JP3338367B2 - 位相比較器 - Google Patents

位相比較器

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JP3338367B2 JP09682398A JP9682398A JP3338367B2 JP 3338367 B2 JP3338367 B2 JP 3338367B2 JP 09682398 A JP09682398 A JP 09682398A JP 9682398 A JP9682398 A JP 9682398A JP 3338367 B2 JP3338367 B2 JP 3338367B2
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    • HELECTRICITY
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    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
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    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL(Phase Lo
cked Loop)発振回路、等に用いられる位相比較器に関
する。
【0002】
【従来の技術】位相比較器の主なる用途であるPLL発
振回路は、様々な電子機器、特に通信機器に大量に使わ
れる重要な電子機器構成要素である。通信機器では、送
受信信号の周波数と位相を正確に制御するために古くか
ら水晶発振器が用いられている。多チャンネル化が進む
につれて水晶発振器の使用量が増加して機器の大型化、
高騰化を招いていた。この問題を解決するために登場し
たのがPLL発振回路である。PLL発振回路は、基準
信号になる水晶発振器とは別に、内部に独自の自励発振
器を所持する。
【0003】位相比較器は、このPLL発信回路の構成
要素であり、PLL発振回路出力と、水晶発振器が出力
する基準信号との位相差を、常時検出している。その位
相差に基づいてPLL発振回路出力の周波数と位相を制
御する。正確に制御された(以後ロックされた、と記
す)状態で、PLL発振回路の出力からは、水晶発振器
が出力する安定した基準信号に、正確に従属した発振出
力を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の位相比較器を用いて構成したPLL発信回路に
は、以下に記すような解決すべき課題が残されていた。
位相比較器の位相比較範囲が、原理的に1周期以内に限
られていたため、周波数が高くなると、位相の急激な変
化にPLL発振回路が追随できなくなる。そのため比較
対象となる信号をそれぞれ分周して、低周波にした後、
位相比較せざるを得なかった。その結果、分周回路の回
路規模が拡大するとともに、分周回路での消費電力も増
大した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成1〉参照信号と対象信号との位相を比較してその
比較結果を出力するものであって、対象信号をπ/4進
相させるπ/4進相部と、対象信号をπ/4遅相させる
π/4遅相部と、上記参照信号と上記π/4進相部の出
力信号の位相を、複数周期にわたって比較して、その周
期毎に位相差を求めて出力する第1位相比較部と、上記
参照信号と上記π/4遅相部の出力信号の位相を、複数
周期にわたって比較して、その周期毎に位相差を求めて
出力する第2位相比較部と、上記第1位相比較部及び上
記第2位相比較部の出力を監視して、対象信号の位相変
化の方向が、参照信号と対象信号との位相差を増加させ
る方向にあるか、減少させる方向にあるかを判定するア
ップダウン判定部と、上記アップダウン判定部が出力す
るアップ信号とダウン信号を受け入れて累積加算するア
ップダウンカウンタ部を備えたことを特徴とする位相比
較器。
【0006】〈構成2〉構成1において、上記第1位相
比較部と上記第2位相比較部のうちの一方の出力を実数
軸にとり、他方の出力を虚数軸にとって、両者の出力で
表現されるベクトルの先端が複素平面上のいずれかの象
限から別の象限へ移行するとき、参照信号と対象信号と
の位相差を増加させる方向にあり、その逆方向へ移行す
る場合に参照信号と対象信号との位相差を減少させる方
向にあると判定することを特徴とする位相比較器。
【0007】〈構成3〉構成1において、上記アップダ
ウン判定部は、上記第1位相比較部及び上記第2位相比
較部の出力を受け入れて、それぞれの信号を同一の遅延
時間だけ遅延させる遅延回路を備え、この遅延回路の入
力側の信号と出力側の信号とを比較して、対象信号の位
相変化の方向が、参照信号と対象信号との位相差を増加
させる方向にあるか、減少させる方向にあるかを判定す
るアップダウン判定部とを備えたことを特徴とする位相
比較器。
【0008】〈構成4〉構成3において、上記アップダ
ウン判定部は、2値化された、上記第1位相比較部及び
上記第2位相比較部の出力と、これらの信号を1クロッ
クずつ遅延した信号から、対象信号の位相変化の方向
が、参照信号と対象信号との位相差を増加させる方向に
あるか、減少させる方向にあるか、その他の、比較失敗
による信号かを表す判定信号を生成する論理回路から成
ることを特徴とする位相比較器。
【0009】〈構成5〉構成1から構成4のうち、いず
れか1項において、アップダウン判定部出力信号を一旦
受け入れて保持し、しかる後、アップダウンカウンタ部
へ出力するパルス保持回路を備えたことを特徴とする位
相比較器。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。図1は、本発明による位相比
較器のブロック図である。なお、図1を説明する前にこ
の位相比較器の主な用途であるPLL発振回路の概要を
説明する。
【0011】(PLL発振回路の概要)図2はPLL発
振器の基本構成図である。PLL発振器は、電圧制御発
振器11と、位相比較器12と、ループフィルタ13を
備える。電圧制御発振器(VCO)11は自励発振器で
あり、その発振周波数は、ループフィルタ13からの制
御電圧Vd(t)によって制御されている。発振出力V
o(t)を他の装置14へ出力するとともに、その一部
を位相比較器12へ送る(この信号を以後対象信号と記
す)。
【0012】位相比較器12は、基準信号発振器15か
ら基準信号Vi(t)を、電圧制御発振器11から対象
信号Vo(t)を入力する。後に説明する具体例等、基
準信号発振器出力を基準にしない場合もあるので、以後
上記基準信号を参照信号と記す。Vi(t)とVo
(t)との位相比較動作について、図を用いて説明す
る。
【0013】図3は、位相比較器の回路図である。この
ダブルバランス位相比較器はアナログICに適した一例
である。図に示すように、対象入力として方形波を、参
照入力として正弦波を入力する。対象入力がプラスの期
間は、Q3、Q6がONになるため対象入力Viによっ
てQ1を流れる電流だけQ2を流れる電流が減る(電流
源Ie=一定なので)。その結果入力Viと出力Veの
関係は、 Ve(+)=K・Vi …(1)式 ここでK>0 (増幅率) となる。
【0014】逆に対象入力がマイナスの期間は、Q4、
Q5がONになるため対象入力ViによってQ1を流れ
る電流はそのまま出力抵抗Rc1を流れるので、 Ve(−)=−K・Vi …(2)式 ここでK>0 (増幅率) となる。以上の結果を参照入力と対象入力との位相差を
変えて図示すると図4になる。
【0015】図4は、参照入力と対象入力の関係図であ
る。(a)は参照入力を示し、(b)、(c)、
(d)、(e)はそれぞれ参照入力と対象入力の位相差
αが、α=0、α=π、α=π/2、α=(3/4)π
の場合を示している。図中点線はその時の出力Ve(以
後位相差電圧と記す)を示している。
【0016】次に参照入力と対象入力との位相差に対応
した位相差電圧Veを求める。参照入力Viを、 Vi=A・SINωt …(3)式 ここでAは定数 この時の出力Veは、(1)、(2)式の条件から、2
Nπ−α≦ωt<(2N+1)π−αのとき、 Ve=AK・SINωt …(4)式 (2N+1)π−α≦ωt<2(N+1)π−αのと
き、 Ve=−AK・SINωt …(5)式 となる。ここで、N=0,±1,±2…である。
【0017】ループフィルタ13はPLLとしての制御
系の振る舞いを決めるとともに、位相比較器12から、
この位相差電圧Veを入力して1周期の平均をとって直
流電圧(以後制御電圧Vdと記す)に変換する。 Vd=(1/2π)・Ve・d(ωt) …(6)式 (6)式を0から2πまで積分すると、 Vd=(2AK/π)COSα …(7)式 となる。この(7)式から、制御電圧Vdは参照入力と
対象入力との位相差αに対応していることが理解でき
る。この関係を図を用いて説明する。
【0018】図5は、制御電圧と位相差の関係図であ
る。この特性は図3に記したダブルバランス位相比較器
の特性を示している。縦軸を制御電圧Vd、横軸を位相
差αで表すと(7)式は図上の余弦曲線になる。
【0019】ロックレンジAでは、参照入力と対象入力
との位相差αが増加するとVdが増加する。その電圧を
電圧制御発振器(VCO)11に印加して位相を変化さ
せ、参照入力と対象入力との位相差αを減少するように
制御する。その結果、PLL発振回路は、電圧制御発振
器11、位相比較器12、ループフィルタ13を通る負
帰還ループによって制御されて、ロック点Aを中心とし
たある範囲に落ち着く。
【0020】ロックレンジBでは、ロックレンジAと逆
に、αが増加するとVdが減少する。従って制御方向は
逆になるが、ロック点Bを中心としたある範囲に落ち着
く。ロック点は、位相差−π/2(ロック点A)、又
は、位相差π/2(ロック点B)となる。どちらになる
かは、ループフィルタ及びVCOの特性に依存する。制
御方向が逆なので、どちらか一方を選択する必要が生じ
る。
【0021】また、ロックレンジを拡張することを考
え、そのロックレンジをXとする。これを上記ダブルバ
ランス位相比較器で構成するとする。たとえば、ロック
点Cは、ロック点Bと制御方向が等しいので、ロック点
Cは、ロック点Bと等価であり、どちらもロックする点
となりうる。このように、無数にロック点が存在する。
また、各ロック点に対して、ロックレンジは、図に示す
πの範囲でしかなく、このままでは、大きなロックレン
ジをとることができない。このような場合、従来は、参
照信号と対象信号をそれぞれ分周したのち位相比較する
ことにより、ロックレンジの拡大を図ってきた。本発明
では、後に詳細に説明するが、位相変化をカウントし
て、そのカウント値によって複数のロック点を区別す
る。
【0022】〈具体例の構成〉PLL発振回路の概要を
説明したので、再度、図1に戻って本発明による位相比
較器について説明する。図1より、本発明による位相比
較器は、π/4進相部1、π/4遅相部2、第1位相比
較部3、第2位相比較部4、第1ローパスフィルタ5、
第2ローパスフィルタ6、第1パルス整形部7、第2パ
ルス整形部8、アップダウン判定部9、アップダウンカ
ウンタ部10を備える。
【0023】π/4進相部1は、INoから入力する対
象信号をその周期に対してπ/4(90度)、進ませる
部分である。π/4遅相部2は、INoから入力する対
象信号をその周期に対してπ/4(90度)、遅らせる
部分である。
【0024】第1位相比較部3は、INiから入力する
参照信号と、π/4進相部1から入力するπ/4進相し
た対象信号の位相を比較して位相差電圧Veを検出する
部分である。例えば、既に説明した図3のダブルバラン
ス位相比較器等を用いることができる。第2位相比較部
4は、INiから入力する参照信号と、π/4遅相部2
から入力するπ/4遅相した対象信号の位相を比較して
位相差電圧Veを検出する部分である。例えば、既に説
明した図3のダブルバランス位相比較器等を用いること
ができる。
【0025】第1ローパスフィルタ5は、第1位相比較
部3から入力した位相差電圧Veを平滑化する部分であ
る。既に説明した図2のループフィルタ13と同様の機
能を持つ部分である。第2ローパスフィルタ6は、第2
位相比較部4から入力した位相差電圧Veを平滑化する
部分である。既に説明した図2のループフィルタ13と
同様の機能を持つ部分である。
【0026】第1パルス整形部7はフリップフロップ回
路の1種であり、第1ローパスフィルタ5が平滑化した
信号(既に説明した(7)式と同様)を入力して、この
信号が0レベルを中心として、ある範囲を越えた時にO
N,OFFするパルス信号を発生する部分である。第2
パルス整形部8は、第2ローパスフィルタ6が平滑化し
た信号(既に説明した(7)式と同様)を入力して、こ
の信号が0レベルを中心としたある範囲を越えた時にO
N,OFFするパルス信号を発生する部分である。
【0027】アップダウン判定部9は、第1パルス整形
部7及び第2パルス整形部8の出力する2つのパルス信
号を入力して、対象入力の位相が参照入力の位相に対し
て位相が一定周期進むか遅れる毎に、それぞれアップ信
号か、ダウン信号を出力する論理回路である。この内部
回路については、後に具体例の動作の項で詳細に説明す
る。2πを越えても位相差を出力できるように、カウン
タに対して、アップ信号、ダウン信号を出力する部分で
ある。
【0028】予め定めてある特定の位相差αからスター
トして、αが増加方向にあるときは、一定周期進んだ時
にアップ信号を1個出力し、一定周期遅れた時にダウン
信号を1個出力する。詳細な回路構成を図6に示す。
【0029】図6は、アップダウン判定部の回路図であ
る。図6より、アップダウン判定部9(図1)は、フリ
ップフロップIC1、パルス保持回路IC2、排他的論
理和回路E1〜E4、否定的論理積回路N1、N2と、
論理積回路A1〜A3と、バッファ回路B1〜B3を備
える。各構成の機能については、理解を容易にするため
に、後に動作の項で併せて説明する。この回路は、あく
まで一例であり、本発明がこの回路に限定されるもので
はない。
【0030】アップダウンカウンタ部10は、アップダ
ウン判定部9が出力した、アップ信号とダウン信号を入
力して、それぞれ、カウント値を+1、又は−1する論
理カウンタ回路である。なお、第1位相比較部3と第2
位相比較部4、第1ローパスフィルタ5と第2ローパス
フィルタ6、第1パルス整形部7と第2パルス整形部8
は、同一の構成、同一の動作をする部分である。
【0031】次にアップダウン判定部9及びアップダウ
ンカウンタ部10の動作原理、及びその構成の詳細につ
いて説明する。 (アップダウン判定の動作原理)第1位相比較部3及び
第2位相比較部4として、既に説明した図3のダブルバ
ランス位相比較器を用いたと仮定する。図3における出
力Veを、すでに説明したループフィルタ13で平滑化
して得た(7)式を、第1位相比較部3ではVm1、第
2位相比較部4では、Vm2と、それぞれ置き換える。 Vm2=M・COS(α−π/4) …(8)式 ただしM=2AK/πとおき、αは参照信号と対象信号
の位相差であり−π/4はπ/4遅相部2での遅相分で
ある。同様にして、 Vm1=M・COS(α+π/4) …(9)式 の2式を得る。
【0032】この2式を用いてアップダウン判定部9の
動作原理を説明する。具体例では、ディジタル構成であ
るが、動作原理の理解を容易にするために、まずアナロ
グ構成で説明し、その後、アナログ構成をディジタル構
成に適応させる。(8)式と(9)式はπ/2位相の異
なる余弦関数であることから、(8)式を虚軸に、
(9)式を実軸にして、複素平面に表示すると図7に示
すように回転ベクトルPを得る。
【0033】図7は、アップダウン判定部の機能説明図
である。図中(a)のPは、回転ベクトルである。回転
角αは、π/4を起点(α=0)として、反時計回りを
正にとった角であり、参照信号と対象信号との位相差で
ある。この回転ベクトルPの回転を監視して、回転ベク
トルPが、反時計方向に虚軸、または実軸を通過した時
に後段のアップダウンカウンタ部10(図1)を+1
(UPカウント)してやる。同様に、回転ベクトルP
が、時計方向に虚軸、または実軸を通過した時に後段の
アップダウンカウンタ部10(図1)を−1(DOWN
カウント)してやる。このUPカウント、DOWNカウ
ントを累積して、現在地を特定することができる。
【0034】図を用いて通過条件について説明する。各
軸を通過する状態は、図(a)に示すように、aからh
まで8種類存在する。a,h,d,eは、+α方向であ
り、b,f,c,gは、−α方向である。この8種類の
状態の通過条件を(b)に示す。aは、第1象限から第
2象限への変化であり、虚軸を反時計方向に通過する状
態であるから、Vm2は、+のままでVm1が+から−
に変化する状態である。+α方向であるから後段のアッ
プダウンカウンタ部10(図1)を+1する。この状態
を↑と記す。
【0035】bは、第2象限から第1象限への変化であ
り、虚軸を時計方向に通過する状態であるから、Vm2
は、+のままでVm1が−から+に変化する状態であ
る。−α方向であるから後段のアップダウンカウンタ部
10(図1)を−1する。この状態を↓と記す。hは、
第2象限から第3象限への変化であり、実軸を反時計方
向に通過する状態であるから、Vm1は、−のままでV
m2が+から−に変化する状態である。+α方向である
から後段のアップダウンカウンタ部10(図1)を+1
する。この状態を↑と記す。
【0036】gは、第3象限から第2象限への変化であ
り、実軸を時計方向に通過する状態であるから、Vm1
は、−のままでVm2が−から+に変化する状態であ
る。−α方向であるから後段のアップダウンカウンタ部
10(図1)を−1する。この状態を↓と記す。以下同
様にしてc,d,e,fを求める。その結果を(b)に
示す。
【0037】次にアップダウンカウンタ部10(図1)
の機能を説明する。図8はアップダウンカウンタ部の機
能説明図である。(a)はアナログ信号Vm1、Vm2
による説明図である。(b)は、ディジタル信号Vp
1、Vp2による説明図である。(c)は、ベクトル図
である。(a)、(b)は、縦軸に電圧Vをとり横軸に
位相差αをとり、X軸上に、すでに求めたaからhまで
の8状態を示した。更に図の中段に、ベクトル図(c)
に対応させるために、第1象限から第4象限までの、対
応する象限を示した。
【0038】図に示すように位相差αを区切ってそれぞ
れ基準点P0からPnまでを設定する。状態aは、位相
差αが増加する方向にP0(π/4)を通過する状態で
ある。状態bは、位相差αが減少する方向にP0(π/
4)を通過する状態である。同様に状態h,d,eは、
それぞれP1(3π/4),P2(5π/4),P3
(7π/4)を位相差αが増加する方向に通過する状態
であり、g,c,fは、それぞれP1(3π/4),P
2(5π/4),P3(7π/4)を位相差αが減少す
る方向に通過する状態である。
【0039】以上の認識を基にして、今仮に位相差αが
P0点からスタートして変化を開始したと仮定する。各
基準点を通過する毎にアップダウン信号(図6(b))
をカウントして累積することにより、現在地を容易に特
定できる。この現在地は、P0点から±πの範囲に限る
必要はない。従ってすでに説明したロックレンジを自由
に拡張できることになる。
【0040】(b)は、(a)のアナログ信号Vm1、
Vm2を大増幅率の増幅器で増幅した後、一定の波高値
でクリップした信号と等価である。従って、上記、アナ
ログ信号Vm1、Vm2を用いて説明したアップダウン
判定部の機能は、そのまま、ディジタル信号Vp1、V
p2にも、適応可能であることが理解できる。(c)
は、アナログ信号Vm1、Vm2と、ディジタル信号V
p1、Vp2を同一図上に表したベクトル図である。位
相角αの変化に伴うアナログ信号Vm1、Vm2の軌跡
は、既に説明したようにQ0を中心とする半径Mの円上
をたどる。これに対して、ディジタル信号Vp1、Vp
2は、−π/4≦α<π/4、つまり第1象限ではQ1
点(Vp1、Vp2)=(1、1)にとどまる。
【0041】π/4≦α<3π/4、つまり第2象限で
はQ2点(Vp1、Vp2)=(0、1)にとどまる。
3π/4≦α<5π/4、つまり第3象限ではQ3点
(Vp1、Vp2)=(0、0)にとどまる。5π/4
≦α<7π/4、つまり第4象限ではQ4点(Vp1、
Vp2)=(1、0)にとどまる。この状態は、(b)
にも示されている。つまり−π/4≦α<π/、つまり
第1象限では(Vp1、Vp2)=(1、1)であり、
π/4≦α<3π/4、つまり第2象限では(Vp1、
Vp2)=(0、1)である。以下同様である。
【0042】以上の結果からディジタル信号Vp1、V
p2が現在、とどまっている象限と、1ステップ(ディ
ジタル信号では、1クロックに対応する)前にとどまっ
ていた象限を監視することによって、アップダウンの判
定が可能になる。例えば現在とどまっている象限が第2
象限であり、1ステップ前にとどまっていた象限が第1
象限である場合は、UPカウントであり、1ステップ前
にとどまっていた象限が第3象限である場合は、DOW
Nカウントである。また1ステップ前にとどまっていた
象限が第2象限である場合は、移動していないので、0
カウントになる。更に、1ステップ前にとどまっていた
象限が第4象限である場合は、不連続になるので、誤動
作(ERRORカウント)であると判断できる。以上説
明したアップダウン判定の動作原理に基づいて以下に具
体例の動作について説明する。
【0043】〈具体例の動作〉図1のINiに入力した
基準信号発振器14(図2)に基づく参照信号Viを2
分して第1位相比較部3と第2位相比較部4に入力す
る。同時にINoに電圧制御発振器11の出力の一部で
ある対象信号Voを入力する。対象信号Voは2分さ
れ、一方はπ/4進相部1を通り、第1位相比較部3に
入力する。他方はπ/4遅相部2を通り、第2位相比較
部4に入力する。
【0044】第1位相比較部3は参照信号Viとπ/4
進相した対象信号Voの位相を比較して、位相差に対応
した出力Ve1を出力する。この動作原理は図3を用い
てすでに説明した。同様にして第2位相比較部4は参照
信号Viとπ/4遅相した対象信号Voの位相を比較し
て、位相差に対応した出力Ve2を出力する。
【0045】Ve1を入力した第1ローパスフィルタ5
は既に説明したループフィルタ13と同様に動作して、
(9)式によるVm1を出力する。同様にして、Ve2
を入力した第2ローパスフィルタ6は既に説明したルー
プフィルタ13と同様に動作して、(8)式によるVm
2を出力する。
【0046】Vm1を入力した第1パルス整形部7は、
このVm1をディジタル信号Vp1に変換して出力す
る。この変換原理は、例えばVm1を増幅率の大きな増
幅器で増幅して、そのその先端部をクリップする等して
変換することができる。同様にしてVm2を入力した第
2パルス整形部8は、このVm2をディジタル信号Vp
2に変換して出力する。次に、アップダウン判定部9の
動作を図6に戻って、詳細に説明する。
【0047】図6においてフリップフロップIC1はD
型フリップフロップである。D型フリップフロップは、
受け入れたデータを1クロック後にそのまま次段へ転送
する一種の遅延回路である。フリップフロップIC1
は、上記ディジタル信号Vp1、Vp2を受ける。この
受け入れたデータを1クロック後にそのまま次段へ転送
する。
【0048】ここで留意すべきことは、フリップフロッ
プIC1の出力信号vp1、vp2は、上記アップダウ
ン判定の動作原理で説明した1クロック前にとどまって
いた状態である、ということである。つまりフリップフ
ロップIC1の入力信号Vp1、Vp2と、出力信号v
p1、vp2を同時に監視することによって、上記アッ
プダウン判定の動作原理に基づいた、アップダウンの判
定が可能になる。
【0049】図9は、アップダウン判定部の真理値説明
図である。左側から、現在とどまっている状態での、フ
リップフロップIC1の入力信号Vp1、Vp2を示し
ている。次に1ステップ前にとどまっていた状態、つま
り現在のフリップフロップIC1の出力信号vp1、v
p2を示している。以下、判定結果である、UPカウン
ト、DOWNカウント、ERRORカウントを示してい
る。
【0050】例を挙げてデータを確認する。最上段は、
(Vp1、Vp2)=(1、1)、(vp1、vp2)
=(1、1)なので、現在とどまっている状態が第1象
限であり、1ステップ前にとどまっている状態も第1象
限である。つまりUPカウント、DOWNカウントとも
に0となる。
【0051】上から2行目は、(Vp1、Vp2)=
(0、1)、(vp1、vp2)=(1、1)なので、
現在とどまっている状態が第2象限であり、1ステップ
前にとどまっている状態、第1象限から位相角αが増加
している状態である。つまりUPカウント1となる。上
から3行目は、(Vp1、Vp2)=(0、0)、(v
p1、vp2)=(1、1)なので、現在とどまってい
る状態が第3象限であり、1ステップ前にとどまってい
る状態が第1象限である。つまり象限を飛び越えて不連
続になっているのでERRORカウント1となる。上か
ら4行目は、(Vp1、Vp2)=(1、0)、(vp
1、vp2)=(1、1)なので、現在とどまっている
状態が第4象限であり、1ステップ前にとどまっている
状態,第1象限から位相角αが減少している状態であ
る。つまりDOWNカウント1となる。以下同様にして
確認することができる。
【0052】以上の説明では、アップダウン判定を上記
アップダウン判定の動作原理に基づいて、定性的に説明
した。以下に、フリップフロップIC1の入力信号Vp
1、Vp2と、出力信号vp1、vp2からUPカウン
ト、DOWNカウント、ERRORカウントを得る演算
回路の一例を設計法の概要を含めて説明する。
【0053】図10は、アップダウン判定のカルノー図
である。(a)は、UP判定、(b)は、DOWN判
定、(c)は、ERROR判定を示している。それぞれ
X軸方向に(vp1、vp2)をY軸方向に(Vp1、
Vp2)を表している。データ記入の一例を示す。図9
の上から2行目のUP判定は、(Vp1、Vp2)=
(0、1)、(vp1、vp2)=(1、1)なので、
(a)上の、上から3個目(0、1)、左から2個目
(1、1)のセルにUPカウント1を記入する。同様に
して、図9の全行について、UPカウント1、DOWN
カウント、ERRORカウント毎に、(a)、(b)、
(c)に記入した結果が図10である。
【0054】図10の(a)、(b)、(c)内に記し
た枠組みから、図9に示す真理値は、排他的論理和回路
によって得られることが、導き出される。この結果を実
回路で示したのが、図6に示す排他的論理和回路E1〜
E4、否定的論理積回路N1、N2と、論理積回路A1
〜A3である。
【0055】また、パルス保持回路IC2は、論理積回
路A1〜A3が出力するUP信号、DOWN信号、ER
ROR信号を受け入れて一旦保持する回路である。一旦
保持した後、クロック信号を受け入れてUP信号、DO
WN信号、ERROR信号をそれぞれバッファ回路B1
〜B3を介してアップダウンカウンタ部10へ転送す
る。このパルス保持回路IC2によって各信号(パルス
信号)の先頭部、後尾部に付随しがちな、過渡ノイズを
除去することができる。後に続くアップダウンカウンタ
部10は、アップダウン判定部9が出力する、UP信号
とDOWN信号を受け入れて累積加算する。その実回路
の一例を図にしめす。
【0056】図11は、アップダウンカウンタ部の回路
図である。この回路は、あくまで一例であり、本発明が
この回路に限定されるものではない。図より、アップダ
ウンカウンタ部10は、カウンタIC3、カウンタIC
4、を備える。
【0057】カウンタIC3、及び、カウンタIC4
は、アップダウン判定部9からUP信号を受け入れて累
積加算するカウンタである。カウンタIC3、カウンタ
IC4として、例えばテキサスインスツルメンツ社製の
74ALS169B相当の同期式4ビットアップダウン
2進カウンタを用いることによって、アップダウン判定
部9と同期した状態で、UP信号とDOWN信号を受け
入れて累積加算することができる。
【0058】アップダウンカウンタ部10は、このUP
カウント、DOWNカウントをスタート点から累積加算
して、現在地を特定する。このスタート点は、この位相
比較器を備える機器、例えばPLL発振回路等の設計条
件、又はキック回路の定数設定等によって任意に設定で
きる。ここでキック回路とは、PLL発信回路を起動す
る際に電圧制御発振器に印加するスタート電圧を設定す
る回路をさす。尚、上記ERRORカウントは、図示し
ていない、付加回路によって処理され、警報信号として
用いられる。
【0059】〈具体例の効果〉具体例の位相比較器は、
回転ベクトルを基本原理とするアップダウン判定部を備
えたことにより、参照信号と対象信号の位相差αの増加
方向と減少方向を認識することが可能になった。従って
任意に増加又は減少する参照信号と対象信号の位相差α
の値を増加方向及び減少方向に累積することによって、
測定周波数の1周期を越えて位相差αの値を測定するこ
とが可能になった。その結果以下の効果を有する。
【0060】1.PLL発振回路に応用した際に、位相
比較器の位相比較範囲を広く設定することが可能になっ
たため、高周波での利用が容易になった。 2.無理に周波数を下げて位相比較する必要が無くなっ
たため、分周回路等による回路規模が縮小して消費電力
も減少した。 3.PLL発振回路に応用した際に、分周法に比べて、
位相比較結果が出力されるまでにかかる時間が短くなっ
たため、制御特性が向上して出力信号のジッタ特性が改
善された。
【0061】また、アップダウン判定部9は、フリップ
フロップIC1の入力信号Vp1、Vp2と、出力信号
vp1、vp2を同時に監視して位相角αの増加、減少
を判断すことによって以下の効果を得る。 4.アップダウン判定部9の構成が単純、かつ、廉価に
構成できるようになった。 5.周辺機器等の影響によるノイズをERROR信号と
して検出できるため多機能になった。 6.更に、パルス保持回路を備えることによって、各信
号(パルス信号)の先頭部、後尾部に付随しがちな、過
渡ノイズを除去することができるため、誤動作が少なく
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位相比較器のブロック図である。
【図2】PLL発振器の基本構成図である。
【図3】位相比較器の回路図である。
【図4】参照信号と対象信号の関係図である。
【図5】制御電圧と位相差の関係図である。
【図6】アップダウン判定部の回路図である。
【図7】アップダウン判定部の機能説明図である。
【図8】アップダウンカウンタ部の機能説明図である。
【図9】アップダウン判定部の真理値説明図である。
【図10】アップダウン判定のカルノー図である。
【図11】アップダウンカウンタ部の回路図である。
【符号の説明】
1 π/4進相部 2 π/4遅相部 3 第1位相比較部 4 第2位相比較部 5 第1ローパスフィルタ 6 第2ローパスフィルタ 7 第1パルス整形部 8 第2パルス整形部 9 アップダウン判定部 10 アップダウンカウンタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03D 13/00 H03L 7/085

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照信号と対象信号との位相を比較して
    その比較結果を出力するものであって、 対象信号をπ/4進相させるπ/4進相部と、 対象信号をπ/4遅相させるπ/4遅相部と、 前記参照信号と前記π/4進相部の出力信号の位相を、
    複数周期にわたって比較して、その周期毎に位相差を求
    めて出力する第1位相比較部と、 前記参照信号と前記π/4遅相部の出力信号の位相を、
    複数周期にわたって比較して、その周期毎に位相差を求
    めて出力する第2位相比較部と、 前記第1位相比較部及び前記第2位相比較部の出力を監
    視して、対象信号の位相変化の方向が、参照信号と対象
    信号との位相差を増加させる方向にあるか、減少させる
    方向にあるかを判定するアップダウン判定部と、 前記アップダウン判定部が出力するアップ信号とダウン
    信号を受け入れて累積加算するアップダウンカウンタ部
    を備えたことを特徴とする位相比較器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1位相比較部と前記第2位相比較部のうちの一方
    の出力を実数軸にとり、他方の出力を虚数軸にとって、
    両者の出力で表現されるベクトルの先端が複素平面上の
    いずれかの象限から別の象限へ移行するとき、参照信号
    と対象信号との位相差を増加させる方向にあり、その逆
    方向へ移行する場合に参照信号と対象信号との位相差を
    減少させる方向にあると判定することを特徴とする位相
    比較器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記アップダウン判定部は、 前記第1位相比較部及び前記第2位相比較部の出力を受
    け入れて、それぞれの信号を同一の遅延時間だけ遅延さ
    せる遅延回路を備え、 この遅延回路の入力側の信号と出力側の信号とを比較し
    て、 対象信号の位相変化の方向が、参照信号と対象信号との
    位相差を増加させる方向にあるか、減少させる方向にあ
    るかを判定するアップダウン判定部とを備えたことを特
    徴とする位相比較器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記アップダウン判定部は、2値化された、前記第1位
    相比較部及び前記第2位相比較部の出力と、これらの信
    号を1クロックずつ遅延した信号から、対象信号の位相
    変化の方向が、参照信号と対象信号との位相差を増加さ
    せる方向にあるか、減少させる方向にあるか、その他
    の、比較失敗による信号かを表す判定信号を生成する論
    理回路から成ることを特徴とする位相比較器。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のうち、いずれか
    1項において、 アップダウン判定部出力信号を一旦受け入れて保持し、
    しかる後、アップダウンカウンタ部へ出力するパルス保
    持回路を備えたことを特徴とする位相比較器。
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