JP3341744B2 - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
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Description
タに係り、詳しくは、サーマルヘッドを備えた印字部に
対してプラテンを備えたアッパユニットを開閉するよう
にしたサーマルプリンタの開閉機構の改良に関する。
ヘッドを含む印字部及び用紙搬送機構を備えたロアユニ
ットと、プラテンを有するアッパユニットとを備えてお
り、このアッパユニットをサーマルヘッドに対して開閉
できるようにし、アッパユニットを開放して用紙をセッ
トし、アッパユニットをサーマルヘッド上にセットした
状態で印字するようになっている。従来、この種のアッ
パユニット開閉構造としては、アッパユニットを用紙搬
送方向と平行方向、即ち縦開閉構造が一般的である。し
かしながら、このような縦開閉構造のものは、アッパユ
ニットの回転中心を装置の後方であって用紙搬送方向と
直交する方向に設ける必要があるため、サーマルプリン
タとして大型化するという問題があった。
送方向と平行方向にアッパユニットの回転中心を設け、
アッパユニットを用紙搬送方向と直交する方向に開放す
るようにした横開閉構造のサーマルプリンタが提案され
ている(特開平11−157107号公報参照)。即
ち、上記公報には、サーマルヘッドを含む印字部と駆動
機構からなる印字機構部のベースとなるロアユニット
と、プラテンを含む開閉部となるアッパユニットで構成
され、アッパユニットが印字用紙搬送に直角に開閉・回
転できるようにした技術が開示されている。
のサーマルプリンタでは、アッパユニットを閉じた際、
プラテンの軸に取り付けられているプラテンギヤがロア
ユニットにある駆動ギヤに衝突し、瞬間的に大きな加重
がプラテンギヤと駆動ギヤとに加わり、両ギヤを損傷し
たり、場合によってはギヤの歯どうしが突き当たって正
常な噛み合わせができない等の不都合が生じていた。こ
の発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、アッパユ
ニットを閉じた際にギヤに加わる加重を軽減してギヤの
損傷を防止すると共に、円滑な開閉操作を可能にしたサ
ーマルプリンタを提供することを目的としている。
め、請求項1記載の発明は、サーマルヘッドを有する印
字部及び用紙搬送用のモータを備えたロアユニットと、
プラテンを有するアッパユニットとを備え、該アッパユ
ニットは用紙搬送方向の側部に前記サーマルヘッドに対
して横方向に開閉自在に取り付けられたサーマルプリン
タに係り、前記ロアユニットには、前記モータで駆動さ
れ、前記アッパユニットを前記サーマルヘッド上にセッ
トし前記モータを励磁したとき前記アッパユニットのプ
ラテンギヤと噛み合う該遊星歯車機構が設けられている
ことを特徴としている。
載のサーマルプリンタに係り、前記プラテンの軸にはプ
ラテンギヤが取り付けられ、前記ロアユニットには、前
記モータの駆動軸に固着された駆動ギヤと、該駆動ギヤ
に噛み合い公転する中継ギヤとからなる遊星歯車機構が
設けられ、前記アッパユニットを前記サーマルヘッド上
にセットし前記モータを励磁したとき前記中継ギヤが前
記プラテンギヤに噛み合うように構成されていることを
特徴としている。
は2記載のサーマルプリンタに係り、前記遊星歯車機構
は、前記駆動ギヤを太陽歯車とし、前記駆動軸に回転自
在に取り付けられたリンクに回転自在に取り付けられて
前記駆動ギヤに噛み合う第1の中継ギヤと、前記リンク
に回転自在に取り付けられて前記第1の中継ギヤに噛み
合う第2の中継ギヤとからなる遊星歯車機構であり、前
記第2の中継ギヤに前記プラテンギヤが噛み合うように
なっていることを特徴としている。
2又は3に記載のサーマルプリンタに係り、前記モータ
を非励磁にしたとき、前記プラテンギヤが前記中継ギヤ
に接触しない位置に前記遊星歯車機構がその自重で退避
する構成とされていることを特徴としている。
いずれか1に記載のサーマルプリンタに係り、前記モー
タを非励磁にしたとき、前記プラテンギヤが前記中継ギ
ヤに接触しない位置に前記遊星歯車機構がばねにより退
避する構成とされていることを特徴としている。
いずれか1に記載のサーマルプリンタに係り、前記ロア
ユニットの側部に揺動可能のロックレバーが設けられ、
該ロックレバーの上部に形成された係止溝に前記アッパ
ユニットに設けられた係止ピンが係止して前記アッパユ
ニットをロックするように構成されていることを特徴と
している。
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例であるサ
ーマルプリンタの正面図、図2及び図3は、各々図1の
左側面図及び右側面図である。この実施例のサーマルプ
リンタは、ロアユニット1と、アッパユニット2と、ロ
アユニット1の後部に設けられたロール紙ホルダ部3と
で大略構成されている。ロール紙ホルダ部3にロール紙
9がセットされる。
に取り付けられたモータ(通常はステッピングモータが
使用される)5と、ロアフレーム4の上部に配置され、
スプリング6で支えられたサーマルヘッド7と、サーマ
ルヘッド7の前方に設けられたカッタ8と、モータ5の
駆動軸5aに取り付けられた遊星歯車機構10とで概略
構成されている。ロアフレーム4の図1における右側部
には、ヒンジ23を介してロアフレーム4に揺動可能に
支持されたロックレバー24が設けられている。ロック
レバー24は、上部に係止溝24aが形成されると共
に、ばね25により図2の反時計回りに付勢されてい
る。
ンジ11を介して回動自在に支持されたチャンネル状の
アッパフレーム12と、このアッパフレーム12に回転
自在に支持された回転軸13に取り付けられたプラテン
14と、アッパフレーム12の外側において回転軸13
に固着されたプラテンギヤ15とで概略構成されてい
る。アッパフレーム12のプラテンギヤ15側の側部に
は突出片26が設けられ、この突出片26に係止ピン2
7が設けられている(図4参照)。
すもので、(a)はアッパユニット2を閉じた直後の非
印字時の状態、(b)は、モータを励磁した印字時の状
態を示している。遊星歯車機構10は、モータ5の駆動
軸5aに固着された駆動ギヤ17と、駆動軸5aに回転
自在に取り付けられたリンク16に軸18を介して支持
され、上記駆動ギヤ17に噛み合う第1の中継ギヤ19
と、リンク16に軸20を介して支持され、第1の中継
ギヤ19にに噛み合う第2の中継ギヤ21とよりなる。
モータ5の非励磁時には、駆動軸5aはフリーとなるた
め、リンク16は、図4(a)に示すように、遊星歯車
機構10自体の重力で時計回りに回転しようとし、スト
ッパ22で止められている。この位置では、アッパユニ
ット2をセットしたときプラテンギヤ15が第2の中継
ギヤ21から僅かに離れた非接触状態となっている。な
お、必要に応じて、引張ばね28により、リンク16を
図4の右方向に付勢してストッパ22に当てるようにし
てもよい。
作を説明する。用紙をサーマルヘッド14にセットする
場合は、アッパユニット2をヒンジ11を中心に回動さ
せ、図1の鎖線で示す位置に開放しておく。モータ5は
非励磁にしておくことにより、駆動軸5aはフリーの状
態となり、図4(a)に示すように、リンク16は重力
又は引張ばね28によりストッパ22に当たる状態にま
で退避せしめられている。この状態で、ロール紙9から
引き出した用紙9aをサーマルヘッド14上にセットす
る。
置に閉じる。このとき、係止ピン26がロック用レバー
24の係止溝24aに係止され、アッパユニット2はロ
ックされた状態となる。用紙9aはサーマルヘッド7と
プラテン14との間に挟まれた状態となる。この状態
で、モータ5に通電すると、図4(b)に示すように、
駆動軸5aは反時計回り(矢印a方向)に回転し、駆動
軸5aに固着されたリンク16も同じく反時計回り(矢
印e方向)に回転し、第2の中継ギヤ21がプラテンギ
ヤ15に噛み合う。このとき、第2の中継ギヤ21とプ
ラテンギヤ15との噛み合い時の衝撃を少なくするよう
に、退避位置での第2の中継ギヤ21とプラテンギヤ1
5間の距離はできるだけ小さい方が好ましい。さらに、
駆動軸5aの回転により駆動ギヤ17が反時計回り(矢
印a方向)に回転し、第1の中継ギヤ19は時計回り
(矢印b方向)、第2の中継ギヤ21は反時計回り(矢
印c方向)に各々回転、第2の中継ギヤ21に噛み合う
プラテンギヤ15は時計回り(矢印d方向)に回転す
る。プラテンギヤ15の回転はプラテン14に伝達さ
れ、印字及び用紙搬送が行われる。用紙9aはカッタ8
の下部を通過し、ガイドロール30から上部に搬送され
る。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、遊星歯車
機構10は駆動ギヤ17と第1の中継ギヤ19と第2の
中継ギヤ21の3個のギヤで構成しているが、1つの駆
動ギヤ(太陽ギヤ)17と、少なくとも1つの中継ギヤ
(遊星歯車)による遊星歯車機構であれば実施可能であ
り、中継ギヤの個数は限定されない。また、駆動ギヤ1
7、第1の中継ギヤ19、第1の中継ギヤ21が一直線
状の配置でなくてもよく、任意の曲線状に配置すること
ができる。
よれば、モータの駆動軸に、駆動ギヤと、該駆動ギヤに
噛み合い公転する中継ギヤとからなる遊星歯車機構を設
け、アッパユニットをロアユニット上に閉じてモータを
励磁したときプラテンギヤが中継ギヤに噛み合うように
構成したので、モータの非励磁のとき、即ちアッパユニ
ット開放時はプラテンギヤが遊星歯車機構が当たらない
任意の位置に退避させておき、モータに通電したときの
みプラテンギヤと噛み合うようにすることが可能とな
り、したがって、アッパユニットを閉じたときのギヤど
うしの衝突によるギヤの損傷を防止できると共に、中継
ギヤはプラテンギヤに円周方向から接触するため、確実
に噛み合い動力の伝達が可能となる。したがって、この
発明では、アッパユニットが用紙搬送方向に対して直交
する方向に開放するフルオープン横開閉構造のサーマル
プリンタの利点である小型化と共に、ギヤにかかる加重
を軽減し、長寿命で信頼性の高いサーマルプリンタを提
供できる。
正面図である。
あって、(a)はアッパユニットセット直後、(b)は
印字駆動時の状態を示している。
Claims (6)
- 【請求項1】 サーマルヘッドを有する印字部及び用紙
搬送用のモータを備えたロアユニットと、プラテンを有
するアッパユニットとを備え、該アッパユニットは用紙
搬送方向の側部に前記サーマルヘッドに対して横方向に
開閉自在に取り付けられたサーマルプリンタであって、 前記ロアユニットには、前記モータで駆動され、前記ア
ッパユニットを前記サーマルヘッド上にセットし前記モ
ータを励磁したとき前記アッパユニットのプラテンギヤ
と噛み合う該遊星歯車機構が設けられていることを特徴
とするサーマルプリンタ。 - 【請求項2】 前記プラテンの軸にはプラテンギヤが取
り付けられ、前記ロアユニットには、前記モータの駆動
軸に固着された駆動ギヤと、該駆動ギヤに噛み合い公転
する中継ギヤとからなる遊星歯車機構が設けられ、前記
アッパユニットを前記ロアユニット上にセットし前記モ
ータを励磁したとき前記中継ギヤが前記プラテンギヤに
噛み合うように構成されていることを特徴とする請求項
1記載のサーマルプリンタ。 - 【請求項3】 前記遊星歯車機構は、前記駆動ギヤを太
陽歯車とし、前記駆動軸に回転自在に取り付けられたリ
ンクに回転自在に取り付けられて前記駆動ギヤに噛み合
う第1の中継ギヤと、前記リンクに回転自在に取り付け
られて前記第1の中継ギヤに噛み合う第2の中継ギヤと
からなる遊星歯車機構であり、前記第2の中継ギヤに前
記プラテンギヤが噛み合うようになっていることを特徴
とする請求項1又は2記載のサーマルプリンタ。 - 【請求項4】 前記モータを非励磁にしたとき、前記プ
ラテンギヤが前記中継ギヤに接触しない位置に前記遊星
歯車機構がその自重で退避する構成とされていることを
特徴とする請求項1、2又は3記載のサーマルプリン
タ。 - 【請求項5】 前記モータを非励磁にしたとき、前記プ
ラテンギヤが前記中継ギヤに接触しない位置に前記遊星
歯車機構がばねにより退避する構成とされていることを
特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のサーマ
ルプリンタ。 - 【請求項6】 前記ロアユニットの側部に揺動可能のロ
ックレバーが設けられ、該ロックレバーの上部に形成さ
れた係止溝に前記アッパユニットに設けられた係止ピン
が係止して前記アッパユニットをロックするように構成
されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
1に記載のサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34682799A JP3341744B2 (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | サーマルプリンタ |
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JP34682799A JP3341744B2 (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | サーマルプリンタ |
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Family
ID=18386084
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34682799A Expired - Fee Related JP3341744B2 (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
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JP5927084B2 (ja) | 2012-08-28 | 2016-05-25 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
-
1999
- 1999-12-06 JP JP34682799A patent/JP3341744B2/ja not_active Expired - Fee Related
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