JP3339763B2 - アナログ/デジタル変換装置 - Google Patents
アナログ/デジタル変換装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ/デジタル変換
装置に係り、アナログ/デジタル変換を行う変換部と、
変換されたデジタル値を取り込んで処理する処理部とが
通信する型のデジタル変換装置に関する。
装置に係り、アナログ/デジタル変換を行う変換部と、
変換されたデジタル値を取り込んで処理する処理部とが
通信する型のデジタル変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の制御、例えば自動車用
エンジンの制御システムでは、エンジンの状態や走行状
態を各種センサで検出し、これらセンサからの情報をマ
イクロコンピュータで処理して、最適の状態で車両走行
を行うための制御が行われている。そして、これら各種
センサからの情報はその殆どが電気的な信号であり、デ
ジタル信号とアナログ信号が使用されている。マイクロ
コンピュータで、これらの信号を処理する場合は、デジ
タル信号はそのままマイクロコンピュータに入力して処
理できるが、アナログ信号の場合にはマイクロコンピュ
ータに入力する前にデジタル信号に変換する必要があ
る。
エンジンの制御システムでは、エンジンの状態や走行状
態を各種センサで検出し、これらセンサからの情報をマ
イクロコンピュータで処理して、最適の状態で車両走行
を行うための制御が行われている。そして、これら各種
センサからの情報はその殆どが電気的な信号であり、デ
ジタル信号とアナログ信号が使用されている。マイクロ
コンピュータで、これらの信号を処理する場合は、デジ
タル信号はそのままマイクロコンピュータに入力して処
理できるが、アナログ信号の場合にはマイクロコンピュ
ータに入力する前にデジタル信号に変換する必要があ
る。
【0003】アナログ信号をデジタル信号に変換するに
は、アナログ/デジタル変換器が用いられるが、構成を
簡単にするため複数種類のアナログ信号を1個のアナロ
グ/デジタル変換器で順次デジタル信号に変換するマル
チチャンネル型のアナログ/デジタル変換器が多く用い
られている。又、アナログ/デジタル変換器とマイクロ
コンピュータ間にはデータ等を伝達するための通信ライ
ン(プリント配線基板の配線パターンや、フレキシブル
基板、導線〔リード線〕)が設けられているが、用途に
応じて各種通信方式がとられており、自動車のエンジン
等の制御には、同期エラー等の通信異常が発生しにくい
SPI(シリアル・ペリフェラル・インターフェイス)
方式の通信方式がよく用いられている。
は、アナログ/デジタル変換器が用いられるが、構成を
簡単にするため複数種類のアナログ信号を1個のアナロ
グ/デジタル変換器で順次デジタル信号に変換するマル
チチャンネル型のアナログ/デジタル変換器が多く用い
られている。又、アナログ/デジタル変換器とマイクロ
コンピュータ間にはデータ等を伝達するための通信ライ
ン(プリント配線基板の配線パターンや、フレキシブル
基板、導線〔リード線〕)が設けられているが、用途に
応じて各種通信方式がとられており、自動車のエンジン
等の制御には、同期エラー等の通信異常が発生しにくい
SPI(シリアル・ペリフェラル・インターフェイス)
方式の通信方式がよく用いられている。
【0004】次ぎに図7を用いてSPI通信を用いたア
ナログ/デジタル変換器について説明する。51はアナ
ログ/デジタル変換器で、複数(本例においては24チ
ャンネル)のセンサと接続され、それらのセンサからの
アナログ信号を入力している。又、アナログ/デジタル
変換器1にはマイクロコンピュータ2との通信のため、
クロック入力端子A1、データ入力端子A2、データ出
力端子A3、変換終了信号出力端子A4が設けられてお
り、それぞれマイクロコンピュータ2側のクロック出力
端子B1、データ出力端子B2、データ入力端子B3、
外部割込端子B4に接続されている。
ナログ/デジタル変換器について説明する。51はアナ
ログ/デジタル変換器で、複数(本例においては24チ
ャンネル)のセンサと接続され、それらのセンサからの
アナログ信号を入力している。又、アナログ/デジタル
変換器1にはマイクロコンピュータ2との通信のため、
クロック入力端子A1、データ入力端子A2、データ出
力端子A3、変換終了信号出力端子A4が設けられてお
り、それぞれマイクロコンピュータ2側のクロック出力
端子B1、データ出力端子B2、データ入力端子B3、
外部割込端子B4に接続されている。
【0005】そして、クロック入力端子A1にはクロッ
ク出力端子B1からデータ通信のための同期信号となる
クロック信号(パルス信号)が入力される。又、データ
入力端子A2にはデータ出力端子B2からの変換命令信
号(シリアル信号)が入力され、データ入力端子B3に
はデータ出力端子A3からの変換結果信号(シリアル信
号)が入力され、そして外部割込端子B4には変換終了
信号出力端子A4からアナログ/デジタル変換(アナロ
グ/デジタル変換)が終了した旨の信号が入力される。
ク出力端子B1からデータ通信のための同期信号となる
クロック信号(パルス信号)が入力される。又、データ
入力端子A2にはデータ出力端子B2からの変換命令信
号(シリアル信号)が入力され、データ入力端子B3に
はデータ出力端子A3からの変換結果信号(シリアル信
号)が入力され、そして外部割込端子B4には変換終了
信号出力端子A4からアナログ/デジタル変換(アナロ
グ/デジタル変換)が終了した旨の信号が入力される。
【0006】図8はアナログ/デジタル変換及び通信の
タイミングを示す図であり、次ぎにアナログ/デジタル
変換及び通信のタイミングについて説明する。マイクロ
コンピュータ52は、センサの出力信号データが必要な
場合、先ず変換命令を示すコマンドデータと対象センサ
を示すチャンネルデータをアナログ/デジタル変換器5
1に送信するための送信レジスタに書き込み、これらの
データをクロック信号に同期させてクロック信号と共に
出力する(u1)。
タイミングを示す図であり、次ぎにアナログ/デジタル
変換及び通信のタイミングについて説明する。マイクロ
コンピュータ52は、センサの出力信号データが必要な
場合、先ず変換命令を示すコマンドデータと対象センサ
を示すチャンネルデータをアナログ/デジタル変換器5
1に送信するための送信レジスタに書き込み、これらの
データをクロック信号に同期させてクロック信号と共に
出力する(u1)。
【0007】アナログ/デジタル変換器51は、入力さ
れたクロック信号に同期してコマンドデータと対象セン
サを示すチャンネルデータを読み込んで解読し、指定さ
れたセンサ(チャンネル)の信号をアナログ/デジタル
変換する。そして、アナログ/デジタル変換が終了する
とアナログ/デジタル変換器51は、変換終了出力端子
A4からマイクロコンピュータ52の外部割込端子B4
にアナログ/デジタル変換が終了した旨の変換終了信号
を出力すると共に、マイクロコンピュータ52にデータ
を送信するための送信レジスタに変換結果を書き込む
(u2)。
れたクロック信号に同期してコマンドデータと対象セン
サを示すチャンネルデータを読み込んで解読し、指定さ
れたセンサ(チャンネル)の信号をアナログ/デジタル
変換する。そして、アナログ/デジタル変換が終了する
とアナログ/デジタル変換器51は、変換終了出力端子
A4からマイクロコンピュータ52の外部割込端子B4
にアナログ/デジタル変換が終了した旨の変換終了信号
を出力すると共に、マイクロコンピュータ52にデータ
を送信するための送信レジスタに変換結果を書き込む
(u2)。
【0008】マイクロコンピュータ52は、変換終了信
号を受信すると、割込処理によりクロック信号を送信す
る(u3)。すると、該クロック信号に同期してアナロ
グ/デジタル変換器1側の送信レジスタに書き込まれた
変換結果が送信されるので、該クロック信号に同期して
変換結果を読み込み、1回のアナログ/デジタル変換及
び通信の処理が完了する(u4)。
号を受信すると、割込処理によりクロック信号を送信す
る(u3)。すると、該クロック信号に同期してアナロ
グ/デジタル変換器1側の送信レジスタに書き込まれた
変換結果が送信されるので、該クロック信号に同期して
変換結果を読み込み、1回のアナログ/デジタル変換及
び通信の処理が完了する(u4)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この様なデジタル変換
装置に於いて、従来は前記変換終了信号伝達用の信号ラ
インが断線し、終了割込が発生しなくなった(変換終了
信号を入力しなくなった)場合、マイクロコンピュータ
52はアナログ/デジタル変換部51の異常とみなし、
アナログ/デジタル変換装置のシステムリセット等の処
置を行っていたが、信号ラインの断線であればシステム
リセットでは正常状態に復帰しないため、マイクロコン
ピュータ52はセンサからの信号無しでエンジン制御を
行うフェイルセーフ制御を行うことになる。従って、こ
の様な場合フェイルセーフ制御により走行は可能である
が、性能(燃費、排気ガス、走行能力、乗り心地)等が
悪化する。本発明はこの様な場合に於ける、例えばエン
ジン等の性能面悪化を抑える事を目的とする。
装置に於いて、従来は前記変換終了信号伝達用の信号ラ
インが断線し、終了割込が発生しなくなった(変換終了
信号を入力しなくなった)場合、マイクロコンピュータ
52はアナログ/デジタル変換部51の異常とみなし、
アナログ/デジタル変換装置のシステムリセット等の処
置を行っていたが、信号ラインの断線であればシステム
リセットでは正常状態に復帰しないため、マイクロコン
ピュータ52はセンサからの信号無しでエンジン制御を
行うフェイルセーフ制御を行うことになる。従って、こ
の様な場合フェイルセーフ制御により走行は可能である
が、性能(燃費、排気ガス、走行能力、乗り心地)等が
悪化する。本発明はこの様な場合に於ける、例えばエン
ジン等の性能面悪化を抑える事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題を
解決するために、アナログ信号をデジタル信号に変換す
る変換部と、前記変換部と通信ラインで接続され該変換
部から出力されるデジタル変換された変換デジタル信号
を取り込み処理する処理部とからなり、前記変換部は前
記処理部からの変換要求信号により変換を行うとともに
変換が終了後に変換終了信号を前記処理部に出力し、前
記処理部は前記変換部からの前記変換終了信号を入力し
た後に前記変換部からの変換デジタル信号を取り込むア
ナログ/デジタル変換装置に於いて、前記変換終了信号
の終了信号伝達系の異常を検出する異常検出手段と、前
記異常検出手段により前記終了信号伝達系の異常が検出
されたとき、前記処理部が変換要求信号を出力してから
所定時間後に、前記変換部の変換デジタル信号を取り込
む補助取り込み手段とを備えたことを特徴とする。
解決するために、アナログ信号をデジタル信号に変換す
る変換部と、前記変換部と通信ラインで接続され該変換
部から出力されるデジタル変換された変換デジタル信号
を取り込み処理する処理部とからなり、前記変換部は前
記処理部からの変換要求信号により変換を行うとともに
変換が終了後に変換終了信号を前記処理部に出力し、前
記処理部は前記変換部からの前記変換終了信号を入力し
た後に前記変換部からの変換デジタル信号を取り込むア
ナログ/デジタル変換装置に於いて、前記変換終了信号
の終了信号伝達系の異常を検出する異常検出手段と、前
記異常検出手段により前記終了信号伝達系の異常が検出
されたとき、前記処理部が変換要求信号を出力してから
所定時間後に、前記変換部の変換デジタル信号を取り込
む補助取り込み手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】又、前記異常検出手段は、前記変換要求信
号と、該変換要求信号に対応する前記変換部からのデジ
タル値とを比較し、該比較結果により異常を判断する事
を特徴とする。
号と、該変換要求信号に対応する前記変換部からのデジ
タル値とを比較し、該比較結果により異常を判断する事
を特徴とする。
【0012】
【作用】以上のような手段により本発明においては、変
換終了信号伝達用の変換終了信号伝達ラインが異常の場
合には、処理部側の判断によりアナログ/デジタル変換
値を読み込むので、変換終了信号伝達ラインの異常によ
るアナログ/デジタル値の入力不能状態を回避できる。
換終了信号伝達用の変換終了信号伝達ラインが異常の場
合には、処理部側の判断によりアナログ/デジタル変換
値を読み込むので、変換終了信号伝達ラインの異常によ
るアナログ/デジタル値の入力不能状態を回避できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。尚、本実施例では自動車のエンジンを制御するエ
ンジン制御装置を例に挙げて説明するが、本発明は、エ
ンジン制御装置以外のアナログ/デジタル変換装置を用
いる装置に適用できる。図1は自動車のエンジン制御装
置の構成を示す構成図である。エンジン制御装置5に
は、各種のセンサが接続されており、これらのセンサか
らの信号を入力して処理し、そして各種アクチュエータ
を制御し、エンジンを適切な状態で動作させる。センサ
には、パルス等によるデジタル信号を出力するデジタル
系センサと、電圧値等によるアナログ信号を出力するア
ナログ系センサがある。
する。尚、本実施例では自動車のエンジンを制御するエ
ンジン制御装置を例に挙げて説明するが、本発明は、エ
ンジン制御装置以外のアナログ/デジタル変換装置を用
いる装置に適用できる。図1は自動車のエンジン制御装
置の構成を示す構成図である。エンジン制御装置5に
は、各種のセンサが接続されており、これらのセンサか
らの信号を入力して処理し、そして各種アクチュエータ
を制御し、エンジンを適切な状態で動作させる。センサ
には、パルス等によるデジタル信号を出力するデジタル
系センサと、電圧値等によるアナログ信号を出力するア
ナログ系センサがある。
【0014】そして、デジタル系センサには、エンジン
の回転角(上死点等)を示すTDC信号等を出力する回
転角センサ、エンジン回転数を示すNE信号を出力する
回転数センサ、車輪の回転数を示す車速信号を出力する
車速センサ等がある。又、アナログ系センサには、エン
ジンの吸気管内の圧力を検出する吸気管圧力センサ、ラ
ジエータの水温を検出する水温センサ、吸入空気の温度
を検出する吸気温センサ、排気ガス中の酸素濃度を検出
する酸素濃度(O2 )センサ、スロットルバルブの開度
を検出するスロットルバルブセンサ等がある。
の回転角(上死点等)を示すTDC信号等を出力する回
転角センサ、エンジン回転数を示すNE信号を出力する
回転数センサ、車輪の回転数を示す車速信号を出力する
車速センサ等がある。又、アナログ系センサには、エン
ジンの吸気管内の圧力を検出する吸気管圧力センサ、ラ
ジエータの水温を検出する水温センサ、吸入空気の温度
を検出する吸気温センサ、排気ガス中の酸素濃度を検出
する酸素濃度(O2 )センサ、スロットルバルブの開度
を検出するスロットルバルブセンサ等がある。
【0015】3はセンサを接続するために緩衝動作等を
行う入力インターフェイスで、デジタル系のセンサとマ
イクロコンピュータ(マイコン)2とを接続し、又アナ
ログ系のセンサとアナログ/デジタル変換器(A/D変
換器)1とを接続している。1はA/D変換器で、入力
インターフェイス3を介して入力されたアナログ系セン
サからのアナログ信号をデジタル信号に変換してマイコ
ン2に出力する。
行う入力インターフェイスで、デジタル系のセンサとマ
イクロコンピュータ(マイコン)2とを接続し、又アナ
ログ系のセンサとアナログ/デジタル変換器(A/D変
換器)1とを接続している。1はA/D変換器で、入力
インターフェイス3を介して入力されたアナログ系セン
サからのアナログ信号をデジタル信号に変換してマイコ
ン2に出力する。
【0016】2はマイコンで、センサからの信号を入力
して処理し、エンジンの各所に設けられたアクチュエー
タを制御してエンジンが状況に応じた状態で動作するよ
う制御する。4はマイコン2とアクチュエータを接続す
るための出力インターフェイスで、緩衝動作等を行う。
又、アクチュエータには、例えばエンジンの点火を行う
点火プラグ、ガソリンを噴射するインジェクタ、スロッ
トルバルブと並列的に設けられスロットルバルブ閉鎖時
(アイドル回転時)に於ける空気量を制御して、アイド
ル回転数を制御するアイドルスピードコントロールバル
ブ(ISCバルブ)等があり、必要に応じてマイコン2
からのデジタル信号をアナログ信号に変化するデジタル
アナログ信号変換器、電圧を昇圧する昇圧回路、デジタ
ル信号に対応するデューティ値を持つパルス信号に変換
するデューティ変換回路等の駆動回路が設けられてい
る。
して処理し、エンジンの各所に設けられたアクチュエー
タを制御してエンジンが状況に応じた状態で動作するよ
う制御する。4はマイコン2とアクチュエータを接続す
るための出力インターフェイスで、緩衝動作等を行う。
又、アクチュエータには、例えばエンジンの点火を行う
点火プラグ、ガソリンを噴射するインジェクタ、スロッ
トルバルブと並列的に設けられスロットルバルブ閉鎖時
(アイドル回転時)に於ける空気量を制御して、アイド
ル回転数を制御するアイドルスピードコントロールバル
ブ(ISCバルブ)等があり、必要に応じてマイコン2
からのデジタル信号をアナログ信号に変化するデジタル
アナログ信号変換器、電圧を昇圧する昇圧回路、デジタ
ル信号に対応するデューティ値を持つパルス信号に変換
するデューティ変換回路等の駆動回路が設けられてい
る。
【0017】次に図2を用いてSPI通信を用いたアナ
ログ/デジタル変換装置に付いてその詳細を説明する。
A/D変換器1には、複数の(本例では24チャンネル
〔ch〕)のアナログ系センサと接続され、それらセン
サからのアナログ信号を入力している。又、A/D変換
器1にはマイコン2との通信のため、クロック入力端子
A1、データ入力端子A2、データ出力端子A3、変換
終了信号出力端子A4が設けられており、それぞれマイ
コン2側のクロック出力端子B1、データ出力端子B
2、データ入力端子B3、外部割込端子B4に接続され
ている。尚、これらの端子間の接続は、マイコン2とA
/D変換器1が同一プリント基板上に搭載されたもので
あればプリント基板の配線パターンにより接続され、
又、同一基板上に搭載されたものでなければ、フレキシ
ブル基板や導線(リード線)等によって接続されてい
る。
ログ/デジタル変換装置に付いてその詳細を説明する。
A/D変換器1には、複数の(本例では24チャンネル
〔ch〕)のアナログ系センサと接続され、それらセン
サからのアナログ信号を入力している。又、A/D変換
器1にはマイコン2との通信のため、クロック入力端子
A1、データ入力端子A2、データ出力端子A3、変換
終了信号出力端子A4が設けられており、それぞれマイ
コン2側のクロック出力端子B1、データ出力端子B
2、データ入力端子B3、外部割込端子B4に接続され
ている。尚、これらの端子間の接続は、マイコン2とA
/D変換器1が同一プリント基板上に搭載されたもので
あればプリント基板の配線パターンにより接続され、
又、同一基板上に搭載されたものでなければ、フレキシ
ブル基板や導線(リード線)等によって接続されてい
る。
【0018】そして、クロック端子A1にはクロック出
力端子B1からデータ通信のための同期信号となるクロ
ック信号(パルス信号)が入力される。又、データ入力
端子A2にはデータ出力端子B2からの変換命令信号
(シリアル信号)が入力され、データ入力端子B3には
データ出力端子A3からの変換結果信号(シリアル信
号)が入力され、そして、外部割込端子B4には変換終
了信号出力端子A4からアナログ/デジタル変換(A/
D変換)が終了した旨の信号が入力される。
力端子B1からデータ通信のための同期信号となるクロ
ック信号(パルス信号)が入力される。又、データ入力
端子A2にはデータ出力端子B2からの変換命令信号
(シリアル信号)が入力され、データ入力端子B3には
データ出力端子A3からの変換結果信号(シリアル信
号)が入力され、そして、外部割込端子B4には変換終
了信号出力端子A4からアナログ/デジタル変換(A/
D変換)が終了した旨の信号が入力される。
【0019】次に変換及び通信動作について説明する。
SPI通信はデータの伝送が行われるときのみクロック
信号が送信されるもので、換言すればマイコン2がクロ
ック信号を出力すれば、同時にデータ入力端子A2とデ
ータ出力端子B2間のデータ通信及びデータ入力端子B
3とデータ出力端子A3間のデータ通信がクロック信号
を同期信号として行われる。具体的には、クロック信号
の立ち下がり時における通信ラインの信号レベル(Hレ
ベル:高電圧レベル、Lレベル:低電圧レベル)を1ビ
ット分の通信データとし、送信するもので、送信側では
送りたいデータに応じて通信ラインの信号レベルをクロ
ック信号に同期させて順次切り換え、受信側ではクロッ
ク信号の立ち下がり時の通信ラインの信号レベルを読み
込み受信データに組み立てるものである。
SPI通信はデータの伝送が行われるときのみクロック
信号が送信されるもので、換言すればマイコン2がクロ
ック信号を出力すれば、同時にデータ入力端子A2とデ
ータ出力端子B2間のデータ通信及びデータ入力端子B
3とデータ出力端子A3間のデータ通信がクロック信号
を同期信号として行われる。具体的には、クロック信号
の立ち下がり時における通信ラインの信号レベル(Hレ
ベル:高電圧レベル、Lレベル:低電圧レベル)を1ビ
ット分の通信データとし、送信するもので、送信側では
送りたいデータに応じて通信ラインの信号レベルをクロ
ック信号に同期させて順次切り換え、受信側ではクロッ
ク信号の立ち下がり時の通信ラインの信号レベルを読み
込み受信データに組み立てるものである。
【0020】例えば、『1101』と言う4ビットの信
号をマイコン2側からA/D変換器1側に送信する場合
を図3を用いて説明する。はクロック信号を示し、マ
イコン2側は、通信時に一定周期で状態(Hレベル、L
レベル)が変化するパルス信号をA/D変換器1側に送
信する。尚、パルス数は送信するデータのビット長分だ
けあり、予め定められている(本例では4パルス)。
又、マイコン2はクロック信号の立ち下がり時(t1、
t2、t3、t4)に、順次データ通信ラインの信号レ
ベルが通信データ『1101』に対応する信号レベル
『HHLH』()となるように制御する。A/D変換
器1側では、クロック信号の立ち下がり時(t1、t
2、t3、t4)に於ける通信ラインの信号レベル『H
HLH』を入力し、対応するデータ『1101』の通信
と判断する。
号をマイコン2側からA/D変換器1側に送信する場合
を図3を用いて説明する。はクロック信号を示し、マ
イコン2側は、通信時に一定周期で状態(Hレベル、L
レベル)が変化するパルス信号をA/D変換器1側に送
信する。尚、パルス数は送信するデータのビット長分だ
けあり、予め定められている(本例では4パルス)。
又、マイコン2はクロック信号の立ち下がり時(t1、
t2、t3、t4)に、順次データ通信ラインの信号レ
ベルが通信データ『1101』に対応する信号レベル
『HHLH』()となるように制御する。A/D変換
器1側では、クロック信号の立ち下がり時(t1、t
2、t3、t4)に於ける通信ラインの信号レベル『H
HLH』を入力し、対応するデータ『1101』の通信
と判断する。
【0021】尚、上記記載ではマイコン2側からA/D
変換器1側に送信する場合を説明したが、A/D変換器
1側からマイコン2側に送信する場合は、マイコン2か
らのクロック信号に同期して同様の動作が行われる。
又、マイコン2側からA/D変換器1側への送信ライン
と、A/D変換器1側からマイコン2側への送信ライン
とが別々のラインであるので、マイコン2からのクロッ
ク信号に同期してそれぞれがデータの送信を行えば、同
じタイミングで双方向の通信が可能となる。
変換器1側に送信する場合を説明したが、A/D変換器
1側からマイコン2側に送信する場合は、マイコン2か
らのクロック信号に同期して同様の動作が行われる。
又、マイコン2側からA/D変換器1側への送信ライン
と、A/D変換器1側からマイコン2側への送信ライン
とが別々のラインであるので、マイコン2からのクロッ
ク信号に同期してそれぞれがデータの送信を行えば、同
じタイミングで双方向の通信が可能となる。
【0022】次に、送信データの形式について説明す
る。図4は送信データの形式(16ビット)を示すもの
で、(a)はマイコン2側からA/D変換器1側への送
信データの形式、(b)はA/D変換器1側からマイコ
ン2側への送信データの形式を示す。マイコン2側から
A/D変換器1側への送信データは、基本的にA/D変
換器1に対してどの様な動作を行わせるかのコマンドデ
ータD1と、どのセンサ(どのチャンネル)の信号をA
/D変換するのかを指定するチャンネルデータD2とか
ら構成される。
る。図4は送信データの形式(16ビット)を示すもの
で、(a)はマイコン2側からA/D変換器1側への送
信データの形式、(b)はA/D変換器1側からマイコ
ン2側への送信データの形式を示す。マイコン2側から
A/D変換器1側への送信データは、基本的にA/D変
換器1に対してどの様な動作を行わせるかのコマンドデ
ータD1と、どのセンサ(どのチャンネル)の信号をA
/D変換するのかを指定するチャンネルデータD2とか
ら構成される。
【0023】又、A/D変換器1側からマイコン2側へ
の送信データは、基本的にA/D変換の変換結果を示す
変換結果データD3と、A/D変換の完了を示すチェッ
クコードD4と、どの入力端子のA/D変換結果か、つ
まりどのセンサ(どのチャンネル)のA/D変換結果か
を示す変換端子データD5とから構成される。次にマイ
コン2の行うデータ送受信処理に付いて説明する。図5
はマイコン2の行う送受信処理を示すフローチャートで
ある。この送受信処理は、自動車のエンジンが駆動状態
である場合に、一定時間毎に割り込みにより実行され
る。
の送信データは、基本的にA/D変換の変換結果を示す
変換結果データD3と、A/D変換の完了を示すチェッ
クコードD4と、どの入力端子のA/D変換結果か、つ
まりどのセンサ(どのチャンネル)のA/D変換結果か
を示す変換端子データD5とから構成される。次にマイ
コン2の行うデータ送受信処理に付いて説明する。図5
はマイコン2の行う送受信処理を示すフローチャートで
ある。この送受信処理は、自動車のエンジンが駆動状態
である場合に、一定時間毎に割り込みにより実行され
る。
【0024】ステップS1では、A/D変換器1への前
回の変換指示に対してA/D変換完了信号を受信してい
るかどうかを判断し、受信していればステップS6に移
り、受信していなければステップS2に移る。この判断
は外部割込端子B4への変換終了信号の割込入力の有無
(割込があった時にセットされる変換終了フラグの状
態)により行われる。ステップS2では前回の送受信処
理により受信したA/D変換値をメモリに記憶しステッ
プS3に移る。又、ステップS3では前回の送受信処理
により受信した変換端子データをメモリに記憶してステ
ップS4に移る。
回の変換指示に対してA/D変換完了信号を受信してい
るかどうかを判断し、受信していればステップS6に移
り、受信していなければステップS2に移る。この判断
は外部割込端子B4への変換終了信号の割込入力の有無
(割込があった時にセットされる変換終了フラグの状
態)により行われる。ステップS2では前回の送受信処
理により受信したA/D変換値をメモリに記憶しステッ
プS3に移る。又、ステップS3では前回の送受信処理
により受信した変換端子データをメモリに記憶してステ
ップS4に移る。
【0025】ステップS4では、前々回の送受信処理時
に指定したチャンネルデータと前回の送受信処理時に入
力した変換端子データを比較し、一致していればステッ
プS6に移り、一致していなければステップS5に移
る。即ち、変換終了信号系統、つまり変換終了信号出力
端子A4と外部割込端子B4間の通信ラインである終了
割込ライン等の異常があれば、マイコン2側では、変換
終了信号の入力は無いが、指示したA/D変換値は入力
された状態となる。
に指定したチャンネルデータと前回の送受信処理時に入
力した変換端子データを比較し、一致していればステッ
プS6に移り、一致していなければステップS5に移
る。即ち、変換終了信号系統、つまり変換終了信号出力
端子A4と外部割込端子B4間の通信ラインである終了
割込ライン等の異常があれば、マイコン2側では、変換
終了信号の入力は無いが、指示したA/D変換値は入力
された状態となる。
【0026】本実施例では、この状態を変換終了信号の
割込入力の有無及び指示したチャンネルデータと、これ
に対するA/D変換結果と共に入力される変換端子デー
タの一致(データの送信系統及びA/D変換器1が正常
であれば、同じセンサを示すデータであるので、これら
のデータは一致する)により判断している。そして、ス
テップS5では、変換終了信号系統の異常であることを
示す終了信号異常フラグをセットしてステップS6に移
る。
割込入力の有無及び指示したチャンネルデータと、これ
に対するA/D変換結果と共に入力される変換端子デー
タの一致(データの送信系統及びA/D変換器1が正常
であれば、同じセンサを示すデータであるので、これら
のデータは一致する)により判断している。そして、ス
テップS5では、変換終了信号系統の異常であることを
示す終了信号異常フラグをセットしてステップS6に移
る。
【0027】このステップS1からステップS5の処理
により、変換終了信号系統の異常検出処理を行ってい
る。ステップS6では、A/D変換のチャンネルを選択
してステップS7に移る。この選択はエンジン制御に必
要なデータを出力するセンサを指定するためのものであ
る。ステップS7ではステップS6で選択されたチャン
ネルを送信用メモリに記憶し、ステップS8に移る。ス
テップS8ではA/D変換器1に行わせる動作を指示す
るコマンドを選択し送信用メモリに記憶してステップS
9に移る。これらセンサのチャンネルの選択及びコマン
ドの選択は、予めメモリに記憶されたエンジン制御用の
プログラムに従って選択される。そして、ステップS9
で、これら選択されたチャンネルとコマンドをA/D変
換器1に送信し、A/D変換器1にA/D変換等の動作
を行わせ、ステップS10に移る。これらステップS6
からステップS9の処理により、A/D変換器1に対す
るA/D変換動作等の指示処理を行っている。
により、変換終了信号系統の異常検出処理を行ってい
る。ステップS6では、A/D変換のチャンネルを選択
してステップS7に移る。この選択はエンジン制御に必
要なデータを出力するセンサを指定するためのものであ
る。ステップS7ではステップS6で選択されたチャン
ネルを送信用メモリに記憶し、ステップS8に移る。ス
テップS8ではA/D変換器1に行わせる動作を指示す
るコマンドを選択し送信用メモリに記憶してステップS
9に移る。これらセンサのチャンネルの選択及びコマン
ドの選択は、予めメモリに記憶されたエンジン制御用の
プログラムに従って選択される。そして、ステップS9
で、これら選択されたチャンネルとコマンドをA/D変
換器1に送信し、A/D変換器1にA/D変換等の動作
を行わせ、ステップS10に移る。これらステップS6
からステップS9の処理により、A/D変換器1に対す
るA/D変換動作等の指示処理を行っている。
【0028】ステップS10では、変換終了信号系統の
異常かどうかを判断し、変換終了信号系統の異常であれ
ばステップS11に移り、異常で無ければステップS1
2に移る。この判断はステップS5でセットされる終了
信号異常フラグにより行われる。ステップS11では、
現在の時刻から一定時間後にA/D変換器1のA/D変
換値を読み込む処理を行わせるタイマー一致割込動作を
起動し、ステップS12に移る。つまり、一定時間後
(A/D変換器1のA/D変換処理が確実に終了してい
ると考えられる時間後)にA/D変換器1のA/D変換
値を読み込むように割込処理が設定される。ステップS
13では変換終了フラグをリセットして送受信処理を終
える。
異常かどうかを判断し、変換終了信号系統の異常であれ
ばステップS11に移り、異常で無ければステップS1
2に移る。この判断はステップS5でセットされる終了
信号異常フラグにより行われる。ステップS11では、
現在の時刻から一定時間後にA/D変換器1のA/D変
換値を読み込む処理を行わせるタイマー一致割込動作を
起動し、ステップS12に移る。つまり、一定時間後
(A/D変換器1のA/D変換処理が確実に終了してい
ると考えられる時間後)にA/D変換器1のA/D変換
値を読み込むように割込処理が設定される。ステップS
13では変換終了フラグをリセットして送受信処理を終
える。
【0029】図6はA/D変換及び通信のタイミングを
示す図であり、次に変換終了信号系統の異常時における
本実施例のA/D変換装置の動作状態について説明す
る。尚、正常時におけるA/D変換装置の動作状態は図
8に示した状態と同様である。マイコン1は、センサの
出力信号データが必要な場合、先ず変換命令を示すコマ
ンドデータD1と対象センサを示すチャンネルデータD
2とを、A/D変換器1に送信するため、送信レジスタ
に書き込む。そして、これらのデータをクロック信号に
同期させクロック信号と共に出力する(w1)。
示す図であり、次に変換終了信号系統の異常時における
本実施例のA/D変換装置の動作状態について説明す
る。尚、正常時におけるA/D変換装置の動作状態は図
8に示した状態と同様である。マイコン1は、センサの
出力信号データが必要な場合、先ず変換命令を示すコマ
ンドデータD1と対象センサを示すチャンネルデータD
2とを、A/D変換器1に送信するため、送信レジスタ
に書き込む。そして、これらのデータをクロック信号に
同期させクロック信号と共に出力する(w1)。
【0030】A/D変換器1は、入力されたクロック信
号に同期してコマンドデータD1と対象センサを示すチ
ャンネルデータD2を読み込んで解読し、指定されたセ
ンサの信号をA/D変換する。そして、A/D変換が終
了すると、A/D変換器1は、変換終了信号出力端子A
4からマイコン2の外部割込端子B4にA/D変換が終
了した旨の変換終了信号を出力すると共に、マイコン2
にデータを送信するため、送信レジスタに変換結果を書
き込む(w2)。
号に同期してコマンドデータD1と対象センサを示すチ
ャンネルデータD2を読み込んで解読し、指定されたセ
ンサの信号をA/D変換する。そして、A/D変換が終
了すると、A/D変換器1は、変換終了信号出力端子A
4からマイコン2の外部割込端子B4にA/D変換が終
了した旨の変換終了信号を出力すると共に、マイコン2
にデータを送信するため、送信レジスタに変換結果を書
き込む(w2)。
【0031】ここで正常の場合、マイコン2は変換終了
信号の受信によりA/D変換値を読み込む処理を開始す
るが、変換終了信号系統の異常の場合には、この変換終
了信号が受信できないので、A/D変換値を読み込む処
理を開始できない。しかし、本実施例の場合、マイコン
2が前回のデータ受信(w1時にその前に指定したA/
D変換要求に対するA/D変換結果を入力している。)
の結果により変換終了信号系統の異常を検出しているの
で、マイコン2は、その時刻から所定時間経過後(w3
〜w4)にタイマー一致割込によりA/D変換値を取り
込む。
信号の受信によりA/D変換値を読み込む処理を開始す
るが、変換終了信号系統の異常の場合には、この変換終
了信号が受信できないので、A/D変換値を読み込む処
理を開始できない。しかし、本実施例の場合、マイコン
2が前回のデータ受信(w1時にその前に指定したA/
D変換要求に対するA/D変換結果を入力している。)
の結果により変換終了信号系統の異常を検出しているの
で、マイコン2は、その時刻から所定時間経過後(w3
〜w4)にタイマー一致割込によりA/D変換値を取り
込む。
【0032】以上詳細に説明したように、本実施例によ
れば、変換終了信号系統の異常の場合、マイコン2はA
/D変換器1からの変換終了信号によらず、自らの判断
によりA/D変換値を読み込み処理を行う。従って、本
実施例によれば、A/D変換自体は正常に行われている
が、変換終了信号系統の異常の場合に、A/D変換値を
用いた制御を行うことができる。
れば、変換終了信号系統の異常の場合、マイコン2はA
/D変換器1からの変換終了信号によらず、自らの判断
によりA/D変換値を読み込み処理を行う。従って、本
実施例によれば、A/D変換自体は正常に行われている
が、変換終了信号系統の異常の場合に、A/D変換値を
用いた制御を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に本発明によれ
ば、A/D変換自体が正常に行われている場合には、A
/D変換値に影響のない部分に異常が発生しても、正常
なA/D変換値をできるだけ制御等に使用できるように
しているので、可能な限りA/D変換値を使用した適切
な制御を行うことができる。
ば、A/D変換自体が正常に行われている場合には、A
/D変換値に影響のない部分に異常が発生しても、正常
なA/D変換値をできるだけ制御等に使用できるように
しているので、可能な限りA/D変換値を使用した適切
な制御を行うことができる。
【図1】エンジン制御システムの構成図
【図2】A/D変換部の詳細を示すブロック図
【図3】信号の状態を示す状態図
【図4】送信データの形式を示す図
【図5】マイコン2の行う送受信処理を示すフローチャ
ート
ート
【図6】A/D変換及び通信のタイミングを示す図
【図7】SPI通信によるA/D変換器のブロック図
【図8】A/D変換及び通信のタイミングを示す図
1・・・・・・・A/D変換器 2・・・・・・・マイクロコンピュータ 3・・・・・・・入力インタフェイス 4・・・・・・・出力インタフェイス 5・・・・・・・エンジン制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 アナログ信号をデジタル信号に変換する
変換部と、前記変換部と通信ラインで接続され該変換部
から出力されるデジタル変換された変換デジタル信号を
取り込み処理する処理部とからなり、前記変換部は前記
処理部からの変換要求信号により変換を行うとともに変
換が終了後に変換終了信号を前記処理部に出力し、前記
処理部は前記変換部からの前記変換終了信号を入力した
後に前記変換部からの変換デジタル信号を取り込むアナ
ログ/デジタル変換装置に於いて、 前記変換終了信号の終了信号伝達系の異常を検出する異
常検出手段と、 前記異常検出手段により前記終了信号伝達系の異常が検
出されたとき、前記処理部が変換要求信号を出力してか
ら所定時間後に、前記変換部の変換デジタル信号を取り
込む補助取り込み手段とを備えたことを特徴とするアナ
ログ/デジタル変換装置。 - 【請求項2】 前記異常検出手段は、前記変換要求信号
と、該変換要求信号に対応する前記変換部からのデジタ
ル値とを比較し、該比較結果により異常を判断する事を
特徴とする請求項1記載のアナログ/デジタル変換装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13812495A JP3339763B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | アナログ/デジタル変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13812495A JP3339763B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | アナログ/デジタル変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08328745A JPH08328745A (ja) | 1996-12-13 |
JP3339763B2 true JP3339763B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=15214539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13812495A Expired - Fee Related JP3339763B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | アナログ/デジタル変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3339763B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100308167B1 (ko) * | 1997-10-13 | 2001-11-15 | 박상록 | 디젤엔진용 전자제어식 연료분사장치의 입력센서 데이터 처리방법 |
JP5433492B2 (ja) * | 2010-04-21 | 2014-03-05 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 車載制御装置、車載制御装置の検査方法 |
JP5664493B2 (ja) * | 2011-08-04 | 2015-02-04 | 株式会社デンソー | 燃圧検出指令の異常判定装置 |
CN110988605B (zh) * | 2019-12-31 | 2023-03-21 | 深圳友讯达科技股份有限公司 | 一种故障录波采样系统及采样方法 |
-
1995
- 1995-06-05 JP JP13812495A patent/JP3339763B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08328745A (ja) | 1996-12-13 |
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