JP3249710B2 - アナログ/デジタル変換装置 - Google Patents

アナログ/デジタル変換装置

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JP3249710B2 JP13812395A JP13812395A JP3249710B2 JP 3249710 B2 JP3249710 B2 JP 3249710B2 JP 13812395 A JP13812395 A JP 13812395A JP 13812395 A JP13812395 A JP 13812395A JP 3249710 B2 JP3249710 B2 JP 3249710B2
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ信号をデジタ
ル信号に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換装
置に係り、特にマイクロコンピュータとの通信異常時に
おけるノイズの異常に対して強いアナログ/デジタル変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の制御、例えば図4に示
す自動車用エンジンのEFIシステムでは、エンジンの
状態や走行状態を各種センサで検出し、これらセンサか
らの情報をマイクロコンピュータ22で処理して、最適
の状態で車両走行を行うための制御が行われている。そ
して、これら各種センサからの情報はその殆どが電気的
な信号であり、デジタル信号とアナログ信号が使用され
ている。マイクロコンピュータ22で、これらの信号を
処理する場合は、デジタル信号はそのままマイクロコン
ピュータ22に入力して処理できるが、アナログ信号の
場合にはマイクロコンピュータ2に入力する前にデジタ
ル信号に変換する必要がある。
【0003】アナログ信号をデジタル信号に変換するに
は、アナログ/デジタル変換器21が用いられるが、構
成を簡単にするため複数種類のアナログ信号を1個のア
ナログ/デジタル変換器で順次デジタル信号に変換する
マルチチャンネル型のアナログ/デジタル変換器が多く
用いられている。又、アナログ/デジタル変換器21と
マイクロコンピュータ22間にはデータ等を伝達するた
めの通信路が設けられているが、用途に応じて各種通信
方式がとられており、自動車のエンジン等の制御には、
同期エラー等の通信異常が発生しにくいSPI方式の通
信方式がよく用いられている。
【0004】次ぎに図5を用いてSPI通信を用いたア
ナログ/デジタル変換器について説明する。21はアナ
ログ/デジタル変換器で、複数(本例においては24チ
ャンネル)のセンサと接続され、それらのセンサからの
アナログ信号を入力している。又、アナログ/デジタル
変換器21にはマイクロコンピュータ22との通信のた
め、クロック入力端子A1、データ入力端子A2、デー
タ出力端子A3、変換終了信号出力端子A4が設けられ
ており、それぞれマイクロコンピュータ2側のクロック
出力端子B1、データ出力端子B2、データ入力端子B
3、外部割込端子B4に接続されている。
【0005】そして、クロック入力端子A1にはクロッ
ク出力端子B1からデータ通信のための同期信号となる
クロック信号(パルス信号)が入力される。又、データ
入力端子A2にはデータ出力端子B2からの変換命令信
号(シリアル信号)が入力され、データ入力端子B3に
はデータ出力端子A3からの変換結果信号(シリアル信
号)が入力され、そして外部割込端子B4には変換終了
信号出力端子A4からアナログ/デジタル変換が終了し
た旨の信号が入力される。
【0006】次ぎに変換及び通信動作について説明す
る。図6は信号の状態を示す状態図である。SPI通信
はデータの伝送が行われる時のみクロック信号が送信さ
れるもので、言い換えればマイクロコンピュータ22が
クロック信号を出力すれば、同時にデータ入力端子A2
とデータ出力端子B2間のデータ通信及びデータ入力端
子B3にはデータ出力端子A3間のデータ通信がクロッ
ク信号を同期信号として行われる。具体的には、クロッ
ク信号時の立ち下がり時における通信ラインの信号のレ
ベル(Hレベル:高電圧レベル、Lレベル:低電圧レベ
ル)を1ビット分の通信データとし、送信するもので、
送信側では送りたいデータに応じて通信ラインの信号レ
ベルをクロック信号に同期させて順次切換え、受信側で
はクロック信号の立ち下がり時の通信ラインの信号レベ
ルを読み込み受信データに組み立てるものである。
【0007】例えば、「1101」という4ビットの信
号をマイクロコンピュータ22側からアナログ/デジタ
ル変換器21側に送信する場合を、図5を用いて説明す
る。はクロック信号を示し、マイクロコンピュータ2
2側は、通信時に一定周期で変化するパルス信号をアナ
ログ/デジタル変換器21側に送信する。尚、パルス数
は送信するデータのビット長分だけあり、予め定められ
ている(本例では4パルス)。又、マイクロコンピュー
タ22はクロック信号の立ち下がり時(t1、t2、t
3、t4)に、順次データ通信ラインの信号レベルが通
信データ「1101」に対応する信号レベル「HHL
H」()となるように制御する。アナログ/デジタル
変換器1側では、クロック信号の立ち下がり時(t1、
t2、t3、t4)における通信ラインの信号レベル
「HHLH」を入力し、対応するデータ「1101」の
通信と判断する。
【0008】尚、本例ではマイクロコンピュータ22側
からアナログ/デジタル変換器21側に送信する場合を
説明したが、アナログ/デジタル変換器21側からマイ
クロコンピュータ22側に送信する場合は、マイクロコ
ンピュータ22からのクロック信号に同期して同様の動
作が行われる。又、マイクロコンピュータ22側からア
ナログ/デジタル変換器21側への送信ラインと、アナ
ログ/デジタル変換器21側からマイクロコンピュータ
22側への送信ラインとが別のラインであるので、マイ
クロコンピュータ22からのクロック信号に同期して、
それぞれがデータの送受信を行えば、同じタイミングで
双方向の通信が可能となる。
【0009】次ぎに、送信データの一般的な形式につい
て説明する。図7は送信データの形式(16ビット)を
示すもので、(a)はマイクロコンピュータ22側から
アナログ/デジタル変換器21側への送信データの形
式、(b)はアナログ/デジタル変換器21側からマイ
クロコンピュータ22側への送信データの形式を示す。
マイクロコンピュータ22側からアナログ/デジタル変
換器21側への送信データは、基本的にアナログ/デジ
タル変換器21に対してどの様な動作を行わせるかのコ
マンドデータD1と、どのセンサ(どのチャンネル)の
信号をアナログ/デジタル変換するのかを指定するチャ
ンネルデータD2とから構成される。
【0010】又、アナログ/デジタル変換器21側から
マイクロコンピュータ22側への送信データは、基本的
にアナログ/デジタル変換の変換結果を示す変換結果デ
ータD3と、アナログ/デジタル変換の完了を示すチェ
ックコードD4と、どの入力端子のアナログ/デジタル
変換結果か、つまり、どのセンサ(どのチャンネル)の
アナログ/デジタル変換結果を示す変換端子データD5
とから構成される。
【0011】図8はアナログ/デジタル変換及び通信の
タイミングを示す図であり、次ぎにアナログ/デジタル
変換及び通信のタイミングについて説明する。マイクロ
コンピュータ22は、センサの出力信号データが必要な
場合、先ず変換命令を示すコマンドデータD1と対象セ
ンサを示すチャンネルデータD2をアナログ/デジタル
変換器21に送信するための送信レジスタに書き込み、
これらのデータをクロック信号に同期させてクロック信
号と共に出力する(u1)。尚、送信するクロックのパ
ルス数はデータのビット長分でありマイクロコンピュー
タ22、アナログ/デジタル変換器21間で予め定めら
れたパルス数である。
【0012】アナログ/デジタル変換器21は、入力さ
れたクロック信号に同期してコマンドデータD1と対象
センサを示すチャンネルデータD2を読み込んで解読
し、指定されたセンサの信号をアナログ/デジタル変換
する。そして、アナログ/デジタル変換が終了するとア
ナログ/デジタル変換器21は、変換終了出力端子A4
からマイクロコンピュータ22の外部割込端子B4にア
ナログ/デジタル変換が終了した旨の変換終了信号を出
力すると共に、マイクロコンピュータ22にデータを送
信するための送信レジスタに変換結果を書き込む(u
2)。 マイクロコンピュータ22は、変換終了信号を
受信すると、割込処理によりクロック信号を送信する
(u3)。すると、該クロック信号に同期してアナログ
/デジタル変換器21側の送信レジスタに書き込まれた
変換結果が送信されるので、該クロック信号に同期して
変換結果を読み込み、1回のアナログ/デジタル変換及
び通信の処理が完了する(u4)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マイコン22
とA/D変換器21の通信中にノイズ等が混信した場合
には、次のような問題が発生する。図6に示すようにA
/D変換の通信中(マイコン22からA/D変換器21
への変換命令信号等の送信中)にノイズが重塁した場
合、クロック信号はに示すように、あたかもクロック
(パルス)数が増加したようになる。
【0014】A/D変換器21が読み込む信号は、クロ
ック信号の立ち下がり時の信号レベルであるためにノイ
ズによって増えたクロックの立ち下がり時(t5)の信
号レベルもデジタル信号として読み取る。従って、本例
のように1単位4ビットのデータ構成の場合、ノイズに
よる異常な1ビット(z1)がデータとして含まれ、正
常である最後の1ビット(z2)がデータから除かれて
しまう。そして、この除かれたデータ(z2)が、次の
データの最初の1ビットとして取り入れられてしまい、
更にその後のデータも同様となる(本例では異常データ
は1ビットであるが、1ビットに限らず複数のビットと
なる場合もある)。
【0015】従って、一旦ノイズによりデータが狂って
しまうと、その後のデータにも悪影響が残り、A/D変
換器21はマイコン22が送る制御信号を正常に受信で
きず、その動作が無茶苦茶になってしまい、その結果マ
イコン22は正常なセンサの出力データが得られず、エ
ンジン制御等が適切に行えなくなってしまう問題があ
る。
【0016】この様に従来のA/D変換装置では、アナ
ログ/デジタル変換器とマイクロコンピュータとの間で
一旦通信異常が発生した場合は、その後のアナログ/デ
ジタル変換値にも影響が残り、例えばエンジン等の制御
が適切に行えないという問題がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、アナログ信号をデジタル信号に変換する
変換部と、前記変換部と通信ラインで接続され該変換部
から出力される出力デジタル信号を取り込み処理すると
共に前記変換部を制御する制御信号をクロック信号に同
期して前記変換部にシリアル送信する処理部とからな
り、前記変換部は前記処理部からの変換要求信号により
クロック信号に同期して変換値をシリアル送信すると共
に、前記変換部と前記処理部との通信はデータの伝送が
行われる時のみクロック信号が送信されるSPI通信を
用いるアナログ/デジタル変換装置に於いて、リセット
コマンドは全ビットが同じレベルであって、前記変換部
は、所定数のクロック信号を受信した後は所定時間入力
が禁止され、前記処理部は、通信の異常を検出した時
に、全てのビットがットが前記リセットコマンドと同じ
レベルであるデータを、前記変換部に所定回送信するこ
とを特徴とする。
【0018】
【0019】
【作用】以上の様な手段により、前記変換部の異常時に
前記変換部に保持されたノイズ等による不要な信号が、
前記処理部からの無影響制御信号により除去されるた
め、前記変換部は正常状態に復帰する。
【0020】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明
する。尚、本実施例では、自動車のエンジンを制御する
エンジン制御装置を例に挙げて説明するが、本発明はエ
ンジン制御装置以外のアナログ/デジタル変換装置を用
いる装置に適用できる。図1は自動車のエンジン制御装
置の構成を示す構成図である。エンジン制御装置5に
は、各種のセンサが接続されており、これらセンサから
の信号を入力して処理し、そして各種アクチュエータを
制御し、エンジンを適切な状態で動作させる。センサに
は、パルス等によるデジタル信号を出力するデジタル系
センサと、電圧値等によるアナログ信号を出力するアナ
ログ系センサがある。
【0021】そして、デジタル系センサには、エンジン
の回転角(上死点等)を示すTDC信号等を出力する回
転角センサ、エンジンの回転数を示すNE信号を出力す
る回転数センサ、車輪の回転数を示す車速信号を出力す
る車速センサ等がある。又、アナログ系センサには、エ
ンジンの吸気管内の圧力を検出する吸気管センサ、ラジ
エータの水温を検出する水温センサ、吸入空気の温度を
検出する吸気温センサ、排気ガス中の酸素濃度を検出す
る酸素濃度(O2)センサ、スロットルバルブの開度を
検出するスロットルバルブセンサ等がある。
【0022】3はセンサを接続するために緩衝動作等を
行う入力インターフェイスで、デジタル系のセンサとマ
イクロコンピュータ(マイコン)2とを接続し、またア
ナログ系のセンサとアナログ/デシタル変換器(A/D
変換器)1とを接続している。1はA/D変換器で、入
力インターフェイス3を介して入力されたアナログ系の
センサからのアナログ信号をデシタル信号に変換してマ
イコン2に出力する。
【0023】2はマイコンでセンサからの信号を入力し
て処理し、エンジンの各所に設けられたアクチュエータ
を制御してエンジンが状況に応じた状態で動作するよう
制御する。4はマイコン2とアクチュエータを接続する
ための出力インターフェイスで緩衝動作等を行う。又、
アクチュエータには、例えばエンジンの点火を行う点火
プラグ、ガソリンを噴射するインジェクタ、スロットル
バルブと並列的に設けられスロットルバルブ閉鎖時(ア
イドル回転時)における空気量を制御して、アイドル回
転数を制御するアイドルスピードコントロールバルブ
(ISCバルブ)等があり、必要に応じてマイコン2か
らのデジタル信号をアナログ信号に変化するデジタル/
アナログ変換器、電圧を昇圧する昇圧回路、デシタル信
号に対応するデューティ値を持つパルス信号に変化する
デューティ変換回路等の駆動回路が設けられている。
【0024】次に図2を用いてSPI通信を用いたアナ
ログ/デシタル変換装置についてその詳細を説明する。
A/D変換器1には、複数(本例では24チャンネル
〔ch〕)のアナログ系センサと接続され、それらセン
サからのアナログ信号を入力している。又、A/D変換
器1にはマイコン2との通信のため、クロック入力端子
A1、データ入力端子A2、データ出力端子A3、変換
終了信号出力端子A4が設けられており、それぞれマイ
コン2側のクロック出力端子B1、データ出力端子B
2、データ入力端子B3、外部割込端子B4に接続され
ている。尚、これらの端子間の接続は、マイコン2とA
/D変換器1が同一プリント基板上に搭載されたもので
あればプリント基板の配線パターンにより接続され、
又、同一プリント基板上に搭載されたもので無ければ、
フレキシブル基板や導線(リード線)等により接続され
ている。
【0025】そして、クロック入力A1にはクロック出
力端子B1からテータ通信のための同期信号となるクロ
ック信号(パルス信号)が入力される。又、データ入力
端子A2にはデータ出力端子B2からの変換命令信号
(シリアル信号)が入力され、データ入力端子B3には
データ出力端子A3からの変換結果信号(シリアル信
号)が入力され、そして外部割込端子B4には変換終了
信号出力端子A4からA/D変換が終了した旨の信号が
入力される。
【0026】次に変換及び通信動作について説明する。
SPI通信はデータの伝送が行われる時のみクロック信
号が送信されるもので、換言すればマイコン2がクロッ
ク信号を出力すれば、同時にデータ入力端子A2とデー
タ出力端子B2間のデータ通信及びデータ入力端子B3
とデータ出力端子A3間のデータ通信がクロック信号を
同期信号として行われる。具体的には、クロック信号の
立ち下がり時に於ける通信ラインの信号レベル(Hレベ
ル:高電圧レベル、Lレベル:低電圧レベル)を1ビッ
ト分の通信データとし、送信するもので、送信側では送
りたいデータに応じて通信ラインの信号レベルをクロッ
ク信号に同期させて順次切り換え、受信側ではクロック
信号の立ち下がり時の通信ラインの信号レベルを読み込
み受信データに組み立てるものである。
【0027】又、A/D変換器1は所定ビット(1回の
通信で受信できるデータ長分)のデータを受信すると、
その後一定時間は入力を禁止する(入力データを無視す
る)もので、例えばクロック数をカウントするカウンタ
と、A/D変換器1への入力データ及びクロックを導
通、遮断するゲートと、カウンタが所定値計数した時に
起動し、カウンタをリセットすると共に所定時間ゲート
を遮断状態にするタイマから構成される。
【0028】次にマイコン2の行うデータ送受信処理に
ついて説明する。図3はマイコン2の行う送受信処理を
示すフローチャートである。この送受信処理は、A/D
変換器1からの変換終了信号を受信した場合に、割り込
みにより実行される。つまり、A/D変換値を取り込む
処理として行われる。尚、SPI通信のデータ伝送方式
及び送信データの形式については『従来の技術』の項で
説明した内容と同様のため説明を省略する。
【0029】ステップS1では、A/D変換器1の動作
が異常かどうかを判断し、異常で有ればステップ2に移
り、異常で無ければステップS5に移る。この判断は、
前々回の送受信処理時に指定したチャンネルデータ(A
/D変換対象のセンサを示すデータ)と前回の送受信処
理時に入力した変換端子データ(A/D変換の対象セン
サ)を比較することにより行う。つまり、A/D変換器
1が正常であれば、マイコン2が指定したセンサと、A
/D変換器1が選択したセンサが同一であり、これらチ
ャンネルデータと変換端子データは一致するため、この
データの比較によりA/D変換器1の異常が検出でき
る。
【0030】ステップS2ではA/D変換器1を初期化
するリセット信号を送信し、ステップS3に移る。尚、
A/D変換器1の動作異常の場合には図6で説明したよ
うに、A/D変換器1が前回送信分の一部を保持してい
るので、リセットコマンドは3ビットのコマンドD1
(図6図示)が全てHレベル、或いはLレベル信号とし
て、A/D変換器1異常時の送信データとしては16ビ
ット全てをリセットコマンドと同様のレベル(Hレベル
あるいはLレベル)とする。
【0031】ステップS3でA/D変換器1異常時に於
けるリセット信号送信回数を計数するカウンタを1加算
し、ステップS4に移る。ステップS4ではカウンタの
計数値が所定値に達したかどうか判断し、所定値に達し
ていれば処理を終え(カウンタはリセット)、所定値に
達していなければステップS2に戻る。このステップS
2からステップS4の処理により、A/D変換器1異常
時にリセット信号送信を所定回行う処理が行われる。
又、ステップS5では通常のA/D変換値を取り込む処
理を行い処理を終える。
【0032】以上のような処理を行うことにより、A/
D変換器1異常時にはA/D変換器1にリセット信号が
所定回送信される。そして、A/D変換器1はリセット
信号の受信毎に、正確には所定ビット数データを受信す
る毎に所定時間入力を禁止するので、リセット信号の受
信毎に後のデータ受信に悪影響を与える不要な保持デー
タが減ってゆき、所定回のリセット信号の受信により無
くなる。従って、本実施例によれば、A/D変換器1を
素早く正常状態に復帰することができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ノイズ等により変換部の動作が異常となっても、早
期にA/D変換部を正常状態に復帰させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン制御装置の構成図
【図2】A/D変換部の詳細を示すブロック図
【図3】マイコン2の行う処理を示すフローチャート
【図4】エンジンのEFIシステムの構成図
【図5】A/D変換部の詳細を示すブロック図
【図6】信号の状態を示す状態図
【図7】送信データの形式を示す図
【図8】A/D変換及び通信のタイミングを示す図
【符号の説明】
1・・・・・・・A/D変換器 2・・・・・・・マイクロコンピュータ 3・・・・・・・入力インタフェイス 4・・・・・・・出力インタフェイス 5・・・・・・・エンジン制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/05 311 F02D 45/00 358 H03M 1/06 H03M 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をデジタル信号に変換する
    変換部と、前記変換部と通信ラインで接続され該変換部
    から出力される出力デジタル信号を取り込み処理すると
    共に前記変換部を制御する制御信号をクロック信号に同
    期して前記変換部にシリアル送信する処理部とからな
    り、前記変換部は前記処理部からの変換要求信号により
    クロック信号に同期して変換値をシリアル送信すると共
    に、前記変換部と前記処理部との通信はデータの伝送が
    行われる時のみクロック信号が送信されるSPI通信を
    用いるアナログ/デジタル変換装置に於いて、リセットコマンドは全ビットが同じレベルであって、 前記変換部は、所定数のクロック信号を受信した後は所
    定時間入力が禁止され、前記処理部は、通信の異常を検出した時に、全てのビッ
    トが前記リセットコマンドと同じレベルであるデータ
    を、 前記変換部に所定回送信することを特徴とするアナ
    ログ/デジタル変換装置。
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