JP3336423B2 - 同軸zifコネクタ - Google Patents
同軸zifコネクタInfo
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- JP3336423B2 JP3336423B2 JP24607594A JP24607594A JP3336423B2 JP 3336423 B2 JP3336423 B2 JP 3336423B2 JP 24607594 A JP24607594 A JP 24607594A JP 24607594 A JP24607594 A JP 24607594A JP 3336423 B2 JP3336423 B2 JP 3336423B2
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- Japan
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- conductor
- coaxial
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸コンタクトをもつ
コネクタに関し、特に、実質的に抵抗なく挿抜できる同
軸ZIF(Zero Insertion Forc
e)コネクタに関するものである。
コネクタに関し、特に、実質的に抵抗なく挿抜できる同
軸ZIF(Zero Insertion Forc
e)コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なZIFコネクタとしては、導電
性のソケットコンタクトに導電性のピンコンタクトを隙
間をもって所定方向に嵌合させた後、両者をその所定方
向とは実質的に直交する方向で相対的に移動させて接触
を得る構成のものがある。これによると、ソケットコン
タクトとピンコンタクトとを実質的に抵抗なく挿抜する
ことができる。
性のソケットコンタクトに導電性のピンコンタクトを隙
間をもって所定方向に嵌合させた後、両者をその所定方
向とは実質的に直交する方向で相対的に移動させて接触
を得る構成のものがある。これによると、ソケットコン
タクトとピンコンタクトとを実質的に抵抗なく挿抜する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のZIFコ
ネクタは、1本のソケットコンタクトと1本のピンコン
タクトとを互いに接触させるものであり、同軸コンタク
ト、即ち、中心導体とその外周に同軸状に配置された外
部導体とからなるコンタクト間の導通を得るものとして
は適当ではない。
ネクタは、1本のソケットコンタクトと1本のピンコン
タクトとを互いに接触させるものであり、同軸コンタク
ト、即ち、中心導体とその外周に同軸状に配置された外
部導体とからなるコンタクト間の導通を得るものとして
は適当ではない。
【0004】それ故に本発明の課題は、同軸コンタクト
を実質的に抵抗なく挿抜できるとともに、接触を得る際
の駆動力を非常に小さくでき、したがって多芯に構成す
ることが容易に可能な同軸ZIFコネクタを提供するこ
とにある。
を実質的に抵抗なく挿抜できるとともに、接触を得る際
の駆動力を非常に小さくでき、したがって多芯に構成す
ることが容易に可能な同軸ZIFコネクタを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
中心導体と前記第1の中心導体の外周に配置された第1
の外部導体とを有する第1のコンタクトと、前記第1の
中心導体と凹凸嵌合する第2の中心導体と前記第1の外
部導体と凹凸嵌合する第2の外部導体とを有する第2の
コンタクトと、一端側部分に前記第1のコンタクトを前
記軸心に直交する所定方向で弾力的に保持したコンタク
ト保持装置と、前記コンタクト保持装置の他端側部分に
係合し前記第2のコンタクトに対し前記所定方向で相対
的に移動可能なハウジングとを有し、前記凹凸嵌合にお
ける凸部分の外径は凹部分の内径より小さく設定されて
おり、前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトと
を前記凹凸嵌合した状態で軸心を相対的に傾けた時に
は、前記凹凸嵌合における凸部分の外周と凹部分の縁と
が接触するように構成し、前記コンタクト保持装置は、
一端側部分にロック板収納部を他端側部分に案内板収納
部をそれぞれ有する板ばねと、前記ロック板収納部に配
されたロック板と、前記案内板収納部に配された案内板
とを有し、前記板ばねと前記ロック板とでコンタクト収
納空間を規定し、前記案内板は前記板ばね及び前記ハウ
ジングに前記所定方向で係合していることを特徴とする
同軸ZIFコネクタが得られる。
中心導体と前記第1の中心導体の外周に配置された第1
の外部導体とを有する第1のコンタクトと、前記第1の
中心導体と凹凸嵌合する第2の中心導体と前記第1の外
部導体と凹凸嵌合する第2の外部導体とを有する第2の
コンタクトと、一端側部分に前記第1のコンタクトを前
記軸心に直交する所定方向で弾力的に保持したコンタク
ト保持装置と、前記コンタクト保持装置の他端側部分に
係合し前記第2のコンタクトに対し前記所定方向で相対
的に移動可能なハウジングとを有し、前記凹凸嵌合にお
ける凸部分の外径は凹部分の内径より小さく設定されて
おり、前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトと
を前記凹凸嵌合した状態で軸心を相対的に傾けた時に
は、前記凹凸嵌合における凸部分の外周と凹部分の縁と
が接触するように構成し、前記コンタクト保持装置は、
一端側部分にロック板収納部を他端側部分に案内板収納
部をそれぞれ有する板ばねと、前記ロック板収納部に配
されたロック板と、前記案内板収納部に配された案内板
とを有し、前記板ばねと前記ロック板とでコンタクト収
納空間を規定し、前記案内板は前記板ばね及び前記ハウ
ジングに前記所定方向で係合していることを特徴とする
同軸ZIFコネクタが得られる。
【0006】
【0007】前記第2のコンタクトは所定マトリックス
状に多数配列されており、前記コンタクト保持装置は、
前記所定マトリックス状に配列された多数のコンタクト
収納空間を有し、前記多数のコンタクト収納空間の各々
に前記第1のコンタクトを収納している態様でも実施で
きる。
状に多数配列されており、前記コンタクト保持装置は、
前記所定マトリックス状に配列された多数のコンタクト
収納空間を有し、前記多数のコンタクト収納空間の各々
に前記第1のコンタクトを収納している態様でも実施で
きる。
【0008】
【0009】いずれにしても、前記コンタクト保持装置
は、前記コンタクト収納空間に突出して前記第1のコン
タクトを弾力的に保持したばね部を有していることは好
ましい。
は、前記コンタクト収納空間に突出して前記第1のコン
タクトを弾力的に保持したばね部を有していることは好
ましい。
【0010】
【作用】本発明の同軸ZIFコネクタによれば、凹凸嵌
合における凸部分の外径を凹部分の内径より小さくする
ことで、軸方向における第1の中心導体と第2の中心導
体との嵌合および第1の外部導体と第2の外部導体との
嵌合との嵌合において、零挿入力で、抵抗なく挿抜でき
る。また、嵌合状態において第1、第2のコンタクトを
その軸心と直交する方向に移動することで凹凸部分が接
触して第1、第2のコンタクト間を導通する。
合における凸部分の外径を凹部分の内径より小さくする
ことで、軸方向における第1の中心導体と第2の中心導
体との嵌合および第1の外部導体と第2の外部導体との
嵌合との嵌合において、零挿入力で、抵抗なく挿抜でき
る。また、嵌合状態において第1、第2のコンタクトを
その軸心と直交する方向に移動することで凹凸部分が接
触して第1、第2のコンタクト間を導通する。
【0011】また、第1のコンタクトをコンタクト保持
装置に軸心に直交する方向で弾力的に保持させること
で、第1のコンタクトと第2のコンタクトを接触させる
際に要する駆動力を非常に小さくできる。そして、この
結果、多芯としても小さい駆動力で済むため、芯数の多
い構成を容易に可能とする。
装置に軸心に直交する方向で弾力的に保持させること
で、第1のコンタクトと第2のコンタクトを接触させる
際に要する駆動力を非常に小さくできる。そして、この
結果、多芯としても小さい駆動力で済むため、芯数の多
い構成を容易に可能とする。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例による同軸ZIFコネクタ
を示し、図2はその同軸ZIFコネクタに使用された同
軸状のコンタクト(第1のコンタクト)1を示す。図示
の同軸ZIFコネクタは、コンタクト1を用いて構成さ
れる可動側コネクタと、図の上側に位置する固定側コネ
クタ6とから構成されている。コンタクト1は、中央に
凹部を有する円錐状の中心導体(第1の中心導体)1
1、絶縁体12を介して中心導体11の外周に同軸状に
設けられた筒状の外部導体(第1の外部導体)13、及
びこの外部導体13の下側に設けられた絶縁性の外皮1
4を含んでいる。中心導体11と外部導体13とには電
流取出し用のケーブル15が接続されている。
る。図1は本発明の一実施例による同軸ZIFコネクタ
を示し、図2はその同軸ZIFコネクタに使用された同
軸状のコンタクト(第1のコンタクト)1を示す。図示
の同軸ZIFコネクタは、コンタクト1を用いて構成さ
れる可動側コネクタと、図の上側に位置する固定側コネ
クタ6とから構成されている。コンタクト1は、中央に
凹部を有する円錐状の中心導体(第1の中心導体)1
1、絶縁体12を介して中心導体11の外周に同軸状に
設けられた筒状の外部導体(第1の外部導体)13、及
びこの外部導体13の下側に設けられた絶縁性の外皮1
4を含んでいる。中心導体11と外部導体13とには電
流取出し用のケーブル15が接続されている。
【0013】固定側コネクタ6は、絶縁性のハウジング
62に、中心導体(第2の中心導体)61とこれの周囲
の外部導体(第2の外部導体)63とをもつ第2のコン
タクトを設けたものである。ここで、中心導体61は円
柱状のもので、その外径は中心導体11の凹部の内径よ
り小さい寸法になっている。また、外部導体63の内径
は外部導体13の外径よりも大きい寸法となっている。
62に、中心導体(第2の中心導体)61とこれの周囲
の外部導体(第2の外部導体)63とをもつ第2のコン
タクトを設けたものである。ここで、中心導体61は円
柱状のもので、その外径は中心導体11の凹部の内径よ
り小さい寸法になっている。また、外部導体63の内径
は外部導体13の外径よりも大きい寸法となっている。
【0014】前記可動側コネクタは、コンタクト1、ロ
ック板2、こじり板ばね3、案内板4、ハウジング5等
から構成される。これらロック板2、こじり板ばね3、
案内板4等は、例えばばね弾性を有する金属板材で構成
される。またハウジング5は、合成樹脂等の絶縁材で構
成される。
ック板2、こじり板ばね3、案内板4、ハウジング5等
から構成される。これらロック板2、こじり板ばね3、
案内板4等は、例えばばね弾性を有する金属板材で構成
される。またハウジング5は、合成樹脂等の絶縁材で構
成される。
【0015】ここで、ロック板2、こじり板ばね3、及
び案内板4により、図3に示した格子状の収納スプリン
グ部材が構成される。この収納スプリング部材はマトリ
ックス状に配列された多数のコンタクト収納空間を規定
し、したがって後文にて明らかになるようにコンタクト
保持装置として働く。この収納スプリング部材は、こじ
り板ばね3に対してそれぞれ直交する方向でロック板2
と案内板4を組み合わせたものである。また、収納スプ
リング部材の下方先端では、図4及び図5のように、案
内板4がハウジング5の波状の突起51に挟持されて連
結する一方、こじり板バネ3は突起51の突起間に位置
してハウジング5内において図4において右側方向に回
動自在になっている。
び案内板4により、図3に示した格子状の収納スプリン
グ部材が構成される。この収納スプリング部材はマトリ
ックス状に配列された多数のコンタクト収納空間を規定
し、したがって後文にて明らかになるようにコンタクト
保持装置として働く。この収納スプリング部材は、こじ
り板ばね3に対してそれぞれ直交する方向でロック板2
と案内板4を組み合わせたものである。また、収納スプ
リング部材の下方先端では、図4及び図5のように、案
内板4がハウジング5の波状の突起51に挟持されて連
結する一方、こじり板バネ3は突起51の突起間に位置
してハウジング5内において図4において右側方向に回
動自在になっている。
【0016】更に、コンタクト1は、こじり板ばね3及
び案内板4を格子状に組むことで形成されたガイド孔を
通してハウジング5の突起52の間から挿入される。そ
して、後述するように、ロック板2によりコンタクト1
の上方抜け止めと下方抜け止めがなされ、またこじり板
ばね3によりコンタクト1は収納スプリング部材の多数
のコンタクト収容空間に整列して保持される。
び案内板4を格子状に組むことで形成されたガイド孔を
通してハウジング5の突起52の間から挿入される。そ
して、後述するように、ロック板2によりコンタクト1
の上方抜け止めと下方抜け止めがなされ、またこじり板
ばね3によりコンタクト1は収納スプリング部材の多数
のコンタクト収容空間に整列して保持される。
【0017】ロック板2は、コンタクト1を係止・保持
するもので、図4及び図5のように、上端に位置する板
状突起からなる係止部21と、中央部に位置する曲面状
突起からなる係止部22を有している。係止部21は、
コンタクト1の外皮14の上部に形成された環状リング
部14aの上端を係止し、これにより、コンタクト1の
上方への抜け止めがなされる。また係止部22は、環状
リング部14aの下端を係止し、これにより、コンタク
ト1の下方への抜け止めがなされる。
するもので、図4及び図5のように、上端に位置する板
状突起からなる係止部21と、中央部に位置する曲面状
突起からなる係止部22を有している。係止部21は、
コンタクト1の外皮14の上部に形成された環状リング
部14aの上端を係止し、これにより、コンタクト1の
上方への抜け止めがなされる。また係止部22は、環状
リング部14aの下端を係止し、これにより、コンタク
ト1の下方への抜け止めがなされる。
【0018】こじり板ばね3は、前記可動側コネクタを
固定側コネクタ6に対して傾斜させつつ保持するもの
で、図4及び図5のように、上下にそれぞれ逆面側に突
出した一対のばね部31、32を有している。これらば
ね部31、32は、図示したようにこじり板ばね3の両
面側に位置するコンタクト1の外皮14を押圧し、これ
によりコンタクト1は前記コンタクト収納空間に整列し
て収納された状態となる。
固定側コネクタ6に対して傾斜させつつ保持するもの
で、図4及び図5のように、上下にそれぞれ逆面側に突
出した一対のばね部31、32を有している。これらば
ね部31、32は、図示したようにこじり板ばね3の両
面側に位置するコンタクト1の外皮14を押圧し、これ
によりコンタクト1は前記コンタクト収納空間に整列し
て収納された状態となる。
【0019】またこじり板ばね3の上部にはロック板収
納部となる開口33が、また下部には案内板収納部とな
る開口34が、それぞれ形成されている。これら開口3
3、34は、図示したように連続して形成したものでも
良く、または独立して形成したものでも良い。連続して
形成した実施例においては、ロック板3は、幅広で長い
下部の開口34から挿入され、挿入後に上方移動して開
口33内に装着される。
納部となる開口33が、また下部には案内板収納部とな
る開口34が、それぞれ形成されている。これら開口3
3、34は、図示したように連続して形成したものでも
良く、または独立して形成したものでも良い。連続して
形成した実施例においては、ロック板3は、幅広で長い
下部の開口34から挿入され、挿入後に上方移動して開
口33内に装着される。
【0020】前記可動側コネクタと固定側コネクタ6と
の嵌合は、図2の状態において、固定側コネクタ6に対
して前記可動側コネクタを上方移動させることで行う。
なお、前記可動側コネクタに対して固定側コネクタ6を
下方移動させても良いことは勿論である。この時、コン
タクト1を構成する中心導体11と固定側コネクタ6の
中心導体61、並びに外部導体13と外部導体63の寸
法関係が前述のように定められているので、中心導体1
1と中心導体61、並びに外部導体13と外部導体63
とは接触することなく、即ち零挿入力で前記可動側コネ
クタと固定側コネクタ6とを嵌合することができる。
の嵌合は、図2の状態において、固定側コネクタ6に対
して前記可動側コネクタを上方移動させることで行う。
なお、前記可動側コネクタに対して固定側コネクタ6を
下方移動させても良いことは勿論である。この時、コン
タクト1を構成する中心導体11と固定側コネクタ6の
中心導体61、並びに外部導体13と外部導体63の寸
法関係が前述のように定められているので、中心導体1
1と中心導体61、並びに外部導体13と外部導体63
とは接触することなく、即ち零挿入力で前記可動側コネ
クタと固定側コネクタ6とを嵌合することができる。
【0021】図6は前記可動側コネクタと固定側コネク
タ6とを嵌合させた状態を示したものである。この状態
において、コンタクト1の先端は、前記収納スプリング
部材の上方にほぼマトリックス状に整列した状態で突出
し、固定側コネクタ6と無抵抗力で嵌合している。
タ6とを嵌合させた状態を示したものである。この状態
において、コンタクト1の先端は、前記収納スプリング
部材の上方にほぼマトリックス状に整列した状態で突出
し、固定側コネクタ6と無抵抗力で嵌合している。
【0022】次いで、図6の状態から、固定側コネクタ
6を右方向に移動するか、またはハウジング5を逆方向
つまり左方向に移動すると、コンタクト1の中心導体1
1はA点において中心導体61に、また外部導体13は
B点において外部導体63に、それぞれコンタクト1の
軸に略直交する方向に接触力が発生して接触するように
なる。ここで、これら中心導体11、61、並びに外部
導体13、63等は、A点、B点で接触するような形状
・寸法になっている。
6を右方向に移動するか、またはハウジング5を逆方向
つまり左方向に移動すると、コンタクト1の中心導体1
1はA点において中心導体61に、また外部導体13は
B点において外部導体63に、それぞれコンタクト1の
軸に略直交する方向に接触力が発生して接触するように
なる。ここで、これら中心導体11、61、並びに外部
導体13、63等は、A点、B点で接触するような形状
・寸法になっている。
【0023】また、前記収納スプリング部材の下方先
端、つまり案内板4とこじり板ばね3とが交わる点から
A点、B点までの距離をそれぞれLa、Lbとし、また
コンタクト1のA,B点で受ける力をF,Pとすれば、
(1) 式が成立する。 PLb=FLa (1) 故に、B点で受ける力をPは(2) 式にて得られる。 P=(La/Lb)F (2) そして、コンタクト1および前記収納スプリング部材に
働く外力は全部で力F、P、並びにハウジング5から受
ける力Wであるが、力の平衡条件より、 W=P−F (3) であり、これより W={(La−Lb)/Lb}F (4) となる。ここで、距離Lbに対して距離(La−Lb)
が非常に小さい場合には、力Wは相当小さい。そして、
この力Wは、ハウジング5、つまり前記可動側コネクタ
を側方に移動させる力であることから、このZIFコネ
クタを非常に小さい力で駆動することができる。
端、つまり案内板4とこじり板ばね3とが交わる点から
A点、B点までの距離をそれぞれLa、Lbとし、また
コンタクト1のA,B点で受ける力をF,Pとすれば、
(1) 式が成立する。 PLb=FLa (1) 故に、B点で受ける力をPは(2) 式にて得られる。 P=(La/Lb)F (2) そして、コンタクト1および前記収納スプリング部材に
働く外力は全部で力F、P、並びにハウジング5から受
ける力Wであるが、力の平衡条件より、 W=P−F (3) であり、これより W={(La−Lb)/Lb}F (4) となる。ここで、距離Lbに対して距離(La−Lb)
が非常に小さい場合には、力Wは相当小さい。そして、
この力Wは、ハウジング5、つまり前記可動側コネクタ
を側方に移動させる力であることから、このZIFコネ
クタを非常に小さい力で駆動することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同軸ZI
Fコネクタによれば、凹凸嵌合における凸部分の外径を
凹部分の内径より小さくしたので、軸方向における中心
導体同士および外部導体同士の嵌合において、零挿入力
で同軸状のコンタクトを挿抜できる。また、コンタクト
をコンタクト保持装置に弾力的に取付けることで、コン
タクトの接触を得る際の駆動力を非常に小さくできて、
多芯化が容易である。
Fコネクタによれば、凹凸嵌合における凸部分の外径を
凹部分の内径より小さくしたので、軸方向における中心
導体同士および外部導体同士の嵌合において、零挿入力
で同軸状のコンタクトを挿抜できる。また、コンタクト
をコンタクト保持装置に弾力的に取付けることで、コン
タクトの接触を得る際の駆動力を非常に小さくできて、
多芯化が容易である。
【図1】本発明の一実施例による同軸ZIFコネクタの
未接続状態の断面図である。
未接続状態の断面図である。
【図2】図1の同軸ZIFコネクタに使用された同軸コ
ンタクトの斜視図である。
ンタクトの斜視図である。
【図3】図1の同軸ZIFコネクタに含まれた収納スプ
リング部材の斜視図である。
リング部材の斜視図である。
【図4】図3の収納スプリング部材の断面図である。
【図5】図3の収納スプリング部材の別の断面図であ
る。
る。
【図6】図1の同軸ZIFコネクタの嵌合状態の断面図
である。
である。
【図7】図1の同軸ZIFコネクタの接続状態の断面図
である。
である。
1 コンタクト 2 ロック板 3 こじり板ばね 4 案内板 5、62 ハウジング 6 固定側コネクタ 11、61 中心導体 13、63 外部導体 15 ケーブル 21、22 係止部 31、32 スプリング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 昌広 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 柵木 秀俊 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−94853(JP,A) 特開 平6−124753(JP,A) 特公 昭49−34435(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 23/00 H01R 13/193 H01R 17/04 H01R 23/26
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の中心導体と前記第1の中心導体の
外周に配置された第1の外部導体とを有する第1のコン
タクトと、前記第1の中心導体と凹凸嵌合する第2の中
心導体と前記第1の外部導体と凹凸嵌合する第2の外部
導体とを有する第2のコンタクトと、一端側部分に前記
第1のコンタクトを前記軸心に直交する所定方向で弾力
的に保持したコンタクト保持装置と、前記コンタクト保
持装置の他端側部分に係合し前記第2のコンタクトに対
し前記所定方向で相対的に移動可能なハウジングとを有
し、前記凹凸嵌合における凸部分の外径は凹部分の内径
より小さく設定されており、前記第1のコンタクトと前
記第2のコンタクトとを前記凹凸嵌合した状態で軸心を
相対的に傾けた時には、前記凹凸嵌合における凸部分の
外周と凹部分の縁とが接触するように構成し、前記コン
タクト保持装置は、一端側部分にロック板収納部を他端
側部分に案内板収納部をそれぞれ有する板ばねと、前記
ロック板収納部に配されたロック板と、前記案内板収納
部に配された案内板とを有し、前記板ばねと前記ロック
板とでコンタクト収納空間を規定し、前記案内板は前記
板ばね及び前記ハウジングに前記所定方向で係合してい
ることを特徴とする同軸ZIFコネクタ。 - 【請求項2】 前記第2のコンタクトは所定マトリック
ス状に多数配列されており、前記コンタクト保持装置
は、前記所定マトリックス状に配列された多数のコンタ
クト収納空間を有し、前記多数のコンタクト収納空間の
各々に前記第1のコンタクトを収納している請求項1記
載の同軸ZIFコネクタ。 - 【請求項3】 前記コンタクト保持装置は、前記コンタ
クト収納空間に突出して前記第1のコンタクトを弾力的
に保持したばね部を有している請求項1又は2記載の同
軸ZIFコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24607594A JP3336423B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 同軸zifコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24607594A JP3336423B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 同軸zifコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08111268A JPH08111268A (ja) | 1996-04-30 |
JP3336423B2 true JP3336423B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=17143107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24607594A Expired - Fee Related JP3336423B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 同軸zifコネクタ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3336423B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP24607594A patent/JP3336423B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08111268A (ja) | 1996-04-30 |
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