JP3345335B2 - 空気清浄器付温風暖房機 - Google Patents

空気清浄器付温風暖房機

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JP3345335B2
JP3345335B2 JP03135698A JP3135698A JP3345335B2 JP 3345335 B2 JP3345335 B2 JP 3345335B2 JP 03135698 A JP03135698 A JP 03135698A JP 3135698 A JP3135698 A JP 3135698A JP 3345335 B2 JP3345335 B2 JP 3345335B2
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、空気清浄器を備
えた温風暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】温風暖房機は、ガスバーナ等の加熱源
と、暖房用送風機とを備え、この暖房用送風機の作動に
より吸込口(暖房用吸込口)を介して吸い込まれた室内
空気を加熱源によって昇温し、吹出口(暖房用吹出口)
から温風として吹き出すものである。また、空気清浄器
は、集塵フィルタと清浄用送風機とを備え、この清浄用
送風機の作動により吸込口(清浄用吸込口)を介して吸
い込まれた室内空気を集塵フィルタを通過させることに
よって浄化し、浄化された空気を吹出口(清浄用吹出
口)から室内に吹き出すものである。
【0003】また、最近では、空気清浄器と温風暖房機
とを一体に組み合わせたものが提案されている。例え
ば、特許第2637489号には、清浄用送風機と集塵
フィルタを内蔵した上部ケースと、暖房用送風機と加熱
源を内蔵した下部ケースを上下に結合し、暖房用吹出口
と清浄用吸込口をそれぞれ下部ケースと上部ケースの前
面に設けたものが開示されている。これにより、暖房用
吹出口から吹き出された温風の一部が清浄用吸込口から
吸い込まれ、この温風が集塵フィルタにより清浄化され
て吹き出されるので、清浄された温風を使用者に供給す
ることができる。
【0004】しかしながら、空気清浄器に設けられた集
塵フィルタは、高温の空気が通過すると熱により清浄器
能が劣化することが一般に知られている。従って、前記
特許第2637489号のように温風暖房機が比較的出
力の小さいものであれば問題は生じないが、通常の部屋
において使用されるような高出力の温風暖房機の場合、
暖房用吹出口から吹き出される空気の温度が高くなるた
め、吹き出された温風の一部が空気清浄器の吸込口から
吸い込まれると、温風の熱により集塵フィルタが劣化す
るおそれがある。
【0005】一方、温風暖房機の吸込口に集塵フィルタ
を備えたものも知られている。例えば、特開平2−13
0344号や特開平2−166350号には、暖房用吸
込口に集塵フィルタを設けたものが開示されており、暖
房用送風機の作動により暖房用吸込口から吸い込まれた
空気は、集塵フィルタにより清浄された後、加熱源によ
り加熱されて暖房用吹出口から温風として吹き出され
る。また、この温風暖房機においては、例えばファンロ
ック等が原因で燃焼用送風機が停止した場合に作動する
異常加熱停止手段が設けられている。
【0006】このような温風暖房機においては、通常の
暖房運転時は暖房用送風機が作動しているので、加熱源
により熱せられた空気が集塵フィルタに達することはな
いが、使用者が運転を停止した時や異常加熱により停止
した場合は、加熱源により熱せられた空気が暖房用吹出
口や暖房用吸込口から流出することがある。このとき、
加熱源により熱せられた空気が集塵フィルタを通過する
と、集塵フィルタが熱により劣化するおそれがある。
【0007】そこで、特開平2−130344号では、
暖房用送風機が停止しているときに、加熱源から発生す
る熱気が集塵フィルタに触れないように、熱気を本体の
外部に放出する通路を設けている。また、特開平2−1
66350号では、前記通路を閉じるシャッターを設
け、温風暖房機の運転時にはこのシャッターで前記通路
を閉じ、運転停止時や異常停止時にはシャッターを開け
て加熱源からの熱気を前記通路から本体外部に放出する
ようにしている。このようにすることにより、運転停止
時や異常停止時であっても加熱源からの熱気が集塵フィ
ルタを通過することがない。
【0008】しかしながら、前記特開平2−13034
4号や特開平2−166350号のような構成では、本
体に加熱源から発生する熱気を放出する通路や、この通
路を運転の際に遮蔽するシャッターを設けなければなら
ず、構造が複雑となり、コストも嵩むという不都合があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、空気清浄器
付温風暖房機の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不
都合を解消するために、温風暖房機が異常過熱状態にな
ったときであっても、集塵フィルタを過熱により劣化さ
せないようにした空気清浄器付温風暖房機を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の空気清浄器付温風暖房機は、加熱源と、暖
房用送風機と、暖房用吸込口と、暖房用吹出口とを備え
た温風暖房機の上部に、集塵フィルタと、清浄用送風機
と、前記暖房用吸込口とは別個に設けられた清浄用吸込
口と、前記暖房用吹出口とは別個に設けられた清浄用吹
出口とを備えた空気清浄器を併設してなり、前記温風暖
房機が、該温風暖房機内の温度を検出する温度検出手段
と、該温度検出手段により検出される温度が前記温風暖
房機を熱により劣化させないよう設定される第1所定温
度となったときに前記加熱源の作動を停止する異常加熱
停止手段とを有する暖房機制御手段を備え、前記空気清
浄器が、前記温風暖房機の運転とは独立して前記清浄用
送風機を制御する清浄器制御手段を備え、前記清浄用吸
込口が前記暖房用吹出口と離間して設けられている空気
清浄器付温風暖房機において、前記清浄器制御手段は、
前記温度検出手段の検出温度が前記集塵フィルタを熱に
より劣化させないよう設定される第2所定温度以上のと
きに前記清浄用送風機の作動を禁止する過熱防止手段を
備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の空気清浄器付温風暖房機によれ
ば、前記清浄用吸込口が前記暖房用吸込口と別個に設け
られており、前記清浄用吹出口が前記暖房用吹出口と別
個に設けられている。従って、前記清浄用吸込口と前記
暖房用吸込口とが連通していないので、前記温風暖房機
が停止しており、その内部の温度が高い状態で前記空気
清浄器を運転しても、前記清浄用吸込口から前記暖房用
吸込口を介して直接前記温風暖房機内部の空気を吸い込
むことがない。また、前記清浄用吸込口が前記暖房用吹
出口と離間して設けられている。この前記清浄用吸込口
と前記暖房用吹出口を、温風暖房機による暖房運転と空
気清浄器による清浄運転が同時に行われているときであ
っても前記暖房用吹出口から吹き出された温風が前記清
浄用吸込口から直接吸い込まれないように離間させたと
きは、前記同時運転時であっても前記集塵フィルタが温
風により劣化することがない。
【0012】また、本発明の空気清浄器付温風暖房機
は、例えば、暖房用送風機のファンロック等が原因で、
前記温度検出手段により検出される温度が前記温風暖房
機を熱により劣化させないよう設定される第1所定温度
となったときに前記加熱源の作動を停止する異常加熱停
止手段を備えている。この第1所定温度は、前記温風暖
房機、特にその内部に設けられている電子機器や樹脂部
品等が熱により劣化しないように設定されている。
【0013】ところで、異常加熱停止手段により前記加
熱源の作動が停止し、前記暖房用送風機が停止したとき
は、前記加熱源の余熱により熱せられた空気が前記本体
内に充満し、前記暖房用吹出口や前記暖房用吸込口から
流出することがある。また、異常加熱停止手段により前
記加熱源の作動が停止する前であっても、前記暖房用送
風機の回転数が故障により低下して、前記暖房用吸込口
から前記加熱源により熱せられた空気が流出することが
ある。ここで、前記清浄用吸込口が前記暖房用吹出口か
ら離間して設けられている場合であっても、前記暖房用
吸込口の位置が前記清浄用吸込口の下方近傍に設けられ
ているときは、前記清浄用送風機が作動すると前記暖房
用吸込口から流出した高温の空気が前記清浄用吸込口か
ら吸い込まれるおそれがある。
【0014】本発明の空気清浄器付温風暖房機は、前記
温度検出手段の検出温度が前記第2所定温度以上のとき
に前記清浄用送風機の作動を禁止する過熱防止手段を備
えている。この第2所定温度は、前記集塵フィルタを熱
により劣化させないよう設定されているので、前記暖房
用吸込口から高温の空気が流出することがあっても、前
記温度検出手段の検出温度が前記集塵フィルタを劣化さ
せるような温度のときは前記清浄用送風機の作動が禁止
されるので、前記清浄用吸込口から高温の空気を吸い込
むことがない。このため、前記集塵フィルタが熱により
劣化されるのを防止することができる。また、前記温度
検出手段の検出温度が前記第2所定温度未満のときは、
前記暖房用吸込口から流出する空気を前記清浄用吸込口
から吸い込んでも前記集塵フィルタが熱により劣化しな
いので、前記清浄用送風機を作動させて部屋内の空気の
清浄を行うことができる。
【0015】また、前記過熱防止手段は、前記異常加熱
停止手段により前記加熱源の作動が停止したときであっ
て、前記温度検出手段の検出温度が前記第2所定温度以
上のときに前記清浄用送風機の作動を禁止するものであ
ることが好ましい。これによれば、前記加熱源の余熱に
より熱せられた空気が前記本体内に充満し、前記暖房用
吹出口や前記暖房用吸込口から流出する可能性の高いと
き、即ち前記異常加熱停止手段により前記加熱源の作動
が停止したときに、前記清浄用送風機の作動を禁止して
いるので、前記熱せられた空気を前記清浄用吸込口から
吸い込まないようにすることができる。
【0016】また、本発明の空気清浄器付温風暖房機
は、その本体の後面に前記清浄用吸込口が設けられ、前
記本体の上面又は前面に清浄用吹出口が設けられ、前記
本体の後面に前記暖房用吸込口が設けられ、前記本体の
前面に暖房用吹出口が設けられていることが好ましい。
これによれば、前記暖房用吹出口が前記本体の前面に設
けられ、前記清浄用吸込口が前記本体の後面に設けられ
ているので、前記暖房用吹出口と前記清浄用吸込口を大
きく離間させることができる。従って、前記暖房用吹出
口から吹き出された温風が前記清浄用吸込口から直接吸
い込まれることがないので、前記集塵フィルタが温風に
より劣化することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の空気清浄器付温風
暖房機の実施形態の一例である空気清浄器を備えたガス
ファンヒータについて、図1乃至図4を参照して説明す
る。図1は本実施形態の空気清浄器付ガスファンヒータ
の説明的断面図、図2はその操作パネルを示す説明図、
図3はその回路構成を示すブロック図、図4はその作動
を示すフローチャート、図5は図1の空気清浄器付ガス
ファンヒータにおける他の作動を示すフローチャートで
ある。
【0018】本実施形態の空気清浄器付ガスファンヒー
タ1は、図1に示すように、その本体2の上部に空気清
浄器3が内装され、本体2の下部に温風暖房機であるガ
スファンヒータ4が内装されている。そして、本体2の
後面上部に清浄用吸込口5が設けられており、本体2の
上面には清浄用吹出口6が設けられている。また、本体
2の後面下部には暖房用吸込口7が設けられ、本体2の
前面下部には暖房用吹出口8が設けられている。
【0019】空気清浄器3は、本体2の内部に清浄器ケ
ース9を備えており、この清浄器ケース9の内部に清浄
用送風機10が設けられている。また、清浄用吸込口5
には、その全面を覆うように集塵フィルタ11が設けら
れている。
【0020】ガスファンヒータ4は、本体2の内部に暖
房機ケース12を備えており、この暖房機ケース12の
内部にはバーナ収容部13が設けられている。また、こ
のバーナ収容部13の内部には、加熱源であるガスバー
ナ14が設けられており、バーナ収容部13の後面下部
には空気取入口15が設けられている。そして、暖房機
ケース12内部のバーナ収容部13の下方には暖房用送
風機16が設けられている。また、暖房機ケース12の
上部には、ガスバーナ14により熱せられた空気の温度
を検出するために、温度検出手段であるサーミスタ17
が設けられている。尚、本実施形態においては、暖房用
吸込口7から吸い込まれた空気を、本体2と暖房機ケー
ス12との間隙を通して、暖房機ケース12の前方下部
に設けられた冷却用空気取入口18から暖房用送風機1
6に導入し、本体2の前面の温度の上昇を防止してい
る。
【0021】また、本体2の内部には、空気清浄器3及
びガスファンヒータ4の運転制御を行うコントローラ1
9が設けられている。このコントローラ19には、空気
清浄器3の制御を行う清浄器制御手段20と、ガスファ
ンヒータ4の制御を行う暖房機制御手段21とが備えら
れている。また、本体2の上面前方には、使用者が空気
清浄器3やガスファンヒータ4の運転の操作を行う操作
パネル22が設けられている。
【0022】操作パネル22には、図2に示すように、
ガスファンヒータ4による暖房運転のオン/オフを行う
暖房運転スイッチ23と、空気清浄器3の空気清浄運転
のオン/オフを行う清浄運転スイッチ24が設けられて
いる。また、その中央近傍には、使用者が設定した設定
温度を示す設定温度表示25と、現在の室温を示す室温
表示26が設けられている。操作パネル22には、その
他に時刻合わせのためのスイッチやタイマをセットする
ためのスイッチが設けられているが、いずれも公知のも
のと同様のため説明を省略する。
【0023】次に、本実施形態の空気清浄器付ガスファ
ンヒータ1の回路構成について説明する。コントローラ
19は、図3に示すように、清浄器制御手段20と暖房
機制御手段21とを備えており、暖房機制御手段21は
異常加熱停止手段27を備えている。また、暖房機制御
手段21は、暖房用送風機16及びガスバーナ14への
ガスの供給量を制御する比例弁(図示せず)に接続され
て暖房用送風機16の回転数とガスバーナ14の燃焼量
とを制御している。また、清浄器制御手段20は、清浄
用送風機10に接続されて清浄用送風機10の回転数等
を制御すると共に、サーミスタ17に接続されてガスフ
ァンヒータ4内部の温度を検知し、その検出値が第2所
定温度に達したときに清浄用送風機10の運転を停止さ
せる。異常加熱停止手段27は、サーミスタ17に接続
されてガスファンヒータ4内部の温度を検知し、この温
度が第1所定温度に達したときにガスバーナ14の運転
を停止させる。尚、暖房用送風機16は、ガスバーナ1
4の燃焼停止後、所定時間内に運転を停止する。
【0024】次に、図4を参照して、第1所定温度と第
2所定温度が共に80℃に設定されている場合の空気清
浄器付ガスファンヒータ1における作動について説明す
る。本実施形態においては、第1所定温度がコントロー
ラ19等が熱によって劣化しないように80℃に設定さ
れている。また、第2所定温度についても80℃に設定
している。これは、本実施形態においては、集塵フィル
タ11に耐熱温度が約80℃のものを使用しているため
である。ここで、サーミスタ17近傍の高温の空気が清
浄用吸込口5近傍に上昇してきたときは、サーミスタ1
7で検出した時点よりもある程度温度が下がる(本実施
形態では約10℃低下)。従って、本実施形態のよう
に、第2所定温度を第1所定温度と同じ80℃に設定し
た場合であっても、実際に清浄用吸込口5から吸い込ま
れる空気の温度は80℃以下となるため、集塵フィルタ
11の熱による劣化を防止することができる。
【0025】尚、本実施形態においては、上述のように
第1所定温度と第2所定温度が共に80℃であるため、
以下の本実施形態の説明中は第1及び第2所定温度を所
定温度として説明する。
【0026】まず、ガスファンヒータ4が異常加熱状態
となった場合のガスファンヒータ4及び空気清浄器3の
作動について説明する。ガスファンヒータ4と空気清浄
器3が同時に運転されていた状態で、例えば、暖房用送
風機16が故障することによりその回転数が低下した場
合や回転が停止した場合は、ガスバーナ14の燃焼によ
りガスファンヒータ4内の温度が上昇する。この温度の
上昇は、サーミスタ17により検出されており、その検
出温度が所定温度以上となった場合は、異常加熱停止手
段27によりガスバーナ14の燃焼が停止される。
【0027】本実施形態では、このように異常加熱状態
でガスバーナ14の燃焼が停止したときは、清浄器制御
手段20により清浄用送風機10の作動を停止するよう
に設定されている。従って、ガスファンヒータ4と空気
清浄器3とが同時に運転されていたときは、空気清浄器
3の運転も停止される。このとき、現在の室温を示す室
温表示26に異常加熱に対応するエラーコードの表示が
なされ、ガスファンヒータ4が異常加熱により停止した
ことを使用者に報知する。尚、この状態で使用者が暖房
運転スイッチ23をオフにしたときは、異常加熱状態が
リセットされるように設定されている。
【0028】このように、異常加熱停止手段27によっ
てガスバーナ14の燃焼が停止しても、ガスファンヒー
タ4の内部にはガスバーナ14の燃焼時の熱や、ガスバ
ーナ14の余熱によって高温の状態となっている。そし
て、本実施形態では、暖房用吹出口8よりも暖房用吸込
口7の方が上方に設けられているため、図1の矢印cに
示すように、ガスファンヒータ4内の高温の空気は、主
に暖房用吸込口7から流出し、本体2の後面を伝わって
上昇する。
【0029】このような状態で使用者が暖房運転スイッ
チ23をオフにして異常加熱状態をリセットした後、清
浄運転スイッチ24をオンにしたときは、清浄器制御手
段20においては以下のような作動がなされる。清浄運
転スイッチ24がオンにされると(STEP1)、清浄
器制御手段20はサーミスタ17により温度を検知して
(STEP2)、その検出温度が所定温度である80℃
に達しているかを検知する(STEP3)。そして、サ
ーミスタ17の検出温度が所定温度以上になったときは
(STEP3においてYES)、清浄用送風機10の運
転を停止して空気清浄器3の運転を禁止する(STEP
4)。これにより、ガスファンヒータ4が異常加熱状態
となり、サーミスタ17の検出温度が所定温度以上とな
っているときは、空気清浄器3の運転が禁止されるの
で、清浄用吸込口5からガスファンヒータ4により熱せ
られた空気を吸い込むことがない。
【0030】一方、ガスファンヒータ4が異常加熱によ
り停止した場合であっても、時間の経過等によりサーミ
スタ17の検出温度が所定温度未満となったときは(S
TEP3においてNO)、空気清浄器3の運転を行う
(STEP5)。このように、サーミスタ17の検出温
度が所定温度未満のときは、空気清浄器3の運転を行っ
ても、清浄用吸込口5から吸い込まれる空気の温度は低
いため、集塵フィルタ11を熱により劣化させることが
ない。この空気清浄器3の運転では、清浄器制御手段2
0の信号により清浄用送風機10が回転し、図1の矢印
aに示すように、清浄用吸込口5から本体2の後面近傍
の空気が吸い込まれる。この清浄用吸込口5から吸い込
まれた空気は、集塵フィルタ11を通過して清浄され
る。そして、清浄用吹出口6から本体2の上方に向けて
吹き出される。そして、使用者により清浄運転スイッチ
24がオフにされるか、図示しないタイマの作動により
運転が停止された場合は(STEP6においてYE
S)、清浄器制御手段20の信号により清浄用送風機1
0の回転が停止され、空気清浄器3の運転が終了する。
【0031】尚、本実施形態においては、第1所定温度
を80℃に設定しているが、これに限らず、機器のレイ
アウト等によって適宜変更しても良い。また、第2所定
温度も第1所定温度と同様に80℃に設定しているが、
これに限らず、集塵フィルタ11の材質等により適宜変
更しても良い。例えば、第1所定温度を第2所定温度の
80℃よりも高くして90℃に設定した場合は、暖房用
送風機16が故障により回転数が低下した等の理由によ
り、サーミスタ17の検出温度が第1所定温度の90℃
には達しないが第2所定温度の80℃に達することがあ
る。このときは、ガスファンヒータ4が異常加熱停止手
段27により停止する前に、空気清浄器3の運転が停止
される。これにより、ガスファンヒータ4が異常加熱に
より停止することにより暖房用吸込口7から高温の空気
が流出する前に空気清浄器3の運転を停止することがで
きるので、清浄用吸込口5からの高温の空気の吸込を防
止することができる。
【0032】このように、本実施形態では、空気清浄器
3の運転中に常にサーミスタ17によりガスファンヒー
タ4の温度を検出しているため、何らかの原因によりガ
スファンヒータ4の温度が上昇したときは、ガスファン
ヒータ4が異常加熱停止手段27により停止するか否か
にかかわらず、空気清浄器3の運転を禁止することがで
きる。
【0033】尚、ガスファンヒータ4の運転が終了する
ときは、ガスバーナ14の燃焼が停止した直後に暖房用
送風機16のみを所定時間運転して暖房機ケース12、
バーナ収容部13やガスバーナ14等を冷却するポスト
パージ運転を行う。従って、ガスファンヒータ4の運転
終了時は、暖房用吸込口7からガスバーナ14により熱
せられた空気が流出することがないため、空気清浄器3
の運転を行っても集塵フィルタ11が熱により劣化する
ことがない。
【0034】次に、図5を参照して、上記図1の空気清
浄器付ガスファンヒータ1において、ガスファンヒータ
4が異常加熱停止手段27により停止しているか否かを
検出して空気清浄器3の運転の可否を判断する場合の作
動について説明する。本実施形態においては、第1所定
温度は90℃に設定されており、第2所定温度は80℃
に設定されている。
【0035】本実施形態において、ガスファンヒータ4
が単独で運転されていたときに、サーミスタ17の検出
温度が第1所定温度である90℃に達したときは、ガス
ファンヒータ4が異常加熱停止手段27によって停止す
る。この状態で清浄運転スイッチ24をオンにすると
(STEP11)、清浄器制御手段20がガスファンヒ
ータ4が異常加熱停止手段27によって停止したかどう
かを確認する(STEP12)。この場合、ガスファン
ヒータ4は異常加熱停止手段27によって停止している
ので(STEP12においてYES)、清浄器制御手段
20は、サーミスタ17の温度の検出を行う(STEP
13)。そして、このサーミスタ17により検出された
温度が第2所定温度である80℃以上のときは(STE
P14においてYES)、清浄用送風機10の作動を禁
止し、清浄用送風機10の運転を行わないようにする
(STEP15)。これにより、本体2の後面にそって
上昇してくる高温の空気を清浄用吸込口5から吸い込む
ことがない。
【0036】一方、清浄運転スイッチ24がオンの状態
で(STEP11)、ガスファンヒータ4が正常に運転
されている場合は、ガスファンヒータ4は異常停止して
いないので(STEP12においてNO)、空気清浄器
3は運転が行われる(STEP16)。また、ガスファ
ンヒータ4が異常加熱により停止した場合であっても
(STEP12においてYES)、サーミスタ17によ
り検出される温度が第2所定温度未満の場合は(STE
P14においてNO)、空気清浄器3の運転を行う(S
TEP16)。そして、使用者により清浄運転スイッチ
24がオフにされるか、図示しないタイマの作動により
運転が停止された場合は、空気清浄運転を終了する(S
TEP17においてYES)。
【0037】尚、前記各実施形態においては、清浄用吸
込口5を本体2の後面に設けているが、これに限らず左
右両側面に設けても良い。また、清浄用吸込口5を本体
2の前面に設け、清浄用吹出口を本体2の上面あるいは
後面に設けても良い。この場合でも、清浄用吸込口5と
暖房用吹出口8とを離間して設けることができるので、
暖房用吹出口8から吹き出された温風を清浄用吸込口5
から直接吸い込みにくい構成とすることができる。
【0038】また、前記実施形態では、加熱源にガスバ
ーナ14を備えたガスファンヒータ4を例にして説明し
たが、これに限らず、加熱源に電気ヒータや灯油ヒータ
等を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例である空気清浄器付ガ
スファンヒータの説明的断面図。
【図2】図1の空気清浄器付ガスファンヒータの操作パ
ネルを示す説明図。
【図3】図1の空気清浄器付ガスファンヒータの回路構
成を示すブロック図。
【図4】図1の空気清浄器付ガスファンヒータの作動を
示すフローチャート。
【図5】図1の空気清浄器付ガスファンヒータにおける
他の作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…空気清浄器付ガスファンヒータ(空気清浄器付温風
暖房機)、3…空気清浄器、4…ガスファンヒータ(温
風暖房機)、5…清浄用吸込口、6…清浄用吹出口、7
…暖房用吸込口、8…暖房用吹出口、10…清浄用送風
機、14…ガスバーナ(加熱源)、16…暖房用送風
機、17…サーミスタ(温度検出手段)、20…清浄器
制御手段、21…暖房機制御手段、27…異常加熱停止
手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 和記 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−313057(JP,A) 実開 昭63−198959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 305 F24H 3/04 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱源と、暖房用送風機と、暖房用吸込口
    と、暖房用吹出口とを備えた温風暖房機の上部に、集塵
    フィルタと、清浄用送風機と、前記暖房用吸込口とは別
    個に設けられた清浄用吸込口と、前記暖房用吹出口とは
    別個に設けられた清浄用吹出口とを備えた空気清浄器を
    併設してなり、 前記温風暖房機が、該温風暖房機内の温度を検出する温
    度検出手段と、該温度検出手段により検出される温度が
    前記温風暖房機を熱により劣化させないよう設定される
    第1所定温度となったときに前記加熱源の作動を停止す
    る異常加熱停止手段とを有する暖房機制御手段を備え、 前記空気清浄器が、前記温風暖房機の運転とは独立して
    前記清浄用送風機を制御する清浄器制御手段を備え、前
    記清浄用吸込口が前記暖房用吹出口と離間して設けられ
    ている空気清浄器付温風暖房機において、 前記清浄器制御手段は、前記温度検出手段の検出温度が
    前記集塵フィルタを熱により劣化させないよう設定され
    る第2所定温度以上のときに前記清浄用送風機の作動を
    禁止する過熱防止手段を備えたことを特徴とする空気清
    浄器付温風暖房機。
  2. 【請求項2】前記過熱防止手段は、前記異常加熱停止手
    段により前記加熱源の作動が停止したときであって、前
    記温度検出手段の検出温度が前記第2所定温度以上のと
    きに前記清浄用送風機の作動を禁止することを特徴とす
    る請求項1に記載の空気清浄器付温風暖房機。
  3. 【請求項3】前記空気清浄器付温風暖房機の本体の後面
    に前記清浄用吸込口が設けられ、前記本体の上面又は前
    面に清浄用吹出口が設けられ、前記本体の後面に前記暖
    房用吸込口が設けられ、前記本体の前面に暖房用吹出口
    が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の空気清浄器付温風暖房機。
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