JP3331798B2 - 不純物層の分離領域形成方法 - Google Patents

不純物層の分離領域形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不純物層の分離領域形成
方法に関し、特には半導体装置の製造工程で基板の表面
層に形成される不純物層を分離する分離領域の形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CMOS構成のトランジスタ回
路では、基板の表面層に形成されるNwell層とPw
ell層との界面にトレンチを配置し、これによって上
記Nwell層とPwell層とを分離している。上記
トレンチからなる分離領域を形成する場合には、先ず、
第1のレジストパターンをマスクにしたエッチングを行
い、これによって基板に上記トレンチを形成する。次い
で、上記第1のレジストパターンを除去した後、新たに
形成した第2のレジストパターンをマスクにしてNwe
ll層を形成するイオン注入を行う。その後、上記第2
のレジストパターンを除去した後、新たに形成した第3
のレジストパターンをマスクにしてPwell層を形成
するイオン注入を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記の
分離領域の形成方法では、Nwell層及びPwell
層を形成するための第2及び第3のレジストパターンと
は別に、分離領域形成用の第1のレジストパターンを基
板上に形成しなければならない。このため、分離領域の
形成に手間がかかる。
【0004】さらに、上記分離領域の形成方法では、形
成したトレンチに対してPwell層及びNwell層
を形成するための第2及び第3のレジストパターンの位
置合わせを行う必要がある。このため、Pwell層,
Nwell層を確実に分離するためには、Pwell
層,Nwell層を形成するための第2及び第3のレジ
ストパターンの合わせ余裕の幅よりも上記分離領域を構
成するトレンチの幅を大きく設定しなければならない。
例えば、第2及び第3のレジストパターンの合わせ余裕
の幅が±αである場合、トレンチ幅はx≧α×2でかつ
分離能力が得られる値に設定する必要がある。これは、
分離領域の幅の縮小化を制限する要因になっている。
【0005】そこで本発明は、上記の課題を解決する不
純物層の分離領域形成方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、基板の表面層に隣あって形成される第1不
純物層と第2不純物層とを分離する方法であり、以下の
手順で行う。第1工程では、基板上に保護膜を形成し当
該保護膜上に第1のレジストパターンを形成する。その
後、上記第1のレジストパターンをマスクにして、上記
基板中に上記第1不純物層を形成する第1の不純物をイ
オン注入すると共に上記保護膜を除去する。第2工程で
は、上記第1のレジストパターンを除去した後、上記保
護膜との間にトレンチを形成する基板部分を露出させか
つ上記第1不純物層の上方を覆う状態で第2のレジスト
パターンを形成する。第3工程では、上記第2のレジス
トパターンをマスクにして上記基板中に上記第2不純物
層を形成する第2の不純物をイオン注入する。第4工程
では、上記第2のレジストパターンと上記保護膜とをマ
スクにしたエッチングによって、上記基板に上記第1及
び第2不純物層よりも深いトレンチを形成する。
【0007】
【作用】上記不純物層の分離領域形成方法では、第1の
レジストパターンを用いて第1不純物層の形成と保護膜
のパターン化が行われ、第2のレジストパターンを用い
て第2不純物層の形成が行われ、パターン化された保護
膜と第2のレジストパターンを用いて分離領域となるト
レンチが形成される。このため、2種類のレジストパタ
ーンを用いて第1不純物層,第2不純物層及び上記トレ
ンチが形成される。このため、分離領域を構成するトレ
ンチは、当該トレンチを形成するためのみの特別なレジ
ストパターンを用いることなく基板に形成される。
【0008】また、パターン化された保護膜とこの保護
膜に対して位置合わせを行った第2のレジストパターン
とをマスクにしたエッチングによって上記トレンチを形
成することから、当該トレンチの設定幅は形成可能な最
小トレンチ幅と第2のレジストパターンの一方向への合
わせ余裕の幅とを加えた値になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2の工程
図に基づいて説明する。ここでは、CMOSトランジス
タのNwell層とPwell層とを分離する分離領域
を形成する場合を例に取って実施例の説明を行う。先
ず、図1(1)に示す第1工程では、例えばシリコンか
らなる基板11上に、窒化シリコンからなる保護膜12
を成膜する。この保護膜12は、当該保護膜12上から
基板11中にイオン注入によって不純物が導入され、か
つ基板11のエッチングの際に当該保護膜12がエッチ
ングマスクとして機能する膜厚とし、ここでは例えば3
00nm程度の膜厚で成膜する。尚、保護膜12は、基
板11の材質に対してエッチング選択比が取れる材質を
用いることとし、例えば基板11がベアシリコンである
場合には酸化シリコンを保護膜として用いても良い。
【0010】次に、保護膜12の上面にレジスト膜を形
成した後、リソグラフィーによって当該レジスト膜をパ
ターニングして第1のレジストパターン13を形成す
る。この第1のレジストパターン13は、第2不純物層
となるNwell層の上方を覆う状態で形成することと
する。
【0011】その後、第1のレジストパターン13をマ
スクにして、保護膜12上から基板11の表面層に第1
不純物層14となるPwell層を形成するための第1
の不純物15をイオン注入する。例えば、ここでは、第
1の不純物15としてホウ素を用いることとする。そし
て、300kevの注入エネルギーで、1.6×10 13
cm-2のドーズ量だけイオン注入を行う。
【0012】次に、第1のレジストパターン13をマス
クにして、保護膜12の露出部分をエッチング除去す
る。これによって、保護膜12をパターン化する。尚、
例えば基板11の表面が酸化膜で覆われている場合のよ
うに、上記第1の不純物15の注入によるシリコン表面
の荒れを考慮する必要がない場合には、上記第1の不純
物15の注入工程と保護膜12のパターン化工程とを逆
の手順で行っても良い。
【0013】次の図1(2)に示す第2工程では、上記
第1のレジストパターン13を除去した後、基板上に第
2のレジストパターン16を形成する。第2のレジスト
パターン16は、パターン化された保護膜12との間に
トレンチからなる分離領域を形成する基板部分11aを
露出させ、かつ上記第1不純物層14の上方を覆う状態
で形成する。ここで、トレンチ形成が可能な最小幅を
w,第2のレジストパターン16の保護膜12方向への
合わせ余裕幅を+αとした場合、上記パターン化された
保護膜12と第2のレジストパターン16との間隔の設
定値は、X≧w+αとなる。
【0014】その後、図1(3)に示す第3工程では、
上記第2のレジストパターン16をマスクにして、保護
膜12上から基板11の表面層に第2不純物層17とな
るNwell層を形成するための第2の不純物18をイ
オン注入する。ここでは例えば、第2の不純物18とし
てリンを用いることとする。そして、500kevの注
入エネルギーで、8.0×1012cm-2のドーズ量だけ
イオン注入を行う。
【0015】次に、図1(4)に示す第4工程では、上
記第2のレジストパターン16と上記パターン化された
保護膜12とをマスクにして基板11をエッチングし、
これによって基板11にトレンチ19を形成する。この
トレンチ19は、上記第1及び第2不純物層14,17
よりも深く形成することとし、ここでは例えば1μm程
度の深さに形成する。そして、このトレンチ19を分離
領域19とする。
【0016】上記のようにして第1不純物層14と第2
不純物層17とを分離する分離領域19を形成した後、
図2(5)に示すように、基板11上から第2のレジス
トパターン(16)と保護膜(12)とを除去する。次
いで、図2(6)に示すように、トレンチ19の内壁を
含む基板11の露出表面を酸化させ、膜厚20nm程度
の酸化膜21を成長させる。その後、図2(7)に示す
ように、CVD法によって、酸化膜21上にトレンチ1
9の内部を埋め込む状態でポリシリコン膜22を成膜す
る。次に、図2(8)に示すように、上記ポリシリコン
膜22をエッチバックし、トレンチ19の内部にのみポ
リシリコン膜22を残す。
【0017】上記のようにして形成された分離領域19
は、当該分離領域19を構成するトレンチ19を形成す
るためのみの特別なレジストパターンを用いることなく
基板11に形成される。
【0018】また、例えば、レジストパターンの合わせ
ずれ余裕が±α=0.2μmであり、1μmの深さのト
レンチが形成可能な最小トレンチ幅がw=0.1μmで
ある場合、トレンチ19の設定幅は上記のようにX≧w
+α=0.1+0.2=0.3μmでかつ分離能力が得
られる値にすることが可能である。ここで、従来の方法
でのトレンチの設定幅は、x≧α×2=0.2×2=
0.4μmでかつ分離能力が得られる値である。このこ
とから、トレンチが形成可能な最小トレンチ幅wが、一
方向へのレジストパターンの合わせずれ余裕αよりも小
さい場合には、従来よりもトレンチ19の設定幅Xを縮
小することが可能になる。
【0019】上記実施例では、CMOSトランジスタの
Nwell層とPwell層とを分離する分離領域を形
成する場合を例に取って説明を行った。しかし、本発明
は、異なる濃度の第1及び第2不純物層または異なる深
さの第1及び第2不純物層等のように、それぞれ個別の
レジストパターンをマスクにしたイオン注入で形成され
る各不純物層を分離する分離領域を形成する場合に適用
可能である。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
第1のレジストパターンを用いて第1不純物層の形成と
保護膜のパターン化を行い、第2のレジストパターンを
用いて第2不純物層の形成を行い、さらにパターン化さ
れた保護膜と上記第2のレジストパターンとを用いて分
離領域となるトレンチを形成することによって、トレン
チを形成するためのみの特別なレジストパターンを用い
ることなく当該トレンチを形成することができる。した
がって、分離領域の形成工程を簡素化することが可能に
なる。
【0021】また、上記トレンチを、パターン化された
保護膜とこの保護膜に対して位置合わせを行った第2の
レジストパターンとをマスクにしたエッチングによって
形成することで、当該トレンチの設定幅を形成可能な最
小トレンチ幅とパターン化された保護膜方向への第2の
レジストパターンの合わせ余裕の幅とを加えた値にする
ことができる。したがって、形成可能な最小トレンチ幅
が一方向への合わせ余裕の幅よりも小さい場合には、分
離領域の幅を縮小化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す第1図である。
【図2】実施例を示す第2図である。
【符号の説明】
11 基板 12 保護膜 13 第1のレジストパターン 14 第1不純物層 15 第1の不純物 16 第2のレジストパターン 17 第2不純物層 18 第2の不純物 19 トレンチ,分離領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/76 H01L 21/8238 H01L 27/08 H01L 27/092

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面層に隣あって形成される第1
    不純物層と第2不純物層とを分離する分離領域の形成方
    法であって、 前記基板上に当該基板とエッチング選択比がとれる材質
    からなる保護膜を形成し、当該保護膜上に第1のレジス
    トパターンを形成した後、前記第1のレジストパターン
    をマスクにして前記基板中に前記第1不純物層を形成す
    る第1の不純物をイオン注入すると共に前記保護膜を除
    去する第1工程と、 前記第1のレジストパターンを除去した後、前記保護膜
    との間にトレンチを形成する基板部分を露出させかつ前
    記第1不純物層の上方を覆う状態で第2のレジストパタ
    ーンを形成する第2工程と、 前記第2のレジストパターンをマスクにして前記基板中
    に前記第2不純物層を形成する第2の不純物をイオン注
    入する第3工程と、 前記第2のレジストパターンと前記保護膜とをマスクに
    したエッチングによって、前記基板に前記第1及び第2
    不純物層よりも深いトレンチからなる分離領域を形成す
    る第4工程とを行うことを特徴とする不純物層の分離領
    域形成方法。
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JPH11274418A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Nec Corp 半導体装置
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