JP3333986B2 - 下水道の流出抑制装置 - Google Patents
下水道の流出抑制装置Info
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- JP3333986B2 JP3333986B2 JP16791097A JP16791097A JP3333986B2 JP 3333986 B2 JP3333986 B2 JP 3333986B2 JP 16791097 A JP16791097 A JP 16791097A JP 16791097 A JP16791097 A JP 16791097A JP 3333986 B2 JP3333986 B2 JP 3333986B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は下水道の流出抑制装
置、特に、雨水と汚水とを合流して流す合流式下水道に
設けた汚水の流出を抑制する装置に関するものである。
置、特に、雨水と汚水とを合流して流す合流式下水道に
設けた汚水の流出を抑制する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の流出抑制装置の平面図を示
し、１は雨水と汚水の流入管、２はポンプ場や下水処理
場へ通じる遮集管、３は放流管、４は流入管１と遮集管
２を放流管３から遮ぎるように配置した越流堰であっ
て、晴天時の汚水分は、越流堰４を越えずに、全て下水
処理場に接続される遮集管２を流下するが、雨天時には
流量と水位が増加し、雨水分が越流堰４を越え、放流管
３へ流下する。
し、１は雨水と汚水の流入管、２はポンプ場や下水処理
場へ通じる遮集管、３は放流管、４は流入管１と遮集管
２を放流管３から遮ぎるように配置した越流堰であっ
て、晴天時の汚水分は、越流堰４を越えずに、全て下水
処理場に接続される遮集管２を流下するが、雨天時には
流量と水位が増加し、雨水分が越流堰４を越え、放流管
３へ流下する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の流出抑制装置では、流入量の増加に伴い遮集管２に
流れる水量も増加し、遮集管下流のポンプ場や下水処理
場への流量が過大となる。このため、遮集管２の入口に
オリフィスを設け、遮集管２への流量の増加を抑制して
いるが、オリフィス径が小さくなると固形物によって閉
塞を起こすなどの維持管理上の問題が生じている。
来の流出抑制装置では、流入量の増加に伴い遮集管２に
流れる水量も増加し、遮集管下流のポンプ場や下水処理
場への流量が過大となる。このため、遮集管２の入口に
オリフィスを設け、遮集管２への流量の増加を抑制して
いるが、オリフィス径が小さくなると固形物によって閉
塞を起こすなどの維持管理上の問題が生じている。
【０００４】本発明はこのような欠点を除くようにした
ものである。
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の下水道の流出抑
制装置は、被処理流体が流入する流入管に連通される流
入口と被処理流体を処理場等に導入する遮集管の入口に
連通される流出口とを有する渦流発生手段を有し、この
渦流発生手段が、上記遮集管の入口に連通する流出口と
上記流入管に面する端板部分とこの端板部分に設けた流
体流入口とを有する中空円筒体より成り、上記流入口が
上記の端板に斜めにされ、上記流入管からの流体を上記
筒体内に放射状に導入せしめるものであることを特徴と
する。
制装置は、被処理流体が流入する流入管に連通される流
入口と被処理流体を処理場等に導入する遮集管の入口に
連通される流出口とを有する渦流発生手段を有し、この
渦流発生手段が、上記遮集管の入口に連通する流出口と
上記流入管に面する端板部分とこの端板部分に設けた流
体流入口とを有する中空円筒体より成り、上記流入口が
上記の端板に斜めにされ、上記流入管からの流体を上記
筒体内に放射状に導入せしめるものであることを特徴と
する。
【０００６】上記渦流発生手段には、渦流を安定させる
ための通気口を設けたことを特徴とする。
ための通気口を設けたことを特徴とする。
【０００７】
【０００８】また、上記流入管と放流管との間には、越
流堰が形成されていることを特徴とする。
流堰が形成されていることを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【００１０】
【００１１】上記、流入口６よりも上流側には、流入口
６よりも高い位置で上記放流管３との間に越流堰を配置
しても良い。
６よりも高い位置で上記放流管３との間に越流堰を配置
しても良い。
【００１２】また、必要に応じて図３に示すように渦流
を安定させるための通気口８を筒体７の端面中央部に連
通して設ける。
を安定させるための通気口８を筒体７の端面中央部に連
通して設ける。
【００１３】本発明の下水道の流出抑制装置は、上記の
ような構成であるから、晴天時の汚水や初期降雨の路面
を洗浄した汚濁負荷の大きな雨水の場合は、流量が小さ
いため、渦流発生手段内には流れを抑制する渦流が発生
せず、下水はそのまま、渦流発生手段を通過するが、流
入量が多くなると渦流発生手段内で渦流が生じ流れが抑
制されるようになる。
ような構成であるから、晴天時の汚水や初期降雨の路面
を洗浄した汚濁負荷の大きな雨水の場合は、流量が小さ
いため、渦流発生手段内には流れを抑制する渦流が発生
せず、下水はそのまま、渦流発生手段を通過するが、流
入量が多くなると渦流発生手段内で渦流が生じ流れが抑
制されるようになる。
【００１４】従って、本発明によれば流出口５の直径を
同等の流出抑制効果を有するオリフィスの場合と比較し
て大きくでき、そのため閉塞の可能性を低減でき、汚濁
負荷の高い下水を遮集管２等へと流下させることができ
る。
同等の流出抑制効果を有するオリフィスの場合と比較し
て大きくでき、そのため閉塞の可能性を低減でき、汚濁
負荷の高い下水を遮集管２等へと流下させることができ
る。
【００１５】また、放流管３や越流堰を設けた場合に
は、渦流により遮集管２等に対する雨水の流出量が抑制
されることにより、流入側の水位が上昇し、越流堰を介
して、または、直接接続された放流管３から雨水が放流
され、ポンプ場や汚水処理場への流出量を低減できるよ
うになる。
は、渦流により遮集管２等に対する雨水の流出量が抑制
されることにより、流入側の水位が上昇し、越流堰を介
して、または、直接接続された放流管３から雨水が放流
され、ポンプ場や汚水処理場への流出量を低減できるよ
うになる。
【００１６】上記渦流発生手段においては、その筒体７
に対する流入口６の角度は図２に示すように筒体７の端
面に斜めになるようにする。
に対する流入口６の角度は図２に示すように筒体７の端
面に斜めになるようにする。
【００１７】
【００１８】
【発明の効果】上記のように本発明の下水道の流出抑制
装置によれば、渦流を発生させることにより流体の流れ
を抑制するようにしたので、オリフィスを用いる場合に
比べ流出口の開口をより大きくでき、従って固形物によ
る閉塞のおそれを一掃することができる大きな利点があ
る。
装置によれば、渦流を発生させることにより流体の流れ
を抑制するようにしたので、オリフィスを用いる場合に
比べ流出口の開口をより大きくでき、従って固形物によ
る閉塞のおそれを一掃することができる大きな利点があ
る。
【００１９】さらに、汚濁負荷の高い下水処理場へ流下
させることにより、流出抑制装置として機能しない場合
は貯留された雨水の汚濁負荷を低減し、流出抑制装置と
して機能する場合は公共用水域への汚濁負荷放流量を削
減できる。
させることにより、流出抑制装置として機能しない場合
は貯留された雨水の汚濁負荷を低減し、流出抑制装置と
して機能する場合は公共用水域への汚濁負荷放流量を削
減できる。
【図１】本発明の下水道の流出抑制装置の説明用正面図
である。
である。
【図２】本発明の下水道の流出抑制装置における渦流発
生手段の斜視図である。
生手段の斜視図である。
【図３】本発明の下水道の流出抑制装置における渦流発
生手段の他の実施例の斜視図である。
生手段の他の実施例の斜視図である。
【図４】従来の下水道の流出抑制装置の平面図である。
１ 雨水と汚水の流入管 ２ ポンプ場や下水処理場へ通じる遮集管 ３ 放流管 ４ 越流堰 ５ 流出口 ６ 流入口 ７ 筒体 ８ 通気口
Claims (3)
- 【請求項１】 被処理流体が流入する流入管に連通され
る流入口と被処理流体を処理場等に導入する遮集管の入
口に連通される流出口とを有する渦流発生手段を有し、
この渦流発生手段が、上記遮集管の入口に連通する流出
口と上記流入管に面する端板部分とこの端板部分に設け
た流体流入口とを有する中空円筒体より成り、上記流入
口が上記の端板に斜めにされ、上記流入管からの流体を
上記筒体内に放射状に導入せしめるものであることを特
徴とする下水道の流出抑制装置。 - 【請求項２】 上記渦流発生手段に渦流を安定させるた
めの通気口を設けたことを特徴とする請求項１記載の下
水道の流出抑制装置。 - 【請求項３】 上記流入管と放流管との間に越流堰が形
成されていることを特徴とする請求項１または２記載の
下水道の流出抑制装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16791097A JP3333986B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 下水道の流出抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16791097A JP3333986B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 下水道の流出抑制装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH111955A JPH111955A (ja) | 1999-01-06 |
| JP3333986B2 true JP3333986B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=15858325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16791097A Expired - Fee Related JP3333986B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 下水道の流出抑制装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3333986B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100429360C (zh) * | 2006-06-27 | 2008-10-29 | 林万泉 | 城市河流雨污混流管网的水流分质排放的方法 |
| JP2008190196A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 雨水貯留システム |
| CN108978835A (zh) * | 2018-07-30 | 2018-12-11 | 水利部杭州机械设计研究所 | 带有补气管的旋流截流装置 |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP16791097A patent/JP3333986B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH111955A (ja) | 1999-01-06 |
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