JP3344985B2 - セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法 - Google Patents

セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造法

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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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    • C04B24/04Carboxylic acids; Salts, anhydrides or esters thereof
    • C04B24/045Esters, e.g. lactones
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセメント混和剤に関
するものであり、優れた防水性を有するセメント硬化体
の製造法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、土木や建築分野の多岐にわた
って使用されているセメント硬化体としては、防水セメ
ント(ペースト、モルタル)、セメントパテ、セメント
系下地調整モルタル、磁器タイル用モルタル、セルフレ
ベリングモルタル、セメント成形品(木材セメントボー
ド、繊維補強セメント板、軽量無機板、石綿スレート
板、石綿バーライド板等)、軽量コンクリート、コンク
リートなどがあり、特に地下内外壁、貯水槽、プール、
廃水処理施設、ベランダ、建屋外壁、台所、風呂場等の
雨水、水にさらされる構造体には優れた防水性が要求さ
れる。
【0003】セメント硬化体に防水性(耐吸水性)を付
与する混和剤としては、高級脂肪酸(オレイン酸、ステ
アリン酸等)石鹸、パラフィン、アスベスト、合成高分
子化合物、塩化カルシウム、ケイ酸ナトリウム等の無機
質ケイなどの防水剤が多数知られている。例えば、特公
昭46−39120号公報には珪酸塩類と尿素及び界面
活性剤を用いた液状コンクリート、コンクリートブロッ
ク混和剤が提案されている。特公昭48−23174号
公報にはアルケニルコハク酸またはその水溶性塩もしく
は無水物が開示されている。同明細書第5頁第31〜3
3行にはステアリン酸カルシウムからなる添加剤が記載
されている。特公昭61−24356号公報にはアルケ
ニル又はアルキルコハク酸エステルの水溶性塩を含有す
る混和剤を開示している。特開平6−171997号公
報には多価アルコールと高級脂肪酸のエステル化によっ
て得られる化合物からなるセメント用添加剤が開示され
ている。
【0004】しかしながら、前記セメント混和剤は防水
性が不充分であったり、物性に好ましくない影響を与え
たりあるいは比較的多量に添加する必要があるためコス
トがかかるなど、いまだ十分に性能や経済面で満足する
に至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状を鑑み、本
発明者らは、セメント硬化体に優れた防水性を付与する
セメント混和剤及びそれを用いたセメント硬化体の製造
法を提供することを技術的課題として鋭意研究の結果、
本発明を完成するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は下記
の構成を有するセメント混和剤及びそれを用いたセメン
ト硬化体の製造法に関するものである。
【0007】請求項1の発明は、水酸基2〜8個を有す
る多価アルコール(A)と、置換コハク酸類(B)とを
エステル化することによって得られる多価アルコール置
換コハク酸エステル及び/又は該多価アルコール置換コ
ハク酸エステルの塩類からなるセメント混和剤という構
成からなる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、水
酸基2〜8個を有する多価アルコール(A)が、一般式
(1) (式中、nは0〜6の整数を示す)で表わされる多価ア
ルコールであるセメント混和剤という構成からなる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1において、多
価アルコール(A)が、下記式(2) で表わされる多価アルコールであるセメント混和剤とい
う構成からなる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至3におい
て、置換コハク酸類(B)が、炭素数6〜36のアルキ
ル基またはアルケニル基を有する置換コハク酸類である
セメント混和剤という構成からなる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4におい
て、水酸基2〜8個を有する多価アルコール(A)1モ
ルに対し、置換コハク酸類(B)1モル〜水酸基価当量
モルをエステル化して得られる多価アルコール置換コハ
ク酸エステル及び/又は該多価アルコール置換コハク酸
エステルの塩類からなるセメント混和剤という構成から
なる。
【0012】請求項6の発明は、請求項1乃至5のセメ
ント混和剤をセメントに対して0.1〜5重量%含有す
るセメント硬化体の製造法という構成からなる。
【0013】即ち、本発明は水酸基2〜8個を有する多
価アルコール(A)と、炭素数6〜36のアルキル基、
アルケニル基、アラルキル基又はアラルケニル基を有す
る置換コハク酸あるいは該置換コハク酸無水物(以下、
「置換コハク酸(無水物)」と記載する)等の置換コハ
ク酸類(B)との多価アルコール置換コハク酸エステ
ル、あるいは該多価アルコール置換コハク酸エステルの
アンモニウム塩、低級アミン塩、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属塩、亜鉛、カルシウム、マグネシウム
等の多価金属の塩類である。
【0014】本発明の構成により、優れた防水性を有す
るセメント硬化体を提供するものである。
【0015】本発明における多価アルコール置換コハク
酸エステルに用いる水酸基2〜8個を有する多価アルコ
ール(A)としては、ペンタエリスリトール、サッカロ
ーズ、マルトース、グルコース、エチレングリコール、
グリセリン、エリスリトール、キシリトール、アラビト
ール、アドニトール、ソルビトール、マンニトール、イ
ジトール、タリトール、ガラクチトール、アリトールな
どの一般式(1) (式中、nは0〜6の整数を示す)で表わされる多価ア
ルコールが挙げられる。これらの2種以上を併用しても
よい。これらのうち好ましいのはソルビトール、マンニ
トール、イジトール、タリトール、ガラクチトール、ア
リトール等の前記一般式(1)のn=4である糖アルコ
ールであり、特に好ましくはソルビトールである。
【0016】本発明における多価アルコール置換コハク
酸エステルに用いる置換コハク酸類(B)としては、炭
素数6〜36のアルキル基、アルケニル基、アラルキル
基またはアラルケニル基を有する置換コハク酸(無水
物)である。例えば、α−オレフィン、内部オレフィン
またはプロピレンやブタジエン等のオリゴマーとマレイ
ン酸あるいは無水マレイン酸との付加反応物であるアル
ケニル置換コハク酸(無水物)、または該アルケニル置
換コハク酸(無水物)を水素化して得られるアルキル置
換コハク酸(無水物)、芳香環を有するオレフィン化合
物から誘導されるアラルキル置換コハク酸(無水物)あ
るいはアラルケニル置換コハク酸(無水物)等が挙げら
れる。具体的には、ヘキセニルコハク酸、ヘキシルコハ
ク酸、オクチルコハク酸、オクテニルコハク酸、ノネニ
ルコハク酸、ノニルコハク酸、デセニルコハク酸、デシ
ルコハク酸、ドデシルコハク酸、ドデセニルコハク酸、
ペンタデセニルコハク酸、ペンタデシルコハク酸、ヘキ
サデセニルコハク酸、ヘキサデシルコハク酸、オクタデ
セニルコハク酸、オクタデシルコハク酸、(1−オクチ
ル−2−デセニル)コハク酸、(1−ヘキシル−2−オ
クテニル)コハク酸等あるいはこれらの無水物がある。
これらのなかでも、炭素数10〜16のアルキル基また
はアルケニル基を有する置換コハク酸類(B)が防水効
果の点でより好ましい。
【0017】本発明における置換コハク酸類(B)の置
換基の炭素数が6未満、または36を超えるとセメント
硬化組成物の防水性の点で効果がもうひとつである。
【0018】本発明において、多価アルコール置換コハ
ク酸エステルが、置換コハク酸の2個のカルボキシル基
の1個が多価アルコール(A)によってエステル化された
多価アルコール置換コハク酸半エステル及び/又は該多
価アルコール置換コハク酸半エステルの塩類である場合
には、特に好ましい防水効果が得られる。
【0019】本発明におけるセメント混和剤は、多価ア
ルコール置換コハク酸エステルまたは多価アルコール置
換コハク酸エステルの塩類の有効成分100%の樹脂あ
るいはその微粉体、または多価アルコール置換コハク酸
エステルのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、低級アミ
ン塩の水分散液、さらに多価アルコール置換コハク酸エ
ステルあるいは多価アルコール置換コハク酸エステルの
塩類を乳化剤で水に分散した水分散液の形態で使用され
る。特にセメント混和剤の有効成分100%の樹脂また
はその樹脂を粉砕した微粉体が流通コストの削減等の点
で好ましい。
【0020】本発明におけるセメント混和剤を使用する
方法としては特に限定されず、例えばセメントに予め混
合する方法、セメント配合物へ混練時に同時に添加する
方法、更に一旦練り上がったセメント配合物へ添加する
方法などがある。
【0021】本発明におけるセメント混和剤が適用でき
るセメントの種類としては、特に限定されず、普通、早
強、超早強等の各種ポルトランドセメント、これらポル
トランドセメントに高炉スラグ、シリカ、フライアッシ
ュを混合した混合セメント、アルカリセメント等、更に
はカルシウムアルミネートを主体とするアルミナセメン
ト等が挙げられる。
【0022】本発明におけるセメント混和剤を配合して
用いることのできるセメント用骨材としては、通常モル
タル、コンクリート、セメント成形品等を製造するため
に混和されるものであれば限定されることなく、例え
ば、砂、砂利、破砕、砕石、スラグ骨材、バーライト、
天然軽量骨材、セラミックス、コンクリート廃材、パル
プ、合成及び天然の各種繊維などが挙げられる。
【0023】本発明におけるセメント混和剤の使用量と
しては、セメント硬化体の種類並びに防水性の要求度合
いによって決定されるが、通常はセメントに対して0.
1〜5重量%が用いられ、頻繁に用いられる例として
は、0.2〜1重量%である。
【0024】本発明におけるセメント混和剤は、他の公
知のセメント混和剤あるいは混和材との併用もできる。
例えばAF剤、減水剤、流動化剤、硬化促進剤、凝結遅
延剤、分離低減剤、ポリマー混和剤、着色剤、起泡剤、
保水剤、増粘剤、防錆剤、防微剤、ひび割れ剤、膨張
剤、分散剤、グラスファイバー、高速スラグ微粉末、フ
ライアッシュ、シリカフュ−ム、などの併用も可能であ
る。
【0025】本発明におけるセメント混和剤は、優れた
防水性を有するセメント硬化体を提供するものである。
【0026】セメント硬化体に優れた防水性を付与する
ことにより、次のような効果が期待できる。第1に、水
の浸透を防ぐため、水漏れを防止し、セメント硬化体の
劣化を防止する。第2に、水が浸透しないため、セメン
ト硬化体が冬の時期に水を浸透し、凍結することによっ
て体積膨張し亀裂を生じるのを防止する。第3に、防水
性が優れているため、セメント硬化体内部のカルシウム
イオンを含んだ水の表面への移動が減り、表面で空気中
の二酸化炭素と水酸化カルシウムが反応してして発生す
るエフロレッセンスを抑制する効果が期待できる。第4
に、水分の移動が減るため、セメント硬化体の中心部の
水分が封じ込められ、水和反応が十分になされ、さらに
AE減水剤を用いた場合、水分の蒸発乾燥が速すぎて水
和反応に必要な水分が減ってしまうというトラブルをな
くし、少ない水量での施工が可能となり、良好な強度が
得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の代表的な実施の形態を挙
げれば次の通りである。
【0028】・セメント混和剤の調製:撹拌機、温度
計、留出管、窒素導入管を付した反応容器にソルビトー
ルの所定量と置換コハク酸類の所定量を仕込み、100
〜150℃まで加熱し同温度で3〜6時間反応させて多
価アルコール置換コハク酸エステルを得た。
【0029】・セメント硬化体の調製:ポルトランドセ
メント100部、前記の多価アルコール置換コハク酸エ
ステルの所定量及び水の所定量をミキサーを用いて10
分間混練を行い、得られた混練物を型枠(縦11mm×
横59mm×奥行き94mm)に入れて、24時間養生
後型枠から取り出し、3日間室温にて養生、次に80℃
にて2時間乾燥させた後2日間放置し、セメント硬化体
を得た。
【0030】・セメント硬化体の性能評価: 防水性の試験方法。 前記セメント硬化体を水中に浸漬させ、2時間後、4時
間後、8時間後、24時間後、48時間後、120時間
後に余分な水を拭き取って重量を測定し、次式で防水性
(吸水率)を算出した。 F:水中に浸漬する前の重量(g) G:水中に浸漬した後の重量(g)
【0031】
【実施例】以下に調製例、実施例、比較例を挙げて本発
明をより詳しく説明するが、本発明はこれらの各例に限
定されるものでない、なお、以下において特に断らない
限り、%とあるのは重量%、部とあるのは重量部を表わ
す。
【0032】・セメント混和剤の調製: [調製例1]撹拌機、温度計、留出管、窒素導入管を付し
た反応容器にソルビトールの45.5g(0.25モ
ル)とドデセニルコハク酸無水物266g(1モル)を
仕込み、窒素気流下に150℃まで加熱し同温度で5時
間反応させて、軟化点65℃、酸価198、外観は茶褐
色透明の多価アルコール置換コハク酸エステル311.
5gを得た。
【0033】[調製例2]撹拌機、温度計、留出管、窒素
導入管を付した反応容器にソルビトール91g(0.5
モル)とドデセニルコハク酸無水物266g(1モル)
を仕込み、窒素気流下に150℃まで加熱し同温度で5
時間反応させて軟化点57℃、酸価154、外観は茶褐
色透明な多価アルコール置換コハク酸エステル357g
を得た。
【0034】[調製例3]・撹拌機、温度計、冷却管を付
した反応容器に調製例1で得られた多価アルコール置換
コハク酸エステル100gを仕込み、4.7%水酸化ナ
トリウム水溶液274.5gでケン化して固形分30%
の多価アルコール置換コハク酸エステルのナトリウム塩
374.5gを得た。・別の撹拌機、温度計、冷却管を
付した反応容器に塩化カルシウム53.6gと水264
gを仕込み、撹拌溶解した水溶液に、前記調製した固形
分30%の多価アルコール置換コハク酸エステルのナト
リウム塩の全量を添加し、温度60℃で2時間反応して
多価アルコール置換コハク酸エステルのカルシウム塩の
懸濁液を得た。次いでブフナー漏斗を用いて、No.3定
量濾紙にて減圧濾過し、洗浄後温度60℃で24時間温
風乾燥し軟化点250℃の白色微粉体を得た。
【0035】[調製例4]撹拌機、温度計、冷却管を付し
た反応容器に調製例2で得られた多価アルコール置換コ
ハク酸エステル200gを仕込み、温度150℃で溶解
させ、次いで33%の水酸化カルシウム水溶液30.3
gを30分かけて滴下し、水を系外に流出させながら2
時間反応後、軟化点94℃、褐色不透明の樹脂を得た。
【0036】[調製例5]撹拌機、温度計、留出管、窒素
導入管を付した反応容器にソルビトール91g(0.5
モル)とステアリン酸284g(1モル)を仕込み、窒
素気流下に250℃まで加熱し同温度で6時間反応させ
て酸価7の多価アルコールのステアリン酸エステル35
7gを得た。
【0037】[実施例1]ポルトランドセメント100
部、調製例1で得られたセメント混和剤0.5部及び水
37部をミキサーを用いて10分間混練を行い、得られ
た混練物を型枠(縦11mm×横59mm×奥行き94
mm)に入れて、24時間養生後型枠から取り出し、3
日間室温にて養生させた。次いで、80℃にて2時間乾
燥させた後2日間放置し、セメント硬化体を得た。
【0038】[実施例2]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りに調製例2のセメント混
和剤を用いた以外は実施例1と同様にして実施例2のセ
メント硬化体を得た。
【0039】[実施例3]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りに調製例3のセメント混
和剤を用いた以外は実施例1と同様にして実施例3のセ
メント硬化体を得た。
【0040】[実施例4]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りに調製例4のセメント混
和剤を用いた以外は実施例1と同様にして実施例4のセ
メント硬化体を得た。
【0041】[比較例1]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りに調製例5で得られたセ
メント混和剤を用いた以外は実施例1と同様にして比較
例1のセメント硬化体を得た。
【0042】[比較例2]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りにソルビタントリステア
レート(商品名:ボエムS−60、理研ビタミン
(株)、ビーズ状)を用いた以外は実施例1と同様にし
て比較例2のセメント硬化体を得た。
【0043】[比較例3]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りにステアリン酸カルシウ
ム(粉末)を用いた以外は実施例1と同様にして比較例
3のセメント硬化体を得た。
【0044】[比較例4]実施例1において、調製例1で
得られたセメント混和剤の代りにステアリン酸カルシウ
ム(粉末)2部を用いた以外は実施例1と同様にして比
較例4のセメント硬化体を得た。
【0045】・セメント硬化体の性能評価:前記実施例
1〜4、比較例1〜4のセメント硬化体の防水性を実施
の形態に準じて評価した。その結果を表1に示す。
【0046】
【表1】セメント硬化体の性能評価
【0047】
【発明の効果】本発明のセメント混和剤は、セメント硬
化体に優れた防水性を付与し、水漏れ、エフロレッセン
スの抑制、耐久性、強度等を改善するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−135820(JP,A) 特開 昭55−113650(JP,A) 特開 昭56−169160(JP,A) 特開 平4−305242(JP,A) 特開 平7−247151(JP,A) 特開 平8−26852(JP,A) 特開 昭62−180736(JP,A) 特開2001−270752(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 24/02 - 24/06 C04B 24/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水酸基2〜8個を有する多価アルコール
    (A)と、置換コハク酸類(B)とをエステル化するこ
    とによって得られる多価アルコール置換コハク酸エステ
    ル及び/又は該多価アルコール置換コハク酸エステルの
    塩類からなるセメント混和剤。
  2. 【請求項2】水酸基2〜8個を有する多価アルコール
    (A)が、一般式(1) (式中、nは0〜6の整数を示す)で表わされる多価ア
    ルコールである請求項1に記載のセメント混和剤。
  3. 【請求項3】多価アルコール(A)が、下記式(2) で表わされる多価アルコールである請求項1に記載のセ
    メント混和剤。
  4. 【請求項4】置換コハク酸類(B)が、炭素数6〜36
    のアルキル基またはアルケニル基を有する置換コハク酸
    類である請求項1乃至3のいずれかに記載のセメント混
    和剤。
  5. 【請求項5】水酸基2〜8個を有する多価アルコール
    (A)1モルに対し、置換コハク酸類(B)1モル〜水
    酸基価当量モルをエステル化して得られる多価アルコー
    ル置換コハク酸エステル及び/又は該多価アルコール置
    換コハク酸エステルの塩類からなる請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のセメント混和剤。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載のセメン
    ト混和剤をセメントに対して0.1〜5重量%含有する
    ことを特徴とするセメント硬化体の製造法。
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