JP3334565B2 - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信機の局部発
振器に用いられる周波数シンセサイザに関するものであ
る。より詳細には、本発明は、周波数シンセサイザ中の
分周数切替回路で生成される位相誤差を位相誤差補償回
路によって補償する分数分周方式周波数シンセサイザに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信用の無線通信機においては、
多くの周波数チャンネルを素早く切り替えて送受信する
ために、無線通信機の局部発振器として分数分周方式周
波数シンセサイザが用いられている。
【0003】図7は、従来技術である特開平9−512
68に示される分数分周方式周波数シンセサイザの構成
の一例を示す。図7において、1は基準となる周波数を
発振する水晶発振器、2は水晶発振器1の出力を分周し
基準周波数を生成する基準分周器、3は位相比較器、4
は位相比較器3の出力を電流もしくは電圧に変換し出力
するチャージポンプ、5はチャージポンプの出力信号を
フィルタリングするループフィルタ、6はループフィル
タ5の出力により発振周波数が制御される電圧制御発振
器(VCO)、7は可変分周器、8は分周数切替回路、
9は位相誤差補償回路、12はクロック発生回路であ
る。
【0004】図7に示す従来技術においては、水晶発振
器1によって発生された信号(周波数fTCXO)を基準分
周器2により分周数Ncで分周し、基準周波数fref
(fref=fTCXO/Nc)を得る。位相比較器3は、こ
の基準周波数frefと可変分周器7の出力(周波数f
v)の位相を比較し、その結果である位相誤差をチャー
ジポンプ4に出力する。チャージポンプ4はこの位相誤
差を電流に変換し、この電流をループフィルタ5におい
て電圧に変換する。VCO6はこのループフィルタ5か
らの電圧に従った周波数(fout)を出力する。可変分
周器7はVCO6からの出力周波数(fout)を分周数
切替回路8で発生された分周数N1に従って分周し位相
比較器3にフィードバックする。
【0005】上述したように、従来技術の分数分周方式
周波数シンセサイザは可変分周器7の分周数を切り替
え、等価的に分数を含む分周数N1を実現し、基準周波
数frefの整数分の1の周波数間隔を得ている。分周数
N1は以下の式で得られる。 N1=N+fr fr=m/M ここでN,m,Mは整数であり、frは1より小さい分
数である。
【0006】図8は、従来技術における分周数切替回路
8の構成を示す。分周数切替回路8は積分器202と加
算器203から構成される。積分器202はキャリーア
ウト出力を有する加算器200とレジスタ201から構
成される。レジスタ201はクロック発生回路12で発
生されたクロックをラッチし、その出力を加算器200
に供給すると共に、位相誤差データEθ(n)として位
相誤差補償回路9に供給する。クロック発生回路12は
基準分周器2のコンテンツを参照し、基準分周器2のク
ロック周期の真ん中でクロックを発生させるように動作
する。
【0007】次に分周数切替回路8の動作について説明
する。図8において、Nは設定する分周数の整数部であ
り、frを小数点以下部とすると、設定する分周数はN
+frで表される。上記従来例の場合、小数点以下部f
rのインクリメントステップはl/Mであり、任意の設
定値m(mは0≦m≦Mの整数)に対して fr=m/M となる。加算器200はmとレジスタ201の出力とを
加算し、加算結果がMに達しオバーフローを起こすと、
キャリーアウト信号COを出力する。加算器200とレ
ジスタ201により構成される積分器202の入力に整
数mを与えると、クロックM/m個に1回の割合でオバ
ーフローが起こり、キャリーアウト信号COが出力され
る。これを1とし、加算器203において分周数Nと加
え合わせ、可変分周器7に分周数を出力する。これによ
り、クロックM/m個のうちm/(m−1)回について
の分周数はN、残りの1回についてはN+1となる。し
たがって、平均の分周数はN+m/Mとなり、mを任意
に設定することにより目的とする分周数を得ることがで
きる。
【0008】図9はM=4,m=1の場合の分周数切替
回路8の動作を示す図である。図9(a)は、クロック
発生手段12からのクロック出力を示す。加算器200
の入力端子にはm=1とレジスタ201の出力が加えら
れる。図9(b)で表わされる波形のように、クロック
発生回路12の出力クロックCLKがレジスタ201に
加えられる度に加算器200の加算結果は1ずつ増加
し、その値が4に達した時点で加算器200はキャリー
アウト信号COを出力し(図9(c))、その加算器2
00の加算結果はリセットされ0になる。この動作をさ
せた場合、図9(d)に示すように、クロック4回に1
回だけ加算器203の出力は+1だけインクリメントさ
れ、平均の分周数はN+1/4となる。しかし、以上の
ような構成を取った場合、図9(e)に示すような位相
誤差Q(n)が発生する。この位相誤差Q(n)と位相
誤差データEθ(n)の関係は、以下の式で表される。 2πEθ(n)/M=Q(n)
【0009】図10は位相比較器3の入力波形とチャー
ジポンプ4の出力波形を示す。4回に1回のN+1分周
を行いN+1/4分周を行っているが、この分周数切替
のため、図10(a)と図10(b)の波形間には位相
誤差Q(n)が発生する。VCO6の出力周波数fout
と基準周波数frefの間には fout=(N+1/4)fref 1/fref=(N+1/4)・1/fout の関係があるため、N分周を行う毎にfout/4の位相
誤差が発生し、N+1分周を行う毎に−3fout/4の
位相誤差が発生する。これを時間積分したものが上記の
位相誤差Q(n)にあたる。
【0010】従来技術においてはチャージポンプは電流
出力型とし、チャージポンプ4の出力ゲインをIP/2
πとすると、位相誤差によりチャージポンプ4の出力に
おいて振幅がIPで幅が位相誤差に等しい矩形波が発生
する。この矩形波は基準分周器2の出力もしくは可変分
周器7の出力の周期のM倍の周期を持ち、ループフィル
タ5を介してVCO6に入力され、VCO6の出力を変
調するので基準周波数frefの1/Mの間隔のスプリア
スを発生する。
【0011】図11は位相誤差をキャンセルする方法を
説明するための図である。図11(a)は位相誤差デー
タEθ(n)を示す。図11(b)は、位相誤差補償回
路9の出力における位相誤差補償信号電流波形を示す。
図11(c)は分数分周を行ったことによる位相誤差に
よってチャージポンプ4の出力に発生した矩形電流波形
を示す。図11(d)は位相誤差補償を行った後の残留
信号電流波形を示す。この残留信号電流波形は、図11
(b)と図11(c)の波形を重畳した電流波形であ
る。図11(e)は図11(d)の電流がループフィル
タ5に流れた時のループフィルタ5の出力電圧波形VL
を示す。また、ここで示されるのは従来技術の周波数シ
ンセサイザが出力周波数foutに同期している状態を示
しており、このときVCO6の出力周波数foutを出力
するためのVCO6のコントロール電圧をVVCOとす
る。
【0012】上記のように発生する位相誤差Q1(n)
をキャンセルするために、従来技術では位相誤差補償回
路9を設け、位相誤差補償回路9からの位相誤差補償信
号をチャージポンプ4の出力点に加える。図12は、従
来技術における位相誤差補償回路9の詳細を示す図であ
る。位相誤差補償回路9は,2/fTCXOをパルス幅の単
位とし、位相誤差データEθ(n)に比例するパルス幅
を持つ矩形波を発生させるパルス幅調整回路108と、
パルス幅調整回路108より出力される矩形波の振幅を
調整するアッテネータ109と、アッテネータ109か
ら出力される矩形波を電流値の振幅を持つ矩形波に変換
する出力バッファ111から構成される。この構成の位
相誤差補償回路9によって発生される位相誤差補償信号
は一定の幅と電流値の振幅を持つ矩形波を有する(以
後、単位矩形波という)。この単位矩形波の電流積分値
は、位相誤差が1/4foutの時の位相誤差による矩形
波と同じ電流積分値を持つように、アッテネータ109
と出力バッファ部111によって設定される。位相誤差
補償信号の振幅をIcとすると位相誤差による矩形波の
振幅Ipとの関係を以下の式のようにすると位相誤差を
補償できる。すなわち、この条件は、位相誤差補償信号
の電流時間積が位相誤差の電流時間積に等しくなる時で
ある。 Ip/4fout=2Ic/fTCXO
【0013】この様な単位矩形波をパルス幅調整回路1
08によって、位相誤差データEθ(n)と同じ数だけ
並べてパルス幅を変化させる。このようにして位相誤差
による矩形波と位相誤差補償信号の電流積分値が等しく
なるように出力され、位相誤差による矩形波は図11
(d)のような残留信号を残して打ち消し合うようにな
る。この残留信号の周波数成分は位相誤差により発生し
ていた矩形波の周波数成分よりもはるかに高い周波数分
布を持つ。この残留信号をPLLの低域通過特性により
除去するのは容易である。図11(e)に示す様にルー
プフィルタ5の出力電圧波形VLは残留信号とVvcoを
合わせたものになる。またロックした条件ではループフ
ィルタ5には殆ど電流は流れない為、Vvcoはコンデン
サC100の両端電圧Vcと等しくなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上で述べたとおり従
来技術の位相誤差補償回路はチャージポンプの出力に直
接接続されているために、位相誤差補償回路の出力バッ
ファ部から微少な直流電流が漏れてしまう場合、これを
補償するためにチャージポンプに常に漏れ電流が発生
し、チャージポンプのゲインが不安定になりがちであっ
た。このため、位相誤差により発生する矩形波の振幅が
容易に変化し、位相誤差補償信号による正確な位相誤差
補償を行うことができず、結果的に周波数シンセサイザ
の出力にスプリアスが発生してしまうという問題点があ
った。
【0015】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものであり、位相誤差補償回路から漏れる直流
電流をループフィルタの抵抗のみに流れるように構成す
ることによって、チャージポンプが位相誤差補償回路の
漏れ電流を補償する必要をなくし、安定した位相比較ゲ
インを得ることができ、確実な位相誤差補償を行う周波
数シンセサイザを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の周
波数シンセサイザにおける位相誤差補償手段は、分周数
切替手段で発生する位相誤差のデータに従って矩形波を
発生するパルス幅調整手段、その振幅を減衰するアッテ
ネータと、そのアッテネータで減衰された矩形波をルー
プフィルタに供給する出力バッファとを備え、ループフ
ィルタは、抵抗とコンデンサの直列回路によって構成さ
れ、チャージポンプの出力にコンデンサの一端が接続さ
れ、コンデンサの他端が抵抗の一端に接続され、抵抗の
他端がグラウンドに接続され、コンデンサと抵抗を接続
している接続点に位相誤差補償手段からの出力が供給さ
れるように構成される。
【0017】また、本発明の第2の発明の周波数シンセ
サイザにおいて、位相誤差補償手段中の出力バッファ
は、PNPトランジスタと、そのPNPトランジスタの
エミッタと電源間に接続された第1の抵抗および第2の
抵抗、そのPNPトランジスタのベースと電源間に接続
された第3の抵抗およびコンデンサと、そのPNPトラ
ンジスタのベースとグラウンド間に接続された第4の抵
抗から構成され、アッテネータの出力は第1の抵抗と第
2の抵抗の接続点に供給され、出力バッファの出力はP
NPトランジスタのコレクタからループフィルタに供給
されるように構成される。
【0018】また、本発明の第3の発明の周波数シンセ
サイザにおける位相誤差補償手段は、分周数切替手段で
発生する位相誤差のデータに従って矩形波を発生するパ
ルス幅調整手段と、その振幅を減衰するアッテネータ
と、そのアッテネータで減衰された矩形波をループフィ
ルタに供給する出力バッファとを備え、ループフィルタ
は、抵抗とコンデンサの直列回路によって構成され、チ
ャージポンプの出力にコンデンサの一端が接続され、コ
ンデンサの他端が抵抗の一端に接続され、抵抗の他端が
電源に接続され、コンデンサと抵抗を接続している接続
点に位相誤差補償手段からの出力が供給されるように構
成される。
【0019】また、本発明の第4の発明の周波数シンセ
サイザにおける位相誤差補償手段中の出力バッファは、
NPNトランジスタと、そのNPNトランジスタのエミ
ッタとグラウンド間に接続された第1の抵抗および第2
の抵抗、そのNPNトランジスタのベースとグラウンド
間に接続された第3の抵抗およびコンデンサと、そのN
PNトランジスタのベースと電源間に接続された第4の
抵抗から構成され、アッテネータの出力は第1の抵抗と
第2の抵抗の接続点に供給され、出力バッファの出力は
NPNトランジスタのコレクタからループフィルタに供
給されるように構成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1の周波数シ
ンセサイザの構成を示す図である。図1に示す本発明の
周波数シンセサイザは図7に示す従来の周波数シンセサ
イザと比べて、位相誤差補償回路9とループフィルタ5
の構成が従来の位相誤差補償回路と異なっている。図1
に示す本発明の構成において、1は基準となる周波数を
発振する水晶発振器1、2は水晶発振器1の出力を分周
し基準周波数を生成する基準分周器、3は位相比較器、
4は位相比較器3の出力を電流もしくは電圧に変換し出
力するチャージポンプ、5はループフィルタ、6はルー
プフィルタ5の出力により発振周波数が制御される電圧
制御発振器(VCO)、7は可変分周器、8は分周数切
替回路、9は位相誤差補償回路、12はクロック発生回
路である。
【0021】図2は本発明における位相誤差補償回路9
とループフィルタ5の詳細を示す図である。本実施の形
態における位相誤差補償回路9は、パルス幅調整回路1
08、アッテネータ109および出力バッファ110か
ら構成される。パルス幅調整回路108は位相誤差デー
タEθ(n)に比例するパルス幅を持つ矩形波を発生さ
せる、アッテネータ109は、パルス幅調整回路108
より出力される矩形波の振幅を調整し、出力バッファ1
10はアッテネータ109から出力される矩形波を電流
値の振幅を持つ矩形波に変換する。出力バッファ110
は、PNPトランジスタ104と、そのPNPトランジ
スタ104のエミッタと電源間に接続された抵抗102
および抵抗103、PNPトランジスタ104のベース
と電源間に接続された抵抗105およびコンデンサ10
7と、PNPトランジスタ104のベースとグラウンド
間に接続された抵抗106から構成される。アッテネー
タ109の出力は抵抗102と抵抗103の接続点に入
力され、出力バッファ110の出力はPNPトランジス
タ104のコレクタから供給される。出力バッファ11
0は、ベース接地増幅回路で構成される。
【0022】次に、位相誤差補償回路9の動作を図3を
用いて説明する。図3は本実施の形態における周波数シ
ンセサイザの周波数がfoutにロックされた状態におい
て位相誤差データEθ(n)=1のときの図2の各部の
信号の時間波形を示す図である。図3(a)は、パルス
幅調整回路108が分周数切換回路8の出力する位相誤
差量に比例した幅の矩形波P1を発生させる様子を示す
図である。この矩形波P1の振幅はパルス幅決定回路1
08で使用される回路のロジックレベルV1と同じであ
る。図3(b)は、パルス幅調整回路108から出力さ
れたV1の電圧振幅を持つ矩形波P1がアッテネータ1
09で適切な振幅Vinに減衰され、直流成分がカット
され、矩形波P2となる様子を示す図である。
【0023】図3(c)は、アッテネータ109から出
力された減衰波形P2が抵抗102と抵抗103の交点
に印加され、PNPトランジスタ104のエミッタに流
れる電流の交流成分波形P3を示す図である。交流成分
波形P3の電流値Ieaは、従来技術の図11に示すI
cと同じ電流値になるようにアッテネータ109でVi
nから以下の式で示すように得られる。 Iea=Vin(R2+R3)/R2R3 ここで、R2は抵抗102の抵抗値、R3は抵抗103
の抵抗値である。
【0024】また次の式で表される電流が抵抗102、
抵抗103にバイアス電流Iedとして流れる。 Ied={(V0×R5/(R4+R5))−0.6)}
/(R2+R3) ここで、R2は抵抗102の抵抗値、R3は抵抗103
の抵抗値、R4は抵抗105の抵抗値、R5は抵抗10
6の抵抗値、V0は電源電圧である。
【0025】図3(d)は、PNPトランジスタ104
のエミッタに流れる直流成分Iedと交流成分Ieaが
合わさった合成電流波形を持つ電流Ieが流れる様子を
示す図である。図3(e)は、PNPトランジスタ10
4のコレクタに接続されているループフィルタ5の抵抗
101に流れる電流波形Ir1を示す図である。Ir1
は、チャージポンプ4からの電流と位相誤差補償回路9
のコレクタからの電流が合成された電流である。電流I
r1が抵抗101に流れたときに抵抗101で発生する
電圧降下Vr1は Vr1=R1×Ir1 となる。ここでR1は抵抗101の抵抗値である。な
お、図2において、抵抗101の他端はグラウンドに接
続されている。このように接続することによって、抵抗
101を流れる電流値Ir1を増加させることによっ
て、チャージポンプからのコンデンサのディスチャージ
による電流の減少を相殺することによってVCOの平均
電圧を補償できる。
【0026】図3(f)は、ループフィルタ5の出力点
における電圧波形VLを示す図である。コンデンサの両
端電圧をVc1とし、抵抗101における電圧降下をV
r1とすると、VL=Vc1+Vr1で表されるが、周
波数シンセサイザが生成foutに同期しているので、コ
ンデンサの両端電圧Vc1はPLL回路によって直流成
分がVvcoと等しくなるように調整される。その結果、
本実施の形態におけるVLと図11に示す従来技術にお
けるVLは全く同じ波形となる。このため本実施の形態
の構成において位相誤差補償は問題なく行われる。
【0027】また位相誤差補償回路9から漏れる直流電
流はすべて抵抗101に流れるため、チャージポンプ4
はこの直流電流を補償する必要はない。したがって、位
相比較ゲインが安定し、確実に位相誤差補償が行われ
る。
【0028】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2の周波数シンセサイザの構成を示す図である。図4に
示す本発明の周波数シンセサイザは図1に示す本発明の
周波数シンセサイザと比べて、位相誤差補償回路9にお
いてNPNトランジスタを用い、ループフィルタ5のコ
ンデンサの一端が電源に接続されている点が異なってい
る。図4に示す本発明の構成において、1は基準となる
周波数を発振する水晶発振器1、2は水晶発振器1の出
力を分周し基準周波数を生成する基準分周器、3は位相
比較器、4は位相比較器3の出力を電流もしくは電圧に
変換し出力するチャージポンプ、5はループフィルタ、
6はループフィルタ5の出力により発振周波数が制御さ
れる電圧制御発振器(VCO)、7は可変分周器、8は
分周数切替回路、9は位相誤差補償回路、12はクロッ
ク発生回路である。
【0029】図5は本発明における位相誤差補償回路9
とループフィルタ5の詳細を示す図である。本実施の形
態における位相誤差補償回路9は、パルス幅調整回路1
08、アッテネータ109および出力バッファ110か
ら構成される。パルス幅調整回路108は位相誤差デー
タEθ(n)に比例するパルス幅を持つ矩形波を発生さ
せる、アッテネータ109は、パルス幅調整回路108
より出力される矩形波の振幅を調整し、出力バッファ1
10はアッテネータ109から出力される矩形波を電流
値の振幅を持つ矩形波に変換する機能を有する。出力バ
ッファ110は、NPNトランジスタ114と、そのN
PNトランジスタ114のエミッタとグラウンド間に接
続された抵抗102および抵抗103、NPNトランジ
スタ114のベースとグラウンド間に接続された抵抗1
05およびコンデンサ107と、NPNトランジスタ1
14のベースと電源間に接続された抵抗106から構成
される。アッテネータ109の出力は抵抗102と抵抗
103の接続点に入力され、出力バッファ110の出力
はNPNトランジスタ114のコレクタから供給され
る。
【0030】次に、位相誤差補償回路9の動作を図6を
用いて説明する。図6は本実施の形態における周波数シ
ンセサイザの周波数がfoutにロックされた状態におい
て位相誤差データEθ(n)=1のときの図5の各部の
信号の時間波形を示す図である。図6(a)は、パルス
幅調整回路108が分周数切換回路8の出力する位相誤
差量に比例した幅の矩形波P1を発生させる様子を示す
図である。この矩形波P1の振幅はパルス幅決定回路1
08で使用される回路のロジックレベルVlと同じであ
る。図6(b)は、パルス幅調整回路108から出力さ
れたV1の電圧振幅を持つ矩形波P1がアッテネータ1
09で適切な振幅Vinに減衰され、直流成分がカット
され、矩形波P2となる様子を示す図である。
【0031】図6(c)は、アッテネータ109から出
力された減衰波形P2が抵抗102と抵抗103の交点
に印加され、NPNトランジスタ114のエミッタに流
れる電流の交流成分波形P3を示す図である。交流成分
波形P3の電流値Ieaは、従来技術の図11に示すIc
と同じ電流値になるようにアッテネータ109でVin
から以下の式で示すように得られる。ただし、この電流
Ieaは振幅調整用アッテネータ109の出力電圧波形を
反転させた波形となる。 Iea=Vin(R2+R3)/R2R3 ここで、R2は抵抗102の抵抗値、R3は抵抗103
の抵抗値である。
【0032】また次の式で表される電流が抵抗102、
抵抗103にバイアス電流Iedとして流れる。 Ied={(V0×R5/(R4+R5))−0.6)}
/(R2+R3) ここで、R2は抵抗102の抵抗値、R3は抵抗103
の抵抗値、R4は抵抗105の抵抗値、R5は抵抗10
6の抵抗値、V0は電源電圧である。
【0033】図6(d)は、NPNトランジスタ114
のエミッタに流れる直流成分Iedと交流成分Ieaが合わ
さった合成電流波形を持つ電流Ieが流れる様子を示す
図である。図6(e)は、NPNトランジスタ114の
コレクタに接続されているループフィルタ5の抵抗10
1に流れる電流波形Ir1を示す図である。Ir1は、
チャージポンプ4からの電流と位相誤差補償回路9のコ
レクタからの電流が合成された電流である。電流Ir1
が抵抗101に流れたときに抵抗101で発生する電圧
降下Vr1は Vr1=R1×Ir1 となる。ここでR1は抵抗101の抵抗値である。な
お、図5において、抵抗101の他端は電源に接続され
ている。このように接続することによって、抵抗101
を流れる電流値Ir1を減少させることによって、チャ
ージポンプからのコンデンサのチャージによる電流の増
加を相殺することによってVCOの平均電圧を補償でき
る。
【0034】図6(f)は、ループフィルタ5の出力点
における電圧波形VLを示す図である。コンデンサの両
端電圧をVc1とし、抵抗101における電圧降下をV
r1とすると、VL=VDD−(Vc1+Vr1)で表
されるが、周波数シンセサイザが生成foutに同期して
いるので、コンデンサの両端電圧Vc1はPLL回路に
よって直流成分がVvcoと等しくなるように調整され
る。その結果、本実施の形態におけるVLと図11に示
す従来技術におけるVLは全く同じ波形となる。このた
め本実施の形態の構成において位相誤差補償は問題なく
行われる。
【0035】また位相誤差補償回路9から漏れる直流電
流はすべて抵抗101に流れるため、チャージポンプ4
はこの直流電流を補償する必要はない。したがって、位
相比較ゲインが安定し、確実に位相誤差補償が行われ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明の第1の発明の周波数シンセサイ
ザにおける位相誤差補償手段は、分周数切替手段で発生
する位相誤差のデータに従って矩形波を発生するパルス
幅調整回路と、その振幅を減衰するアッテネータと、そ
のアッテネータで減衰された矩形波をループフィルタに
供給する出力バッファとを備え、ループフィルタは、抵
抗とコンデンサの直列回路によって構成され、チャージ
ポンプの出力にコンデンサの一端が接続され、コンデン
サの他端が抵抗の一端に接続され、抵抗の他端がグラウ
ンドに接続され、コンデンサと抵抗を接続している接続
点に位相誤差補償手段からの出力が供給されるように構
成されるので、位相誤差補償手段から漏れる直流電流は
ループフィルタの抵抗のみを流れる。したがって、チャ
ージポンプが位相誤差補償手段の漏れ電流を補償する必
要がなく、安定した位相比較ゲインが得られ、確実な位
相誤差補償を行う事が可能となる。さらに、本発明は、
IC上に形成されるPNPトランジスタを用いる場合に
時に有効である。
【0037】また、本発明の第2の発明の周波数シンセ
サイザにおいて、位相誤差補償手段中の出力バッファ
は、PNPトランジスタと、そのPNPトランジスタの
エミッタと電源間に接続された第1の抵抗および第2の
抵抗、そのPNPトランジスタのベースと電源間に接続
された第3の抵抗およびコンデンサと、そのPNPトラ
ンジスタのベースとグラウンド間に接続された第4の抵
抗から構成され、アッテネータの出力は第1の抵抗と第
2の抵抗の接続点に供給され、出力バッファの出力はP
NPトランジスタのコレクタからループフィルタに供給
されるように構成されるので、位相誤差補償を行う適切
な信号を生成でき、安定した位相比較ゲインが得られ、
確実な位相誤差補償を行う事が可能となる。位相誤差補
償手段から漏れる直流電流はループフィルタの抵抗のみ
を流れるので、チャージポンプが位相誤差補償回路の漏
れ電流を補償する必要がなくなり回路構成が簡単にな
る。
【0038】また、本発明の第3の発明の周波数シンセ
サイザにおける位相誤差補償手段は、分周数切替手段で
発生する位相誤差のデータに従って矩形波を発生するパ
ルス幅調整回路と、その振幅を減衰するアッテネータ
と、そのアッテネータで減衰された矩形波をループフィ
ルタに供給する出力バッファとを備え、ループフィルタ
は、抵抗とコンデンサの直列回路によって構成され、チ
ャージポンプの出力にコンデンサの一端が接続され、コ
ンデンサの他端が抵抗の一端に接続され、抵抗の他端が
電源に接続され、コンデンサと抵抗を接続している接続
点に位相誤差補償手段からの出力が供給されるように構
成されるので、位相誤差補償手段から漏れる直流電流は
ループフィルタの抵抗のみを流れる。したがって、チャ
ージポンプが位相誤差補償手段の漏れ電流を補償する必
要がなく、安定した位相比較ゲインが得られ、確実な位
相誤差補償を行う事が可能となる。さらに、本発明は、
IC上に形成されるNPNトランジスタを用いる場合に
時に有効である。
【0039】また、本発明の第4の発明の周波数シンセ
サイザにおける位相誤差補償手段中の出力バッファは、
NPNトランジスタと、そのNPNトランジスタのエミ
ッタとグラウンド間に接続された第1の抵抗および第2
の抵抗、そのNPNトランジスタのベースとグラウンド
間に接続された第3の抵抗およびコンデンサと、そのN
PNトランジスタのベースと電源間に接続された第4の
抵抗から構成され、アッテネータの出力は第1の抵抗と
第2の抵抗の接続点に供給され、出力バッファの出力は
NPNトランジスタのコレクタからループフィルタに供
給されるように構成されるので、位相誤差補償を行う適
切な信号を生成でき、安定した位相比較ゲインが得ら
れ、確実な位相誤差補償を行う事が可能となる。さら
に、位相誤差補償回路から漏れる直流電流はループフィ
ルタの抵抗のみを流れるので、チャージポンプが位相誤
差補償手段の漏れ電流を補償する必要がなくなり回路構
成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における周波数シンセ
サイザの構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における位相誤差補償
回路とループフィルタの構成を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における位相誤差補償
回路の動作を示す時間波形を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における周波数シンセ
サイザの構成を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2における位相誤差補償
回路とループフィルタの構成を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2における位相誤差補償
回路の動作を示す時間波形を示す図である。
【図7】 従来技術における周波数シンセサイザの構成
を示す図である。
【図8】 従来技術における分周数切替回路の構成を示
す図である。
【図9】 従来技術における周波数シンセサイザにおい
て分数数切替をすることにより発生する位相誤差と分周
数切換回路の動作を示す時間波形を示す図である。
【図10】 従来技術において分周数切替により発生す
る位相誤差によりチャージポンプ出力に表れる矩形波を
示す時間波形を示す図である。
【図11】 従来技術において行われる位相誤差補償を
示す時間波形を示す図である。
【図12】 従来技術における位相誤差補償回路の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 水晶発振器、2 基準分周器、3 位相比較器、4
チャージポンプ、5ループフィルタ、6 VCO、7
可変分周器、8 分周数切替回路、9 位相誤差補償
回路、12 クロック発生回路、100 コンデンサ
(容量値C1)、101 抵抗(抵抗値R1)、102
抵抗(抵抗値R2)、103 抵抗(抵抗値R3)、
104,114 トランジスタ、105 抵抗(抵抗値
R4)、106 抵抗(抵抗値R5)、107 コンデ
ンサ(容量値C2)、108 パルス幅調整回路、10
9 アッテネータ、110 出力バッファ、200 加
算器、201 レジスタ、202 積分器、203 加
算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−51268(JP,A) 特開 平9−162732(JP,A) 欧州特許出願公開557799(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/06 - 7/23

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準発振器と、その基準発振器の出力を
    分周し基準クロックを出力する基準分周器と、前記基準
    クロックと異なるタイミングで発生された基準クロック
    と同一の周波数を有するクロックで動作し、前記基準ク
    ロックの整数倍の周期で分周数を切り替える分周数切替
    手段と、電圧制御発振手段と、この電圧制御発振手段の
    出力を前記分周数切替手段が与える分周数で分周する可
    変分周手段と、前記基準クロックと前記可変分周手段の
    出力信号の位相誤差を検出して出力する位相比較手段
    と、前記位相比較手段の出力を入力とし、前記電圧制御
    発振手段を制御する信号を出力するチャージポンプと、
    前記チャージポンプの出力を平滑して前記電圧制御発振
    手段を制御する信号を供給するループフィルタと、前記
    分周数切替手段からの出力によって位相誤差を補償する
    信号をループフィルタに供給する位相誤差補償手段とを
    備えた周波数シンセサイザにおいて: 前記位相誤差補償手段は、前記分周数切替手段で発生す
    る前記位相誤差のデータに従って矩形波を発生するパル
    ス幅調整手段と、その振幅を減衰するアッテネータと、
    そのアッテネータで減衰された矩形波をループフィルタ
    に供給する出力バッファとを備え、前記ループフィルタ
    は、抵抗とコンデンサの直列回路によって構成され、前
    記チャージポンプの出力に前記コンデンサの一端が接続
    され、前記コンデンサの他端が前記抵抗の一端に接続さ
    れ、前記抵抗の他端がグラウンドに接続され、前記コン
    デンサと前記抵抗を接続している接続点に前記位相誤差
    補償手段からの出力が供給されることを特徴とする周波
    数シンセサイザ。
  2. 【請求項2】 位相誤差補償手段中の出力バッファは、
    PNPトランジスタと、そのPNPトランジスタのエミ
    ッタと電源間に接続された第1の抵抗および第2の抵
    抗、そのPNPトランジスタのベースと前記電源間に接
    続された第3の抵抗およびコンデンサと、そのPNPト
    ランジスタのベースとグラウンド間に接続された第4の
    抵抗から構成され、アッテネータの出力は前記第1の抵
    抗と前記第2の抵抗の接続点に供給され、前記出力バッ
    ファの出力は前記PNPトランジスタのコレクタから前
    記ループフィルタに供給されることを特徴とする請求項
    1記載の周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】 基準発振器と、その基準発振器の出力を
    分周し基準クロックを出力する基準分周器と、前記基準
    クロックと異なるタイミングで発生された基準クロック
    と同一の周波数を有するクロックで動作し、前記基準ク
    ロックの整数倍の周期で分周数を切り替える分周数切替
    手段と、電圧制御発振手段と、この電圧制御発振手段の
    出力を前記分周数切替手段が与える分周数で分周する可
    変分周手段と、前記基準クロックと前記可変分周手段の
    出力信号の位相誤差を検出して出力する位相比較手段
    と、前記位相比較手段の出力を入力とし、前記電圧制御
    発振手段を制御する信号を出力するチャージポンプと、
    前記チャージポンプの出力を平滑して前記電圧制御発振
    手段を制御する信号を供給するループフィルタと、前記
    分周数切替手段からの出力によって位相誤差を補償する
    信号を前記ループフィルタに供給する位相誤差補償手段
    とを備えた周波数シンセサイザにおいて: 前記位相誤差補償手段は、前記分周数切替手段で発生す
    る前記位相誤差のデータに従って矩形波を発生するパル
    ス幅調整手段と、その振幅を減衰するアッテネータと、
    そのアッテネータで減衰された矩形波をループフィルタ
    に供給する出力バッファとを備え、前記ループフィルタ
    は、抵抗とコンデンサの直列回路によって構成され、前
    記チャージポンプの出力に前記コンデンサの一端が接続
    され、前記コンデンサの他端が前記抵抗の一端に接続さ
    れ、前記抵抗の他端が前記電源に接続され、前記コンデ
    ンサと前記抵抗を接続している接続点に前記位相誤差補
    償手段からの出力が供給されることを特徴とする周波数
    シンセサイザ。
  4. 【請求項4】 位相誤差補償手段中の出力バッファは、
    NPNトランジスタと、そのNPNトランジスタのエミ
    ッタとグラウンド間に接続された第1の抵抗および第2
    の抵抗、そのNPNトランジスタのベースとグラウンド
    間に接続された第3の抵抗およびコンデンサと、そのN
    PNトランジスタのベースと電源間に接続された第4の
    抵抗から構成され、アッテネータの出力は前記第1の抵
    抗と前記第2の抵抗の接続点に供給され、前記出力バッ
    ファの出力は前記NPNトランジスタのコレクタから前
    記ループフィルタに供給されることを特徴とする請求項
    3記載の周波数シンセサイザ。
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