JP3344022B2 - 光学装置及び光ピックアップ - Google Patents

光学装置及び光ピックアップ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電体薄膜及び金属薄膜
を単層、多層にて利用した光学薄膜を具備した光学装
置、及び光ピックアップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学装置に具備される光学薄膜は、誘電
体材料、金属材料からなる多層膜構造を有する。多層膜
構造は光学薄膜設計によって決定される。光学薄膜設計
は設計波長λ、入射角α、媒質、基板の屈折率N0 ,N
K+1 、(以下これらのパラメーターを総して単に光学設
計パラメーターと呼ぶ)で要求される反射率、透過率等
の光学特性仕様に応じ多層膜層数K、構成薄膜の屈折率
Nj(j=1〜K)、膜厚dj(j=1〜K)(多層膜
層数K、構成薄膜の屈折率Nj(j=1〜K)、膜厚d
j(j=1〜K)を総して光学薄膜構造と呼ぶ)を設計
する。一般に薄膜材料は2種類以上を使用する。光学特
性(以下分光特性とも呼ぶ)は光学設計パラメーターで
決定されるので入射角が異なれば同じ膜構成の光学薄膜
構造であっても光学特性は変化する。また、誘電体材料
で頻繁に使用される材料としてTiO2 ,Ta25
ZrO2 ,Al23 ,SiO2 ,MgF2 等がある。
【0003】誘電体の光学多層膜構造では入射角が大き
くなれば設計波長より短波長側へシフトした分光特性を
示し、入射面に平行な成分の光(以下P偏光と呼ぶ)と
垂直な成分の光(以下S偏光と呼ぶ)での分光特性も変
化する。
【0004】さて、光学装置である光ピックアップの光
学系に使用される光学薄膜部品のうちコリメーターレン
ズ、対物レンズ等の反射防止膜としては、基板の屈折率
L+ 1 より屈折率が低いMgF2 が多用されている。高
反射率ミラー、偏光ビームスプリッター(偏光ビームス
プリッターを構成する光学薄膜を以下単に偏光分離膜と
呼ぶ)ではTiO2 ,SiO2 の交互層がレーザーの発
信波長に対して各光学的膜厚Njdjは各膜への屈折角
αtから次式で基本膜構成を決めることができる。
【0005】
【数1】
【0006】ここで、屈折角αtは入射角αiと入射媒
質の屈折率N0 、薄膜の屈折率Njからスネルの法則、
0 SINαi=NjSINαtによって決定される。
【0007】多層膜設計にはマトリックス法が用いられ
ることが多く、次式によって計算される多層膜の特性マ
トリックスより分光特性が計算される。
【0008】
【数2】
【0009】ここで、ηjはj層目の実効屈折率でP偏
光(P−POLY)S偏光(S−POLY)で値が異な
る。多層膜の分光特性は特性マトリックス値B,Cで決
定される。多層膜の分光特性は、Y=C/Bで定義され
る光学アドミタンスによってその多層膜系を表わすこと
ができる。
【0010】光ピックアップの場合小型化、集積化が進
み、これに伴い各光学薄膜部品は各部品の小型化に留ま
らず、フォトリソグラフィー技術を駆使し、パターン
化、集積化が行われている。また回折現象を利用したホ
ログラム素子を実装することで、従来の反射、屈折の法
則によって組まれた光学系以外にホログラム素子の回折
現象において任意の回折角を発生させ、光を集光させる
機能を盛んに利用している。
【0011】図7は従来の光ピックアップの概略図であ
る。半導体レーザー7より出射された光束が、ガラスの
基板10の下面12に形成され、反射防止膜21がコー
トされ、かつ複数ビーム発生のために設けられたところ
のホログラム面1を透過し、上面11を透過した後、コ
リメーターレンズ4、対物レンズ5によって光磁気ディ
スク6面上に照射される。その反射光が上面11上の反
射防止膜22がコートされたホログラム面2によって、
下面12に形成されている偏光分離膜面23に回折さ
れ、P偏光成分のみ透過し、フォトセンサー8に入射す
る。一方、反射されたS偏光は、上面11上に形成さ
れ、かつS偏光に対して高反射率を有する高反射率ミラ
ー24に入射し、その反射光が下面12上に形成され、
かつS偏光に対する反射防止膜25を通過し、フォトセ
ンサー9に入射する。フォトセンサー8,9は複数に分
割されておりホログラム面2によって分割された複数の
ビームによってトラッキングエラー、フォーカスエラ
ー、再生信号を検出している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】光学薄膜の分光特性は
一定の入射角度または一定と見なせる入射角度に対して
有効である。ところが、従来の技術では、同一面上に入
射角の異なる光束が2つ以上入射する場合、夫々の入射
光束位置に夫々の仕様を満足する膜構成の異なった光学
薄膜を形成しなければならず、膜構成の異なる分、成膜
プロセス回数が必要で工数が増加するという問題点があ
った。
【0013】また、図7の集積化された光ピックアップ
では、基板10面上に夫々の光学特性を満足する膜構成
の光学薄膜を実装しなければならない。図7の構成で
は、上面11に形成された反射防止膜22と高反射率ミ
ラー24を別々にパターン化して実装しなければならな
い。高反射率ミラー24の膜構成例としてN0 ・L・
(H・L)(K-1)/2 ・NK+1 でL,HはそれぞれSiO
2 ,TiO2 の光学的膜厚を示しており、発振波長が7
80nm、入射角が37°、N0 =1.0、K=23、
K+1 =1.512、SiO2 の屈折率が1.45、T
iO2 のそれが2.25とすると、(数1)よりL=2
50nm、H=213nmとなる。ここで、図8にこの
膜構成における分光反射スペクトルを示す。図8中、a
は入射角0°、b,cは入射角37°でのS,P両偏光
成分をそれぞれ示している。
【0014】aにおいては780nmにおける反射率は
22%で、高反射率ミラーとしての機能は有していな
い。従ってこのホログラム面2上の不要な高反射率ミラ
ーを除去し、新たに反射防止膜22を形成しなければな
らない。この例によればTiO 2 ,SiO2 多層膜によ
る高反射率ミラーの全厚は2.7μとなり、これをホロ
グラム形成に必要な平滑性を保ったまま除去することは
困難である。また、高反射率ミラーの除去は、ホログラ
ム面2の平滑性を低下させる原因となり品質の低下を引
き起こすし、パターン化自体プロセス工数の増加を引き
起こすという問題点がある。
【0015】また、図7の下面12に形成されている偏
光分離膜23と反射防止膜21の形成に際しても、同様
の問題点がある。
【0016】そこで本発明は、光学薄膜の工数を低減す
ると共に、品質の向上を図り得る光学装置及び光ピック
アップを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、同一平面上に入射角が異なる2以上の光束に対し
て、各入射位置における各々の光学薄膜特性を1種類の
膜構成で満足すべく、基板と多層膜層の間及び多層膜層
と媒質の間調整層形成した多層膜構造を有する光学
薄膜を光学装置に具備させるものである。なお、以下の
実施例に詳述するように、同一平面上に形成された多層
膜構造であって入射角が異なる2以上の光束に対して各
々異なる光学薄膜の機能を示す多層膜構造を簡単のため
に調整層と略称する。
【0018】
【作用】上記構成において、調整層を設けたことによ
り、同一の膜構成を有する光学薄膜であっても、個々の
入射位置における入射角に応じて光学アドミタンス値
を、当該入射位置における光学特性仕様を満足するよう
に変化させることができる。これにより、各入射位置に
おける膜構成を単一種類とすることができ、光学装置、
光ピックアップの製造工数を削除し、品質の安定化を図
ることができる。
【0019】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明する。
【0020】まず、本発明の原理を説明する。さて、光
学薄膜の分光特性は図8に示したごとく入射角によって
分光特性が変化する。入射角が異なればその多層膜の光
学アドミタンスが変化するためである。逆に、各入射位
置における光学特性仕様を満足する範囲において光学ア
ドミタンス値を変動させれば各々の仕様を満足すること
が可能となる。
【0021】図1は本発明の各実施例における光学装置
及び光ピックアップに用いた光学薄膜の模式図であり、
これは同一平面上に入射角が異なる2つの光束L1,L
2が入射する場合を説明したものである。光束L1は、
入射角α1で媒質43側から多層膜42の入射位置44
に入射し、媒質41に透過していく。このときの光学ア
ドミタンスをY1とする。同様に光束L2は、入射角α
2で媒質41から多層膜42の入射位置45に入射し、
媒質43へ透過していく。このときの光学アドミタンス
をY2とする。
【0022】さて、入射位置44と入射位置45で膜構
成は同じであるが入射角、入射方向が異なれば、それぞ
れの光学アドミタンスY1,Y2の値は異なってくる。
さらに入射位置44、入射位置45で要求される光学ア
ドミタンス値は、その仕様により許容できる範囲を有す
る。このことは入射角が異なれば各々の許容範囲で調整
層を形成し各々のエリアにおける光学アドミタンス値を
同時に満足する多層膜系を設けることが可能であること
を示す。
【0023】そこで、本発明は光学薄膜の入射角に対し
てその光学アドミタンスが変化し、各位置における光学
薄膜仕様によって決定される光学アドミタンスの許容範
囲内で光学アドミタンスの調整層を設け、各光学薄膜仕
様を満足させる同一膜構造の光学薄膜を光学装置及び光
ピックアップに具備させることとしている。
【0024】(実施例1)第1の実施例として、以下反
射防止膜と高反射率ミラーの機能を持つ光学薄膜を光ピ
ックアップに応用した例について述べる。
【0025】図2に本発明の第1の実施例における光ピ
ックアップの概略図を示す。本例では、図2に示したご
とく基板10の上面11に形成した光学薄膜31に、図
7に示す従来例で説明したように、0°入射時の反射防
止膜22の機能と37°入射角で高反射率ミラー24の
機能とを持たせるものとする。なお、図2に記載の部材
のうち、図7を用いて説明した従来の技術と同一の部材
は同一の符号を付して説明の重複を省略する。
【0026】さて、反射防止膜22の仕様として半導体
レーザー7の発信波長に対して0.5%以下の反射率と
し、37°高反射率ミラーの反射率は99%以上を有す
ることを仕様とする。ここで、偏光分離膜23からの反
射光はS偏光成分であるから、37°高反射率ミラー
は、S偏光成分の光に対して高反射率であればよい。
【0027】本例では、次の諸元を採用した。 N0 ・(0.5L・H・0.5L)11・NK+1 L:nd=250nm n=1.45 H:nd=250nm n=2.25 N0 :媒質の屈折率 n=1.00 NK+1 :基板の屈折率 n=1.51 このとき波長780nmでS偏光成分の反射率は99%
以上を有している。
【0028】この膜構成にて0°入射時の反射率は1
3.8%であり、このときの光学アドミタンスは0.8
323である。ここで基板と多層膜の間と多層膜と媒質
の間に調整層を以下の膜構成で形成し以下のような膜構
成を形成した。
【0029】 NS ・ (L1・H1・L1) ・ (0.5L・H ・0.5L)12 ・ (L2・H2・L2) ・ N0 L1:n=1.45 nd=255.7(nm) H1:n=2.25 nd=73.7(nm) :調整層1 L :n=1.45 nd=250 (nm) H :n=2.25 nd=250 (nm) :基本構成 L2:n=1.45 nd=195 (nm) H2:n=2.25 nd=195 (nm) :調整層2 総数:27層 実際の成膜では高屈折率材料にTiO2 、低屈折率材料
にSiO2 を用い真空蒸着法によって成膜し、図3にこ
の膜構成における分光反射スペクトルを示す。51は入
射角0°での分光反射スペクトル、52は入射角37°
S偏光成分に対する反射分光スペクトルを示す。いずれ
の場合も単一膜構成での各分光特性を満足している。
【0030】(実施例2)第2の実施例として、以下反
射防止膜と偏光分離膜の機能を持つ光学薄膜を光ピック
アップに応用した例を述べる。
【0031】図4に本発明の第2の実施例における光ピ
ックアップの概略図を示す。本例では、図4に示したよ
うに、基板10の下面12に形成した光学薄膜32に、
図7に示す従来例で説明したように、0°入射時の反射
防止膜21の機能と37°入射角で偏光分離膜23の機
能とを持たせるものとする。なお、反射防止膜21の仕
様として半導体レーザー7の発信波長に対して0.5%
以下の反射率とし、37%偏光分離膜のP偏光の反射率
に対するS偏光のそれを2%以下を有することを仕様と
する。なお、図4に記載の部材のうち、図7を用いて説
明した従来の技術と同一の部材は同一の符号を付して説
明の重複を省略する。
【0032】本例では次の諸元を採用した。 N0 ・(0.5H・L・0.5H)13・NK+1 L:nd=265nm n=1.45 H:nd=265nm n=2.25 N0 :媒質の屈折率 n=1.00 NK+1 :基板の屈折率 n=1.51 このときのP偏光に対する光学アドミタンスは3.01
3で、波長780nmにおける反射率は20%あり仕様
が満足されない。このリップルを低減するために以下に
示す調整層を設けた。この膜構成にて0°入射時の反射
率は0.4%の反射率を有し仕様を満足している。
【0033】 NS ・ (H1・L1・H1) ・ (0.5H・L ・0.5H)12 ・ (H1・L1・H1)・ N0 L1:n=1.45 nd=345(nm) H1:n=2.25 nd=172.5(nm) :調整層1,2 L :n=1.45 nd=265(nm) H :n=2.25 nd=265 (nm) :基本構成 総数:31層 なお、実際の成膜では、高屈折率材料にTiO2 、低屈
折率材料にSiO2 を用い、真空蒸着法によって成膜
し、図5にこの膜構成における分光反射スペクトルを示
す。63は入射角0°での分光反射スペクトル、61,
62は入射角37°S,P偏光成分に対する反射分光ス
ペクトルを示す。いずれの場合も単一膜構成で各分光特
性を満足している。
【0034】(実施例3)第3の実施例として、図6の
本発明の第3の実施例における光ピックアップの概略図
に示すように、(実施例1)で説明した反射防止膜と高
反射率ミラーの機能を持つ光学薄膜と、(実施例2)で
説明した反射防止膜と偏光分離膜の機能を持つ光学薄膜
とを兼備した光ピックアップがあるが、これについては
上面11側は(実施例1)で、下面12側は(実施例
2)で既に説明済みであるので重複説明は省略する。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したので、
光学装置及び光ピックアップのプロセス工数の削減、品
質の安定化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における光学装置及び光ピッ
クアップに用いた光学薄膜の模式図
【図2】本発明の第1の実施例における光ピックアップ
の概略図
【図3】本発明の第1の実施例における光ピックアップ
に用いた光学薄膜の分光反射スペクトルを示す図
【図4】本発明の第2の実施例における光ピックアップ
の概略図
【図5】本発明の第2の実施例における光ピックアップ
に用いた光学薄膜の分光反射スペクトルを示す図
【図6】本発明の第3の実施例における光ピックアップ
の概略図
【図7】従来の光ピックアップの概略図
【図8】従来の光ピックアップに用いた光学薄膜の分光
反射スペクトルを示す図
【符号の説明】
31 光学薄膜 32 光学薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/00 G02B 5/30 G11B 7/135

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光源と対物レンズとの間に配置
    され、前記レーザー光源の射出光を前記対物レンズへ導
    き、前記対物レンズを経た反射光をフォトセンサーへ導
    く基板を有する光学装置であって、 前記基板は前記対物レンズに対向する第1の面と、前記
    第1の面に形成され前記反射光を回折させて回折光に変
    換するホログラムと、前記レーザー光源に対向する第2
    の面とを有し、 前記第1の面に高屈折率材料と低屈折率材料とで成膜し
    た多層膜を形成し、前記多層膜は、入射角0度で入射す
    る前記反射光に対して反射防止膜として機能し、かつ、
    前記回折光が前記反射光の入射角度と異なる所定の入射
    角度で入射するとき高反射率ミラーとして機能する こと
    を特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 レーザー光源と対物レンズとの間に配置
    され、前記レーザー光源の射出光を前記対物レンズへ導
    き、前記対物レンズを経た反射光をフォトセンサーへ導
    く基板を有する光学装置であって、 前記基板は前記対物レンズに対向する第1の面と、前記
    第1の面に形成され前記反射光を回折させて回折光に変
    換するホログラムと、前記レーザー光源に対向する第2
    の面とを有し、 前記第2の面に高屈折率材料と低屈折率材料とで成膜し
    た多層膜を形成し、前記多層膜は、入射角0度で入射す
    る前記レーザー光源の射出光に対して反射防止膜として
    機能し、かつ、前記回折光が前記レーザー光源の射出光
    の入射角度と異なる所定の入射角度で入射するとき偏光
    分離膜として機能する ことを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 レーザー光源と対物レンズとの間に配置
    され、前記レーザー光源の射出光を前記対物レンズへ導
    き、前記対物レンズを経た反射光をフォトセンサーへ導
    く基板を有する光学装置であって、 前記基板は前記対物レンズに対向する第1の面と、前記
    第1の面に形成され前記反射光を回折させて回折光に変
    換するホログラムと、前記レーザー光源に対向する第2
    の面とを有し、 前記第1の面に高屈折率材料と低屈折率材料とで成膜し
    た第1の多層膜を形成 すると共に、前記第2の面に高屈
    折率材料と低屈折率材料とで成膜した第2の多層膜を形
    成し、 前記第1の多層膜は、入射角0度で入射する前記反射光
    に対して反射防止膜として機能し、かつ、前記回折光が
    前記反射光の入射角度と異なる所定の入射角度で入射す
    るとき高反射率ミラーとして機能し、 前記第2の多層膜は、入射角0度で入射する前記レーザ
    ー光源の射出光に対して反射防止膜として機能し、か
    つ、前記回折光が前記レーザー光源の射出光の入射角度
    と異なる所定の入射角度で入射するとき偏光分離膜とし
    て機能する ことを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項4のいずれか1に記
    載の光学装置を有することを特徴とする光ピックアッ
    プ。
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