JP3336082B2 - 懸垂がいし装置用アース取付金具 - Google Patents

懸垂がいし装置用アース取付金具

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JP3336082B2
JP3336082B2 JP20366893A JP20366893A JP3336082B2 JP 3336082 B2 JP3336082 B2 JP 3336082B2 JP 20366893 A JP20366893 A JP 20366893A JP 20366893 A JP20366893 A JP 20366893A JP 3336082 B2 JP3336082 B2 JP 3336082B2
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良和 長谷山
克雄 織部
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旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架線工事時に、誘導障
害を未然に防止するため、1連又は2連の懸垂がいし装
置にアースを取付けるためのアース取付金具に関する。
【0002】
【従来の技術】建設中の送電線が既設の送電線に接近し
たり横過する場合、あるいは、複数回線のうちの一回線
の送電を停止して保守点検等の工事を行う場合には、静
電誘導,電磁誘導の作用により、建設中の送電線や送電
停止中の電線に帯電することがある。
【0003】このため、この誘導電流による作業員の感
電事故を未然に防止するためにアースを行って、いわゆ
る現場アースを行ってから所定の工事を行うようにして
いる。
【0004】上記現場アースは、アース線の一方の端部
に取付けられたフックをがいし装置の送電線側のがいし
金具に取付けられているアークホーンに取付けるととも
に、アース線の他方の端部を鉄塔に接地して行われてい
たり、あるいは、実公平2−11686号公報に示され
るように、送電線側のがいし金具に取付けられたアース
取付金具にアース線の一方の端部に設けられているフッ
クを取付けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現場アースのうち、アークホーンにフックを取付け
ようとする場合は、外れやすいという欠点があった。こ
れは、アークホーンは、現場アースのフックの固定を前
提に形状や太さ等が決められていないことに起因してい
る。
【0006】また、アース取付金具にフックする場合
は、そのアース取付金具はフックしやすいように直線部
分を有するなどして上記のアークホーンへフックする場
合の欠点は解決されているが、アークホーンのアーク特
性へ悪影響を与えないように取付箇所や形状が決められ
ているので、必ずしも作業員の方から認識しやすい位置
に設けられておらず、作業性に劣るという問題点があっ
た。
【0007】このような問題点を解決するために、アー
ス取付金具を大きくして作業性をよくすることも考えら
れるが、単に大きくした場合は、アース取付金具へ招弧
して、アークホーン本来の招弧機能が損なわれてしまう
という新たな問題点が発生する。
【0008】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、アース線の接
続が容易,確実に行われて、作業性に優れ、しかもアー
クホーンのアーク特性へ悪影響を与えない懸垂がいし装
置用アース取付金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアース取付
金具は、上記目的を達成するために、懸垂がいし装置の
送電線側の金具に取付けられる基部と、その基部から突
出し、前記送電線側のアークホーンの1本と所定の間隔
を保ちながら平行に設けられるとともに、直線部分にア
ースクック固定部を有する棒部と、先端位置が前記アー
クホーンの先端位置よりも前記送電線側に位置するよう
に、前記棒部の先端に設けられたリング状の突起部とを
有することを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成において、基部が送電線側の金具に固
定されると、棒部はアークホーンに沿って突出する。そ
して、その棒部の直線部分のアースクック固定部にアー
ス線が接続される。また、仮にアース取付金具がアーク
を招弧しても、先端部は鉄塔側のアークホーン側に向
き、さらにリング状の突起部にアークが固定するので、
送電線へのアークの移行はなく、またがいしの破損もな
いので、懸垂がいし装置の耐アーク性が良好に保たれ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、1連懸垂がいし装置A1 にアース取付金
具a1 を取付けたときの斜視図である。
【0012】懸垂がいし装置A1 は、がいし連1の上,
下端部にアークホーン取付用の金具2a,2bを有して
いて、このうち上端部の金具2aは、送電線の鉄塔T側
に取付けられている。また、下端部の金具2bは送電線
L側に取付けられていて、両金具2a,2bには、一対
のアークホーン3a,3b、4a,4bがそれぞれ取付
けられている。
【0013】アース取付金具a1 は、図2に示されるよ
うに、一端側の金具2bに取付けるためのボルト穴5
a,5bを有する金属板からなる基部6を有し、その基
部6の中央部からL字状の金属性の丸棒からなる棒部7
が突設されている。
【0014】棒部7は、基部6が金具2bに取付けられ
たときのその金具2b側の1本のアークホーン4bと所
定の間隔を保ち、そのアークホーン4bと平行する形状
を呈していて、水平部分に100〜200mm程度の直
線状のアースクック固定部7aを有している。また、棒
部7の先端部には、リング状に形成された突起部8が設
けられている。そして、その突起部8の先端部位置はア
ークホーン4bの先端部位置よりも送電線L側に位置し
ている。すなわち、図1において、鉄塔T側のアークホ
ーン3と送電線L側のアークホーン4b間の間隔Z1
りも鉄塔T側のアークホーン3と突起部8の間隔Z2
大きくなるように決められている。このような突起部8
の位置により、両アークホーン3a,4bとの間では、
本来の閃絡特性機能を維持することができる。なお、棒
部7の太さは、作業員が荷重を掛けても十分に耐えられ
るように、例えば22〜25φの金属棒が用いられる。
【0015】上述のアース取付金具a1 は、常時、金具
2bに取付けられている。すなわち、基部6のボルト穴
5a,5bを介してアークホーン4bと一緒に金具2b
に取付けられている。そして、保守点検等の工事時に、
アース線bの一端側が接続される。
【0016】アース線bは、図3に示されるように、ア
ース線bの一端側は、電気線縁製のマジックハンド型の
取付器具cの先端に設けられている金属性のフックdに
接続されている。このフックdの形状は、上記アースフ
ック固定部7aに合致するように決められている。ま
た、アース線bの他端側は、鉄塔Tへ固定するための取
付片eが接続されている。
【0017】したがって、このアース線bで送電線Lを
アースするには、取付片eを鉄塔にボルト・ナット(図
示せず)により固定したのち、取付器具cの先端に設け
られているフックdをアースフック固定部7aに固定す
ることによって行われる。しかも、この固定は、アース
フック固定部7aが水平状を呈しているので、鉄塔側の
作業員は、眼下にあるアースフック部7aを容易に認識
することができる。このため、取付器具Cを下ろせば容
易にフックdをアースフック部7aに取付けることがで
きる。また、フックdとアースフック部7aとは、安定
して相互が合致するので、確実にアースすることができ
る。
【0018】棒部7の先端部にリング8を設けたときの
電気的特性試験によれば、アース取付金具a1 に招弧し
たとき、アークは突起部8で固定され、電線へのアーク
移行はなく、しかも、がいし破損もなく、標準の1連懸
垂がいし装置と同等の電気的特性が得られることが確認
されている。
【0019】図4は、アース取付金具a2 をがいし連1
a,1bを有する2連懸垂がいし装置A2 に取付けたと
きの斜視図である。なお、上記図1と同一構成要素には
同一符号が付されている。したがって、説明が重複する
ので、これ以上の説明は省略する。
【0020】このアース取付金具a2 においても、上記
のアース取付金具a1 と同様に作業性に優れ、しかも、
実験の結果、電気的特性も標準の2連懸垂がいし装置と
同等のものが得られることが判明している。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るアース取付金具は、懸垂が
いし装置の送電線側の金具に取付けられる基部と、その
基部から突出し、前記送電線側のアークホーンの1本と
所定の間隔を保ちながら平行に設けられるとともに、直
線部分にアースクック固定部を有する棒部と、先端位置
が前記アークホーンの先端位置よりも前記送電線側に位
置するように、前記棒部の先端に設けられたリング状の
突起部を設けたので、アース作業性の優れたアース取付
金具とすることができる。また、アークホーン本来の機
能、すなわち、アーク特性,閃絡特性等を損なうことな
く、電気的特性の優れたアース取付金具とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1連懸垂がいし装置にアース取付金具を取付け
たときの斜視図である。
【図2】アース取付金具の斜視図である。
【図3】取付器具の説明図である。
【図4】2連懸垂がいし装置にアース取付金具を取付け
たときの斜視図である。
【符号の説明】
1 ,A2 懸垂がいし装置 a1 ,a2 アース取付金具 L 送電線 2a,2b 金具 6 基部 7 棒部 7a アースフック固定部 8 突起部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸垂がいし装置の送電線側の金具に取付
    けられる基部と、 前記基部から突出し、前記送電線側のアークホーンの1
    本と所定の間隔を保ちながら平行に設けられるととも
    に、直線部分にアースクック固定部を有する棒部と、 先端位置が前記アークホーンの先端位置よりも前記送電
    線側に位置するように、前記棒部の先端に設けられたリ
    ング状の突起部と、 を有することを特徴とする懸垂がいし装置用アース取付
    金具。
JP20366893A 1993-07-26 1993-07-26 懸垂がいし装置用アース取付金具 Expired - Fee Related JP3336082B2 (ja)

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JP5341018B2 (ja) * 2010-04-30 2013-11-13 エス・デー・ケイ株式会社 鉄塔におけるアース棒取付け金具
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