JP3341133B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

Info

Publication number
JP3341133B2
JP3341133B2 JP13213694A JP13213694A JP3341133B2 JP 3341133 B2 JP3341133 B2 JP 3341133B2 JP 13213694 A JP13213694 A JP 13213694A JP 13213694 A JP13213694 A JP 13213694A JP 3341133 B2 JP3341133 B2 JP 3341133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
processing
solid processing
processing agent
replenishment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13213694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07333803A (ja
Inventor
隆二 上杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP13213694A priority Critical patent/JP3341133B2/ja
Publication of JPH07333803A publication Critical patent/JPH07333803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3341133B2 publication Critical patent/JP3341133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料処理装置に係わ
り、更に詳しくは粉体,粒状或いは錠剤状の固形処理剤
を処理槽内に投入し、固形処理剤を溶解した処理槽内の
処理液によって感光材料の現像処理を行う感光材料処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の感光材料の現像処理を行う感光材
料処理装置では、装置に装填する補充処理剤は処理液と
して透明なボトル等に入れられていたので、処理液の残
量は目視可能である。従って全量がなくなっても直ぐ分
かるので影響が少ないこともあって、残量がなくなる前
或いは残量が無くなった時の表示は特に必要としなかっ
た。しかし補充処理剤として処理液を用いる場合は、ボ
トル等の容積や重量は大きく、補充処理剤の運搬や装置
への装着等は容易でないという欠点や又臭気等環境の点
で問題を有していた。
【0003】これらの問題を解決するため補充処理剤と
して粉体,粒状或いは錠剤状の固形処理剤を用いること
が考えられるが、補充処理剤の運搬や装置への装着は容
易となる反面、小刻みに補充を行うので、処理槽に補充
すべきタイミングに固形処理剤が補充されない状態を続
けることは処理品質への影響が大きい。また固形処理剤
を誤動作によって処理槽外に落としてしまったりするこ
とが生じた場合、補充されるべき処理剤にアンバランス
が生じ問題となる。このような場合にも未熟練者でも取
り扱いできるように錠剤の投入管理が充分なされている
ことが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、未熟練者で
も操作が容易で、安全に投入管理ができる感光材料の処
理装置を提供することである。
【0005】固形処理剤は例えば筒状をした収納容器
(カートリッジ)内に収納された形で自動現像装置の固
形処理剤投入機に装着され、規定量ずつ現像,定着等の
処理槽内に供給される。一定量の感光材料の処理を行う
のに、処理槽によっては多量の固形処理剤の投入を必要
とする処理槽と、あまり多くの固形処理剤の投入を必要
としない処理槽がある。
【0006】所定量の感光材料を処理槽で処理するため
に必要な量の複数種類の固形処理剤をひとまとまり例え
ば1箱に包装にしたのが1キットであり、前述のように
処理槽毎の処理剤量が異なることから同一の大きさで同
一の形状の固形処理剤の場合は個数が異なることとな
る。このような1キットの態様にすることにより、所定
量の感光材料の現像処理が終了するとキット内の総ての
固形処理剤が同時に消費されることとなる。従って、固
形処理剤をキット管理できることになるので、処理剤の
在庫管理が簡略化され、ある処理槽に用いる処理剤だけ
が古いもののままであるということを生じさせないこと
が出来る。また1キットの固形処理剤をそれぞれ一つの
カートリッジに収納させる態様においては、各処理槽に
対応するカートリッジを同じタイミングで交換すること
が可能となり、交換の手間が省けることとなる。各処理
槽に対応するカートリッジを同時に交換することが可能
であるということは、カートリッジの交換中は感光材料
の処理を停止していなければならない態様においては絶
大な効果をもたらす。
【0007】又処理剤は一般にロット間の格差がある場
合があるので、感光材料の処理においては同じロットの
処理剤を用いるのが好ましい。通常キット内の処理剤は
同ロットのものであるから、処理剤をキットで交換すれ
ば上記の好ましい処理が可能となる。
【0008】以上説明したように、キット管理を行うこ
とは固形処理剤を用いて感光材料の現像処理を行う場合
に極めて有効な方法であるが、実際に適用しようとする
と種々問題が生じる。例えばある種の固形処理剤のみが
何等かの理由(装置の異常、固形処理剤の異常、固形処
理剤の元々の不足等)で先に無くなってしまうことがあ
る。このような場合には、固形処理剤が無くなったカー
トリッジから交換するようにすると、交換の回数が多く
なり、異なるキット間での固形処理剤の投入が同時に行
われることとなってキット管理がすっかり乱れてしまう
こととなる。本発明は何等かの理由で特定の固形処理剤
が不足するようなことがあっても、キット管理を容易と
する感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、感光材料
を処理する複数の処理槽と、各処理槽で用いられる各固
形処理剤を収納する収納容器と、該収納容器に収容され
た前記固形処理剤を前記処理槽に補充する固形処理剤補
充手段と、を有する感光材料処理装置において、所定量
の感光材料を処理するための各固形処理剤の量を記憶す
る記憶手段と、前記各固形処理剤の残量を検出し、残量
がなくなった前記各固形処理剤に対応した固形処理剤の
無し信号を出力する残量検出手段と、固形処理剤無し信
号に基づいて総ての固形処理剤の交換を要求する交換要
求手段と、前記交換要求手段による総ての固形処理剤の
交換要求後は残りの固形処理剤の補充を禁止する禁止手
段とを有することを特徴とする感光材料処理装置(第1
発明)、或いは、感光材料を処理する複数の処理槽
と、各処理槽で用いられる各固形処理剤を収納する収納
容器と、該収納容器に収容された前記固形処理剤を前記
処理槽に補充する固形処理剤補充手段と、を有する感光
材料処理装置において、所定量の感光材料を処理するた
めの各固形処理剤の量及び特性を記憶する記憶手段と、
前記各固形処理剤の残量を検出し、残量がなくなった前
記各固形処理剤に対応した固形処理剤無し信号を出力す
る残量検出手段と、固形処理剤の無し信号発生後の当該
処理槽の補充信号数が補充遅れ限界数に達したときに、
総ての固形処理剤の交換を要求する交換要求手段と、を
有することを特徴とする感光材料処理装置(第2発
明)、或いは、感光材料を処理する複数の処理槽と、
各処理槽で用いられる各固形処理剤を収納する収納容器
と、該収納容器に収納された前記固形処理剤を前記処理
槽に補充する固形処理剤補充手段と、所定量の感光材料
を処理するための各固形処理剤の量を記憶する記憶手段
と、所定量の感光材料の処理に応じて所定量の固形処理
剤を補充するよう制御する補充制御手段と、を有する感
光材料処理装置において、各固形処理剤の補充異常を否
補充量として検出する否補充量検知手段を設け、前記否
補充量検知手段がいずれかの処理槽に関して否補充量を
検出したとき、前記補充制御手段は否補充量を検出した
処理槽または他の処理槽に対する固形処理剤 の補充タイ
ミングを変更する補正を行うことを特徴とする感光材料
処理装置(第3発明)、によって達成される。
【0010】
【作用】本発明(第1発明)の感光材料処理装置は、特
定の処理槽のキット当たりの固形処理剤が空になったと
き、例え他の処理槽に余剰固形処理剤が残っていても、
キット交換を要求するよう制御する。
【0011】本発明の感光材料処理装置は、特定の処理
槽のキット当たりの固形処理剤が空になったとき、他の
処理槽に余剰固形処理剤がまだ残っているときは、余剰
固形処理剤を総て強制的に処理槽内に補充するよう制御
する。
【0012】本発明(第発明)の感光材料処理装置
は、特定の処理槽のキット当たりの固形処理剤が空にな
ってもなお補給を継続し、当該処理槽での空補充信号数
(固形処理剤が投入されない状態での補充動作の信号回
数)が当該処理槽での補充遅れ限界数(空補充を繰り返
しても処理特性が劣化を招かない限界回数)に達した時
点でキット交換を要求するよう制御する。
【0013】本発明(第3発明)の感光材料処理装置
は、所定量の感光材料の処理に応じて所定量の固形処理
剤が消費されるものであるが、キット当たりの固形処理
剤の量が現像処理中に異常となったとき再計算を行っ
て、所定量の感光材料の処理に応じて補充される固形処
理剤の量を前記所定量から異なる補充量に補正する補正
制御手段を設けて、補正制御を行う。
【0014】
【実施例】本発明の感光材料処理装置について、実施例
によって説明を行う。以下説明する処理装置は錠剤状を
した固形処理剤を用いる実施例であるが、固形処理剤は
錠剤状に限定するものではなく、粉状あるいは粒状等そ
の形態については自由である。また実施例は3槽の処理
槽から成る自動現像装置であるが、複数の処理槽を有し
た感光材料処理装置であれば本発明に含まれる。図1は
本発明の自動現像装置の構成を示していて、図2は本発
明の自動現像装置の補充制御系を示すブロック図であ
る。
【0015】図1に示した実施例の自動現像装置は、現
像,定着,安定等の処理を行うP1槽,P2槽,P3槽
の3処理槽から成っている。各処理槽には長尺の感光材
料が搬送され、順次浸漬処理される。ここで現像処理が
なされる感光材料としては、カラーネガフィルム,カラ
ーポジフィルム,白黒ネガフィルム,白黒ポジフィル
ム,Xレイ用フィルム,印刷用フィルム,カラー印画紙
等の感光性を持った材料全般を対象としている。
【0016】それらの処理槽(P1槽,P2槽,P3
槽)に供給する各処理槽には同形の固形処理剤投入機が
設けられていて、錠剤状をした固形処理剤を収納したカ
ートリッジ(JP1,JP2,JP3)が取り付けられ
るようになっている。本実施例では、カートリッジJP
1,JP2,JP3は何れも外形がほぼ同形の筒状容器
であって、錠剤の種類等の情報が表面に付されている。
また錠剤状をした固形処理剤(以後錠剤とも云う)は形
状は円板状,球状,筒状等の略一定量の体積をもった処
理剤である。
【0017】カートリッジJPは開封したうえ図3に示
すように、固形処理剤が落下し得る姿勢で、固形処理剤
投入機10(以後単位投入機とも云う)に装填される。投
入機10の近傍にはセンサS1,S2,S3が取り付けら
れている。センサS1は投入される錠剤Jの個数を検知
する錠剤検知センサで、センサS2はカートリッジJP
が投入機10に装着されているか否かを検知するセンサで
ある。またセンサS3はカートリッジJPの種類(キッ
ト番号やロット番号)や錠剤の種類等の種別検知を行う
センサで、種別検知センサS3としては、カートリッジ
の種類にあっては、カートリッジ外面に形成された突
起、貼付けされたバーコードおよび他のマークを光学的
に見る光センサや機械的にマイクロスイッチを複数用い
て何個の錠剤が入ったカートリッジであるとか、どの処
理剤の錠剤が入っているかなどを検知することもでき
る。またカートリッジを透明にして内部に装填される錠
剤そのものの色を光学的に検知してもよい。
【0018】カートリッジの有無検知を行うセンサS2
としては、マイクロスイッチや、反射型光センサを用い
てもよい。また誘電率や透磁率の差を利用して検知する
磁気センサを容器外面等へ強磁性体を入れたりして検知
してやることもできる。
【0019】また、錠剤検知を行うセンサS1として
は、投入落下する錠剤Jの個数を光学的に検知するセン
サが用いられる。なお固形処理剤が粒状等の場合には重
量検知を行うセンサが好ましく用いられる。またセンサ
S2についても透明カートリッジであれば光学的に検知
しても良いが、光を用いることが他に災いを生ずること
を避ける必要がある場合、カートリッジ検知のセンサS
2にあっては空気と錠剤の誘電率の差を利用したり、重
量を用いての検知を行っても良い。
【0020】投入機10にはカートリッジJPを装着した
のち、駆動部11を駆動して、搬送ドラム12を回転させ
る。搬送ドラム12は1回転中に錠剤JをカートリッジJ
Pより取り出し、補充槽Paにメイン制御部20の制御に
従って投入する。
【0021】図2に示す補充制御系を示すブロック図に
おいて、メイン制御部20は自動現像装置全体の動きを制
御している。操作部21はキーボード及びスイッチ等の入
力装置、演算部22は補充タインミグ等の演算装置、記憶
部23は補充制御に関するパラメータの記憶装置で、表示
部24は液晶等を用い、カートリッジ交換やキット交換の
要請表示を行う。さらに、現像制御部30は現像処理を管
理する制御装置で、補充制御装置SPJ(A,B,C)
は錠剤の補充動作を行う装置、給水制御装置SPW
(A,B,C)は給水動作を行う装置である。
【0022】本発明の補充制御系にあっては、キット当
たりの処理槽毎の錠剤数等は記憶部23にメモリされる。
またセンサS1によって検知された投入された錠剤数は
演算部22によって演算され、キット当たりの錠剤の残量
等が算出される。また操作部21には例えば処理槽内に投
入されない固形処理剤の量(否補充量)等が入力され
る。勿論否補充量は別に設けた検知手段によって検知す
るようにしてもよい。また各処理槽への給水についても
同様にキット当たりの各処理槽への給水量等のメモリが
なされ、演算が行われる。
【0023】次に投入機10を用いての錠剤の補充制御に
ついて説明する。図4は固定処理剤の補充制御のメイン
処理を行うフローを示したもので、動作モードのモード
0〜モード5で構成される。補充動作モードの設定範囲
外にあるときは、直ちに初期動作検出(モード5)が行
われる。一方、補充動作モードの設定範囲内にあるとき
は、モード0〜モード5による動作が行われる。モード
0〜モード5の動作については、引き続いて行うが、モ
ード1〜モード4では、補充動作中に図2に示す補充制
御装置の各センサの検出する情報から補充動作異常を判
断して、対応するエラーの表示を行うエラーの検出フロ
ーである。ここで検出するエラーの種類には、検出する
順に挙げると補充位置検出エラー、処理剤無しエラー、
落下異常、原点検出(ホーム位置)エラーがある。
【0024】図5は、動作モード0の停止中と動作要求
のチェックを行う補充制御フローで、補充制御装置から
送信される補充動作要求によって補充動作を開始する。
初期動作要求の有無に従ってフローが分かれるが、初期
動作要求は自動の場合と手動の場合があり、手動の場合
にはYのフローを辿る。ここでまた後のフローにおいて
ドラムとあるのは、投入機10における搬送ドラム12のこ
とである。
【0025】図6は、動作モード1の位置検出エラーチ
ェックを行う制御フローで、先のセンサS1によって検
出される錠剤の投入の検出エラーのチェックを行うもの
である。
【0026】図7は、動作モード2の処理剤無しエラー
チェックを行う補充制御フローである。ここでの“処理
剤無しカウント+1”や“処理剤残量カウント−1”は
後のプリントに関連しての処理である。
【0027】図8は、動作モード3の錠剤の落下異常チ
ェックを行う補充制御フローである。また図9は、動作
モード4の原点検出チェックを行う補充制御フローであ
る。また図10は、動作モード5の初期動作チェックを行
う補充制御フローである。動作モード5では、手動補充
スイッチが押された場合及び固形処理剤を投入する搬送
ドラム位置が原点(ホーム)位置でない場合に、初期補
充動作として原点位置に搬送ドラムを戻してから、1回
分の補充動作を行う訳だか、このときの原点位置に戻す
動作を行っている。また、通常の補充動作の終了時に原
点位置に停止させる動作も行っている。
【0028】次に本実施例での、処理槽P1,P2,P
3に投入される処理剤のキット当たりのカートリッジ数
と固形処理剤数の構成例を示したものが下表で、この実
施例では1箱で1キットを構成している。
【0029】
【表1】
【0030】処理槽P1,P2,P3に設けられた投入
機10に、それぞれ対応したカートリッジJP1,JP
2,JP3を装着し、錠剤の投入を行った際の基準状態
で、横軸に感光材料の処理量をとったとき、1サイクル
のカートリッジ交換とキット交換とを示したのが図11で
ある。
【0031】即ち、図11に示すように、通常の固形処理
剤の補充制御に於いてはキット交換時に各容器の固形処
理剤が同時に消費され、同時にキットが交換されるよう
に、つまり、1キットで1サイクルがなされるよう各固
形処理剤の量は制御されている。
【0032】本来キットは、キット交換時に全てのカー
トリッジ内の処理剤が同時に無くなるように構成されて
いるが、固形処理剤の補充の途中で処理剤詰り等が生じ
て、記憶されているキットの処理剤数に変化が生じ、各
処理剤が同時に消費されなくなった場合に、その後にな
される錠剤の投入及び給水の処理制御に特徴を有してい
るのが、本発明(第1,第2,第3発明)である。
【0033】(実施例1)〔第1発明〕 本実施例の感光材料処理装置にあっては、キット交換が
なされる毎に記憶部23には、各処理槽(P1槽,P2
槽,P3槽)に投入されるべき錠剤数(160錠,400錠,
20錠)が新たに入力される。また1キット中での交換さ
れるべきカートリッジ数(4,10,2)も同じく記憶部
23に入力される。これらの入力はセンサS3による処理
剤種類及びキット検知によって自動的に入力されるが、
勿論手入力によってもよい。また処理剤種類によって決
まる所定感光材料の現像処理に当たっての固形処理剤の
補給量、即ち1回に投入する錠剤数(2錠,2錠,1
錠)とそれぞれ異なる補給回数(補充タイミング)も同
じく記憶部23に入力されていて、ここに入力された処理
プログラムに従って感光材料の現像処理が行われる。
【0034】各処理槽に錠剤が投入される毎に、センサ
S1によって錠剤の投入個数が計数され、演算部22で記
憶部23から呼び出された先のキット毎の錠剤数或いはカ
ートリッジ毎の錠剤数からの投入個数及び否補充検知手
段による否補充量が減算され、キット或いはカートリッ
ジ毎の錠剤の残数が算出される。キット毎の特定量の感
光材料の処理に必要な各処理槽の錠剤の量から実際に処
理に用いた錠剤の量を減算した量と、キット中に残存し
ている錠剤の量とは通常の処理時には一致していて、特
定の量の感光材料の処理が終わった時点では、何れの処
理槽についても錠剤を残さない状態となっていて、キッ
ト毎の交換が行われる。キット交換の予報はキット終了
直前で、各処理槽での錠剤残数が規定値以下となった時
点で、キット交換予報が表示部24に表示され、錠剤残数
が0となった時点でキット交換要請が表示される。キッ
ト交換の要請は表示以外にも音声や要請ランプの点灯等
によることもある。
【0035】本実施例の感光材料処理装置は、各処理槽
に補充された固体処理剤の補充量を検知するセンサS1
と、先に説明した固形処理剤のうち投入されない固形処
理剤の否補充量を検知する否補充量検知手段とを有して
いる。そして記憶部23に記憶されたキット当たりの固形
処理剤の量と、センサS1から出力される固形処理剤の
補充量と、否補充量検知手段から出力される否補充量か
ら各処理槽毎の残量が検知される。ある処理槽に補充さ
れるべきある種類の固形処理剤のみが例えば装置の異常
等何等かの理由で先に無くなってしまったとき、他の処
理槽ではまだ固形処理剤が残った状態にある。この残っ
た状態になった固形処理剤を余剰固形処理剤と呼ぶ。
【0036】本発明の感光材料処理装置では、感光材料
の処理に伴って常に或いは定期的に処理剤残量検出を行
っていて、各処理槽毎の固形処理剤のキット当たりの固
形処理剤の残量JA,JB,JCをメイン制御部20が見
ている。図12は第1実施例の制御フローを示している。
キット当たりの残量JA,JB,JCの何れかが先に無
くなってしまったとき、即ちJA・JB・JC=0のと
きは、表示部24にキット交換の要請(各処理槽のカート
リッジを同時に新しいキットのカートリッジに交換する
ような要請)が表示される。なおこの好ましい態様とし
ては、キット当たりの固形処理剤の残量が何れかの処理
槽について0となった時点で、更に好ましくは0となっ
てから若干時間経過した時点で余剰固形処理剤の処理槽
内への投入を禁止する。このことにより、各処理槽は感
光材料に対してそれぞれ同じ処理能力の状態で新しいキ
ットへの交換が同時に行われ、ロット間での混乱等が生
じることはない。キット交換によって、処理剤の投入禁
止は解除され、新たなキットについてのデータが入力さ
れ、或いは更新されて、これに基づいた処理制御がなさ
れる。なお給水についても処理感光材料面積を基準とし
て、投入される固形処理剤量と連動した形で各処理槽に
対して別個に給水が行われる。
【0037】(実施例2) 本実施例の感光材料処理装置にあっては、キット交換が
なされる毎に記憶部23には、各処理槽(P1槽,P2
槽,P3槽)に投入されるべき錠剤数(160錠,400錠,
20錠)が新たに入力される。また1キット中での交換さ
れるべきカートリッジ数(4,10,2)も同じく記憶部
23に入力される。これらの入力はセンサS3による処理
剤種類及びキット検知によって自動的に入力されるが、
勿論手入力によってもよい。また処理剤種類によって決
まる所定感光材料の現像処理に当たっての固形処理剤の
補給量、即ち1回に投入する錠剤数(2錠,2錠,1
錠)とそれぞれ異なる補給回数(補充タイミング)も同
じく記憶部23に入力されていて、ここに入力された処理
プログラムに従って感光材料の現像処理が行われる。
【0038】各処理槽に錠剤が投入される毎に、センサ
S1によって錠剤の投入個数が計数され、演算部22で記
憶部23から呼び出された先のキット毎の錠剤数が或いは
カートリッジ毎の錠剤数からの投入個数及び否補充検知
手段による否補充量が減算され、キット或いはカートリ
ッジ毎の錠剤の残数が算出される。キット毎の特定量の
感光材料の処理に必要な各処理槽の錠剤量の量から実際
に処理に用いた錠剤の量を減算した量と、キット中に残
存している錠剤の量とは通常の処理時には一致してい
て、特定の量の感光材料の処理が終わった時点では、何
れの処理槽についても錠剤を残さない状態となってい
て、キット毎の交換が行われる。キット交換の予報はキ
ット終了直前で、各処理槽での錠剤残数が規定値以下と
なった時点で、キット交換予報が表示部24に表示され、
錠剤残数が0となった時点でキット交換要請が表示され
る。キット交換の要請は表示以外にも音声や要請ランプ
の点灯等によることもある。
【0039】本実施例の感光材料処理装置は、各処理槽
に補充された固形処理剤の補充量を検知するセンサS1
と、先に説明した固形処理剤のうち投入されない固形処
理剤の否補充量を検知する否補充量検知手段とを有して
いる。そして記憶部23に記憶されたキット当たりの固形
処理剤の量と、センサS1から出力される固形処理剤の
補充量と、否補充量検知手段から出力される否補充量か
ら各処理槽毎の残量が検知される。ある処理槽に補充さ
れるべきある種類の固形処理剤のみが例えば装置の異常
等何等かの理由で先に無くなってしまったとき、他の処
理槽ではまだ固形処理剤が残った状態にある。この残っ
た状態になった固形処理剤を余剰固形処理剤と呼ぶ。
【0040】本発明の感光材料処理装置では、感光材料
の処理に伴って常に或いは定期的に処理剤残量検出を行
っていて、各処理槽毎の固形処理剤のキット当たりの固
形処理剤の残量JA,JB,JCをメイン制御部20が見
ている。図13は第2実施例の制御フローを示している。
キット当たりの残量JA,JB,JCの何れかが先に無
くなってしまったとき、即ちJA・JB・JC=0のと
きは、余剰固形処理剤は強制的に総てそれぞれの処理槽
に投入される。勿論この投入は若干の時間間隔をもって
投入されても差し支えない。キット交換の要請表示は、
総ての余剰固形処理剤の処理槽内への投入後に行われ
る。このことにより、キット当たりの固形処理剤は否補
充処理剤を除いて総て補充され、総てのカートリッジは
空となっていて、新しいキットへの交換をすることがで
きる。
【0041】本実施例の感光材料処理装置では、キット
交換毎に処理槽別に給水しなければならない回数を演算
して、その値を基に給水動作を行う。また、その給水動
作と同時に給水回数をカウントして、キット終了時に前
記給水回数の差分を給水する。このときの給水動作は各
処理槽別に行い、処理液の濃度変動を考慮して小量ずつ
分割して動作する。例えば分割給水動作として下表に示
すような、1補充動作分の給水量分を1分毎に給水す
る。
【0042】
【表2】
【0043】以上説明したこの給水動作は一般になされ
る現像処理に伴う給水と異なる。即ち、現像処理に伴う
給水は処理ペーパー面積を基準に動作するが、キット交
換時の給水は各処理槽の余剰投入量に応じた動作であ
る。
【0044】(実施例3)〔第発明〕 本実施例の感光材料処理装置にあっては、キット交換が
なされる毎に記憶部23には、各処理槽(P1槽,P2
槽,P3槽)に投入されるべき錠剤数(160錠,400錠,
20錠)が新たに入力される。また1キット中での交換さ
れるべきカートリッジ数(4,10,2)も同じく記憶部
23に入力される。更にまた本実施例においては後に説明
する各処理槽毎の投入遅れ限界(4,12,6)も記憶部
23に入力される。これらの入力はセンサS3による処理
剤種類及びキット検知によって自動的に入力されるが、
勿論手入力によってもよい。また処理剤種類によって決
まる所定感光材料の現像処理に当たっての固形処理剤の
補給量、即ち1回に投入する錠剤数(2錠,2錠,1
錠)とそれぞれ異なる補給回数(補充タイミング)も同
じく記憶部23に入力されていて、ここに入力された処理
プログラムに従って感光材料の現像処理が行われる。
【0045】各処理槽に錠剤が投入される毎に、センサ
S1によって錠剤の投入個数が計数され、演算部22で記
憶部23から呼び出された先のキット毎の錠剤数が或いは
カートリッジ毎の錠剤数からの投入個数及び否補充検知
手段による否補充量が減算され、キット或いはカートリ
ッジ毎の錠剤の残数が算出される。キット毎の特定量の
感光材料の処理に必要な各処理槽の錠剤の量から実際に
処理に用いた錠剤の量を減算した量と、キット中に残存
している錠剤の量とは通常の処理時には一致していて、
特定の量の感光材料の処理が終わった時点では、何れの
処理槽についても錠剤を残さない状態となっていて、キ
ット毎の交換が行われる。キット交換の予報はキット終
了直前で、各処理槽での錠剤残数が規定値以下となった
時点で、キット交換予報が表示部24に表示され、錠剤残
数が0となった時点でキット交換要請が表示される。キ
ット交換の要請は表示以外にも音声や要請ランプの点灯
等によることもある。
【0046】本実施例の感光材料処理装置は、各処理槽
に補充された固体処理剤の補充量を検知するセンサS1
と、先に説明した固形処理剤のうち投入されない固形処
理剤の否補充量を検知する否補充量検知手段とを有して
いる。そして記憶部23に記憶されたキット当たりの固形
処理剤の量と、センサS1から出力される固形処理剤の
補充量と、否補充量検知手段から出力される否補充量か
ら各処理槽毎の残量が検知される。ある処理槽に補充さ
れるべきある種類の固形処理剤のみが例えば装置の異常
等何等かの理由で先に無くなってしまったとき、他の処
理槽ではまだ固形処理剤が残った状態にある。この残っ
た状態になった固形処理剤を余剰固形処理剤と呼ぶ。
【0047】本発明の感光材料処理装置では、感光材料
の処理に伴って常に或いは定期的に処理剤残量検出を行
っていて、各処理槽毎の固形処理剤のキット当たりの固
形処理剤の残量JA,JB,JCをメイン制御部20が見
ている。図14は第3実施例の制御フローを示している。
キット当たりの残量JA,JB,JCの何れかが先に無
くなってしまったとき、即ちJA・JB・JC=0のと
きは、更にP1槽での残量JA=0であるのか、P2槽
での残量JB=0であるのか、或いはP3槽での残量J
C=0であるのか、が求められる。今、例えばP2槽で
の固形処理剤の残量JB=0であったとすると、当該処
理槽であるP2槽の補充遅れ限界数12が記憶部23から呼
び出される。補充遅れ限界数とは空補充(固形処理剤が
投入されない形で行われる投入機10の投入動作)を繰り
返しても処理特性が大きく劣化を招かない限界回数であ
る。P2槽の残量JB=0になってもなお補給を継続
し、P2槽について固形処理剤が投下されない状態での
補充動作の信号回数、即ち空補充信号数が補充遅れ限界
数12に達するまでの間、他の処理槽に対しては余剰固形
処理剤の投入が行われる。そしてP2槽について補充遅
れ限界数12に空補充信号数が達した時点で表示部24にキ
ット交換の要請が表示される。なおJB=0となった固
形処理剤無し信号発生後、当該処理槽であるP2槽のカ
ートリッジは上記のキット交換の要求がなされる迄の
間、カートリッジ交換を禁止することが好ましい態様で
あって、かかる動作はキット交換後、又は確認操作によ
って取り消される。
【0048】本実施例の感光材料処理槽では、何れか1
つの処理槽の固形処理剤の残量が0になったとき、他の
処理槽には余剰固形処理剤が存在する場合には、処理剤
の保障範囲内で補充動作を継続して行うもので、手間の
掛かるキット交換を遅らせる効果がある。
【0049】本実施例の感光材料処理装置では、キット
交換毎に給水しなければならない回数を演算して、その
値を基に給水動作を行う。また、その給水動作と同時に
給水回数をカウントして、キット終了時に前記給水回数
の差分を給水する。このときの給水動作は各処理槽別に
行い、処理液の濃度変動を考慮して小量ずつ分割して動
作する。例えば分割補給動作として先の表2に示すよう
な1補充動作分の給水量分を1分毎に給水する。
【0050】(実施例4)〔第発明〕 本実施例の感光材料処理装置は、所定量の感光材料の処
理に応じて所定量の固形処理剤を補充するよう制御する
補充制御手段に併せて、所定量の感光材料の処理に応じ
て補充される固形処理剤の量を補正する補正制御手段を
有するものである。図15は第4実施例のフローチャート
を示し、図16は本発明によって固形処理剤の量の補正を
行う説明図である。
【0051】既に説明したように、所定量の感光材料を
処理するに必要な固形処理剤の量は各処理槽毎に決まっ
ているので、所定量の感光材料を処理するのに必要な各
固形処理剤をひとまとめにしてキットとして提供され、
管理がなされる。従って正常の現像処理がなされた場合
は図11に示すように、各処理槽ともほぼ同時に残った固
形処理剤が0となり、キット毎の交換が行われる。図16
(a)はこれを説明図として示したもので、異常がなか
った場合には、固形処理剤の投入終了時点(正確には投
入された固形処理剤の処理が終え、新たな投入がなされ
るべき時点)はP1槽,P2槽,P3槽ともにほぼ同時
点となっている。
【0052】何等かの理由で投入されるべき固形処理剤
のうちに特定の処理槽(図示したのはP2槽)について
否補充量が生じた場合には、図16(b)に示したような
各処理槽毎に対する固形処理剤の補充状態となる。
【0053】本発明においては、固形処理剤の補充異常
を検知する否補充量検知手段によって、或いは操作部21
での手入力によって否補充量ΔJBが検出されたとき
は、直ちに再計算モードに切り替えられ演算部222では
予め設定したプログラムと再計算時点での処理剤の残量
(JA),(JB−ΔJB),(JC)に基づいて演算
処理がなされ、新しく補正された補充プログラムに切り
替えられる。
【0054】否補充量検知手段としては、所定量の感光
材料を処理するために必要な固形処理剤の量から感光材
料の処理に用いた固形処理剤の量を減算した量と、予め
予定された残りの感光材料処理に対応した固形処理剤の
量が異なると判断した場合に作動して前記補正制御手段
が作動するよう制御する。
【0055】図16(c),(d)はその一例を示したも
ので、図16(c)の制御は所定量の感光材料の処理に必
要なキット当たりの処理剤量に否補充量が生じても、残
存する固形処理剤で所定量の感光材料の処理を行うよう
再計算を行うもので、例えばP2槽での所定量の感光材
料に対する固形処理剤の処理能力がJB/(JB−ΔJ
B)に増大したと見做して、P2槽に対する固形処理剤
の投入間隔を補正前に較べて間遠{JB/(ΔJB−J
B)}にする等の補充タイミングの補正を行い、他の処
理槽の投入制御は変更しない。各処理槽での固形処理剤
の残量は、図16(a)の通常の投入終了時点と同時点で
0となるよう演算がなされ、これによって固形処理剤の
補充制御を行うものである。
【0056】また図16(d)の制御は所定量の感光材料
の処理に必要なキット当たりの処理剤中に否補充量(Δ
JB)が生じた際、固形処理剤が処理する感光材料の処
理量を、先の所定量より否補充量が処理したであろう処
理量を減じた{(JB−ΔJB)/JB}となるように再
計算を行うもので、否補充量を発生しなかった例えばP
1槽,P3槽の固形処理剤の投入間隔をそれぞれ{(J
B−ΔJB)/JB}倍となるよう補正を行うもので、
この場合には図16(a)の通常の投入終了時点より早く
(正常の場合は再計算時点から(JB)tであったもの
が、(JB−ΔJB)tとなる)固形処理剤の投入は終了
する。
【0057】図16(c)と図16(d)に示したのは否補
充量が認められたとき、直ちに再計算を行い、固形処理
剤の処理能力が増大したと見做して所定量の感光材料の
処理を行う例(図16(c))と否補充量が生じた分だけ
感光材料の処理量を減らす例(図16(d))との両極端
の再計算例を示したもので、この演算結果に基づいて固
形処理剤の補充量の補正が行われる。ここで成される再
計算は(c),(d)の何れかに限定されるものではな
く、(c),(d)の中間的な補正も行うことが可能
で、特に否補正量が生じた処理槽に応じてプログラムを
変更し演算処理を行うことが可能である。このように否
補充量が検出されると直ちに再計算を行い、固形処理剤
の投入制御を補正する場合の他に、否補充量の検出自体
を毎時ではなく、所定間隔毎に(例えば1日毎)行うよ
うにしたり、否補充量が検出された場合でも所定量以上
の差でなかったら即時再計算を行わずに、一定量以上の
差になるまで監視する制御方法をとることもできる。更
にまた、再計算を行ったとしても即時に制御を切り換え
ずに所定期間を待つこともできないわけではない。所定
時間毎に再計算をすることによって、他の処理槽の新た
な否補充量や種々の状況のデータを加味して全体として
制御するようにしても良い。以上、一般的な説明を行っ
たが、ここで特に補正対象となる固形処理剤としては、
現像成分を含有する固形処理剤については、液濃度に変
動がないような方向で補正することが好ましい。これ
は、この固形処理剤の処理液濃度の制御は他の固形処理
剤に比べて、より精密な処理量管理を必要とするからで
ある。即ち、否補充量の発生した処理剤によって制御を
変えても良い。
【0058】現像成分を含有する固形処理剤を補正対象
とした場合、補正された所定処理剤量当たりの処理する
感光材料の量と他の固形処理剤の残量とから、他の固形
処理剤の所定処理剤量当たりの処理する感光材料の量を
補正しなおすことが好ましい。品質に影響の大きい、現
像処理の液管理を優先して考える場合に、現像成分を含
有する固形処理剤の供給制御を基本としているため、こ
の値に変化が生じて制御を補正した場合は、他の固形処
理剤においても投入制御を補正することが好ましい。逆
に、否補充量が現像ではない他の安定化処理等である場
合、例えば第3発明のように制御し、現像やその他の処
理の投入制御の再計算をしないこととするという制御も
ありうる。
【0059】このようにして演算部22で演算処理された
結果は、メイン制御部20から現像制御装置30に送られ、
所定量の感光材料の処理に伴って、新しく補正されたプ
ログラムに従った固形処理剤の補充が各処理槽毎に行わ
れる。
【0060】本発明の感光材料処理装置では、以上説明
したような投入されるべき固形処理剤に否補充量が生じ
た場合の他、新しいキット交換においても行うことを可
能としている。
【0061】キット交換に伴う処理剤仕様の変更による
補正をする上で必要な情報は、キットとしての固体処理
剤を包括してある容器に付された仕様書やその容器内に
入っている仕様書により手入力で行ったり、その仕様書
がバーコードやフロッピーなどの記憶媒体で記憶されて
いる場合は、それを読み込むことで入力することが出
来、その情報より処理制御プログラムの補正を行う。こ
のとき感光材料処理装置は先に説明した種別検知センサ
S3を含め、これらの情報を読み込む手段を有してい
る。そして読み込まれた情報に基づいて再計算が行われ
る。
【0062】従って、性能の異なった処理剤キットに交
換されても、或いは否補充量が生じても直ちにこれに対
応した処理制御プログラムに切り替えられることとなる
ので、従来の自動現像装置とは遙に優れた作業性と操
作,管理の容易さが確保されることとなる。
【0063】以上の実施例では、1キットは同じ処理槽
のための固形処理剤を入れたカートリッジも複数存在す
るものであったが、処理剤の改良等により、1キット内
に同じ種類の固形処理剤のカートリッジが1つとなる場
合もあり得る。また、処理剤投入管理を遠隔操作したり
する場合でも同様に制御ができることは言うまでもな
い。
【0064】更にまた、固形処理剤として錠剤タイプで
ない顆粒タイプであっても、カートリッジや固形処理剤
を予め定めた適当な量だけ補充する供給の具体的手段は
変わっても本発明は達成できる。
【0065】
【発明の効果】本発明は何れも錠剤状の固形処理剤を処
理槽内に投入して補充処理を行う自動現像装置につい
て、これをキット交換を1サイクルとしたキット管理す
ることによって従来なされていた処理剤を個別に在庫管
理していた手間を省き、処理剤在庫管理の簡略化がなさ
れるという優れた効果を奏するものである。特に第1,
2発明は本来全てのカートリッジが同時に無くなるべ
き補充処理の中で投入事故等によって余剰処理剤が生じ
たときの処理に関するもので、現像処理動作を害うこと
なく、次のサイクルのキット交換を円満に行えるような
補充制御を行うもので、継続してキット交換を行いなが
ら、全ての処理槽について安定して所定の処理液状態が
維持できるようにした、錠剤使用の際のみ生じる自動現
像装置個有の問題を解消したものである。また第発明
は、処理剤仕様が変更したり、否補充量が生じて余剰処
理剤が生じることとなったとき、錠剤投入を含む錠剤の
投入タイミングを変更するような計算を行い、この計算
に基づいて補充制御を行うもので、キット交換を1サイ
クルとしての補充制御がなされ、仮に処理剤仕様が変更
することがあっても、先の補充制御に引き続いて全ての
処理槽について安定した所定の処理液状態が維持される
こととなり、在庫管理の手間を省いたキット管理が継続
して行われることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動現像装置の構成図である。
【図2】本発明の自動現像装置の補充制御系を示すブロ
ック図である。
【図3】固形処理剤投入機の構成図である。
【図4】補充制御(メイン処理)フローである。
【図5】補充制御(動作モード0)フローである。
【図6】補充制御(動作モード1)フローである。
【図7】補充制御(動作モード2)フローである。
【図8】補充制御(動作モード3)フローである。
【図9】補充制御(動作モード4)フローである。
【図10】補充制御(動作モード5)フローである。
【図11】カートリッジ交換とキット交換の基本サイク
ルを示すチャート図である。
【図12】第1発明の制御フロー図である。
【図13】第2発明の制御フロー図である。
【図14】第3発明の制御フロー図である。
【図15】第4発明の制御フロー図である。
【図16】第4発明で行う再計算の説明図である。
【符号の説明】
10 固形処理剤投入機 11 駆動部(投入機) 12 搬送ドラム(投入機) 20 メイン制御部 21 操作部 22 演算部 23 記憶部 24 表示部 30 現像処理制御部,現像制御装置 J 錠剤,固形処理剤 P1,P2,P3 処理槽 JP1,JP2,JP3 カートリッジ S1,S2,S3 センサ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理する複数の処理槽と、各
    処理槽で用いられる各固形処理剤を収納する収納容器
    と、該収納容器に収容された前記固形処理剤を前記処理
    槽に補充する固形処理剤補充手段と、を有する感光材料
    処理装置において、所定量の感光材料を処理するための
    各固形処理剤の量を記憶する記憶手段と、前記各固形処
    理剤の残量を検出し、残量がなくなった前記各固形処理
    剤に対応した固形処理剤の無し信号を出力する残量検出
    手段と、固形処理剤無し信号に基づいて総ての固形処理
    剤の交換を要求する交換要求手段と、前記交換要求手段
    による総ての固形処理剤の交換要求後は残りの固形処理
    剤の補充を禁止する禁止手段とを有することを特徴とす
    る感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記固形処理剤が錠剤型固形処理剤であ
    ることを特徴とする請求項1の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記残量検出手段が、各処理槽に補充さ
    れた固形処理剤の補充量を検知する補充量検知手段と、
    前記固形処理剤のうち投入されない固形処理剤の否補充
    量を検知する否補充量検知手段とを有し、前記記憶手段
    に記憶された前記各固形処理剤の量と、前記補充量検知
    手段からの出力と、前記否補充量検知手段からの出力か
    ら、残量を検知することを特徴とする請求項1又は2の
    感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 感光材料を処理する複数の処理槽と、各
    処理槽で用いられる各固形処理剤を収納する収納容器
    と、該収納容器に収容された前記固形処理剤を前記処理
    槽に補充する固形処理剤補充手段と、を有する感光材料
    処理装置において、所定量の感光材料を処理するための
    各固形処理剤の量及び特性を記憶する記憶手段と、前記
    各固形処理剤の残量を検出し、残量がなくなった前記各
    固形処理剤に対応した固形処理剤無し信号を出力する残
    量検出手段と、固形処理剤の無し信号発生後の当該処理
    槽の補充信号数が補充遅れ限界数に達したときに、総て
    の固形処理剤の交換を要求する交換要求手段と、を有す
    ることを特徴とする感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 前記固形処理剤が錠剤型固形処理剤であ
    ることを特徴とする請求項4の感光材料処理装置。
  6. 【請求項6】 前記残量検出手段が、各処理槽に補充さ
    れた固体処理剤の補充量を検知する補充量検知手段と、
    前記固形処理剤のうち投入されない固形処理剤の否補充
    量を検知する否補充量検知手段とを有し、前記記憶手段
    に記憶された前記各固形処理剤の量と、前記補充量検知
    手段から出力される前記補充量と、前記否補充量検知手
    段から出力される前記否補充量から、残量を検知するこ
    とを特徴とする請求項4又は5の感光材料処理装置。
  7. 【請求項7】 固形処理剤無し信号発生後、総ての固形
    処理剤の交換を要求する迄の間は、収納容器の交換を禁
    止することを特徴とする請求項4、5又は6の感光材料
    処理装置。
  8. 【請求項8】 感光材料を処理する複数の処理槽と、各
    処理槽で用いられる各固形処理剤を収納する収納容器
    と、該収納容器に収納された前記固形処理剤を前記処理
    槽に補充する固形処理剤補充手段と、所定量の感光材料
    を処理するための各固形処理剤の量を記憶する記憶手段
    と、所定量の感光材料の処理に応じて所定量の固形処理
    剤を補充するよう制御する補充制御手段と、を有する感
    光材料処理装置において、各固形処理剤の補充異常を否
    補充量として検出する否補充量検知手段を設け、前記否
    補充量検知手段がいずれかの処理槽に関して否補充量を
    検出したとき、前記補充制御手段は否補充量を検出した
    処理槽または他の処理槽に対する固形処理剤の補充タイ
    ミングを変更する補正を行うことを特徴とする感光材料
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記固形処理剤が錠剤型固形処理剤であ
    ることを特徴とする請求項8の感光材料処理装置。
  10. 【請求項10】 前記否補充量検知手段は、所定量の感
    光材料を処理するために必要な固形処理剤の量から感光
    材料の処理に用いた固形処理剤の量を減算した量と、こ
    れから前記処理槽に供給される固形処理剤の量とが異な
    るとき、固形処理剤の補充異常として否補充量を検出す
    ることを特徴とする請求項8又は9の感光材料処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記否補充量検知手段により否補充量
    が検出されたときの前記補正制御手段による補正は、各
    処理槽に補充される固形処理剤の量が、前記各処理剤槽
    の全部で固形処理剤が同時に0となるように固形処理剤
    の補充タイミ ングを変更することを特徴とする請求項
    8、9又は10の感光材料処理装置。
JP13213694A 1994-06-14 1994-06-14 感光材料処理装置 Expired - Fee Related JP3341133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13213694A JP3341133B2 (ja) 1994-06-14 1994-06-14 感光材料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13213694A JP3341133B2 (ja) 1994-06-14 1994-06-14 感光材料処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07333803A JPH07333803A (ja) 1995-12-22
JP3341133B2 true JP3341133B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=15074216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13213694A Expired - Fee Related JP3341133B2 (ja) 1994-06-14 1994-06-14 感光材料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3341133B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3973432B2 (ja) * 2002-01-29 2007-09-12 日本曹達株式会社 物質投入管理方法
CN110074444A (zh) * 2019-04-30 2019-08-02 湖南伍子醉食品有限公司 一种卤水自动添补装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07333803A (ja) 1995-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006267528A (ja) 画像形成装置及びトナーカートリッジ
JP3341133B2 (ja) 感光材料処理装置
US5570154A (en) Automatic developing apparatus, using solid processing agent dissolved in water, for developing a photosensitive material
JPH08152825A (ja) 画像形成装置の管理システム
US5604559A (en) Photosensitive material processing apparatus
JPS60230167A (ja) 像形成装置
JP3445850B2 (ja) 画像形成装置の管理システム
EP0640874B1 (en) Processing apparatus for light-sensitive material
CN103703420A (zh) 图像形成设备
JP2012234130A (ja) 画像形成装置
JP2001208598A (ja) 定量計量装置
JPS60229047A (ja) 像形成装置
US5576795A (en) Automatic processing apparatus for silver halide photographic light-sensitive material
JPH0419765A (ja) 画像形成装置のトナー濃度制御装置
JP2011128647A (ja) 画像形成装置及びトナーカートリッジ
JP2676648B2 (ja) 処理補充液補充制御方法
JPH11149212A (ja) 電子写真画像形成装置
JPH06295047A (ja) 自動現像機
JP2012234129A (ja) 画像形成装置
JPS60178475A (ja) トナ−制御装置
JP2767792B2 (ja) 画像形成装置
JPH0887166A (ja) 画像形成装置におけるトナー残量不足警告装置
JPH07333804A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH0371172A (ja) 現像装置
JP2000029290A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees