーコード情報は各バーコード
情報に対応する試薬容器に収容される試薬が属する試薬
ロットに固有のものとして予め定められた試料分析条件
を表す情報を含むことを特徴とする。
いて、前記予め定められた試料分析条件は前記試料中の
分析されるべき成分項目の分析に用いられる計算式の種
類及びその計算式中の計算パラメ−タを含むようにする
とよい。
置において、前記予め定められた試料分析条件は前記試
料中の分析されるべき成分項目の分析に必要な検量線を
作成するのに用いられる標準液のロットを含むようにす
るとよい。
動分析装置において、前記予め定められた試料分析条件
は前記試料の分注量、前記試薬の分注量、分析態様、反
応限界値、プロゾ−ン限界値、キャリブレ−ションの種
類、多点キャリブレ−ション結果の良否判定基準、標準
液の分注量のうちの少なくとも1つを含むようにすると
よい。
動分析装置であって、前記反応液の測定は光学的に行な
われるものであり、前記予め定められた試料分析条件は
測光タイミング及び測定波長のうちの少なくとも1つを
含むようにするとよい。
れぞれ試料を収容するサンプル容器を保持する手段と、
それぞれ試薬を収容する試薬容器を保持する手段と、複
数の反応容器を保持する手段と、そのそれぞれの反応容
器に前記それぞれの試料を順次分注すると共に前記試料
中の分析されるべき成分項目に応じた試薬を順次分注し
て前記それぞれの反応容器内において反応液を生成する
手段と、前記それぞれの反応容器内の反応液を測定して
前記試料中の分析されるべき成分項目を分析する手段と
を備え、前記試薬容器はそれぞれバ−コ−ドラベルを有
し、ある分析されるべき成分項目を分析するに当たって
複数の試薬を用いるときは、そのうちの任意の1つの試
薬を収容する試薬容器のバ−コ−ドラベルだけがその試
薬が属する試薬ロットに固有のものとして予め定められ
た試料分析条件を表す読み取り可能なバ−コ−ド情報を
含むか、又は複数の試薬を収容する試薬容器のバ−コ−
ドラベルはそのそれぞれの試薬が属する試薬ロットに固
有のものとして予め定められた試料分析条件を表す読み
取り可能なバ−コ−ド情報をそれぞれ含み、そのバ−コ
−ド情報に関してはそのうちの任意の1つのバ−コ−ド
情報だけを読み取るようにすることもできる。
おいて、前記予め定められた試料分析条件は前記試料中
の分析されるべき成分項目の分析に用いられる計算式の
種類及びその計算式中の計算パラメ−タを含むようにす
るとよい。
析装置において、前記予め定められた試料分析条件は前
記試料中の分析されるべき成分項目の分析に必要な検量
線を作成するのに用いられる標準液のロットを含むよう
にするとよい。
の自動分析装置において、前記予め定められた試料分析
条件は前記試料の分注量、前記試薬の分注量、分析態
様、反応限界値、プロゾ−ン限界値、キャリブレ−ショ
ンの種類、多点キャリブレ−ション結果の良否判定基
準、標準液の分注量のうちの少なくとも1つを含むよう
にするとよい。
の自動分析装置において、前記反応液の測定は光学的に
行なわれるものであり、前記予め定められた条件は測光
タイミング及び測定波長のうちの少なくとも1つを含む
ようにするとよい。
を生成し、その反応液を測定して前記試料中の分析され
るべき成分項目を分析する自動分析装置において用いら
れる前記試薬を収容する試薬容器であって、これはバー
コードラベルを有し、そのバーコードラベルは読み取り
可能なバーコード情報を有し、そのバーコード情報は前
記試薬が属する試薬ロットに固有のものとして予め定め
られた試料分析条件を表す情報を含むことを特徴とす
る。
いて、前記予め定められた試料分析条件は前記試料中の
分析されるべき成分項目の分析に用いられる計算式の種
類及びその計算式中の計算パラメ−タを含むようにする
とよい。
容器において、前記予め定められた試料分析条件は前記
試料中の分析されるべき成分項目の分析に必要な検量線
を作成するのに用いられる標準液のロットを含むように
するとよい。
かの試薬容器において、前記予め定められた試料分析条
件は前記試料の分注量、前記試薬の分注量、分析態様、
反応限界値、プロゾ−ン限界値、キャリブレ−ションの
種類、多点キャリブレ−ション結果の良否判定基準、標
準液の分注量のうちの少なくとも1つを含むようにする
とよい。
かの試薬容器において、前記反応液の測定は光学的に行
なわれるものであり、前記予め定められた条件は測光タ
イミング及び測定波長のうちの少なくとも1つを含むよ
うにするとよい。
そのバ−コ−ド情報は前記試薬が属する試薬ロットに固
有のものとして予め定められた試料分析条件を表す情報
を含んでいる。これによれば、試薬ロットに固有のもの
として予め定められた試料分析条件を表す情報を含むバ
−コ−ド情報を読み取り、そしてこれを考慮して試料分
析を行なうことができるようになるため、試薬ロットが
変わってもキ−入力のし直しをすることなしに正確な試
料分析結果を得ることが可能となる。
目の分析に用いられる計算式の種類及びその計算式中の
計算パラメ−タが試薬ロットに固有のものとして予め定
められた試料分析条件としてバ−コ−ド化されている。
したがって、これによれば、試薬ロットが変わるごとに
標準試料を用いて検量線を作成し、それにもとづいて計
算パラメ−タを求めるというキャリブレ−ション作業が
不要になる。
合は同じ試薬ロットの試薬を用いるときでさえもキャリ
ブレ−ションをやり直す必要がある。近年、検量線は試
薬と標準液の両方のロットで管理されるようになってき
ており、したがって、試薬ロットと標準液ロットについ
ては期待される検量線を得るための最適な組み合わせと
いうものがある。このことから、期待される検量線を得
るためには、試薬ロットが変わったときそれに適した標
準液のロットを用いることが必要となる。また、試料と
該試料中の分析されるべき成分項目に応じた試薬の反応
特性が試薬ロットによって違う場合がある。したがっ
て、試薬ロットが変われば、期待される検量線が得られ
ないことが多い。
分析条件として試料中の分析されるべき成分項目の分析
に必要な検量線を作成するのに用いられる標準液のロッ
ト情報がバ−コ−ド化されている。したがって、その標
準液のロットとして検量線の作成に最適なものを用いる
ならば、試薬ロットが変わっても最適な標準液のロット
を用いての検量線の作成を容易に行なうことができるよ
うになる。
ドラベルを有し、ある分析されるべき成分項目を分析す
るに当たって複数の試薬を用いるときは、そのうちの任
意の1つの試薬を収容する試薬容器のバ−コ−ドラベル
だけがその試薬が属する試薬ロットに固有のものとして
予め定められた試料分析条件を表す読み取り可能なバ−
コ−ド情報を含むか、又は複数の試薬を収容する試薬容
器のバ−コ−ドラベルはそのそれぞれの試薬が属する試
薬ロットに固有のものとして予め定められた試料分析条
件を表す読み取り可能なバ−コ−ド情報をそれぞれ含
み、そのバ−コ−ド情報に関してはそのうちの任意の1
つのバ−コ−ド情報だけを読み取るようにしている。こ
れによれば、バ−コ−ド情報の読み取り時間の短縮化、
したがって全体としての分析時間の短縮化が図られるよ
うになる。
て、1は分析されるべき試料を入れたサンプル容器、2
はサンプル容器1を載せるサンプルディスク、3はサン
プル容器1に貼られたバ−コ−ドラベルの試料識別用バ
−コ−ド4を読み取るバ−コ−ドリ−ダである。
の反応容器6に分注される。この分注はサンプル分注装
置7により行なわれる。8は試料と反応させる試薬を収
容する試薬容器、9は試薬容器8を保持する試薬ディス
ク、10は試薬容器8に貼られたバ−コ−ドラベルの試
薬識別用バ−コ−ド11の内容を読み取るバ−コ−ドリ
−ダである。12は試薬容器8中の試薬を反応容器内に
分注する試薬分注装置である。
分注装置7に吸引し、反応容器6に吐出するためのサン
プルシリンジ、14は試薬を試薬分注装置12に吸引
し、反応容器6に吐出するための試薬シリンジ、15は
反応容器6に入れられた試料と試薬を撹拌する撹拌装置
である。16は試薬と反応した試料の吸光度変化を測定
する光度計、17は光源、18は反応容器6を一定温度
に保つ恒温槽、19は分析の終わった反応容器6を洗う
洗浄装置、20は洗浄装置19に水を供給し、廃液を吸
引する洗浄用水供給装置である。
コンピュ−タであり、このコンピュ−タ21にはCPU
バス22を介して対数増幅器(LOGアンプ)及びAD
コンバ−タ23、メモリ24、フロッピディスクドライ
ブ25、プリンタ26、キ−ボ−ド27及びCRTディ
スプレイ28が接続されている。
し、自動分析装置に対してそのデ−タを提供する外部コ
ンピュ−タである。この外部コンピュ−タ29に対し自
動分析装置で得られた試薬と試料の識別コ−ドを送り、
また外部コンピュ−タからデ−タを受け取って自動分析
装置に送るための通信装置30及び通信回線31並びに
外部コンピュ−タの通信装置32が付加される。
時にはキ−ボ−ド27からの入力によって、まず、サン
プルディスク2にセットされたサンプル容器1のサンプ
ル識別用バ−コ−ド4をバ−コ−ドリ−ダ3によって読
取る。また、試薬ディスク9にセットされた試薬容器8
の試薬識別用バ−コ−ド11をバ−コ−ドリ−ダ10に
よって読み取る。読取られたこれらのバ−コ−ドで表さ
れる試薬および試料の識別コ−ドは分析に先立って通信
装置30、通信回線31、外部コンピュ−タ用通信装置
32を介して外部コンピュ−タ29に送られる。外部コ
ンピュ−タ29はそれ自身の記憶装置からそれらの識別
コ−ドに対応する各種のデ−タを読み出し、同様にして
通信装置30、通信回線31、外部コンピュ−タ用通信
装置32にを介して自動的に自動分析装置のコンピュ−
タ21に送る。自動分析装置では、そのデ−タを用いて
標準試料によりキャリブレ−ションを行ない、それに引
き続き各種試料の分析を行なう。
っていないスタンドバイ時には、キ−ボ−ド27からの
入力により、スタ−ト時と同様にして、サンプル容器1
の試料識別用バ−コ−ド4をバ−コ−ドリ−ダ3によっ
て読み取り、また、試薬ディスク9にセットされた試薬
容器8の試薬識別用バ−コ−ドをバ−コ−ドリ−ダ10
によって読み取る。これらのバ−コ−ドで表される試料
および試薬識別コ−ドを通信装置30、通信回線31、
外部コンピュ−タ29に送る。外部コンピュ−タ29は
それ自身の記憶装置からそれらの識別コ−ドに対応する
各種のデ−タを読出し、同様に、通信装置30、通信回
線31、外部コンピュ−タ用通信装置29を介して自動
的に分析装置のコンピュ−タ21に送り、コンピュ−タ
21は送られてきたデ−タをメモリ24に記憶し、分析
時にこのデ−タを用いるようにもできる。
4に、前の分析スタ−ト時、又はオペレ−タの要求によ
って、外部コンピュ−タ21からすでにデ−タを受取っ
ているかどうかを、試薬および試料のバ−コ−ドから読
み取ったコ−ドごとにチェックし、メモリにないものの
み外部コンピュ−タ21に問い合わせることもできる。
図2はキャリブレ−ション及び実際の試料(検体)の
分析を行なう場合のフロ−チャ−トを示す。同図を参照
するに、分析されるべき成分項目(分析項目)の依頼が
あると(S1)、その分析項目の分析に必要な試薬が入
っている試薬容器がセットされる(S2)。試薬容器に
はバ−コ−ドラベルが貼られており、このバ−コ−ドラ
ベルは読み取り可能なバ−コ−ド情報を有する。このバ
−コ−ド情報はそのラベルが貼られた試薬容器の中に入
っている試薬が属する試薬ロット、その試薬ボトルの番
号、その試薬の有効期限等の試薬管理用情報を含んでい
る。そのバ−コ−ド情報は更に試薬ロット固有のものと
して予め定められた試料分析条件(後述)を表す情報を
も含んでいる。
られ(S3)、その試薬が有効期限内のものかどうかを
判定する(S4)。その答えがNoならば、新しい試薬
をセットし直して(S5)、再度バ−コ−ド情報の読み
取りステップ(S3)を実行する。答えがYesなら
ば、試薬が検量線を作成したときの試薬と同一ロットに
該当するかどうかを判断し(S6)、その答えがYes
ならば、試薬が検量線を作成したときの試薬と同一容器
のものかどうかの判断を行ない(S7)、そしてその答
えがYesならば、キャリブレ−ションを実行するかど
うかの判断を行なう(S8)。
答えがNoの場合は、自動キャリブレ−ションを実行す
るかどうかの判断を行なう(S9)。ステップ(S8)
及び(S9)での判断結果がYesの場合は、読み取ら
れた情報を記憶装置に記憶し(S10)、標準液をセッ
ト(S11)後、キャリブレ−ションを実行する(S1
2)。
の分析されるべき成分項目の分析に用いられる計算式の
種類、すなわち、実施例では分析されるべき成分項目の
濃度を計算する計算式の種類及びその計算式中の計算パ
ラメ−タの情報は記憶装置に記憶される(S13)。そ
の後実際の試料(検体)をセットして(S14)、その
測定を行ない(S15)、更にその測定値の濃度換算を
行なって(S16)、その換算値を出力する(S1
7)。
はフロ−はステップ(10)〜(13)をスキップして
ステップ(14)に移る。また、ステップ(9)での答
えがNoの場合はそれですべてが終了する。
た試料分析条件としては、(1)標準液のロット、
(2)濃度計算用の計算式及びその式中の計算パラメ−
タ、(3)分析態様(モ−ド)(たとえば、1ポイント
分析法、2ポイント・レ−ト分析法等を意味する)、
(4)測光タイミング(測定ポイント)、(5)吸光度
測定波長、(6)試料(検体)量、(7)試薬分注量、
(8)標準液の分注量、(9)キャリブレ−ションの種
類、(10)多点キャリブレ−ション結果の良否判定基
準、(11)プロゾ−ン限界値(プロゾ−ン現象に対す
るチェック限界値)、(12)反応限界値といったよう
なものがある。
組み合わせの違いによる検量線の違いを表すデ−タであ
る。これらのデ−タから、試薬ロットと標準液のロット
の組み合わせにより異なる検量線がえられることがわか
る。これは、試薬ロットと同時にそれに応じた標準液の
ロットも管理する必要性を示している。
い、標準液として標準液ロットBを用いた場合の検量線
を表し、これはその標準液の希釈率を11段階に変えた
ときの希釈標準液中のCRPの濃度測定値を希釈系列に
対してプロットして得られたものである。また、図4は
試薬として試薬ロットCを用い、標準液として標準液ロ
ットDを用いた場合の検量線を表し、これは同様にその
標準液の希釈率を11段階に変えたときのその希釈標準
液中のCRPの濃度測定値を希釈系列に対してプロット
して得られたものである。
分項目の分析に用いられる計算式、すなわち、実施例で
はその濃度の計算式の種類及びその中の計算パラメ−タ
並びにその計算式の基礎をなす検量線を示す。検量線は
図5においては直線であり、図6においては非直線であ
る。図3及び図4に示すように検量線が異なることは計
算式及び計算パラメ−タが試薬ロットによって異なるこ
とを意味する。すなわち、計算式及び計算パラメ−タは
試薬ロット固有のものである。なお、図6の下部におけ
る説明的事項は図5に対しても当てはまるものと理解さ
れたい。
準液ロット並びに濃度計算式及び計算パラメ−タ以外の
条件も同様に試薬ロット固有とすることで最適化図られ
るが、これに関するデ−タはここでは省略する。
ないように大容量のものを用いるのがよい。この点を満
足するものとしてたとえば図7に示すような二次元バ−
コ−ドシンボル構成をもつラベルがある。図7におい
て、左右両端にスタ−トパタ−ン及びストップパタ−ン
があって、その内側にあるロ−(行)インジケ−タに挟
まれた形で二次元コ−ドワ−ドエリアが存在する。この
二次元コ−ドワ−ドエリアは二次元的に配置されたコ−
ドワ−ドで占めらる。
すもので、バ−とスペ−スの組み合わせからなる。バ−
とスペ−スの最小単位はモジュ−ルと呼ばれ、図8に示
すように、1コ−ドワ−ドは17個のモジュ−ルからな
る。1コ−ドワ−ドはまた、図8に示すように、必ず4
個のバ−と4個のスペ−スからなるように構成され、更
に常にバ−で始まってスペ−スで終わるように構成され
る。図8の例では、左から4個のバ−に続いて1モジュ
−ルのスペ−スと1モジュ−ルのバ−が交互に5個並
び、更にその後に3モジュ−ルのバ−と5モジュ−ルの
スペ−スが続いている。各バ−を構成するモジュ−ルの
数及び各スペ−スを構成するモジュ−ルの数を左から順
に並べると、図8の場合は41111135となる。これはXシ
−ケンスと呼ばれる。コ−ドワ−ド値としては0〜92
5の926とおりの値をとることができ、そしてXシ−
ケンスはコ−ドワ−ド値と対応づけられる。
バ−コ−ド情報を有し、そのバ−コ−ド情報は前記試薬
が属する試薬ロットに固有のものとして予め定められ
た、試料濃度分析に必要な条件を表す情報とを含んでい
る。したがって、試薬ロットに固有のものとして予め定
められた試料分析条件を表す情報を含むバ−コ−ド情報
を読み取り、そしてこれを考慮して試料分析を行なうこ
とができるようになるため、試薬ロットが変わってもキ
−入力のし直しをすることなしに正確な試料の分析結果
を得ることが可能となる。
分析に用いられる計算式の種類及びその計算に必要な計
算パラメ−タが試薬ロットに固有のものとして予め定め
られた試料分析条件としてバ−コ−ド化されている。こ
のため、試薬ロットが変わるごとに標準試料を用いて検
量線を作成し、それにもとづいて計算パラメ−タを求め
るというキャリブレ−ション作業が不要になる。
合は同じ試薬ロットの試薬を用いるときでさえもキャリ
ブレ−ションをやり直す必要がある。近年、検量線は試
薬と標準液の両方のロットで管理されるようになってき
ており、したがって、試薬ロットと標準液ロットについ
ては期待される検量線を得るための最適な組み合わせと
いうものがある。このことから、期待される検量線を得
るためには、試薬ロットが変わったときそれに適した標
準液のロットを用いることが必要となる。また、試料と
該試料中の分析されるべき成分項目に応じた試薬の反応
特性が試薬ロットによって違う場合がある。したがっ
て、試薬ロットが変われば、期待される検量線が得られ
ないことが多い。
れた試料分析条件として試料中の分析されるべき成分項
目の分析に必要な検量線を作成するのに用いられる標準
液のロット情報がバ−コ−ド化されている。したがっ
て、その標準液のロットとして検量線の作成に最適なも
のを用いるならば、試薬ロットが変わっても最適な標準
液のロットを用いての検量線の作成を容易に行なうこと
ができるようになる。
ドラベルを有し、ある分析されるべき成分項目を分析す
るに当たって複数の試薬を用いるときは、そのうちの任
意の1つの試薬を収容する試薬容器のバ−コ−ドラベル
だけがその試薬が属する試薬ロットに固有のものとして
予め定められた試料分析条件を表す読み取り可能なバ−
コ−ド情報を含むか、又は複数の試薬を収容する試薬容
器のバ−コ−ドラベルはそのそれぞれの試薬が属する試
薬ロットに固有のものとして予め定められた試料分析条
件を表す読み取り可能なバ−コ−ド情報をそれぞれ含
み、そのバ−コ−ド情報に関してはそのうちの任意の1
つのバ−コ−ド情報だけを読み取るようにしてもよい。
これによれば、バ−コ−ド情報の読み取り時間の短縮
化、したがって全体としての分析時間の短縮化が図られ
る。
もキ−入力のし直しをすることなしに正確な試料の分析
結果を得ることが可能となる。また、試料中の分析され
るべき成分項目の分析に用いられる計算式の種類及びそ
の計算式中の計算パラメ−タが試薬ロットに固有のもの
として予め定められた試料分析条件としてバ−コ−ド化
されているため、試薬ロットが変わるごとに標準試料を
用いて検量線を作成し、それにもとづいて計算パラメ−
タを求めるというキャリブレ−ション作業が不要にな
る。更に、試薬ロットに固有のものとして予め定められ
た試料分析条件として試料中の分析されるべき成分項目
の分析に必要な検量線を作成するのに用いられる標準液
のロット情報がバ−コ−ド化されているため、検量線の
作成が必要な場合、試薬ロットが変わってもこれに適し
た標準液のロットを用いて検量線を容易に作成すること
ができるようになる。加えて、試薬容器はそれぞれバ−
コ−ドラベルを有し、ある分析されるべき成分項目を分
析するに当たって複数の試薬を用いるときは、そのうち
の任意の1つの試薬を収容する試薬容器のバ−コ−ドラ
ベルだけがその試薬が属する試薬ロットに固有のものと
して予め定められた試料分析条件を表す読み取り可能な
バ−コ−ド情報を含むか、又は複数の試薬を収容する試
薬容器のバ−コ−ドラベルはそのそれぞれの試薬が属す
る試薬ロットに固有のものとして予め定められた試料分
析条件を表す読み取り可能なバ−コ−ド情報をそれぞれ
含み、そのバ−コ−ド情報に関してはそのうちの任意の
1つのバ−コ−ド情報だけを読み取るようにすると、バ
−コ−ド情報の読み取り時間の短縮化、したがって全体
としての分析時間の短縮化が図られる。
の全体構成図。
ション及び試料濃度分析を行なう場合のフロ−チャ−ト
図。
検量線を表すグラフ。
検量線を表すグラフ。
並びにその計算式の基礎をなす直線形検量線を示す図。
並びにその計算式の基礎をなす非直線形検量線を示す
図。
のバ−コ−ドシンボル構成を示す図。
図。
バ−コ−ドリ−ダ、4:サンプル識別用バ−コ−ド、
5:反応デイスク、6:反応容器、8:試薬容器、9:
試薬ディスク、11:試薬識別用バ−コ−ド。
Claims (5)
- 【請求項1】試料と試薬とを反応させて反応液を生成
し、その反応液を測定して前記試料中の分析されるべき
成分項目を分析する自動分析装置であって、 前記試薬は読み取り可能なバーコード情報を有し、前記 バーコード情報は、前記試薬が属する試薬ロットに
固有のものとして予め定められた前記試料中の分析され
るべき成分項目の分析に用いられる計算式中の計算パラ
メータを含む試料分析条件を表す情報及び前記計算パラ
メータを定める際に用いた試料中の分析されるべき成分
項目に対応した標準液のロット情報を含むことを特徴と
する自動分析装置。 - 【請求項2】試料と試薬とを反応させて反応液を生成
し、その反応液を測定して前記試料中の分析されるべき
成分項目を分析する自動分析装置であって、前記試薬は読み取り可能なバーコード情報を有し、 前記バーコード情報は、前記試薬が属する試薬ロットに
固有のものとして予め定められた 前記試料中の分析され
るべき成分項目の分析に用いられる計算式の種類及びそ
の計算式中の計算パラメータを含む試料分析条件を表す
情報及び試料中の分析されるべき成分項目の分析に必要
な検量線を作成するのに用いられる標準液のロット情報
を含むことを特徴とする自動分析装置。 - 【請求項3】それぞれ試料を収容するサンプル容器を保
持する手段と、それぞれ試薬を収容する試薬容器を保持
する手段と、複数の反応容器を保持する手段と、そのそ
れぞれの反応容器に前記それぞれの試料を順次分注する
と共に前記試料中の分析されるべき成分項目に応じた試
薬を順次分注して前記それぞれの反応容器内において反
応液を生成する手段と、前記それぞれの反応容器内の反
応液を測定して前記試料中の分析されるべき成分項目を
分析する手段とを備え、前記試薬容器は、それぞれバー
コードラベルを有し、そのバーコードラベルは読み取り
可能なバーコード情報をそれぞれ有し、各バーコード情
報は、各バーコード情報に対応する試薬容器に収容され
る試薬が属する試薬ロットに固有のものとして予め定め
られた前 記試料中の分析されるべき成分項目の分析に用
いられる計算式中の計算パラメータを含む試料分析条件
を表す情報及び前記計算パラメータを定める際に用いた
試料中の分析されるべき成分項目に対応した標準液のロ
ット情報を含み、前記試料分析条件は、更に、前記試料の分注量、前記試
薬の分注量、分析態様、反応限界、プロゾーン限界値、
キャリブレーションの種類、多点キャリブレーション結
果の良否判定基準、標準液の分注量 のうちの少なくとも
1つを含むことを特徴とする自動分析装置。 - 【請求項4】請求項3に記載された自動分析装置におい
て、前記反応液の測定は光学的に行われるものであり、
前記試料分析条件は、更に、測光タイミング及び測定波
長のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする自動
分析装置。 - 【請求項5】試料と試薬とを反応させて反応液を生成
し、その反応液を測定して前記試料中の分析されるべき
成分項目を分析する自動分析装置で使用する前記試薬を
収容する試薬容器であって、読み取り可能なバーコード
情報を有し、そのバーコード情報は前記試薬が属する試
薬ロットに固有のものとして予め定められた前記試料中
の分析されるべき成分項目の分析に用いられる計算式中
の計算パラメータを含む試料分析条件を表す情報及び試
料中の分析されるべき成分項目の分析に必要な検量線を
作成するのに用いられる標準液のロット情報を含むこと
を特徴とする試薬容器。
Priority Applications (1)
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JP05937395A JP3346082B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 自動分析装置及び試薬容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05937395A JP3346082B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 自動分析装置及び試薬容器 |
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JPH08262029A JPH08262029A (ja) | 1996-10-11 |
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Family
ID=13111418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05937395A Expired - Lifetime JP3346082B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 自動分析装置及び試薬容器 |
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JP (1) | JP3346082B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08271517A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-18 | Toshiba Corp | 化学分析装置用試薬システム |
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WO2011017082A2 (en) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Clinton Charles M | Assay information management methods and devices |
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-
1995
- 1995-03-17 JP JP05937395A patent/JP3346082B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH08271517A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-18 | Toshiba Corp | 化学分析装置用試薬システム |
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