JP3338413B2 - 吊り上げ器具 - Google Patents
吊り上げ器具Info
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Description
下方に設けられる配線・配管・物の収納を行うための溝
もしくは空間を設け、同溝又は空間の蓋となる底面のパ
ネルを引き上げる際に使用する吊り上げ器具に関する
他、脱着できる建築の壁面パネル等の物品の取り付け、
取りはずしにも使用できる。
・配管・物の収納を行うために溝もしくは二重床が設け
られる。近年、オフィス等の容易な配置替え、パソコン
などの電気機器が多く用いられることから、配線が多量
化複雑化するため、床下に配線を行うことが増えてい
る。また、フロアに各種設備を設置して用いるような場
合も、作業性、安全性などから床下に配線・配管等を行
うことが増えている。この床面の開口部を床面として用
いるために、金属製の強度のあるパネルで蓋をして床面
として用いることができるようにされている。この溝も
しくは二重床の作業等を行うためには、パネルを引き上
げなければならない。パネルには、通常2箇所に二穴が
設けられていて、その二穴に吊り上げ器具を取り付けて
引き上げる。従来の吊り上げ器具は線材を二つに折り曲
げて、両端をパネルの二穴と略同じ間隔にし、両端を同
じ方向に略直角に折曲したものであった。この従来の吊
り上げ器具を使用するには、作業者は、かがみ込んで吊
り上げ器具の両端を二穴に差し込んで、中央部がパネル
に対して略直角に近い状態にすると、両端の折曲部分が
パネルの下面を支持する。この吊り上げ器具をパネルの
二箇所に取り付けて吊り上げ器具を握ってパネルを引き
上げる。しかし、パネルへの吊り上げ器具の取り付け・
取りはずしは作業者がかがまなければならないためつら
い作業であり、パネルを持ち運ぶ際には、あまり傾けた
り、振るような動きをするとパネルが吊り上げ器具から
はずれて非常に危険であった。このため、吊り上げ器具
を用いずに作業が行なわれることもある。しかし手で直
接作業すると、パネルと床面等の間で指を挟んだりして
危険であった。また、指を挟まないようにパネルを落と
すようにすると、パネルが変形したり、床面を傷つけて
しまうことがあった。
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、簡単に取
り付け・取りはずしができ、取り付けると振ったり、傾
けたりしてもはずれることがない吊り上げ器具を提供す
ることにある。
発明の構成は、 1) 横に伸びた上方ハンドルの左右それぞれに下方に
伸びるシャフトを所定の間隔で設け、左右のシャフトを
内部に挿入するようにしてパイプをシャフトに取り付
け、左右のパイプの上端を横に伸びた下方ハンドルで連
結し、下方ハンドルを下方に付勢する付勢手段と下方ハ
ンドルの下方への移動を制限する制限手段を設け、前記
パイプの下部外周に外方に突出したパイプ挿入深さ設定
用のストッパーを設け、パイプの前記ストッパーの下方
部分に開口部を設け、下方ハンドルを上方ハンドルに引
き寄せるとパイプの開口部から係止片が突出し下方ハン
ドルを離すとパイプの開口部に係止片を引き込む係止片
出没機構を設け、下方ハンドルと上方ハンドルとを引き
寄せた状態で保持する解除機能付保持部を設け、二穴を
備えた物品に左右のパイプを差し込んで上方ハンドルと
下方ハンドルを引き寄せるように握って係止片で物品の
下面を支持して簡単に物品を取り付け・吊り上げ・取り
はずしができるようにした吊り上げ器具 2) 係止片出没機構が、シャフトの下端部分に係止片
を軸方向に回転できるように軸支し、パイプの2つの開
口部の一方の上縁を下方ハンドルが上方ハンドルから離
れると突出した係止片に当たって係止片がパイプ内に引
き込まれるよう回転させる位置にし、パイプの下端に下
方ハンドルを上方ハンドルに引き寄せると係止片と当た
って係止片を回転させるガイド部を設ける構造にした前
記1)記載の吊り上げ器具 3) 解除機能付保持部の構造が、上方ハンドルの一部
に上方外側に向って傾斜した傾斜部分を設け、下方ハン
ドルから上方に伸び傾斜部分に向って略直角に折曲した
係合爪を持つレバーを設け、下方ハンドルと上方ハンド
ルとを引き寄せると、レバーの係合爪が傾斜部分に当た
って徐々に外側に弾性変形し、レバーの係合爪が傾斜部
分を越えると弾性による反発力によって復元して前記係
合爪が傾斜部分の上端に係合して下方ハンドルと上方ハ
ンドルとを引き寄せた状態に保持し、その状態のレバー
上端を外側に弾性変形させることで解除できるようにし
た前記1)又は2)記載の吊り上げ器具 4) 付勢手段及び制限手段が、上方ハンドルから下方
に伸びて下方ハンドルを隙間を持って貫通する棒体を設
け、同棒体の下端に下方ハンドルの棒体の貫通穴より大
きな制限片を設けて下方ハンドルの下方への動きを制限
片の位置までとし、上方ハンドルと下方ハンドルの間の
棒体部分の外周にスプリングを貫通するように付勢して
取り付けた構造にした前記1)〜3)いずれかに記載の
吊り上げ器具 にある。
上げる際に物品の二穴に左右のパイプを差し込み、上方
ハンドルと下方ハンドルを引き寄せるように握る。する
と係止片出没機能によってパイプの開口部から係止片が
突出する。また、解除機能付保持部によって下方ハンド
ルと上方ハンドルとを引き寄せた状態で保持される。よ
ってこの状態で下方ハンドルと上方ハンドルを握って物
品を吊り上げることができる。物品から本発明の吊り上
げ器具を取りはずす際には、解除機能付保持部を解除す
ると下方ハンドルは下方に付勢されているので下方ハン
ドルは下方に移動する。下方ハンドルは制限手段によっ
て制限される位置まで下方に移動して保持される。下方
ハンドルが上方ハンドルから離れると係止片出没機構に
よって係止片はパイプの開口部に引き込まれる。この状
態で二穴を備えた物品から上方ハンドル及び下方ハンド
ルを引き抜くようにして物品から吊り上げ器具を取りは
ずす。係止片出没機構が、シャフトの下端部分に係止片
を軸支し、開口部を所定の上下長さにし、ガイド部を設
けたものは、下方ハンドルと上方ハンドルとを引き寄せ
るとガイド部と係止片が当たって係止片が回転してパイ
プの開口部から突出し、下方ハンドルと上方ハンドルが
離れるとパイプの開口部の一方の上縁と係止片が当たっ
て係止片を回転させて係止片がパイプの開口部に引き込
まれるようにする。解除機能付保持部の構造が、上方ハ
ンドルに傾斜部分を設け、下方ハンドルに係合爪を持つ
レバーを設けるようにしたものは、下方ハンドルと上方
ハンドルとを引き寄せるとレバーの係合爪が傾斜部分に
当たって徐々に外側に弾性変形し、さらにレバーの係合
爪が傾斜部分を越えると弾性による反発力によって復元
して係合爪が傾斜部分の上端に係合して下方ハンドルと
上方ハンドルとを引き寄せた状態に保持しできる。さら
にこの状態でレバーを外側に弾性変形させるとレバーの
係合爪が傾斜部分の上端と係合しなくなることにより付
勢されている下方ハンドルを下方に動かして解除できる
ようにする。付勢手段及び制限手段が、上方ハンドルに
棒体を設け、棒体に制限片を設け、上方ハンドルと下方
ハンドルの間にスプリングを設けたものは、スプリング
によって上方ハンドルに対し下方ハンドルを下方に向か
って付勢し、下方ハンドルの下方への動きは、棒体の下
端に設けた制限片に下方ハンドルを当てて止めるように
する。
き上げる物には、パネルや蓋等があり、吊り上げ器具を
取り付ける穴が設けられているものであればどのような
ものでもかまわない。現在、パネルは通常二穴を備えて
いるが、パネルに設けられる穴が複数の場合には、それ
に対応してシャフト及びパイプの数を増やせばよい。本
発明の吊り上げ器具には強度・耐久性が要求されるので
金属性のものが好ましいが用途によって木製や樹脂製で
もかまわない。
的に説明する。図1〜7に示す実施例は、下方ハンドル
を下方に付勢する手段としてスプリングを用い、係止片
が回転するようにしてパイプの開口部から突出するよう
にし、解除機能付保持部としてレバーを用いる吊り上げ
器具の例である。図1は実施例の吊り上げ器具の断面図
である。図2は実施例の吊り上げ器具の断面図である。
図3は実施例の吊り上げ器具の係止片を取り付けたシャ
フトの断面図である。図4は実施例の吊り上げ器具の係
止片出没機構により係止片を突出させる状態を示す説明
図である。図5は実施例の吊り上げ器具の係止片出没機
構により係止片を引き込む状態を示す説明図である。図
6は実施例の吊り上げ器具の解除機能付保持部の説明図
である。図7は実施例の吊り上げ器具を使用した状態を
示す説明図である。図中、1は吊り上げ器具、2は上方
ハンドル、2aは解除機能付保持部として用いた傾斜部
分、3は下方ハンドル、3aは解除機能付保持部として
用いたレバー、3bは解除機能付保持部として用いた係
止爪、4はシャフト、4aはねじ部、4bはスリット、
5は係止片、6は回転軸、7はパイプ、7aはガイド
部、7bは開口部、7cは開口部、7dはパイプ挿入深
さ設定用のストッパー、8はナット、9は制限手段とし
て用いたねじ、9aはねじ頭、10は付勢手段として用
いたスプリング、Pはパネル、Dは穴、Hは人である。
して重いパネルを吊り上げることができるようにしてい
る。まず、横に長い金属製の上方ハンドル2を設ける。
上方ハンドル2の片端には、上方外側に向って傾斜した
傾斜部分2aを設ける。傾斜部分2aを設けた上方ハン
ドル2の端部分は、傾斜部分2aの側方を覆うようにカ
バー部分を設ける。次に、上方ハンドル2に間隔をあけ
て下方に伸びるシャフト4を左右それぞれに取り付け
る。実施例のシャフト4は、上方にねじ部4aを設け、
下端から所定高さまで伸びるスリット4bを設ける。こ
のシャフト4のねじ部4aを上方ハンドル2に螺着させ
て取り付ける。シャフト4同士の間隔は、パネルの二穴
の穴同士の間隔と同じになるようにする。さらにシャフ
ト4の上方ハンドル2への螺着部分には、ナット8を螺
合で取り付けてシャフト4が回転しないようにする。次
に所定厚さの板状で、中央付近から先端に行くに従って
巾が狭くなる傾きを持つ係止片5をスリット4bに差し
入れた状態で回転可能に回転軸6でシャフト4に取り付
ける。この際には、細い係止片5の先端は、回転軸6よ
り外側に位置するようにする。
シャフト4の外径より所定の分大きくなっている。パイ
プ7の下方には鍔状のストッパー7dを設ける。次に、
パイプ7の下端からストッパー7dまで上下に伸びる開
口部7bを設ける。開口部7bの横巾は係止片5の厚さ
より大きくする。次に開口部7bと180°反対側の対
向する位置にパイプ7の下端から開口部7bの上端より
低い所定の位置まで上下に伸びる開口部7cを設ける。
次にパイプ7の下端開口を塞ぎ、パイプの内部の下端か
ら上方に凸になった突起を持つガイド部7aをパイプ7
下端に設ける。この突起の上部には円錐状にテーパが設
けられている。この上下に長いパイプ7を左右それぞれ
パネルの二穴と同じ間隔に配置し、パイプ7の上端をつ
なぐようにして下方ハンドル3を設ける。下方ハンドル
3は、左右のパイプ7の外側に平板部分を設ける。次に
下方ハンドル3の片方の端部分に上方に伸びるレバー3
aを設ける。次にレバー3aの途中から内側に向かう係
止爪3bを設ける。係止爪3bは、内側先端の位置が上
方ハンドル2の傾斜部分2aと係合する位置になるよう
にする。次に下方ハンドル3に取り付けた左右のパイプ
7の内側にシャフト4を挿入するようにして上方ハンド
ル2に下方ハンドル3を取り付ける。さらに下方ハンド
ル3のパイプ7より外側の部分に取付用の穴を設け、下
端にねじ頭9aを備えたねじ9を取付穴に貫通させてね
じ9の上端を上方ハンドル2に螺合で取り付ける。この
際には、上方ハンドル2と下方ハンドル3の間でねじ9
がスプリング10の内部を貫通するようにする。
を備えたパネルPを吊って移動させるには、図7
(a),(b)に示すようにパネルPの二穴に吊り上げ
器具1の左右のパイプ7をそれぞれ挿入する。この際に
は左右のパイプ7の下方に設けたストッパー7dの下面
がパネルPの上面に当たって吊り上げ器具1を支えるよ
うになるので、挿入はこの状態で止まることになる。次
に、上方ハンドル2を下方に向って押す。これによって
ストッパー7dによって、それ以上下方に移動しないパ
イプ7に対して図4(a)に示すようにシャフト4が下
方に移動する。パイプ7に対してシャフト4が下方に移
動すると、パイプ7の下端のガイド部7aの突起が係止
片5の下部の斜めになった部分と当たる。係止片5は回
転軸6から離れた斜めになった部分が図4(b)に示す
ようにガイド部7aの突起に当たることによって係止片
5が回転する。この回転によって係止片5の両端は、図
4(c)に示すようにパイプ7に設けられた開口部7
b,7cから突出する。このように本実施例では、簡単
な動作で係止片が突出するようにして簡単に使用できる
ようにしている。また、下方ハンドル3の端部分に設け
たレバー3aは、図6(a),(b)に示すように上方
ハンドル2が下方に押されて移動すると、レバー3aの
係止爪3bが上方ハンドル2の傾斜部分2aに当たる。
さらに上方ハンドル2と下方ハンドル3の間隔が狭くな
ると、上方ハンドル2の傾斜部分2aの傾斜によって係
止爪3bは外側に押され、レバー3aが弾性変化する。
さらに上方ハンドル2と下方ハンドル3とを引き寄せる
と、レバー3aの係止爪3bが傾斜部分2aの上端を越
える。するとレバー3aの弾性による反発力によってレ
バー3aが復元し、図6(c)に示すようにレバー3a
の係止爪3bが傾斜部分2aの上端に係合してこの状態
を保持する。これによって上方ハンドル2と下方ハンド
ル3は、自動的に引き寄せた状態に保持される。このよ
うに本実施例では、傾斜部分2aとレバー3aによって
解除機能付保持部を構成するので非常に簡単な構造でコ
ストを抑制する。
はストッパ7dと係止片5によって上下を隙間を設けて
保持される。この状態で図7(d)に示すように上方ハ
ンドル2と下方ハンドル3を握ってパネルPを吊り上げ
れば、例えば、手を頭の上に上げるような動きをした
り、パネルPを振っても、パネルは吊り上げ器具1から
離れることがない。よって非常に安全に作業を行うこと
ができる。また、取り付けはパネルPの穴にパイプを挿
入して上方ハンドル2を下方に押すだけなので非常に簡
単であり、作業者は楽に作業できる。パネルを運ぶ、又
は別の作業を行ってパネルを元に戻すなどして、パネル
Pから実施例の吊り上げ器具1を取りはずすには、図6
(d)に示すように、レバー3aの上端を外側に押すよ
うにして弾性変形させ、係止爪3bが上方ハンドル2の
傾斜部分2aと係合しない状態にする。下方ハンドル3
と上方ハンドル2が引き寄せられていることによって下
方ハンドル3と上方ハンドル2の間のスプリング10は
圧縮されて弾性変形しているので、係止爪3bと傾斜部
分2aを係合しない状態にすることによって弾性変形さ
せたスプリング10の反発力によって下方ハンドルは上
方ハンドル2から離れ、ねじ頭9aに当たって止まる。
このように実施例の吊り上げ器具1では一動作で係止爪
3bと傾斜部分2aの係止の解除を行うことができる。
このようにスプリング10で付勢手段、ねじ9で制限手
段とすることにより簡単な構造でコストを抑制できる。
さらに、このようにして上方ハンドル2と下方ハンドル
3が離れる動きをすると、図5に示すようにシャフト4
の下端に対してパイプ7の下端が離れていく。すると、
図5(b)に示すようにパイプ7の開口部7cの上縁が
係止片5の片側上端に当たる。これにより係止片5は回
転し開口部7b,7cに引き込まれるようにしてパイプ
7の内部に収容される。このようにして上方ハンドル2
と下方ハンドル3が離れた状態では係止片5はパイプ7
内に引き込まれパネルを支持しない状態となるので、こ
の状態で上方に引き抜くようにしてパネルPから取りは
ずす。吊り上げ器具1は繰り返し使用できる。
はずしができ、取り付けると振ったり、傾けたりしても
はずれることがない吊り上げ器具にできる。係止片出没
機構が、シャフトの下端部分に係止片を軸支し、開口部
を所定の上下長さにし、ガイド部を設けたものは、係止
片の出没に手間を要さず、さらに簡単に使用することが
できる。解除機能付保持部の構造が上方ハンドルに傾斜
部分を設け、下方ハンドルに係合爪を持つレバーを設け
るようにしたものは、簡単な構造でコストを抑制し、確
実に下方ハンドルと上方ハンドルとを引き寄せた状態で
保持して安全に使用でき、一動作で解除でき簡単に使用
できる。付勢手段及び制限手段が、上方ハンドルに棒体
を設け、棒体に制限片を設け、上方ハンドルと下方ハン
ドルの間にスプリングを設けたものは、簡単な構造でコ
ストを抑制し、確実に下方ハンドルを下方に付勢し、下
方ハンドルの下方への動きを制限できる。
ャフトの断面図である。
係止片を突出させる状態を示す説明図である。
係止片を引き込む状態を示す説明図である。
明図である。
明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 横に伸びた上方ハンドルの左右それぞれ
に下方に伸びるシャフトを所定の間隔で設け、左右のシ
ャフトを内部に挿入するようにしてパイプをシャフトに
取り付け、左右のパイプの上端を横に伸びた下方ハンド
ルで連結し、下方ハンドルを下方に付勢する付勢手段と
下方ハンドルの下方への移動を制限する制限手段を設
け、前記パイプの下部外周に外方に突出したパイプ挿入
深さ設定用のストッパーを設け、パイプの前記ストッパ
ーの下方部分に開口部を設け、下方ハンドルを上方ハン
ドルに引き寄せるとパイプの開口部から係止片が突出し
下方ハンドルを離すとパイプの開口部に係止片を引き込
む係止片出没機構を設け、下方ハンドルと上方ハンドル
とを引き寄せた状態で保持する解除機能付保持部を設
け、二穴を備えた物品に左右のパイプを差し込んで上方
ハンドルと下方ハンドルを引き寄せるように握って係止
片で物品の下面を支持して簡単に物品を取り付け・吊り
上げ・取りはずしができるようにした吊り上げ器具。 - 【請求項2】 係止片出没機構が、シャフトの下端部分
に係止片を軸方向に回転できるように軸支し、パイプの
2つの開口部の一方の上縁を下方ハンドルが上方ハンド
ルから離れると突出した係止片に当たって係止片がパイ
プ内に引き込まれるよう回転させる位置にし、パイプの
下端に下方ハンドルを上方ハンドルに引き寄せると係止
片と当たって係止片を回転させるガイド部を設ける構造
にした請求項1記載の吊り上げ器具。 - 【請求項3】 解除機能付保持部の構造が、上方ハンド
ルの一部に上方外側に向って傾斜した傾斜部分を設け、
下方ハンドルから上方に伸び傾斜部分に向って略直角に
折曲した係合爪を持つレバーを設け、下方ハンドルと上
方ハンドルとを引き寄せると、レバーの係合爪が傾斜部
分に当たって徐々に外側に弾性変形し、レバーの係合爪
が傾斜部分を越えると弾性による反発力によって復元し
て前記係合爪が傾斜部分の上端に係合して下方ハンドル
と上方ハンドルとを引き寄せた状態に保持し、その状態
のレバー上端を外側に弾性変形させることで解除できる
ようにした請求項1又は2記載の吊り上げ器具。 - 【請求項4】 付勢手段及び制限手段が、上方ハンドル
から下方に伸びて下方ハンドルを隙間を持って貫通する
棒体を設け、同棒体の下端に下方ハンドルの棒体の貫通
穴より大きな制限片を設けて下方ハンドルの下方への動
きを制限片の位置までとし、上方ハンドルと下方ハンド
ルの間の棒体部分の外周にスプリングを貫通するように
付勢して取り付けた構造にした請求項1〜3いずれかに
記載の吊り上げ器具。
Priority Applications (1)
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JP32906699A JP3338413B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 吊り上げ器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32906699A JP3338413B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 吊り上げ器具 |
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JP3338413B2 true JP3338413B2 (ja) | 2002-10-28 |
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ID=18217242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32906699A Expired - Fee Related JP3338413B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 吊り上げ器具 |
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1999
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