JP3344986B2 - セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法 - Google Patents

セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法

Info

Publication number
JP3344986B2
JP3344986B2 JP2000085951A JP2000085951A JP3344986B2 JP 3344986 B2 JP3344986 B2 JP 3344986B2 JP 2000085951 A JP2000085951 A JP 2000085951A JP 2000085951 A JP2000085951 A JP 2000085951A JP 3344986 B2 JP3344986 B2 JP 3344986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
polyethylene glycol
succinic acid
substituted succinic
cement admixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000085951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001270752A (ja
Inventor
善男 足立
邦雄 竹内
Original Assignee
星光化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 星光化学工業株式会社 filed Critical 星光化学工業株式会社
Priority to JP2000085951A priority Critical patent/JP3344986B2/ja
Publication of JP2001270752A publication Critical patent/JP2001270752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344986B2 publication Critical patent/JP3344986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/04Carboxylic acids; Salts, anhydrides or esters thereof
    • C04B24/045Esters, e.g. lactones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/28Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C04B24/32Polyethers, e.g. alkylphenol polyglycolether
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/60Agents for protection against chemical, physical or biological attack
    • C04B2103/65Water proofers or repellants

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセメント混和剤に関
するものであり、優れた防水性を有するセメント硬化体
の製造法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、土木や建築分野の多岐にわた
って使用されているセメント硬化体としては、防水セメ
ント(ペースト、モルタル)、セメントパテ、セメント
系下地調整モルタル、磁器タイル用モルタル、セルフレ
ベリングモルタル、セメント成形品(木材セメントボー
ド、繊維補強セメント板、軽量無機板、石綿スレート
板、石綿バーライド板等)、軽量コンクリート、コンク
リートなどがあり、特に地下内外壁、貯水槽、プール、
廃水処理施設、ベランダ、建屋外壁、台所、風呂場等の
雨水、水にさらされる構造体には優れた防水性が要求さ
れている。
【0003】前記セメント硬化体に防水性(耐吸水性)
を付与する混和剤としては、高級脂肪酸(オレイン酸、
ステアリン酸等)石鹸、パラフィン、アスベスト、合成
高分子化合物、塩化カルシウム、ケイ酸ナトリウム等の
無機質ケイなどの防水剤が多数知られている。例えば、
特公昭46−39120号公報には珪酸塩類と尿素及び
界面活性剤を用いた液状コンクリート、コンクリートブ
ロック混和剤が提案されている。特公昭48−2317
4号公報にはアルケニルコハク酸またはその水溶性塩も
しくは無水物が開示されており、同明細書第5頁第31
〜33行にはステアリン酸カルシウムからなる添加剤が
記載されている。特公昭61−24356号公報にはア
ルケニル又はアルキルコハク酸エステルの水溶性塩を含
有する混和剤を開示している。特開平2−18346号
公報には、ポリエチレングリコールのC8〜C22の脂肪
酸エステルからなる耐水添加剤が開示されている。
【0004】前記セメント混和剤は防水性が不充分であ
ったり、物性に好ましくない影響を与えたりあるいは比
較的多量に添加する必要があるためコストがかかるな
ど、いまだ十分に性能や経済面で満足するに至っていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状を鑑み、本
発明者らは、優れた防水性を付与できるセメント混和剤
及びそれを用いたセメント硬化体の製造法を提供するこ
とを技術的課題として鋭意研究の結果、本発明を完成す
るに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は下記
の構成を有するセメント混和剤及びそれを用いたセメン
ト硬化体の製造法に関するものである。
【0007】請求項1の発明は、置換コハク酸類(A)
と、ポリエチレングリコール(B)とをエステル化する
ことによって得られるポリエチレングリコール置換コハ
ク酸エステル及び/又は該ポリエチレングリコール置換
コハク酸エステルの塩類からなるセメント混和剤という
構成からなる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、置
換コハク酸類(A)が炭素数6〜36のアルキル基また
はアルケニル基を有する置換コハク酸類であるセメント
混和剤という構成からなる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、ポリエチレングリコール(B)の分子量が200〜
1000であるセメント混和剤という構成からなる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至3におい
て、置換コハク酸類(A)1モルに対し、ポリエチレン
グリコール(B)0.5〜1モルをエステル化して得ら
れるポリエチレングリコール置換コハク酸エステル及び
/又は該ポリエチレングリコール置換コハク酸エステル
の塩類からなるセメント混和剤という構成からなる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4のセメ
ント混和剤をセメントに対して0.1〜5重量%含有す
るセメント硬化体の製造法という構成からなる。
【0012】即ち、本発明は、炭素数6〜36のアルキ
ル基、アルケニル基、アラルキル基又はアラルケニル基
を有する置換コハク酸あるいは該置換コハク酸無水物
(以下、「置換コハク酸(無水物)」と記載する)等の
置換コハク酸類(A)と、ポリエチレングリコール
(B)とのポリエチレングリコール置換コハク酸エステ
ル、あるいは該ポリエチレングリコール置換コハク酸エ
ステルのナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、ア
ンモニウム塩、低級アミン塩、亜鉛、カルシウム、マグ
ネシウム等の多価金属塩であり、本発明の構成により、
セメント硬化体に優れた防水性を付与するものである。
【0013】本発明における置換コハク酸類(A)とし
ては、炭素数6〜36のアルキル基、アルケニル基、ア
ラルキル基またはアラルケニル基を有する置換コハク酸
(無水物)である。例えば、α−オレフィン、内部オレ
フィンまたはプロピレンやブタジエン等のオリゴマーと
マレイン酸あるいは無水マレイン酸との付加反応物であ
るアルケニル置換コハク酸、または該アルケニル置換コ
ハク酸を水素化して得られるアルキル置換コハク酸、芳
香環を有するオレフィン化合物から誘導されるアラルキ
ル置換コハク酸あるいはアラルケニル置換コハク酸等あ
るいはこれらの無水物である。具体的には、ヘキセニル
コハク酸、ヘキシルコハク酸、オクチルコハク酸、オク
テニルコハク酸、ノネニルコハク酸、ノニルコハク酸、
デセニルコハク酸、デシルコハク酸、ドデシルコハク
酸、ドデセニルコハク酸、ペンタデセニルコハク酸、ペ
ンタデシルコハク酸、ヘキサデセニルコハク酸、ヘキサ
デシルコハク酸、オクタデセニルコハク酸、オクタデシ
ルコハク酸、(1−オクチル−2−デセニル)コハク
酸、(1−ヘキシル−2−オクテニル)コハク酸等ある
いはこれらの無水物が挙げられ、これらのなかでも、炭
素数10〜16のアルキル基またはアルケニル基を有す
る置換コハク酸(無水物)が防水効果の点でより好まし
い。
【0014】本発明における置換コハク酸類(A)の置
換基の炭素数が6未満、または36を超えるとセメント
硬化組成物の防水性の点で効果がもうひとつである。
【0015】本発明における置換コハク酸エステルに用
いるポリエチレングリコール(B)としては、好ましく
は分子量200〜1000、更に好ましくは分子量20
0〜600である。
【0016】本発明において、置換コハク酸エステル
が、置換コハク酸の2個のカルボキシル基の1個がポリ
エチレングリコール(B)によってエステル化されたポ
リエチレングリコール置換コハク酸半エステル及び/又
は該ポリエチレングリコール置換コハク酸半エステルの
塩類を用いた場合は、特に好ましい防水効果が得られ
る。
【0017】本発明におけるセメント混和剤は、ポリエ
チレングリコール置換コハク酸エステルまたはポリエチ
レングリコール置換コハク酸エステルの塩類の有効成分
100%の樹脂あるいはその微粉体、またはポリエチレ
ングリコール置換コハク酸エステルをアルカリ金属塩、
アンモニウム塩、低級アミン塩にした水分散液、さらに
ポリエチレングリコール置換コハク酸エステルあるいポ
リエチレングリコール置換コハク酸エステルの塩類を乳
化剤で水に分散した水分散液の形態で使用される。特
に、セメント混和剤の有効成分100%の樹脂またはそ
の樹脂を粉砕した微粉体が流通コストの削減等の点で好
ましい。
【0018】本発明におけるセメント混和剤を使用する
方法として、セメントに予め混合する方法、セメント配
合物の混練時に同時に添加する方法、更に一旦練り上が
ったセメント配合物へ添加する方法などがある。
【0019】本発明におけるセメント混和剤が適用でき
るセメントの種類としては、特に限定されず、普通、早
強、超早強等の各種ポルトランドセメント、これらポル
トランドセメントに高炉スラグ、シリカ、フライアッシ
ュを混合した混合セメント、アルカリセメント等、更に
は、カルシウムアルミネートを主体とするアルミナセメ
ント等が挙げられる。
【0020】本発明におけるセメント混和剤を配合して
用いることのできるセメント用骨材としては、通常モル
タル、コンクリート、セメント成形品等を製造するため
に混和されるものであれば限定されることなく、例え
ば、砂、砂利、破砕、砕石、スラグ骨材、バーライト、
天然軽量骨材、セラミックス、コンクリート廃材、パル
プ、合成及び天然の各種繊維などが挙げられる。
【0021】本発明におけるセメント混和剤の使用量と
しては、セメント硬化体の種類並びに防水性の要求度合
いによって決定されるが、通常はセメントに対して0.
1〜5重量%が用いられ、頻繁に用いられる例として
は、0.2〜1重量%である。
【0022】本発明におけるセメント混和剤は、他の公
知のセメント混和剤あるいは混和材との併用もできる。
例えばAF剤、減水剤、流動化剤、硬化促進剤、凝結遅
延剤、分離低減剤、ポリマー混和剤、着色剤、起泡剤、
保水剤、増粘剤、防錆剤、防微剤、ひび割れ剤、膨張
剤、分散剤、グラスファイバー、高速スラグ微粉末、フ
ライアッシュ、シリカフュ−ムなどの併用も可能であ
る。
【0023】本発明におけるセメント混和剤は、優れた
防水性を有するセメント硬化体を提供するものである。
セメント硬化体に優れた防水性を付与することにより、
次のような効果が期待できる。第1に、水の浸透を防ぐ
ため、水漏れを防止し、セメント硬化体の劣化を防止す
る。第2に、水が浸透しないため、セメント硬化体が冬
の時期に水を浸透し、凍結することによって体積膨張し
亀裂を生じるのを防止する。第3に、防水性が優れてい
るため、セメント硬化体内部のカルシウムイオンを含ん
だ水の表面への移動が減り、表面で空気中の二酸化炭素
と水酸化カルシウムが反応して発生するエフロレッセン
スを抑制する効果が期待できる。第4に、水分の移動が
減るため、セメント硬化体の中心部の水分が封じ込めら
れ、水和反応が十分になされ、さらにAE減水剤を用い
た場合、水分の蒸発乾燥が速すぎて水和反応に必要な水
分が減ってしまうというトラブルをなくし、少ない水量
での施工が可能となり、良好な強度が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の代表的な実施の形態を挙
げれば次の通りである。
【0025】・セメント混和剤の調製:撹拌機、温度
計、留出管、窒素導入管を付した反応容器に置換コハク
酸類の所定量とポリエチレングリコールの所定量を仕込
み、70〜90℃まで加熱し同温度で3〜6時間反応さ
せて置換コハク酸エステルを得た。
【0026】・セメント硬化体の調製:ポルトランドセ
メント100部、前記セメント混和剤の所定量と砂の所
定量及び水の所定量とをミキサーを用いて10分間混練
を行い、得られた混練物を型枠(縦11mm×横59m
m×奥行き94mm)に入れて、24時間養生後型枠か
ら取り出し、3日間室温にて養生、更に80℃にて2時
間乾燥させた後2日間放置し、セメント硬化体を得た。
【0027】・セメント硬化体の性能評価: 防水性の試験方法。 前記セメント硬化体を水中に浸漬させ、2時間後、8時
間後、24時間後、48時間後、120時間後に余分な
水を拭き取って重量を測定し、次式で防水性(吸水率)
を算出した。 F:水中に浸漬する前の重量(g) G:水中に浸漬した後の重量(g)
【0028】
【実施例】以下に調製例、実施例、比較例を挙げて本発
明をより詳しく説明するが、本発明はこれらの各例に限
定されるものでない、なお、以下において特に断らない
限り、%とあるのは重量%、部とあるのは重量部を表わ
す。
【0029】・セメント混和剤の調製: [調製例1]撹拌機、温度計、留出管、窒素導入管を付し
た反応容器にドデセニルコハク酸無水物266部と分子
量200のポリエチレングリコール100部を仕込み、
80℃まで加熱し同温度で5時間反応させてポリエチレ
ングリコール置換コハク酸エステルを得た。その組成と
性状を表1に示す。
【0030】[調製例2〜4]調製例1において、ドデセ
ニルコハク酸無水物の使用量とポリエチレングリコール
の使用量及びその分子量を表1に示すように代えた以外
は調製例1と同様の方法で調製例2〜4のポリエチレン
グリコール置換コハク酸エステルを得た。その組成と性
状を表1に示す。
【0031】
【表1】セメント混和剤の組成と性状
【0032】[調製例5]撹拌機、温度計、還流冷却管、
窒素導入管を付した反応容器に調製例2のポリエチレン
グリコール置換コハク酸エステル83部と水332部を
仕込み、撹拌しながら35〜40℃の温度で、20%水
酸化カルシウム水分散液74部を滴下混合して7時間か
けて反応して得られた置換コハク酸エステルのカルシウ
ム塩の水分散液を東洋濾紙No3で濾過し、60℃で4
時間乾燥して、ポリエチレングリコール置換コハク酸エ
ステルのカルシウム塩の粉末を得た。その組成と性状を
表2に示す。
【0033】[調製例6〜7]調製例5において、ポリエ
チレングリコール置換コハク酸エステルの種類と水及び
水酸化カルシウムの使用量を表2に示すように代えた以
外は調製例5と同様にして調製例6〜7のポリエチレン
グリコール置換コハク酸エステルのカルシウム塩を得
た。その組成と性状を表2に示す。
【0034】
【表2】セメント混和剤の組成と性状
【0035】[実施例1]ポルトランドセメント100
部、調製例1で得られたセメント混和剤0.5部および
水37部をミキサーを用いて3分間混練を行い、得られ
た混練物を型枠(縦11mm×横59mm×奥行き94
mm)に入れて、24時間養生後、型枠から取り出し3
日間室温にて養生、次に80℃にて2時間乾燥させた後
2日間放置し、セメント硬化体を得た。
【0036】[実施例2〜7]実施例1において、調製例
1で得られたセメント混和剤の代りに調製例2〜7のセ
メント混和剤を用いた以外は実施例1と同様にして実施
例2〜7のセメント硬化体を得た。
【0037】[比較例1]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りにステアリン酸カルシウ
ム(粉体)を用いた以外は実施例1と同様にして比較例
1のセメント硬化体を得た。
【0038】[比較例2]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りにステアリン酸カルシウ
ム(粉体)2部を用いた以外は実施例1と同様にして比
較例2のセメント硬化体を得た。
【0039】[比較例3]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りにポリエチレングリコー
ルのステアリン酸エステル(商品名:ノイゲンES14
9、第一工業製薬(株)、濃度100%)を用いた以外
は実施例1と同様にして比較例3のセメント硬化体を得
た。
【0040】・セメント硬化体の性能評価:前記実施例
1〜7、比較例1〜3のセメント硬化体の防水性を実施
の形態に準じて評価した。その結果を表3に示す。
【0041】
【表3】セメント硬化体の性能評価 表3中 *1 混和率:セメントに対するセメント混和剤の固形
分換算添加率 *2 ノイケ゛ンES149:ポリエチレングリコールのステ
アリン酸エステル *3 セメント混和剤が無添加
【0042】
【発明の効果】本発明のセメント混和剤は、セメント硬
化体に優れた防水性を付与し、水漏れ、エフロレッセン
スの抑制、耐久性等を改善するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−135820(JP,A) 特開 昭55−113650(JP,A) 特開 昭56−169160(JP,A) 特開 平4−305242(JP,A) 特開 平7−247151(JP,A) 特開 平8−26852(JP,A) 特開 昭62−180736(JP,A) 特開2001−270749(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 24/02 C04B 24/04 C04B 24/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】置換コハク酸類(A)と、ポリエチレング
    リコール(B)とをエステル化することによって得られ
    るポリエチレングリコール置換コハク酸エステル及び/
    又は該ポリエチレングリコール置換コハク酸エステルの
    塩類からなることを特徴とするセメント混和剤。
  2. 【請求項2】置換コハク酸類(A)が、炭素数6〜36
    のアルキル基またはアルケニル基を有する置換コハク酸
    類である請求項1に記載のセメント混和剤。
  3. 【請求項3】ポリエチレングリコール(B)の分子量が
    200〜1000である請求項1又は2に記載のセメン
    ト混和剤。
  4. 【請求項4】置換コハク酸類(A)1モルに対し、ポリ
    エチレングリコール(B)0.5〜1モルをエステル化
    して得られるポリエチレングリコール置換コハク酸エス
    テル及び/又は該ポリエチレングリコール置換コハク酸
    エステルの塩類からなる請求項1乃至3のいずれかに記
    載のセメント混和剤。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載のセメン
    ト混和剤をセメントに対して0.1〜5重量%含有する
    ことを特徴とするセメント硬化体の製造法。
JP2000085951A 2000-03-27 2000-03-27 セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法 Expired - Fee Related JP3344986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000085951A JP3344986B2 (ja) 2000-03-27 2000-03-27 セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000085951A JP3344986B2 (ja) 2000-03-27 2000-03-27 セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001270752A JP2001270752A (ja) 2001-10-02
JP3344986B2 true JP3344986B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=18602195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000085951A Expired - Fee Related JP3344986B2 (ja) 2000-03-27 2000-03-27 セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3344986B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001270752A (ja) 2001-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4810584B2 (ja) 新鮮なコンクリートまたはコーティング組成物を修飾する方法
RU2382744C2 (ru) Полностью водонепроницаемый бетон
US5622558A (en) Drying shrinkage cement admixture
PL177006B1 (pl) Sposób modyfikowania opadu mieszanki cementowej i środek do modyfikowania opadu mieszanki cementowej
EP0813506B1 (en) Cement composition
JP2002518283A (ja) オキシアルキレンsraを用いた処理を受けさせるコンクリートのためのポリオキシアルキレン共重合体による空気連行
US5604273A (en) Drying shrinkage cement admixture
JP4796730B2 (ja) セメント及びコンクリート構造物上の表面ダストの存在を最少とするための混和物
AU700882B2 (en) Improved cement admixture
CN113860821B (zh) 一种绿色环保型轻集料混凝土及其制备方法
JP3122532B2 (ja) 道路用組成物
JPH0680456A (ja) 流動性水硬性組成物
JP6985177B2 (ja) 水硬性組成物及びコンクリート
JP2007076924A (ja) セメント耐水化剤及びセメント硬化体
JP3344986B2 (ja) セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法
JP2701028B2 (ja) セメント系セルフレベリング材
JP3344985B2 (ja) セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法
EP0813507B1 (en) Cement composition
JP3074009B2 (ja) ポリマーセメント硬化体の製造方法
JP2579604B2 (ja) 軟弱土地盤を深層混合処理する方法及び硬化材
JP6985548B1 (ja) 補修モルタル材料、補修モルタル組成物及び硬化体
JP7384230B2 (ja) ジオポリマー硬化体の製造方法及びジオポリマー組成物の製造方法
JP2001270750A (ja) セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法
WO2023248970A1 (ja) セメント組成物、補修方法及びコンクリート構造物
JP2001122649A (ja) セメント混和材及びセメント組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees