JP3332486B2 - 吸収冷凍機の安全装置 - Google Patents

吸収冷凍機の安全装置

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JP3332486B2 JP18435893A JP18435893A JP3332486B2 JP 3332486 B2 JP3332486 B2 JP 3332486B2 JP 18435893 A JP18435893 A JP 18435893A JP 18435893 A JP18435893 A JP 18435893A JP 3332486 B2 JP3332486 B2 JP 3332486B2
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/12Inflammable refrigerants

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可燃性を有するアンモ
ニアなどを冷媒として使用する吸収冷凍機の安全装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】アンモニアを冷媒として使用する吸収式
冷凍機は、従来から各方面で広範に使用されているが、
近年ではフロンに代替するものとして注目され、現在も
各種の研究がなされている。
【0003】しかし、アンモニアはその強い毒性と可燃
性から、周知のように大気への漏洩は厳しく制限されて
おり、使用に際しては常に高い安全性が要求されるが、
従来のアンモニア吸収冷凍機においては、室内熱交換器
と室外熱交換器とを除く、冷水熱交換器・温水熱交換器
・吸収器・冷媒蒸気発生器などのアンモニア循環機器部
を単に薄い鉄板などで気密に囲ったり、配管部や熱交換
器からの漏洩を防止するために厳重な漏洩検査を繰り返
し実施したり、あるいは冷凍システム全体を別棟に設置
するなどの消極的対策が取られているに過ぎなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の安全
対策では何れも可燃性冷媒の大気中への漏洩を完全には
防止することができなかったので、この点の解決が課題
となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、アンモニア
などの可燃性冷媒を使用する吸収冷凍機の、室内熱交換
器と室外熱交換器を除く、冷水熱交換器、温水熱交換
器、吸収器、冷媒蒸気発生器などの冷媒循環部を気密に
囲う密閉容器と、外気をこの密閉容器内に取り込む逆流
防止手段付き吸気口と、この密閉容器内に設置した冷媒
検知手段と、前記冷媒蒸気発生器を加熱するバーナに前
記密閉容器内の気体を供給する容器内気体供給路と、前
記冷媒検知手段が所定濃度以上の冷媒を検知したとき、
前記バーナの燃焼量を絞る制御器と、から構成すること
を特徴とする吸収冷凍機の安全装置と、
【0006】アンモニアなどの可燃性冷媒を使用する吸
収冷凍機の、室内熱交換器と室外熱交換器を除く、冷水
熱交換器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器など
の冷媒循環部を気密に囲う密閉容器と、外気をこの密閉
容器内に取り込む逆流防止手段付き吸気口と、この密閉
容器内に設置した冷媒検知手段と、前記冷媒蒸気発生器
を加熱するバーナに、前記密閉容器内の気体を供給する
容器内気体供給路と、外気を供給する外気供給路と、前
記冷媒検知手段が所定濃度以上の冷媒を検知したとき、
前記バーナへの燃焼用酸素の供給を前記外気供給路から
前記容器内気体供給路へ切り換えると共に、前記バーナ
の燃焼量を制御することの可能な制御器と、から構成す
ることを特徴とする吸収冷凍機の安全装置と、
【0007】アンモニアなどの可燃性冷媒を使用する吸
収冷凍機の、室内熱交換器と室外熱交換器を除く、冷水
熱交換器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器など
の冷媒循環部を気密に囲う密閉容器と、外気をこの密閉
容器内に取り込む逆流防止手段付き吸気口と、この密閉
容器内に設置した冷媒検知手段と、前記冷媒蒸気発生器
を加熱するバーナに、前記密閉容器内の気体を供給する
容器内気体供給路と、外気を供給する外気供給路と、前
記冷媒検知手段が所定濃度以上の冷媒を検知したとき、
前記バーナへの燃焼用酸素の供給を前記外気供給路に加
えて前記容器内気体供給路からも開始させると共に、前
記バーナの燃焼量を制御することの可能な制御器と、か
ら構成することを特徴とする吸収冷凍機の安全装置と、
を提供し、前記従来技術の課題を解決するものである。
【0008】
【作用】請求項1の場合;可燃性の冷媒が冷凍機から漏
洩することがあっても、冷媒が循環する部分は密閉容器
により気密に囲われているので、冷媒は大気中に直接漏
れ出ることがない。そして、冷媒検知手段により密閉容
器内の冷媒が所定濃度以上になったことが検知される
と、バーナの燃焼量が絞られて冷媒蒸気の発生量が減少
するので、冷媒の漏洩が減少し、既に密閉容器内に漏洩
していた冷媒は容器内気体供給路を介してバーナに供給
されて燃焼されることから、密閉容器内の冷媒は次第に
減少する。
【0009】請求項2の場合;可燃性の冷媒が冷凍機か
ら漏洩することがあっても、冷媒が循環する部分は密閉
容器により気密に囲われているので、冷媒は大気中に直
接漏れ出ることがない。そして、密閉容器内の漏洩冷媒
濃度が所定以上になったことが冷媒検知手段により検知
されると、バーナに供給する燃焼用酸素の経路が外気供
給路から容器内気体供給路に切り換わるので、バーナの
燃焼量を絞れば前記請求項1の場合と同様の作用効果に
よって密閉容器内の冷媒は次第に減少し、バーナの燃焼
量を絞らなければ、冷凍運転を行いながら漏洩冷媒はバ
ーナに供給されて燃焼されるため、この場合も密閉容器
内の冷媒は次第に減少する。
【0010】請求項3の場合;可燃性の冷媒が冷凍機か
ら漏洩することがあっても、冷媒が循環する部分は密閉
容器により気密に囲われているので、冷媒は大気中に直
接漏れ出ることがない。そして、密閉容器内の漏洩冷媒
濃度が所定以上になったことが冷媒検知手段により検知
されると、バーナへの燃焼用酸素の供給が外気供給路に
加えて容器内気体供給路からも行われるようになるの
で、バーナの燃焼を絞れば前記請求項1の場合と同様の
作用効果によって密閉容器内の冷媒は次第に減少し、バ
ーナの燃焼量を絞らなければ、冷凍運転を行いながら漏
洩冷媒はバーナに供給されて燃焼されるため、この場合
も密閉容器内の冷媒は次第に減少する。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下、図1・図2に基づいて本発明の第1
の実施例を詳細に説明する。
【0012】図1において、10は室内熱交換器1・室
外熱交換器2・冷水熱交換器3・温水熱交換器4・吸収
器5・冷媒蒸気発生器6などを配管接続して構成する、
それ自体は従来周知のアンモニア吸収冷凍機のアンモニ
ア循環部、すなわち室内熱交換器1・室外熱交換器2を
除く、冷水熱交換器3・温水熱交換器4・吸収器5・冷
媒蒸気発生器6・八方弁V1・減圧弁V2・V3・均圧
弁V4・V5・ポンプP1・P2・P3などを気密状態
に収納している密閉容器である。
【0013】11は逆流防止蓋11aを備えて密閉容器
10の底部側に設置した、周囲の空気、すなわち外気を
密閉容器10内に取り込むための吸気口、12は密閉容
器10内の気体を冷媒蒸気発生器6の加熱手段としての
バーナ7に、燃焼用の酸素源として供給する容器内気体
供給路であり、バーナ7を臨む一端に送風ファン12a
を備え、途中に逆火防止スクリーン12bを備え、他端
の吸気口13を密閉容器10内の高所に逆流防止蓋13
aを備えて設けてある。7aはバーナ7にガスなどの所
要の燃料を供給する燃料供給管であり、図示しない制御
弁などによって供給量を制御し、火力が調節される。7
bはバーナ7の燃焼室、7cは一端が燃焼室7bに接続
され、他端の排気口7dが密閉容器10の外に設けられ
た排気筒である。
【0014】前記逆流防止蓋11aは吸気口11の密閉
容器内開口端に図面左向きに、図示しないバネの弾発力
などを用いて所定の力で押し付けられているので、密閉
容器10内の気体が吸気口11を介して排気されること
はない。しかし、送風ファン12aを起動して密閉容器
10内の気体をバーナ7に供給すると、密閉容器10内
の圧力が外気圧より低下するので、内外気圧差により図
面右向きの力が作用し始め、この力がバネなどで付与し
ている力を上回ると、図面右方向に移動して外気を密閉
容器10内に流入させる機能を備えた蓋である。前記逆
流防止蓋13aもこの逆流防止蓋11aと同様に機能す
る蓋であり、密閉容器10内の気体が容器内気体供給路
12に流入することがあっても、容器内気体供給路12
にある気体が密閉容器10に逆流することがないように
なっている。
【0015】14は密閉容器10内の適宜の位置(密度
の小さいアンモニアガスを検知するので高い位置が好ま
しい)に設置した、アンモニア検知センサである。
【0016】15は安全装置の制御器であり、前記アン
モニア検知センサ14が所定濃度、例えば50ppm以
上のアンモニアを検知したときに、この検出信号を受け
て警報機16を動作させてアンモニアの漏洩を報知する
と共に、燃料供給管7aからバーナ7に供給する燃料
と、このバーナ7に燃焼用酸素源として容器内気体供給
路12から供給する密閉容器10内の気体の供給量とを
減らすことで、バーナ7の燃焼量すなわち火力を絞り、
冷媒蒸気発生器6における冷媒蒸気の発生を抑えて冷凍
機の冷凍サイクルを停止させる機能などを備えている。
【0017】以下、上記安全装置の具体的な動作の一例
を図2に基づいて説明する。
【0018】ステップS1では、アンモニア検知センサ
14によるアンモニア漏洩の有無を判定し、ここでアン
モニアの漏洩が検知されると、ステップS2に進み、冷
凍機が冷凍運転を行っているか否かを判定する。
【0019】冷凍運転を行っているときには、ステップ
S3に進んでバーナ7の火力を最低に絞って冷媒蒸気発
生器6での冷媒蒸気の発生を抑え、続いてステップS4
に移行してアンモニアが漏れていることを警報機16を
動作させて警報を発する。
【0020】前記ステップS3の動作、すなわち冷媒蒸
気が発生しない程度の弱い火力で燃えているバーナ7
に、密閉容器10内の気体、すなわち漏洩したアンモニ
アガスを含む空気が燃焼用酸素源として少量づつ供給さ
れ続けるので、密閉容器10内に漏洩していたアンモニ
アは次第に減少する。
【0021】ステップS5では均圧弁V4・V5を開
き、ステップS6ではステップS5の均圧弁開放から所
定時間、例えば5分が経過するのを待ってステップS7
に移行し、ポンプP3を停止して溶液の循環を停止させ
る。
【0022】前記ステップS3・S5・S7の一連の動
作によって冷媒循環系の圧力が低下するので、アンモニ
アが漏洩する速度が減少する。
【0023】そして、ステップS8に移行してファンモ
ータ(図示せず)や他のポンプP1・P2などの運転を
停止し、冷凍サイクルを停止させる。
【0024】前記ステップS2の判定において冷凍運転
が行われていないと判定されたときには、ステップS9
・S10の順に移行し、パージ燃焼・警報発信を行う。
【0025】ステップS9におけるパージ燃焼は、ステ
ップS3の項で説明したようにバーナ7を最小の火力で
燃焼させることであり、これにより密閉容器10内に漏
洩していたアンモニアが燃焼用酸素と共にバーナ7に供
給されて燃焼される。
【0026】以上説明したように本発明の安全装置を備
えたアンモニア吸収冷凍機においては、冷水熱交換器3
・温水熱交換器4・吸収器5・冷媒蒸気発生器6・八方
弁V1・減圧弁V2・V3・均圧弁V4・V5・ポンプ
P1・P2・P3などのアンモニア循環部に腐食や亀裂
を生じてアンモニア冷媒が漏洩することがあっても、こ
の部分は密閉容器10によって気密に囲われているの
で、冷媒循環系から漏洩したアンモニアが大気中に直接
拡散することがない。
【0027】しかも、密閉容器10内に漏洩したアンモ
ニアガスを、バーナ7に送って燃焼させるので、漏洩ア
ンモニアの濃度は次第に低下する。そして、管理者は警
報機16の動作を見てアンモニアの漏洩を知り、修理な
どの適宜の対策を早期に講じることが可能であるから、
冷媒のアンモニアが大気中に拡散して人体などに害を与
えたり、火災を引き起こすと云った危険を未然に防止す
ることができる。
【0028】(実施例2)以下、図3に基づいて本発明
の第2の実施例を説明する。なお、図1と同一の符号で
示した部分は、図1において説明した部分と同一の機能
を有する部分であるから、本発明の理解を妨げない範囲
で説明は省略した。
【0029】17は密閉容器10の周囲の空気、すなわ
ち外気をバーナ7に供給する外気供給路であり、切換用
ダンパ17aを介して、前記実施例1で説明した構成の
容器内気体供給路12の途中に連通可能な構成となって
いる。
【0030】このため、切換用ダンパ17aを操作する
ことにより、バーナ7には、外気のみ、密閉容器10内
の気体のみ、あるいは外気と密閉容器10内の気体とを
適宜の比率で供給することが可能である。
【0031】上記構成の安全装置を備えた冷凍機におい
ては、通常の冷凍運転ではバーナ7に燃焼用酸素源とし
て、外気供給路17から外気を直接供給したり、あるい
は容器内気体供給路12を介して密閉容器10内の気体
を供給する。
【0032】そして、アンモニア検知センサ14が所定
の濃度以上のアンモニアを検知すると、バーナ7の燃焼
量を最小に絞ると共に、燃焼用酸素源としての気体を容
器内気体供給路12からのみ供給するように切換用ダン
パ17aを操作したり、
【0033】バーナ7の燃焼量を絞ることなく、燃焼用
酸素源としての気体を容器内気体供給路12からのみ供
給するように切換用ダンパ17aを操作したり、あるい
は、容器内気体供給路12と外気供給路17とから適宜
の比率で供給するように切換用ダンパ17aを操作する
ことも可能である。
【0034】バーナ7の燃焼量を最小に絞り、容器内気
体供給路12からのみ燃焼用酸素源としての気体を供給
すれば、実施例1と同様の作用効果が得られる。
【0035】一方、バーナ7の燃焼量を絞ることなく、
容器内気体供給路12からのみ燃焼用酸素源としての気
体を供給する制御を行えば、冷凍運転を中止することな
く漏洩したアンモニアを燃焼して減少させることが可能
である。しかし、このように冷凍運転を継続しながら密
閉容器10内に漏洩したアンモニアを減少させることが
できるのは、アンモニアの漏洩速度が小さいときに限ら
れので、この制御を所定時間、例えば20分間継続して
もアンモニア検知センサ14が依然としてアンモニアの
漏洩を検知しているときには、バーナ7の燃焼量を最小
に絞る前記した制御に切り換えることが好ましい。
【0036】また、バーナ7の燃焼量を絞らず、外気供
給路17と容器内気体供給路12の両方から燃焼用酸素
源としての気体を供給する制御を行うことによっても、
冷凍運転を中止することなく漏洩したアンモニアを燃焼
して減少させることが可能である。しかし、この場合も
冷凍運転を継続しながら密閉容器10内に漏洩したアン
モニアを減少させることができるのは、アンモニアの漏
洩速度が小さいときに限られので、所定時間が経過して
もアンモニア検知センサ14が依然としてアンモニアの
漏洩を検知しているときには、前記の制御と同様に、バ
ーナ7の燃焼量を最小に絞る制御に切り換えることが好
ましい。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0038】また、上記実施例は何れもアンモニア吸収
冷凍機の安全装置として説明したが、冷媒としてメタ
ン、エタン、エチレン、プロパン、クロールメチル、ジ
メチルアミンなどを使用した吸収冷凍機であっても構わ
ない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、アン
モニアなどの可燃性冷媒を使用する吸収冷凍機の、室内
熱交換器と室外熱交換器を除く、冷水熱交換器、温水熱
交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器などの冷媒循環部を気
密に囲う密閉容器と、外気をこの密閉容器内に取り込む
逆流防止手段付き吸気口と、この密閉容器内に設置した
冷媒検知手段と、前記冷媒蒸気発生器を加熱するバーナ
に前記密閉容器内の気体を供給する容器内気体供給路
と、前記冷媒検知手段が所定濃度以上の冷媒を検知した
とき、前記バーナの燃焼量を絞る制御器と、から構成す
ることを特徴とする吸収冷凍機の安全装置であり、
【0040】第2の発明は密閉容器と、逆流防止手段付
き吸気口と、冷媒検知手段と、容器内気体供給路と、外
気供給路と、前記冷媒検知手段が所定濃度以上の冷媒を
検知したとき、バーナへの燃焼用酸素の供給を前記外気
供給路から前記容器内気体供給路へ切り換えると共に、
前記バーナの燃焼量を制御することの可能な制御器と、
から構成することを特徴とする吸収冷凍機の安全装置で
あり、
【0041】第3の発明は密閉容器と、逆流防止手段付
き吸気口と、冷媒検知手段と、容器内気体供給路と、外
気供給路と、前記冷媒検知手段が所定濃度以上の冷媒を
検知したとき、バーナへの燃焼用酸素の供給を前記外気
供給路に加えて前記容器内気体供給路からも開始させる
と共に、前記バーナの燃焼量を制御することの可能な制
御器と、から構成することを特徴とする吸収冷凍機の安
全装置であるので、
【0042】何れの安全装置においても、吸収器・冷媒
蒸気発生器などの冷媒循環系に腐食や亀裂を生じても、
冷媒循環系が密閉容器により気密に囲われているので、
冷媒は大気中に直接漏れ出ることがないから、人体など
に害を与えることがないし、火災が起こる危険もない。
【0043】さらに、第1の発明の安全装置においては
冷媒検知手段により密閉容器内の冷媒が所定濃度以上に
なったことが検知されると、バーナの燃焼量が絞られて
冷媒蒸気の発生量が減少するので、冷媒の漏洩速度が減
少し、既に密閉容器内に漏洩していた冷媒は容器内気体
供給路を介してバーナに供給されて燃焼されることか
ら、密閉容器内の冷媒は次第に減少すると云った利点が
あり、
【0044】また、第2・第3の発明の安全装置におい
ては冷媒検知手段により密閉容器内の冷媒が所定濃度以
上になったことが検知されると、密閉容器内の気体、す
なわち漏洩冷媒を含有する空気がバーナに供給されて冷
媒が燃焼されるので、バーナの燃焼量を絞れば前記第1
の発明の場合と同様の作用効果によって密閉容器内の冷
媒は次第に減少し、バーナの燃焼量を絞らなければ、冷
凍運転を行いながら漏洩冷媒はバーナに供給されて燃焼
されるため、この場合も密閉容器内の冷媒を次第に減少
させることができると云った利点があるなど、顕著な効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の説明図である。
【図2】実施例1の制御例を示す説明である。
【図3】実施例2の説明図である。
【符号の説明】
1 室内熱交換器 2 室外熱交換器 3 冷水熱交換器 4 温水熱交換器 5 吸収器 6 冷媒蒸気発生器 7 バーナ 7a 燃料供給管 10 密閉容器 11 吸気口 11a 逆流防止蓋 12 容器内気体供給路 12a 送風ファン 12b 逆火防止スクリーン 13 吸気口 13a 逆流防止蓋 14 アンモニア検知センサ 15 制御器 16 警報機 17 外気供給路 17a 切換用ダンパ P1・P2・P3 ポンプ V1 八方弁 V2・V3 減圧弁 V4・V5 均圧弁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 15/00 306 F25B 15/04 F25B 49/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンモニアなどの可燃性冷媒を使用する
    吸収冷凍機の、室内熱交換器と室外熱交換器を除く、冷
    水熱交換器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器な
    どの冷媒循環部を気密に囲う密閉容器と、外気をこの密
    閉容器内に取り込む逆流防止手段付き吸気口と、この密
    閉容器内に設置した冷媒検知手段と、前記冷媒蒸気発生
    器を加熱するバーナに前記密閉容器内の気体を供給する
    容器内気体供給路と、前記冷媒検知手段が所定濃度以上
    の冷媒を検知したとき、前記バーナの燃焼量を絞る制御
    器と、から構成することを特徴とする吸収冷凍機の安全
    装置。
  2. 【請求項2】 アンモニアなどの可燃性冷媒を使用する
    吸収冷凍機の、室内熱交換器と室外熱交換器を除く、冷
    水熱交換器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器な
    どの冷媒循環部を気密に囲う密閉容器と、外気をこの密
    閉容器内に取り込む逆流防止手段付き吸気口と、この密
    閉容器内に設置した冷媒検知手段と、前記冷媒蒸気発生
    器を加熱するバーナに、前記密閉容器内の気体を供給す
    る容器内気体供給路と、外気を供給する外気供給路と、
    前記冷媒検知手段が所定濃度以上の冷媒を検知したと
    き、前記バーナへの燃焼用酸素の供給を前記外気供給路
    から前記容器内気体供給路へ切り換えると共に、前記バ
    ーナの燃焼量を制御することの可能な制御器と、から構
    成することを特徴とする吸収冷凍機の安全装置。
  3. 【請求項3】 アンモニアなどの可燃性冷媒を使用する
    吸収冷凍機の、室内熱交換器と室外熱交換器を除く、冷
    水熱交換器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器な
    どの冷媒循環部を気密に囲う密閉容器と、外気をこの密
    閉容器内に取り込む逆流防止手段付き吸気口と、この密
    閉容器内に設置した冷媒検知手段と、前記冷媒蒸気発生
    器を加熱するバーナに、前記密閉容器内の気体を供給す
    る容器内気体供給路と、外気を供給する外気供給路と、
    前記冷媒検知手段が所定濃度以上の冷媒を検知したと
    き、前記バーナへの燃焼用酸素の供給を前記外気供給路
    に加えて前記容器内気体供給路からも開始させると共
    に、前記バーナの燃焼量を制御することの可能な制御器
    と、から構成することを特徴とする吸収冷凍機の安全装
    置。
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