JP3336803B2 - 燃焼装置の爆発着火防止方法 - Google Patents

燃焼装置の爆発着火防止方法

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JP3336803B2
JP3336803B2 JP04997595A JP4997595A JP3336803B2 JP 3336803 B2 JP3336803 B2 JP 3336803B2 JP 04997595 A JP04997595 A JP 04997595A JP 4997595 A JP4997595 A JP 4997595A JP 3336803 B2 JP3336803 B2 JP 3336803B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、バーナへの点火時に
おける爆発着火を防止し、あるいはそれと同時に、未燃
焼の燃料ガスが漏洩するのを防止するために燃焼装置に
設けられた安全機器の動作を検査する、燃焼装置の爆発
着火防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯装置などの燃焼装置に採用さ
れている安全装置は、ガス流路を開閉する電磁弁のソレ
ノイドに通電するためのスイッチ手段としてのリレー接
点の駆動コイルへの通電状態を監視して、異常時には、
その駆動コイルへの通電を遮断する構成であった。
【0003】一方、従来、2つの電磁弁に挟まれる形で
燃料ガス流路に配置された比例弁を備えた燃焼装置にお
いては、点火時の爆発着火を防止するために、プリパー
ジ時に、燃料ガス流れ方向下手側の電磁弁を例えば0.
2秒程度開弁していた。
【0004】すなわち、比例弁が2つの電磁弁に挟まれ
る構成では、2つの電磁弁の閉弁により、2つの電磁弁
により形成される閉空間に比例弁が封じ込められること
になる。そして、長時間未使用であると、時間の経過に
伴って、閉空間内の燃料ガス中の水素成分が、比例弁の
ダイヤフラムを通して大気中に漏洩して、閉空間が負圧
になり、このため、比例弁が全開状態になってしまう。
この結果、再使用時に2つの電磁弁を開弁して点火動作
を行うと、バーナから大量の燃料ガスが放出され、爆音
を発する爆発着火になってしまうのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の燃焼
装置では、このような爆発着火を有効に防止できない問
題点を有していた。更に、リレー接点が溶着などにより
閉成したままになった場合、そのコイルへの通電を遮断
しても、電磁弁のソレノイドには常時通電されてしまう
結果となり、未燃焼の燃料ガスが漏洩する可能性があっ
た。
【0006】なお、ガス流路に電磁弁を複数段に設けた
場合、上記の可能性は少なくなるが、複数のリレー接点
が溶着したときには、未燃焼の燃料ガスが漏洩すること
が考えられ、可能性を十分に回避することはできなかっ
た。
【0007】そこで、本願発明の発明者らは、スイッチ
手段とは別個に、電磁弁のソレノイドへの通電を直接遮
断するためのコモンスイッチ手段を設け、電磁弁のソレ
ノイドへの通電を監視して、電磁弁が閉弁しているべき
ときに電磁弁のソレノイドに通電された場合、コモンス
イッチ手段により電磁弁のソレノイドへの通電を遮断す
るように構成された、燃焼装置における安全装置を発明
した。
【0008】しかし、このような安全装置が良好に作動
するためには、安全装置の主要機器が正常に動作するこ
とが必要であり、これら安全機器の動作を自動的に検査
できれば、未燃焼の燃料ガスの漏洩を防止するのに極め
て好都合である。
【0009】一方、上記従来の爆発着火防止方法では、
比例弁のダイヤフラムを正常な位置に十分に戻すことが
できず、爆発着火の発生を良好に防止することができな
かった。
【0010】本願発明は上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、爆発着火の発生を良好に防止でき、あるい
はそれに加えて、爆発着火防止処理のためのシーケンス
を巧みに利用して、未燃焼の燃料ガスの漏洩を防止する
ための安全機器の動作を自動的にかつ同時に検査でき
る、燃焼装置の爆発着火防止方法を提供することを、そ
の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0012】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、バーナに燃料ガスを供給するためのガス流路に配置
されて、ガス流量を可変させる比例弁と、比例弁よりも
燃料ガス流れ方向上流側に配置されて、ガス流路を開閉
する第1の電磁弁と、比例弁よりも燃料ガス流れ方向下
流側に配置されて、全部が閉弁したときには、第1の電
磁弁の閉弁により第1の電磁弁との間に閉空間を形成す
る一又は複数の第2の電磁弁と、を備えた燃焼装置にお
いて点火時に爆発着火を防止する、燃焼装置の爆発着火
防止方法であって、第1の電磁弁への通電を制御するス
イッチ手段をオンさせ、第1の電磁弁を所定時間開弁さ
せるガス圧印加ステップと、第2の電磁弁への通電を制
御するスイッチ手段のうちの任意数のスイッチ手段をオ
ンさせて、第2の電磁弁のうちの任意数の電磁弁を所定
時間開弁させる圧抜きステップと、を実行することを特
徴としている。
【0013】また、本願の請求項2に記載した発明は、
バーナに燃料ガスを供給するためのガス流路に配置され
て、ガス流量を可変させる比例弁と、比例弁よりも燃料
ガス流れ方向上流側に配置されて、ガス流路を開閉する
第1の電磁弁と、比例弁よりも燃料ガス流れ方向下流側
に配置されて、全部が閉弁したときには、第1の電磁弁
の閉弁により第1の電磁弁との間に閉空間を形成する一
又は複数の第2の電磁弁と、第1および第2の電磁弁と
電源との間に介装された、通常時に各電磁弁への通電を
制御する複数のスイッチ手段とは別のコモンスイッチ手
段と、 入力側と出力側とで信号を伝達する信号伝達装
置を備え、複数の第2の電磁弁のうちの少なくとも1つ
の電磁弁に通電されたことを検出する電磁弁監視手段
と、を設けた燃焼装置において、バーナへの点火時に爆
発着火を防止し、かつそれに加えて、第2の電磁弁への
通電を制御するスイッチ手段と信号伝達装置とコモンス
イッチ手段との故障を検査する、燃焼装置の爆発着火防
止方法であって、プリパージ時に、第1の電磁弁への通
電を制御するスイッチ手段とコモンスイッチ手段とをオ
ンさせ、第1の電磁弁を所定時間開弁させるガス圧印加
ステップと、第2の電磁弁への通電を制御する全部のス
イッチ手段またはコモンスイッチ手段をオフさせて、電
磁弁監視手段の出力がオンであれば、信号伝達装置のオ
ン故障であると判断して燃焼装置の運転を停止する信号
伝達装置故障判断ステップと、第2の電磁弁への通電を
制御するスイッチ手段のうちの任意数のスイッチ手段と
コモンスイッチ手段とをオンさせて、第2の電磁弁のう
ちの任意数の電磁弁を所定時間開弁させる圧抜きステッ
プと、コモンスイッチ手段をオフさせ、第2の電磁弁へ
の通電を制御するスイッチ手段のうちの任意数のスイッ
チ手段をオンさせて、電磁弁監視手段の出力がオンであ
れば、コモンスイッチ手段のオン故障であると判断して
燃焼装置の運転を停止するコモンスイッチ手段故障判断
ステップと、第2の電磁弁への通電を制御する全部のス
イッチ手段をオフさせ、コモンスイッチ手段をオンさせ
て、電磁弁監視手段の出力がオンであれば、第2の電磁
弁への通電を制御するいずれかのスイッチ手段のオン故
障であると判断して燃焼装置の運転を停止するスイッチ
手段故障判断ステップとを、この順序で実行することを
特徴としている。
【0014】また、本願の請求項3に記載した発明は、
バーナに燃料ガスを供給するためのガス流路に配置され
て、ガス流量を可変させる比例弁と、比例弁よりも燃料
ガス流れ方向上流側に配置されて、ガス流路を開閉する
電磁弁と、比例弁よりも燃料ガス流れ方向下流側に配置
されて、全部が閉弁したときには、電磁弁の閉弁により
電磁弁との間に閉空間を形成する複数の能力切替電磁弁
と、電磁弁および能力切替電磁弁のソレノイドと直流電
源との間に介装された、通常時に各ソレノイドへの通電
を制御する複数のリレー接点とは別のコモン用リレー接
点と、能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御する
リレー接点とコモン用リレー接点とを介して入力側が直
流電源に接続されるホトカプラを備え、複数の能力切替
電磁弁のうちの少なくとも1つの給湯能力切替電磁弁の
ソレノイドに通電されたときにハイレベルの信号を出力
する能力切替電磁弁監視手段と、を設けた燃焼装置にお
いて、バーナへの点火時に爆発着火を防止し、かつそれ
に加えて、ホトカプラとコモン用リレー接点と能力切替
電磁弁のソレノイドへの通電を制御するリレー接点との
故障を検査する、燃焼装置の爆発着火防止方法であっ
て、プリパージ時に、電磁弁のソレノイドへの通電を制
御するリレー接点とコモン用リレー接点との駆動コイル
に通電して、電磁弁を所定時間開弁させるガス圧印加ス
テップと、給湯能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を
制御する全部のリレー接点とコモン用リレー接点との駆
動コイルに通電せずに、能力切替電磁弁監視手段の出力
がハイレベルであれば、ホトカプラのオン故障であると
判断して燃焼装置の運転を停止する信号伝達装置故障判
断ステップと、能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を
制御するいずれかのリレー接点とコモン用リレー接点と
の駆動コイルに通電して、いずれかの能力切替電磁弁を
所定時間開弁させる圧抜きステップと、コモン用リレー
接点の駆動コイルに通電せずに、能力切替電磁弁のソレ
ノイドへの通電を制御するいずれかのリレー接点の駆動
コイルに通電して、能力切替電磁弁監視手段の出力がハ
イレベルであれば、コモン用リレー接点のオン故障であ
ると判断して燃焼装置の運転を停止するコモンスイッチ
手段故障判断ステップと、能力切替電磁弁のソレノイド
への通電を制御する全部のリレー接点の駆動コイルに通
電せずに、コモン用リレー接点の駆動コイルに通電し
て、能力切替電磁弁監視手段の出力がハイレベルであれ
ば、能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御するい
ずれかのリレー接点のオン故障であると判断して燃焼装
置の運転を停止するスイッチ手段故障判断ステップと
を、この順序で実行することを特徴としている。
【0015】
【作用】上記請求項1に記載した発明によれば、ガス圧
印加ステップにおいて、第1の電磁弁への通電を制御す
るスイッチ手段をオンさせ、第1の電磁弁を所定時間開
弁させる。これにより、第1の電磁弁と比例弁との間の
閉空間にガス圧が印加され、短時間で比例弁のダイヤフ
ラムが正常に近い位置に戻る。圧抜きステップにおい
て、第2の電磁弁への通電を制御するスイッチ手段のう
ちの任意数のスイッチ手段をオンさせて、第2の電磁弁
のうちの任意数の電磁弁を所定時間開弁させる。これに
より、比例弁と第2の電磁弁との間の閉空間が大気圧に
戻り、比例弁のダイヤフラムが正常な位置に戻る。した
がって、点火時に、爆発着火を良好に防止できる。
【0016】上記請求項2に記載した発明によれば、ガ
ス圧印加ステップにおいて、第1の電磁弁への通電を制
御するスイッチ手段とコモンスイッチ手段とをオンさ
せ、第1の電磁弁を所定時間開弁させる。信号伝達装置
故障判断ステップにおいて、第2の電磁弁への通電を制
御する全部のスイッチ手段またはコモンスイッチ手段を
オフさせて、電磁弁監視手段の出力がオンであれば、信
号伝達装置のオン故障であると判断して燃焼装置の運転
を停止する。圧抜きステップにおいて、第2の電磁弁へ
の通電を制御するスイッチ手段のうちの任意数のスイッ
チ手段とコモンスイッチ手段とをオンさせて、第2の電
磁弁のうちの任意数の電磁弁を所定時間開弁させる。コ
モンスイッチ手段故障判断ステップにおいて、コモンス
イッチ手段をオフさせ、第2の電磁弁への通電を制御す
るスイッチ手段のうちの任意数のスイッチ手段をオンさ
せて、電磁弁監視手段の出力がオンであれば、コモンス
イッチ手段のオン故障であると判断して燃焼装置の運転
を停止する。スイッチ手段故障判断ステップにおいて、
第2の電磁弁への通電を制御する全部のスイッチ手段を
オフさせ、コモンスイッチ手段をオンさせて、電磁弁監
視手段の出力がオンであれば、第2の電磁弁への通電を
制御するいずれかのスイッチ手段のオン故障であると判
断して燃焼装置の運転を停止する。
【0017】すなわち、ガス圧印加ステップにおいて
は、第1の電磁弁への通電を制御するスイッチ手段とコ
モンスイッチ手段とをオンさせて、第1の電磁弁を所定
時間開弁させる。これにより、第1の電磁弁と比例弁と
の間の閉空間にガス圧が印加され、短時間で比例弁のダ
イヤフラムが正常に近い位置に戻る。信号伝達装置故障
判断ステップにおいては、第2の電磁弁への通電を制御
するスイッチ手段とコモンスイッチ手段とをオフさせる
ので、電磁弁監視手段の出力はオフのはずであり、電磁
弁監視手段の出力がオンであれば、信号伝達装置のオン
故障であると判断できる。したがって、信号伝達装置の
オン故障であると判断すれば、燃焼装置の運転を停止す
る。圧抜きステップにおいては、第2の電磁弁への通電
を制御するスイッチ手段のうちの任意数のスイッチ手段
とコモンスイッチ手段とをオンさせ、第2の電磁弁のう
ちの任意数の電磁弁を所定時間開弁させる。これによ
り、比例弁と第2の電磁弁との間の閉空間が大気圧に戻
り、比例弁のダイヤフラムが正常な位置に戻る。したが
って、点火時に、爆発着火を良好に防止できる。コモン
スイッチ手段故障判断ステップにおいては、コモンスイ
ッチ手段をオフさせ、第2の電磁弁への通電を制御する
スイッチ手段のうちの任意数のスイッチ手段をオンさせ
るので、電磁弁監視手段の出力はオフのはずであり、電
磁弁監視手段の出力がオンであれば、コモンスイッチ手
段のオン故障であると判断できる。したがって、コモン
スイッチ手段のオン故障であると判断すれば、燃焼装置
の運転を停止する。スイッチ手段故障判断ステップにお
いては、第2の電磁弁への通電を制御する全部のスイッ
チ手段をオフさせ、コモンスイッチ手段をオンさせるの
で、電磁弁監視手段の出力はオフのはずであり、電磁弁
監視手段の出力がオンであれば、第2の電磁弁への通電
を制御するいずれかのスイッチ手段のオン故障であると
判断できる。したがって、第2の電磁弁のソレノイドへ
の通電を制御するいずれかのスイッチ手段のオン故障で
あると判断すれば、燃焼装置の運転を停止する。
【0018】また、上記請求項3に記載した発明によれ
ば、ガス圧印加ステップにおいて、電磁弁のソレノイド
への通電を制御するリレー接点とコモン用リレー接点と
の駆動コイルに通電して、電磁弁を所定時間開弁させ
る。信号伝達装置故障判断ステップにおいて、給湯能力
切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御する全部のリレ
ー接点とコモン用リレー接点との駆動コイルに通電せず
に、能力切替電磁弁監視手段の出力がハイレベルであれ
ば、ホトカプラのオン故障であると判断して燃焼装置の
運転を停止する。圧抜きステップにおいて、能力切替電
磁弁のソレノイドへの通電を制御するいずれかのリレー
接点とコモン用リレー接点との駆動コイルに通電して、
いずれかの能力切替電磁弁を所定時間開弁させる。コモ
ンスイッチ手段故障判断ステップにおいて、コモン用リ
レー接点の駆動コイルに通電せずに、能力切替電磁弁の
ソレノイドへの通電を制御するいずれかのリレー接点の
駆動コイルに通電して、能力切替電磁弁監視手段の出力
がハイレベルであれば、コモン用リレー接点のオン故障
であると判断して燃焼装置の運転を停止する。スイッチ
手段故障判断ステップにおいて、能力切替電磁弁のソレ
ノイドへの通電を制御する全部のリレー接点の駆動コイ
ルに通電せずに、コモン用リレー接点の駆動コイルに通
電して、能力切替電磁弁監視手段の出力がハイレベルで
あれば、能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御す
るいずれかのリレー接点のオン故障であると判断して燃
焼装置の運転を停止する。
【0019】すなわち、ガス圧印加ステップにおいて
は、電磁弁のソレノイドへの通電を制御するリレー接点
とコモン用リレー接点との駆動コイルに通電して、電磁
弁を所定時間開弁させる。これにより、第1の電磁弁と
比例弁との間の閉空間にガス圧が印加され、短時間で比
例弁のダイヤフラムが正常に近い位置に戻る。信号伝達
装置故障判断ステップにおいては、能力切替電磁弁のソ
レノイドへの通電を制御する全部のリレー接点とコモン
用リレー接点との駆動コイルに通電しないので、電磁弁
監視手段の出力はローレベルのはずであり、電磁弁監視
手段の出力がハイレベルであれば、ホトカプラのオン故
障であると判断できる。したがって、ホトカプラのオン
故障であると判断すれば、燃焼装置の運転を停止する。
圧抜きステップにおいては、能力切替電磁弁のソレノイ
ドへの通電を制御するいずれかのリレー接点とコモン用
リレー接点との駆動コイルに通電して、いずれかの能力
切替電磁弁を所定時間開弁させる。これにより、比例弁
と第2の電磁弁との間の閉空間が大気圧に戻り、比例弁
のダイヤフラムが正常な位置に戻る。したがって、点火
時に、爆発着火を良好に防止できる。コモンスイッチ手
段故障判断ステップにおいては、コモン用リレー接点の
駆動コイルに通電せずに、能力切替電磁弁のソレノイド
への通電を制御するいずれかのリレー接点の駆動コイル
に通電するので、電磁弁監視手段の出力はローレベルの
はずであり、電磁弁監視手段の出力がハイレベルであれ
ば、コモン用リレー接点のオン故障であると判断でき
る。したがって、コモン用リレー接点のオン故障である
と判断すれば、燃焼装置の運転を停止する。スイッチ手
段故障判断ステップにおいては、能力切替電磁弁のソレ
ノイドへの通電を制御する全部のリレー接点の駆動コイ
ルに通電せずに、コモン用リレー接点の駆動コイルに通
電するので、電磁弁監視手段の出力はローレベルのはず
であり、電磁弁監視手段の出力がハイレベルであれば、
能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御するいずれ
かのリレー接点のオン故障であると判断できる。したが
って、能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御する
いずれかのリレー接点のオン故障であると判断すれば、
燃焼装置の運転を停止する。
【0020】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0021】図2は、本願発明に係る燃焼装置の検査お
よび爆発着火防止方法を採用した風呂釜付き給湯装置の
全体構成図であって、燃料ガスは、ガス管1と給湯用ガ
ス管2とを通って給湯用バーナ3に供給され、さらに、
ガス管1から分岐した風呂用ガス管4を通って風呂用バ
ーナ5に供給される。ガス管1には、給湯用ガス管2お
よび風呂用ガス管4との分岐点の近傍に、ガス管1によ
り構成される燃料ガスの流路を開閉する元電磁弁6が介
装されており、給湯用ガス管2には、ガス管1との分岐
点の近傍に、給湯用バーナ3への燃料ガスの流路を開閉
する給湯用電磁弁7と、給湯用バーナ3への燃料ガスの
流量を調節する比例弁8とが介装されている。給湯用電
磁弁7は、比例弁8よりも上流側に位置している。風呂
用ガス管4には、ガス管1との分岐点の近傍に、風呂用
バーナ5への燃料ガスの流路を開閉する風呂用電磁弁9
が介装されている。給湯用ガス管2の給湯用バーナ3側
の端部には、給湯用バーナ3の燃焼能力を切り替える複
数の給湯能力切替電磁弁10a〜10cが介装されてお
り、風呂用ガス管4の風呂用バーナ5側の端部には、風
呂用バーナ5の燃焼能力を切り替える風呂用能力切替電
磁弁11が介装されている。給湯能力切替電磁弁10a
〜10cは、対応する給湯用バーナ3の本数が相互に異
なっており、給湯能力切替電磁弁10a〜10cの開弁
状態の組み合わせにより、給湯能力を複数段階に切り替
えることができる。給湯用バーナ3の火炎形成位置に
は、給湯用バーナ3に点火する給湯用点火プラグ12
と、給湯用バーナ3の火炎を検出する給湯用フレームロ
ッド13とが設置されており、風呂用バーナ5の火炎形
成位置には、風呂用バーナ5に点火する風呂用点火プラ
グ14と、風呂用バーナ5の火炎を検出する風呂用フレ
ームロッド15とが設置されている。
【0022】水は、給水管17を通って給湯用熱交換器
18に供給され、給湯用熱交換器18で加温された湯
は、給湯管19を通って給湯栓20に供給され、あるい
は、給湯管19から分岐した落し込み管21と風呂往き
管22あるいは風呂戻り管23を通って浴槽24に供給
される。給水管17には、給水管17を通る水の量を検
出する給湯用水量センサ25が介装されている。風呂往
き管22と風呂戻り管23とは風呂用熱交換器26を介
して連通しており、風呂戻り管23には、循環ポンプ2
7と通水スイッチ28とが介装されている。風呂の追い
炊き時には、循環ポンプ27により、浴槽24の湯が風
呂戻り管23を通って風呂用熱交換器26に供給され、
風呂用熱交換器26で加温されて、風呂往き管22を通
って浴槽24に戻される。このとき、通水スイッチ28
により、風呂戻り管23に通水されていることが検出さ
れる。
【0023】なお、元電磁弁6や給湯用電磁弁7や比例
弁8や風呂用電磁弁9や給湯能力切替電磁弁10a〜1
0cや風呂用能力切替電磁弁11などは、給湯用水量セ
ンサ25や通水スイッチ28などの各種センサ、および
使用者による図外のリモートコントローラの操作などに
基づいて、マイクロコンピュータ(図2には図示してい
ない)により制御される。また、給湯用バーナ3には、
給湯用ファンモータ29により駆動される給湯用ファン
によって燃焼用の二次空気が供給される。また、風呂用
ガス管4を流れる燃料ガスの流路断面積は、風呂用比例
弁30により可変される。
【0024】図1は、元電磁弁6や給湯用電磁弁7や給
湯能力切替電磁弁10a〜10cなどの駆動回路の回路
図であって、直流電源31の入力端は、例えば交流10
0ボルトの商用電源32に接続されている。直流電源3
1の一方の出力端は、元用リレー接点33の一方の端子
と給湯用リレー接点34の一方の端子と給湯能力切替用
リレー接点35a〜35cの一方の端子とに接続されて
おり、元用リレー接点33の他方の端子は、元電磁弁6
のソレノイド6aの一端と、ダイオードD1のカソード
とに接続されている。給湯用リレー接点34の他方の端
子は、給湯用電磁弁7のソレノイド7aの一端と、ダイ
オードD2のカソードとに接続されている。給湯能力切
替用リレー接点35aの他方の端子は、給湯能力切替電
磁弁10aのソレノイド10aaの一端と、ダイオード
D3のカソードとに接続されていると共に、ダイオード
D6,D7を介して抵抗器R1の一端に接続されてい
る。給湯能力切替用リレー接点35bの他方の端子は、
給湯能力切替電磁弁10bのソレノイド10baの一端
と、ダイオードD4のカソードとに接続されていると共
に、ダイオードD8,D9を介して抵抗器R1の一端に
接続されている。給湯能力切替用リレー接点35cの他
方の端子は、給湯能力切替電磁弁10cのソレノイド1
0caの一端と、ダイオードD5のカソードとに接続さ
れていると共に、ダイオードD10,D11を介して抵
抗器R1の一端に接続されている。
【0025】直流電源31の他方の出力端は、コモン用
リレー接点36の一方の端子に接続されており、コモン
用リレー接点36の他方の端子は、ソレノイド6a,7
a,10aa,10ba,10caの他端と、ダイオー
ドD1〜D5のアノードと、キャパシタC1および抵抗
器R2の一端とに接続されている。キャパシタC1およ
び抵抗器R2の他端は、抵抗器R1の他端に接続されて
おり、キャパシタC1および抵抗器R2の両端はホトカ
プラPC1の入力端に接続されている。ホトカプラPC
1の一方の出力端は直流電源31とは別の直流電源Vc
cに接続されており、ホトカプラPC1の他方の出力端
は抵抗器R3の一端および出力端子37aに接続されて
いる。抵抗器R3の他端は接地されており、出力端子3
7aは、マイクロコンピュータ38の入力端と後述の論
理回路とに接続されている。マイクロコンピュータ38
は、風呂釜付き給湯装置全体を制御する。なお、図1に
は図示していないが、風呂用電磁弁9や風呂用能力切替
電磁弁11のソレノイドも、元電磁弁6や給湯用電磁弁
7のソレノイド6a,7aと同様に接続されている。
【0026】いま、元用リレーのコイル(図示せず)に
通電されると、元用リレー接点33が閉成し、元電磁弁
6のソレノイド6aに通電されて、元電磁弁6が開弁す
る。また、給湯用リレーのコイル(図示せず)に通電さ
れると、給湯用リレー接点34が閉成し、給湯用電磁弁
7のソレノイド7aに通電されて、給湯用電磁弁7が開
弁する。また、給湯能力切替用リレーの複数のコイル
(図示せず)のうちの少なくとも1つに通電されると、
給湯能力切替用リレー接点35a〜35cのうちの少な
くとも1つが閉成し、給湯能力切替電磁弁10a〜10
cのソレノイド10aa,10ba,10caの少なく
とも1つに通電されて、給湯能力切替電磁弁10a〜1
0cのうちの1つが開弁する。これにより、給湯用バー
ナ3に燃料ガスが供給される。そして、給湯能力切替用
リレー接点35a〜35cのうちの少なくとも1つの閉
成により、ホトカプラPC1の入力側にも通電され、出
力端子37aにハイレベルの信号が出力される。
【0027】すなわち、ホトカプラPC1と抵抗器R
1,R2とキャパシタC1とは、給湯能力切替電磁弁1
0a〜10cのソレノイド10aa,10ba,10c
aのうちの少なくとも1つに通電されたことを検出する
給湯能力切替電磁弁監視回路37を構成している。
【0028】図3は、本願発明に係る安全機器の検査お
よび爆発着火防止方法を採用した風呂釜付き給湯装置に
備えられた安全装置の回路ブロック図であって、この安
全装置は、給湯能力切替電磁弁監視回路37と、給湯用
火炎検出回路41と、給湯用通水検出回路42と、論理
積回路43,44と、論理和回路45と、タイマー回路
46と、コモン用リレーオフ回路47とを備えている。
これらの回路は、ハードウェアにより実現されている
が、給湯能力切替電磁弁監視回路37を除いて、マイク
ロコンピュータ38によりソフトウェアを用いてプログ
ラムによって実現することも可能である。
【0029】給湯用火炎検出回路41は、給湯用フレー
ムロッド13からの検出信号に基づいて、給湯用バーナ
3の火炎が検出されていないときにハイレベルの信号を
出力する。給湯用通水検出回路42は、給湯用水量セン
サ25からの検出信号に基づいて、給湯用熱交換器18
に通水されていないときにハイレベルの信号を出力す
る。
【0030】論理積回路43は、給湯用火炎検出回路4
1からの出力と給湯能力切替電磁弁監視回路37からの
出力との論理積を出力する。論理積回路44は、給湯能
力切替電磁弁監視回路37からの出力と給湯用通水検出
回路42からの出力との論理積を出力する。論理和回路
45は、論理積回路43,44の出力の論理和を出力す
る。タイマー回路46は、オンディレータイマーであ
り、論理和回路45の出力がハイレベルの状態を所定時
間継続したときにハイレベルの信号を出力し、その後、
論理和回路45の出力がローレベルの状態に反転すれ
ば、計時内容がリセットされ、それと同時にローレベル
の信号を出力する。タイマー回路46のディレー時間
は、ボリュームなどにより一定範囲で調整可能なように
構成されている。コモン用リレーオフ回路47は、タイ
マー回路46の出力がハイレベルの状態になれば、コモ
ン用リレー接点36の駆動コイルへの通電を遮断させ、
コモン用リレー接点36を開成させる。コモン用リレー
オフ回路47がコモン用リレー接点36を開成させれ
ば、マイクロコンピュータ38が、例えば自動運転を停
止させ、異常を表示させるなど、異常処理を実行する。
【0031】すなわち、コモン用リレー接点36は、給
湯用バーナ3に燃料ガスを供給するためのガス流路を開
閉する給湯用電磁弁7および給湯能力切替電磁弁10a
〜10cのソレノイド7a,10aa,10ba,10
caと直流電源31との間に介装されたコモンスイッチ
手段を構成しており、給湯能力切替電磁弁監視回路37
は、給湯能力切替電磁弁10a〜10cのソレノイド1
0aa,10ba,10caのうちの少なくともいずれ
か1つに通電されたことを検出する電磁弁監視手段を構
成している。
【0032】また、火炎検出センサとしての給湯用フレ
ームロッド13と給湯用火炎検出回路41は、給湯用バ
ーナ3の火炎を検出する火炎検出手段を構成しており、
通水検出センサとしての給湯用水量センサ25と給湯用
通水検出回路42は、給湯用バーナ3の火炎により加温
される給湯用熱交換器18の通水を検出する通水検出手
段を構成している。
【0033】また、コモン用リレーオフ回路47は、給
湯能力切替電磁弁監視回路37により通電が検出され、
かつ給湯用火炎検出回路41により火炎が検出されない
状態が所定時間継続したとき、あるいは、給湯能力切替
電磁弁監視回路37により通電が検出され、かつ給湯用
通水検出回路42により通水が検出されない状態が所定
時間継続したときに、コモン用リレー接点36を開成さ
せる通電遮断手段を構成している。
【0034】ここで、安全動作について述べる。いま、
給湯用バーナ3には点火されておらず、給湯用フレーム
ロッド13が火炎を検出していないものとすると、給湯
用火炎検出回路41からはハイレベルの信号が出力され
ている。ここで、元用リレー接点33と給湯用リレー接
点34といずれかの給湯能力切替用リレー接点35a〜
35cとが溶着したとすると、元電磁弁6と給湯用電磁
弁7といずれかの給湯能力切替電磁弁10a〜10cと
のソレノイド6a,7aおよびいずれかのソレノイド1
0aa,10ba,10caに通電され、元電磁弁6と
給湯用電磁弁7といずれかの給湯能力切替電磁弁10a
〜10cとが開弁して、給湯用バーナ3から未燃焼の燃
料ガスが流出する。このとき、給湯能力切替電磁弁監視
回路37が、給湯能力切替電磁弁10a〜10cのソレ
ノイド10aa,10ba,10caのうちの少なくと
も1つへの通電を検出して、ハイレベルの信号を出力す
る。したがって、論理積回路43の出力がハイレベルの
状態に反転し、論理和回路45の出力もハイレベルの状
態に反転する。この状態が所定時間継続すると、タイマ
ー回路46からハイレベルの信号が出力され、これによ
りコモン用リレーオフ回路47が、コモン用リレー接点
36の駆動コイルへの通電を遮断し、コモン用リレー接
点36を開成させる。したがって、元電磁弁6と給湯用
電磁弁7と給湯能力切替電磁弁10a〜10cとのソレ
ノイド6a,7a,10aa,10ba,10caへの
通電が遮断され、元電磁弁6や給湯用電磁弁7や給湯能
力切替電磁弁10a〜10cなどが閉弁して、給湯用バ
ーナ3からの未燃焼の燃料ガスの流出が遮断される。な
お、コモン用リレー接点36の駆動コイルには、例えば
点火と同時に常時通電され、通常時は、コモン用リレー
接点36が閉成している。
【0035】一方、給水管17には通水されておらず、
給湯用水量センサ25が水量を検出していないものとす
ると、給湯用通水検出回路42からはハイレベルの信号
が出力されている。ここで、元用リレー接点33と給湯
用リレー接点34といずれかの給湯能力切替用リレー接
点35a〜35cとが溶着したとすると、元電磁弁6と
給湯用電磁弁7といずれかの給湯能力切替電磁弁10a
〜10cとのソレノイド6a,7a,10aa,10b
a,10caに通電され、元電磁弁6と給湯用電磁弁7
といずれかの給湯能力切替電磁弁10a〜10cとが開
弁して、給湯用バーナ3から燃料ガスが流出する。この
とき、給湯能力切替電磁弁監視回路37が、給湯能力切
替電磁弁10a〜10cのソレノイド10aa,10b
a,10caのうちの少なくとも1つへの通電を検出し
て、ハイレベルの信号を出力する。したがって、論理積
回路44の出力がハイレベルの状態に反転し、論理和回
路45の出力もハイレベルの状態に反転する。この状態
が所定時間継続すると、タイマー回路46からハイレベ
ルの信号が出力され、これによりコモン用リレーオフ回
路47が、コモン用リレー接点36の駆動コイルへの通
電を遮断し、コモン用リレー接点36を開成させる。し
たがって、元電磁弁6と給湯用電磁弁7と給湯能力切替
電磁弁10a〜10cとのソレノイド6a,7a,10
aa,10ba,10caへの通電が遮断され、元電磁
弁6や給湯用電磁弁7や給湯能力切替電磁弁10a〜1
0cなどが閉弁して、給湯用バーナ3からの燃料ガスの
流出が遮断される。すなわち、給湯用火炎検出回路41
の出力信号がローレベルであっても、元電磁弁6や給湯
用電磁弁7や給湯能力切替電磁弁10a〜10cなどを
閉弁させることができる。
【0036】次に、本願発明の要点である燃焼装置の検
査および爆発着火防止方法について説明する。
【0037】図4は本願発明の燃焼装置の検査および爆
発着火防止方法を採用した風呂釜付き給湯装置の各部の
機器の動作を示すタイミングチャートであって、図4の
(a)は給湯用ファンモータ29の駆動電圧、(b)は
給湯用点火プラグ12に高圧を供給するイグナイタの駆
動電圧、(c)は元電磁弁6のソレノイド6aの駆動電
圧、(d)は給湯用電磁弁7のソレノイド7aの駆動電
圧、(e)は給湯能力切替電磁弁10aのソレノイド1
0aaの駆動電圧、(f)は給湯能力切替電磁弁10b
のソレノイド10baの駆動電圧、(g)は給湯能力切
替電磁弁10cのソレノイド10caの駆動電圧、
(h)は給湯用フレームロッド13の検出電圧、(i)
は比例弁8のソレノイドの駆動電圧の波形をそれぞれ表
している。このように、1.7秒間のプリパージモード
の最初の1.3秒間の爆発着火防止処理期間中におい
て、先ず元電磁弁6および給湯用電磁弁7を開弁させ、
それから0.5秒後に元電磁弁6および給湯用電磁弁7
を閉弁させ、それから0.3秒後に給湯能力切替電磁弁
10cを開弁させ、それから0.5秒後に給湯能力切替
電磁弁10cを閉弁させ、それから0.4秒後に、点火
モードに移行する。すなわち、先ず0.5秒間の元電磁
弁6および給湯用電磁弁7の開弁により、比例弁8のダ
イヤフラムにガス圧を供給する。これにより給湯用電磁
弁7と比例弁8との間の閉空間の負圧が瞬時に解消さ
れ、比例弁8のダイヤフラムが正常に近い位置に復帰す
る。さらに、次の0.5秒間の給湯能力切替電磁弁10
cの開弁により、比例弁8と給湯能力切替電磁弁10a
〜10cとの間の負圧が解消され、比例弁8のダイヤフ
ラムが正常な位置に復帰する。したがって、点火モード
時に、爆発着火を生じることがない。
【0038】図5は図4の要部の拡大図であって、図5
の(a)は給湯用電磁弁7のソレノイド7aの駆動電
圧、(b)は給湯能力切替電磁弁10cのソレノイド1
0caの駆動電圧、(c)は給湯用リレー接点34の駆
動コイルの駆動電圧、(d)はコモン用リレー接点36
の駆動コイルの駆動電圧、(e)給湯能力切替用リレー
接点35cの駆動コイルの駆動電圧の波形を表してい
る。
【0039】この図5に示す爆発着火防止処理および安
全機器の検査処理のシーケンスについて詳細に述べる。
なお、以下の手順は、全てマイクロコンピュータ38に
より実行される。給湯時には、図6のフローチャートに
示すように、先ず、給湯用水量センサ25により通水が
検出されたか否かを判断する(ステップS1)。通水が
検出されなければ、ステップS1に戻る。通水が検出さ
れれば、給湯用リレー接点34およびコモン用リレー接
点36の駆動コイルに通電し(ステップS2)、元電磁
弁6および給湯用電磁弁7のソレノイドに通電させて、
元電磁弁6および給湯用電磁弁7を0.5秒間開弁させ
る。これにより、燃料ガスのガス圧が給湯用電磁弁7と
比例弁8との間の閉空間に供給され、比例弁8のダイヤ
フラムが正常に近い位置に復帰する。次に、給湯用リレ
ー接点34およびコモン用リレー接点36の駆動コイル
への通電を遮断して(ステップS3)、元電磁弁6およ
び給湯用電磁弁7を閉弁させると共に、ほぼ0.3秒後
の時刻t1において、第1のホトカプラPC1の出力が
オフであるか否かを判断する(ステップS4)。具体的
には、給湯用電磁弁監視回路37の出力端子37aがロ
ーレベルであるか否かを判断する。給湯能力切替用リレ
ー接点35cおよびコモン用リレー接点36の駆動コイ
ルには通電されていないので、給湯用電磁弁監視回路3
7の出力端子37aはローレベルのはずであり、給湯用
電磁弁監視回路37の出力端子37aがハイレベルであ
れば、第1のホトカプラPC1の故障により出力が常に
オンしていると判断して、元用リレー接点33や給湯用
リレー接点34や給湯能力切替用リレー接点35a〜3
5cなどの駆動コイルへの通電を全て遮断することによ
り、元電磁弁6や給湯用電磁弁7や給湯能力切替電磁弁
10a〜10cなどを全て閉弁させ(ステップS5)、
異常表示や運転停止などの安全動作を実行して(ステッ
プS6)、ルーチンを終了する。
【0040】ステップS4において、給湯用電磁弁監視
回路37の出力端子37aがローレベルであれば、その
直後に、給湯能力切替用リレー接点35cおよびコモン
用リレー接点36の駆動コイルに通電して(ステップS
7)、給湯能力切替電磁弁10cのソレノイドに通電さ
せ、給湯能力切替電磁弁10cを開弁させる。これによ
り、比例弁8と給湯能力切替電磁弁10a〜10cとの
間の閉空間が大気と連通し、比例弁8のダイヤフラムが
正常な位置に復帰する。次に、給湯能力切替電磁弁10
cの開弁から0.5秒後に、コモン用リレー接点36の
駆動コイルへの通電を遮断し(ステップS8)、給湯能
力切替電磁弁10cを閉弁させる。所定時間後の時刻t
2において、コモン用リレー接点36が開成したか否か
を判断する(ステップS9)。具体的には、給湯用電磁
弁監視回路37の出力端子37aがローレベルであるか
否かを判断する。すなわち、給湯能力切替用リレー接点
35cの駆動コイルに通電しているので、コモン用リレ
ー接点36が開成していなければ、給湯用電磁弁監視回
路37の出力端子37aがハイレベルになり、この場
合、コモン用リレー接点36の故障により常に閉成して
いると判断できる。コモン用リレー接点36が開成して
いなければ、ステップS5に進む。コモン用リレー接点
36が開成していれば、その直後に、給湯能力切替用リ
レー接点35cの駆動コイルへの通電を遮断し(ステッ
プS10)、所定時間後に、コモン用リレー接点36の
駆動コイルに通電する(ステップS11)。そして、所
定時間後の時刻t3において、給湯能力切替用リレー接
点35cが開成しているか否かを判断する(ステップS
12)。具体的には、給湯用電磁弁監視回路37の出力
端子37aがローレベルであるか否かを判断する。すな
わち、コモン用リレー接点36の駆動コイルに通電して
いるので、給湯能力切替用リレー接点35cが開成して
いなければ、給湯用電磁弁監視回路37の出力端子37
aがハイレベルになり、この場合、給湯能力切替用リレ
ー接点35cの故障により常に閉成していると判断でき
る。給湯能力切替用リレー接点35cが開成していなけ
れば、ステップS5に進む。給湯能力切替用リレー接点
35cが開成していれば、直後に、コモン用リレー接点
36の駆動コイルへの通電を遮断し(ステップS1
3)、所定時間後に、このルーチンを終了して、点火モ
ードに移行する。
【0041】このように、元電磁弁6および給湯用電磁
弁7を開弁させて、給湯用電磁弁7と比例弁8との間の
閉空間にガス圧を供給し、しかる後に、給湯能力切替電
磁弁10cを開弁させて、比例弁8と給湯能力切替電磁
弁10a〜10cとの間の閉空間を大気に連通させるの
で、比例弁8のダイヤフラムを良好に正常な位置に戻す
ことができる。したがって、点火モード時に爆発着火す
るのを良好に防止できる。また、給湯能力切替電磁弁監
視回路37のホトカプラPC1や給湯能力切替用リレー
接点35cやコモン用リレー接点36のオン故障をプリ
パージ時に自動的に検査できるので、未燃焼燃料ガスの
漏洩防止動作を常に良好に確保できる。しかも、安全機
器の検査を、プリパージ時に、爆発着火防止処理のシー
ケンスを利用しながら同時に行うので、処理を迅速にで
きる。したがって、点火までの時間を短縮でき、出湯特
性の向上を図ることができる。
【0042】以上の動作は、電源投入後の初回の給湯運
転時、安全動作により運転を停止した後の初回の給湯運
転時、および、ポストパージの終了後1時間経過以降の
給湯運転時に行う。すなわち、ポストパージの終了後1
時間経過未満の給湯運転時には、図4のAの時点以降の
動作を行い、元電磁弁6および給湯用電磁弁7の開弁動
作は省略する。これは、1時間程度では、給湯用電磁弁
7と給湯能力切替電磁弁10a〜10cとの間の閉空間
が強い爆発着火を生じる程の負圧にならないからであ
る。
【0043】なお、図7に示すように、爆発着火防止処
理を実行する前に、給湯能力切替電磁弁10cを0.2
秒程度開弁する、圧抜き処理を実行してもよい。
【0044】また、図8に示すように、風呂釜の付いて
いない給湯装置であっても、本願発明の燃焼装置の検査
および爆発着火防止方法を採用できることは勿論であ
る。この場合、図2の元電磁弁6と給湯用電磁弁7とは
いずれか1個の電磁弁で足り、この電磁弁を図8では給
湯用電磁弁7としている。
【0045】なお、上記図2に示す実施例では、風呂用
比例弁30が常に大気と連通しているタイプの風呂釜を
設けたが、風呂用比例弁30が閉空間に封じ込められる
タイプの風呂釜を設けた場合、本願発明の燃焼装置の検
査および爆発着火防止方法を風呂釜側にも採用できるこ
とは勿論である。さらに、本願発明の燃焼装置の検査お
よび爆発着火防止方法は、給湯装置以外の各種の燃焼装
置にも勿論採用可能である。
【0046】また、上記実施例では、爆発着火防止処理
や安全機器の検査に際して、給湯能力切替電磁弁10a
〜10cのうちの給湯能力切替電磁弁10cのソレノイ
ド10caへの通電を制御したが、給湯能力切替電磁弁
10a〜10cのソレノイド10aa,10ba,10
caのうちのいずれか1つまたは2つ以上のソレノイド
への通電を制御すればよく、ソレノイド10caに限る
ものではない。
【0047】また、上記実施例では、給湯用電磁弁監視
回路37にホトカプラPC1を用いたが、これは、電源
を別系統にする必要があるからであり、ホトカプラPC
1の代わりにカレントトランスなどを用いてもよい。
【0048】また、上記実施例では、爆発着火防止処理
と燃焼装置の安全機器の検査とを同時に行ったが、これ
らは互いに別個に行うように構成してもよく、またいず
れか一方のみを行うようにしてもよい。
【0049】また、上記実施例では、通水検出の後に各
処理を実行するように構成したが、通水検出とは無関係
に実行するように構成してもよいことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によれば、
点火時における爆発着火の発生を良好に防止できる。
【0051】また、信号伝達装置やコモンスイッチ手段
やスイッチ手段などの重要な安全機器の故障を、燃焼装
置の運転中に自動的に検査できる。したがって、運転中
以外のときにわざわざ検査を行うという面倒もなく、未
燃焼の燃料ガスの漏洩を防止するという安全動作を、必
要なときに確実に行わせることができる。
【0052】しかも、安全機器の検査を、プリパージ時
に、爆発着火防止処理のシーケンスを利用しながら同時
に行うので、処理を迅速にできる。したがって、点火ま
での時間を短縮でき、出湯特性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る燃焼装置の検査および爆発着火
防止方法を採用した風呂釜付き給湯装置に備えられた電
磁弁の駆動回路の回路図である。
【図2】本願発明に係る燃焼装置の検査および爆発着火
防止方法を採用した風呂釜付き給湯装置の全体構成図で
ある。
【図3】本願発明に係る燃焼装置の検査および爆発着火
防止方法を採用した風呂釜付き給湯装置に備えられた安
全装置の回路ブロック図である。
【図4】本願発明に係る燃焼装置の検査および爆発着火
防止方法を採用した風呂釜付き給湯装置の動作の要点を
説明するタイミングチャートである。
【図5】本願発明に係る燃焼装置の検査および爆発着火
防止方法を採用した風呂釜付き給湯装置のプリパージ時
の動作の要点を説明するタイミングチャートである。
【図6】本願発明に係る燃焼装置の検査および爆発着火
防止方法の手順を説明するフローチャートである。
【図7】本願発明に係る燃焼装置の検査および爆発着火
防止方法を採用した別の実施例における風呂釜付き給湯
装置の動作の要点を説明するタイミングチャートであ
る。
【図8】本願発明に係る燃焼装置の検査および爆発着火
防止方法を採用した別の実施例における給湯装置の全体
構成図である。
【符号の説明】
3 給湯用バーナ 7 給湯用電磁弁 7a ソレノイド 8 比例弁 10a〜10c 給湯能力切替電磁弁 10aa ソレノイド 10ba ソレノイド 10ca ソレノイド 13 給湯用フレームロッド 18 給湯用熱交換器 25 給湯用水量センサ 34 給湯用リレー接点 35a〜35c 給湯能力切替用リレー接点 36 コモン用リレー接点 37 給湯能力切替電磁弁監視回路 47 コモン用リレーオフ回路 PC1 ホトカプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 典弘 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 松原 正 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 村上 陽一郎 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 近田 真一 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 畠 洋二 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 大友 一朗 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 大塩 忠彦 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 井上 信之 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 安福 洋伸 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (56)参考文献 特開 平8−135957(JP,A) 特開 平8−233264(JP,A) 実開 昭56−107146(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナに燃料ガスを供給するためのガス
    流路に配置されて、ガス流量を可変させる比例弁と、 前記比例弁よりも燃料ガス流れ方向上流側に配置され
    て、前記ガス流路を開閉する第1の電磁弁と、 前記比例弁よりも燃料ガス流れ方向下流側に配置され
    て、全部が閉弁したときには、前記第1の電磁弁の閉弁
    により第1の電磁弁との間に閉空間を形成する一又は複
    数の第2の電磁弁と、 を備えた燃焼装置において点火時に爆発着火を防止す
    る、燃焼装置の爆発着火防止方法であって、 前記第1の電磁弁への通電を制御するスイッチ手段をオ
    ンさせ、前記第1の電磁弁を所定時間開弁させるガス圧
    印加ステップと、 前記第2の電磁弁への通電を制御するスイッチ手段のう
    ちの任意数のスイッチ手段をオンさせて、前記第2の電
    磁弁のうちの任意数の電磁弁を所定時間開弁させる圧抜
    きステップと、 を実行することを特徴とする、燃焼装置の爆発着火防止
    方法。
  2. 【請求項2】 バーナに燃料ガスを供給するためのガス
    流路に配置されて、ガス流量を可変させる比例弁と、 前記比例弁よりも燃料ガス流れ方向上流側に配置され
    て、前記ガス流路を開閉する第1の電磁弁と、 前記比例弁よりも燃料ガス流れ方向下流側に配置され
    て、全部が閉弁したときには、前記第1の電磁弁の閉弁
    により第1の電磁弁との間に閉空間を形成する一又は複
    数の第2の電磁弁と、 前記第1および第2の電磁弁と電源との間に介装され
    た、通常時に前記各電磁弁への通電を制御する複数のス
    イッチ手段とは別のコモンスイッチ手段と、 入力側と
    出力側とで信号を伝達する信号伝達装置を備え、前記複
    数の第2の電磁弁のうちの少なくとも1つの電磁弁に通
    電されたことを検出する電磁弁監視手段と、 を設けた燃焼装置において、前記バーナへの点火時に爆
    発着火を防止し、かつそれに加えて、前記第2の電磁弁
    への通電を制御するスイッチ手段と前記信号伝達装置と
    前記コモンスイッチ手段との故障を検査する、燃焼装置
    の爆発着火防止方法であって、 プリパージ時に、 前記第1の電磁弁への通電を制御するスイッチ手段と前
    記コモンスイッチ手段とをオンさせ、前記第1の電磁弁
    を所定時間開弁させるガス圧印加ステップと、 前記第2の電磁弁への通電を制御する全部のスイッチ手
    段または前記コモンスイッチ手段をオフさせて、前記電
    磁弁監視手段の出力がオンであれば、前記信号伝達装置
    のオン故障であると判断して燃焼装置の運転を停止する
    信号伝達装置故障判断ステップと、 前記第2の電磁弁への通電を制御するスイッチ手段のう
    ちの任意数のスイッチ手段と前記コモンスイッチ手段と
    をオンさせて、前記第2の電磁弁のうちの任意数の電磁
    弁を所定時間開弁させる圧抜きステップと、 前記コモンスイッチ手段をオフさせ、前記第2の電磁弁
    への通電を制御するスイッチ手段のうちの任意数のスイ
    ッチ手段をオンさせて、前記電磁弁監視手段の出力がオ
    ンであれば、前記コモンスイッチ手段のオン故障である
    と判断して燃焼装置の運転を停止するコモンスイッチ手
    段故障判断ステップと、 前記第2の電磁弁への通電を制御する全部のスイッチ手
    段をオフさせ、前記コモンスイッチ手段をオンさせて、
    前記電磁弁監視手段の出力がオンであれば、前記第2の
    電磁弁への通電を制御するいずれかのスイッチ手段のオ
    ン故障であると判断して燃焼装置の運転を停止するスイ
    ッチ手段故障判断ステップとを、この順序で実行するこ
    とを特徴とする、燃焼装置の爆発着火防止方法。
  3. 【請求項3】 バーナに燃料ガスを供給するためのガス
    流路に配置されて、ガス流量を可変させる比例弁と、 前記比例弁よりも燃料ガス流れ方向上流側に配置され
    て、前記ガス流路を開閉する電磁弁と、 前記比例弁よりも燃料ガス流れ方向下流側に配置され
    て、全部が閉弁したときには、前記電磁弁の閉弁により
    電磁弁との間に閉空間を形成する複数の能力切替電磁弁
    と、 前記電磁弁および能力切替電磁弁のソレノイドと直流電
    源との間に介装された、通常時に前記各ソレノイドへの
    通電を制御する複数のリレー接点とは別のコモン用リレ
    ー接点と、 前記能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御するリ
    レー接点と前記コモン用リレー接点とを介して入力側が
    前記直流電源に接続されるホトカプラを備え、前記複数
    の能力切替電磁弁のうちの少なくとも1つの給湯能力切
    替電磁弁のソレノイドに通電されたときにハイレベルの
    信号を出力する能力切替電磁弁監視手段と、 を設けた燃焼装置において、前記バーナへの点火時に爆
    発着火を防止し、かつそれに加えて、前記ホトカプラと
    前記コモン用リレー接点と前記能力切替電磁弁のソレノ
    イドへの通電を制御するリレー接点との故障を検査す
    る、燃焼装置の爆発着火防止方法であって、 プリパージ時に、 前記電磁弁のソレノイドへの通電を制御するリレー接点
    と前記コモン用リレー接点との駆動コイルに通電して、
    前記電磁弁を所定時間開弁させるガス圧印加ステップ
    と、 前記給湯能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御す
    る全部のリレー接点と前記コモン用リレー接点との駆動
    コイルに通電せずに、前記能力切替電磁弁監視手段の出
    力がハイレベルであれば、前記ホトカプラのオン故障で
    あると判断して燃焼装置の運転を停止する信号伝達装置
    故障判断ステップと、 前記能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御するい
    ずれかのリレー接点と前記コモン用リレー接点との駆動
    コイルに通電して、前記いずれかの能力切替電磁弁を所
    定時間開弁させる圧抜きステップと、 前記コモン用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、前
    記能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御するいず
    れかのリレー接点の駆動コイルに通電して、前記能力切
    替電磁弁監視手段の出力がハイレベルであれば、前記コ
    モン用リレー接点のオン故障であると判断して燃焼装置
    の運転を停止するコモンスイッチ手段故障判断ステップ
    と、 前記能力切替電磁弁のソレノイドへの通電を制御する全
    部のリレー接点の駆動コイルに通電せずに、前記コモン
    用リレー接点の駆動コイルに通電して、前記能力切替電
    磁弁監視手段の出力がハイレベルであれば、前記能力切
    替電磁弁のソレノイドへの通電を制御するいずれかのリ
    レー接点のオン故障であると判断して燃焼装置の運転を
    停止するスイッチ手段故障判断ステップとを、この順序
    で実行することを特徴とする、燃焼装置の爆発着火防止
    方法。
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