JP3341982B2 - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JP3341982B2
JP3341982B2 JP25749397A JP25749397A JP3341982B2 JP 3341982 B2 JP3341982 B2 JP 3341982B2 JP 25749397 A JP25749397 A JP 25749397A JP 25749397 A JP25749397 A JP 25749397A JP 3341982 B2 JP3341982 B2 JP 3341982B2
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裕司 田中
孝弘 古川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,処理液の蒸気を用
いて被処理体を処理する処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば,半導体デバイスの製造工程にお
いては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という)表面
のパーティクル,有機汚染物,金属不純物等のコンタミ
ネーションを除去するために洗浄処理システムが使用さ
れている。その中でも処理装置に設けられた処理槽内の
処理液にウェハを浸漬して洗浄を行うウェット型の洗浄
処理システムは,ウェハに付着したパーティクルを効果
的に除去できる長所がある。
【0003】この洗浄処理システムは,連続バッチ処理
を可能とするため,例えば25枚のウェハをキャリアか
ら取り出す搬入・取出部と,このローダによって取り出
されたキャリア2個分の50枚のウェハを一括して搬送
する搬送装置と,この搬送装置によって搬送される50
枚のウェハを,各種の薬液を用いてバッチ式に洗浄,乾
燥するように各種の処理装置が配置された洗浄乾燥処理
部と,一連の処理工程の終了したウェハを再びキャリア
内に収納させる装填・搬出部を備えている。ウェハの洗
浄処理を行う洗浄処理装置では,アンモニア水,塩酸,
過酸化水素水等の各種の薬液や純水を用いた洗浄処理が
行われるように構成されている。
【0004】ここで,洗浄後のウェハの乾燥処理を行う
乾燥処理装置は,乾燥槽の底部に揮発性及び親水性の高
いIPA(イソプロピルアルコール)の液溜め部を形成
させ,この液溜め部をヒータ等の加熱手段によって加熱
し,IPA蒸気を発生させて乾燥槽内にIPA雰囲気を
形成させる構成になっている。そして,ウェハの乾燥処
理を行う場合には,乾燥槽内にウェハを搬入し,ウェハ
の表面の水分をIPAに置換させることによって,ウェ
ハの表面に付着している水滴をウェハの表面から取り除
く。さらに,ウェハの表面から取り除かれた水滴を乾燥
槽内に配置した受皿に落とし,この受皿に接続されてい
る排液管を介して乾燥処理装置外に排液するようにして
いる。
【0005】また,ウェハの乾燥処理を行う従来の乾燥
処理装置では,IPA蒸気を外部に逃がさないように,
乾燥槽の上部には,内壁に沿ってスパイラル状に巻かれ
た冷却蛇管がある。図10は,その典型例の冷却蛇管1
00の断面図である。そして,IPA蒸気が乾燥槽の上
方にまで上昇した場合には,この冷却蛇管100でIP
A蒸気を冷却・液化させ,IPAの液滴を乾燥槽底部の
液溜め部へ再び戻すようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記のよう
な乾燥処理装置では,IPA蒸気の発生量の如何によっ
て,ウェハの乾燥処理にかかる効率や時間が左右され
る。そして,乾燥槽に設けられた加熱手段の加熱温度が
IPA蒸気の発生量を左右する重要な要因となってい
る。ここで,近年の更なる生産性の向上のため,ウェハ
の大型化が図られており,このような大型化したウェハ
を効率良く乾燥処理するには,加熱手段の加熱温度を上
げる必要がある。しかしながら,現状において,例えば
8インチウェハを50枚を乾燥処理させるには,加熱手
段の加熱温度は例えば220℃〜240℃程度必要とな
っており,これ以上加熱手段の加熱温度を上げるのは,
電力の消費量の増加を招き,装置の安全性も低下する。
また,加熱手段の加熱温度を必要以上に上げると,ウェ
ハの表面にパーティクルが付着する傾向が見られる。
【0007】また,IPA蒸気の発生量の増加に伴い,
冷却蛇管の表面積を増やして冷却能力を向上させなけれ
ばならい。このような場合に,図10に示す従来の冷却
蛇管100において,上に管を重ねて巻数を増やし,冷
却蛇管100の表面積を増やしたのでは,冷却蛇管10
0の巻数分だけ乾燥槽が高くなってしまう。その結果,
乾燥処理装置が大型化する。
【0008】従って本発明の目的は,加熱手段の加熱温
度を抑えながらも処理液の蒸気を多量に発生させて被処
理体を処理できる処理装置を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は,多量に発生した処理
液の蒸気を,外部に漏らさず冷却・液化できる小型な処
理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明は,被処理体を収納自在な処理槽と,処理液
を加熱して前記処理槽内に前記処理液の蒸気を発生させ
る加熱手段とを備えた処理装置において,前記加熱手段
を処理槽の底面に配置し,前記処理槽の側面の厚さを前
記処理槽の底面の厚さよりも厚くし,前記処理槽の底面
の厚さを3.0mm以下にしたことを特徴とする。
【0011】本発明の処理装置によれば,加熱手段を厚
さが薄い底面に配置しているので,加熱手段の熱を処理
槽内に効率良く伝達でき,加熱手段からの熱エネルギー
の損失を極力抑えることができる。これにより,加熱手
段はより少ない加熱温度で多量の処理液の蒸気を発生す
ることができる。従って,加熱手段の加熱温度の上昇に
よって生じる,安全性の低下や電力の消費量の増加など
の問題を解決することが可能となる。また,処理槽の側
面の厚さを処理槽の底面の厚さよりも厚くすることによ
り,処理槽の躯体構造がより強固になる。
【0012】処理槽の材質を石英にするのが好ましい。
かかる構成によれば,処理液の蒸気等による腐食作用に
処理槽が耐えることができる。
【0013】また,処理槽の上方に処理槽の内壁に沿っ
てスパイラル状に巻かれた冷却蛇管を配置するのがよ
い。かかる構成によれば,冷却体によって,処理槽の上
方に上昇してきた処理液の蒸気を冷却・液化させて,処
理槽内から漏れでないようにすることができる。
【0014】さらに,冷却蛇管を,処理槽の上方に二重
以上に配置するのがよい。かかる構成によれば,加熱手
段による加熱効率を向上させても,処理槽の上方におい
て,処理液の蒸気を冷却する機能を相対的に劣化させる
ことがない。しかも,処理槽の上方における冷却能力を
向上させるために,処理槽の高さを特別に変える必要も
ない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態において,処理液としてIPA[イソプロピルアルコ
ール:(CH32CHOH]を用い,被処理体の一例と
してのウェハWの表面の雰囲気を,IPA蒸気に置換し
て乾燥処理を行うものについて説明する。図1は,本発
明の実施の形態にかかる乾燥処理装置19を備えた洗浄
処理システム1の斜視図である。
【0016】この洗浄処理システム1は,キャリアC単
位で搬入された洗浄前のウェハWをキャリアCから整列
した状態で取り出す動作を行う搬入・取出部2と,この
搬入・取出部2でキャリアCから取り出された複数枚数
の(例えば,キャリアC2個分の50枚の)ウェハWを
一括してバッチ式に洗浄,乾燥する洗浄乾燥処理部3
と,この洗浄乾燥処理部3で洗浄,乾燥されたウェハW
をキャリアCに装填してキャリアC単位で搬出する装填
・搬出部4の三つの箇所に大別することができる。
【0017】搬入・取出部2には,洗浄前のウェハWを
例えば25枚収納したキャリアCを搬入して載置させる
搬入部5と,この搬入部5の所定位置に送られたキャリ
アCを,隣接するローダ6へ一度に適宜数(例えば2
個)ずつ移送するための移送装置7が設けられている。
【0018】この実施の形態においては,洗浄乾燥処理
部3には,搬入・取出部2側から装填・搬出部4側の順
に,後述する搬送装置30のウェハチャック36を洗浄
および乾燥するためのウェハチャック洗浄・乾燥装置1
1,各種の薬液や純水等の処理液を用いてウェハWを洗
浄する洗浄処理装置12〜17,搬送装置32のウェハ
チャック38を洗浄および乾燥するためのウェハチャッ
ク洗浄・乾燥装置18,および,各洗浄処理装置12〜
17で洗浄されたウェハWを乾燥させる乾燥処理装置1
9が配列されている。
【0019】そして,ウェハチャック洗浄・乾燥装置1
1,18では,例えば純水などを用いてウェハチャック
36とウェハチャック38の洗浄をそれぞれ行い,更
に,ウェハチャック36とウェハチャック38の乾燥も
行う。また,洗浄処理装置12と洗浄処理装置15で
は,互いに種類の異なる洗浄液による洗浄を行うのが一
般的である。その一例として,洗浄処理装置12では,
例えばアンモニア過水の如きアルカリ系洗浄液(NH4
OH/H22/H2O)を用いたいわゆるSC1洗浄を
行って,ウェハWの表面に付着している有機汚染物,パ
ーティクル等の不純物質を除去する。また,洗浄処理装
置15では,例えば塩酸過水(HCl+H22)を用い
たいわゆるSC2洗浄を行って,この酸系洗浄により金
属イオンの除去,ウェハWの表面の安定化を図る。ま
た,洗浄処理装置13,14,および洗浄処理装置1
6,17では,例えば純水の如き処理水を用いてウェハ
Wのリンス洗浄を行う。更に,本発明の実施の形態にか
かる乾燥処理装置19では,後述するように,揮発性及
び親水性の高いIPA蒸気を利用してウェハWの表面か
ら純水の液滴を取り除き,ウォーターマークを残すこと
のない乾燥を行うように構成されている。
【0020】なお,ウェハチャック36とウェハチャッ
ク38の洗浄と乾燥を行うウェハチャック洗浄・乾燥装
置11,18およびウェハWの乾燥を行う乾燥処理装置
19を除く各洗浄装置12〜17の配列,組合わせはウ
ェハWに対する洗浄の種類によって任意に組み合わせる
ことができ,例えばある洗浄装置を省略したり,逆に他
の洗浄装置を付加することも可能である。
【0021】装填・搬出部4には,先に説明した搬入・
取出部2のローダ6と同様の構成を有するアンローダ2
0,搬入部5と同様の構成を有する搬出部21,およ
び,移送装置7と同様の構成を有する移送装置(図示せ
ず)がそれぞれ設けられている。
【0022】そして,洗浄乾燥処理部3の前面側(図1
における手前側)には,搬入・取出部2側から装填・搬
出部4側の順に,三つの搬送装置30,31,32が配
列されており,これら各搬送装置30,31,32は,
何れもガイド33に沿って洗浄システム1の長手方向に
スライド移動自在に構成されている。各搬送装置30,
31,32は,それぞれ対応するウェハチャック36,
37,38を備えていて,各搬送装置30,31,32
はそのウェハチャック36,37,38によって所定枚
数のウェハW(例えばキャリアC二個分の50枚のウェ
ハW)を一括して把持することが可能である。
【0023】上記搬送装置30,31,32は何れも同
様の構成を備えているので,例えばウェハチャック洗浄
・乾燥装置11,洗浄処理装置12及び洗浄処理装置1
3の相互間でウェハWを搬送させる搬送装置30を例に
して説明すると,搬送装置30のウェハチャック36
は,図2に示すように,キャリアC二つ分の複数枚のウ
ェハW,即ち,この実施の形態においては50枚のウェ
ハWを一括して把持する左右一対の把持部36a,36
bを備えている。
【0024】把持部36a,36bは左右対称形であ
り,左右対称に回動して開脚,閉脚するように構成され
ている。把持部36a,36bは搬送装置30の支持部
40に支持されており,支持部40内の駆動機構によ
り,回動自在(θ方向)に,また前後方向(Y方向)に
移動自在に構成されている。この支持部40は,駆動機
構41によって上下方向(Z方向)に移動し,また,駆
動機構41自体は,ガイド33に沿って長手方向(X方
向)に移動自在になっている。そして,これら支持部4
0,駆動機構41の稼働により搬送装置30は,搬入・
取出部2から50枚のウェハWを受け取り,洗浄処理装
置12,13にウェハWを順次搬送し,各装置内に設け
られた洗浄槽内に50枚のウェハWを一括して搬入出で
きるようになっている。
【0025】なお,搬送装置30について代表して説明
したが,その他の搬送装置31,32およびそれらのウ
ェハチャック37,38も,搬送装置30およびウェハ
チャック36と同一の構成を有しており,同様に例えば
50枚のウェハWを一括して把持し,搬送するように構
成されている。
【0026】次に,本発明の実施の形態にかかる乾燥処
理装置19について説明する。先ず,図3は,乾燥処理
装置19の断面図であり,図4は,図3とは異なる方向
から見た乾燥処理装置19の断面図である。そして,乾
燥処理装置19は,ウェハWに対して所定の乾燥を行う
ものとして次のように構成されている。
【0027】図3に示されるように,この乾燥処理装置
19内に,材質が石英からなり上面が開口した略箱型を
なした乾燥槽50が設けられている。即ち,乾燥槽50
は,乾燥処理装置19内部に上下に適当な間隔をもって
配置された仕切り板51で形成されるケース52内に配
置されている。このケース52の上面(仕切り板51)
は蓋体53によって閉鎖自在に構成されており,この蓋
体53を閉じた場合は,乾燥槽50のケース51内は,
密閉雰囲気におかれた状態となる。また,図4に示すよ
うに,乾燥処理装置19の両側面には,いずれも図示し
ない駆動手段によって開閉自在なシャッタ54,55が
設けられている。図示の例では,シャッタ54,55は
いずれも閉じ,乾燥処理装置19内の雰囲気とそれ以外
の装置の雰囲気とが直接的に連通しない状態となってい
る。さらに,ケース52の上方には,フィルタを備えた
ファンフィルタユニット(Fin Filter Un
it:以下,「FFU」という。)56が設置されてお
り,清浄化された空気のダウンフローがケース52内の
処理処理装置19内に向けて形成されている。
【0028】乾燥槽50の底部には,揮発性及び新水性
の高い処理液としてIPA液が所定の液面レベルにまで
貯留され,液溜め部57を形成している。さらに,乾燥
槽50の底面60にヒータ61が配置されている。即
ち,ヒータ61により液溜め部57を加熱し,乾燥槽5
0内に多量のIPA蒸気を発生させるようになってい
る。乾燥槽50の空間62に,充分なIPA雰囲気が形
成されている。そして,ウェハWの乾燥処理の際には,
搬送装置32のウェハチャック38に把持されたウェハ
Wを,乾燥槽50内に搬入し,ウェハWの表面雰囲気を
IPA雰囲気に置換するようになっている。
【0029】ヒータ61は,乾燥槽50の底面60を介
して液溜め部57を加熱するように構成されている。こ
こで,乾燥槽50の底面60の厚さは,なるべく均一に
薄くなるように設計されている。即ち,ヒータ61から
の熱エネルギーが損失することなく液溜め部57に効率
良く伝達しIPA蒸気が多量に発生できるように,底面
60の厚さは3.0mm以下に設定されている。このよ
うに底面60を薄くしてヒータ61の熱損失を抑えた
分,多量のIPA蒸気を発生させるのに必要な加熱温度
を,低く抑えることができるようになっている。また,
乾燥槽50の側面63の厚さは乾燥槽50の底面60の
厚さよりも厚くなるように形成されている。
【0030】また,乾燥槽50の底部には,空間62の
下方で,かつ,液溜め部57の液面レベルよりも高い位
置に,受皿65が設置されている。受皿65に備えられ
ている脚66は,乾燥槽50の底に付いている。この受
皿65は,乾燥処理を行う際に,ウェハWの表面から取
り除かれ乾燥槽50の下方に落下した液滴を受け取るよ
うになっている。さらに,受皿65の底には排液管67
が接続されており,受皿65に受け取られた液滴は,排
液管67を介して,乾燥処理装置19外に排液される。
【0031】受皿65の底面と,乾燥槽50の底部に形
成されている液溜め部57との間には,例えばフッ素樹
脂から成り無数の通孔が開口している保護板68が設け
られている。この保護板68の各脚69も乾燥槽50の
底に付いている。誤ってウェハチャック38からウェハ
Wが落ちても,この保護板68で受け止められ,乾燥槽
50の底には当たらないようになっている。
【0032】また,乾燥槽50の上方に配置されている
冷却蛇管70について説明する。図5は冷却蛇管70を
乾燥槽50の上方に取り出した状態を示す概略的な斜視
図であり,図6は断面図であり,図7は平面図である。
図5に示すように,乾燥槽50の内壁に沿ってスパイラ
ル状に巻かれた冷却蛇管70を配置している。この冷却
蛇管70には例えば冷却水などの冷却媒体が循環供給さ
れている。そして,空間62より上方に上昇してきたI
PA蒸気は,冷却蛇管70の冷熱によって冷却されてI
PA液に凝縮し,再び乾燥槽50内に落下しIPA蒸気
が乾燥槽50内から漏れ出ないようになっている。
【0033】ここで,図6に示すように,乾燥槽50の
上方では,上に管を重ねてスパイラル状に巻かれた冷却
蛇管70を二重にして配置している。これにより,蛇管
の巻き数が増加し単位当たりの冷却蛇管70の表面積が
増え,冷却蛇管70の冷却能力が向上する。なお,冷却
蛇管70の冷却能力をさらに高めるために,スパイラル
状に巻かれた冷却蛇管70を三重,四重又はそれ以上に
して配置するようしても良いし,冷却蛇管70内を流れ
る冷却媒体の冷熱を管表面に効率良く伝達できるよう
に,管の肉厚を例えば1mm以下に薄くするのも良い。
また,冷却蛇管70の変形例として,図8に示すよう
に,二本の冷却蛇管70a,70bを用いて,内側と外
側に二重に配置するのも良い。
【0034】さらに,冷却蛇管70の下方には,冷却蛇
管70によって液化し落下してくるIPA液を受け取る
ための板樋71が,乾燥槽50の内壁に沿って配置され
ている。図6に示すように,この板樋71の外周縁部を
乾燥槽50の内壁に密着させ,板桶71の姿勢を乾燥槽
50の内壁側が最も低く乾燥槽50の内側に向かうほど
に高くなるように傾斜させ,板桶71の内周縁部を起立
させ返し板部71aを形成させている。また,図3に示
すように,板桶71には,中に溜まったIPA液を排液
するための戻し管72が接続されている。この戻し管7
2の途中にはフィルタ73が備えられており,冷却蛇管
70によって冷却・液化され板桶71によって受け取ら
れたIPA液を,戻し管72で清浄化し液溜め部57に
戻すようになっている。
【0035】次に,このように構成された洗浄処理シス
テム1におけるウェハWの処理工程を説明する。
【0036】まず,図示しない搬送ロボットが未だ洗浄
されていないウェハWを例えば25枚ずつ収納したキャ
リアCを搬入・取出部2の搬入部5に載置する。そし
て,この搬入部5に載置されたキャリアCを移送装置7
によって隣接するローダ6へ移送する。ローダ6では,
例えばキャリアC二個分の50枚のウェハWをキャリア
Cから取り出し,更にオリフラ合わせした状態で50枚
のウェハWを整列待機させる。
【0037】続いて,既にウェハチャック洗浄・乾燥装
置11において洗浄および乾燥処理された搬送装置30
のウェハチャック36が,ローダ6に整列している待機
状態のウェハWの上方に移動し,その整列されたウェハ
Wをウェハチャック36により50枚単位で一括して把
持する。そして,それらウェハWを先ず洗浄処理装置1
2,13に順次搬送する。その後,ウェハWを搬送装置
31,32のウェハチャック37,38で引き継ぎなが
ら,残りの洗浄処理装置14〜17に順次搬送してい
く。こうして,ウェハWの表面に付着している有機汚染
物,パーティクル等の不純物質を除去するために,洗浄
処理装置12〜14でSC1洗浄とリンス洗浄を行い,
洗浄処理装置15〜17でSC2洗浄とリンス洗浄を行
う。
【0038】ここで,本実施の形態にかかる乾燥処理装
置19において行われるウェハWの乾燥処理の工程は,
以下の述べる通りである。
【0039】先ず,乾燥槽50の側面63の厚さは乾燥
槽50の底面60の厚さよりも厚くなっており,乾燥槽
50の躯体構造が強固なものとなっている。乾燥槽50
の材質は石英からなり,IPA蒸気によって乾燥槽50
が腐食することはない。このように乾燥槽50は構造が
安定している。
【0040】そして,ウェハWが乾燥槽50に搬入され
る前に,先に図3で説明したように,乾燥槽50の底面
60に配置されたヒータ61は,乾燥槽50の液溜め部
57を加熱する。ここで,乾燥槽50の底面60の厚さ
は,3.0mm以下になるように設計されており,ヒー
タ61の熱エネルギーは,底面60によって殆ど損失す
ることがなく効率良く液溜め部57に伝達する。このた
め,ヒータ61の加熱温度を程度低い値に設定しても液
溜め部57から多量のIPA蒸気が発生する。乾燥槽5
0内の空間62においては,IPA雰囲気がほぼ飽和状
態で充満している。
【0041】一方,乾燥槽50の上方に冷却蛇管70が
位置しており,上昇してきたIPA蒸気を冷却・液化さ
せている。ここで,上に管を重ねてスパイラル状に巻か
れた冷却蛇管70を二重にして乾燥槽50の上方に配置
しているので,冷却蛇管70は十分な表面積を有し効果
的な冷却能力を発揮している。即ち,ヒータ61の加熱
効率が向上し多量のIPA蒸気が発生しても,冷却蛇管
の冷却能力が相対的に劣化し多量のIPA蒸気を液化し
きれず乾燥槽50内から逃がすということは起こらな
い。
【0042】そして,液化し落下したIPA液は板樋7
1によって受け取られる。その後,IPA液は,板樋7
1に接続されている戻し管72内に流入し,清浄化され
再び液溜め部57に戻される。
【0043】このような状態の乾燥槽50内に,搬送装
置32はウェハWを搬入させる。そして,IPA蒸気が
充満している乾燥槽50に搬入されたウェハWの表面
は,IPA雰囲気に置換される。また,除去された液滴
は受皿65に落下し,受皿65に溜まった液滴は,排液
67を経て乾燥処理装置19外に排液される。
【0044】そして,搬送装置32は,所定の時間の経
過後に,ウェハWを乾燥槽50内から引き上げる。引き
上げた際にウェハWにIPA雰囲気が付着しているの
で,搬送装置32は,ウェハWを乾燥槽50の上方で所
定の時間をおいて待機させる。乾燥槽50の上方では,
FFU56によるダウンフローが形成されており,FF
U56のダウンフローにより,ウェハWの表面に付着し
ているIPA雰囲気は除去され,ウェハWの表面の乾燥
処理が終了する。
【0045】こうして,洗浄乾燥処理部3での処理工程
が終了したウェハWは,次の装填・搬出部4のアンロー
ダ20の搬出される。そして,装填・搬出部4の搬出部
21を介してキャリアCに装填され洗浄処理システム1
外に搬出される。
【0046】かくして,本発明の乾燥処理装置19によ
れば,ヒータ61を乾燥槽50の底面60に配置し,底
面60の厚さを3.0mm以下にすることにより,ヒー
タ61の加熱温度を抑えながらも多量なIPA蒸気を十
分に発生させることができる。これにより,ヒータ61
の加熱温度上昇によるパーティクル付着を防止し,安全
で電力の消費量の少ない乾燥処理装置19を実現でき
る。従って,大型化したウェハWに対しても,ヒータ6
1の加熱温度をそれほど上げないで,容易に乾燥処理を
行うことが可能となる。また,冷却蛇管70を二重にし
て乾燥処理装置19の乾燥槽50の上方に配置すること
により,ヒータ61の加熱効率の改善に伴い多量に発生
したIPA蒸気を,乾燥槽50内部で漏らさず冷却・液
化できる。しかも,乾燥槽50の上方における冷却能力
を向上させるために特別に乾燥処理装置19を大型化す
る必要もない。これにより,小型で効率的な乾燥処理を
行える乾燥処理装置19を実現できる。
【0047】なお,一例としてウェハWを乾燥処理する
乾燥処理装置19について主たる説明を行ったが,本発
明は,LCD基板の如き他の被処理体を扱う処理装置な
どに適応させることも可能である。また,ウェハを一枚
ずつ洗浄するようないわゆる枚葉式の処理装置に本発明
を適応しても良い。
【0048】
【実施例】次に,本発明の実施例を行った。図4,5で
説明した乾燥処理装置を実際に作成し,乾燥槽の底面の
厚さとベーパーリカバリータイムとの関係を調べた。条
件として,8インチウェハを50枚乾燥処理することに
し,ヒータの加熱温度の設定は,220℃と240℃と
の2つの場合に分けた。ここで,ベーパーリカバリータ
イムとは,IPA液をヒータにより加熱し蒸発させ,そ
の後に冷却蛇管により冷却・液化させ,再び乾燥槽の底
部にIPA液として戻すまでにかかるサイクル時間をい
い,通常,ベーパーリカバリータイムが短いほど乾燥槽
の乾燥効率が優れていると判断されている。本発明の実
施例では,ベーパーリカバリータイムの目標値を25秒
以下とした。
【0049】また,冷却蛇管の巻数(冷却蛇管形状のこ
とをいう。)の変化によるIPA蒸気の温度の影響を調
べた。IPA蒸気の温度は,冷却蛇管の最上段から3段
目を基準にして測定した。また,乾燥槽の底面の厚さを
4.0mmと2.0mmの2つの場合に分けて測定し
た。なお,冷却蛇管の最上段から3段目の雰囲気の温度
が70℃以上になっていると,IPA蒸気が冷却されず
そのまま乾燥槽から漏れ出る恐れがあるため,冷却蛇管
の最上段から3段目の雰囲気の温度が70℃以上の場合
はNGとする。また,ヒータの加熱温度は220℃と一
定にした。
【0050】ヒータの加熱温度の設定を220℃と24
0℃の2つの場合に分け,それぞれの場合における乾燥
槽の底面の厚さとベーパーリカバリータイムとの関係を
調べた結果を図9に示し,冷却蛇管の巻数の変化による
IPA蒸気の温度の影響を調べた結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】図9において,先ず横軸を乾燥槽の底面の
厚さ(図9中における乾燥槽板厚[mm])とし,縦軸
をベーパーリカバリータイム(sec)とした。ヒータ
の加熱温度の設定を220℃とした場合における乾燥槽
の底面の厚さとベーパーリカバリータイムとの関係を図
9中のグラフ線Aに示し,ヒータの加熱温度の設定を2
40℃とした場合における乾燥槽の底面の厚さとベーパ
ーリカバリータイムとの関係を図9中のグラフ線Bに示
した。図9から以下のことが理解できる。即ち,グラフ
線A,Bより乾燥槽の底面の厚さが薄くなる程,ベーパ
ーリカバリータイムが短縮していく傾向にあり,乾燥槽
の底面の厚さを3.0mm以下にすれば,ヒータの加熱
温度を220℃と240℃のいずれに設定した場合にお
いても,ベーパーリカバリータイムを25秒以下にでき
る。このような乾燥槽の底面の厚さとベーパーリカバリ
ータイムとの関係は,乾燥槽の底面の厚さが薄くなる
と,その分ヒータの加熱効率が向上し乾燥槽の乾燥効率
が向上するためと考えられる。以上のような結果から,
例えば今以上に大型化したウェハを乾燥処理する際に
は,乾燥槽の底面の厚さを薄くすれば,ヒータの既存の
加熱温度を特に上げることなく十分な乾燥処理を行える
と考えられる。
【0053】また,表1から以下の事が理解できる。先
ず,乾燥槽の底面の厚さが4.0mmの場合には,ヒー
タの熱エネルギーが乾燥槽の底面によって損失してしま
い,それ程の多量のIPA蒸気は発生することはない。
従って,乾燥槽の上方に単に8段のスパイラル状に巻か
れた冷却蛇管を配置しただけでも,冷却蛇管の最上段か
ら3段目の雰囲気の温度が43℃となり,IPA蒸気は
乾燥槽内から漏れず問題はない。しかしながら,ヒータ
の加熱温度を220℃と一定にした状態で乾燥槽の底面
の厚さを2.0mmと薄くした場合には,乾燥槽の底面
による熱損失が少なくヒータの加熱効率が向上するた
め,多量のIPA蒸気が乾燥槽内に発生する。この場合
には,表1から理解できるように,単に8段のスパイラ
ル状に巻かれた冷却蛇管を配置しただけは,相対的に冷
却蛇管の冷却能力が劣化し,冷却蛇管の最上段から3段
目の雰囲気の温度が81℃となり乾燥槽内からIPA蒸
気が漏れ出てしまいNGとなる。そこで,乾燥槽の上方
に8段のスパイラル状に巻かれた冷却蛇管を二重にして
配置すると,冷却蛇管の表面積が増え冷却能力が向上す
る。この場合には,表1から理解できるように,冷却蛇
管の最上段から3段目の雰囲気の温度が32℃となり,
多量に発生したIPA蒸気を冷却・液化し乾燥槽の底部
に戻すことが可能となる。さらに,乾燥槽の上方に10
段のスパイラル状に巻かれた冷却蛇管を二重にして配置
すると,冷却蛇管の冷却能力がより向上する。この場合
には,表1から理解できるように,冷却蛇管の最上段か
ら3段目の雰囲気の温度が27℃となる。なお,冷却蛇
管の冷却能力をさらに高めるために,蛇管の管の肉厚を
1mm以下に薄くし,冷却蛇管内に流れる冷却媒体の冷
熱をなるべく損失しないようにするのが良い。
【0054】
【発明の効果】本発明の処理装置によれば,加熱手段の
加熱温度を抑えながらも処理液の蒸気を多量に発生させ
ることができるので,被処理体の処理を効率かつ安定し
て行える。従って,処理不良を改善し,大型化した被処
理体に対しても処理を容易に行える処理装置を実現でき
る。
【0055】また,処理槽の高さを特別に変えることな
く,多量に発生した処理液の蒸気を,外部に漏らさず冷
却・液化できる。従って,小型な処理装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる乾燥処理装置を備
えた洗浄処理システムの斜視図である。
【図2】搬送装置を示す斜視図である。
【図3】乾燥処理装置の構成を概略的に示す断面図であ
る。
【図4】図3とは異なる方向から見た乾燥処理装置の構
成を概略的に示す断面図である。
【図5】冷却蛇管の概略的な斜視図である。
【図6】冷却蛇管の概略的な要部断面図である。
【図7】冷却蛇管の概略的な平面図である。
【図8】冷却蛇管の変形例を示す概略的な平面図であ
る。
【図9】ヒータの加熱温度の設定を220℃にした場合
における乾燥槽の底面の厚さとベーパーリカバリータイ
ムヒータの関係を示したグラフと,ヒータの加熱温度の
設定を240℃にした場合における乾燥槽の底面の厚さ
とベーパーリカバリータイムヒータとの関係を示したグ
ラフである。
【図10】従来の冷却蛇管の断面図である。
【符号の説明】
W ウェハ 1 洗浄処理システム 19 乾燥処理装置 50 乾燥槽 60 底面 61 ヒータ 63 側面 70 冷却蛇管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−159714(JP,A) 特開 昭64−4027(JP,A) 特開 平8−200951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を収納自在な処理槽と,処理液
    を加熱して前記処理槽内に前記処理液の蒸気を発生させ
    る加熱手段とを備えた処理装置において,前記加熱手段
    を処理槽の底面に配置し,前記処理槽の側面の厚さを前
    記処理槽の底面の厚さよりも厚くし,前記処理槽の底面
    の厚さを3.0mm以下にしたことを特徴とする処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記処理槽の材質を石英にしたことを特
    徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理槽の上方に前記処理槽の内壁に
    沿ってスパイラル状に巻かれた冷却蛇管を配置したこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却蛇管を,前記処理槽の上方に二
    重以上に配置したことを特徴とする請求項3の処理装
    置。
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