JP3341731B2 - 半導体素子用支持板、半導体装置及び半導体装置実装体 - Google Patents

半導体素子用支持板、半導体装置及び半導体装置実装体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子用支持
板、半導体装置及び半導体装置実装体に関する。特に本
発明は、電力用整流ダイオード等のペレット状の半導体
素子(半導体チップ)を搭載するための半導体素子用支
持板、この半導体素子用支持板の表面上に半導体素子が
搭載(1次実装)された構造からなる電力用半導体装
置、及びこの電力用半導体装置に外部放熱板を装着(2
次実装)した構造からなる半導体装置実装体に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来技術に係る電力
用ダイオードは、平面円盤形状で厚みのある支持板10
0と、この支持板100の表面側に形成された凹部10
1にマウントされた半導体素子(半導体チップ)110
と、この半導体チップ110上に取り付けられたリード
端子111と、凹部101に半導体チップ110を覆う
ように充填されたコーティング部材115とを備えて構
成されている。支持板100は、金属で形成され、半導
体チップ110の動作で発生する熱を外部に放出する放
熱板(ヒートシンク)として兼用されるとともに、半導
体チップ110に電源を供給する電源板としても兼用さ
れている。
【0003】この従来技術に係る電力用ダイオードは、
例えばオルタネータ用整流ダイオードである。1次実装
段階では、半導体チップ110は、凹部101の底面上
に半田、導電性接着剤等の接合層112を介在させて、
機械的、電気的、かつ熱的に接合される。リード端子1
11は、円盤形状のヘッダ部111Aと、ヘッダ部11
1A上から真上に延伸する棒状のリード部111Bとを
一体に形成したものである。このリード端子111のヘ
ッダ部111Aは半導体チップ110に接合層113を
介在させて機械的、かつ電気的に接続されている。リー
ド端子111は半導体チップ110に電源を供給するよ
うになっている。コーティング部材115には例えばポ
ッティング法で形成された樹脂が使用され、コーティン
グ部材115は外部環境から半導体チップ110を保護
することができる。
【0004】このように構成される1次実装体としての
ダイオードは、支持板100とは別部材で形成された外
部放熱板120に装着(2次実装)され、半導体装置実
装体(2次実装体)を構成するようになっている。半導
体チップ110の動作で発生する熱は支持板100に放
出され、さらにこの支持板100を通して外部放熱板1
20に熱が伝達され、この外部放熱板120から効率良
く熱を放出することができる。
【0005】ダイオードには、支持板100の側面10
2に沿って側面102と同一表面上(側面上)に放熱板
結合部103が設けられている。一方、外部放熱板12
0には支持板100の外径形状に対応した円形状の被結
合部(孔)121が設けられており、この被結合部12
1に支持板100の放熱板結合部103がはめ込まれる
ことにより、外部放熱板120にダイオードを装着(2
次実装)することができる。双方のはめ込みは、外部放
熱板120の被結合部(孔)121内に、矢印A方向に
支持板100を打ち込むことにより行われている。
【0006】図9には示していないが、支持板100の
外周部である放熱板結合部103には支持板100の厚
さ方向に沿って複数本の溝が予め形成されている。この
溝は、被結合部121内において放熱板結合部103の
滑りを良くしつつ、打ち込まれた際には潰れて被結合部
121と放熱板結合部103との間の密着性を向上でき
るようになっている。つまり、被結合部121と放熱板
結合部103との間を密着させることにより、双方の間
を機械的に強固に結合することができ、さらに高い熱伝
達効率が得られるように熱的に結合することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に係るダ
イオード及びその半導体装置実装体においては、以下の
点について配慮がなされていなかった。
【0008】支持板100の放熱板結合部103の外径
寸法は、外部放熱板120の被結合部121の内径寸法
と同等か、僅かに小さな寸法に設定されており、双方の
はめ込みの密着性が高められている。2次実装段階で
は、打ち込みにより放熱板結合部103が被結合部12
1に強制的にはめ込まれるので、外部放熱板120によ
り支持板100は締め付けられ、支持板100には矢印
Bに示すように水平方向に圧縮応力が働く。この圧縮応
力は凹部101の底面と半導体チップ100との接合界
面に応力歪みを発生させ、半導体チップ110の整流特
性の変化等の特性劣化を引き起こす原因になっていた。
このため、1次実装段階で、電気的特性の優れたダイオ
ードを製作しても、2次実装段階でダイオードの電気的
特性を劣化させてしまう可能性があった。
【0009】本発明者は、このような技術的課題を解決
するために、支持板100の凹部101の内壁に沿って
溝を形成し、この溝により応力緩和を試みた。しかしな
がら、凹部101の内部に溝が形成されるので、この溝
内にもコーティング部材115が充填されてしまい、溝
による充分な応力緩和を得ることができなかった。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものである。従って、本発明の目的は、2次実装段階
で発生する応力が半導体素子に及ばないような構造を有
した半導体素子用支持板を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、外部放熱板の装着
(2次実装)時に発生する応力の半導体素子への伝搬を
減少させ、この応力伝搬による半導体素子の特性劣化を
防止し、電気的信頼性を向上させた半導体装置(1次実
装体)を提供することである。
【0012】本発明の更に他の目的は、2次実装時に発
生する応力の半導体素子への伝搬が少なく、且つ高い放
熱効率を有した半導体装置実装体(2次実装体)を提供
することである。
【0013】本発明の更に他の目的は、2次実装工程を
容易且つ短時間で行うことができ、1次実装体に悪影響
を与えることのない半導体装置実装体を提供することで
ある。
【0014】本発明の更に他の目的は、2次実装工程の
歩留まりを向上させることができる半導体装置実装体を
提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、板状の半導体素子固着部
(第1本体部)と、この半導体素子固着部を取り囲み、
内部に半導体素子搭載用凹部を構成する外壁部と、平面
パターン上この外壁部の外側において、半導体素子固着
部に連続し、半導体素子固着部よりも薄い板状に形成さ
れ、且つその外周部を放熱板結合部とする周辺部(第2
本体部)と、平面パターン上、外壁部の外側の位置の周
辺部に形成された応力吸収部とを備えた半導体素子用支
持板であることである。この半導体素子用支持板に半導
体素子を搭載し、モールドすることにより1次実装レベ
ルの半導体装置が完成する。「放熱板結合部」とは、こ
の半導体装置を装着(2次実装)する外部放熱板を取り
付ける部位である。
【0016】本発明の第1の特徴によれば、1次実装体
としての半導体装置を外部放熱板に装着し、2次実装体
としての半導体装置実装体を構成したとき、半導体素子
用支持板に、応力吸収部が設けられているため、放熱板
結合部からの応力を半導体素子固着部と半導体素子との
接合界面に伝搬させないか、極力減少させることが出来
る。従って、2次実装時の応力伝搬に起因する半導体素
子の特性劣化を防止することができる。
【0017】本発明の第1の特徴に係る半導体素子用支
持板において、応力吸収部は、外壁部に沿って支持板の
周辺部の表面に、即ち、周辺部の表面から裏面側に向か
う方向を深さ方向とする溝で形成することが好ましい。
この溝の存在により、放熱板結合部からの応力伝搬を有
効に緩和し、半導体素子固着部と半導体素子との接合界
面に伝搬させないか、極力減少させることが出来る。こ
こで、応力吸収部の「溝」はU字溝、V字溝等を種々の
形状の溝を使用することができる。さらに、本発明の第
1の特徴に係る半導体素子用支持板において、支持板の
放熱板結合部には放熱板ガイド用傾斜面を備えることが
好ましい。放熱板ガイド用傾斜面を設けることにより、
外部放熱板の被結合部内に支持板の放熱板結合部をスム
ースに導くことが可能である。
【0018】また、半導体素子固着部(第1本体部)の
表面の水平レベル(高さ)よりも、周辺部(第2本体
部)の表面の水平レベル(高さ)が低くなるように、半
導体素子固着部(第1本体部)と周辺部(第2本体部)
とを連続して形成することが好ましい。例えば、第1本
体部の裏面と第2本体部の裏面とが同一平面レベルとな
るように、第1本体部と第2本体部とを一体として形成
すればよい。第1本体部の厚さよりも第2本体部の厚さ
が薄いので、裏面を同一平面レベルにすることにより、
第1本体部と半導体素子との接合界面のレベル(高さ)
が、第2本体部の表面のレベル(高さ)よりも上に位置
することになる。従って、仮に、応力吸収部が存在しな
いとしても、基本的に、外部放熱板を装着(2次実装)
時の応力は、第1本体部の表面近傍に伝搬しにくい構造
である。そして、このような第1本体部と第2本体部の
高さ(厚み)関係のもとで、応力吸収部を設けることに
より、2次実装時の応力は、さらに、第1本体部の表面
近傍に伝搬しにくい構造となる。従って、応力伝搬に起
因する半導体素子の特性劣化をより一層防止することが
できる。
【0019】本発明の第2の特徴は、少なくとも第1及
び第2の主電極領域を有する半導体素子と、この半導体
素子を搭載した半導体素子用支持板と、この半導体素子
に接続されたリード端子と、このリード端子の一部及び
半導体素子を覆うコーティング部材とから構成される1
次実装レベルの半導体装置であることである。「半導体
素子用支持板」は、上記の本発明の第1の特徴に係る半
導体素子用支持板と同様な構成である。即ち、本発明の
第2の特徴に係る半導体装置を構成している半導体素子
用支持板は、板状の半導体素子固着部(第1本体部)
と、この半導体素子固着部を取り囲み、内部に半導体素
子搭載用凹部を構成する外壁部と、平面パターン上、こ
の外壁部の外側に半導体素子固着部に連続して形成さ
れ、半導体素子固着部よりも厚みの薄い板状で、且つそ
の外周部を放熱板結合部とする周辺部(第2本体部)
と、平面パターン上、外壁部の外側で、外壁部に沿って
周辺部の表面に形成された応力吸収部とを備えている。
半導体素子固着部は、半導体素子の第1の主電極領域と
第1の接合層を介して接続されている。リード端子は、
半導体素子の第2の主電極領域と第2の接合層を介して
接続されている。コーティング部材は、半導体素子搭載
用凹部の内部において、リード端子の一部及び半導体素
子を覆うように設けられている。ここで、「第1主電極
領域」とは、整流用ダイオードにおいては、アノード領
域又はカソード領域のいずれか一方を意味する。一方、
「第2の主電極領域」とは、整流用ダイオードにおいて
は、上記第1の主電極領域とはならないカソード領域又
はアノード領域のいずれか一方を意味する。すなわち、
第1の主電極領域が、アノード領域であれば、第2の主
電極領域はカソード領域であり、第1の主電極領域がカ
ソード領域であれば、第2の主電極領域はアノード領域
である。
【0020】さらに、第1及び第2の主電極領域に加え
て制御電極を設け、IGBTやパワーMOSFET等のパワーIGFE
T等の3端子デバイスを本発明の半導体素子とすること
が可能である。この場合は、「第1主電極領域」とは、
IGBTにおいてエミッタ領域又はコレクタ領域のいずれか
一方、パワーIGFETにおいてはソース領域又はドレイン
領域のいずれか一方を意味する。「第2の主電極領域」
とは、IGBTにおいては上記第1の主電極領域とはならな
いエミッタ領域又はコレクタ領域のいずれか一方、パワ
ーIGFETにおいては上記第1の主電極領域とはならない
ソース領域又はドレイン領域のいずれか一方を意味す
る。すなわち、第1の主電極領域が、エミッタ領域であ
れば、第2の主電極領域はコレクタ領域であり、第1の
主電極領域がソース領域であれば、第2の主電極領域は
ドレイン領域である。そして、制御電極として、IGBT及
びパワーIGFETのゲート電極が必要になる。従って、3
端子デバイスの場合は、本発明の第2の特徴に係る半導
体装置には、更に、制御電極用リード端子が加わること
は勿論である。
【0021】より具体的には、半導体素子の第1の主電
極領域と第1の接合層との間、及び第2の主電極領域と
第2の接合層との間には、それぞれ金属層からなる第1
の主電極層及び第2の主電極層が更に、挿入されてもか
まわない。
【0022】「放熱板結合部」とは、本発明の第1の特
徴において説明したように、本発明の第2の特徴に係る
半導体装置を装着(2次実装)する外部放熱板を取り付
ける部位である。本発明の第2の特徴によれば、半導体
装置を外部放熱板に装着し、2次実装レベルの半導体装
置実装体を構成したとき、半導体素子用支持板に、応力
吸収部が設けられているため、放熱板結合部からの応力
を半導体素子固着部と半導体素子との接合界面に伝搬さ
せないか、極力減少させることが出来る。従って、応力
伝搬に起因する半導体素子の特性劣化を防止することが
でき、電気的信頼性の高い半導体装置を実現することが
できる。
【0023】本発明の第2の特徴に係る半導体装置にお
いて、応力吸収部は、外壁部に沿って支持板の周辺部の
表面に形成した溝とすればよい。この溝の存在により、
放熱板結合部からの応力伝搬を有効に緩和し、半導体素
子固着部と半導体素子との接合界面に伝搬させないか、
極力減少させることが出来る。ここで、応力吸収部の
「溝」はU字溝、V字溝等を種々の形状の溝を使用する
ことができる。さらに、本発明の第1の特徴において説
明したように、半導体素子用支持板の支持板の放熱板結
合部には放熱板ガイド用傾斜面を備えることが好まし
い。放熱板ガイド用傾斜面を設けることにより、外部放
熱板の被結合部内に支持板の放熱板結合部をスムースに
導くことが可能である。
【0024】さらに、本発明の第1の特徴で説明したよ
うに、半導体素子固着部(第1本体部)の表面の水平レ
ベルよりも、周辺部(第2本体部)の表面の水平レベル
が低くなるように、半導体素子固着部(第1本体部)と
周辺部(第2本体部)とを連続して形成することが好ま
しい。2次実装時の応力は、さらに、第1本体部の表面
近傍に伝搬しにくい構造となるからである。従って、応
力伝搬に起因する半導体素子の特性劣化をより一層防止
することができ、電気的信頼性の高い半導体装置を実現
することができる。
【0025】本発明の第3の特徴は、上記の本発明の第
2の特徴に係る半導体装置(1次実装体)と、この半導
体装置の放熱板結合部の外側で、放熱板結合部をはめ込
んで配置された外部放熱板とからなる2次実装体として
の半導体装置実装体であることである。即ち、本発明の
第2の特徴に係る半導体装置実装体は、少なくとも第1
及び第2の主電極領域を有する半導体素子と、第1の主
電極領域と第1の接合層を介して接続された板状の半導
体素子固着部(第1本体部)と、この半導体素子固着部
を取り囲み、内部に半導体素子搭載用凹部を構成する外
壁部と、平面パターン上、この外壁部の外側に半導体素
子固着部に連続して形成され、半導体素子固着部よりも
厚みの薄い板状で、且つその外周部を放熱板結合部とす
る周辺部(第2本体部)と、平面パターン上、外壁部の
外側で、外壁部に沿って周辺部の表面に形成された応力
吸収部とを備えた半導体素子用支持板と、第2の主電極
領域と第2の接合層を介して接続されたリード端子と、
半導体素子搭載用凹部の内部において、リード端子の一
部及び半導体素子を覆うコーティング部材と、放熱板結
合部の外側で、放熱板結合部をはめ込んで配置された外
部放熱板とを備えている。
【0026】本発明の第3の特徴に係る半導体装置実装
体においては、半導体装置(1次実装体)の半導体素子
固着部と放熱板結合部との間に応力吸収部を配設してい
るので、2次実装工程時に、外部放熱板に放熱板結合部
をはめ込むことで発生する応力伝搬を応力吸収部で緩和
し、半導体素子に応力が伝搬されることを防止すること
ができる。従って、応力伝搬に起因する半導体素子の特
性劣化を防止することができるので、電気的信頼性の高
い半導体装置実装体(2次実装体)を実現することがで
き、さらに外部放熱板を備えているので、高い放熱効率
を有する半導体装置実装体(2次実装体)を構成するこ
とができる。
【0027】さらに、本発明の第1の特徴で説明したよ
うに、第1本体部の表面のレベル(高さ)が、第2本体
部の表面のレベル(高さ)よりも上に位置するように構
成すれば、2次実装時の応力は、さらに、第1本体部の
表面近傍に伝搬しにくい構造となる。従って、応力伝搬
に起因する半導体素子の特性劣化をより一層防止するこ
とができ、電気的信頼性の高い半導体装置実装体(2次
実装体)を実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
第1の実施の形態及びその変形例を説明する。以下の図
面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類
似の符号を付している。ただし、図面は模式的なもので
あり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は
現実のものとは異なることに留意すべきである。したが
って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断
すべきものである。また図面相互間においても互いの寸
法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもち
ろんである。
【0029】(第1の実施の形態)図1及び図2に示す
ように、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置実
装体2は1個又は複数個の半導体装置(1次実装体)1
を外部放熱板40に装着(2次実装)することにより組
み立てられている(図1は、図2の平面図のF1−F1
切断線で切った断面図である。)。
【0030】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装
置1は、少なくとも第1及び第2の主電極領域を有する
半導体素子20と、この半導体素子20を搭載した半導
体素子用支持板(以下において、単に「支持板」と略記
する。)10と、半導体素子20に接続されたリード端
子21と、このリード端子21の一部及び半導体素子2
0を覆うコーティング部材30とから構成される1次実
装レベルの半導体装置であることである。リード端子2
1は、半導体素子20の第2の主電極領域と第2の接合
層26を介して接続されている。そして、本発明の第1
の実施の形態に係る半導体素子20として、整流ダイオ
ードのペレット(シリコン単結晶チップ)が、一例とし
て用いられている。
【0031】支持板10は、半導体素子(ペレット)2
0を搭載するための板状の半導体素子固着部(第1本体
部)と、この半導体素子固着部を取り囲み、内部に半導
体素子搭載用凹部11を構成する外壁部12と、平面パ
ターン上、この外壁部12の外側に半導体素子固着部に
連続して形成され、半導体素子固着部よりも厚みの薄い
板状で、且つその外周部を放熱板結合部13とする周辺
部(第2本体部)と、平面パターン上、外壁部12の外
側の位置で、外壁部12に沿って周辺部の表面に形成さ
れた応力吸収部16とを備えている。例えば、半導体素
子固着部(第1本体部)の厚さは5mm乃至7mm程
度、周辺部(第2本体部)の厚さは3mm乃至5mm程
度に選定すればよい。半導体素子固着部は、半導体素子
(ペレット)20の第1の主電極領域と第1の接合層2
5を介して接続されている。コーティング部材30は、
半導体素子搭載用凹部の内部において、リード端子21
の一部及び半導体素子20を覆うように設けられてい
る。
【0032】支持板10は、全体としては円盤形状で形
成されており、この支持板10の中央部の第1本体部
(半導体素子固着部)は肉厚で、この周辺の第2本体部
(周辺部)は肉薄となるような段差部を有している。支
持板10の周辺部(第2本体部)の表面のレベル(高
さ)は、半導体素子搭載用凹部11の底面、即ち、支持
板10と半導体素子20との接合界面よりも支持板10
の裏面側にずれたレベルに位置している。放熱板結合部
13はこの支持板10の周辺部の側面に配設されてい
る。すなわち、放熱板結合部13と半導体素子20の搭
載位置(半導体素子固着部の表面側)との間の離間距離
が充分に長く確保され、外部放熱板40に放熱板結合部
13をはめ込んだ時に発生する応力が放熱板結合部13
から半導体素子固着部の表面側に伝搬されにくい構造を
構成している。
【0033】図3(A)は本発明の第1の実施の形態に
係る半導体装置の外部放熱板40の装着(2次実装)前
の要部拡大断面図、図3(B)は外部放熱板40の装着
(2次実装)後の要部拡大断面図である。図3(A)に
示すように、支持板10の放熱板結合部13には支持板
10の厚さ方向に向かって複数の凹凸部130が形成さ
れている。凹凸部130は、図3(B)に示すように、
2次実装後には、外部放熱板40の被結合部41で押し
潰されるようになっており、外部放熱板40の被結合部
41と支持板10の放熱板結合部13との間の隙間を埋
めて双方の間の密着性を高めることができる。つまり、
凹凸部130は、支持板10と外部放熱板40との間を
機械的、電気的かつ熱的に良好に結合させることができ
る。この凹凸部130は例えば支持板10の円周上の全
域に、又は円周上に間欠的に延在する溝で形成すること
ができる。また、凹凸部130は支持板10の厚さ方向
に延在する溝で形成することもできる。
【0034】放熱板結合部13の上側には、角部を切り
落としたような形状の放熱板ガイド用傾斜面14が配設
されている。放熱板結合部13の上側とは、外部放熱板
40の被結合部41に挿入される側である。放熱板ガイ
ド用傾斜面14は、2次実装時に、外部放熱板40の被
結合部41内に支持板10の放熱板結合部13がスムー
スに導かれるようにするための傾斜面であり、単なる面
取りとは異なり、このような単なる面取りに比べて放熱
板ガイド用傾斜面14の傾斜面の長さは長く設定されて
いる。この放熱板ガイド用傾斜面14の傾斜面の放熱板
結合部13に対する傾斜角度θは30〜60度の範囲を使用
することができる。
【0035】放熱板結合部13の下側、詳細には支持板
10の裏面縁部(外周部)には放熱板ストッパ15が配
設されている。この放熱板ストッパ15は、支持板10
の裏面側に外部放熱板40が抜けないようにするための
外周部に設けられた凸部である。放熱板ストッパ15
は、基本的には支持板10の外周部の少なくとも一カ所
に配設されていればよいが、第1の実施の形態において
は支持板10の円周上(外周部)の全域に配設されてい
る。また、放熱板ストッパ15は支持板10の外周部に
間欠的に配設させることができる。
【0036】応力吸収部16は、支持板10の外壁部1
2と放熱板結合部13との間において、支持板10の肉
薄の周辺部の表面から裏面に向かって掘り下げたような
断面U字溝で形成されている。このU字溝の深さは、例
えば、0.5mm乃至3mm程度に選定し、U字溝の幅
は、例えば、0.5mm乃至2mm程度にすればよい。
そして、このU字溝内部は基本的には空間で空気(又は
所定のガス雰囲気中で使用される場合にはそのガス)が
存在するだけで、U字溝内部には樹脂や金属等の充填材
は充填されていない。応力吸収部16は、連続的に形成
されており、応力吸収部16の底面(U字溝底面)の高
さは外部放熱板40の表面と裏面との間のほぼ中間部分
のレベルに位置するようになっている。このように応力
吸収部16を設けることにより、外部放熱板40の被結
合部41に支持板10の放熱板結合部13を打ち込み、
かつはめ込んだ時に放熱板結合部13部分が変形しやす
くなる。このため、放熱板結合部13に発生した応力
は、支持板10の中央部(半導体素子固着部)に伝搬さ
せないか、或いは応力の伝搬が減少する。なお、応力吸
収部16は、支持板10の円周に沿って間欠的に配設し
てもよい。
【0037】厚肉の第1本体部(半導体素子固着部)、
薄肉の第2本体部(周辺部)、外壁部12、放熱板結合
部13、放熱板ストッパ15、応力吸収部16等は一体
的に形成されており、これらで支持板10が構成されて
いる。支持板10は、半導体素子20を搭載する基板と
しての機能の他に、半導体素子20に電源を供給する電
源板、半導体素子20の動作で発生する熱を外部に放出
する放熱板(ヒートシンク)としての機能を備えてい
る。支持板10には、熱伝導性、電気電導性、耐腐食性
等に優れた銅(Cu)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、モリブ
デン(Mo)、タングステン(W)等の純金属を使用可能であ
る。或いは、インバー、コバール等の合金、さらにはこ
れらをクラッド材料とする複合材料等を支持板10に使
用することができる。
【0038】半導体素子(ペレット)20の内部構造の
図示は省略しているが、例えば、ペレット20の表面側
に第2の主電極領域としてのカソード領域(n型半導体
領域)、裏面側に第1の主電極領域としてのアノード領
域(p型半導体領域)が配置されている。また、高耐圧
を確保するためにペレットの側面には傾斜面からなる、
いわゆるベベル構造が構成されている。なお、これとは
逆向きに、第1の主電極領域としてのカソード領域、第
2の主電極領域としてのアノード領域を備える構成とし
てもかまわない。ペレットの裏面には図示しないが金属
層からなるアノード電極(第1の主電極層)が配設され
ており、このアノード電極が第1の接合層25を介在さ
せて支持板10の表面の中央部に接合されている。第1
の接合層25には、例えばPb/Sn,Ag/Sn系等の半田、導
電性接着剤等を使用することができる。
【0039】ペレットの表面には図示しないが、金属層
からなるカソード電極(第2の主電極層)が配設されて
おり、このカソード電極には第2の接合層26を介在さ
せてリード端子21が接合されている。リード端子21
は、カソード電極に接続される側で、円盤形状を有する
ヘッダ部21Hと、このヘッダ部21Hと一体に形成さ
れた棒形状のリード部21Pとを備えている。リード部
21Pは外部機器に接続されるようになっている。リー
ド端子21は例えば銅(Cu)、アルミニウム(Al)、インバ
ー、コバール等の電気導電性に優れた材料で実用的に形
成することができる。第2の接合層26は、例えば第1
の接合層25と同様に半田、導電性接着剤等を使用する
ことができる。
【0040】コーティング部材30は、半導体素子搭載
用凹部11の内部において、少なくともリード端子21
のヘッダ部21Hが埋め込まれるように充填されてい
る。コーティング部材30は少なくとも半導体素子20
を外部環境から保護するために形成されており、このコ
ーティング部材30には例えばポッティング法で形成さ
れたポリイミド系樹脂等を使用することができる。
【0041】半導体装置実装体2は、このように構成さ
れる半導体装置(1次実装体)1を外部放熱板40に装
着(2次実装)して構成されている。即ち、外部放熱板
40の被結合部41に支持板10の放熱板結合部13を
打ち込み、かつはめ込むことにより組み立てられてい
る。外部放熱板40は平面形状が方形状の板材で形成さ
れている。被結合部41は、支持板10の放熱板結合部
13の外径寸法と同等か、又は僅かに小さい外径の貫通
穴(開口形状は支持板10と同様な円形状)で形成され
ている。外部放熱板40は、熱伝導性の良好な、例えば
銅(Cu)、アルミニウム(Al)、インバー、コバール等の金
属材料で形成することができる。また、特に電気伝導性
が必要ない場合には、外部放熱板40として、窒化アル
ミニウム(AlN)、アルミナ(AlO)等のセラミックス材
料、或いは、Al−アルマイト−エポキシ樹脂−銅箔等か
らなる多層構造材料等を使用することができる。
【0042】次に、半導体装置実装体2の組立方法を簡
単に説明する。
【0043】(イ)まず、所定の前工程により半導体素
子(ペレット)を製造する。そして、図1に示すよう
に、支持板10の半導体素子搭載用凹部11の底面上に
第1の接合層25を介在させて半導体素子20をマウン
トし、さらに半導体素子20上に第2の接合層26を介
在させてリード端子21を取り付け、そして半導体素子
20及びリード端子21のヘッダ部21Hを覆うように
コーティング部材30を半導体素子搭載用凹部11内に
充填し、1次実装工程を実施し、半導体装置(1次実装
体)1を完成する。
【0044】(ロ)一方、別途、外部放熱板40を準備
する。外部放熱板40は被結合部41を形成しておく。
被結合部41は例えばエッチング法や機械的な打ち抜き
加工で形成することができる。
【0045】(ハ)前述の図3(A)に示すように、外
部放熱板40の孔(被結合部)41内に半導体装置(1
次実装体)1の支持板10の放熱板結合部13を挿入す
る。ここで、放熱板結合部13の上部には放熱板ガイド
用傾斜面14が形成されているので、放熱板ガイド用傾
斜面14に導かれて被結合部41内にスムースに放熱板
結合部13を挿入することができる。
【0046】(ニ)引き続き、被結合部41の周囲近傍
において外部放熱板40の表面を軽く叩き、被結合部4
1内部に放熱板結合部13を打ち込み、かつはめ込んで
行く。外部放熱板40の裏面が放熱板結合部13の下部
の放熱板ストッパ15に当接した段階で、図3(B)に
示すように、被結合部41と放熱板結合部13とのはめ
込み、すなわち外部放熱板40への半導体装置1の装着
(2次実装)が完了する。ここで、被結合部41内部に
放熱板結合部13を打ち込んで行くと、放熱板結合部1
3に予め形成されていた凹凸部130が潰れ、被結合部
41と放熱板結合部13との間の密着性を向上すること
ができる。つまり、被結合部41と放熱板結合部13と
の間を機械的、電気的かつ熱的に良好に結合されること
ができる。
【0047】このような一連の工程を行うことにより、
前述の図1及び図2に示す半導体装置実装体(2次実装
体)2を組み立てることができる。
【0048】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係る半導体装置(1次実装体)1においては、
支持板10の中央部(半導体素子固着部)と放熱板結合
部13との間に応力吸収部16を配設しているので、放
熱板結合部13からの応力伝搬を応力吸収部16で緩和
し、支持板10の中央部(半導体素子固着部)と半導体
素子20との接合界面に応力歪み等が発生することを防
止することができる。従って、応力伝搬に起因する半導
体素子20の特性劣化を防止することができるので、電
気的信頼性の高い半導体装置1を実現することができ
る。さらに、この半導体装置(1次実装体)1に外部放
熱板40を備えることにより、高い放熱効率を有する半
導体装置実装体(2次実装体)2を構成することができ
る。
【0049】さらに、支持板10の中央部(半導体素子
固着部)を肉厚形状に形成しているので、この部分の熱
抵抗を減少することができ、半導体素子20の動作で発
生する熱を即座に外部に放出することができる。しか
も、支持板10の中央部(半導体素子固着部)が肉厚で
形成されているので、この部分の変形を抑制し、この部
分に伝搬される放熱板結合部13からの応力を減衰させ
ることができる。従って、応力伝搬に起因する半導体素
子20の特性劣化をより一層防止することができるの
で、電気的信頼性の高い半導体装置1及び半導体装置実
装体2を実現することができる。
【0050】さらに、支持板10の周辺部を肉薄形状に
形成し、この部分に放熱板結合部13及び応力吸収部1
6を備えているので、この部分において機械的な変形量
を大きくして放熱板結合部13で発生する応力伝搬の大
半を緩和することができる。従って、応力伝搬に起因す
る半導体素子20の特性劣化をより一層防止することが
できるので、電気的信頼性の高い半導体装置1及び半導
体装置実装体2を実現することができる。
【0051】さらに、支持板10の中央部(半導体素子
固着部)と半導体素子20との接合界面の水平レベル
(高さ)よりも低い位置、即ち、支持板10の裏面方向
に下がったレベルになるように外部放熱板40の表面の
水平レベルを選定して、装着(2次実装)している。こ
のため、半導体素子固着部と半導体素子20との接合界
面と外部放熱板40との間の離間距離を稼ぐことがで
き、放熱板結合部13から接合界面に伝搬される応力を
減衰させることができる。従って、応力伝搬に起因する
半導体素子20の特性劣化をより一層防止することがで
きるので、電気的信頼性の高い半導体装置1及び半導体
装置実装体2を実現することができる。
【0052】さらに、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体装置実装体2においては、半導体装置1の支持板
10に放熱板ガイド用傾斜面14、放熱板ストッパ15
のそれぞれを備えているので、外部放熱板40への半導
体装置1の装着を簡易に行うことができ、2次実装工程
を容易にすることができる。この結果、2次実装工程に
おける半導体装置1の電気的特性の劣化を防止し、2次
実装工程の歩留まりを向上させることができる。
【0053】(第1の実施の形態の変形例)図4乃至図
8は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置1の
支持板10の応力吸収部16の変形例を説明するもので
ある。
【0054】第1の変形例:図4に示す半導体装置1の
支持板10には、断面V字溝で形成された応力吸収部1
61が配設されている。この応力吸収部161はV字溝
の内側(支持板10の中心側)の一方の内壁を外壁部1
2と同一表面になるように形成している。このように構
成される半導体装置1においては、V字溝の頂部161
aにおける応力集中を大きくすることができ、放熱板結
合部13に発生する応力の緩和効率を向上させることが
できる。
【0055】第2の変形例:図5に示す半導体装置1の
支持板10には、図4に示す半導体装置1の支持板10
と同様に、断面V字溝で形成された応力吸収部162が
配設されている。この応力吸収部162はV字溝の外側
(支持板10の外周側)の他方の内壁を放熱板結合部1
3とほぼ平行になるように形成している。このように構
成される半導体装置1においては、図4に示す半導体装
置1と同様に、V字溝の頂部162aにおける応力集中
を大きくすることができ、応力の緩和効率を向上させる
ことができる。
【0056】第3の変形例:図6に示す半導体装置1の
支持板10には、図4、図5に示すそれぞれの半導体装
置1の支持板10と同様に、断面V字溝で形成された応
力吸収部163が配設されている。この応力吸収部16
3は、V字溝の一方の内壁、他方の内壁のそれぞれが同
等の角度の傾斜面で形成されており、文字通りV字に最
も近い断面形状で形成されている。このように構成され
る半導体装置1においては、図4、図5にそれぞれ示す
半導体装置1と同様に、V字溝の頂部163aにおける
応力集中を大きくすることができ、放熱板結合部13に
発生する応力の緩和効率を向上させることができる。
【0057】第4の変形例:図7に示す半導体装置1の
支持板10には、図1に示す半導体装置1の支持板10
と同様に、断面U字溝で形成された応力吸収部164が
配設されている。この応力吸収部164は、U字溝の底
面に湾曲を有し、文字通りU字に最も近い断面形状で形
成されている。このように構成される半導体装置1にお
いては、図1に示す半導体装置1と同様に、放熱板結合
部13に発生する応力を充分に緩和することができる。
【0058】第5の変形例:図8に示す半導体装置1の
支持板10は、前述の図1に示す半導体装置1の支持板
10と同様な構造を備えているが、支持板10の表面の
中央部と、この中央部を取り囲む筒状の別部材の外壁部
(ダム)18とで半導体素子搭載用凹部17を形成して
いる。応力吸収部165は、図1に示す半導体装置1の
応力吸収部16の溝幅に比べて、さらには外壁部18の
厚さに比べて大きな溝幅を有する断面U字溝(底面は平
坦)で形成されている。外壁部18の底面は応力吸収部
165のU字溝底面に当接するようになっている。図1
に示した半導体装置1で得られる効果と同様の効果を得
ることができ、さらに溝幅が大きい断面U字溝の応力吸
収部165を備えているので、外部放熱板40に装着さ
れ半導体装置実装体2を構成することにより放熱板結合
部13に発生する応力を充分に緩和することができる。
さらには、支持板10の中央部(半導体素子固着部)と
半導体素子20との接合界面と、放熱板結合部13との
間の離間距離をより一層稼ぐことができるので、放熱板
結合部13から双方の接合界面に伝搬される応力をより
一層減衰させることができる。
【0059】(その他の実施の形態)本発明は上記第1
の実施の形態及びその変形例によって記載したが、この
開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するも
のであると理解すべきではない。この開示から当業者に
は様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らか
となろう。
【0060】例えば、上記第1の実施の形態及びその変
形例においては、半導体素子20には整流用ダイオード
が使用された場合について説明したが、これは単なる例
示に過ぎない。本発明においては、「半導体素子」とし
ては、整流用ダイオード以外に、パワーバイポーラトラ
ンジスタ(BJT)、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
(IGBT)、パワーMOSFET、ゲートターンオフ(GTO)サイリ
スタ、電力用静電誘導トランジスタ(SIT)、静電誘導サ
イリスタ(SIサイリスタ)等種々の電力用半導体素子が
適用可能である。また、エミッタ・スイッチド・サイリ
スタ(EST)等のMOS複合デバイスを、本発明の「半導体素
子」として適用してもかまわない。これら、3端子デバ
イスにおいては、上記第1の実施の形態及びその変形例
において記載した構成に、更に、制御電極用リード端子
が加わることは勿論である。又、ダブルゲート型SIサイ
リスタやダブルゲート型IGBTではさらに、第2の制御電
極用リード端子を加えればよい。
【0061】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従っ
て、本発明の技術的範囲は上記の妥当な特許請求の範囲
に係る発明特定事項によってのみ定められるものであ
る。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、2次実装段階で発生す
る応力が半導体素子(半導体チップ)に及ばないような
構造を有した半導体素子用支持板を提供することができ
る。
【0063】本発明によれば、外部放熱板を装着する2
次実装段階で発生する応力の半導体素子への伝搬を減少
させた半導体装置(1次実装体)を提供することができ
る。
【0064】さらに、本発明によれば、この応力伝搬に
よる半導体素子の特性劣化が有効に防止され、電気的信
頼性の高い半導体装置を提供することができる。
【0065】さらに、本発明によれば、高い放熱効率を
有し、且つ半導体素子への応力伝搬を緩和した半導体装
置実装体(2次実装体)を提供することができる。
【0066】さらに、本発明によれば、組立工程(2次
実装工程)を容易且つ短時間で行い、1次実装体に悪影
響を与えることのない半導体装置実装体を提供すること
ができる。
【0067】さらに、本発明によれば、2次実装工程の
歩留まりの高い半導体装置実装体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置実
装体の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置実
装体の平面図である。
【図3】図3(A)は、本発明の第1の実施の形態に係
る半導体装置を外部放熱板に装着する前の要部拡大断面
図、図3(B)は外部放熱板へ装着後の要部拡大断面図
である。
【図4】第1の実施の形態の第1の変形例に係る半導体
装置実装体の断面図である。
【図5】第1の実施の形態の第2の変形例に係る半導体
装置実装体の断面図である。
【図6】第1の実施の形態の第3の変形例に係る半導体
装置実装体の断面図である。
【図7】第1の実施の形態の第4の変形例に係る半導体
装置実装体の断面図である。
【図8】第1の実施の形態の第5の変形例に係る半導体
装置実装体の断面図である。
【図9】従来技術に係る半導体装置実装体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 半導体装置実装体 10 支持板 11、17 半導体素子搭載用凹部 12、18 外壁部 13 放熱板結合部 14 放熱板ガイド用傾斜面 15 放熱板ストッパ 16、161〜165 応力吸収部 20 半導体素子 21 リード端子 21H ヘッダ部 21P リード部 25 第1の接合層 26 第2の接合層 30 コーティング部材 40 外部放熱板 41 被結合部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する第1及び第2表面を有す
    板状の半導体素子固着部と、前記第1表面を 取り囲み、内部にコーティング部材を選
    択的に充填する半導体素子搭載用凹部を構成するよう
    に、前記第1表面に連続し、且つ前記第1表面に対して
    垂直方向に延びる外壁部と、前記第2表面と同一水平レベルで、前記第2表面に連続
    した裏面と、前記第1表面より前記第2表面側にずれた
    水平レベルの表面を有し、前記 外壁部の底部の外側を
    平方向において取り囲み、且つその外周部を、前記表面
    より前記裏面側にずれた水平レベルに位置する上面及び
    前記裏面より前記表面側にずれた水平レベルに位置する
    下面を有する放熱板に結合する放熱板結合部とする板状
    周辺部と、 前記外壁部の底部の外側の前記周辺部の前記表面に形成
    れ、前記放熱板結合部からの応力が前記第1表面に伝
    搬するのを抑制する応力吸収部とを備えたことを特徴と
    する半導体素子用支持板。
  2. 【請求項2】 前記応力吸収部は、前記外壁部の底部に
    沿って配置され、前記表面と前記裏面との中間に位置す
    る水平レベルの底面を有する溝部であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体素子用支持板。
  3. 【請求項3】 前記放熱板結合部となる前記周辺部の端
    面と前記表面との間に、放熱板ガイド用傾斜面をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体素
    子用支持板。
  4. 【請求項4】 少なくとも第1及び第2の主電極領域を
    有する半導体素子と、 前記第1の主電極領域と第1の接合層を介して接続され
    た板状の半導体素子固着部と、該半導体素子固着部を取
    り囲み、内部に半導体素子搭載用凹部を構成する外壁部
    と、前記半導体素子搭載用凹部の内部においてのみ前記
    半導体素子を覆うコーティング部材と、前記外壁部の底
    部の外側において、前記半導体素子固着部よりも薄い板
    状に形成され、且つその外周部を放熱板結合部とする周
    辺部と、前記外壁部の底部の外側で、前記外壁部に沿っ
    て前記周辺部の表面に形成された空洞の溝部からなる
    力吸収部とを備えた半導体素子用支持板と、 前記第2の主電極領域と第2の接合層を介して接続され
    たリード端子と、 前記半導体素子搭載用凹部の内部において、前記リード
    端子の一部及び前記半導体素子を覆うコーティング部材
    とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体素子固着部は、前記半導体素
    子搭載用凹部の底部となる第1表面と、該第1表面に対
    向した第2表面を有し、前記周辺部は、前記第2表面と
    同一水平レベルで、前記第2表面に連続した裏面と、前
    記第1表面より前記第2表面側にずれた水平レベルの表
    面を有し、前記外壁部の底部の外側を水平方向において
    取り囲んでいることを特徴とする請求項4記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 前記応力吸収部は、前記外壁部の底部に
    沿って配置され、前記表面と前記裏面との中間に位置す
    る水平レベルの底面を有する溝部であることを特徴とす
    る請求項4又は5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記放熱板結合部となる前記周辺部の端
    面と前記表面との間に、放熱板ガイド用傾斜面をさらに
    備えたことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記
    載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも第1及び第2の主電極領域を
    有する半導体素子と、 前記第1の主電極領域と第1の接合層を介して接続され
    た板状の半導体素子固着部と、該半導体素子固着部を取
    り囲み、内部に半導体素子搭載用凹部を構成する外壁部
    と、該外壁部の底部の外側において、前記半導体素子固
    着部よりも薄い板状に形成され、且つその外周部を放熱
    板結合部とする周辺部と、前記外壁部の底部の外側で、
    前記外壁部の底部に沿って前記周辺部の表面に形成され
    空洞の溝部からなる応力吸収部とを備えた半導体素子
    用支持板と、 前記第2の主電極領域と第2の接合層を介して接続され
    たリード端子と、 前記半導体素子搭載用凹部の内部においてのみ、前記リ
    ード端子の一部及び前記半導体素子を覆うコーティング
    部材と、 前記放熱板結合部の外側で、前記放熱板結合部をはめ込
    んで配置された外部放熱板とを備えたことを特徴とする
    半導体装置実装体。
  9. 【請求項9】 前記半導体素子固着部は、前記半導体素
    子搭載用凹部の底部となる第1表面と、該第1表面に対
    向した第2表面を有し、前記周辺部は、前記第2表面と
    同一水平レベルで、前記第2表面に連続した裏面と、前
    記第1表面より前記第2表面側にずれた水平レベルの表
    面を有し、前記外壁部の底部の外側を水平方向において
    取り囲んでいることを特徴とする請求項8記載の半導体
    装置実装体。
  10. 【請求項10】 前記外部放熱板の上面は、前記周辺部
    の表面より前記裏面側にずれた水平レベルに位置し、前
    記外部放熱板の下面は、前記周辺部の裏面より前記表面
    側にずれた水平レベルに位置することを特徴とする請求
    項9記載の半導体装置実装体。
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