JP3332997B2 - 自動ねじ締付方法及び装置 - Google Patents

自動ねじ締付方法及び装置

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JP3332997B2
JP3332997B2 JP14056993A JP14056993A JP3332997B2 JP 3332997 B2 JP3332997 B2 JP 3332997B2 JP 14056993 A JP14056993 A JP 14056993A JP 14056993 A JP14056993 A JP 14056993A JP 3332997 B2 JP3332997 B2 JP 3332997B2
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耕一 正木
誠三 福元
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ねじ締付方法及び
装置に関し、特に、ねじの締付状態をトルク管理だけで
なく、リニアセンサを用いてソケットの高さ位置を管理
することにより完全なねじ締めを行うための新規な改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の自動ねじ
締付装置としては、一般に、図3で示す構成が採用され
ていた。すなわち、図3において符号1で示されるもの
は、駆動モータ2及びトルクセンサ3を一体状に有し、
矢印Aに沿って上下動自在に設けられた保持板であり、
この保持板1の下部には筒形をなすケーシング4が一体
状に設けられている。
【0003】前記ケーシング4内には、前記駆動モータ
2の駆動軸5が設けられ、この駆動軸5には、ねじ6を
回転させるためのソケット7を有する上下移動軸8が断
面多角形の摺動部9を介して上下動及び回転自在に設け
られている。
【0004】前記上下移動軸8の上端部8aと前記ケー
シング4の上端部4aとの間には、スプリング10が圧
縮した状態で設けられており、前記上下移動軸8は常に
下方に付勢されている。
【0005】次に、動作について述べる。まず、保持板
1と共に全体を図示しない上下動装置によって降下さ
せ、例えば、エンジン等の基部11上のねじ6上にソケ
ット7が嵌合すると同時に、駆動モータ2が回転し、ね
じ6は瞬時に締付けられる。この場合の締付状態は、ト
ルクセンサ3による駆動モータ2のトルク状態を検出す
ることによって判断していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動ねじ締付装
置は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、トルクセンサのみによっ
てねじの締付状態を検出していたため、例えば、ねじの
ゆがみや相手方のねじ穴のつぶれによってねじが途中で
止まった場合でも締付完了の信号が検出されることにな
り、不良の締付状態との区別を判断することが不可能で
あった。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ねじの締付状態をトルク管
理だけでなく、リニアセンサを用いてソケットの高さ位
置を管理することにより完全なねじ締めを行うようにし
た自動ねじ締付方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による自動ねじ締
付方法は、駆動モータ及びトルクセンサを一体状に有
し、上下動自在に設けられた保持板と、前記保持板の下
部に一体状に設けられた筒形をなすケーシングと、前記
ケーシング内に設けられ、ねじを回転させるためのソケ
ットを有する上下移動軸が断面多角形の摺動部を介して
上下動及び回転自在に配設された駆動軸と、前記上下移
動軸の上端部と前記ケーシングの上端部との間に圧縮し
た状態で設けられたスプリングと、前記上下移動軸の上
端の外周に設けられた輪状の磁性材のコアからなる可動
センサと、前記ケーシングの内壁に前記可動センサと対
向するように配設される輪状のコイルからなる固定セン
サとを備えた自動ねじ締付装置によりねじを自動的に締
付け、この締付の状態をトルクセンサにて検出するよう
にした自動ねじ締付方法において、前記可動センサと前
記固定センサにより差動トランスからなるリニアセンサ
を構成し、このリニアセンサによって前記ソケットの上
下動位置を検出する方法である。
【0009】本発明による自動ねじ締付装置は、駆動モ
ータ及びトルクセンサを一体状に有し、上下動自在に設
けられた保持板と、前記保持板の下部に一体状に設けら
れた筒形をなすケーシングと、前記ケーシング内に設け
られ、ねじを回転させるためのソケットを有する上下移
動軸が断面多角形の摺動部を介して上下動及び回転自在
に配設された駆動軸と、前記上下移動軸の上端部と前記
ケーシングの上端部との間に圧縮した状態で設けられた
スプリングと、前記上下移動軸の上端の外周に設けられ
た輪状の磁性材のコアからなる可動センサと、前記ケー
シングの内壁に前記可動センサと対向するように配設さ
れる輪状のコイルからなる固定センサとを備え、前記可
動センサと前記固定センサにより差動トランスからなる
リニアセンサを構成し、このリニアセンサによって前記
上下移動軸の上下動すなわちソケットの上下動を検出す
構成である。
【0010】
【0011】
【作用】本発明による自動ねじ締付方法及び装置におい
て、保持板を上方から下方へ降下させてソケットがねじ
に嵌合すると同時に駆動モータが回転し、ねじの螺入と
連動してソケットは上下移動軸と共に回転しつつ降下す
る。この時のソケットすなわち上下移動軸の降下状態
は、可動センサの降下が固定センサによって検出され、
予め定められた規定量だけ降下したか否かが処理回路部
によって検出される。従って、トルクセンサによってね
じの締付が確認された場合でも、このコアの降下が規定
量に到達していなければ、ねじの締付は完了しておら
ず、トルクセンサの信号とリニアセンサの信号を用いる
ことにより、完全な締付完了を検出することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明による自動ねじ締付
方法及び装置の好適な実施例について詳細に説明する。
なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して
説明する。図1は本発明による自動ねじ締付装置を示す
断面図、図2は図1の要部を示す結線図である。
【0013】図1及び図2において符号1で示されるも
のは、駆動モータ2及びトルクセンサ3を一体状に有
し、矢印Aに沿って上下動自在に設けられた保持板であ
り、この保持板1の下部には筒形をなすケーシング4が
一体状に設けられている。
【0014】前記ケーシング4内には、前記駆動モータ
2の駆動軸5が設けられ、この駆動軸5には、ねじ6を
回転させるためのソケット7を有する上下移動軸8が断
面多角形の摺動部9を介して上下動及び回転自在に設け
られている。
【0015】前記上下移動軸8の上端部8aと前記ケー
シング4の上端部4aとの間には、スプリング10が圧
縮した状態で設けられており、前記上下移動軸8は常に
下方に付勢されている。前記上下移動軸8の上端の外周
には、輪状の磁性材のコアからなる可動センサ20が設
けられていると共に、前記ケーシング4の内壁4aAに
は前記可動センサ20と対向するように3個の輪状のコ
イルからなる固定センサ21が設けられている。
【0016】前記可動センサ20と固定センサ21によ
り差動トランスからなるリニアセンサ22を構成し、こ
のリニアセンサ22によって前記上下移動軸8の上下動
すなわちソケット7の上下動を検出するように構成され
ている。
【0017】前記リニアセンサ22は、図2で示すよう
に構成されており、固定センサ21であるコイルには、
交流信号23及び処理回路部24が接続されており、こ
の処理回路部24により可動センサ20の位置を電圧と
して取り出すことができるように構成されている。
【0018】次に、動作について述べる。まず、保持板
1と共に全体を図示しない上下動装置によって降下さ
せ、例えば、エンジン等の基部11上のねじ6上にソケ
ット7が嵌合すると同時に駆動モータ2が回転し、ねじ
6は瞬時に締付けられる。この場合の締付状態は、前記
ソケット7と共に下降する上下移動軸8の下降をリニア
センサ22で検出し、規定量の降下が行われていること
を確認することによってねじ6の締付完了を検出するこ
とができる。
【0019】また、前述のリニアセンサ22によるソケ
ット7の降下を確認すると同時に、トルクセンサ3の信
号を検出することにより、ねじ6の締付の完了を確認す
ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明による自動ねじ締付方法及び装置
は、以上のように構成されているため、従来のトルクセ
ンサのみでは確認することができなかったねじの曲がり
やねじ穴のつぶれによる締付不良を回避することがで
き、ねじ締付の歩留りを大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動ねじ締付装置を示す断面図で
ある。
【図2】図1の要部を示す結線図である。
【図3】従来構成を示す断面図である。
【符号の説明】
2 駆動モータ 3 トルクセンサ 6 ねじ 7 ソケット 10 スプリング 20 可動センサ 21 固定センサ 22 リニアセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−110519(JP,A) 特開 平4−115837(JP,A) 特開 平3−136729(JP,A) 特開 平6−198525(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータ(2)及びトルクセンサ(3)を一
    体状に有し、上下動自在に設けられた保持板(1)と、 前記保持板(1)の下部に一体状に設けられた筒形をなす
    ケーシング(4)と、 前記ケーシング(4)内に設けられ、ねじ(6)を回転させる
    ためのソケット(7)を有する上下移動軸(8)が断面多角形
    の摺動部(9)を介して上下動及び回転自在に配設された
    駆動軸(5)と、 前記上下移動軸(8)の上端部(8a)と前記ケーシング(4)の
    上端部(4a)との間に圧縮した状態で設けられたスプリン
    グ(10)と、 前記上下移動軸(8)の上端の外周に設けられた輪状の磁
    性材のコアからなる可動センサ(20)と、 前記ケーシング(4)の内壁(4aA)に前記可動センサ(20)と
    対向するように配設される輪状のコイルからなる固定セ
    ンサ(21)とを備えた自動ねじ締付装置により ねじ(6)を
    自動的に締付け、この締付の状態をトルクセンサ(3)に
    て検出するようにした自動ねじ締付方法において、前記
    可動センサ(20)と前記固定センサ(21)により差動トラン
    スからなるリニアセンサ(22)を構成し、このリニアセン
    サ(22)によって前記ソケット(7)の上下動位置を検出す
    ることを特徴とする自動ねじ締付方法。
  2. 【請求項2】 駆動モータ(2)及びトルクセンサ(3)を一
    体状に有し、上下動自在に設けられた保持板(1)と、 前記保持板(1)の下部に一体状に設けられた筒形をなす
    ケーシング(4)と、 前記ケーシング(4)内に設けられ、ねじ(6)を回転させる
    ためのソケット(7)を有する上下移動軸(8)が断面多角形
    の摺動部(9)を介して上下動及び回転自在に配設された
    駆動軸(5)と、 前記上下移動軸(8)の上端部(8a)と前記ケーシング(4)の
    上端部(4a)との間に圧縮した状態で設けられたスプリン
    グ(10)と、 前記上下移動軸(8)の上端の外周に設けられた輪状の磁
    性材のコアからなる可動センサ(20)と、 前記ケーシング(4)の内壁(4aA)に前記可動センサ(20)と
    対向するように配設さ れる輪状のコイルからなる固定セ
    ンサ(21)とを備え、 前記可動センサ(20)と前記固定センサ(21)により差動ト
    ランスからなるリニアセンサ(22)を構成し、このリニア
    センサ(22)によって前記上下移動軸(8)の上下動すなわ
    ちソケット(7)の上下動を検出することを特徴とする自
    動ねじ締付装置。
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