JP3337079B2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP3337079B2
JP3337079B2 JP33604891A JP33604891A JP3337079B2 JP 3337079 B2 JP3337079 B2 JP 3337079B2 JP 33604891 A JP33604891 A JP 33604891A JP 33604891 A JP33604891 A JP 33604891A JP 3337079 B2 JP3337079 B2 JP 3337079B2
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    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
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    • H05B41/2928Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the lamp against abnormal operating conditions
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/565Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices sensing a condition of the system or its load in addition to means responsive to deviations in the output of the system, e.g. current, voltage, power factor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準電圧を増幅手段で
増幅して取り出すマルチ電源用IC等に用いられる電源
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CDプレーヤのピックアップの
トラッキングサーボやフォーカスサーボ等、高い精度が
要求される制御を行う各種の制御回路には、制御動作の
信頼性を高めるために電圧変動が極めて小さい電源が必
要であり、この電源には、電圧出力の安定化を図った電
源回路が不可欠である。
【0003】図5は、この電源回路の原理的な構成を示
している。即ち、この電源回路には、電圧比較手段とし
ての差動増幅器2とともに出力トランジスタ4を備えた
安定化回路6が設置されており、この安定化回路6の差
動増幅器2の正相入力端子(+)と接地点との間には電
圧源8が接続され、正相入力端子(+)に基準電圧Vr
efが加えられている。そして、出力トランジスタ4の
コレクタ側に負荷とともに分圧回路を成す抵抗10、1
2が直列に接続されており、これら出力トランジスタ4
及び抵抗10、12の直列回路は、電源端子14を通し
て電源電圧Vccが加えられる電源ライン15と接地点
との間に直列に接続されている。抵抗10、12の分圧
点に現れる電圧Vnは帰還回路16を通して差動増幅器
2の逆相入力端子(−)に加えられている。
【0004】このような安定化回路6を備えた電源回路
では、基準電圧Vrefと電圧Vnとが差動増幅器2に
よって比較され、両者の差電圧に応じた電流が出力トラ
ンジスタ4のベースから差動増幅器2側に引き込まれ
る。即ち、この出力トランジスタ4のベース電流は、基
準電圧Vrefを基準にして電圧Vnの偏差に応じた電
流値となる。したがって、出力トランジスタ4には、差
動増幅器2の比較出力としてのベース電流によってコレ
クタ電流が制御され、このコレクタ電流と抵抗10、1
2とによって得られる安定化出力としての出力電圧Vo
が出力端子18から取り出される。
【0005】ところで、このような安定化回路6では、
電源電圧Vccが電池によって供給されている場合の電
池の消耗、電池以外の直流電源で供給されている場合に
急激な外部負荷の変動等の外乱によってその値が低下し
て、電源電圧Vccが出力電圧Voに近づく減電時には
出力トランジスタ4が飽和状態に移行することになる。
【0006】図6は、この安定化回路における出力トラ
ンジスタ4の構成を示す。P形半導体で形成された基板
20にはN形の高濃度領域からなる埋込み層22が形成
され、この埋込み層22を覆ってN形のベース領域24
が形成されている。このベース領域24はアイソレーシ
ョン領域26によって他の領域と分離され、その表面層
部分にはN形の高濃度領域を以てベース電極28が形成
されているとともに、高濃度のP形導電領域からなるエ
ミッタ領域30が形成され、このエミッタ領域30を包
囲して高濃度のP形導電領域からなるコレクタ領域32
が形成されている。したがって、この出力トランジスタ
4は、正常動作時には、ベース領域24、エミッタ領域
30及びコレクタ領域32を以て増幅動作が行われる。
【0007】ところが、電源電圧Vccの低下でエミッ
タ領域30側の電位が下がり、その電位とコレクタ領域
32側の電位との間の電位差が小さくなると、エミッタ
領域30をエミッタ、ベース領域24をベース、アイソ
レーション領域26即ち基板20をコレクタとする寄生
トランジスタ34が生起し、この寄生トランジスタ34
を通してエミッタ領域30から基板20側へ突入電流が
流れることになる。この突入電流の大きさは、寄生トラ
ンジスタ34の規模、即ち、出力トランジスタ4の規模
に応じたものとなる。この場合、出力トランジスタ4は
大きな出力電流を予定しているため、そのエミッタ面積
が大きく、大きいエミッタ面積を持つ寄生トランジスタ
34に流れる突入電流もそのエミッタ面積に比例して極
めて大きいものとなる。
【0008】このように出力トランジスタ4の飽和状態
は飽和電流に加え、寄生トランジスタ34による突入電
流が基板20側に流れ、基板20の過熱や基板電位を不
安定なものにすることになる。このような減電時の飽和
状態への突入は、安定化動作を毀損し、電源回路の持つ
べき本来の機能を損なうことになる。
【0009】従来、このような不都合を防止するため、
図7に示す電源回路が提案されている。即ち、この電源
回路では、安定化回路6の出力トランジスタ4の飽和状
態への突入を防止するため、安定化回路6の前段に飽和
防止回路36が設置されている。この飽和防止回路36
には、差動増幅器2に対応する差動増幅器38が設置さ
れているとともに、出力トランジスタ4に対応するトラ
ンジスタ40が設置され、抵抗10、12に対応する抵
抗42、44、46が設置されている。また、差動増幅
器38の正相入力端子(+)には、電圧源48が接続さ
れて基準電圧Vrefが加えられ、また、その逆相入力
端子(−)には抵抗44、46の接続点Pに発生する基
準電圧Vpが帰還されている。そして、この基準電圧V
pは、基準電圧Vrefに対応して同値であって、安定
化回路6の差動増幅器2の正相入力端子(+)に加えら
れている。
【0010】この電源回路において、抵抗42の抵抗値
をRα、抵抗44の抵抗値をR1 、抵抗46の抵抗値を
2 、抵抗10の抵抗値をR1 ′、抵抗12の抵抗値を
2 ′とすると、R1 :R2 =R1 ′:R2 ′となるよ
うに各抵抗10、12、44、46の各抵抗値を整合さ
せ、寄生トランジスタの影響が少ないトランジスタ40
を出力トランジスタ4の飽和に先立って飽和するように
抵抗42が挿入されている。即ち、その飽和に移行する
基準電圧Vpは、電圧Vnより電圧Vref・Rα/R
2 だけ低下させている。したがって、減電時、出力トラ
ンジスタ4の飽和に先立ってトランジスタ40が飽和状
態に移行し、その結果、出力トランジスタ4の飽和状態
への移行が阻止される。
【0011】そして、安定化動作によって、出力端子1
8に取り出される出力電圧Voは
【0012】
【数1】
【0013】となる。
【0014】ところが、このような電源回路では、トラ
ンジスタ40の飽和状態への移行によって出力トランジ
スタ4の飽和を防止できるが、トランジスタ40は飽和
しており、基板への飽和電流はトランジスタ40の容量
が小さいことにより低減できるが、製造工程のばらつき
等による突入電流の増減が制御できないため、電源回路
における消費電流が不安定となる。また、トランジスタ
40の飽和電圧の増減が基準電圧Vpによって出力電圧
Voに反映され、その結果、安定化が妨げられることに
なる。
【0015】そこで、本発明は、減電時、出力トランジ
スタに供給すべきベース電流を適正値に制御して出力ト
ランジスタの飽和を防止した電源回路を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の電源回路は、
力側の基準電圧(Vref)と出力側の帰還電圧(V
n)とを比較し、両者の差電圧を表す電流を発生する増
幅器(差動増幅器2)と、この増幅器が発生した前記
ベース電流として受け、このベース電流に応じた電
流を流す出力トランジスタ(4)と、この出力トランジ
スタに直列に接続されて安定化出力を発生させるととも
に、前記増幅器前記帰還電圧を取り出す負荷抵抗(抵
抗10、12)と、前記出力トランジスタに加えられる
電源電圧の低下を検出し、この電圧低下を表す電流を前
記出力トランジスタから取り出し前記出力トランジス
タの前記ベース電流を抑制する飽和防止回路(50)と
を備えた電源回路であって、前記飽和防止回路(50)
、ベースコレクタを共通化してダイオードを構成
させたトランジスタ(502)、抵抗(504)
定電流源(506)からなる直列回路に前記出力トラ
ンジスタと共通前記電源電圧が加えられ、前記抵抗
(504)に発生する電圧降下を以て前記電圧の低下を
検出する電圧検出回路(52)と、この電圧検出回路が
検出した電圧ベースに加えられることによりこの電圧
に応じた電流を前記出力トランジスタの出力側から引き
込むトランジスタ(508)を有し、このトランジスタ
が引き込む前記電流に応じた電流を前記出力トランジス
タのベース入力側から接地側に流すことにより、前記出
力トランジスタの前記ベース電流を抑制する電流帰還回
路(54)とを備えてなることを特徴とする。
【0017】
【0018】
【作用】本発明の電源回路では、出力トランジスタに流
れる電流に応じて負荷抵抗に発生させた帰還電圧は、増
幅器に帰還されて基準電圧と比較される。増幅器には、
両者の差電圧に応じた電流が発生し、この電流が出力ト
ランジスタのベース電流となる。したがって、基準電圧
と帰還電圧との差電圧に応じたベース電流が出力トラン
ジスタに流れ、このベース電流に応じた出力電流が負荷
抵抗に流れて安定化出力を取り出すことができる。
【0019】そして、出力トランジスタに加えられる電
圧が低下すると、その電圧低下に応じた電流が出力トラ
ンジスタ側から取り出され、その電流に応じて出力トラ
ンジスタのベース電流を抑制させる。この結果、出力ト
ランジスタの飽和状態への移行を防止でき、減電時にも
安定化動作が得られる。
【0020】また、飽和防止回路は、ベースとコレクタ
とを共通化してダイオードを構成させたトランジスタ
と、抵抗と、定電流源とからなる直列回路に出力トラン
ジスタと共通に電源電圧が加えられ、抵抗に発生する電
圧降下を以て電圧低下を検出する電圧検出回路と、この
電圧検出回路が検出した電圧低下がベースに加えられる
ことによりこの電圧低下に応じた電流を出力トランジス
タ側から引き込むトランジスタを有し、このトランジス
タが引き込む電流に応じた電流を出力トランジスタのベ
ース入力側から接地側に放流させることにより、出力ト
ランジスタのベース電流を抑制する電流帰還回路とで構
されているので、電圧検出回路の電圧低下の検出に基
づき、出力トランジスタに流れる電流が電流帰還回路を
通して出力トランジスタのベース入力側に帰還され、そ
のベース入力側から接地側にベース電流の一部が流れ、
その結果、出力トランジスタ飽和状態になることを
することができる。そして、電圧検出回路ベース・
コレクタを共通化してダイオードを構成するトランジス
タを備えているので、このトランジスタのベース・エミ
ッタ間電圧と電圧低下をベースに受けるトランジスタの
ベース・エミッタ間電圧の電圧や温度依存性が同じ傾向
となって、抵抗(504)の両端に印加される電圧の依
存性を相殺できるとともに、出力電圧を定電流と前記抵
抗とで設定することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の電源回路の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明の電源回路の
一実施例を示している。この電源回路には、図5に示す
電源回路と同様に、電圧比較手段としての差動増幅器2
とともに出力トランジスタ4を備えた安定化回路6が設
置され、安定化回路6の差動増幅器2の正相入力端子
(+)と接地点との間には電圧源8が接続され、正相入
力端子(+)に基準電圧Vrefが加えられている。ま
た、出力トランジスタ4のコレクタ側に負荷抵抗を成す
とともに出力を検出するための分圧回路を成す抵抗1
0、12が直列に接続されており、これら出力トランジ
スタ4及び抵抗10、12の直列回路は、電源端子14
を通して電源電圧Vccに接続されている電源ライン1
5と接地点との間に直列に接続されている。抵抗10、
12の分圧点に現れる電圧Vnは帰還回路16を通して
差動増幅器2の逆相入力端子(−)に加えられている。
【0022】そして、この電源回路には、電源電圧Vc
cの電圧低下を検出し、その電圧低下に応じて出力トラ
ンジスタ4のベース電流を抑制することにより出力トラ
ンジスタ4の飽和状態への移行を防止する飽和防止回路
50が設置されている。即ち、この飽和防止回路50に
は、電源電圧Vccの低下を検出する電圧検出回路52
とともに、出力トランジスタ4に流れている電流をその
電圧低下検出に基づいて引き込み、出力トランジスタ4
のベース入力側に帰還し、出力トランジスタ4のベース
電流を抑制する電流帰還回路54が設置されている。
【0023】このような構成によれば、電圧検出回路5
2は電源ライン15を通して電源電圧Vccの低下を検
出し、その電圧低下を表す電流を出力し、この電流は検
出出力として電流帰還回路54に加えられる。電流帰還
回路54は、電圧検出回路52からの電流を受けて出力
トランジスタ4のコレクタ側から電流を引き込み、その
電流を出力トランジスタ4のベース入力側に帰還し、そ
のベース電流を抑制する。この結果、出力トランジスタ
4のベース電流は、減電状態に応じて制御、即ち、抑制
されることになり、出力トランジスタ4の飽和状態への
移行を迅速かつ効果的に抑制することが可能になる。
【0024】そして、このような出力トランジスタ4の
減電時の飽和防止は、何等安定化動作を損なうものでは
ない。即ち、定常状態及び減電状態においても、差動増
幅器2では基準電圧Vrefと抵抗10、12の分圧点
で検出された電圧Vnとの比較が行われ、その差電圧に
応じた電流が出力トランジスタ4のベース電流となり、
差電圧に基づいて出力トランジスタ4の電流が制御され
るからである。したがって、出力トランジスタ4の電流
制御に基づき、出力端子18には安定化出力としての出
力電圧Voが取り出されることになる。
【0025】次に、図2は、本発明の電源回路の具体的
な回路構成例を示している。基準電圧Vrefと帰還電
圧Vnとの電圧比較手段を成す差動増幅器2には、抵抗
202、204を介してエミッタが共通化されたトラン
ジスタ206、208を備えた差動回路が設置され、こ
の差動回路と電源ライン15との間には差動対に動作電
流を流すための定電流源210が接続され、また、トラ
ンジスタ206、208のコレクタ側と接地点との間に
はトランジスタ212、214からなる能動負荷として
カレントミラー回路216が接続されている。この実施
例では、接地端子218を通して接地された接地ライン
220が接地点を成している。
【0026】各トランジスタ206、208のベースに
は、それぞれレベルシフト回路を成すトランジスタ22
2、224が設置され、トランジスタ222、224の
エミッタと電源ライン15との間にはそれぞれ定電流源
226、228が設置されており、各定電流源226、
228からの定電流が各トランジスタ222、224の
レベルシフト動作に寄与している。そして、トランジス
タ222のベースは正相入力端子(+)、トランジスタ
224のベースは逆相入力端子(−)となっており、ト
ランジスタ222のベースと接地ライン220との間に
は電圧源8が接続されて基準電圧Vrefが加えられ、
また、トランジスタ224のベースと接地ライン220
との間には抵抗12に発生させた帰還電圧Vnが帰還回
路16を通して帰還されている。
【0027】この差動回路の出力はトランジスタ208
のコレクタ側から取り出されて出力回路225に加えら
れる。即ち、トランジスタ208のコレクタ側から取り
出された出力はトランジスタ227のベースに加えら
れ、そのベース入力に応じた出力はそのエミッタから抵
抗229を通してトランジスタ230のベースに加えら
れる。トランジスタ227、230はダーリントン接続
されており、トランジスタ227に加えられるベース電
流Iβを増幅した電流がトランジスタ230に引き込ま
れ、この電流が出力トランジスタ4のベース電流とな
る。この場合、出力トランジスタ4のベース・エミッタ
間に接続されている抵抗232は、トランジスタ230
の負荷抵抗であるとともに、出力トランジスタ4のバイ
アス電源を構成している。このような構成から、差動増
幅器2の出力電流が出力トランジスタ4のベース電流と
なり、その電流増幅率に応じた電流が出力トランジスタ
4を通して負荷抵抗である抵抗10、12に流れ、この
結果、安定化出力としての出力電圧Voを発生させると
ともに帰還電圧Vnを発生させるのである。したがっ
て、差動増幅器2に対する帰還電圧Vnと基準電圧Vr
efとの差電圧に応じて出力トランジスタ4のベース電
流が制御されることにより、出力端子18には安定化出
力としての出力電圧Voが取り出されることになる。
【0028】そして、この電源回路には、電源電圧Vc
cの減電時の出力トランジスタ4の飽和を防止するため
に飽和防止回路50が設置されている。即ち、電源ライ
ン15と接地ライン220との間には、ベース・コレク
タを共通にして実質的なダイオードを成すトランジスタ
502、抵抗504及び定電流源506の直列回路が設
置されており、この直列回路が電圧検出回路52を構成
している。また、出力トランジスタ4のコレクタ側に分
流回路を成すトランジスタ508のエミッタが接続さ
れ、このトランジスタ508のベースは抵抗504と定
電流源506の接続点に接続されている。そして、トラ
ンジスタ508に流れる電流はトランジスタ510及び
512からなるカレントミラー回路514を通して出力
トランジスタ4のベース入力側回路をなすトランジスタ
208と出力回路225のトランジスタ227とを結ぶ
ベース入力ラインに帰還され、トランジスタ508に流
れる電流をカレントミラー回路514を経て接地ライン
220側に放流させるように構成されている。即ち、電
流帰還回路54はトランジスタ508及びカレントミラ
ー回路514で構成されている。
【0029】このような構成によれば、電源電圧Vcc
が所定の電圧に維持されている場合、電圧検出回路52
のトランジスタ502及び抵抗504には、定電流源5
06に発生する定電流Iによって一定の電圧降下が生
じ、定常時、トランジスタ508は遮断状態を維持す
る。このとき、差動増幅器2及び出力トランジスタ4に
よる安定化動作により、出力端子18には安定化出力と
しての出力電圧Voが得られる。この定常状態における
出力電圧Voは、
【0030】
【数2】
【0031】となり、図5に示した電源回路と同様の安
定化動作が行われる。
【0032】また、電源電圧Vccが低下し、抵抗50
4の電圧降下が大きくなってトランジスタ508が導通
すると、このトランジスタ508の導通によって出力ト
ランジスタ4の電流はトランジスタ508を通してカレ
ントミラー回路514側のトランジスタ510側に引き
込まれる。トランジスタ510側に流れる電流は、カレ
ントミラー効果によってトランジスタ512に流れ、ト
ランジスタ227のベースに流れ込むべきベース電流I
βの一部がトランジスタ512に引き込まれて接地ライ
ン220を通して接地点に放流することになる。
【0033】ここで、抵抗504の抵抗値をR3 、トラ
ンジスタ508のベース・エミッタ間電圧をVF 、トラ
ンジスタ502のベース・エミッタ間電圧をVF ′、定
電流源506に流れる定電流をIとすると、 Vcc=Vo−VF +I・R3 +VF ′ ・・・(3) が成立し、VF =VF ′とすると、式(3)は、 Vcc=Vo+I・R3 ・・・(4) となり、出力電圧Voは、 Vo=Vcc+I・R3 ・・・(5) となり、定電流Iと抵抗504の抵抗値R3 で設定でき
ることが判る。
【0034】そして、このとき、カレントミラー回路5
14の電流吸込みにより、トランジスタ208、214
のコレクタ側から引き出されるベース電流Iβは増大す
ることになり、出力トランジスタ4のドライブ電流を増
大させるような動作となるが、トランジスタ508、5
10、512で構成された電流帰還回路54の電流帰還
動作により、ベース電流Iβが出力トランジスタ4を飽
和させない適正な値に収束させることになり、制御系の
安定化が図られることになる。したがって、このような
飽和防止回路50の動作により、安定化動作を損なうこ
となく、減電時の出力トランジスタ4の飽和が防止で
き、安定化出力を取り出すことができる。
【0035】次に、図3及び図4は、図2に示した電源
回路における定電流源506の具体的な実施例を示す。
即ち、定電流源506は、差動増幅器516の出力側に
トランジスタ518のベースを接続するとともに、トラ
ンジスタ518のエミッタ側に抵抗520を接続し、差
動増幅器516の正相入力端子(+)には電圧源522
から基準電圧Vrefを加え、その逆相入力端子(−)
には抵抗520に発生した電圧を帰還させることによ
り、抵抗520の抵抗値を抵抗504と同一の抵抗値R
3 に設定し、この抵抗値R3 と基準電圧Vrefとで定
まる定電流Iを取り出すようにしたものである。このよ
うな定電流回路を図2に示す電源回路の定電流源506
に用いても、前記実施例と同様の動作を得ることがで
き、ばらつきの少ない入出力差を実現することができ
る。
【0036】また、図4に示すように、定電流源506
は、ダイオード接続したトランジスタ524のベース・
コレクタにトランジスタ526のベースを接続し、トラ
ンジスタ526のエミッタ側に抵抗528を接続してな
るカレントミラー回路で構成してもよい。この場合、ト
ランジスタ524に対してトランジスタ526の電流容
量をn倍とし、抵抗528の抵抗値を抵抗504と同様
の抵抗値R3 に設定すれば、前記実施例と同様の動作を
得ることができ、ばらつきの少ない入出力差を実現する
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.安定化動作を損なうことなく、減電に応じて出力ト
ランジスタのベース入力側電流を制御して出力トランジ
スタの飽和を確実に防止でき、突入電流の発生を防止で
きる。 b.従来、出力トランジスタに飽和防止のために付加さ
れた回路と比較して、安定化回路を多重化しないため、
回路の構成の簡略化を図ることができるとともに、出力
トランジスタだけでなく前段側の回路の飽和状態への移
行を阻止でき、動作の信頼性を高めることができる。c.電流帰還回路側のトランジスタのベース・エミッタ
間電圧の影響を電圧検出回路に設置されたダイオード化
されたトランジスタのベース・エミッタ間電圧で相殺で
き、出力電圧を定電流及び抵抗で精度良く設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源回路の一実施例を示す回路図であ
る。
【図2】本発明の電源回路の具体的な回路構成例を示す
回路図である。
【図3】図1の電源回路における定電流源の具体的な回
路構成例を示す回路図である。
【図4】図1の電源回路における定電流源の他の具体的
な回路構成例を示す回路図である。
【図5】従来の電源回路を示す回路図である。
【図6】図5に示した電源回路における出力トランジス
タに対する寄生トランジスタの生起を示す図である。
【図7】出力トランジスタの飽和防止回路が付加された
従来の電源回路を示す回路図である。
【符号の説明】
2 差動増幅器 4 出力トランジスタ 50 飽和防止回路 52 電圧検出回路 54 電流帰還回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−13865(JP,A) 実開 昭54−96834(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側の基準電圧と出力側の帰還電圧と
    を比較し、両者の差電圧を表す電流を発生する増幅器
    と、 この増幅器が発生した前記電流ベース電流として
    け、このベース電流に応じた電流を流す出力トランジス
    タと、 この出力トランジスタに直列に接続されて安定化出力を
    発生させるとともに、前記増幅器前記帰還電圧を取り
    出す負荷抵抗と、 前記出力トランジスタに加えられる電源電圧の低下を検
    出し、この電圧低下を表す電流を前記出力トランジスタ
    から取り出し前記出力トランジスタの前記ベース電流
    抑制する飽和防止回路とを備えた電源回路であって、 前記飽和防止回路、 ベースコレクタを共通化してダイオードを構成させ
    トランジスタ、抵抗、定電流源からなる直列回
    路に前記出力トランジスタと共通前記電源電圧が加え
    られ、前記抵抗に発生する電圧降下を以て前記電圧の低
    下を検出する電圧検出回路と、 この電圧検出回路が検出した電圧ベースに加えられる
    ことによりこの電圧に応じた電流を前記出力トランジス
    の出力側から引き込むトランジスタを有し、このトラ
    ンジスタが引き込む前記電流に応じた電流を前記出力ト
    ランジスタのベース入力側から接地側に流すことによ
    り、前記出力トランジスタの前記ベース電流を抑制する
    電流帰還回路と、 を備えてなることを特徴とする電源回路。
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