JP3344630B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3344630B2
JP3344630B2 JP15437591A JP15437591A JP3344630B2 JP 3344630 B2 JP3344630 B2 JP 3344630B2 JP 15437591 A JP15437591 A JP 15437591A JP 15437591 A JP15437591 A JP 15437591A JP 3344630 B2 JP3344630 B2 JP 3344630B2
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達之 大田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置に関
し、例えば、ダイレクトセンス方式を採るバイポーラC
MOS(以下、BiCMOSと略す)型ダイナミックR
AM(ランダムアクセスメモリ)に利用して特に有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】そのメモリアレイが、MOSFET(金
属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この明細書で
は、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタの総称とする)を基本として構成され、その周辺回
路が、バイポーラトランジスタ及びCMOS(相補型M
OS)からなるいわゆるバイポーラCMOS回路を基本
として構成されるBiCMOS型ダイナミックRAMが
ある。BiCMOS型ダイナミックRAMは、いわゆる
ダイレクトセンス方式を採り、書き込み用共通データ線
と読み出し用共通データ線を別個に備えるとともに、そ
のメモリアレイを構成する複数のビット線は、対応する
読み出し用MOSFETのゲートを介して上記読み出し
用共通データ線に結合される。
【0003】 ダイレクトセンス方式を採るBiCMO
S型ダイナミックRAMについては、例えば、特願平1
−65841号に記載されている。また、複数のセンス
アンプをグループに分割して、グループごとに異なるタ
イミングで動作させるDRAMについては、例えば、特
開平2−185794号公報に記載されている。
【0004】 上記に記載されるような従来のBiCM
OS型ダイナミックRAMにおいて、センスアンプを構
成する単位増幅回路は共通のコモンソース線に結合さ
れ、同一のタイミング条件で一斉に駆動される。このた
め、BiCMOS型ダイナミックRAMの大容量化が進
みセンスアンプを構成する単位増幅回路数が増えるにし
たがって、センスアンプ駆動時における動作電流のピー
ク値が増大し、これにともなう電源ノイズによってBi
CMOS型ダイナミックRAMの動作が不安定になる。
また、これに対処するため、コモンソース線の駆動MO
SFETを複数個設け、これらの駆動MOSFETを少
しづつタイミングをずらして順次にオン状態とする方法
もあるが、ダイレクトセンス方式を採るBiCMOS型
ダイナミックRAM等の特性を生かした方法とは言えな
い。また、特開平2−185794号公報に記載の技術
によれば、複数のセンスアンプ動作に伴うピーク電流を
分散することができるが、遅れて駆動されるグループの
センスアンプの読み出し動作が遅くされることによりメ
モリ全体としての読み出し速度が遅くなってしまうとい
う点について考慮されていない。
【0005】この発明の目的は、ダイレクトセンス方式
を採るBiCMOS型ダイナミックRAM等の特性を生
かしたセンスアンプ駆動方式を提供することにある。こ
の発明の他の目的は、センスアンプ駆動時における動作
電流のピーク値を抑え、BiCMOS型ダイナミックR
AM等の誤動作を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、ダイレクトセンス方式を採る
BiCMOS型ダイナミックRAM等において、センス
アンプを構成する単位増幅回路を実質的に複数のグルー
プに分割し、各グループを構成する単位増幅回路を、例
えばグループごとに駆動タイミングの異なる複数のコモ
ンソース線にそれぞれ結合し、あるいはグループごとに
サイズの異なるMOSFETにより構成することで、実
質的に異なるタイミングで駆動状態とする。
【0007】
【作用】上記手段によれば、メインアンプによる読み出
し信号の増幅動作がセンスアンプによる増幅動作を待つ
ことなく行われるBiCMOS型ダイナミックRAM等
の特性を生かして、充分な時間差をもってセンスアンプ
の単位増幅回路の駆動タイミングをずらし、センスアン
プ駆動時における動作電流のピーク値を抑えることがで
きる。その結果、BiCMOS型ダイナミックRAM等
の電源ノイズを抑制し、その誤動作を防止することがで
きる。
【0008】
【実施例】図1には、この発明が適用されたBiCMO
S型ダイナミックRAMの一実施例のブロック図が示さ
れている。また、図2には、図1のBiCMOS型ダイ
ナミックRAMに含まれるメモリアレイ及びセンスアン
プの一実施例の部分的な回路図が示され、図3には、図
1のBiCMOS型ダイナミックRAMの信号波形図が
示されている。これらの図をもとに、この実施例のBi
CMOS型ダイナミックRAMの構成と動作の概要なら
びにその特徴について説明する。なお、図2の回路素子
ならびに図1の各ブロックを構成する回路素子は、従来
のバイポーラCMOS集積回路の製造技術により、単結
晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成される。
以下の回路図において、そのチャンネル(バックゲー
ト)部に矢印が付されるMOSFETはPチャンネル型
であって、矢印の付されないNチャンネルMOSFET
と区別して示される。
【0009】図1において、BiCMOS型ダイナミッ
クRAMは、メモリアレイMARYをその基本構成とす
る。メモリアレイMARYは、図2に示されるように、
同図の垂直方向に平行して配置されるm+1本のワード
線W0〜Wmと、水平方向に平行して配置されるn+1
組の相補ビット線B0*〜Bn*(ここで、例えば非反
転ビット線B0と反転ビット線B0Bをあわせて相補ビ
ット線B0*のように表す。また、それが有効とされる
とき選択的にロウレベルとされるいわゆる反転信号又は
反転信号線等については、その名称の末尾にBを付して
表す。以下同様)とを含む。これらのワード線及び相補
ビット線の交点には、情報蓄積キャパシタCs及びアド
レス選択MOSFETQaからなる(m+1)×(n+
1)個のダイナミック型メモリセルが格子状に配置され
る。
【0010】メモリアレイMARYを構成するワード線
W0〜Wmは、XアドレスデコーダXDに結合され、択
一的に選択状態とされる。XアドレスデコーダXDに
は、XアドレスバッファXBからi+1ビットの内部ア
ドレス信号x0〜xiが供給され、タイミング発生回路
TGから内部制御信号XGが供給される。また、Xアド
レスバッファXBには、外部端子X0〜Xiを介してi
+1ビットのXアドレス信号X0〜Xiが供給される。
【0011】XアドレスデコーダXDは、内部制御信号
XGがハイレベルとされることで選択的に動作状態とさ
れる。この動作状態において、XアドレスデコーダXD
は、内部アドレス信号x0〜xiをデコードして、メモ
リアレイMARYの対応する1本のワード線を択一的に
ハイレベルの選択状態とする。その結果、図3に示され
るように、メモリアレイMARYの選択されたワード線
に結合されるn+1個のメモリセルから対応する相補ビ
ット線B0*〜Bn*に対し、それぞれの保持データに
対応した微小読み出し信号が出力される。Xアドレスバ
ッファXBは、外部端子X0〜Xiを介して供給される
Xアドレス信号X0〜Xiを、図示されない内部制御信
号に従って取り込み、これらのXアドレス信号をもとに
内部アドレス信号x0〜xiを形成して、Xアドレスデ
コーダXDに供給する。
【0012】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線B0*〜Bn*は、図2に示されるように、
その一方においてP型のセンスアンプSAPの対応する
単位回路に結合され、その他方においてN型のセンスア
ンプSANの対応する単位回路に結合される。このう
ち、センスアンプSAPは、メモリアレイMARYの相
補ビット線B0*〜Bn*に対応して設けられるn+1
個の単位回路を備え、各単位回路は、そのゲート及びド
レインが互いに交差結合された一対のPチャンネルMO
SFETQ1及びQ2あるいはQ3及びQ4をそれぞれ
含む。MOSFETQ1及びQ2ならびにQ3及びQ4
の共通結合されたゲート及びドレインは、さらにメモリ
アレイMARYの対応する相補ビット線B0*〜Bn*
の非反転又は反転信号線にそれぞれ結合され、そのソー
スは、1組おきにコモンソース線SP0又はSP1に共
通結合される。
【0013】ここで、コモンソース線SP0及びSP1
は、後述するタイミング発生回路TGに結合され、図3
に示されるように、BiCMOS型ダイナミックRAM
が選択状態とされるとき所定の遅延時間tdをもって順
次ロウレベルとされる。センスアンプSAPを構成する
各単位回路は、対応するコモンソース線SP0又はSP
1がロウレベルとされることで選択的に動作状態とさ
れ、センスアンプSANの対応する単位回路とともに単
位増幅回路として作用する。
【0014】一方、センスアンプSANは、メモリアレ
イMARYの相補ビット線B0*〜Bn*に対応して設
けられるn+1個の単位回路を備え、各単位回路は、そ
のゲート及びドレインが互いに交差結合された一対のN
チャンネルMOSFETQ11及びQ12あるいはQ1
3及びQ14と、書き込み回路を構成する2個のNチャ
ンネルMOSFETQ15及びQ16と、読み出し回路
を構成する4個のNチャンネルMOSFETQ17〜Q
20とをそれぞれ含む。このうち、MOSFETQ11
及びQ12ならびにQ13及びQ14の共通結合された
ゲート及びドレインは、さらにメモリアレイMARYの
対応する相補ビット線B0*〜Bn*の非反転又は反転
信号線にそれぞれ結合され、そのソースは、1組おきに
コモンソース線SN0又はSN1に共通結合される。ま
た、MOSFETQ15及びQ16は、その一方がメモ
リアレイMARYの対応する相補ビット線B0*〜Bn
*の非反転又は反転信号線に結合され、その他方が書き
込み用共通データ線WIO*の非反転又は反転信号線に
共通結合される。MOSFETQ15及びQ16の共通
結合されたゲートには、YアドレスデコーダYDから対
応する書き込み用のビット線選択信号YW0〜YWnが
供給される。さらに、MOSFETQ17及びQ19
は、そのソースが回路の接地電位に結合され、そのドレ
インがMOSFETQ18又はQ20を介して読み出し
用共通データ線RIO*の非反転又は反転信号線に共通
結合される。MOSFETQ17及びQ19のゲート
は、メモリアレイMARYの対応する相補ビット線B0
*〜Bn*の非反転又は反転信号線にそれぞれ結合され
る。上記MOSFETQ18及びQ20のゲートは、そ
れぞれ共通結合され、YアドレスデコーダYDから対応
する読み出し用のビット線選択信号YR0〜YRnが供
給される。
【0015】ここで、コモンソース線SN0及びSN1
は、タイミング発生回路TGに結合され、図3に示され
るように、BiCMOS型ダイナミックRAMが選択状
態とされるとき所定の遅延時間tdをもってハイレベル
とされる。センスアンプSANを構成するMOSFET
Q11及びQ12ならびにQ13及びQ14は、対応す
るコモンソース線SN0又はSN1がハイレベルとされ
ることで選択的に動作状態とされ、上記センスアンプS
APの対応する単位回路とともに単位増幅回路として作
用する。この動作状態において、各単位増幅回路は、メ
モリアレイMARYの選択されたワード線に結合される
n+1個のメモリセルから対応する相補ビット線B0*
〜Bn*を介して出力される微小読み出し信号を増幅
し、ハイレベル又はロウレベルの2値読み出し信号とす
る。これらの2値読み出し信号は、選択された上記n+
1個のメモリセルに再書き込みされ、これによって記憶
データのリフレッシュ動作がワード線単位で行われる。
なお、BiCMOS型ダイナミックRAMが書き込みモ
ードとされるとき、後述するライトアンプWAから書き
込み用共通データ線WIO*を介して選択された相補ビ
ット線に伝達される相補書き込み信号も、上記単位増幅
回路の増幅動作により増幅され、対応するメモリセルに
書き込まれる。つまり、この実施例のBiCMOS型ダ
イナミックRAMにおいて、センスアンプSAP及びS
ANの単位増幅回路による増幅動作は、指定されたメモ
リセルの読み出し動作には直接寄与せず、記憶データの
書き込み及びリフレッシュ動作のみに寄与するものとさ
れる。
【0016】この実施例において、コモンソース線SP
1及びSN1は、前述のように、コモンソース線SP0
及びSN1に対して所定の遅延時間tdだけ遅れてロウ
レベル又はハイレベルとされる。したがって、センスア
ンプSAP及びSANでは、まずコモンソース線SP0
及びSN0に結合される(n+1)/2個の単位増幅回
路が動作状態とされ、続いて遅延時間tdだけ遅れて、
残り(n+1)/2個の単位増幅回路が動作状態とされ
る。しかるに、これらの単位増幅回路が駆動されること
による動作電流Isの変化は、図3に点線で示されるよ
うに、二つのピーク値を持つことになり、動作電流Is
全体としてみた場合、図3に実線で示されるように、そ
のピーク値が従来のBiCMOS型ダイナミックRAM
に比較してほぼ二分の1に抑制される。その結果、Bi
CMOS型ダイナミックRAMの電源ノイズを抑制さ
れ、その誤動作が防止されるものとなる。
【0017】次に、ビット線選択信号YW0〜YWn
は、BiCMOS型ダイナミックRAMが書き込みモー
ドで選択状態とされるとき、所定のタイミングでかつY
アドレス信号Y0〜Yjに従って択一的にハイレベルと
される。センスアンプSANでは、対応する一対のMO
SFETQ17及びQ19が選択的にオン状態となり、
これによってメモリアレイMARYの対応する相補ビッ
ト線B0*〜Bn*と書き込み用共通データ線WIO*
とが選択的に接続状態とされる。このとき、後述するラ
イトアンプWAから書き込み用共通データ線WIO*を
介して相補書き込み信号が入力されるが、この相補書き
込み信号のハイレベル及びロウレベルは、選択された相
補ビット線の寄生容量と書き込み用共通データ線WIO
*の寄生容量とのチャージシェアによって所定のレベル
に圧縮され、やがて前記センスアンプの対応する単位増
幅回路によって増幅される。
【0018】一方、ビット線選択信号YR0〜YRn
は、図3に例示されるように、BiCMOS型ダイナミ
ックRAMが読み出しモードで選択状態とされるとき、
所定のタイミングでかつYアドレス信号Y0〜Yjに従
って択一的にハイレベルとされる。センスアンプSAN
では、対応するMOSFETQ18及びQ20がオン状
態となり、これによってメモリアレイMARYの対応す
る相補ビット線B0*〜Bn*が対応するMOSFET
Q17及びQ19のゲートを介して読み出し用共通デー
タ線RIO*に接続状態とされる。このとき、MOSF
ETQ17及びQ19はいわゆる読み出し用MOSFE
Tとして作用し、選択されたメモリセルから対応する相
補ビット線に出力される微小読み出し信号に応じた所定
の読み出し電流を読み出し用共通データ線RIO*に流
す。この読み出し電流は、後述するメインアンプMAに
よって電圧信号に戻され、増幅される。
【0019】YアドレスデコーダYDには、Yアドレス
バッファYBからj+1ビットの内部アドレス信号y0
〜yjが供給され、タイミング発生回路TGから内部制
御信号YGW及びYGRが供給される。また、Yアドレ
スバッファYBには、外部端子Y0〜Yjを介してj+
1ビットのYアドレス信号Y0〜Yjが供給される。こ
こで、内部制御信号YGW及びYGRは、BiCMOS
型ダイナミックRAMが書き込みモード又は読み出しモ
ードで選択状態とされるとき、それぞれ所定のタイミン
グでハイレベルとされる。
【0020】YアドレスデコーダYDは、内部制御信号
YGWがハイレベルとされるとき、内部アドレス信号y
0〜yjをデコードして、対応する書き込み用のビット
線選択信号YW0〜YWnを択一的にハイレベルとす
る。また、内部制御信号YGRがハイレベルとされると
き、上記内部アドレス信号y0〜yjをデコードして、
対応する読み出し用のビット線選択信号YR0〜YRn
を択一的にハイレベルとする。YアドレスバッファYA
Bは、外部端子Y0〜Yjを介して供給されるYアドレ
ス信号Y0〜Yjを図示されない内部制御信号に従って
取り込み、これらのYアドレス信号をもとに内部アドレ
ス信号y0〜yjを形成して、YアドレスデコーダYD
に供給する。
【0021】メモリアレイMARYの指定される相補ビ
ット線B0*〜Bn*が選択的に接続状態とされる書き
込み用共通データ線WIO*は、ライトアンプWAの出
力端子に結合される。このライトアンプWAの入力端子
は、データ入力バッファDIBの出力端子に結合され、
データ入力バッファDIBの入力端子は、データ入力端
子Dinに結合される。ライトアンプWAには、タイミ
ング発生回路TGから内部制御信号DWCが供給され
る。ここで、内部制御信号DWCは、BiCMOS型ダ
イナミックRAMが書き込みモードで選択状態とされる
とき、所定のタイミングでハイレベルとされる。
【0022】データ入力バッファDIBは、BiCMO
S型ダイナミックRAMが書き込みモードで選択状態と
されるとき、データ入力端子Dinを介して供給される
書き込みデータをライトアンプWAに伝達する。このと
き、ライトアンプWAは、内部制御信号DWCに従って
選択的に動作状態とされ、データ入力バッファDIBか
ら伝達される書き込みデータをもとに所定の相補書き込
み信号を形成する。この相補書き込み信号は、前述のよ
うに、書き込み用共通データ線WIO*を介してメモリ
アレイMARYの選択されたメモリセルに書き込まれ
る。
【0023】同様に、メモリアレイMARYの指定され
る相補ビット線B0*〜Bn*が選択的に接続状態とさ
れる読み出し用共通データ線RIO*は、メインアンプ
MAの入力端子に結合される。メインアンプMAの出力
端子は、データ出力バッファDOBの入力端子に結合さ
れ、データ出力バッファDOBの出力端子は、データ出
力端子Doutに結合される。メインアンプMAには、
タイミング発生回路TGから内部制御信号MACが供給
され、データ出力バッファDOBには内部制御信号DO
Cが供給される。ここで、内部制御信号MAC及びDO
Cは、図3に示されるように、BiCMOS型ダイナミ
ックRAMが読み出しモードで選択状態とされるとき、
それぞれ所定のタイミングでハイレベルとされる。
【0024】メインアンプMAは、BiCMOS型ダイ
ナミックRAMが読み出しモードで選択状態とされ内部
制御信号MACがハイレベルとされるとことで、選択的
に動作状態とされる。この動作状態において、メインア
ンプMAは、メモリアレイMARYの選択されたメモリ
セルつまりは相補ビット線B0*〜Bn*から読み出し
用共通データ線RIO*を介して出力される読み出し電
流を電圧信号に戻した後、増幅して、データ出力バッフ
ァDOBに伝達する。この読み出し信号は、内部制御信
号DOCがハイレベルとされることで、データ出力バッ
ファDOBからデータ出力端子Doutを介して外部に
出力される。
【0025】タイミング発生回路TGは、外部から起動
制御信号として供給されるチップイネーブル信号CE
B,ライトイネーブル信号WEB及び出力イネーブル信
号OEBをもとに、上記各種の内部制御信号を選択的に
形成し、BiCMOS型ダイナミックRAMの各部に供
給する。
【0026】図4には、この発明が適用されたBiCM
OS型ダイナミックRAMのメモリアレイ及びセンスア
ンプの他の実施例の部分的な回路図が示されている。な
お、この実施例のBiCMOS型ダイナミックRAM
は、基本的に前記図1ないし図3のBiCMOS型ダイ
ナミックRAMを踏襲するものであるため、これと異な
る部分についてのみ説明を追加する。
【0027】図4において、P型のセンスアンプSAP
の各単位回路を構成するPチャンネルMOSFETQ1
及びQ2ならびにQ3及びQ4のソースは、共通のコモ
ンソース線SPに共通結合される。このうち、メモリア
レイMARYの偶数番号の相補ビット線B0*〜Bn−
1*に結合されるMOSFETQ1及びQ2は、比較的
大きなサイズをもって形成され、比較的大きなコンダク
タンスgmを持つものとされる。また、メモリアレイM
ARYの奇数番号の相補ビット線B1*〜Bn*に結合
されるMOSFETQ3及びQ4は、比較的小さなサイ
ズをもって形成され、比較的小さなコンダクタンスgm
を持つものとされる。
【0028】同様に、N型のセンスアンプSANの各単
位回路に含まれるNチャンネルMOSFETQ11及び
Q12ならびにQ13及びQ14のソースは、共通のコ
モンソース線SNに共通結合される。このうち、偶数番
号の相補ビット線B0*〜Bn−1*に結合されるMO
SFETQ11及びQ12は、比較的大きなサイズをも
って形成され、比較的大きなコンダクタンスgmを持つ
ものとされる。また、メモリアレイMARYの奇数番号
の相補ビット線B1*〜Bn*に結合されるMOSFE
TQ13及びQ14は、比較的小さなサイズをもって形
成され、比較的小さなコンダクタンスgmを持つものと
される。
【0029】これらのことから、この実施例のBiCM
OS型ダイナミックRAMでは、センスアンプSAP及
びSANのすべての単位増幅回路が同時に動作状態とさ
れるものの、比較的大きなコンダクタンスgmを持つ
(n+1)/2組のMOSFETQ1及びQ2ならびに
Q11及びQ12が、比較的小さなコンダクタンスgm
を持つ残り(n+1)/2組のMOSFETQ3及びQ
4ならびにQ13及びQ14に先立って完全なオン状態
となる。しかるに、センスアンプを構成する単位増幅回
路は、実質的に二つのグループに分割され、実質的に所
定の時間差をもって駆動されるものとなる。これによ
り、この実施例のBiCMOS型ダイナミックRAMに
おいても、前記図1ないし図3のBiCMOS型ダイナ
ミックRAMと同様な効果が得られる結果となり、セン
スアンプを構成する複数の単位増幅回路が一斉に動作状
態とされることにともなう電源ノイズを抑制し、BiC
MOS型ダイナミックRAMの誤動作を防止できるもの
となる。
【0030】以上の本実施例に示されるように、この発
明をダイレクトセンス方式を採るBiCMOS型ダイナ
ミックRAM等の半導体記憶装置に適用することで、次
のような作用効果が得られる。すなわち、 (1)ダイレクトセンス方式を採るBiCMOS型ダイ
ナミックRAM等において、センスアンプを構成する単
位増幅回路を複数のグループに分割し、各グループを構
成する単位増幅回路を、例えばグループごとに駆動タイ
ミングの異なる複数のコモンソース線にそれぞれ結合
し、あるいはグループごとにサイズの異なるMOSFE
Tにより構成することで、これらの単位増幅回路を、グ
ループごとに異なるタイミングで駆動できるという効果
が得られる。 (2)上記(1)項により、メインアンプによる読み出
し信号の増幅動作がセンスアンプによる増幅動作を待つ
ことなく行われるBiCMOS型ダイナミックRAM等
の特性を生かして、充分な時間差をもってセンスアンプ
の単位増幅回路の駆動タイミングをずらし、センスアン
プ駆動時における動作電流のピーク値を抑制できるとい
う効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、センスアンプ
が動作状態とされることにともなうBiCMOS型ダイ
ナミックRAM等の電源ノイズを抑制し、その誤動作を
防止できるという効果が得られる。
【0031】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、BiCMOS型ダイナミックRAM
は、分割アレイ方式を採るものであってもよい。この場
合、活性状態とされるメモリアレイのそれぞれにおい
て、センスアンプSAP及びSANの単位増幅回路をグ
ループ分割し、その駆動タイミングをずらせばよい。ま
た、分割された複数のメモリアレイごとにセンスアンプ
の単位増幅回路をグループ分割し、メモリアレイと対応
するセンスアンプを選択的にかつ所定の時間差をもって
活性化することで、前記実施例と同様な効果を得ること
もできる。BiCMOS型ダイナミックRAMは、複数
ビットの記憶データを同時に入力又は出力するいわゆる
多ビット構成とされるものであってもよいし、シェアド
センス方式を採るものであってもよい。図2及び図4に
おいて、センスアンプSAP及びSANを構成する単位
増幅回路は、三つ以上のグループに分割することができ
るし、その分割方法もこれらの実施例による制約を受け
ない。さらに、BiCMOS型ダイナミックRAMのブ
ロック構成やメモリアレイMARY及びセンスアンプS
AP及びSANの具体的な回路構成は、種々の実施例が
考えられるし、各起動制御信号及び内部制御信号等の論
理レベルや組み合わせならびに電源電圧の極性及びMO
SFETの導電型等、種々の実施形態を採りうる。
【0032】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるBi
CMOS型ダイナミックRAMに適用した場合について
説明したが、それに限定されるものではなく、例えば、
通常のダイナミック型RAMやこのようなBiCMOS
型ダイナミックRAM及びダイナミック型RAM等を内
蔵する論理集積回路装置等にも適用できる。この発明
は、少なくともダイレクトセンス方式を採る半導体記憶
装置ならびにこのような半導体記憶装置を含むディジタ
ル集積回路装置に広く適用できる。
【0033】
【発明の効果】ダイレクトセンス方式を採るBiCMO
S型ダイナミックRAM等において、センスアンプを構
成する単位増幅回路を実質的に複数のグループに分割
し、各グループを構成する単位増幅回路を、例えばグル
ープごとに駆動タイミングの異なる複数のコモンソース
線にそれぞれ結合し、あるいはグループごとにサイズの
異なるMOSFETにより構成することで、これらの単
位増幅回路を実質的に異なるタイミングで駆動できる。
これにより、メインアンプによる読み出し信号の増幅動
作がセンスアンプによる増幅動作を待つことなく行われ
るBiCMOS型ダイナミックRAM等の特性を生かし
て、充分な時間差をもってセンスアンプの単位増幅回路
の駆動タイミングをずらし、センスアンプ駆動時におけ
る動作電流のピーク値を抑えることができる。その結
果、BiCMOS型ダイナミックRAM等の電源ノイズ
を抑制し、その誤動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたBiCMOS型ダイナミ
ックRAMの一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のBiCMOS型ダイナミックRAMに含
まれるメモリアレイ及びセンスアンプの一実施例を示す
部分的な回路図である。
【図3】図1のBiCMOS型ダイナミックRAMの信
号波形図である。
【図4】この発明が適用されたBiCMOS型ダイナミ
ックRAMに含まれるメモリアレイ及びセンスアンプの
他の実施例を示す部分的な回路図である。
【符号の説明】
MARY・・・メモリアレイ、XD・・・Xアドレスデ
コーダ、SAP,SAN・・・センスアンプ、YD・・
・Yアドレスデコーダ、XB・・・Xアドレスバッフ
ァ、YB・・・Yアドレスバッファ、WA・・・ライト
アンプ、MA・・・メインアンプ、DIB・・・データ
入力バッファ、DOB・・・データ出力バッファ、TG
・・・タイミング発生回路。Q1〜Q4・・・Pチャン
ネルMOSFET、Q11〜Q20・・・Nチャンネル
MOSFET、Qa・・・アドレス選択MOSFET、
Cs・・・情報蓄積キャパシタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 仁 東京都青梅市今井2326番地 株式会社 日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 中井 潔 東京都青梅市今井2326番地 株式会社 日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 横山 勇治 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平2−244485(JP,A) 特開 平2−185794(JP,A) 特開 平1−169798(JP,A) 特開 平1−185896(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイレクトセンス方式を採り 複数のデータ線対と複数のワード線との所定の交点に設
    けられた複数のメモリセルと、 前記複数のデータ線対に対応して設けられ、 センスアン
    プを構成する単位増幅回路とを備え、 前記単位増幅回路は、前記複数のデータ線対に対して複
    数のグループに分けられ、 前記 各グループ単位増幅回路は、共通のコモンソース
    線に共通結合され、各グループごとにサイズを異ならせ
    てコンダクタンスを異ならせたMOSFETによって構
    成されることによりグループごとに幅動作タイミン
    グが異なるようにされてなることを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 複数の第1データ線対及び複数の第2デ
    ータ線対と複数のワード線と所定の交点に設けられた
    複数のダイナミック型メモリセルと、 前記複数の第1データ線対及び前記複数の第2データ線
    対のそれぞれに対して設けられ、ゲート及びドレインが
    交差結合されたNチャネルMOSFET対及びPチャネ
    ルMOSFET対とをそれぞれに有する複数の第1増幅
    回路と、 前記複数の第1データ線対及び前記複数の第2データ線
    対のそれぞれに対して設けられ、対応するデータ線対に
    ゲートが接続される一対のMOSFETをそれぞれに有
    する複数の第2増幅回路とを備え、 読み出しモードにおいて、前記複数の第2増幅回路は、
    前記複数の第1増幅回路が活性化されるよりも早いタイ
    ミングで対応するデータ線対に出力される信号の増幅を
    開始し、 前記複数の第1増幅回路は、共通のコモンソース線に共
    通結合され、 前記第1データ線対に接続される前記第1増幅回路に含
    まれる前記MOSFET対と、前記第2データ線対に接
    続される前記第1増幅回路に含まれる前記MOSFET
    対とはサイズを異ならせることによりコンダクタンスが
    異なることを特徴とする半導体記憶装置。
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