JP3335912B2 - 搬送システム - Google Patents

搬送システム

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JP3335912B2
JP3335912B2 JP18100998A JP18100998A JP3335912B2 JP 3335912 B2 JP3335912 B2 JP 3335912B2 JP 18100998 A JP18100998 A JP 18100998A JP 18100998 A JP18100998 A JP 18100998A JP 3335912 B2 JP3335912 B2 JP 3335912B2
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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道走行車により
ウエハーなどの基板を半導体製造装置間で運搬する搬送
システムに係り、特に軌道走行車を搬送物載置位置へ持
って行く際の位置決めに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来この種の搬送システムの構成
例を示した側面図である。軌道走行車2が走行軌道1に
台車24によって懸垂され、この軌道走行車2が制御装
置3の制御により前記走行軌道1に沿って走行する。制
御装置3には図7(A)に示すような搬送物の載置位置
の基準点からの位置ずれ量を示すティーチングデータが
載置台7毎に予め入力されると共に、図7(B)に示す
ような搬送物を載置する載置台7の高さを示すティーチ
ングデータが載置台7毎に予め入力されている。
【0003】制御装置3はこのティーチングデータを参
照して、軌道走行車2を載置台7上の載置位置に移動さ
せる。ここで、軌道走行車2は装置を走行軌道に沿って
移動させる台車24、搬送物を捕捉、解放する搬送物着
脱機構23を昇降させる昇降機構21、搬送物着脱機構
23を水平面内に移動させる水平移動機構22及び搬送
物を捕捉、解放する搬送物着脱機構23から成ってい
る。
【0004】図6において、軌道走行車2は走行軌道1
を走行して載置台7の所まで移動すると、後は水平移動
機構22により、細かく水平面内を移動して、位置ずれ
量Aがゼロになるように搬送物着脱機構23を移動させ
て、搬送物着脱機構23が搬送物載置位置の真上に来る
ようにしてから、これを降下させ、載置台7上に搬送物
を置く。ここで、図6(B)は図6(A)を横から見た
図である。
【0005】図8は上記した軌道走行車2を載置位置に
移動した後に、搬送物着脱機構23により掴んで運んで
きた搬送物を載置台7上の載置位置に置く動作を説明す
る図である。図8(A)は軌道走行車2を載置位置の真
上に移動した所を示している。その後、図8(B)に示
すように、軌道走行車2は昇降機構21により搬送物4
を掴んでいる搬送物着脱機構23を降下させる。その
際、搬送物着脱機構23はLaで示した範囲を速度Va
で高速下降する。次に搬送物着脱機構23は図8(C)
に示すように、Lb+αの範囲を速度Vbで低速下降し
て、搬送物を載置台7の載置位置に置く。
【0006】尚、載置台7の搬送物を置いた位置からこ
の搬送物を搬送物着脱機構23により掴んで、別の場所
に移動する際も、軌道走行車2の位置決め動作は同様で
ある。但し、図8において、Laは高速昇降範囲を、L
bは低速昇降範囲を、αを載置台の高さの違いを、Va
は高速昇降速度を、Vbは低速昇降速度を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の搬
送システムでは、軌道走行車2の位置決めを行うには、
載置台7上の搬送物の載置位置と基準点からの位置ずれ
量をティーチングデータとして制御装置3に予め入力す
る必要があるため、全ての載置台7についての前記位置
ずれ量を示したティーチングデータを入力しなければな
らず、これに多大な労力及び時間を要し、搬送システム
が稼働するまでに多くの時間が掛かるという問題があっ
た。また、制御装置3の制御プログラムに全てのティー
チングデータを入力する必要があり、プログラムが複雑
化するという問題があった。更に、走行軌道1、軌道走
行車2、載置台7の交換及び増設、載置台7のレイアウ
ト変更等を行った場合、当然上記したティーチングデー
タに変更が生じるため、ティーチングデータを制御装置
3に再入力しなければならず、これに多大な労力及び時
間が掛かるという問題があった。また、地震等の影響に
より搬送物の載置位置がずれると、修正したティーチン
グデータを入力しなければならず、これに多大な労力及
び時間が掛かるという問題があった。
【0008】更に、図7(B)に示したように載置台7
の高さが異なってくる場合(床状態の違い(凸凹)、地
震等の影響により)で、特に載置台が低い場合はαが大
きくなって、低速昇降範囲Lbが長くなり、搬送物着脱
機構23の昇降時間が長くなり、逆に高くなると低速昇
降範囲が短くなるという問題があった。
【0009】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、制御装置にティ
ーチングデータを入力することなく、軌道走行車の載置
位置への位置決めをできるようにして、位置決めの設定
及び変更を容易且つ短時間に行うことができるようにす
ると共に、搬送物の載置台の高さに拘らず適切な時間で
搬送物を昇降することができる搬送システムを提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、軌道と、この軌道に懸垂して
走行することにより搬送物を目的の場所に搬送し、目的
の場所に来ると搬送物を保持する搬送物着脱機構を昇降
させる機能を有する軌道走行車と、この軌道走行車の動
作を制御する制御装置とを有する搬送システムにおい
て、前記搬送物が載置される位置を示す位置マークと、
前記搬送物が載置される場所の高さを示す高さマーク
と、前記軌道走行車に取り付けられ、前記位置マーク及
び高さマークを光学的に検出する光学式検出装置と、こ
の光学式検出装置より得られる前記位置マークの検出情
報から前記搬送物の載置位置情報を求める位置情報取得
手段と、この位置情報取得手段により得られた前記載置
位置情報に基づいて前記軌道走行車の現在位置と前記搬
送物の載置位置間の位置ずれ情報を演算する演算手段
と、この演算手段により求められた位置ずれ情報に基づ
いて前記軌道走行車を移動させて前記搬送物の載置位置
に位置合わせをする位置合わせ手段と、前記光学式検出
装置より得られる前記高さマークの検出情報から前記載
置場所の高さ情報を求める高さ情報取得手段と、この高
さ情報取得手段により得られた前記高さ情報より前記搬
送物着脱機構を昇降させる際の昇降速度を変える範囲を
求めて設定する設定手段と、この設定手段により設定さ
れた前記範囲に従って前記搬送物着脱機構の速度を変え
て昇降させる昇降手段とを備えたことにある。
【0011】この第1の発明によれば、制御装置は、軌
道走行車を前記軌道に沿って走行させ、例えば搬送物を
置く載置場所に持ってくる。軌道走行車が載置場所に近
づくと、これに取り付けてある光学式検出装置が載置場
所に貼り付けてある位置マークを検出する。これによ
り、制御装置内の位置情報取得手段は光学式検出装置よ
り得られる前記位置マークの検出情報から前記搬送物の
載置位置情報を求め、演算手段はこの載置位置情報に基
づいて前記軌道走行車の現在位置と前記搬送物の載置位
置間の位置ずれ情報を演算し、位置合わせ手段はこの位
置ずれ情報に基づいて前記軌道走行車を移動させて前記
搬送物の載置位置に位置合わせする。これにより、制御
装置に前記載置位置の基準点からの位置ずれ量を予め入
力することなく、軌道走行車を正確に搬送物の載置位置
に移動する。
【0012】第2の発明の特徴は、軌道と、この軌道に
懸垂して走行することにより搬送物を目的の場所に搬送
し、目的の場所に来ると前記搬送物を保持する搬送物着
脱機構を昇降させる機能を有する軌道走行車と、この軌
道走行車の動作を制御する制御装置とを有する搬送シス
テムにおいて、前記搬送物が載置される場所の高さを示
す高さマークと、前記軌道走行車に取り付けられ、前記
高さマークを光学的に検出する光学式検出装置と、この
光学式検出装置より得られる前記高さマークの検出情報
から前記載置場所の高さ情報を求める高さ情報取得手段
と、この高さ情報取得手段により得られた前記高さ情報
より前記搬送物着脱機構を昇降させる際の昇降速度を段
階的に変える範囲を求めて設定する設定手段と、この設
定手段により設定された前記範囲に従って前記搬送物着
脱機構の速度を段階的に変えて昇降させる昇降手段とを
備えたことにある。
【0013】この第2の発明によれば、制御装置は、軌
道走行車を前記軌道に沿って走行させ、例えば搬送物を
置く載置場所に持ってくる。ここで、軌道走行車に取り
付けられた光学式検出装置は載置場所に貼り付けられた
高さマークを検出する。これにより、制御装置内の高さ
情報取得手段は前記高さマークの検出情報から前記載置
場所の高さ情報を求め、設定手段はこの高さ情報より前
記搬送物着脱機構を昇降させる際の昇降速度を段階的に
変える範囲を求めて設定し、昇降手段は設定された前記
範囲に従って前記搬送物着脱機構の速度を段階的に変え
て昇降させる。従って、搬送場所が低いと、高速昇降範
囲を広げ、搬送場所が高いと、高速昇降範囲を狭める設
定が行われる。
【0014】
【0015】第の発明の特徴は、前記位置マークと高
さマークをひとつのマークで兼用することにある。
【0016】第の発明の特徴は、光学式検出装置を移
動させる手段と、この手段により前記光学式検出装置を
移動させて前記マークを視野に入れる手段とを設けたこ
とにある。
【0017】この第の発明によれば、軌道走行車を搬
送物の載置場所に持ってきた時、位置マーク又は高さマ
ークが光学式検出装置の視野に入らない場合でも、この
光学式検出装置を移動させて、前記位置マーク又は高さ
マークを確実に検出する。
【0018】第の発明の特徴は、前記光学式検出装置
はバーコードリーダーであり、前記マークはバーコード
バーである。
【0019】この第の発明によれば、バーコードバー
で搬送物の載置位置情報又は載置場所の高さ情報を記載
しておけば、バーコードリーダーである前記光学式検出
装置は前記バーコードバーを読み取って、搬送物の載置
位置情報及び載置場所の高さ情報を精度よく取得する。
【0020】第の発明の特徴は、前記搬送物は半導体
ウエハ基板又は液晶基板である。
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の搬送システムの第
1の実施の形態を示した側面図である。走行軌道1に懸
垂された軌道走行車2が走行軌道1に沿って移動する。
軌道走行車2は走行軌道1を移動する台車24を有し、
この台車24の下部に取り付けてある昇降機構21は搬
送物着脱機構23を水平面内に移動する水平移動機構2
2と搬送物4を捕捉、解放する搬送物着脱機構23を昇
降する。水平移動機構22のサイドには、載置台7の上
に貼られている位置マーク9を検出して位置情報を得る
光学式位置読取装置(光学式検出装置の一種)25が取
り付けられている。また、搬送物4は図示されない半導
体製造装置などに近接されて配置されている載置台7に
載置される。
【0023】尚、位置マーク9を例えばバーコードと
し、走行軌道1とバーコードバーとが平行になるように
バーコードを貼り付ける。この場合、バーコードバーは
搬送物4の載置位置を示す位置情報及び載置台7の高さ
情報を示し、光学式位置読取装置25をバーコードリー
ダとする。又、この例でいう搬送物とは半導体ウエハー
や液晶基板等を収容する容器である。
【0024】次に本実施の形態の動作について説明す
る。図1(A)に示すように、軌道走行車2は搬送物着
脱機構23により搬送物4を保持し、天井面に対して平
行に設置された走行軌道1に台車24で懸垂され、この
台車24により走行軌道1に沿って移動する。軌道走行
車2が走行して、走行軌道1の下方の載置台7の上まで
搬送物4を搬送する。この間、制御装置3は軌道走行車
2の走行を制御するが、光学式位置読取装置25が載置
台7上の位置マーク9を検出すると、軌道走行車2を減
速するか、一旦停止して、軌道走行車2を載置台7の上
まで移動させる。
【0025】図1(B)に示すように、軌道走行車2が
載置台7の上まで来ると、光学式位置読取装置25の視
野に位置マーク9が入り、そのバーコードを読み取り、
搬送物4の載置位置を示す位置情報及び載置台7の高さ
情報を得て、これら情報を制御装置3に送る。制御装置
3は搬送物4の載置位置を示す位置情報(載置位置情
報)と現在の軌道走行車2の位置から位置ずれ量を演算
し、この位置ずれ量がゼロになるような搬送物着脱機構
23の位置決めを行う。
【0026】即ち、台車部24又は水平移動機構22は
搬送物着脱機構23を水平面内で移動して、図2(A)
に示すように、保持している搬送物4を載置位置の真上
に持って行くように、制御装置3によって制御される。
次に、制御装置3は載置台7の高さ情報より高速昇降範
囲Laと低速昇降範囲Lbを決め、図2(B)に示すよ
うに昇降機構21を制御して搬送物4を保持した搬送物
着脱機構23を速度Vaで高速降下し、高速降下範囲L
aの下限まで降下する。ここで、昇降機構21の動作を
低速降下に減速し、低速降下範囲Lbを低速Vbで降下
する。その結果、搬送物4が載置台7の搬送物載置位置
に到達すると、制御装置3は図2(C)に示すように昇
降機構21の動作を停止し、搬送物着脱機構23から搬
送物4を解放した後、搬送物4を残して、搬送物着脱機
構23を上昇させるが、上記した。低速昇降範囲Lbで
は低速Vbで上昇し、高速昇降範囲Laでは高速Vaで
上昇する。
【0027】図3は制御装置3による軌道走行車2の位
置合わせ処理手順を示したフローチャートである。制御
装置3はステップ301にて、軌道走行車2の光学式位
置読取装置25が位置マーク9を検出するまで、軌道走
行車2を移動させ、位置マーク9を検出すると、軌道走
行車2の走行を停止する。次に制御装置3はステップ3
02にて、光学式位置読取装置25により前記位置マー
ク9のバーコードバーを読み取り、搬送物4の載置位置
を示す位置情報及び載置台7の高さ情報を得る。その
後、制御装置3はステップ303にて、読み取った位置
情報と現在の軌道走行車の位置情報との位置ずれ量を演
算し、ステップ304にて、前記位置ずれ量がゼロにな
るように台車24又は水平移動機構22を動作させて、
搬送物着脱機構23の位置合わせを行う。
【0028】図4は制御装置3による軌道走行車2の位
置合わせ後に、搬送物着脱機構23を昇降させる処理手
順を示したフローチャートである。制御装置3はステッ
プ401にて、図3のステップ302で読み取った載置
台7の高さ情報に基づいて、最適な高速昇降範囲と低速
昇降範囲を決める。その後、制御装置3はステップ40
2にて昇降機構21を制御して搬送物着脱機構23を前
記高速昇降範囲内を高速降下し、次にステップ403に
て、搬送物着脱機構23を前記低速昇降範囲内を低速降
下した後、ステップ404にて昇降機構21の降下を停
止する。
【0029】搬送物載置位置から搬送物を掴んで他の場
所に移動する動作も上記と同様の制御によりなされる
が、特に軌道走行車2の位置決めは光学式位置読取装置
25が位置マーク9のバーコードバーを読み取って得た
位置情報により行われ、搬送物着脱機構23の昇降動作
は前記バーコードを読み取って得た高さ情報により行わ
れる。
【0030】本実施の形態によれば、光学式位置読取装
置25により位置マーク9のバーコードバーを読み取っ
て得た位置情報により、軌道走行車2の現在位置と搬送
物載置位置との位置ずれ量を求めて、軌道走行車2の位
置合わせを行うため、従来のように制御装置3にティー
チングデータを入力する必要がなくなり、位置決めのた
めの設定に時間及び労力を取られることなく、搬送シス
テムを直ちに動作させることができる。
【0031】また、入力ティーチングデータをプログラ
ミング化する必要がないため、制御装置3は図3又は図
4に示すような簡単な制御プログラムで軌道走行車2の
制御を行うことができる。更に、走行軌道1、軌道走行
車2及び載置台7の交換及び増設、或いはレイアウトの
変更等を行っても、制御装置3の制御プログラムに影響
がなく、制御プログラムを組み直す必要がないため、単
に位置マーク9のバーコードバーを変更するだけで、短
時間且つ容易にシステムを動作させることができる。
【0032】更に、地震等の影響により走行軌道1と載
置台7との間に位置ずれが生じても、制御装置3の制御
プログラムの変更をしなくてよく、位置マーク9のバー
コードバーを修正するだけで、短時間且つ容易にシステ
ムを動作させることができる。
【0033】また、位置マーク9に載置台7の高さ情報
を入れてあるため、この高さ情報を光学式位置読取装置
25により読み取って、その場で、適切な高速昇降範囲
Laと低速昇降範囲Lbを設定することができるため、
載置台7の高さによって、昇降時間が長くなることがな
く、円滑な搬送物4の搬送を行うことができる。
【0034】尚、軌道走行車2と載置台7の位置マーク
9のずれが走行軌道に対して直角方向に大きい場合で、
光学式位置読取装置25の視野が狭い場合には、位置マ
ーク9を読み取ることができなくなることがあるため、
光学式位置読取装置25を前記直角方向に移動(振幅)
させる機能を持たせてもよい。
【0035】図5は本発明の搬送システムの第2の実施
の形態を示した側面図である。但し、図1に示した第1
の実施の形態に対応する部品には同一符号を付し、適宜
その説明を省略する。
【0036】本例は、軌道走行車2に光学式位置読取装
置25が取り付けられ、載置台7上には位置マーク9が
貼り付けられ、また、載置台7の横に高さマーク10が
設けられている。上記光学式位置読取装置25は真下及
びサイドに視野を有するものとする。
【0037】制御装置3は軌道走行車2を走行軌道1に
沿って移動させ、光学式位置読取装置25が位置マーク
9を検出すると、軌道走行車2を減速又は停止して、載
置台7の所に持ってくる。その後、制御装置3は光学式
位置読取装置25が位置マーク9を検出した情報から搬
送物載置位置を求め、求めた位置情報と現在の軌道走行
車の位置との位置ずれ量を演算した後、この位置ずれ量
がゼロになるように台車24又は水平移動機構22を動
作させて、搬送物着脱機構23を搬送物載置位置の真上
に来るように位置決めする。
【0038】この位置決めの後、制御装置3は昇降機構
21を制御して、搬送物着脱機構23を高速で下降させ
るが、この際、光学式位置読取装置25が高さマーク1
0を検出すると、この検出位置に応じて、高速で下降す
る範囲を設定し、その下限に来ると、搬送物着脱機構2
3の下降速度を減速して、低速下降する。搬送物4が載
置台7の載置位置に届くと、昇降機構21の動作を停止
した後、搬送物着脱機構23を解放して、搬送物4を載
置台7上に置く。以降の動作は図1に示した第1の実施
の形態と同様である。
【0039】本例も、光学式位置読取装置25により位
置マーク9を検出することにより、得た位置情報によ
り、軌道走行車2の現在位置と搬送物載置位置との位置
ずれ量を求めて、軌道走行車2の位置合わせを行うた
め、制御装置3にティーチングデータの入力を行う必要
がなく、図1に示した第1の実施の形態と同様の効果が
ある。
【0040】また、光学式位置読取装置25により高さ
マーク10を検出することにより、載置台7の高さ情報
を知って、高速昇降範囲及び低速昇降範囲を適切に設定
するため、載置台7の高さによって、昇降時間が長くな
ることがなく、円滑な搬送物4の搬送を行うことができ
る。
【0041】尚、上記した第1、第2の実施の形態によ
れば、位置ずれ量の演算や高速昇降範囲及び低速昇降範
囲などの設定等を全て制御装置3で行っていたが、これ
ら演算や設定の全部又は一部を軌道走行車2の内部で行
うようにし、更に、前記位置ずれ量に基づいた搬送物着
脱機構23の移動制御や昇降制御を軌道走行車2の内部
で行うようにしても、同様の効果がある。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、軌道走行車に取り付けられた光学式検出装置
により位置マークを検出して得られる検出情報に基づい
て、搬送物を載置する位置と軌道走行車の現在位置との
位置ずれ量を求め、この位置ずれ量に基づいて前記軌道
走行車を前記載置位置に位置合わせすることにより、制
御装置にティーチングデータを入力することなく、軌道
走行車を前記載置位置へ位置決めすることができるの
で、搬送システムを容易且つ短時間に動作状態とするこ
とができるだけでなく、前記載置位置が変更されたり、
ずれたような場合でも、前記位置マークを取り替えるだ
けで、搬送システムを容易且つ短時間に動作させること
ができる。
【0043】第の発明によれば、軌道走行車に取り付
けられた光学式検出装置により高さマークを検出して得
られる検出情報に基づいて、搬送物を載置する場所の高
さ情報を得、この高さ情報に基づいて前記搬送物を昇降
する速度を段階的に変化させる範囲を求め、この範囲に
従って前記搬送物の昇降速度を変化させるため、前記場
所の高さによらず、常に適切な速度で搬送物を昇降する
ことができる。
【0044】第の発明によれば、軌道走行車と搬送物
の載置場所が当初かなりずれていても、その場所で光学
式検出装置を移動させてマークをその視野に入れること
ができるため、軌道走行車の位置合わせや、搬送物の昇
降速度を変化させる範囲の設定を常に円滑且つ確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送システムの第1の実施の形態を示
した側面図である。
【図2】図1に示した軌道走行車の位置合わせ及び昇降
動作を説明する図である。
【図3】図1に示した制御装置による軌道走行車の位置
合わせ処理手順を示したフローチャートである。
【図4】図1に示した制御装置による軌道走行車の位置
合わせ後に、搬送物着脱機構を昇降させる処理手順を示
したフローチャートである。
【図5】本発明の搬送システムの第2の実施の形態を示
した側面図である。
【図6】従来この種の搬送システムの構成例を示した側
面図である。
【図7】載置位置の基準点からの位置ずれ量と載置台の
高さを示したティーチングデータ設定例を示した表図で
ある。
【図8】図6に示した軌道走行車の位置合わせ時の動作
を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 走行軌道 2 軌道走行車 3 制御装置 4 搬送物 7 載置台 9 位置マーク 10 高さマーク 21 昇降機構 22 水平移動機構 23 搬送物着脱機構 24 台車 25 光学式位置読取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/68 H01L 21/68 G (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/22,13/48

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道と、 この軌道に懸垂して走行することにより搬送物を目的の
    場所に搬送し、目的の場所に来ると搬送物を保持する搬
    送物着脱機構を昇降させる機能を有する軌道走行車と、 この軌道走行車の動作を制御する制御装置とを有する搬
    送システムにおいて、 前記搬送物が載置される位置を示す位置マークと、 前記搬送物が載置される場所の高さを示す高さマーク
    と、 前記軌道走行車に取り付けられ、前記位置マーク及び高
    さマークを光学的に検出する光学式検出装置と、 この光学式検出装置より得られる前記位置マークの検出
    情報から前記搬送物の載置位置情報を求める位置情報取
    得手段と、 この位置情報取得手段により得られた前記載置位置情報
    に基づいて前記軌道走行車の現在位置と前記搬送物の載
    置位置間の位置ずれ情報を演算する演算手段と、 この演算手段により求められた位置ずれ情報に基づいて
    前記軌道走行車を移動させて前記搬送物の載置位置に位
    置合わせをする位置合わせ手段と、 前記光学式検出装置より得られる前記高さマークの検出
    情報から前記載置場所の高さ情報を求める高さ情報取得
    手段と、 この高さ情報取得手段により得られた前記高さ情報より
    前記搬送物着脱機構を昇降させる際の昇降速度を変える
    範囲を求めて設定する設定手段と、 この設定手段により設定された前記範囲に従って前記搬
    送物着脱機構の速度を変えて昇降させる昇降手段とを備
    えることを特徴とする搬送システム。
  2. 【請求項2】 軌道と、 この軌道に懸垂して走行することにより搬送物を所定の
    場所に搬送し、目的の場所に来ると前記搬送物を保持す
    る搬送物着脱機構を昇降させる機能を有する軌道走行車
    と、 この軌道走行車の動作を制御する制御装置とを有する搬
    送システムにおいて、 前記搬送物が載置される場所の高さを示す高さマーク
    と、 前記軌道走行車に取り付けられ、前記高さマークを光学
    的に検出する光学式検出装置と、 この光学式検出装置より得られる前記高さマークの検出
    情報から前記載置場所の高さ情報を求める高さ情報取得
    手段と、 この高さ情報取得手段により得られた前記高さ情報より
    前記搬送物着脱機構を昇降させる際の昇降速度を段階的
    に変える範囲を求めて設定する設定手段と、 この設定手段により設定された前記範囲に従って前記搬
    送物着脱機構の速度を段階的に変えて昇降させる昇降手
    段とを備えることを特徴とする搬送システム。
  3. 【請求項3】 前記位置マークと高さマークをひとつの
    マークで兼用することを特徴とする請求項記載の搬送
    システム。
  4. 【請求項4】 光学式検出装置を移動させる手段と、 この手段により前記光学式検出装置を移動させて前記マ
    ークを視野に入れる手段とを設けたことを特徴とする請
    求項1乃至いずれか1記載の搬送システム。
  5. 【請求項5】 前記光学式検出装置はバーコードリーダ
    ーであり、前記マークはバーコードバーであることを特
    徴とする請求項1乃至いずれか1記載の搬送システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記搬送物は半導体ウエハ基板又は液晶
    基板であることを特徴とする請求項1乃至いずれか1
    記載の搬送システム。
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