JP3331588B2 - 船舶用スクリーンの付着物の除去装置 - Google Patents

船舶用スクリーンの付着物の除去装置

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JP3331588B2
JP3331588B2 JP01086598A JP1086598A JP3331588B2 JP 3331588 B2 JP3331588 B2 JP 3331588B2 JP 01086598 A JP01086598 A JP 01086598A JP 1086598 A JP1086598 A JP 1086598A JP 3331588 B2 JP3331588 B2 JP 3331588B2
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suction
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screens
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栄一 石垣
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Ishigaki Co Ltd
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  • Removal Of Floating Material (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船舶のウォータ
ージェット推進装置の吸込口に設けた回動自在なスクリ
ーンに関し、特に、船舶を走航させながらスクリーンに
付着した浮遊物を自動的に洗い流す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリーンにゴミ等の浮遊物が付
着してウォータージェット推進装置の推進力が低下した
時に、手動操作レバーでスクリーンを船舶の走航方向後
方に大きく離反させ、スクリーンから浮遊物を除去する
装置はあった(例えば、特公昭59−14397号)。
また、出願人は、船舶の走航速度とエンジンの回転数か
らスクリーンの目詰りを察知し、走航しながらスクリー
ンを回動させ、走航水流により浮遊物をスクリーンから
取り除く装置を特願平7−328320号の特許出願に
て提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置にあっては、ゴミ等の浮遊物がスクリーンに付着し、
船舶の推進力が低下した時には、スクリーンを回動すれ
ば、走航しながら水流によりスクリーンからゴミ等を洗
い流すことができるものであるが、スクリーンを吸込ケ
ーシングの吸込口から開離させている間にポンプケーシ
ングにゴミ等が流入し、羽根車を破損する恐れがあっ
た。また、時間の経過につれてスクリーンにからみ付い
た可撓性のシート状あるいは紐状の浮遊物は取り除くこ
とが困難であった。この発明は上記の従来装置の欠点を
解消するものであって、スクリーンを吸込ケーシングの
吸込口から開離と載置を繰り返しながら船舶を走航さ
せ、吸込ケーシングに吸引されてスクリーンに付着して
きた浮遊物を常時取り除く装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の構成は、吸込
口の後端周壁部にスクリーンを枢着し、このスクリーン
を走航方向後方に回動自在としたウォータージェット推
進装置において、上記スクリーンの回動用の駆動シリン
ダーに追従発信器を並設し、この追従発信器によるスク
リーンの回動の検知信号を受信するコントロールパネル
と、コントロールパネルの指令信号により作動して駆動
シリンダーへの給油回路の切換と給油及び停止を行なう
ポンプユニットとを設け、船舶を走航させながら、スク
リーンを回動させて吸込ケーシングの吸込口から開離と
吸込口への載置とを所定時間ごとに断続して繰り返すと
共に、スクリーンの回動先端部と吸込口の前端開口部と
の離間距離をスクリーンの目開きの寸法と同等とした
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明は上記のように構成して
あり、船舶を走航させながら、スクリーンを吸込ケーシ
ングの吸込口から開離と吸込口への載置とを所定時間ご
とに繰り返すと、吸込ケーシングに流入しようとしてス
クリーンに付着した浮遊物はスクリーンを吸込口から開
離させた時に走航水流により船舶の後方に押し流すこと
ができる。そして、断続的にスクリーンを回動させるの
で、浮遊物がスクリーン面上に層状に付着する前に、あ
るいは、可撓性の浮遊物がスクリーンにからみ付く前に
スクリーンを吸込口から開離させ走航水流でスクリーン
から付着物を押し流すことができ、スクリーンの回動先
端部と吸込口の前端開口部との離間距離をスクリーンの
目開き寸法と同等とすれば浮遊物が吸込ケーシングに流
入することもないものである。
【0006】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき詳述する
と、先ず図1において、符号1はウォータージェット推
進装置であって、船舶2の船尾の船底部近傍に吸込ケー
シング3の吸込口4を開口し、ポンプケーシング5に配
設した羽根車6により吸引した水を加圧し、船尾後方に
開口した吐出しケーシング7から加圧水を噴射して船舶
2を推進させるようにしてある。吸込ケーシング3の吸
込口4には、スクリーン8が配設してある。このスクリ
ーン8について、図2及び図3に基づき詳述すると、こ
の発明の実施例においては、スクリーン8は複数の並列
したスクリーンバー9がその一端において連結棒10で
固定され、連結棒10の両端部にベルクランクレバー1
1に固着され、ベルクランクレバー11の中間部が吸込
ケーシング3の吸込口4の後端部に支持杆12で軸支さ
れた構造となっている。そして、ベルクランクレバー1
1の一端に駆動シリンダー13が枢着され、ピストン1
4の伸縮によりスクリーン8を船舶2の走航方向後方に
回動できるようにしてある。この駆動シリンダー13は
船舶の適所に揺動自在に垂設されている。
【0007】駆動シリンダー13の作動装置について、
図4に基づき詳述すると、駆動シリンダー13に受動シ
リンダーが並設してあり、受動シリンダーには追従発信
器15が組み込まれており駆動シリンダー13の伸縮す
るストロークを検知するように受動シリンダーのピスト
ン16を駆動シリンダー13のピストン14に連結して
ある。符号17はDC(直流モーター)ポンプユニット
であって、駆動シリンダー13の前後の作動室に給油回
路18が接続されている。ポンプユニット17には、
装置を内蔵するコントロールパネル18が接続されて
おり、追従発信器15からの伸長または収縮の検知信号
を受信してコントロールパネル18から指令信号を制御
回路20からポンプユニット17に送信し、ポンプユニ
ット17の給油回路18を切換えるようにしてある。
【0008】コントロールパネル19には、図5の波形
図に示すように駆動シリンダー13のピストン14が伸
長または収縮した時に、ピストン14が伸長1〜5秒停
止、次にピストン14が収縮、60秒停止、再びピスト
ン14を伸長させるようにスイッチを断続的に作動させ
るプログラムが組込まれており、船舶2を走航させなが
ら、断続的にピストン14を連続して伸縮させ、吸込ケ
ーシング3に吸引されて浮遊物がスクリーン8に大量に
付着する前に水流により押し流すようにしてある。そし
て、駆動シリンダー13のピストン14のストローク
は、ピストン14を伸長させて、スクリーン8を走航方
向後方に回動させた時に、スクリーン8の回動先端部と
吸込ケーシング3の収込口4の前端開口部との離間距離
をスクリーン8の目開き寸法αと同等となるように設定
してある。図2におけるこの発明の実施例においては隣
接するスクリーンバー9の距離と等しくするようにして
あり、船舶2を走航させながらスクリーン8を回動させ
ても浮遊物の吸込ケーシング3への流入が少なく、流入
してきたゴミ等も小さいものであり、羽根車6に付着す
ることもなく、船尾後方に排出することができる。駆動
シリンダー13のピストン14は図4の実施例に示すよ
うにスクリーン8を格子状とし、そのスクリーン8の吸
込口4の先端側に枢着してもよいものである。符号21
は給油回路18に設けた安全弁ユニット、符号22は直
流電源23とコントロールパネル19の間に設けた過電
流防止用のブレーカーである。なお、図1において、符
号24は船舶2の走航方向切換用のデフレクター、符号
25は後進用のリバーサー、符号26は加圧水整流用の
案内羽根である。
【0009】
【発明の効果】この発明は上記のように構成してあり、
船舶を走航させながらスクリーンを吸込ケーシングの吸
込口から開離と載置とを所定時間ごとに断続的に繰り返
すことによりスクリーンに付着した浮遊物を走航水流に
より洗い流すことができる。即ち、従来装置にあって
は、ウォータージェット推進装置の吸込性能が低下した
時にスクリーンを吸込口から開離させてスクリーンから
付着物を取り除くものであって、何重にも付着した浮遊
物の取り除きは困難であり、取り除き時に浮遊物が吸込
ケーシングに吸引される恐れがあったものであるが、こ
の発明においては、駆動シリンダーに追従発信器を設
け、制御装置で駆動シリンダーに給油するポンプユニッ
トを作動させ断続的にスクリーンを回動させながら船舶
を走航するので連続的にスクリーンの付着物を取り除
き、浮遊物がスクリーン面に層状に付着する前に、ある
いは、可撓性の浮遊物がスクリーンにからみ付く前にそ
の付着物を水流で押し流すことができる。そして、スク
リーンの回動をスクリーンの目開き寸法と同等とするの
で浮遊物が吸込ケーシングに流入することもないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスクリーンの付着物の除去装置
を用いたウォータージェット推進装置の概略縦断面図で
ある。
【図2】この発明に係るスクリーンの平面図である。
【図3】この発明に係るスクリーンを吸込ケーシングの
吸込口に配設した要部側面図である。
【図4】この発明に係るスクリーンを回動させる駆動シ
リンダーの作動用回路図である。
【図5】この発明に係るコントロールパネルのスイッチ
の作動を示す回路図である。
【符号の説明】
2 船舶 3 吸込ケーシング 4 吸込口 8 スクリーン 13 駆動シリンダー 15 追従発信器 17 DCポンプユニット 18 給油回路 19 コントロールパネル α スクリーンの目開き寸法

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込ケーシング3の吸込口4の後端周壁
    部にスクリーン8を枢着し、このスクリーン8を走航方
    向後方に回動自在としたウォータージェット推進装置に
    おいて、上記スクリーン8の回動用の駆動シリンダー1
    3に追従発信器15を並設し、この追従発信器15によ
    るスクリーン8の回動の検知信号を受信するコントロー
    ルパネル19と、コントロールパネル19の指令信号に
    より作動して、駆動シリンダー13への給油回路18の
    切換と、給油及び停止を行なうポンプユニット17とを
    設け、スクリーン8を回動させて吸込ケーシング3の吸
    込口4から開離と吸込口4への載着とを所定時間ごとに
    繰返すことを特徴とする船舶用スクリーンの付着物の除
    去装置。
  2. 【請求項2】 上記スクリーン8の回動先端部と吸込口
    4の前端開口部との離間距離をスクリーンの目開き寸法
    αと同等とすることを特徴とする請求項1に記載の船舶
    用スクリーンの付着物の除去装置。
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