JP2017011945A - 電磁カップリングモータを制御する制御装置 - Google Patents

電磁カップリングモータを制御する制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電磁カップリングモータを制御する制御装置として、車軸に伝達されるトルク振動をより適切に低減できるものを提供する。【解決手段】制御装置40は、エンジン30に接続されたインナーモータ20を制御する。インナーモータ20はインナーロータ11およびアウターロータ12を備え、制御装置40は、インナーロータ11の回転数検出値を処理する可変ノッチフィルタ41を備える。制御装置40は、インナーロータ11の回転数指令値ω*irと、可変ノッチフィルタ41によって処理されたインナーロータ11の処理済回転数検出値ω’irとに基づいて、インナーモータ20のトルク指令値を決定する。可変ノッチフィルタ41の遮断周波数ωnfは、エンジン30の回転数ωegに応じて変更可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関に接続された電磁カップリングモータを制御する制御装置に関する。
内燃機関の動力を車軸に伝達するパワートレインにおいて、内燃機関のトルク振動が車軸に伝達されてしまうと、パワートレインのみならず、シャシーやボディの共振振動が励起され、こもり音が発生したり、乗り心地が悪化したりといったNV(ノイズ・バイブレーション)性能劣化に繋がる。とくに少気筒エンジンの場合には、トルク振動の周波数がパワートレインの共振周波数に近く、かつ振幅が大きいので、NV性能の劣化が問題となる可能性が高い。
このような問題を解決するための技術の例として、特許文献1には、制御系への入力から所定の周波数領域を除去する構成が記載されている。
特開2007−112248号公報
しかしながら、従来の技術では、トルク振動が必ずしも適切に低減されないという問題があった。
たとえば特許文献1の構成では、遮断される周波数帯域が固定されているので、必ずしも適切にトルク振動を低減することができない。
たとえば、遮断周波数帯域を広く設定すると制御に有用な周波数まで遮断されてしまう可能性があり、一方で、遮断周波数帯域を狭く設定するとエンジンのトルク振動の周波数変動範囲を十分にカバーできず、共振を十分に低減できない可能性がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、電磁カップリングモータを制御する制御装置として、車軸に伝達されるトルク振動をより適切に低減できるものを提供することを目的とする。
上述の問題を解決するため、この発明に係る制御装置は、内燃機関に接続された電磁カップリングモータを制御する制御装置であって、電磁カップリングモータは、第一回転子と、第一回転子に電磁的に結合された第二回転子とを備え、制御装置は、第一回転子の回転数検出値を処理する可変ノッチフィルタを備え、制御装置は、第一回転子の回転数指令値と、可変ノッチフィルタによって処理された第一回転子の処理済回転数検出値とに基づいて、電磁カップリングモータのトルク指令値を決定し、可変ノッチフィルタの遮断周波数は、内燃機関の回転数に応じて変更可能である。
この発明によれば、トルク指令値を決定する際に、可変ノッチフィルタの遮断周波数が内燃機関の回転数に応じて変化する。
制御装置は、第一回転子の回転数指令値から第一回転子の処理済回転数検出値を減算してもよい。
可変ノッチフィルタの遮断周波数は、内燃機関の回転数に近づくよう変更されてもよい。
この発明によれば、可変ノッチフィルタの遮断周波数が内燃機関の回転数に応じて変化するので、車軸に伝達されるトルク振動をより適切に低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る電磁カップリングモータを含む構成の例を示す図である。 図1の2ロータモータを備えるパワートレインシステムの構成の例を示す図である。 図1のインナーモータを制御する制御装置の機能の一部を表すブロック図である。 図2のパワートレインシステムを制御する制御系のブロック図である。 可変ノッチフィルタの伝達関数Fnf(s)を実現するための具体的なブロック図の例である。 エンジンの回転数と可変ノッチフィルタの周波数特性との関係の例を示すグラフである。 エンジンのトルク出力とアウターモータへの伝達トルクとの間の伝達関数の周波数特性の例を示すグラフである。 実施の形態1による振動遮断効果の具体例を示すグラフである。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態1に係る電磁カップリングモータを含む構成の例を示す。本実施形態では、電磁カップリングモータは後述のようにインナーモータ20として構成される。
2ロータモータ10は、回転軸に対し径方向内側から外側に向かって、インナーロータ11(第一回転子)と、アウターロータ12(第二回転子)と、ステータ13(固定子)とを備える。インナーロータ11およびアウターロータ12は同軸に回転可能である。ステータ13は、図示しない構造(モータケーシング等)に固定されてもよい。
インナーロータ11は、スリップリング14と電気的に接続されたコイルが設けられた巻線ロータである。ステータ13にもコイルが設けられる。アウターロータ12は、インナーロータ11およびステータ13それぞれのコイルに対応する磁石を備える磁石ロータである。
2ロータモータ10は、インナーモータ20およびアウターモータ21を備える。インナーモータ20は、インナーロータ11およびアウターロータ12を備え、インナーロータ11およびアウターロータ12が電磁的に結合されてモータを形成する。また、アウターモータ21は、アウターロータ12およびステータ13を備え、アウターロータ12およびステータ13が電磁的に結合されてモータを形成する。
このように、インナーロータ11およびアウターロータ12は、いずれも電磁カップリングモータであり、機械的結合によらずトルクを伝達することができる。たとえば、インナーロータ11において発生したトルクは、インナーロータ11とアウターロータ12との電磁的カップリングを介して、反力としてアウターロータ12に伝達される。このような構成により、2ロータモータ10はたとえば公知の2ロータモータとして機能する。
図2は、2ロータモータ10を備えるパワートレインシステムの構成の例である。このパワートレインシステムは車両に搭載される。2ロータモータ10の入力側にはエンジン30(内燃機関)が接続されており、このエンジン30は、たとえばフライホイールダンパー31および増速ギア32を介して2ロータモータ10の入力軸に連結される。また、2ロータモータ10の出力側には車軸35が接続されており、この車軸35は、たとえば減速ギア33およびデファレンシャルギア34を介して2ロータモータ10の出力軸に連結される。
このような構成により、図2のパワートレインシステムは、エンジン30から車軸35へと動力を伝達することができる。また、上述のようにインナーロータ11のコイルにはスリップリング14を介して電力を供給可能であり、図2のパワートレインシステムは、図示しない電源(車載バッテリ等)から供給される電力を動力に変換して車軸35へと伝達することができる。
図3は、インナーモータ20を制御する制御装置40(たとえばインバータ)の機能の一部を表すブロック図である。制御装置40は、インナーロータ11の回転数指令値ω irと、インナーロータ11の回転数検出値ωirとに基づいて、インナーモータ20のトルク指令値τ imを決定または算出することができる。
図4は、図2のパワートレインシステムを制御する制御系のブロック図である。制御系は制御装置40を含む。この制御系の作用の一部として、インナーロータ11の回転数が制御される。
制御装置40は、可変ノッチフィルタ41と、差分器42と、回転数フィードバック補償器43とを含む。可変ノッチフィルタ41の伝達関数をFnf(s)と表し、回転数フィードバック補償器43の伝達関数をCfb(s)と表す。可変ノッチフィルタ41は、インナーロータ11の回転数検出値ωirを入力として取得し、これを処理して処理済回転数検出値ω’irを出力する。回転数検出値ωirは、たとえば図示しないセンサ等により検出されてもよい。
可変ノッチフィルタ41による処理は、たとえば入力された信号から所定の周波数成分または所定の周波数帯域成分を除去しまたは減衰させる処理である。ここで、除去されまたは減衰する周波数成分の周波数または周波数帯域は、変更可能である。
差分器42は、インナーロータ11の回転数指令値ω irと、インナーロータ11の処理済回転数検出値ω’irとを入力として取得し、回転数指令値ω irから処理済回転数検出値ω’irを減算し、減算の結果を出力する。回転数指令値ω irは、車両ECU等の、他の制御装置から提供されてもよい。回転数フィードバック補償器43は、差分器42から出力される結果を入力として取得し、これに基づいてインナーモータ20のトルク指令値τ imを決定して出力する。このように、制御装置40は、インナーロータ11の回転数指令値ω irと、可変ノッチフィルタ41によって処理されたインナーロータ11の処理済回転数検出値ω’irとに基づいて、インナーモータ20のトルク指令値τ imを決定し出力する。
制御系は、インナーモータ20のトルク指令値τ imをインナーモータ電流iimに変換する機構を備える。この機構は、たとえばインバータハードウェア60により実現可能である。インバータハードウェア60の伝達関数をCinv(s)と表す。インバータハードウェア60は、たとえばスリップリング14を介してインナーロータ11に供給されるインナーモータ電流iimを制御する。また、制御系は、伝達関数Pim(s)によりインナーモータ電流iimをインナーモータ20のトルク出力τimに変換する。
インナーモータ20のトルク出力τimは、アウターロータ12に伝達される。これは図4の例では差分器61によって表され、アウターモータ21のトルク出力τomからインナーモータ20のトルク出力τimを減算した値がアウターロータ12への伝達トルクτorとなることが示されている。
また、インナーモータ20のトルク出力τimと、エンジン30のトルク出力τegとに基づき、インナーロータ11の回転数が決定される。これは図4の例ではエンジン/インナーロータ軸機械系50を用いて表される。機械系50は、エンジン30のトルク出力τegからインナーロータ11の回転数検出値ωirへの伝達関数51と、インナーモータ20のトルク出力τimからインナーロータ11の回転数検出値ωirへの伝達関数52と、加算器53とを備える。加算器53が、伝達関数51の出力と伝達関数52の出力とを加算してインナーロータ11の回転数検出値ωirを出力する。
なお、図4の制御系のうち、制御装置40以外の部分(たとえば、機械系50、インバータハードウェア60および差分器61等)の構成および表現は、図示のものに限らず、実際のパワートレインの構成に対応するものであればどのように表現されてもよい。
可変ノッチフィルタ41の伝達関数Fnf(s)は、たとえば次のように表せる。ただしωnfは遮断周波数であり、可変である。また、ζnfnおよびζnfdは定数である。
Figure 2017011945
図5は、離散的制御において伝達関数Fnf(s)を実現するための具体的なブロック図の例である。可変ノッチフィルタ41は、入力信号uに基づいて出力信号yを生成し出力することにより、伝達関数Fnf(s)の作用を実現する。図6の例では、Fnf(s)は、4個の遅延要素(伝達関数はz−1である)と、6個の乗算器(利得はそれぞれ1/a,a,a,b,b,bである)と、2個の加算器とを備え、各乗算器の利得はエンジン30の回転数ωegの関数として決定または算出される。各乗算器の利得を決定する具体的関数は、当業者が適宜設計可能である。
このように、可変ノッチフィルタ41の遮断周波数ωnfは、エンジン30の回転数に応じて変更可能である。ここで参照するエンジン30の回転数は、指令値であってもよいし、検出値であってもよい。また、エンジン30の回転数を算出または決定するために用いられる他の値を用いてもよい。たとえば、本実施形態のようにエンジン30の回転数とインナーロータ11の回転数とが実質的に比例する場合には、インナーロータ11の回転数検出値ωirを用いてもよい。
図6は、エンジン30の回転数ωegと可変ノッチフィルタ41の周波数特性との関係の例を示すグラフである。エンジン30の回転数ωegがある定数ωに等しい場合(ωeg=ω)には、ωnf=ωとなるように可変ノッチフィルタ41の周波数特性が設定される。たとえば図5の例では、ωnf=ωとなるように各乗算器の利得が決定される。その後、たとえばエンジン30の回転数ωegが変動して別の定数ωに等しくなった場合(ωeg=ω)には、ωnf=ωとなるように可変ノッチフィルタ41の周波数特性が変更される。
ここで、可変ノッチフィルタ41の遮断周波数の変更は、たとえば制御装置40によって行われるが、他の制御装置(車両ECU等)が関与してもよい。また、可変ノッチフィルタ41の遮断周波数は、必ずしもエンジン30の回転数ωegに厳密に一致するよう変更される必要はなく、エンジン30の回転数ωegに実質的に一致するよう変更されてもよいし、少なくともエンジン30の回転数ωegに近づくよう変更されればよい。
このような構成によれば、可変ノッチフィルタ41の作用によって、インナーロータ11の回転数検出値ωirの周波数成分のうち、遮断周波数ωnfに対応する特定周波数成分のみを抑制した部分が、差分器42に入力される。そして、エンジン30の回転数ωegに応じて可変ノッチフィルタ41のフィルタ係数を変化させることにより、遮断周波数ωnfがエンジン30の回転数ωegに追従して変動する。
図4の制御系において、エンジン30のトルク出力τegとアウターロータ12への伝達トルクτorとの間の伝達特性は、次の伝達関数で表される。
Figure 2017011945
図7は、この伝達関数の周波数特性の例を示すグラフである。可変ノッチフィルタ41の作用により、エンジン30の回転数ωegに対応する周波数成分が遮断されている。ここで、エンジン30のトルク出力τegに現れるトルク振動の周波数は、エンジン30の回転数ωegに一致するので、エンジン30の回転数ωegに対応する周波数成分を遮断することにより、効率的にトルク振動を遮断することができる。
図8は、このような振動遮断効果の具体例を示すグラフである。破線はエンジン30のトルク出力τegを表し、実線は本発明によるアウターロータ12への伝達トルクτorを表す。また、対比のために、従来の構成によるアウターロータへの伝達トルクを一点鎖線によって表す。図示のように、本発明によるアウターロータ12への伝達トルクτorではトルク振動が大きく減少している。
このように、本発明の実施の形態1に係る制御装置40によれば、車軸35に伝達されるトルク振動をより適切に低減することができる。
また、図8に示すように、トルクの非振動成分は、減衰せず(または振動成分ほど大幅には減衰せず)アウターロータ12に伝達されるので、車両の走行に対する影響は小さく抑えることができる。
上述の実施の形態1において、次のような変形を施すことができる。
電磁カップリングモータは、2ロータモータ10の一部として構成される必要はない。たとえばステータ13を省略し、インナーロータ11およびアウターロータ12のみによって構成されるインナーモータ20を用いてもよい。
実施の形態1では、可変ノッチフィルタ41は、インナーロータ11の回転数検出値ωirと差分器42との間に配置される。すなわち、制御装置40は、インナーロータ11の回転数検出値ωirを可変ノッチフィルタ41によって処理した後に、インナーロータ11の回転数指令値ω irから減算する。このように構成すると、可変ノッチフィルタ41は指令値には影響を与えないので、より適切な制御を実現することができる。しかしながら、可変ノッチフィルタ41をこれ以外の位置に配置してもよい。たとえば、差分器42と回転数フィードバック補償器43との間に配置してもよく、回転数フィードバック補償器43とインバータハードウェア60との間に配置してもよい。このような変形例によっても、車軸35に伝達されるトルク振動については低減することが可能である。
制御装置40の入力(または可変ノッチフィルタ41の入力)は、インナーロータ11の回転数検出値ωirである必要はなく、インナーロータ11の実際の回転数を算出または決定できる値であればどのような値でもよい。たとえばエンジン30の回転数が入力される場合には、制御装置40は入力された回転数に所定の定数(たとえば増速ギア32のギア比)を乗算することにより、インナーロータ11の実際の回転数を算出することができる。
実施の形態1では可変ノッチフィルタ41は単一の断周波数ωnfを有するものであるが、有限幅の遮断周波数帯域を有するものであってもよい。この場合には、遮断周波数帯域に属する周波数のうち任意のものを、遮断周波数として定義可能である。たとえば、遮断周波数帯域の中心周波数を遮断周波数としてもよいし、遮断周波数帯域の上限周波数または下限周波数を遮断周波数としてもよい。
実施の形態1では、制御装置40はインバータのみによって構成され他の制御装置(車両ECU等)や機器等を含まないが、他の制御装置や機器等を含んでもよい。たとえば、制御装置40はインナーロータ11の回転数指令値ω irを外部から取得するのではなく、自らこれを決定または算出する機能を備えてもよい。あるいは、制御装置40はインナーモータ20のトルク指令値τ imを外部に出力するのではなく、自らインナーモータ20のトルクを制御する機能を備えてもよい。
11 インナーロータ(第一回転子)、12 アウターロータ(第二回転子)、20 インナーモータ(電磁カップリングモータ)、30 エンジン(内燃機関)、41 可変ノッチフィルタ、ω ir インナーロータの回転数指令値(第一回転子の回転数指令値)、ωir インナーロータの回転数検出値(第一回転子の回転数検出値)、ω’ir インナーロータの処理済回転数検出値(第一回転子の処理済回転数検出値)、τ im インナーモータのトルク指令値(電磁カップリングモータのトルク指令値)。

Claims (3)

  1. 内燃機関に接続された電磁カップリングモータを制御する制御装置であって、
    前記電磁カップリングモータは、第一回転子と、前記第一回転子に電磁的に結合された第二回転子とを備え、
    前記制御装置は、前記第一回転子の回転数検出値を処理する可変ノッチフィルタを備え、
    前記制御装置は、前記第一回転子の回転数指令値と、前記可変ノッチフィルタによって処理された前記第一回転子の処理済回転数検出値とに基づいて、前記電磁カップリングモータのトルク指令値を決定し、
    前記可変ノッチフィルタの遮断周波数は、前記内燃機関の回転数に応じて変更可能である、制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記第一回転子の回転数指令値から前記第一回転子の前記処理済回転数検出値を減算する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記可変ノッチフィルタの遮断周波数は、前記内燃機関の回転数に近づくよう変更される、請求項1または2に記載の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109383487A (zh) * 2017-08-08 2019-02-26 通用汽车环球科技运作有限责任公司 带有嵌套回路阻尼控制的传动系系统

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