JP3337361B2 - 光ファイバーの端面研磨装置 - Google Patents

光ファイバーの端面研磨装置

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宗孝 手塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公転軸と偏芯自転軸を
有する光ファイバーの端面を研磨する装置に関する。
【0002】
【従来技術】これまでの、公転軸と偏芯自転軸を有する
光ファイバーの端面を研磨する装置(以下「従来装置」
という)は、 (イ)主軸である容量大のモータに駆動される公転軸の
外部下方において平ギヤ、インターナルギヤを介し、或
いは三節リンクにより、容量小のモータの駆動軸と偏芯
自転軸とを連結していた(図3)。しかし、前者におい
ては部品単品の加工精度と、組付けの位置精度が要求さ
れる。もしこの点がくずれるとギヤに振動を生じて研磨
面が荒れる。また後者においても部品精度、組付け位置
精度が難しく、また三節リンクは偏芯の回転を伝達する
働きの他にバランスが少しでもくずれると軸をロックし
てしまう性質があるため、偏芯自転軸を駆動する容量小
のモータがこわれてしまう。
【0003】また大小二個のモータが同時に平常の回転
には立上がれないため、トルクの小さいモータがトルク
が大きいモータに引きずられる状態になり、軌跡にバラ
ツキを生じる。この時、研磨定盤上の研磨シートに傷を
つけることが間々起こる。さらに前記の組付け不備や長
時間使用による摩耗により位置精度が狂うと、トルクの
小さいモータが引きずられ、間欠的な不整動作を繰返
し、その結果モータ自体が故障する虞がある。
【0004】(ロ)研磨定盤が、公転軸の外部に係止さ
れた砲金受け部において偏芯自転軸の突設ピンに差込ま
れて固定され、偏芯自転軸を中心に回転させていた(図
3)。しかしこの構造では、研磨定盤は公転軸と偏芯自
転軸の回転を同時に受け、砲金受け部の上面を交差する
状態で回転し、研磨定盤底面に受け部の幅より広い綾目
状の軌跡ができる。これは回転時、研磨定盤が広い面積
で接していることを示し、回転抵抗が大きくなってモー
タの回転ロスを招いていた。また動きがロータリーポン
プと同じためメタルと研磨定盤とで仕切られる空間が真
空状態になり、研磨定盤が受け台に吸い付いてしまい研
磨定盤の交換時の作業性を悪くしている。さらに偏芯自
転軸上面を基準面としての回転は、研磨定盤全体の水平
を保つことが難しくなるばかりでなく、動力を伝達する
際のギヤ、ベルトのバックラッシュや振動が偏芯自転軸
を通して研磨定盤に伝わり、ワークの研磨面に悪影響を
与えていた。
【0005】(ハ)ワーク固定治具が、公転軸上の外部
より伸したアームを介して吊下げたり、押付け方式によ
りセットしていた。しかしこれは、ワーク固定治具と研
磨定盤の水平出しが難しく、定盤倣いの研磨ができな
い。ワークセットの不慣れによる加工精度のバラツキを
生じる原因にもなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来装置の
これらの諸欠点に鑑みてなされたもので、優れた研磨精
度と作業性を発揮し、また作動障害を可及的に少なくし
た、さらにはコンパクト化を可能とした光ファイバーの
端面研磨装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、公転軸と偏芯自転軸を有するの光ファイ
バーの端面研磨装置において、回転駆動部7と伝導系5
を介して連結された中空公転軸2の内部の、中心部に自
転軸3を、偏芯部に該自転軸3に回転伝達手段8を介し
て回転させられる偏芯自転軸4を設け、また上板1aに
臨む前記中空公転軸2の研磨定盤載置部2aに定盤受け
部2cを介して、前記偏芯自転軸4上部に突設した一本
以上の差込みピンに研磨定盤10の底面に設けられた一
個以上の対応穴を差込むことにより研磨定盤10を載置
させて成る光ファイバーの端面研磨装置である。
【0008】また上記構成において、自転軸3の回転
が、中空公転軸2の回転駆動部7のモータMにより伝導
系6を介して同期回転させられるようにした光ファイバ
ーの端面研磨装置である。
【0009】さらに上記各構成において、中空公転軸2
の定盤受け部(2c)がフリーベアリング9である請求
項1又は2記載の光ファイバーの端面研磨装置である。
【0010】さらにまた上記各構成において、偏芯自転
軸4の上部中央にガイド軸部4cを突設し、他方研磨定
盤10には前記ガイド軸部4cが嵌まる透孔10cを設
けて成る光ファイバーの端面研磨装置である。
【0011】そしてまた上記構成において、研磨定盤1
0に設ける透孔10cは、その上部に蓋載せ段部10d
を形成して、該蓋載せ段部10dに透明材質の防崖蓋1
1を密嵌させて成る光ファイバーの端面研磨装置であ
る。
【0012】そしてさらに上記各構成において、ワーク
固定治具12を、上板1aに臨む前記中空公転軸2の研
磨定盤載置部2aの外周辺縁2bに治具受け部2eを介
して載置して成る光ファイバーの端面研磨装置である。
【0013】そしてさらにまた上記構成において、ワー
ク固定治具12を載置する治具受け部(2e)がフリー
ベアリング13である光ファイバーの端面研磨装置であ
る。
【0014】
【発明の作用並びに効果−その1】従来技術の上記
(イ)の欠点に対し、本発明は、中空公転軸2の内部
に、自転軸3及び該自転軸3に回転伝達手段8を介して
回転させられる偏芯自転軸4を設け、また自転軸3の回
転が、中空公転軸2の回転駆動部7のモータMにより同
期回転させられるようにしたから、中空公転軸2を基準
に各軸の中空加工が可能となって加工が容易となり、組
付け精度も保証される。ギヤ、プーリの位置ずれもなく
なる。偏芯自転軸4が直接振動を受けないため振動も可
及的に少なくなる。そして電流の変化によるモータの回
転むらが生しても軌跡は常に一定に保つことができる。
またギヤの組替えにより自由な軌跡が得られる。ワンモ
ーターにより装置総体のコンパクト化が図れること勿論
である。
【0015】
【発明の作用並びに効果−その2】従来技術の上記
(ロ)の欠点に対し、本発明は、上板1aに臨む前記中
空公転軸2の研磨定盤載置部2aに定盤受け部(2c)
を介して、前記偏芯自転軸4上部に突設した差込みピン
に研磨定盤10の底面に設けられた対応穴を差込むこと
により研磨定盤10を載置させて成るから、受け部が公
転軸2上に設けられ、研磨定盤10は偏芯自転軸4を中
心に回転し、その軌跡は同心円を描くことになり、回転
時の摩擦抵抗を小さくすることができる。何よりも公転
軸2上面を基準に取付けられるため、加工精度が向上
し、研磨定盤10の水平が容易に保てる。この際、前記
中空公転軸2の定盤受け部(2c)をフリーベアリング
9とすることにより、摩擦抵抗はより小さくなり、研磨
定盤10をより安定して回転させることができる。
【0016】
【発明の作用並びに効果−その3】従来技術の上記
(ハ)の欠点に対し、本発明は、ワーク固定治具12
を、上板1aに臨む前記中空公転軸2の研磨定盤載置部
2aの外周辺縁2bに治具受け部2e(フリーベアリン
グ13)を介して載置して成るから、研磨する物、研磨
される物を同一基準上にセットすることになり、作業上
のセットミスを最小限に留めることができる。これによ
り加工精度も平均し、向上する。
【0017】
【発明の作用並びに効果−その4】加えて本発明におい
ては、偏芯自転軸4の上部中央にガイド軸部4cを突設
し、他方研磨定盤10には前記ガイド軸部4cが嵌まる
透孔10cを設けて成り、またその透孔10cの上部に
蓋載せ段部10dを形成して、該蓋載せ段部10dに透
明材質の防塵蓋11を密嵌させて成るから、透孔10c
を基準として偏芯自転軸4のガイド軸部4cを狙い打ち
して落とし込むことが可能となり(手探りの解消)、研
磨定盤10を偏芯自転軸4に容易にセットすることがで
き、この面から作業性に資することができる。
【0018】
【実施例】図1において、1が装置総体で、回転駆動部
7と伝導系5を介して連結された中空公転軸2の内部
の、中心部に中空公転軸2の回転駆動部7のモータMに
より伝導系6を介して同期回転させられる自転軸3を、
偏芯部に該自転軸3に回転伝達手段8を介して回転させ
られる偏芯自転軸4を設ける。そして1aの上板に臨む
前記中空公転軸2の定盤受け部2c(フリーベアリング
9)に、上部中央にガイド軸部4cを突設し又上部に差
込みピン4a、4bを突設してある偏芯自転軸4の該ガ
イド軸部4c及び差込みピン4a、4bをこれらに対応
して研磨定盤10の底面に設けられた透孔10c、対応
穴10a、10bに差込むことにより、研磨定盤10を
載置させる。
【0019】図2においては、上板1aに臨む前記中空
公転軸2の研磨定盤載置部2aの内周縁に定盤受け部2
c(フリーベアリング9)を介して研磨定盤10が、さ
らに延長外周辺縁2bに治具受け部2e(フリーベアリ
ング13)を介してワーク固定治具12を載置した態様
が示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置総体の実施例を示す縦断側面図
【図2】ワーク固定治具を載置した別の態様の要部拡大
縦断側面図
【図3】従来装置の縦断側面図
【符号の説明】
1 装置総体 1a 上板 2 中空公転軸 2a 研磨定盤載置部 2b 外周辺縁 2c 定盤受け部 2e 治具受け部 3 自転軸 4 偏芯自転軸 4a 差込みピン 4b 差込みピン 4c ガイド軸部 5 伝導系 6 伝導系 7 回転駆動部 8 回転伝達手段 9 フリーベアリング 10 研磨定盤 10a 対応穴 10b 対応穴 10c 透孔 11 防塵蓋 12 ワーク固定治具 13 フリーベアリング M モータ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公転軸と偏芯自転軸を有する光ファイバ
    ーの端面研磨装置において、回転駆動部(7)と伝導系
    (5)を介して連結された中空公転軸(2)の内部の、
    中心部に自転軸(3)を、偏芯部に該自転軸(3)に回
    転伝達手段(8)を介して回転させられる偏芯自転軸
    (4)を設け、また上板(1a)に臨む前記中空公転軸
    (2)の研磨定盤載置部(2a)に定盤受け部(2c)
    を介して、前記偏芯自転軸(4)上部に突設した一本以
    上の差込みピンに研磨定盤(10)の底面に設けられた
    一個以上の対応穴を差込むことにより研磨定盤(10)
    を載置させたことを特徴とする光ファイバーの端面研磨
    装置(1)。
  2. 【請求項2】 自転軸(3)の回転が、中空公転軸
    (2)の回転駆動部(7)のモータMにより伝導系
    (6)を介して同期回転させられるようにした請求項1
    記載の光ファイバーの端面研磨装置(1)。
  3. 【請求項3】 定盤受け部(2c)がフリーベアリング
    (9)である請求項1又は2記載の光ファイバーの端面
    研磨装置(1)。
  4. 【請求項4】 偏芯自転軸(4)の上部中央にガイド軸
    部(4c)を突設し、他方研磨定盤(10)には前記ガ
    イド軸部(4c)が嵌まる透孔(10c)を設けて成る
    請求項1ないし3のうちいずれか一項記載の光ファイバ
    ーの端面研磨装置(1)。
  5. 【請求項5】 研磨定盤(10)に設ける透孔(10
    c)は、その上部に蓋載せ段部(10d)を形成して、
    該蓋載せ段部(10d)に透明材質の防塵蓋(11)を
    密嵌させて成る請求項4記載の光ファイバーの端面研磨
    装置(1)。
  6. 【請求項6】 ワーク固定治具(12)を、上板(1
    a)に臨む前記中空公転軸(2)の研磨定盤載置部(2
    a)の外周辺縁(2b)に治具受け部(2e)を介して
    載置して成る請求項1ないし6のうちいずれか一項記載
    の光ファイバーの端面研磨装置(1)。
  7. 【請求項7】 治具受け部(2e)がフリーベアリング
    (13)である請求項6記載の光ファイバーの端面研磨
    装置(1)。
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