JP3339246B2 - 低慣性化制御による2慣性共振系の振動抑制装置 - Google Patents

低慣性化制御による2慣性共振系の振動抑制装置

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JP3339246B2
JP3339246B2 JP07479795A JP7479795A JP3339246B2 JP 3339246 B2 JP3339246 B2 JP 3339246B2 JP 07479795 A JP07479795 A JP 07479795A JP 7479795 A JP7479795 A JP 7479795A JP 3339246 B2 JP3339246 B2 JP 3339246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は低慣性化制御による振
動抑制装置に係り、特にモータと負荷が弾性軸で結合さ
れているような2慣性共振系の振動抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータや鉄鋼の圧延機,ロボットの
アームなどにおいて電動機と負荷が剛性の低い軸で結合
されていると、軸ねじり振動が発生し、速度制御系の応
答を速くすることができなくなるという問題がある。軸
ねじり振動は電動機と負荷との慣性モーメントの比によ
って影響を受け、特に負荷の慣性モーメントが電動機よ
り小さい場合はより振動的となり、振動抑制制御はさら
に困難なものになる。近年、軸トルクを高速に推定し、
トルク指令へフィードバックすることにより、見かけ上
のモータ慣性を低くして、安定化を図る共振比(モータ
共振周波数と例えばロボットのアーム共振周波数との
比)制御手段が提案されている。(参考文献A:電学
論、113巻10号、平成5年;共振比制御による2慣
性共振系の振動抑制制御) 上記文献の共振比制御を用いると、負荷の慣性がモータ
の慣性より小さい場合でも、良好な振動抑制効果が得ら
れる。しかし、外乱抑圧効果が低下するので、負荷トル
クオブザーバを追加して外乱抑圧効果を向上させる方式
も提案されている。(参考文献B:平成5年電気学会全
国大会、669;共振比制御とSFCによる2慣性系の
制御) 上記のほか、1慣性系における低慣性化制御方法につい
ても提案されている。(参考文献C:平成3年電気学会
産業応用部門全国大会、142;誘導機を用いた低慣性
化制御方式) まず、軸ねじり振動系(2慣性系)について述べる。軸
ねじり振動系については、特開平4−319715号公
報がある。次にこの公報を基に軸ねじり振動系の運動方
程式を示す。図15に示す2慣性系のモデルから次の運
動方程式が得られる。
【0003】
【数1】
【0004】(3)式は次のように表すことができる。
【0005】
【数2】
【0006】上記式を用いてねじり振動系のブロック図
を描くと、図16のようになる。ここで、τMはモータ
の発生トルク、τSは軸トルク、τLは負荷トルク、
ωM,ωLはモータ及び負荷の角速度、θM,θLはモータ
の角変位、TM,TLはモータの機械時定数(定格トルク
⇒定格回転数)、TSは軸のばね時定数=1/Km,R
mは軸の粘性係数である。
【0007】次に軸ねじり振動系の伝達関数について述
べる。粘性係数Rm(Rm=0とする)を無視したモデ
ルでの発生トルクτMからモータ速度(角速度)ωM,負
荷速度(角速度)ωLまでの伝達関数GMM(S)とGML
(S)を求める。τMからωMまでの伝達関数GMM(S)
を求めると(5)式のようになる。
【0008】
【数3】
【0009】また、τLからωMまでの伝達関数G
LM(S)は(6)式のようになる。
【0010】
【数4】
【0011】次に、τMからωLまでの伝達関数G
ML(S)を求めると、(7)式のようになる。
【0012】
【数5】
【0013】さらに、τLからωLまでの伝達関数G
LL(S)は(8)式のようになる。
【0014】
【数6】
【0015】ここで、二次遅れ系の伝達関数Kωn 2/S
2+2ζωn+ωn 2の一般表現と比較すると、(9)式と
なる。
【0016】
【数7】
【0017】つまり、粘性係数Rm=0と近似したこと
によりζ=0となり、永久振動系となる。また、その共
振周波数はωnとなる。伝達関数の分母
【0018】
【数8】
【0019】とする極を求めると(11)式のようにな
る。
【0020】
【数9】
【0021】(11)式から極が虚軸上に存在するた
め、振動系である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述した参考文献A,
Bに示されている共振比制御では軸トルクオブザーバの
ゲインを大きくし、高速に軸トルクτSを推定する必要
がある。しかし、速度検出ノイズ等を考慮すると、オブ
ザーバゲインを大きくできないことがあり、振動抑制効
果が低減するという問題がある。
【0023】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、軸トルクオブザーバのゲインが小さいときでも、
2慣性共振系の振動抑制効果を向上させることができる
ようにした低慣性化制御による2慣性共振系の振動抑制
装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、第1発明、軸トルクオブザーバを有
する2慣性共振系と、モータの角速度指令と2慣性共振
系の角速度との偏差出力を増幅する比例ゲインの速度ア
ンプと、この速度アンプの出力が供給され、出力に外乱
が送出されないようにする外乱抑圧機能部と、この外乱
抑圧機能部からの出力が供給され、前記2慣性共振系に
振動が発生しないように抑制する振動抑制回路とを備
前記振動抑制回路は1次遅れフィルタ部と、このフ
ィルタ部の出力が供給される低慣性化ゲイン部と、この
ゲイン部の出力と1次遅れフィルタ部の入力とを加算す
る加算部とからなることを特徴とするするものである。
【0025】
【0026】第発明は、前記振動抑制回路は1次遅れ
回路と1次進み回路からなることを特徴とするものであ
る。
【0027】第発明は、前記外乱抑圧機能部を負荷ト
ルクオブザーバで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0028】第発明は、前記外乱抑圧機能部と振動抑
制回路との間に、軸トルク推定値から負荷トルク推定値
を引き算したフィードバック回路部を介挿したことを特
徴とするものである。
【0029】
【0030】第発明は、前記外乱抑圧機能部をPI要
素と速度フィードバックおよびゲイン部からなる回路で
構成したことを特徴とするものである。
【0031】第発明は、前記PI要素と速度フィード
バックおよびゲイン部からなる回路と振動抑制回路との
間に、軸トルク推定値から負荷トルク推定値を引き算し
たフィードバック回路部を介挿したことを特徴とするも
のである。
【0032】第発明は、モータと負荷が弾性軸で結合
された2慣性共振系と、この2慣性共振系のモータの角
速度指令と2慣性共振系の角速度との偏差出力を増幅す
るPI速度アンプと、前記2慣性共振系に設けられ、軸
トルク推定値が一次遅れフィルタを通して得られる軸ト
ルクオブザーバと、その一次遅れフィルタを補償する一
次進み遅れフィルタと、この一次進み遅れフィルタから
得られる軸トルク推定値を(慣性比−1)倍するゲイン
部と、このゲイン部の出力とトルク指令値の慣性比倍と
の偏差を出力する偏差部と、この偏差部の出力が入力さ
れ、前記2慣性共振系のモータへトルク指令を与える補
償フィルタとを備えたことを特徴とするものである。
【0033】第発明は、前記速度アンプをPIアンプ
又は比例ゲインとし、この速度アンプと偏差部との電路
に外乱抑圧機能部を介挿したことを特徴とするものであ
る。
【0034】第発明は、前記外乱抑圧機能部を負荷ト
ルクオブザーバで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0035】第10発明は、前記外乱抑圧機能部と偏差
部との間に、軸トルク推定値から負荷トルク推定値を引
き算したフィードバック回路部を介挿したことを特徴と
すものである。
【0036】
【作用】第1発明から第発明において、軸トルクオブ
ザーバを有する2慣性共振系の角速度とモータの角速度
指令との偏差出力を比例ゲインの速度アンプで増幅す
る。この速度アンプの増幅出力は、外乱抑圧機能部或い
は負荷トルクオブザーバに供給される。このとき、その
出力は外乱の影響を抑制する信号になる。この外乱の影
響を抑制する信号出力が振動抑制回路に供給されると、
ここで振動が抑制されるために2慣性共振系の振動が抑
制される。
【0037】第発明において、軸トルクオブザーバに
一次進み遅れフィルタを設けるとともにモータへのトル
ク指令に対する補償フィルタを設けたので、振動抑制効
果が得られ、2慣性共振系の振動が抑制される。
【0038】第発明から第10発明においては、外乱
抑圧機能部或いは負荷トルクオブザーバを用いているの
で、その出力は外乱の影響を抑制する信号になる。この
外乱の影響を抑制する信号出力が補償フィルタおよび軸
トルクオブザーバに供給されると、ここで振動が抑制さ
れるために2慣性共振系の振動が抑制される。
【0039】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面に基づいて説
明するに当たっては、この発明では軸トルクを推定し、
低慣性化制御を行うことにより、軸ねじり振動抑制を実
行する手段を採っている。このため、まず、最小次元オ
ブザーバについて述べる。トルク指令τMからモータ速
度ωMまでのブロック図は図17のようになる。ここ
で、軸トルクτSをステップ状の一定値と仮定する。そ
のため、軸トルク微分値を0と考える。図17より状態
方程式を求めると、(12)式のようになる。
【0040】
【数10】
【0041】(12)式は次の(13)、(14)式の
ように表すことができる。
【0042】
【数11】
【0043】モータ速度ωMは測定可能なので、軸トル
クτSを最小次元オブザーバを用いて推定する。この最
小次元オブザーバから、ゴピナス氏の方法を用いて軸ト
ルク推定オブザーバを求めると、図18のようになる。
【0044】次に低慣性化制御と共振比制御の比較を行
う。前述した参考文献Cに示されている低慣性化制御に
ついて、その概要を述べる。図19は低慣性化制御が必
要とされる応用例で、この図19は自動車のトランスミ
ッションTMの試験装置であり、ダイナモメータDY1
がエンジンを、ダイナモメータDY2が負荷を模擬する
制御を行う。ここで、エンジンは慣性が小さいために、
ダイナモメータDY1の慣性を見かけ上小さくして、エ
ンジンに見合った形に制御することが要求される。この
ため、低慣性化制御が提案された。図20は低慣性化制
御のブロック図で、210は入力トルクτiが供給さ
れ、出力に入力トルク推定値∧τiを送出する1次遅れ
フィルタ回路部(TFは1次遅れ時定数)で、この入力
トルク推定値は第1偏差器211のプラス端に与えられ
る。この第1偏差器211のマイナス端には後述する負
荷トルクオブザーバ212からの負荷トルク推定値τL
が与えられる。
【0045】213は慣性モーメント演算部で、この演
算部213には第1偏差器211の偏差出力が与えられ
る。慣性モーメント演算部213の出力は入力トルクと
加算器214で加算され、その出力にモータ発生トルク
τMを得る。このモータ発生トルクは第2偏差器215
のプラス端と負荷トルクオブザーバ212の第3偏差器
212aのプラス端に与えられる。第2偏差器215の
マイナス端には負荷トルクτLが与えられ、第2偏差器
215の偏差出力は図19に示したダイナモメータDY
1とDY2を1慣性系としたときの慣性モーメントの総
和TMLの積分要素部216に入力される。TMLの積分要
素216の出力にはモータの角速度ωMが得られる。負
荷トルクオブザーバ212は第3偏差器212aの偏差
出力が入力されるオブザーバの慣性モーメントTML*の
積分要素部212bと、この積分要素部212bの出力
に得られるモータ角速度推定値∧ωM’とモータ角速度
ωMとの偏差を採る第4偏差器212cと、この第4偏
差器212cの偏差出力が供給されるオブザーバゲイン
部212dとから構成される。負荷トルクオブザーバ2
12の出力には負荷トルク推定値が得られ、この推定値
は第3偏差器212aと第1偏差器211に供給され
る。図20において、慣性モーメント演算部213のT
m*は低慣性化したときの慣性モーメントである。
【0046】図20より次の(15)〜(17)式が求
まる。
【0047】
【数12】
【0048】ここで、TML=TML*と仮定すると、(1
5)〜(17)式より次の(18)式が求まる。
【0049】
【数13】
【0050】つまり、負荷トルクを1次遅れで推定した
値が負荷トルク推定値∧τLとなる。ここで、図20の
低慣性化制御の原理を述べる。図20を変形すると、図
21となる。図21で負荷トルク推定と入力トルク推定
が非常に高速であると仮定すると、モータの加減速トル
クτACは次の式で表わされる。
【0051】
【数14】
【0052】上記(19)式において、TML=TML*と
仮定すると、このトルクτACからモータ角速度ωMまで
の関係は次の(20)式となり、モータの慣性が見かけ
上Tm*となる。
【0053】
【数15】
【0054】以上から負荷トルク推定の高速化が可能な
ら図20により低慣性化制御が可能となる。
【0055】次に参考文献A,Bに示されている共振比
制御について述べる。図16において、Rm=0近似し
たときの2慣性系のブロック図を示すと、図22にな
る。図22において、各符号は図16と同じである。こ
こで、モータ発生トルクτMとモータの角速度ωMを用い
て図18の軸トルクオブザーバを構成し、軸トルク推定
値∧τSを(1−K)倍して、フィードフォワード補償
を行う。そのときの構成図を図23に示す。図23で軸
トルク推定値が高速に推定できるとして、軸トルク推定
値∧τS≒τSと仮定すると図24のようになる。図24
を変形して参考文献Bに示した共振比制御のブロック図
を導出すると図25のようになる。図25より共振比制
御を行うと、モータ慣性が見かけ上(1/K)となる。
また、図24の補償回路ではτi’の後に(1/K)が
でてくるので、トルク指令をK倍する必要がある。ここ
で、参考文献A,Bより共振比RとKの関係は次式とし
て得られる。
【0056】 K=TM(R2−1)/TL …………(21) R:参考文献AよりR2=5が振動抑制の最適値 上述した低慣性化制御と共振比制御より次の置換を行う
と、低慣性化制御は共振比制御と全く同一となる。すな
わち、次の(1)〜(3)の置換を行うことにより参考
文献BのSFC挿入前のブロック図と等価になる。
(1)図20に示す低慣性化制御は1慣性系として扱わ
れているが、ダイナモメータDY1とダイナモメータD
Y2に分けて2慣性系として取り扱う。(TML→TM
して取り扱う)、(2)図20に示すTML*→TM*と
する。(3)図20に示すTML*/Tm=Kとする。
【0057】図1はこの発明の第1実施例を示すブロッ
ク図で、この図1において、11はモータの角速度指令
ωM*とモータの角速度ωMとの偏差を採る第1偏差器
で、この第1偏差器11の偏差出力は、PI制御または
P制御からなる速度アンプ(Kωc)12に入力され
る。この速度アンプ12の出力は外乱抑圧機能部(以下
SFC部と称する)13に供給される。このSFC部1
3はオブザーバの慣性モーメントTML*の積分要素部1
3aと、この積分要素部13aの出力と、モータの角速
度との偏差を採る第2偏差器13bと、この第2偏差器
13bの偏差出力をゲイン部13cを介して速度アンプ
12の出力と加算する加算器13dとから構成される。
【0058】SFC部13の出力、すなわち加算器13
dの出力は入力トルクτiとして加算器14と振動抑制
回路となる1次遅れフィルタ部15に入力される。1次
遅れフィルタ部15の出力は第3偏差器16のプラス端
に与えられ、マイナス端には軸トルクオブザーバ17か
らの軸トルク推定値∧τSが与えられる。この第3偏差
器16の出力は低慣性化のゲイン部18を介して加算器
14に供給され、この加算器14で入力トルクとゲイン
部18の出力が加算されて出力にモータトルクτMを得
る。このモータトルクは図22に示すような2慣性系回
路部19に入力されるとともに、軸トルクオブザーバ1
7に供給される。軸トルクオブザーバ17は第4偏差器
17aの偏差出力が入力されるオブザーバの慣性モーメ
ントTML*の積分要素部17bと、この積分要素部17
bの出力に得られるモータ角速度推定値∧ωM’とモー
タ角速度ωMとの偏差を採る第5偏差器17cと、この
第5偏差器17cの偏差出力が供給されるオブザーバゲ
イン部(Kes)17dとから構成される。
【0059】図1において、TML*はTM+TLに、TM
*はTMに設定する。KeはSFCのゲイン、TFは1次
遅れフィルタ部の時定数、Kesは軸トルクオブザーバ
のゲイン、Kは低慣性化のゲインである。
【0060】次に上記実施例の動作について述べる。モ
ータ角速度指令ωM*とモータ角速度ωMとの偏差が第1
偏差器11で検出される。この偏差出力は速度アンプ1
2を経てSFC部13に入力され、ここで、外乱が抑圧
されて、出力に入力トルクτiが得られる。この入力ト
ルクは1次遅れフィルタ部15に入力されると、この1
次遅れフィルタ部15の時定数TFの影響を受けた出力
が送出される。この出力と軸トルクオブザーバ17の出
力とが第3偏差器16に与えられて、偏差出力が送出さ
れる。このとき、軸トルクオブザーバ17のゲインが小
さい場合でも、偏差出力は低慣性化ゲイン部18を介し
て入力トルクと加算されてモータ発生トルクτMが得ら
れる。この発生トルクが2慣性系回路部19と軸トルク
オブザーバ17に供給されるので、2慣性系においても
振動抑圧効果を向上させることができるようになる。
【0061】図2はこの発明の第2実施例を示すもの
で、この第2実施例は第1実施例のSFC部13を変形
して、PI要素と速度フィードバックおよびゲイン部で
置換した回路部21で構成したものである。この第2実
施例の動作も第1実施例と同様であるが、この実施例で
はPI要素が現れるので、速度アンプ12は比例ゲイン
Kωcのみで構成してもよい。
【0062】図2の実施例において、入力トルクτi
降の変形は図3A,Bのようになり、速度アンプ12の
出力τA以降のブロック図を示すと図4のようになる。
図4において、H(S)は次式のようになる。
【0063】
【数16】
【0064】ここで、TF=0とすれば、共振比制御と
SFCの組み合わせたものとなり、このときの、H
(S),G1(S)は次式のようになる。
【0065】
【数17】
【0066】また、TF=TM*/Kesとすれば、低慣
性化制御とSFCの組み合わせたものとなり、このとき
の、H(S),G1(S)は次式のようになる。
【0067】
【数18】
【0068】上記(22)〜(26)式を比較すると、
低慣性化制御においてTF≠0,TF≠TM*/Kesに
設定することにより、H(S)の分子が2次となる。こ
れにより、微分の次数が上がり、ねじり振動抑制効果が
改善できる。
【0069】図5はこの発明の第3実施例を示すもの
で、この第3実施例は第1実施例のSFC部13に代え
て負荷トルクオブザーバ22を設けたものである。
【0070】図6はこの発明の第4実施例を示すもの
で、この第4実施例は第1実施例のSFC部13の出力
を軸トルク推定値から負荷トルク推定値を引き算したフ
ィードバック回路部23を設けたものである。図6にお
いて、KTは軸トルク推定値から負荷トルク推定値を引
き算したフィードバックゲインである。
【0071】図7はこの発明の第5実施例を示すもの
で、この第5実施例は第1実施例のSFC部13の出力
の入力トルクに1次遅れフィルタ部24を設けたもので
ある。25はこのフィルタ部24の出力と軸トルクオブ
ザーバ17の出力を(K−1)ゲイン部を介した出力と
の偏差を採る第6偏差器である。
【0072】図8はこの発明の第6実施例を示すもの
で、この第6実施例は第5実施例の変形例で、1次遅れ
と1次進み回路からなる回路部26により構成したもの
である。上記各実施例とも第1実施例と同様な振動抑制
効果の作用効果が得られる。
【0073】図9A,Bから図14A,Bは従来例と実
施例とのシミュレーションの結果を示すもので、シミュ
レーション条件は、TM=O.4S、TL=0.1S、TS
=0.003Sで行った。0秒にてωM*=0.02を入
力したときのステップ応答と、0.5秒にて負荷トルク
τL=0.1を印加したときの外乱応答をシミュレーショ
ンした。図9A,Bは振動抑制回路が無く、速度アンプ
(PI要素)のみで制御したときのシミュレーション結
果である。このときの条件は、速度アンプゲインKωc
=(TM+TL)×ωc=0.5S×30=15、時定数
TωcTI=(1/ωc)×5=0.167Sである。こ
の従来例の場合には振動は抑制されない。
【0074】図10A,Bは速度アンプを比例ゲインの
みとし、振動抑制回路としてSFC部のみ追加したとき
のシミュレーション結果である。このときの条件は、速
度アンプゲインKωc=15、SFCゲインKe=3、
SFC時定数TML*=0.5Sである。このSFCのみ
の場合も振動抑制効果が無い。
【0075】図11A,Bから図14A,Bは上記実施
例におけるシミュレーション結果で、図11A,Bは図
1において入力トルクτiの1次遅れフィルタ部が無
く、1次遅れフィルタ部をゲイン=1としたときのデー
タである。このときの条件は、速度応答ωc=30ra
d/Sに設定,速度アンプは比例ゲインのみ、Ke=
4、TML*=0.125S、Kes=200,TM*=
0.4S,K=16である。この実施例の場合は振動抑
制効果が大きくなる。
【0076】図12A,Bは上記条件において、Kes
=25と小さい値に設定したときのデータである。この
場合には軸トルクオブザーバのゲインが小さいため、振
動抑制効果が小さく多少の振動がある。
【0077】図13A,Bは第1実施例におけるときの
シミュレーション結果である。この場合には軸トルクオ
ブザーバゲインをKes=25と設定したときも、1次
遅れフィルタ時定数TFがあるために、振動抑制効果は
良い。このときの条件は、TF=8ms、Kes=25
その他は図11の場合と同一である。
【0078】図14A,Bは第4実施例におけるときの
シミュレーション結果である。この第4実施例では軸ト
ルク推定値から負荷トルク推定値を引き算したフィード
バック回路部を設けたときのもので、図13の場合より
もさらに振動抑制効果が向上している。このときの条件
は、KT=0.5、TF=8ms、Kes=25でその他
は図11の場合と同一である。
【0079】以上のシミュレーション結果より、軸トル
クゲインKesを大きくできないときには、第1実施例
のような入力トルクτiに1次遅れフィルタを挿入する
と、振動抑制効果があり、また、第4実施例のように構
成するとさらに振動抑制効果が向上する。
【0080】図26はこの発明の第7実施例を示すブロ
ック図で、図1と同一部分は同一符号を付して示す。3
1はトルク電流τiが入力されるゲイン部で、このゲイ
ン部31の出力は偏差部32のプラス端に供給され、そ
のマイナス端には低慣性化ゲイン部18の出力が供給さ
れる。偏差部32の偏差出力は補償フィルタ33に入力
されて、出力にモータへのトルク指令を送出する。この
補償フィルタ33はモータへのトルク指令τMに対する
フィルタで、振動抑制の観点から共振周波数を通すよう
に構成される。34は出力にトルク推定値が得られる一
次遅れフィルタを有する軸トルクオブザーバで、このオ
ブザーバ34は、モータの機械時定数の微分要素部34
aと、トルク指令とモータの機械時定数の微分要素部3
4aの出力の偏差を取る偏差部34bと、この偏差部3
4bの偏差出力が供給される一次遅れフィルタ34cか
ら構成される。
【0081】軸トルクオブザーバ34の一次遅れフィル
タ34cは速度検出の際の外乱を除去するためのもの
で、このため、オブザーバ時定数Tは一般に小さく取る
ことができない。しかし、時定数Tが大きいと、共振周
波数までもカットしてしまって振動抑制ができなくなっ
てしまうために、上記一次遅れフィルタ34cの一次遅
れフィルタ時定数TFを、TF≒Tとすることにより、オ
ブザーバ時定数Tの影響を打ち消すことができるように
なる。しかしながら、TF≒Tとすると、補償フィルタ
33の特性が悪化するため、補償フィルタ33と一次遅
れフィルタ34cのカットオフ周波数を等しくすると最
適な特性が得られ、振動抑制効果を高めることができ
る。このように、この第7実施例では補償フィルタ33
と一次遅れフィルタ34cを設けることにより振動抑制
効果を高めることができる。
【0082】図27はこの発明の第8実施例を示すブロ
ック図で、この第8実施例は第7実施例の速度アンプ1
2とゲイン部31との間にSFC部13を設けたもの
で、この第8実施例の効果は第1実施例と同様なものに
なる。
【0083】図28はこの発明の第9実施例を示すブロ
ック図で、この第9実施例は第7実施例に負荷トルクオ
ブザーバ22を設けたもので、この第9実施例の効果も
第3実施例と同様になる。
【0084】図29はこの発明の第10実施例を示すブ
ロック図で、この第10実施例は第7実施例にSFC部
13の出力を軸トルク推定値から負荷トルク推定値を引
き算したフィードバック回路部23を設けたもので、こ
の第10実施例の効果は第4実施例と同様になる。
【0085】図30はこの発明の第11実施例を示すブ
ロック図で、この第11実施例は第7実施例の速度アン
プ12とゲイン部31との間に積分部35を設けて、速
度アンプ12のみのときにはP制御であるが、積分部3
5を設けることにより、PI制御ができるようにしたも
ので、この第11実施例の効果は第7実施例と同様なも
のとなる。
【0086】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
軸トルクオブザーバのゲインが小さいときでも、2慣性
共振系の振動抑制効果を向上させることができるととも
に、軸トルク推定値から負荷トルク推定値を引き算した
フィードバック回路部を設けることにより、より一層の
振動抑制効果が得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すブロック図。
【図2】第2実施例を示す外乱抑圧機能部のブロック
図。
【図3】A,Bは第2実施例における入力トルク以降の
変形回路を示すブロック図。
【図4】第2実施例における速度アンプの出力以降のブ
ロック図。
【図5】第3実施例を示すブロック図。
【図6】第4実施例を示すブロック図。
【図7】第5実施例を示すブロック図。
【図8】第6実施例を示すブロック図。
【図9】A,Bは従来例のシミュレーション結果を示す
特性図。
【図10】A,Bは従来例のシミュレーション結果を示
す特性図。
【図11】A,Bは第1実施例のシミュレーション結果
を示す特性図。
【図12】A,Bは第1実施例においてゲインを変更し
たときのシミュレーション結果を示す特性図。
【図13】A,Bは第1実施例においてフィルタ時定数
により振動抑制効果が向上したことを示すシミュレーシ
ョン結果を示す特性図。
【図14】A,Bは第4実施例のシミュレーション結果
を示す特性図。
【図15】2慣性系モデルを示す説明図。
【図16】2慣性系のブロック図。
【図17】モータ部のモデル図。
【図18】軸トルク推定オブザーバのブロック図。
【図19】パワートレンテスタの概略構成説明図。
【図20】低慣性系制御のブロック図。
【図21】図20の変形例を示すブロック図。
【図22】2慣性系のブロック図。
【図23】図22にフィードフォワード補償を行ったと
きのブロック図。
【図24】共振比制御の効果を示すためのブロック図。
【図25】共振比制御の効果を示すためのブロック図。
【図26】第7実施例を示すブロック図。
【図27】第8実施例を示すブロック図。
【図28】第9実施例を示すブロック図。
【図29】第10実施例を示すブロック図。
【図30】第11実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
11…第1偏差器 12…速度アンプ 13…外乱抑圧機能部 14…加算器 15…振動抑制回路となる1次遅れフィルタ部 16…第3偏差器 17…軸トルクオブザーバ 18…低慣性化ゲイン部 19…2慣性系回路部 22…負荷トルクオブザーバ 23…フィードバック回路部 33…補償フィルタ 34…一次遅れフィルタを有する軸トルクオブザーバ 34c…一次遅れフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−304181(JP,A) 特開 平6−67703(JP,A) 特開 平5−176580(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 11/00 - 13/04 H02P 5/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸トルクオブザーバを有する2慣性共振
    系と、モータの角速度指令と2慣性共振系の角速度との
    偏差出力を増幅する比例ゲインの速度アンプと、この速
    度アンプの出力が供給され、出力に外乱が送出されない
    ようにする外乱抑圧機能部と、この外乱抑圧機能部から
    の出力が供給され、前記2慣性共振系に振動が発生しな
    いように抑制する振動抑制回路とを備え 前記振動抑制回路は1次遅れフィルタ部と、このフィル
    タ部の出力が供給される低慣性化ゲイン部と、このゲイ
    ン部の出力と1次遅れフィルタ部の入力とを加算する加
    算部とからなることを特徴とする 低慣性化制御による2
    慣性共振系の振動抑制装置。
  2. 【請求項2】 前記振動抑制回路は1次遅れ回路と1次
    進み回路からなることを特徴とする請求項1記載の低慣
    性化制御による2慣性共振系の振動抑制装置。
  3. 【請求項3】 前記外乱抑圧機能部を負荷トルクオブザ
    ーバで構成したことを特徴とする請求項1または2記載
    の低慣性化制御による2慣性共振系の振動抑制装置。
  4. 【請求項4】 前記外乱抑圧機能部と振動抑制回路との
    間に、軸トルク推定値から負荷トルク推定値を引き算し
    たフィードバック回路部を介挿したことを特徴とする請
    求項1〜記載の低慣性化制御による2慣性共振系の振
    動抑制装置。
  5. 【請求項5】 前記外乱抑圧機能部をPI要素と速度フ
    ィードバックおよびゲイン部からなる回路で構成したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の低慣性化制御に
    よる2慣性共振系の振動抑制装置。
  6. 【請求項6】 前記PI要素と速度フィードバックおよ
    びゲイン部からなる回路と振動抑制回路との間に、軸ト
    ルク推定値から負荷トルク推定値を引き算したフィード
    バック回路部を介挿したことを特徴とする請求項記載
    の低慣性化制御による2慣性共振系の振動抑制装置。
  7. 【請求項7】 モータと負荷が弾性軸で結合された2慣
    性共振系と、この2慣性共振系のモータの角速度指令と
    2慣性共振系の角速度との偏差出力を増幅するPI速度
    アンプと、前記2慣性共振系に設けられ、軸トルク推定
    値が一次遅れフィルタを通して得られる軸トルクオブザ
    ーバと、その一次遅れフィルタを補償する一次進み遅れ
    フィルタと、この一次進み遅れフィルタから得られる軸
    トルク推定値を(慣性比−1)倍するゲイン部と、この
    ゲイン部の出力とトルク指令値の慣性比倍との偏差を出
    力する偏差部と、この偏差部の出力が入力され、前記2
    慣性共振系のモータへトルク指令を与える補償フィルタ
    とを備えたことを特徴とする低慣性化制御による2慣性
    共振系の振動抑制装置。
  8. 【請求項8】 前記速度アンプをPIアンプ又は比例ゲ
    インとし、この速度アンプと偏差部との電路に外乱抑圧
    機能部を介挿したことを特徴とする請求項記載の低慣
    性化制御による2慣性共振系の振動抑制装置。
  9. 【請求項9】 前記外乱抑圧機能部を負荷トルクオブザ
    ーバで構成したことを特徴とする請求項7または8記載
    の低慣性化制御による2慣性共振系の振動抑制装置。
  10. 【請求項10】 前記外乱抑圧機能部と偏差部との間
    に、軸トルク推定値から負荷トルク推定値を引き算した
    フィードバック回路部を介挿したことを特徴とする請求
    7〜9記載の低慣性化制御による2慣性共振系の振動
    抑制装置。
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