JP3333220B2 - 電気炉の炉体構造 - Google Patents

電気炉の炉体構造

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信元 高柴
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気炉の炉体構造に係
り、特に直流、交流を問わずスクラップを連続投入する
操業システムにおいて、操業費および設備比を低減でき
る電気炉の炉体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、熱効率および生産性の向上のため
電気炉の連続操業が提案されている。例えばコンスティ
ール法(Consteel Process)では、アーク電気炉の排ガ
ス中をスクラップを連続的に搬送して熱交換により予熱
し、電気炉の蓋を取ることなく連続的に装入して熱の損
失を防いでいる。従来のバッチ操業の場合には炉内にス
クラップを装入して溶解し、これを2〜3回繰返して所
定の出鋼量にして出鋼している。これらの電気炉の炉体
形状を図1に示した炉殻径Dと炉殻高さHにより説明す
る。炉殻径Dと炉殻高さHと炉内容積Vとの関係は次の
如くなる。 V=(π/4)D・H 更に D/H<2.75 である。
【0003】しかしこれらの炉体は連続操業では次の問
題点がある。 1) 炉内表面積が大きく熱損失が大きい。 2) 炉壁保護の耐火物および水冷の費用が割高である。 3) 炉内の電極の表面積が必要以上に大きく、側面の消
耗が大きく、電極原単位が高い。 4) 炉体、炉蓋、電極支持ポストが必要以上に大きく冷
却設備等を含めて設備費が大きい。
【0004】スクラップをバッチ投入する方法として特
開平2−238290が開示されている。この方法は炉
体の内部炉高と内径との比を1.2以上とし、かつ天井
を吊り天井としてスクラップの溶解に伴って天井が下降
する構造となっている。これを炉殻径Dと炉殻高さHと
の比に換算すると次の如くになる。 D/H≦0.83 上記技術は、天井の下降により炉内雰囲気と炉壁との接
触面積が減少して、熱損失が減少し、高温雰囲気にさら
される電極の長さが短くなり電極の損耗を防止すること
ができるが、炉体の高さが高くなり冷却設備を含めて設
備費がコスト高となる問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記従
来技術の課題を解決し、操業費および設備費を低減でき
るスクラップを連続投入する電気炉の炉体構造を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の要旨
とするところは次の如くである。すなわち、スクラップ
を連続投入し溶解および精錬する電気炉において、スク
ラップを切断してコンベアにて搬送し連続装入する設備
を具備するとともに、その炉体の炉殻径Dと炉殻高さHの
比D/Hを2.75以上として炉殻高さを低くすることにより
炉殻表面積を減少させたことを特徴とする電気炉の炉体
構造である。ここに炉殻径Dとは電気炉炉殻内径をい
い、炉殻高さHとは電気炉内溶鋼面から炉蓋に至るまで
の高さをいう。スクラップの連続投入方式は直流、交流
を問わず100t以上の大型電気炉に適用されるが、ス
クラップ2を適当な大きさに切断してコンベア4にて搬
送し連続装入する方式である。コンベア4による連続装
入方式には図2に示す如き炉体6の側方から投入する方
式と、図3に示す如く電気炉の炉体8の一部に投入口を
設け上方から投入する方式がある。スクラップ2の側方
投入および上方投入のいずれの方式においても、コンベ
ア4による単位時間あたりのスクラップ2の投入量と、
スクラップ2の単位時間あたりの溶解量すなわち溶鋼1
0の増加量とがほぼ同一であり、溶鋼10の成分が予定
成分となり炉体10に収容された溶鋼10の重量が予定
量に達した時点で出鋼する。図2、図3において複数の
電極12は支持フレーム13および支持ポスト14によ
って支持されることは従来どおりである。本発明におい
ては従来より炉殻高さを低くすることにより従来の同容
量の炉に対して炉殻表面積を減少して熱損失を減少する
と共に、炉体、電極支持装置および冷却装置の設備費を
することができる。
【0007】本発明において、炉体の炉殻径Dと炉殻高
さHの比を2.75以上に限定した理由は次の如くであ
る。すなわち従来例スクラップ装入の場合はバッチ方
式により装入され得るスクラップの容積比から、炉内容
積Vとの関係をV=(π/4)Dより算出した。
方、本発明は連続投入方式であるので単位時間に溶解し
うるスクラップ量の容積比から炉内容積Vとの関係をV
=(π/4)D より算出した。本発明は連続投入方式
をとり、炉体の炉殻径Dと炉殻高さHの比を2.75以
上とすることによって、従来より炉殻高さを低くするこ
とができ、従来の同容量の炉に対して炉殻表面積を減少
して熱損失を減少すると共に、炉体、電極支持装置およ
び冷却装置の設備費を縮小することができる。なお、本
発明は交流、直流何れの炉にも適用できる。
【0008】
【実施例】本発明の詳細を実施例により説明する。10
0tの炉容量の場合について直流電気炉の仕様を本発明
実施例および従来例について比較して表1に示した。次
に上記電気炉により、一般の市中屑を用いて、実施例は
連続装入により、従来例はバッチ装入により普通鋼を溶
製し、その結果を表2に示した。
【表1】
【0009】なお、その時の溶製条件は次の如く同一で
ある。 C原単位 20Kg/t O2原単位 22Nm3/t 出鋼温度 1620℃ 本発明実施例はスクラップを連続投入し、従来例はバッ
チ投入であるので、本発明実施例では従来例に比較して
炉内容積を小さくすることができた。
【表2】 表2から明らかな如く、本発明の実施例は従来例に比
し、炉殻表面積を減少することにより熱損失が減り、操
業費を低減することができた。また、設備費も炉殻高さ
を低くすることにより、電気炉自体は勿論、冷却用環水
設備および建家の分も減少することができた。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記実施例からも明らかな如
く、スクラップを連続投入し溶解精錬する電気炉におい
て、その炉体の炉殻径Dと炉殻高さHとの比D/Hを
2.75以上とすることにより、次の効果を挙げること
ができた。 (イ) 操業費を約15%低減できた。 (ロ) 設備費を従来の約70〜80%に低下できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のスクラップの連続投入方式による電気
炉の炉体構造を示す断面図である。
【図2】 本発明のスクラップの連続投入方式のうち、
炉体の側方から投入する方式の電気炉を示す模式断面図
である。
【図3】 本発明のスクラップの連続投入方式のうち、
炉蓋の一部に投入甲を設けた上方投入方式の電気炉を示
す模式断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−217788(JP,A) 特開 昭56−77682(JP,A) 特開 昭62−22985(JP,A) 特公 昭59−25139(JP,B1) 特公 昭56−10542(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27B 3/08 C22B 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクラップを連続投入し溶解および精錬
    する電気炉において、スクラップを切断してコンベアに
    て搬送し連続装入する設備を具備せしめるとるととも
    に、その炉体の炉殻径Dと炉殻高さHの比D/Hを2.
    75以上として炉殻高さを低くすることにより炉殻表面
    積を減少させたことを特徴とする電気炉の炉体構造。
    こに炉殻径Dとは電気炉炉殻内径をいい、炉殻高さHと
    は電気炉内溶鋼面から炉蓋に至るまでの高さをいう。
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