JP3339622B2 - 引き戸装置 - Google Patents

引き戸装置

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JP3339622B2
JP3339622B2 JP06411998A JP6411998A JP3339622B2 JP 3339622 B2 JP3339622 B2 JP 3339622B2 JP 06411998 A JP06411998 A JP 06411998A JP 6411998 A JP6411998 A JP 6411998A JP 3339622 B2 JP3339622 B2 JP 3339622B2
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door
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sliding door
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正勝 町村
嗣男 井上
弘 鈴木
弘康 岡村
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地面から浮いた状態
で開閉作動するノンレールタイプの引き戸装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】一般に、回動して開閉するタイプの門扉は
扉を開閉するためのスペースが敷地側に必要であるた
め、狭小な敷地では取り付けが不適である。また、門扉
の開閉用スペースは空けておかなければならないので、
ガーデニング等や物置きのための自由度が失われてい
た。
【0003】近年、人口の老齢化が進むにつれて開口部
の段差を小さくして安全に歩行できるようなバリアフリ
ー構造が要求され、建屋の内部だけでなく、門などにお
いてもその需要が高まっている。
【0004】そこで、レールにつまづくことなく安全に
歩行でき、車椅子での移動でも支障なく移動することが
できる引き戸装置として、地面上に間隔をおいて平行に
立設された内壁体と外壁体との間に引き戸案内部材を取
り付け、上記引き戸案内部材に引き戸を地面から浮いた
状態で摺動自在に支持するものが考えられる。引き戸は
引き戸案内部材に支持された状態で摺動するので、地面
にレールを敷設する必要がない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、引き戸
案内部材にどのように引き戸を摺動案内させるか、また
引き戸案内部材をどのように内外壁体に取り付けるか、
内外各壁体をどのようにして安定状態で設置できるかな
どについては難しい問題がある。例えば、室内の障子の
ように摺動案内する構造では引き戸の円滑な開閉は期待
できず、また引き戸案内部材を内壁体と外壁体のいずれ
か一方に取り付けると、取り付けた側の壁体のみに荷重
がかかるので、その壁体自体の安定が損なわれ、引き戸
の摺動も不安定になる。そうかといって引き戸案内部材
を両壁体の間に独立して配置すると、構造が複雑にな
り、両壁体の間の間隔を大きくしなければならないとい
う問題が生じる。
【0006】本発明は上記問題点を解消し、構造が簡単
で、内外両壁体自体の安定化はかることができるととも
に、引き戸を安定して円滑に摺動することができる、い
わゆるノンレールタイプの引き戸の引き戸装置を提供す
ることをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る引き戸装置は、地面上に間隔をおいて
平行に内壁ユニットと外壁ユニットとを立設し、外壁ユ
ニットの長さを引き戸が隠れる程度とし、内壁ユニット
を引き戸の半分の長さよりも小さくするとともに、上記
内外両壁ユニットは上下に配置された戸車ユニットを介
して連結され、上下部の各戸車ユニットの両端に取り付
けられた戸車の間に引き戸を摺動自在に取り付けたこと
を特徴とする。
【0008】なお、前記戸車は戸車ユニット本体に対し
て上下方向に調整可能に取り付けるのが好ましい。そし
て、前記戸車は前記内壁ユニットと外壁ユニットの端部
間の外部から調整可能にするのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は門袖の正面図、図2は図1
のX−X線上の断面図、図3は図1のY−Y線上の断面
図である。門袖の開口部Aには引き戸1が摺動自在に配
置されている。符号2は外壁ユニット、3は内壁ユニッ
トを示す。4は戸当り柱である。
【0010】外壁ユニット2と内壁ユニット3とは地面
上に間隔をおいて平行に立設されている。内外の壁ユニ
ット3、2は、それぞれ間隔をおいて植設された1対の
中空のアルミニウムの押出形材製支柱5の周囲(対向面
は除く)を囲うように同じ押出形材製下地材6を張設し
たもの(図3参照)で、各下地材6の外表面に形成され
たタイル受け片6aにはレンガタイル7が係止されて張
設されている。
【0011】外壁ユニット2は通常は複数のユニットを
長手方向に連結して門袖の一部を構成するもので、各ユ
ニット2a、2b・・・の一端の支柱5と他端の支柱5
との端面形状を互いに嵌合可能な凹状、凸状に形成し、
他のユニットに対して嵌合させながら長手方向に適宜数
のユニットを連結して全体の長さを調整することができ
るように構成されている。
【0012】また、図3に示されるように、外壁ユニッ
ト2は内壁ユニット3より高く形成されている。そし
て、内外両壁ユニット3、2の上端の間はカバー材8で
覆われている。
【0013】次に、上記外壁ユニット2と内壁ユニット
3とは図3に示されるように上下に配置された戸車ユニ
ット9、10を介して連結され、上下部の各戸車ユニッ
ト9、10の両端に取り付けられた戸車11a、11b
の間に引き戸1が地面から浮いた状態で摺動自在に取り
付けられている。
【0014】すなわち、上部の戸車ユニット9は、図
4、図6及び図7(a) のように、両端が外方に屈曲した
平行な細長支持板12の両端部を連結板13によって連
結することによって箱形に形成された支持体14の内側
両端に戸車ホルダ15を取り付け、戸車ホルダ15に戸
車を回転自在に支持したものである。戸車ホルダ15は
コ字形の屈曲板で、開放側の端部の軸16に戸車11a
を回転自在に支持したもので、支持体14に支軸17に
よって回動自在に支持されている。さらに、支持体14
の連結板13にはナット18が固定され、ナット18に
螺合した調整ネジ19が連結板13を貫通して戸車ホル
ダ15の端面部15aの上記支軸17よりも上方に当接
している。そして、上部の戸車ユニット9の支持体14
の両端は、連結板13とともに外壁ユニット2と内壁ユ
ニット3の各支柱5の対向面に突出して固定された取付
片20に固定されている。下部の戸車ユニット10も図
5、図7(b) に示されるように同様な構成であり、同じ
部品は同符号で示した。下部の戸車ユニット10も、連
結板13とともに外壁ユニット2と内壁ユニット3の各
支柱5の対向面に突出して固定された取付片20に固定
されている。
【0015】開口部Aの引き戸1の支持側に対して反対
側の端部には、閉じ時の引き戸1の先端を受ける戸当り
柱4が設けられている。図2のように、戸当り柱4は地
中に支持されているとともに、門袖の端部に固定されて
いるもので、戸当り面には開き時の引き戸1の先端部の
飲み込み部21が形成されている。
【0016】上記構成によれば、上下の戸車ユニットに
支持された引き戸1を地面から浮いた状態で摺動させる
ことによって開口部Aを開閉することができる。また、
内壁ユニット3と外壁ユニット2とが直接に戸車ユニッ
トを介して連結されているので、全体的に強度が高くな
り、かつ安定する。このため、引き戸1を安定に摺動さ
せることができる。また、戸車ユニット9、10が連結
手段を兼ねることにより、構造が簡単になり、部品点数
が減る。さらに、戸車が支持体14の両端部に設けられ
ているので、引き戸1が安定に保持され、その摺動も円
滑となる。
【0017】次に、上部の戸車ユニット12は内壁ユニ
ット3と外壁ユニット2の端部間の外部から、図7(a)
のようにドライバ等の治具によって調整ネジ19を回転
することにより戸車ホルダ15は押されて支軸17を中
心にして回動するので、戸車11aの位置を上下方向に
調整することができる。下部の戸車ユニット10の場合
も、同図(b) のように調整ネジ19を回転することによ
り戸車ホルダ15が支軸17を中心にして回動するの
で、戸車11bの位置を上下方向に調整することができ
る。したがって、図8に示されるように引き戸1の挟み
間隔や引き戸1の角度あるいは引き戸1の摺動具合を自
由に調整することができる。
【0018】なお、引き戸1を取り付ける場合の施工手
順について図9によって説明すると、内壁ユニット3を
上下に分割しておき、同図(a) のように外壁ユニット2
を設置し、次に内壁ユニット3の下部ユニット3bを設
置する。下部柱5bには連結金具25が固定され、その
上部は上方に突出している。その後、外壁ユニット2と
内壁ユニット3の下部ユニット3bとの間に下部戸車ユ
ニット10を配置し、内外壁ユニット2の支柱5の取付
片20に固定する(図5参照)。次に、同図(b) (c) の
ように引き戸1を外壁ユニット2の内側の、下部戸車ユ
ニット10上に建て込む。さらに、内壁ユニット3の上
部ユニット3aの上部柱5aを下部ユニット3bの下部
柱5bの連結金具25に嵌合して上部ユニット3aと下
部ユニット3bとを連結固定する。そして、上部戸車ユ
ニット9を上述のように内外壁ユニットの取付片20に
固定し、さらに内壁ユニット3の下地材にレンガタイル
を張設し、最後に笠木とカバー材8(図3参照)を取り
付けて完成する。なお、内壁ユニット3の上部ユニット
3aを取り付ける際に、その内側に上部戸車ユニット9
を予め取り付けておき、上部ユニット3aの取り付けと
ともに上部戸車ユニット9を外壁ユニット2の支柱5の
取付片14に固定するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、内壁ユニ
ットと外壁ユニットとが直接に戸車ユニットを介して連
結されているので、全体的に強度が高くなり、かつ安定
する。このため、引き戸を安定に摺動させることができ
る。また、戸車ユニットが連結手段を兼ねることによ
り、構造が簡単になり、部品点数が減る。さらに、戸車
が戸車ユニットの両端部に設けられているので、戸車間
の間隔は大きく、引き戸が安定に保持され、その摺動も
円滑となる。
【0020】請求項2に係る発明によれば、さらに、戸
車は戸車ユニット本体に対して上下方向に調整可能に取
り付けられているので、引き戸の摺動具合の調整を戸車
ユニットの取り付け位置を変えずに行なうことができ
る。
【0021】請求項3に係る発明によれば、さらに、戸
車は内壁ユニットと外壁ユニットの端部間の外部から調
整可能なので、調整作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】門袖の正面図
【図2】図1のX−X線上の断面図
【図3】図1のY−Y線上の要部の断面図
【図4】上部の戸車ユニットの配置態様を示す断面図
【図5】下部の戸車ユニットの配置態様を示す断面図
【図6】戸車ユニットの斜視図
【図7】(a) (b) はそれぞれ上下部の戸車の調整態様説
明図
【図8】戸車の全体の調整態様説明図
【図9】(a) (b) (c) は引き戸の取付態様説明図
【符号の説明】
1 引き戸 2 外壁ユニット 3 内壁ユニット 9、10 戸車ユニット 11a、11b 戸車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 弘康 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−30389(JP,A) 実開 昭52−3140(JP,U) 実開 昭58−33680(JP,U) 実開 平2−23698(JP,U) 実開 平4−108800(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 11/00 - 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面上に間隔をおいて平行に内壁ユニッ
    トと外壁ユニットとを立設し、外壁ユニットの長さを引
    き戸が隠れる程度とし、内壁ユニットを引き戸の半分の
    長さよりも小さくするとともに、上記内外両壁ユニット
    は上下に配置された戸車ユニットを介して連結され、上
    下部の各戸車ユニットの両端に取り付けられた戸車の間
    に引き戸を摺動自在に取り付けたことを特徴とする引き
    戸装置。
  2. 【請求項2】 前記戸車は戸車ユニット本体に対して上
    下方向に調整可能に取り付けられた請求項1に記載の引
    き戸装置。
  3. 【請求項3】 前記戸車は前記内壁ユニットと外壁ユニ
    ットの端部間の外部から調整可能な請求項1に記載の引
    き戸装置。
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