JP3332578B2 - 安全長靴 - Google Patents

安全長靴

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JP3332578B2 JP12682394A JP12682394A JP3332578B2 JP 3332578 B2 JP3332578 B2 JP 3332578B2 JP 12682394 A JP12682394 A JP 12682394A JP 12682394 A JP12682394 A JP 12682394A JP 3332578 B2 JP3332578 B2 JP 3332578B2
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義信 藤野
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、針や釘等を踏みつけて
傷害を起こすといういわゆる踏抜事故を起こし易い作
業、例えば消防作業やゴミ処理場でのゴミ処理作業等に
おいて、この踏抜事故を防止するために履用する安全長
靴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、踏抜事故を防止するための安全長
靴としては、図2(a)に示すように、底体1内に、同
図の点線9に示すような板状体を設けたものがある。こ
の板状体9は、例えば厚さが0.2mm〜0.4mm程度の
金属板によって形成されている。このように底体1内に
硬質の板状体9を設けることによって、針や釘等を踏み
つけたとき、それが底体1を貫通して足裏を負傷してし
まうということを防ぐことができる。
【0003】しかし、同図に示すように、底体1は、人
の足裏の形状に合わせて土踏まずの位置する部分の横幅
が少し狭くなっているため、この安全長靴を下方から見
たとき、同図の斜線部分14に示すように土踏まずの部
分が底体1よりも外側に突出した状態になってしまう。
従って、この土踏まずの部分14は、底体1に設けらた
板状体9で保護されていないため、土踏まずに対しては
踏抜事故を防止することはできず、これによって、この
安全長靴を履用していても土踏まずに踏み抜きによる傷
害を起こしてしまうということがある。
【0004】そこで、この土踏まずも含め、甲下部全体
を保護するために、図2(b)に示すように、甲下部4
の全周に保護帯15を設けた安全長靴がある。この保護
帯15としては、甲下部4を保護しながら歩行や作業の
際の甲部5の屈曲動作を妨げないようにするために、柔
軟性がありかつ比較的強度の高い素材、例えばアラミド
繊維から成る織物が使用されており、更に強度を高める
ためにトッピング加工が施されている。そして、この保
護帯15は、図2(c)に示すように、裏材(メリヤ
ス)11と胴ゴム12との間に介在しており、より強度
を高めるために、2枚のアラミド繊維から成る織物15
a、15bによって構成されている。なお、同図におけ
る9が踏抜防止板としての板状体であり、この板状体9
は、中底10と中芯7との間に介在している。また、8
は板状体9と中芯7との接着力を強化するための接着補
強用ゴム、6は本底、13は甲ゴムである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図2に示
す安全長靴のように、甲下部4を保護帯15によって保
護しているとしても、この保護帯15は所詮織物で形成
されているため、硬質で先鋭な針や釘等の穿通までは防
ぐことはできない。従って、この保護体15を設けただ
けでは土踏まずに対する踏抜事故を防止することができ
ないという問題があり、今ひとつ安全長靴としての完成
度が低く、信頼性に欠けてしまう。
【0006】本発明は、靴の機動性、即ち歩き易さや作
業のし易さを確保しながら土踏まずについても踏抜事故
を防止することができる安全長靴を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の安全長靴は、踏
抜防止用の板状体をその面が底体の接地面と略平行にな
る状態に上記底体内に設けた安全長靴において、土踏ま
ず側の甲下部に、上記土踏まずに略沿うように彎曲した
形状を有する硬質の彎曲体を設けると共に、上記彎曲体
の下縁部が上記板状体の上記土踏まず側の側縁部に重な
る状態に構成したことを特徴とするものである。なお、
上記彎曲体は、金属製又は硬質プラスチック製とするの
がよい。
【0008】
【作用】本発明によれば、彎曲体が土踏まず側の甲下部
に設けられているので、針や釘等が土踏まずに突き刺さ
ることはない。また、彎曲体の下縁部と板状体の土踏ま
ず側の側縁部とが重なっているので、この安全長靴を下
方から見たとき、彎曲体と板状体とは連続した状態にな
り、これによって、足裏面はこの彎曲体と板状体とによ
って被われた状態になる。従って、底床面側から針や釘
等が足裏に突き刺さる余地がない。そして、彎曲体と板
状体とは各々独立しているので、歩行や作業の際の甲部
の屈曲に支障を来すことはない。
【0009】
【実施例】本発明に係る安全長靴の一実施例を図1を参
照して説明する。なお、上記図2に示す従来の安全長靴
では、織物製の保護帯15を甲下部4の全周に設けた
が、本実施例の安全長靴は、図1(a)に示すように、
土踏まず側の甲下部4に同図の点線2に示すような硬質
の彎曲体を設けたものである。この構造以外について
は、図2に示す従来の安全長靴と同等であるので、同等
部分については同一符号を付して、その詳細な説明を省
略する。
【0010】彎曲体2は、図1(b)に示すように、薄
い板状の素材を人の土踏まずに略沿うように彎曲した形
状を有すると共に、その下側は略L字状に曲げられた形
状になっており裾部2aが形成されている。この彎曲体
2の素材としては、例えばステンレス綱等の金属を使用
しており、厚さtについては約0.4mm程度である。
【0011】そして、図1(c)に示すように、この彎
曲体2を裏材(メリヤス)11と胴ゴム12との間に介
在させると共に、この彎曲体2の裾部2aの端縁部が板
状体9の土踏まず側の側縁部9aに重なるように設けて
いる。また、この金属製の彎曲体2の両面には、裏材1
1及び胴ゴム12との接着力を強化するために、接着補
強用ゴム3a及び3bが設けられている。なお、この接
着補強用ゴム3a及び3bの各上側端縁部3c及び3d
は、各々揃わないように故意にずらした状態で設けられ
ており、これによって彎曲体2の上側端縁部分20にお
いて外観上に急激な段差が生じないようにしている。ま
た、これと同時に、上側端縁部分20の強度も徐々に変
化するので、この上側端縁部分20に位置する裏材11
と胴ゴム12と甲ゴム13とに対して、各々の一定部分
に負荷が集中してしまうということはない。
【0012】上記のように、この安全長靴では、図2に
示す従来の安全長靴で使用している保護帯15よりも硬
質な彎曲体2を土踏まず側の甲下部に設けているので、
針や釘等が土踏まずに突き刺さることはなく、これによ
って土踏まずに対しても踏抜事故を防止することができ
る。また、彎曲体2の裾部2aの端縁部と板状体9の土
踏まず側の側縁部9aとが重なるように構成しているの
で、この安全長靴を下方から見たとき、彎曲体2と板状
体9とは連続した状態になる。従って、足裏は、硬質の
彎曲体2と板状体9とによって被われるため、針や釘等
が底床面側から足裏に突き刺さるような余地が無くな
り、これによって踏抜事故を防止するために履用する安
全長靴としての完成度及び信頼性が、図2に示す従来の
安全長靴よりも遙かに向上する。また、彎曲体2と板状
体9とは各々独立した状態で設けられているので、甲部
5の屈曲動作が妨げられることはなく、歩行や作業に支
障がない。更に、この彎曲体2は、薄板を加工、若しく
は簡単な型で形成することができるので、比較的に低コ
ストで製造することができる。
【0013】なお、本実施例では、彎曲体2をステンレ
ス鋼で形成したが、例えば普通綱やアルミニウム等のス
テンレス綱以外の金属で形成してもよい。
【0014】また、彎曲体2は、金属製に限らず、例え
ばポリカーボネイトやFRP、エポキシ、ポリオレフィ
ン等の硬質プラスチックによって形成してもよい。これ
らの硬質プラスチックにより彎曲体2を形成することに
よって、彎曲体2を金属で形成した安全長靴よりも軽量
化することができる。
【0015】そして、この彎曲体2を設けた安全長靴に
対して、更に、図2に示す従来の安全長靴のように、甲
下部4の全周に保護体15を設けた構造にしてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の安全長靴は、硬質の彎曲体を土
踏まず側の甲下部に設けているので、針や釘等が土踏ま
ずに突き刺さることはなく、これによって土踏まずに対
する踏抜事故を防止することができるという効果があ
る。また、この彎曲体と板状体とによって足裏面を被う
ように構成されているため、針や釘等が底床面側から足
裏に突き刺さる余地がなく、これによって安全長靴とし
ての完成度及び信頼性を従来よりも向上させることがで
きる。そして、彎曲体は、板状体とは独立して設けられ
ているので、歩行や作業の際の甲部の屈曲動作が妨げら
れてしまうことはない。また、従来の安全長靴に彎曲体
を設けただけの構造であるので、比較的に低コストで上
記のような多大な効果を奏する安全長靴を製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は安全長靴の
斜視図、(b)は彎曲体の拡大斜視図、(c)は(a)
におけるA−A端面を示す土踏まず側((a)の右側)
拡大図である。
【図2】従来の安全長靴を示し、(a)は底体の底面
図、(b)は安全長靴の斜視図、(c)は(b)におけ
るB−B端面を示す土踏まず側((b)の右側)拡大図
である。
【符号の説明】
1 底体1 2 彎曲体2 3a、3b 接着補強用ゴム 4 甲下部 5 甲部 6 本底 7 中芯 8 接着補強用ゴム 9 板状体 10 中底 11 裏材 12 胴ゴム 13 甲ゴム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏抜防止用の板状体をその面が底体の接
    地面と略平行になる状態に上記底体内に設けた安全長靴
    において、土踏まず側の甲下部に、上記土踏まずに略沿
    うように彎曲した形状を有する硬質の彎曲体を設けると
    共に、上記彎曲体の下縁部が上記板状体の上記土踏まず
    側の側縁部に重なる状態に構成したことを特徴とする安
    全長靴。
  2. 【請求項2】 上記彎曲体を金属により形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の安全長靴。
  3. 【請求項3】 上記彎曲体を硬質プラスチックにより形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の安全長靴。
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