JP3346048B2 - コーター用ペーパーロール - Google Patents

コーター用ペーパーロール

Info

Publication number
JP3346048B2
JP3346048B2 JP23000294A JP23000294A JP3346048B2 JP 3346048 B2 JP3346048 B2 JP 3346048B2 JP 23000294 A JP23000294 A JP 23000294A JP 23000294 A JP23000294 A JP 23000294A JP 3346048 B2 JP3346048 B2 JP 3346048B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
coated
coater
roll
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23000294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0889873A (ja
Inventor
広敏 野村
恵次 中山
篤美 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nomura Plating Co Ltd
Original Assignee
Nomura Plating Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nomura Plating Co Ltd filed Critical Nomura Plating Co Ltd
Priority to JP23000294A priority Critical patent/JP3346048B2/ja
Publication of JPH0889873A publication Critical patent/JPH0889873A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3346048B2 publication Critical patent/JP3346048B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抄紙機で抄造された塗
工原紙に塗料を塗布するための各種コーター、例えばブ
レードコーター、ロールコーター、ロッドコーター、キ
ャストコーター、エアナイフコーター等に設置されてい
る新規なペーパーロールに関し、さらに詳しくは、塗工
後のまだ十分塗料の乾燥していない塗工面に直接接触す
るペーパーロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在でも紙の塗工に利用されている各種
コーターの代表的な構造とそれぞれのコーターにおける
ペーパーロールの配置例を図3〜図6に示す。図3はゲ
ートロールコーター、図4はキャストコーター、図5は
エアナイフコーター、図6はブレードコーターの要部構
造を示しており、図中、1は塗工紙、10は塗工原紙、
11は塗料(塗工液)、12はペーパーロール、13は
キャストドラム、14はエアナイフ、15はドライヤー
である。いずれのコーターにおいても、ペーパーロール
12は紙の塗工面が最初に接触するローラーである。塗
料11の種類は、目的によって多岐に及ぶ配合があり、
例えば、顔料と接着剤を主成分とし、これに、分散剤、
保水剤、耐水化剤、流動化剤、可塑剤、消泡剤、抑泡
剤、染料、防腐剤、防カビ剤等を適宜配合したものであ
る。
【0003】一方、ペーパーロール12は、塗料含有成
分や水による腐食対策を主体に、鉄鋼製のロールにゴム
やプラスチック(ベークライト、フッ素樹脂等)を被覆
したものから、耐蝕性に付け加えて傷防止や鏡面転写
性、耐久性付与のために、クロムめっきしたもの等も利
用されている。特にクロムめっきされたものでは、利用
される塗料の種類によってペーパーロールの表面の両紙
端近傍に塗料が固着し易く、これを除去する目的で繊維
強化フェノール樹脂やエポキシ樹脂、フッ素樹脂(テフ
ロン)製のブレードを適用することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、クロムめっ
き被覆したペーパーロールにこれらのブレードを適用す
ると、例えば繊維強化フェノール樹脂やエポキシ樹脂の
ブレードでは、固着した塗料を除去する効果は見られる
もののクロムめっき面に対する損傷(ドクターブレード
による傷)が著しく、早期の取換えを余儀無くされてい
るのが実情である。また、繊維強化フッ素樹脂は、ロー
ルの損傷防止という点に関しては、今のところ最も優れ
たドクターブレード材と言えるが、固化した塗料を除去
するので、ドクターブレードの摩耗と損傷が著しく、そ
のためブレード交換回数が多過ぎて経済的に全く引き合
わないという問題があって、ほとんど利用されていな
い。
【0005】さらに、固着性のある塗料を利用していて
もクロムめっきの損傷を嫌ってドクターブレードが利用
されていないペーパーロールも数多いが、この場合に
は、もっぱら人的に手間暇を掛けて除去しているのが実
情である。そしてまた、ペーパーロール表面に固着した
塗料が特に問題となるのは、当該コーターで塗工する最
小幅の塗工紙から幅広の塗工紙へと、生産する紙種の変
更が行われる場合であって、最も幅の狭い紙の塗工時に
両紙端近傍に固着した有害な余剰塗料を取り除く作業の
手間は大変なもので、操業に多大な影響を及ぼす。図7
は、当該コーターで塗工する最小幅の紙1を塗工した際
に、ペーパーロール12の紙端部近傍に固着する余剰塗
料16の状態を示したものである。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、塗工後に最初に
塗工面に接触するペーパーロール、特にクロムめっきを
使用しているペーパーロールに代替でき、且つドクター
ブレードを適用し得るコーター用ペーパーロールを安価
に提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、上記の課題を解決するために、図1及び図2に示す
ように、抄紙機で抄造された塗工原紙にコーターにより
塗料を塗布して塗工紙を製造する際に、塗布工程と乾燥
工程の間で利用され、塗料を塗布された塗工紙1の十分
に乾燥していない塗工面に直接接触するペーパーロール
2において、少なくともコーターで塗布される最小紙幅
の両紙端通過面の内側から該ロールの表面中央部をクロ
ムめっき3で被覆し、それ以外の部分をコバルト基又は
ニッケル基のタングステンカーバイトよりなるサーメッ
ト4で溶射被覆し、前記クロムめっき被覆部分と前記サ
ーメット溶射被覆部分とを面一となるように研磨加工
たことを特徴とするものである。また、請求項2の発明
にあっては、同じ課題を解決するために、図1及び図2
に示すように、抄紙機で抄造された塗工原紙にコーター
により塗料を塗布して塗工紙を製造する際に、塗布工程
と乾燥工程の間で利用され、塗料を塗布された塗工紙1
の十分に乾燥していない塗工面に直接接触するペーパー
ロール2において、少なくともコーターで塗布される最
小紙幅の両紙端通過面の内側から該ロールの表面中央部
をクロムめっき3で被覆し、それ以外の部分を酸化クロ
ム又はクロムカーバイトよりなるセラミック4で溶射被
覆し、前記クロムめっき被覆部分と前記セラミック溶射
被覆部分とを面一となるように研磨加工したことを特徴
とするものである。さらに、請求項3の発明にあって
は、請求項1記載のコーター用ペーパーロールにおい
て、前記コバルト基又はニッケル基のタングステンカー
バイトよりなるサーメットで溶射被覆した部分にのみ燐
青銅製のドクターブレードを押し当てるようにしたこと
を特徴とするものである。さらにまた、請求項4の発明
にあっては、請求項2記載のコーター用ペーパーロール
において、前記酸化クロム又はクロムカーバイトよりな
るセラミックで溶射被覆した部分にのみSUS440A
製のドクターブレードを押し当てるようにしたことを特
徴とするものである。
【0008】セラミックまたはサーメット被膜4の被覆
範囲とドクターブレード5の適用範囲は、概略図1に示
したようになるが、必要に応じて被覆範囲とブレード適
用範囲を変化させることもあるので、それ程厳密なもの
ではない。ペーパーロール1に被覆するセラミックまた
はサーメット被膜4の厚みは、クロムめっき面3と面一
と出来る厚みであれば良いが、溶射固有の気孔の問題が
あるので、0.05〜0.50mmが適当である。そし
てまた、必要に応じて封孔処置しても良い。
【0009】
【作用】本発明者等は、いずれのコーターであってもペ
ーパーロールによって塗工紙から転写・付着する塗料が
問題となるのは、当該コーターで塗工する最小の幅の紙
が通過する両紙端近傍から当該ロールの両端までの範囲
であることに着目して、当該部分にのみ後述のセラミッ
クあるいはサーメットを被覆すれば極めて経済的であ
る、と同時に、ドクターブレードも2分割されるもの
の、面長が短いためにドクターブレードの刃当たりが良
く、低い線圧でも塗料(塗工液)除去効果が高く、寿命
と使用材料の低減の両方の効果で経済的であることを見
出した。
【0010】本発明者等は、ペーパーロールにドクター
ブレードを適用することを前提として、適切なドクター
ブレード材とロールへの被覆材質の組み合わせを発見す
るべく、以下のような検討を行った。 (a)硬度と耐摩耗性の検討 まず、鋼管製ロールに被覆できそうな材料を選定し、硬
さと耐摩耗性の調査を行った。試験に供したものは、例
えば、溶射材料の内、セラミックとしてグレイアルミ
ナ、アルミナ・チタニア、ホワイトアルミナ、スピネ
ル、酸化クロム、ジルコニア、ジルコニア・イットリ
ア、ジルコニア・マグネシア、チタニア、また、サーメ
ットとしては、クロムカーバイト、ニッケル基タングス
テンカーバイト、コバルト基タングステンカーバイト、
チタンカーバイト、チタンナイトライド、チタンボライ
ド、シリコンカーバイト等を調査したが、硬さはあって
も密着性が悪かったり、溶射固有の気孔が多かったりし
て利用できそうな被膜材料は、表1のセラミックやサー
メットにほぼ限定されることが明らかとなった。表1に
おいて、耐摩耗性はテーバー摩耗試験機によって求めた
が、摩耗輪はH−10を使用し、付与した荷重は1kg
である。また、摩耗量は材料によって密度が異なるの
で、まず、被膜の重量減少量を求め、密度を利用して摩
耗体積に換算した。
【0011】
【表1】
【0012】表1の結果でも明らかなように、クロムめ
っきと比べて硬度、耐摩耗性共に勝る被膜材料は意外に
少ないことが判明したが、問題は、これらの被膜に適合
するドクターブレードを発見できるか否かにあるため
に、表1に示した材料に対して、ドクターブレードを適
用する試験を実施した。なお、クロムめっきの場合に
は、既に、繊維強化プラスチック、例えば、繊維強化フ
ェノール樹脂、同エポキシ樹脂、同フッ素樹脂、超高分
子量ポリエチレン等は、一長一短があって適用できない
か、適用できても短寿命であるかのいずれかであること
が判明しており、金属製ブレードもクロムめっきを損傷
させるという理由で全て適用できないことが既に判明し
ているので、ドクターブレードの比較試験からは除外し
た。
【0013】(b)ドクター効果とドクター材質の検討 直径360mm、面長500mmの鉄鋼製ロール6本を
準備し、それぞれの表面にグレイアルミナ(Al2 3
−2.3%TiO2 )、ホワイトアルミナ、酸化クロ
ム、コバルト基タングステンカーバイト(WC−12%
Co)、ニッケル基タングステンカーバイト、クロムカ
ーバイトをプラズマ溶射又はガス溶射し、研摩加工によ
り、表面粗さ0.8s、0.15mm厚に仕上げた。こ
れらのロールに対して、SUS304、SUS440
A、燐青銅、SK−5からなるブレード面長100m
m、奥行き75mm、板厚1.2mmとしたドクターブ
レードをそれぞれ6枚ずつ準備し、ロール周速960m
/分、ブレード線圧435g/cm、オッシレーション
±10mmで押し当てて、ブレードの摩耗量、ドクター
効果、ロールへの損傷の有無を評価したが、試験は4種
類のドクターブレードを同時に1本のロールに押当て、
まず最初は、塗料の代わりに水道水2リットル/分を滴
下しつつ、16時間連続して行った。結果を表2に示
す。表2において、ドクター効果は、ロールに押し当て
たドクターブレードの水切り効果で判定した。また、ド
クターブレードの摩耗量は、いずれのブレード素材も金
属であり、密度も似通っているので試験前後の重量差で
求めた。
【0014】
【表2】
【0015】以上の試験の結果、コバルト基及びニッケ
ル基のタングステンカーバイト類には、燐青銅製のドク
ターブレードが、また、酸化クロム及びクロムカーバイ
トでは、SUS440A製のドクターブレードが適して
いることを発見した。そして、グレーアルミナ、ホワイ
トアルミナ等のアルミナ系のセラミック材料には、ドク
ター効果を示すドクターブレード材が有っても、それを
使用することによって、ロール表面に摩耗粉と思われる
ものが固着し、結局適切なドクターブレード材を発見出
来ず、この用途には不適当であった。
【0016】以上のように、ドクターブレードを適用す
ることを前提に、適切なドクターブレード材とロールへ
の被覆材質の組み合わせが判明した為に、今度は、実際
に、下記配合の塗工液(塗料)を配合し、2リットル/
分ずつ滴下しながら、コバルト基及びニッケル基のタン
グステンカーバイト、酸化クロム、クロムカーバイトを
被覆したロールに対して、ブレード面長450mmの燐
青銅製ブレードとSUS440A製ブレードを準備し、
線圧340g/cm、オッシレーション±10mmで連
続16時間擦って表1の結果と比較したが、ほぼ同一傾
向を示した。 塗工液(塗料)の配合 顔料 … 100部 分散剤 … 0.5部 澱粉 … 8部 ラテックス … 15部 固形分濃度 … 60〜63%
【0017】以上のように、コバルト基及びニッケル基
タングステンカーバイト、酸化クロム、クロムカバイト
等の被膜を設けたペーパーロールは、ドクターブレード
を選定すれば、ロール表面に付着する塗料を効果的に除
去できることが判明したが、同時に、これらをペーパー
ロールの全表面に適用すると、溶射材料によっても異な
るが、クロムめっきのみの場合と比較して、少なくとも
2〜6倍のコスト増に繋がり、はなはだ高価なものとな
る。
【0018】そこで、本発明のように、コーターで塗工
する最小の幅の紙が通過する両紙端近傍からロールの両
端までの範囲にのみ、上述のセラミックあるいはサーメ
ットを被覆すれば極めて経済的で、ドクターブレードも
2分割されるものの、面長が短いためにドクターブレー
ドの刃当たりが良く、低い線圧で塗料(塗工液)除去効
果が高く、ドクターブレードの寿命延長と使用材料の低
減の両方の効果でより経済的である。さらに、ドクター
ブレードによって連続的に余剰塗料が除去されるので、
狭幅の塗工紙から広幅の塗工紙へと品種替を行う場合で
も清掃のために休転する必要も無くなり、この点からも
極めて有用である。
【0019】
【実施例】面長4,000mmで直径300mmのブレ
ードコーター用ペーパーロールにおいて、両端部からそ
れぞれ1,000mm幅の範囲にガス溶射法によって、
ニッケル基タングステンカーバイトを0.25mm被覆
し、次いで溶射未被覆部のロール中央部をサージェント
浴から0.15mmクロムめっきした。次いで、グライ
ンダ研摩して溶射膜・めっき共々0.10mm残しに
し、さらにバフ研摩して0.8sに仕上げた。当ペーパ
ーロールをブレードコーターに組込み、運転速度980
m/分、燐青銅ブレードを線圧150g/cmで3箇月
間運転したが、この間休転してロールの表面を清掃する
必要は全く生じなかった。また、溶射部には、傷等も全
く見られなかった。
【0020】
【発明の効果】以上のように、コーター用ペーパーロー
ルの最小塗工紙通過幅をクロムめっきとし、それ以外の
ロール両端部分を選択したセラミックないしサーメット
で被覆して、セラミックないしサーメット被覆部分に金
属製のドクターブレードを適用すると、余剰塗料(塗工
液)の除去に効果的で、清掃の為の手間と装置休転の必
要性がなくなる。また、必要最小部分にのみセラミック
やサーメットを被覆するので、経済的である。その上、
ドクターブレードを適用する範囲が少なくなるので、ド
クター効果が高まると同時に、ドクター効果を得る為に
高線圧を掛ける必要も無い。さらに、局所ドクターブレ
ードであるから製作コストも低減できる等、多くの利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】本発明の一実施例の側面図である。
【図3】従来のゲートロールコーターの構造を示す説明
図である。
【図4】従来のキャストコーターの構造を示す説明図で
ある。
【図5】従来のエアナイフコーターの構造を示す説明図
である。
【図6】従来のブレードコーターの構造を示す説明図で
ある。
【図7】従来のペーパーロールの正面図である。
【符号の説明】
1 塗工紙 2 ペーパーロール 3 クロムめっき 4 セラミックないしサーメット 5 ドクターブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−258049(JP,A) 特開 平6−71209(JP,A) 特開 平4−146290(JP,A) 特開 平6−81292(JP,A) 実公 平3−15170(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 13/00,11/04 B05C 1/08 - 1/12 D21F 1/40 D21H 23/00,23/38 F16C 13/00 B65H 27/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機で抄造された塗工原紙にコータ
    ーにより塗料を塗布して塗工紙を製造する際に、塗布工
    程と乾燥工程の間で利用され、塗料を塗布された塗工紙
    の十分に乾燥していない塗工面に直接接触するペーパー
    ロールにおいて、少なくともコーターで塗布される最小
    紙幅の両紙端通過面の内側から該ロールの表面中央部を
    クロムめっきで被覆し、それ以外の部分をコバルト基又
    はニッケル基のタングステンカーバイトよりなるサーメ
    ットで溶射被覆し、前記クロムめっき被覆部分と前記サ
    ーメット溶射被覆部分とを面一となるように研磨加工
    たことを特徴とするコーター用ペーパーロール。
  2. 【請求項2】 抄紙機で抄造された塗工原紙にコータ
    ーにより塗料を塗布して塗工紙を製造する際に、塗布工
    程と乾燥工程の間で利用され、塗料を塗布された塗工紙
    の十分に乾燥していない塗工面に直接接触するペーパー
    ロールにおいて、少なくともコーターで塗布される最小
    紙幅の両紙端通過面の内側から該ロールの表面中央部を
    クロムめっきで被覆し、それ以外の部分を酸化クロム又
    はクロムカーバイトよりなるセラミックで溶射被覆し、
    前記クロムめっき被覆部分と前記セラミック溶射被覆部
    分とを面一となるように研磨加工したことを特徴とする
    コーター用ペーパーロール。
  3. 【請求項3】 前記コバルト基又はニッケル基のタン
    グステンカーバイトよりなるサーメットで溶射被覆した
    部分にのみ燐青銅製のドクターブレードを押し当てるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のコーター用ペ
    ーパーロール。
  4. 【請求項4】 前記酸化クロム又はクロムカーバイト
    よりなるセラミックで溶射被覆した部分にのみSUS4
    40A製のドクターブレードを押し当てるようにした
    とを特徴とする請求項記載のコーター用ペーパーロー
    ル。
JP23000294A 1994-09-26 1994-09-26 コーター用ペーパーロール Expired - Fee Related JP3346048B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23000294A JP3346048B2 (ja) 1994-09-26 1994-09-26 コーター用ペーパーロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23000294A JP3346048B2 (ja) 1994-09-26 1994-09-26 コーター用ペーパーロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0889873A JPH0889873A (ja) 1996-04-09
JP3346048B2 true JP3346048B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=16901067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23000294A Expired - Fee Related JP3346048B2 (ja) 1994-09-26 1994-09-26 コーター用ペーパーロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3346048B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE511082C2 (sv) * 1996-12-20 1999-08-02 Btg Eclepens Sa Beläggningsblad
JPWO2004000470A1 (ja) * 2002-12-26 2006-09-21 倉敷ボーリング機工株式会社 均一塗工性、耐食性、耐摩耗性に優れ、濡れ性の高い塗工液転写ロール
JP5038590B2 (ja) * 2004-11-04 2012-10-03 大王製紙株式会社 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP4556714B2 (ja) * 2005-03-14 2010-10-06 王子製紙株式会社 塗工装置のリードインペーパーロール
EP1739231A1 (en) * 2005-07-02 2007-01-03 M-real Oyj Cast coating device
DE102005040015B3 (de) * 2005-08-23 2007-04-12 Brückner Maschinenbau GmbH Walze sowie Verfahren zu deren Herstellung
JP5041702B2 (ja) * 2005-12-28 2012-10-03 大王製紙株式会社 家庭用薄葉紙の製造装置並びに家庭用薄葉紙の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0889873A (ja) 1996-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI89950B (fi) Anvaendning av en i sig kaend vals som pressvals i en pappersmaskin
EP0870868B1 (en) Press roll with ceramic coating for difficult corrosion conditions and method for manufacture of the roll
JPH10292288A (ja) 抄紙機/板紙抄紙機もしくは仕上げ機のロール、その製造方法、およびそのコーティング組成
JP2004167902A (ja) ドクターブレード
JP3439569B2 (ja) 圧胴または中間胴
JPH11165930A (ja) 被印刷体圧着・移送用ローラー
JP3346048B2 (ja) コーター用ペーパーロール
CA1314164C (en) Roll for use in fabrication of coated paper
JP3597870B2 (ja) コーティング・ブレード
SE526191C2 (sv) Eggförsett verktyg och metod för framställning därav
JP3811464B2 (ja) 圧胴、中間胴またはガイドローラ用被覆体、これを用いた印刷装置および印刷装置における清浄装置
JP3132965B2 (ja) ローラ表面の防汚処理方法
EP0571351A1 (en) Coating device for the coating of a size-press roll, paper, or board
US20020098376A1 (en) Friction guard blade and a method of production thereof
JP3521709B2 (ja) 抄紙機用ワインダーのライダーロール
JPS6331397B2 (ja)
JP2589395B2 (ja) 剥離性に富む抄紙用ロール
JP2571849B2 (ja) 耐アルカリ性に優れた塗工紙用ロール
JP4639157B2 (ja) 印刷装置におけるガイドローラまたは中間胴用被覆体、これを用いた印刷装置
JP3094620B2 (ja) キャストコータドラムのドクター装置
JP2001295190A (ja) 抄紙機用プレスロール
JP2749190B2 (ja) ローラーカーテンコーター
FI112963B (fi) Uusi keraaminen puristintela, menetelmä telan valmistamiseksi ja telan pinnoitekoostumus
JP3404940B2 (ja) コーター用のセラミックス被覆ロール
JP2005133184A (ja) 均一塗工性、耐食性、耐摩耗性に優れ、濡れ性の高い塗工液転写ロール

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130906

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees