JP3342262B2 - 袋詰め装置 - Google Patents

袋詰め装置

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JP3342262B2
JP3342262B2 JP27648595A JP27648595A JP3342262B2 JP 3342262 B2 JP3342262 B2 JP 3342262B2 JP 27648595 A JP27648595 A JP 27648595A JP 27648595 A JP27648595 A JP 27648595A JP 3342262 B2 JP3342262 B2 JP 3342262B2
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俊和 坂井
敏章 是枝
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Furukawa Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方形状の偏平な小
袋(以下、単に、「偏平状小袋」という。)を、多数、
大きな袋(以下、「外装袋」という。)に充填する袋詰
め装置に関するものである。偏平状小袋の例としては、
脱酸素剤が封入された偏平状小袋等があり、脱酸素剤が
封入された偏平状小袋の場合には、当然のことながら、
このような脱酸素剤が封入された偏平状小袋が充填され
る外装袋としては、酸素バリアー性のある材質により製
造された袋が用いられる。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、実願平5−2635号(実
開平6−54509号)において、外装袋の袋口付近
が、挟持部材により把持された、懸架状態の外装袋に、
多数の脱酸素剤が封入された偏平状小袋を充填するよう
にした脱酸素剤の包装装置を提案した。この包装装置に
おいては、脱酸素剤が封入された偏平状小袋を、ホッパ
ーを介して、外装袋に充填するとともに、外装袋に充填
された偏平状小袋に、外装袋の両側から振動板により振
動を加えることにより、偏平状小袋の面が縦方向に配向
するようにした考案が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 前記開示装置を含め
従来例は、外装袋に小袋が無造作に充填される構造であ
るため、外装袋を2枚のプレートで挟圧して振動を加え
た場合、方向性のわるい小袋は折れ曲がり、同時にその
小袋の角が外装袋を傷つけるという問題があった。この
点に鑑み、本発明はかかる問題を排除するものである。
【0004】
【0005】
【0006】
【その解決手段】 本発明は上記目的のために、懸架状
態に把持した外装袋に一対の鰐口枠を通して偏平状小袋
を充填する装置であって、前記一対の鰐口枠の最大開口
幅が前記偏平小袋の辺の長さよりも大きくならない範囲
で、繰り返し接近、離反するごとく構成するもので、偏
平状小袋が無造作に落下しないように一対の鰐口枠の最
大開口幅を規制すると共に、同鰐口の接近、離反でもっ
て外装袋内に流下する偏平状小袋全体の方向性を整える
のである。
【0007】本発明の袋詰め装置の側面図である図1、
本発明の袋詰め装置の一部部材が省略された斜視図であ
る図2、本発明の袋詰め装置の鰐口部材の拡大斜視図で
ある図3及び本発明の袋詰め装置の一部部材が省略され
た鰐口部材と偏平状小袋の概略斜視図である図4を用い
て、本発明の袋詰め装置について説明するが、本発明の
趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるもので
はない。なお、図2及び図4においては、便宜的に、後
述するエアーシリンダーやコイルスプリング等の部材が
省略されている。
【0008】
【実施例】1は、袋口付近の両端部が公知の挟持部材2
a、2bにより把持された、多数の偏平状小袋3が充填
される懸架状態の外装袋である。外装袋1の上方には、
後述する鰐口部材を有するホッパーHが配設されてお
り、ホッパーHは、図示されていないカム等により上下
動されるロッドh1に水平枠h1’を介して取着されて
いる。ホッパーHの上方には、図示されていない袋詰め
装置の適当なフレーム或いは下記のベルトコンベヤーC
のフレーム等に取着されたシュートSが配設されてお
り、シュートSの上方には、偏平状小袋3を搬送するベ
ルトコンベヤーCの先端部が配置されている。Vは、挟
持部材2a、2bにより懸架状態に把持された外装袋1
を、両側面から押しつけるとともに、該押し付けを解除
することにより、外装袋1に充填された偏平状小袋3を
加振するための、後述する押圧部材である。
【0009】ベルトコンベヤーCにより搬送される偏平
状小袋3は、ベルトコンベヤーCの先端部から落下して
シュートSに入る。シュートSの相対する側壁s1、s
2には、それぞれ、下方に傾斜した傾斜板s3、s4が
取着されている。ベルトコンベヤーCの先端部から落下
した偏平状小袋3は、先ず最初に、ベルトコンベヤーC
に対して手前側の側壁s1に取着された傾斜板s3上に
落下し、次いで、傾斜板s3上を滑りながら、ベルトコ
ンベヤーCに対して遠い方の側壁s2に取着された傾斜
板s4上に落下し、その後、傾斜板s4上を滑りなが
ら、ホッパーHに投入される。このように、偏平状小袋
3を、互い違いに配置された傾斜板s3、s4上に落下
させることにより、偏平状小袋3の落下速度を小さくす
ることができるので、外装袋1内に到着時のショックを
緩和することができるとともに、偏平状小袋3の折れ曲
がり等を防止することができる。なお、傾斜板s3、s
4を、シュートSのもう一方の相対する側壁s1’、s
2’に取着することもできるし、また、1個或いは3個
以上の傾斜板s3、s4を取着することもできる。
【0010】次に、図1〜図3を用いて、ホッパー本体
H1とホッパー本体H1の下端部に配設された鰐口部材
H2とから構成されるホッパーHについて説明する。
【0011】ホッパー本体H1は、平面形状が、略楕円
形状のラッパ状に形成されており、ホッパー本体H1の
長径側の内側壁には、ホッパー本体H1の下部開口に向
かって空気を噴出する一対の噴射ノズルh2、h3が配
設されている。h4は、噴射ノズルh2、h3に圧縮空
気を供給するための、噴射ノズルh2、h3同士を連結
する連結パイプであり、連結パイプh4は、図示されて
いない、圧縮空気供給源に連結されている。なお、必要
に応じて、ホッパー本体H1の平面形状を、丸形状、角
形状とすることもできる。
【0012】ベルトコンベヤーC或いはシュートS等の
所定位置に配設された公知の光電管式カウンター装置等
により、計数された偏平状小袋3が、袋詰めされる所定
個数に達した後に、噴射ノズルh2、h3から空気を噴
出させることにより、ホッパーH、特に、ホッパー本体
H1の下部開口に詰まった偏平状小袋3を、落下させる
ことができるように構成されている。偏平状小袋3は、
偏平状小袋3の各辺a、bの長さより、狭い間隔を有す
るホッパー本体H1の短径に沿って下部開口に詰まる
が、上述したように、噴射ノズルh2、h3は、ホッパ
ー本体H1の長径側の内側壁に配設されているので、詰
まった偏平状小袋3の側面に向かって、空気を噴出する
ことができるので、確実に、詰まった偏平状小袋3を落
下させることができる。従って、常に、計数された所定
個数の偏平状小袋3を、外装袋1に充填することができ
る。なお、袋詰め工程の前工程である脱酸素剤の小袋へ
の充填装置に、該充填装置により製造された偏平状小袋
3を計数する上記の光電管式カウンター装置等を配設す
ることもできる。
【0013】h5、h6は、ホッパー本体H1の長径に
沿って相対して配置された側壁h7、h8の下端部に、
蝶番h9、h10により垂下された、鰐口部材H2を構
成する一対の鰐口枠である。鰐口枠h5、h6は、それ
ぞれ、平面形状が、略コの字状に形成されており、ホッ
パー本体H1の長径に沿った主枠h5’、h6’と、主
枠h5’、h6’の両端部から直角に屈曲された副枠h
5”、h6”とを有している。鰐口枠h5、h6は、副
枠h5”、h6”の一部が重なり合うように配設されて
いる。図3に示されているように、本実施例において
は、一方の鰐口枠h6の副枠h6”が、もう一方の鰐口
枠h5の副枠h5”の内側に位置するように構成されて
いる。
【0014】h11、h12は、鰐口枠h6の副枠h
6”の上縁に、外側に向かって延設された係合爪であ
り、係合爪h11、h12は、鰐口枠h5の副枠h5”
の上縁に当接している。h13は、鰐口枠h5の一方の
副枠h5”の上縁に取着された突片h14と、ホッパー
本体H1の外壁に取着された、図示されていない突片或
いはピンとの間に張設されたコイルスプリング等のバネ
部材であり、鰐口枠h5を、蝶番h9を中心に、上方に
付勢している。
【0015】h15は、後端部が、ホッパー本体H1の
外壁に枢支されたエアーシリンダーであり、エアーシリ
ンダーh15のピストンロッドh15’の先端に取着さ
れたブロックh16には、鰐口枠h6に取着された金具
h17が枢支されている。ブロックh16には、ピスト
ンロッドh15’と平行なロッドh18の先端が取着さ
れており、ロッドh18は、エアーシリンダーh15の
先端部に取着された支持枠h19に穿設された透孔h1
9’を貫通して、エアーシリンダーh15の後端部付近
まで延びている。h20は、ロッドh18に挿着された
摺動鍔であり、摺動鍔h20と支持枠h19との間に
は、ロッドh18を囲むようにコイルスプリングh21
が配置されている。h22は、ロッドh18の自由端部
側に刻設されたネジ部に螺合されたナットである。
【0016】次に、主として、図1〜図3を用いて、上
述したような構成を有する鰐口部材H2の作動について
説明する。
【0017】図3には、エアーシリンダーh15の上部
空気供給パイプh23から空気を供給することにより、
エアーシリンダーh15を作動させて、ピストンロッド
h15’を進出させた状態が示されている。この状態に
おいては、実線で示されているように、ピストンロッド
h15’の先端に取着されたブロックh16に、その先
端が取着されたロッドh18も、下方に進出し、従っ
て、ロッドh18の自由端部側に螺合されたナットh2
2が、ロッドh18に挿着された摺動鍔h20を下方に
押し下げ、摺動鍔h20とエアーシリンダーh15の先
端部に取着された支持枠h19との間に配設されたコイ
ルスプリングh21は圧縮されている。
【0018】このように、エアーシリンダーh15を作
動させてピストンロッドh15’を進出させることによ
り、鰐口枠h6を、蝶番h10を中心に、外側(図3に
おいて、手前方向)に回動させる。鰐口枠h6が外側に
回動すると、鰐口枠h6の副枠h6”の上縁に延設され
た係合爪h11、h12に、その副枠h5”の上縁が当
接している鰐口枠h5が、係合爪h11、h12に押さ
れて、バネ部材h13の弾性力に抗して、蝶番h9を中
心に、鰐口枠h6から離れる方向に回動する。上記のよ
うに、エアーシリンダーh15を作動させてピストンロ
ッドh15’を進出させることにより、鰐口枠h5と鰐
口枠h6とが、互いに、離反する方向に回動し、鰐口部
材H2が、所定量、開口する。
【0019】上述したように開口された鰐口枠h5、h
6の下端の開口幅w1が、偏平状小袋3の各辺の長さ
a、bより、狭くなるように、ピストンロッドh15’
の進出が調整されている。このように、鰐口枠h5、h
6の下端の最大開口幅w1を、偏平状小袋3の各辺の長
さa、bより、狭くすることにより、鰐口枠h5、h6
を通過する偏平状小袋3の側面が、偏平状小袋3の各辺
の長さa、bより長い鰐口枠h5、h6の主枠h5’、
h6’に沿って落下することになり、落下する偏平状小
袋3の側面を揃えることができる。
【0020】図3に示されている、鰐口部材H2が、所
定量、開口された状態から、エアーシリンダーh15へ
の上部空気供給パイプh23からの空気の供給を停止す
ると、圧縮されたコイルスプリングh21の弾性力によ
り、二点鎖線で示されているように、ロッドh18が上
方に移動し、従って、ブロックh16に、その先端が取
着されたピストンロッドh15’が後退する。ピストン
ロッドh15’が後退すると、鰐口枠h6が、蝶番h1
0を中心に、内側(図3において、右側方向)に回動す
ることになる。鰐口枠h6が、内側に回動すると、副枠
h6”の上縁に延設された係合爪h11、h12が、上
方に移動し、従って、バネ部材h13により、上方に付
勢されている鰐口枠h5が、蝶番h9を中心に、鰐口枠
h6に接近する方向に回動する。このように、エアーシ
リンダーh15への上部空気供給パイプh23からの空
気の供給を停止することにより、鰐口枠h5と鰐口枠h
6とを、互いに、接近する方向に回動させる。
【0021】図4に示されている、鰐口枠h5と鰐口枠
h6とが、互いに、接近した状態においては、鰐口枠h
5、h6の下端の開口幅w2は、偏平状小袋3の厚さよ
り、広く、この開口から、偏平状小袋3が、落下するこ
とができるように構成されている。また、エアーシリン
ダーh15の下部空気供給パイプh24から空気を供給
することにより、ピストンロッドh15’を、更に後退
させて、鰐口枠h5の下端と鰐口枠h6の下端とを、接
触させることができるように構成されており、このよう
に、鰐口枠h5の下端と鰐口枠h6の下端とを接触させ
ることにより、外装袋1への偏平状小袋3の充填作業を
停止することができる。
【0022】上述したように、鰐口部材H2の鰐口枠h
5、h6を、開口幅が、偏平状小袋3の各辺の長さa、
bより小さい幅と、偏平状小袋3の厚さより大きい幅と
の間で、互いに、接近方向或いは離反方向に、繰り返し
て回動させることにより、鰐口部材H2を通過する偏平
状小袋3を、接近方向に回動する鰐口枠h5、h6によ
り押圧して、偏平状小袋3を、略垂直方向に姿勢制御す
ることができる。このように、ホッパーHにより、偏平
状小袋3の姿勢を略垂直方向に制御することにより、偏
平状小袋3を、略垂直状態で外装袋1に充填することが
できる。
【0023】また、鰐口枠h5、h6を、接近方向に回
動させて、鰐口枠h5、h6により偏平状小袋3を押圧
することにより、偏平状小袋3の落下速度を遅くするこ
とができるので、偏平状小袋3の角部等により、外装袋
1にピンホール等の孔が開くようなことが防止できる。
外装袋1にピンホール等の孔が開いていると、特に、偏
平状小袋3に脱酸素剤が封入されている場合には、脱酸
素剤の劣化が早急に進行することになる。
【0024】更に、鰐口部材H2の鰐口枠h5、h6
を、互いに、接近方向或いは離反方向に、繰り返して回
動させることにより、偏平状小袋3の詰まりの発生を防
止することができるので、袋詰め作業の作業効率を向上
させることができるとともに、詰まりにより、所定の個
数の偏平状小袋3が外装袋1に充填されない等のトラブ
ルの発生を防止することができる。
【0025】次に、図1及び図2を用いて、押圧部材V
について説明する。
【0026】v1は、袋詰め装置の適当なフレーム4に
水平杆5、5’を介して、略垂直に取着された固定板で
あり、固定板v1は、挟持部材2a、2bにより懸架状
態に把持されている外装袋1の一方の側面を略覆うよう
な面積を有している。v2は、外装袋1を挟んで、固定
板v1に対向して配置された、固定板v1と略同じ大き
さを有する可動板であり、v3は、袋詰め装置の適当な
フレーム6の先端部に取着された傾斜板6’に、その先
端部が取着されたエアーシリンダーである。エアーシリ
ンダーv3のピストンロッドv3’の先端には支持枠v
4が取着されており、支持枠v4に、上記の可動板v2
が、略垂直に取着されている。v5は、ピストンロッド
v3’と平行に、支持枠v4に取着された案内ロッドで
あり、案内ロッドv5は、傾斜板5’に取着された軸受
けv6に挿着されている。
【0027】エアーシリンダーv3を、適宜、作動させ
て、ピストンロッドv3’を進出或いは後退させること
により、固定板v1に対して、可動板v2を、接近或い
は離反させることができるように構成されている。固定
板v1と、固定板v1から一番遠ざかった位置の可動板
v2との間隔w3は、偏平状小袋3の短辺の長さaより
狭くなるように構成されており、従って、可動板v2
が、固定板v1から一番遠ざかった場合にも、外装袋1
に充填された偏平状小袋3が、水平状態になることが防
止できる。なお、固定板v1と、固定板v1に一番接近
した位置の可動板v2との間隔は、外装袋1に充填され
る偏平状小袋3の個数、偏平状小袋3の厚さ等を考慮し
て、適宜、設定する。
【0028】上述したように、可動板v2を、固定板v
1に対して、繰り返して接近或いは離反させることによ
り、外装袋1の押圧と押圧の解除を繰り返して行い、外
装袋1に充填された偏平状小袋3を振動することができ
る。外装袋1に充填される偏平状小袋3を振動させるこ
とにより、より確実に、垂直方向に偏平状小袋3の姿勢
制御することができる。
【0029】公知のように、上述したような袋詰め装置
が配設された包装装置は、回転テーブル等に、適当組、
配設された挟持部材2a、2bを有しており、回転テー
ブル等を間欠移動させることにより、挟持部材2a、2
bを、外装袋供給位置、袋口拡張位置、袋詰め位置等に
移動することができるように構成されている。挟持部材
2a、2bにより懸架状態に把持されるとともに、袋口
が拡張された空の外装袋1が、上述した袋詰め装置が配
設された袋詰め位置に移動されると、ロッドh1を下動
させて、ホッパーHの鰐口部材H2の下部を、外装袋1
の袋口に挿入する。
【0030】次いで、ベルトコンベヤーCを駆動するこ
とにより、或いは、エアーシリンダーh15を作動させ
て、下端が、互いに、接触状態にある鰐口枠h5、h6
を開くことにより、外装袋1への偏平状小袋3の充填作
業を開始する。この外装袋1への偏平状小袋3の充填作
業の開始と同時に、或いは、該充填作業の開始に先立っ
て、上部空気供給パイプh23を介して、エアーシリン
ダーh15への空気の供給及び停止を繰り返すことによ
り、鰐口部材H2の鰐口枠h5、h6を、互いに、接近
方向或いは離反方向に、繰り返して回動させる。また、
外装袋1への偏平状小袋3の充填作業の開始と同時に、
或いは、該充填作業の開始に先立って、エアーシリンダ
ーv3を、適宜、作動させて、可動板v2を、固定板v
1に対して、接近或いは離反させることにより、外装袋
1の押圧と押圧の解除を繰り返して行い、外装袋1に充
填された偏平状小袋3を加振する。
【0031】なお、ベルトコンベヤーCを、常時、駆動
状態とするとともに、袋詰め工程の前工程である脱酸素
剤の小袋への充填装置おいて製造された偏平状小袋3
を、一時的に貯留するプール装置を設け、該プール装置
の作動の切替えにより、ベルトコンベヤーCにより偏平
状小袋3を搬送し、外装袋1への偏平状小袋3の充填作
業を開始することもできる。この場合には、外装袋1へ
の偏平状小袋3の充填作業の開始時には、プール装置に
一時的に貯留された複数個の偏平状小袋3が、まとまっ
て、ホッパーHに投入されることになるので、先ず最初
に、鰐口枠h5、h6を全開にしておき、まとまった複
数個の偏平状小袋3が、鰐口枠h5、h6を通過した
後、鰐口枠h5、h6を、互いに、接近方向或いは離反
方向に、繰り返して回動させるようにすることが好まし
い。
【0032】上述したようにして、所定個数の偏平状小
袋3を、外装袋1に充填した後、ベルトコンベヤーCの
駆動を停止させるか、或いは、下部空気供給パイプh2
4からエアーシリンダーh15に空気を供給することに
より、鰐口枠h5の下端と鰐口枠h6の下端とを接触さ
せて、鰐口部材H2を閉じることにより、外装袋1への
偏平状小袋3の充填作業を停止する。なお、上述したよ
うに、袋詰め工程の前工程である脱酸素剤の小袋への充
填装置おいて製造された偏平状小袋3を、一時的に貯留
するプール装置が配設されている場合には、偏平状小袋
3を、プール装置を作動させて、プール装置に貯留する
ことにより、外装袋1への偏平状小袋3の充填作業を停
止することもできる。
【0033】偏平状小袋3が充填された外装袋1は、そ
の後、公知の真空チャンバーにおいて、真空封着され
る。真空封着された外装袋1は、従来の技術において説
明した実願平5−2635号(実開平6−54509
号)に開示されているように、真空チャンバーにおける
真空度より、より高い真空度を有する真空成型装置にお
いて、平たく成型されることになる。上述した実施例に
より、偏平状小袋3は、略垂直状態で外装袋1に充填さ
れているので、真空チャンバーによる真空封着作業或い
は真空成型装置における成型作業の際にも、偏平状小袋
3が折れ曲がったりすることがなく、また、成型作業に
おける加振により、偏平状小袋3の移動が確実に、しか
も、迅速に行われることになり、厚さの略一定した外装
袋1を成型することができる。
【0034】なお、上述した実施例においては、押圧部
材Vを構成する一対の板材を、固定板v1と可動板v2
とにより形成したが、固定板v1を、可動板v2と同様
に、エアーシリンダーにより可動とすることもできる。
また、エアーシリンダーv3に代えて、可動板v2の往
復移動を、回転運動を往復運動に変換する偏心回転板及
びクランク等により行うこともできる。更に、ロッドh
18やコイルスプリングh21等を省略して、エアーシ
リンダーh15により、鰐口枠h5、h6の開閉を行う
こともできる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0036】外装袋の袋口に挿入される一対の鰐口枠
を、繰り返して、互いに接近或いは離反方向に回動させ
るようにしたので、鰐口部材を通過する偏平状小袋を、
接近方向に回動する鰐口枠により押圧して、偏平状小袋
を、略垂直方向に姿勢制御することができる。
【0037】鰐口枠を、接近方向に回動させて、鰐口枠
により偏平状小袋を押圧することにより、偏平状小袋の
落下速度を遅くすることができるので、偏平状小袋の角
部等により、外装袋にピンホール等の孔が開くようなこ
とが防止できる。
【0038】鰐口枠を、互いに、接近方向或いは離反方
向に、繰り返して回動させることにより、ホッパーにお
ける偏平状小袋の詰まりの発生を防止することができる
ので、袋詰め作業の作業効率を向上させることができる
とともに、詰まりにより、所定の個数の偏平状小袋が外
装袋に充填されない等のトラブルの発生を防止すること
ができる。
【0039】ホッパーの下部開口に向かって空気を噴出
する噴射ノズルを配設したので、ホッパーに詰まった偏
平状小袋を、確実に、落下させることができるととも
に、詰まりにより、所定の個数の偏平状小袋が外装袋に
充填されない等のトラブルの発生を防止することができ
る。
【0040】鰐口枠の最大開口幅を、偏平状小袋の各辺
の長さより狭くしたので、鰐口枠を通過する偏平状小袋
の側面を揃えることができる。
【0041】懸架状態に把持された外装袋に充填された
偏平状小袋を加振させる一対の板材からなる押圧部材を
配設するとともに、前記板材の最大間隔を、偏平状小袋
の短辺の長さより狭くしたので、外装袋に充填された偏
平状小袋を、より確実に、垂直方向に姿勢制御すること
ができるとともに、外装袋に充填された偏平状小袋が、
水平状態になることが防止できる。
【0042】一対の鰐口枠が配設されたホッパーの上方
に、互い違いに配置された傾斜板を有するシュートを配
設したので、偏平状小袋の落下速度を小さくすることが
でき、従って、外装袋内に到着時のショックを緩和する
ことができるとともに、偏平状小袋の折れ曲がり等を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の袋詰め装置の側面図である。
【図2】図2は本発明の袋詰め装置の一部部材が省略さ
れた斜視図である。
【図3】図3は本発明の袋詰め装置の鰐口部材の拡大斜
視図である。
【図4】図4は本発明の袋詰め装置の一部部材が省略さ
れた鰐口部材と袋詰めされる偏平状小袋の概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
1・・・・・・外装袋 2a、2b・・挟持部材 3・・・・・・偏平状小袋 C・・・・・・ベルトコンベヤー H・・・・・・ホッパー H1・・・・・ホッパー本体 H2・・・・・鰐口部材 S・・・・・・シュート V・・・・・・押圧部材 h2、h3・・噴射ノズル h5、h6・・鰐口枠 s3、s4・・傾斜板 v1・・・・・固定板 v2・・・・・可動板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−187129(JP,A) 特開 昭57−67429(JP,A) 実開 平5−68804(JP,U) 実開 平6−27512(JP,U) 実開 平6−54509(JP,U) 実開 昭62−153529(JP,U) 実開 昭52−92964(JP,U) 実公 平5−9346(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸架状態に把持した外装袋に一対の鰐口
    枠を通して偏平状小袋を充填する装置であって、前記一
    対の鰐口枠の最大開口幅が前記偏平小袋の辺の長さより
    大きくならない範囲で、同鰐口枠を繰り返し接近、離
    反するごとく構成する装置。
  2. 【請求項2】 鰐口枠の上部に配置するホッパーに、該
    ホッパーの下部開口に向けて空気噴出する噴射ノズルを
    配設した請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 懸架状態に把持し且つ内部に小袋を充填
    した外装袋を、外側から接近、離反でもって加振する一
    対の板材であって、該両板材の最大離反間隔を、前記偏
    平小袋の辺の長さよりも大きくならないように構成した
    請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ホッパー上方の筒形シュートであって、
    該シュートは内部対向面に、対向縁側が下降傾斜する複
    数の傾斜板を高低差を設けて設置した請求項1又は請求
    項3に記載の装置。
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