JP3336383B2 - 単一動力源による複数作動部制御用アクチュエータ - Google Patents

単一動力源による複数作動部制御用アクチュエータ

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JP3336383B2
JP3336383B2 JP2000116202A JP2000116202A JP3336383B2 JP 3336383 B2 JP3336383 B2 JP 3336383B2 JP 2000116202 A JP2000116202 A JP 2000116202A JP 2000116202 A JP2000116202 A JP 2000116202A JP 3336383 B2 JP3336383 B2 JP 3336383B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一の動力源によ
って回転するスクリューの周辺にスクリューと平行に可
動する爪が押し付けられることによって発生する操作力
を利用するアクチュエータに係り、とくに牽引力を利用
して複数の牽引機能を作為しようとするもので、多数の
機械的制御機能を小さな容積で実現でき、多機能を発揮
するマニピュレータ等へ応用可能な単一動力源による複
数作動部制御用アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、ロボット装置等におけるマニ
ピュレータの一つの作動部(可動部)を動かすことに対
応して、一つのアクチュエータを使用していたため、複
数動作をさせるためには多くの動力源を必要とする問題
点があった。このため、アクチュエータの小型化、高性
能化によって重量、容積の軽減を図る努力がなされてい
るが、その努力にも限界があった。
【0003】さらに、多機能のマニピュレータが機能を
発揮する場合、複数あるアクチュエータの操作力は、対
応する作動部が必要とする負荷を稼動させる動力源とし
て、それぞれの作動部が必要とする最大値に設計する必
要があった。
【0004】上記構成のマニピュレータシステムにおい
ては、個々の動力源は動作する機会が間欠的に訪れるた
め、動力源が休止している時間帯は、その休止している
動力源が無効な容積、重量を占める事となっていた。
【0005】また、上記構成によれば、個々の動力源は
その有効稼働率が低いため、全ての動力源の合計出力を
高く設計する必要があり、多機能のマニピュレータの容
積、重量を一層大きくしている原因ともなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、多機
能のマニピュレータを構成するためには、複数の動作を
独立的に動かす必要があるが、従来構成では、この複数
の動作機能を独立して稼働させる個々の動力源を必要と
していたため重量、容積を大幅に削減することが困難で
あった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑み、単一の動力源
により複数の作動部をそれぞれ独立的に制御可能で、ひ
いては多機能のマニピュレータ等に適用した場合に容
積、重量の小型化、軽量化を図ることのできる単一動力
源による複数作動部制御用アクチュエータを提供するこ
とを目的とする。
【0008】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る単一動力源による複数作動部制御用ア
クチュエータは、単一の動力源によって回転するスクリ
ューと、紐状又は帯状体に固定されていて前記スクリュ
ーの回転軸方向と平行に移動自在な複数対の爪と、電気
信号により制御されて前記爪を前記スクリューに対して
係合又は係合解除とするソレノイドとを備え、1個の作
動部に対して牽引力を伝える前記紐状又は帯状体が1本
割り当てられ、該1本の紐状又は帯状体は滑車に架けら
れていて、当該紐状又は帯状体の移動方向が互いに反対
方向となる部分に、前記複数対の爪のうちの一対の爪が
それぞれ固定されおり、該一対の爪の一方の爪が前記ス
クリューに係合しているときに他方の爪が係合解除とな
り、前記ソレノイドにより前記スクリューに係合状態と
された爪によって前記作動部に対して牽引力を発生する
ことを特徴としている。
【0010】
【0011】
【0012】前記爪に固定された前記紐状又は帯状体
は、作動部を牽引する方向が順方向となるワンウェイク
ラッチに通されているとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る単一動力源に
よる複数作動部制御用アクチュエータの実施の形態を図
面に従って説明する。
【0014】図1乃至図5は本発明に係る単一動力源に
よる複数作動部制御用アクチュエータの実施の形態であ
って、図1は単一動力源による複数作動部制御用アクチ
ュエータの内、1つの作動制御機構の全体概要を、図2
はアクチュエータの主要構成部分である牽引力発生部
を、図3は牽引から解放された瞬間ワイヤーを固定し作
動部(エンドエフェクター)を停止位置に停止させる機
能を持つクラッチ機構を、図4はアクチュエータとして
機能するために牽引力を発生又は停止させるための制御
回路構成例を、図5は複数作動部制御用アクチュエータ
として機能するために動力源として存在するスクリュー
の周囲に作動制御機構を複数配置させる一例をそれぞれ
示したものである。
【0015】単一動力源による複数作動部制御用アクチ
ュエータは、図1のように、単一動力源としてのモータ
(電動機)1、牽引力を発生させるためにモータ1によ
って回転駆動されるスクリュー(螺旋軸)2を有してお
り、さらに、1つの作動制御機構毎に図2のようにスク
リュー2に噛み合って平行移動する爪3、爪3をスクリ
ュー2に押し付けて係合させたり係合解除とするソレノ
イド4、爪3とソレノイド4の合体部(ソレノイド・爪
アッセンブリー)5をスクリュー2の回転軸方向と平行
方向にのみ移動自在に拘束するリニアレール6、爪3に
固定された紐状体としての牽引ワイヤー10、ワイヤー
を一方向(順方向)にのみ走向させるワンウェイクラッ
チ11A,11B、必要に応じワンウェイクラッチ11
A,11Bを開放(解放)するアーム機構(クランク機
構)20及びワイヤー10の張力を一定に保持する張力
調整機構30を具備している。
【0016】なお、図1中、7は位置固定の支点軸で枢
支(回転自在に支持)された滑車、21はアーム機構
(クランク機構)20の先端部に枢着された(回転自在
に取り付けられた)動滑車、22A,22B,23A,
23Bはそれぞれ位置固定の支点軸で枢支された滑車、
31は張力調整機構30が有する動滑車である。前記張
力調整機構30が有する動滑車31は、ばね32により
ワイヤー10に張力を付与する向きに常時付勢されてい
る。40は作動部(エンドエフェクター)であり、この
場合、牽引ワイヤー10を介して回転トルクを受けるよ
うになっている。ここで、図1の一対の爪3のうち一方
の爪を便宜上3−1、他方の爪を3−2と表すと、前記
牽引ワイヤー10は一方の爪3−1が固定されたスクリ
ュー2の一方の側面を通過して動滑車31に架けられ、
他方の爪3−2が固定されたスクリュー2の他方の側面
を通過して滑車7、動滑車21、滑車22Bに架けら
れ、ワンウェイクラッチ11Bを通り、滑車23Bを経
て作動部40に巻掛けられ、滑車23Aを経てワンウェ
イクラッチ11Aを通り、滑車22A、動滑車21、滑
車7に架けられて前記一方の爪3−1側に戻るように各
滑車間にループをなして張架されている。なお、爪3−
1,3−2は、スクリュー2に対して移動方向が互いに
反対方向となるワイヤー10の部分にそれぞれ固定され
ている。
【0017】図2のアクチュエータの主要構成部分であ
る牽引力発生部において、スクリュー2は図1のモータ
1によって一定回転数で回転を継続するようになってお
り、一定回転を続けるスクリュー2に対して、スクリュ
ーの回転軸方向と平行に拘束された爪3とソレノイド4
の合体部5において、ソレノイド4が励磁されたときに
はその押す力が爪3を動かし、スクリュー2の歯に噛み
込むと(係合すると)、合体部5はスクリュー2の螺旋
によってワイヤー10を牽引する向きに移動する。合体
部5に固定されたワイヤー10はこの合体部5によって
牽引力を発生し、ループになったワイヤー10は回転す
る。
【0018】図3は牽引から解放された瞬間ワイヤー1
0を固定し図1の作動部(エンドエフェクター)40を
停止位置に停止させる機能を持つクラッチ機構であり、
図示の通り、ワンウェイクラッチ11A,11Bと、必
要なときにこれを開放(解放)するアーム機構(クラン
ク機構)20とを組み合わせた構成である。
【0019】前記ワンウェイクラッチ11A,11B
は、クラッチ本体部15に対して楔12A,12Bが板
ばね14により食い込み方向に付勢されている構成であ
り、順方向(牽引方向)に動こうとするワイヤー10に
は負荷をかけず、ワイヤー10は円滑に牽引方向に移動
できる。また、逆方向(作動部40へワイヤー10を繰
り出す方向)のワイヤー10の動きは阻止する。但し、
楔12A,12Bの一方が楔引き抜きピン13A,13
Bのいずれかの働きにより抜かれた状態となると、楔の
抜かれたワンウェイクラッチは順方向、逆方向を問わず
ワイヤー10を円滑に通過させるようになっている。
【0020】アーム機構20は、一方のワンウェイクラ
ッチ11Aから他方のワンウェイクラッチ11Bに達す
るシーソーアーム24及び該シーソーアーム24の中点
から直交するように延長一体化された動滑車取付アーム
25と、該動滑車取付アーム25の先端部に枢着された
前記動滑車21とを有し、シーソーアーム24の中点が
回転支点軸26にて支持されている。また、シーソーア
ーム24の両端部にはワンウェイクラッチ11A,11
Bの楔12A,12Bをクラッチ本体部15から引き抜
くための楔引き抜きピン13A,13Bがそれぞれ連結
されている。図3中に示すように、シーソーアーム24
の中点から動滑車21の回転中心までの距離はa、シー
ソーアーム24の中点から楔引き抜きピン13A,13
Bまでの距離はそれぞれbである。
【0021】図4はアクチュエータとして機能するため
に、牽引力を発生又は停止させるための制御回路構成例
である。ここでは、切り換えスイッチ(作動部動作方向
制御スイッチ)16で選択された方のソレノイド4が各
ソレノイド毎に設けられた励磁回路(駆動回路)17に
よって突出方向に励磁されて図1の爪3−1,3−2の
対応する方をスクリュー(螺旋軸)2に押し付けて係合
させる。例えば、切り換えスイッチ16で図4の上側の
ソレノイド4が選択的に励磁されたときは、図1の上側
の爪3−1がスクリュー2に噛み合い、下側のソレノイ
ド4が選択的に励磁されたときは、図1の下側の爪3−
2がスクリュー2に噛み合う。なお、図4の制御回路は
図1の対をなす爪3−1,3−2の一方がスクリューに
係合しているときに他方の爪は必ず係合解除となるよう
に動作する。
【0022】次に、単一動力源による複数作動部制御用
アクチュエータにおける1つの作動制御機構全体の動作
説明を行う。
【0023】図1に示すスクリュー2はモータ1によっ
て一定回転数で回転を継続する。一定回転を続けるスク
リュー2に対して、スクリュー2の回転軸方向と平行に
拘束された爪3とソレノイド4の合体部5において、図
4の切り換えスイッチ16の操作による電気信号でソレ
ノイド4が選択的に励磁され、その押す力が爪3−1,
3−2の選択された方を動かし、スクリュー2の歯に噛
み込むと、合体部5はスクリュー外周の螺旋によって移
動を開始する。
【0024】前記合体部5に固定された牽引ワイヤー1
0はこの合体部5の直線運動によって牽引力を発生し、
各滑車間にループとして張架されたワイヤー10は回転
を始める。
【0025】ワイヤー10が回転を始めると1端に設け
られた作動部(エンドエフェクター)40に回転力を加
えはじめ、牽引側の爪3と作動部40の間にあるワイヤ
ー10に張力を発生する。
【0026】張力が発生したワイヤー10の中間にはワ
ンウェイクラッチ11A,11Bとアーム機構20が設
けられており、ワンウェイクラッチはこの場合順方向
(牽引方向)に動こうとするワイヤーに負荷をかけな
い。
【0027】一方、アーム機構20に動滑車21が設け
られており、ワイヤー10の張力によって動滑車21の
位置が変位することで回転支点軸26を中心に動滑車取
付アーム25及びこれと一体のシーソーアーム24が回
動する。これにより、シーソーアーム24の端部が、負
荷の掛かっていない側、即ち、逆方向に動くワイヤー1
0を固定する作用を有するワンウェイクラッチを開放
し、ループに構成されたワイヤー10の負荷として作動
部40のみが働くようにする。例えば、牽引側が上側の
爪3−1であると、動滑車21は上側に変位してシーソ
ーアーム24は左回転し、楔引き抜きピン13Bを介し
てワンウェイクラッチ11Bの楔12Bを引き抜く。従
って、ワンウェイクラッチ11Aに対してはワイヤー1
0は牽引方向、つまり順方向であり、ワンウェイクラッ
チ11Bに対してはワイヤー10は繰り出し方向、つま
拘束方向であるが楔12Bが引き抜かれていることでワ
イヤー10をフリーとする。
【0028】作動部40への作用を終了して、爪3がソ
レノド4の吸引力によってスクリュー2から離れると、
爪3と作動部40間のワイヤー10の張力がなくなり、
作動部40の負荷によってワイヤー10が引き戻されよ
うとする。しかし、引き戻されようとするワイヤー10
の間には、先程順方向の動きに対しては無抵抗で通過さ
せたワンウェイクラッチ11Aが逆方向の動きになった
ため、このワイヤー10を固定してしまう事になる。
【0029】逆方向に配置された爪3とソレノイド4の
合体部5も上記に述べた事と同様の作用をするため、こ
の作動制御機構は作動部40を電気的な制御によって任
意の位置に動かし、かつ、動力源からのエネルギーを消
費する事無く固定する事が可能となる。
【0030】これまで記述したのは、スクリューに係合
可能な一対の爪を有する1個の作動制御機構の作用であ
るが、スクリューの周囲に物理的な設計が可能な限り、
図5に示すように立体的に複数対の爪3及びソレノイド
4を含む合体部(ソレノイド・爪アッセンブリー)5を
配置する事によって、単一の動力源によって、複数の作
動制御機構を稼動させる事が可能となる。
【0031】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0032】(1) 単一の動力源(つまりモータ1)に
より複数(2個以上)の作動部(エンドエフェクター)
40をそれぞれ独立的に制御可能である。つまり、単一
の動力源としてのモータ1によって回転するスクリュー
2に、スクリューの回転軸方向と平行に移動できる爪3
を、電気信号により制御されたソレノイド4の力によっ
て押し付ける(係合させる)ことにより牽引力を発生さ
せ、あるいはスクリュー2から爪3を開放する(係合解
除とする)ことにより牽引を停止させることができる。
【0033】(2) 回転するスクリュー2と平行方向に
のみ移動可能で電気信号によりスクリューへの押し付
け、開放(係合、係合解除)が可能な爪3をスクリュー
2の周辺に配置し、爪3を牽引ワイヤー10に固定する
ことにより、牽引力を発生又は開放することができる。
【0034】(3) スクリュー2から爪3が開放したこ
とによりワイヤー10の牽引が停止した場合、作動部4
0の負荷が発生する力によってワイヤー10に逆方向の
牽引力が働くため作動部40の固定が必要であるが、そ
の停止位置を保持させるため、牽引ワイヤー10の両側
を固定する2個のワンウェイクラッチ11A,11Bを
適用している。2個のワンウェイクラッチ11A,11
Bのうち一方はワイヤー10の牽引側、他方は繰り出し
側となるため、必ず一方のワンウェイクラッチ11A,
11Bでワイヤー10は停止状態に保持される。
【0035】(4) ワイヤー10で牽引力を発生させた
場合、作動部40から見てワイヤーを繰り出す側(爪か
らみてワイヤーを牽引する側)のワンウェイクラッチは
順方向となり抵抗なくワイヤーを通過させ、ワイヤーを
手繰り寄せる側のワンウェイクラッチは、牽引側に発生
した牽引力によって発生したワイヤーの張力を利用して
アーム機構20を介して開放するとともに、機械的に負
荷によるバックラッシュの発生を除去することができ
る。つまり、ワイヤー10の牽引力が十分大きくなって
からアーム機構20を介しワンウェイクラッチの楔を抜
いてフリーとする構成であるからである。
【0036】なお、上記実施の形態では、牽引用の紐状
体としてワイヤーを用いたが、動作原理上はワイヤーの
代わりにチェーン等を用いることができ、紐状体の代わ
りに、ベルト等の帯状体を用いることも可能である。こ
の場合、使用する紐状又は帯状体に適合する滑車構造と
すればよい。
【0037】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る単一
動力源による複数作動部制御用アクチュエータによれ
ば、単一の動力源により複数(2個以上)の作動部(可
動部)をそれぞれ独立的に制御可能である。
【0039】また、本発明によれば、多数の機械的制御
機能を小さな容積で実現でき、多機能を発揮するマニピ
ュレータ等への利用すれば効果が大きい。例えば、本発
明によれば、従来複数の動力源を必要としていた多機能
マニピュレータに比べ、動力源の容積、重量を大幅に軽
減する事が出来る。
【0040】さらに、本発明によれば、予想される複数
のアクチュエータ部の同時動作に必要な合計最大出力に
対応した単一の動力源を準備する事によって、従来の方
法に比べ合計出力の小型化を図る事が出来、一層の小型
化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単一動力源による複数作動部制御
用アクチュエータの実施の形態であって、単一動力源に
よる複数作動部制御用アクチュエータの内、1つの作動
制御機構の全体概要を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるアクチュエータの
主要構成部分である牽引力発生部を示す一部を拡大した
構成図である。
【図3】本発明の実施の形態において、牽引から解放さ
れた瞬間ワイヤーを固定し作動部(エンドエフェクタ
ー)を停止位置に停止させる機能を持つクラッチ機構を
示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態において、アクチュエータ
として機能するために牽引力を発生又は停止させるため
の制御回路構成例を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態であって、複数作動部制御
用アクチュエータとして機能するために動力源として存
在するスクリューの周囲に作動制御機構を複数配置させ
る一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 スクリュー 3,3−1,3−2 爪 4 ソレノイド 5 合体部 6 リニアレール 7,22A,22B,23A,23B 滑車 10 牽引ワイヤー 11A,11B ワンウエイクラッチ 12A,12B 楔 13A,13B 楔引き抜きピン 14 板ばね 15 クラッチ本体部 16 切り換えスイッチ 20 アーム機構 21,31 動滑車 24 シーソーアーム 25 動滑車取付アーム 26 回転支点軸 30 張力調整機構 32 ばね 40 作動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16D 41/06 F16D 41/06 A // F16H 25/20 F16H 25/20 B 25/24 25/24 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 19/00 - 31/00 B25J 15/08 B25J 19/00 F16D 19/00 F16D 27/02 F16D 41/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の動力源によって回転するスクリュ
    ーと、紐状又は帯状体に固定されていて前記スクリュー
    の回転軸方向と平行に移動自在な複数対の爪と、電気信
    号により制御されて前記爪を前記スクリューに対して係
    合又は係合解除とするソレノイドとを備え、1個の作動部に対して牽引力を伝える前記紐状又は帯状
    体が1本割り当てられ、該1本の紐状又は帯状体は滑車
    に架けられていて、当該紐状又は帯状体の移動方向が互
    いに反対方向となる部分に、前記複数対の爪のうちの一
    対の爪がそれぞれ固定されおり、該一対の爪の一方の爪
    が前記スクリューに係合しているときに他方の爪が係合
    解除となり、 前記ソレノイドにより前記スクリューに係
    合状態とされた爪によって前記作動部に対して牽引力
    発生することを特徴とする単一動力源による複数作動部
    制御用アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記爪に固定された前記紐状又は帯状体
    は、前記作動部を牽引する方向が順方向となるワンウェ
    イクラッチに通されている請求項記載の単一動力源に
    よる複数作動部制御用アクチュエータ。
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