JP3331244B2 - オーディオ信号処理装置 - Google Patents
オーディオ信号処理装置Info
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Description
れる1ビット符号化方式によるデジタルオーディオ信号
の伝送を効率的に行い得るオーディオ信号処理装置に関
するものである。
は、例えば16ビットを主体としたマルチビットの信号
データ形式が一般的であり、このような信号データを、
デジタルオーディオインターフェース規格を利用して伝
送する方式が主に採用されている。このようなインター
フェース規格で信号の伝送を行う場合、専用の送・受信
用IC等を設け、これによって、同期信号等のヘッダー
を付加したフォーマット化が行われている。このため、
このようなデジタルオーディオ信号処理装置は、製造コ
ストが高くなると共に、全体の構成が複雑化して消費電
力も大きくなり、必ずしも十分な経済性を維持できない
という問題を生じている。そこで、近年、経済性にも優
れたデジタルオーディオ信号の伝送を行い得るように、
高次ΔΣ変調方式による1ビット符号化方式が提案され
ている。
・Rチャンネル(以下、Lch・Rchと略記する)の2チ
ャンネルの各アナログオーディオ信号を、上記のような
1ビット符号化方式でそれぞれ1ビットデジタルオーデ
ィオ信号に変調し、さらに、これらを多重化して1チャ
ンネルの1ビットデジタルオーディオ信号に変換した
後、これを受信回路部に伝送するようにすることで、さ
らに、全体の構成をより簡素なものとすることができ
る。
ように、Lch・Rchの各1ビットデジタルオーディオ信
号を多重化して伝送する際、例えば前述のデジタルオー
ディオインターフェースを流用して、例えばLch・Rch
に各々対応する識別信号を別途設け、これを多重化信号
に重畳して送信し、受信側で、上記の識別信号でLch・
Rchの解読を行って、多重化信号から各1ビットデジタ
ルオーディオ信号を分離するように構成することが可能
であるが、この場合には、特に、上記のようなLch・R
chの識別信号を発生して重畳し、また、これを解読する
ための複雑な回路構成を設けることが必要になって、価
格が高騰し、十分な経済性は得られないものとなってし
まう。特に、受信回路部側がバッテリー電源で動作する
ように構成したい場合には、上記のデジタルオーディオ
インターフェースではPLL回路等を必要とするために
消費電力が大きくなり、このような点からも、経済性と
共に、十分な利便性が得られない。
のであって、デジタルオーディオ信号を多重化して伝送
する場合の経済性や利便性を向上し得るオーディオ信号
処理装置を提供することを目的としている。
めに、本発明の請求項1記載のオーディオ信号処理装置
は、LチャンネルとRチャンネルとの2チャンネルのア
ナログオーディオ信号をそれぞれΔΣ変調し1ビットデ
ジタルオーディオ信号として各々出力するΔΣ変調手段
と、このΔΣ変調手段からの各1ビットデジタルオーデ
ィオ信号を2値の電圧レベルからなる1チャンネルの多
重化信号に変換する多重化手段とが設けられた送信回路
と、多重化信号から上記各1ビットデジタルオーディオ
信号とほぼ同等の2チャンネルの分離信号を生成する多
重分離手段が設けられた受信回路とを備えるオーディオ
信号処理装置であって、上記送信回路には、ΔΣ変調手
段に入力される2チャンネルのアナログオーディオ信号
の一方にオフセット電圧を付与するオフセット電圧付与
手段が設けられる一方、受信回路に、2チャンネルの各
分離信号をLチャンネルとRチャンネルとに対応付けし
て出力するため、これら分離信号における上記オフセッ
ト電圧に対応する信号形態の差異を検出するオフセット
電圧検出手段が設けられていることを特徴としている。
は、上記請求項1記載の装置において、上記オフセット
電圧検出手段が、多重分離手段で分離された2チャンネ
ルの分離信号の一方を入力することにより、オフセット
電圧に対応して出力電圧の変化を生じるローパスフィル
タを備えていることを特徴としている。
は、請求項1又は2記載の装置において、上記多重分離
手段で分離された各分離信号の2チャンネル出力端子へ
の接続状態を、上記オフセット電圧検出手段での検出信
号に応じて切換えるチャンネル確定出力手段がさらに設
けられていることを特徴としている。
について、LchとRchとの2チャンネルのアナログオー
ディオ信号のうちで、例えば、Lchアナログオーディオ
信号に、その全体の電圧レベルを+側にシフトさせるオ
フセット電圧が付与される例を挙げて説明する。
装置で、送信回路におけるΔΣ変調により得られるLch
1ビットデジタルオーディオ信号は、上記オフセット電
圧の分、Rch1ビットデジタルオーディオ信号よりも
“H”の電圧レベル区間の割合が多い信号に変調され
る。
の2値の電圧レベルからなる多重化信号が受信回路に入
力されると、多重分離手段により、元のLchとRchとの
各1ビットデジタルオーディオ信号とほぼ同等の各1ビ
ットデジタルオーディオ信号に分離される。そして、こ
れら各分離信号のうちのいずれが、上記したオフセット
電圧に応じた信号形態になっているかがオフセット電圧
検出手段にて検出され、これら分離信号をLchとRchと
に対応付けして出力される。
ャンネルのアナログオーディオ信号の一方にオフセット
電圧を与え、受信回路側で、このオフセット電圧を検出
することで、1チャンネルの1ビットデジタルオーディ
オ信号に多重化して伝送した後に、この多重化信号から
分離した1ビットデジタルオーディオ信号をLchとRch
とに対応付けして出力させる。
いずれに対応しているかの識別を行うためのオフセット
電圧の付与や検出は、例えば、Lch・Rchの識別を行う
ための格別なフォーマット信号を発生して多重化信号に
重畳させる手段や、これを解読するための複雑な構成の
解読手段を設けて構成する場合等に比べ、それぞれより
簡単な回路構成で行うことが可能である。この結果、全
体の構成をより簡素なものとすることができ、全体の製
作費の低廉化を図ることができる。
おいては、多重分離回路で分離された分離信号の一方が
ローパスフィルタに入力され、このローパスフィルタか
らは、これに入力された信号が、オフセット電圧の付与
された前記Lchアナログオーディオ信号に対応するもの
である場合には、“H”レベルの電圧出力が、また、オ
フセット電圧の付与されていないRchアナログオーディ
オ信号に対応するものである場合には、“0”レベルの
電圧出力が各々出力される。
ィルタに通すだけの簡単な回路構成で、多重化信号から
の分離信号のLchとRchとの対応付けを行うことができ
るので、これによっても、全体の構成がさらに簡単にな
り、製作費をより安価なものとすることが可能となる。
おいては、Lch出力端子・Rch出力端子への多重分離手
段で分離された各分離信号の接続関係が逆の場合には、
オフセット電圧検出手段での検出信号に応じて、チャン
ネル確定出力手段により接続状態が切換えられ、正常な
対応関係に戻される。
離手段を、Lch・Rchへの対応関係を考慮せずに、単に
信号の分離を行う機能のみを有する構成とすることがで
きる。そして、オフセット電圧検出信号に応じてスイッ
チングするだけのチャンネル確定出力手段を付加するこ
とで、Lch・Rchの各出力端子への出力状態を常に正常
なものに維持することができるので、これによっても全
体の構成が簡単になる。また、このような簡単な回路構
成となし得ることで、全体の消費電力の低減も図れ、例
えばバッテリー電源で動作する装置として好適なものと
なるので、経済性・利便性が向上する。
基づいて説明すれば、以下の通りである。
1に示すように、送信回路1と、この送信回路1に信号
伝送路2によって接続された受信回路3とを備えてい
る。送信回路1には、オフセット電圧付与回路(オフセ
ット電圧付与手段)4と、ΔΣ変調回路(ΔΣ変調手
段)5と、1ビットLch・Rch多重回路(多重化手段)
6とが設けられている。
路1に入力されるLチャンネルおよびRチャンネル(以
下、Lch・Rchと略記する)の各アナログオーディオ信
号のうちの一方、例えばLchアナログオーディオ信号S
IN-Lに、所定のオフセット電圧Ve を加え、全体の電圧
レベルを+側にシフトさせたLchオーディオアナログ信
号S'IN-Lに変換して、ΔΣ変調回路5に入力する。
が加えられた上記のLchオーディオアナログ信号S'IN-L
と、このようなオフセット処理が加えられないRchアナ
ログオーディオ信号SIN-Rとが入力され、これら各信号
S'IN-L・SIN-Rは、このΔΣ変調回路5によって、それ
ぞれ、Lch1ビットデジタルオーディオ信号S1B-L、R
ch1ビットデジタルオーディオ信号S1B-Rに変調され
る。
の各1ビットデジタルオーディオ信号S1B-L・S1B-Rが
入力される1ビットLch・Rch多重回路6では、両信号
を所定のサンプリング時間間隔で交互に抽出することに
より、1チャンネルの多重化信号SCMを生成する。
送路2を通して受信回路3に送信される。
分離手段)7と、オフセット電圧検出回路(オフセット
電圧検出手段)8と、Lch・Rch確定回路(チャンネル
確定出力手段)9と、LchおよびRch用の各ローパスフ
ィルタ10・11とが設けられている。多重分離回路7
は、これに入力される前記1チャンネル多重化信号SCM
に対し、前述の1ビットLch・Rch多重回路6とは逆
に、所定のサンプリング時間間隔毎にスイッチングする
ことで、2チャンネルの1ビットデジタルオーディオ信
号としての第1・第2の二つの分離信号SSP-1・SSP-2
を生成する。
SP-2は、Lch・Rch確定回路9の第1・第2入力端子T
IN-1・TIN-2にそれぞれ入力されると共に、第1分離信
号SSP-1は、オフセット電圧検出回路8にも入力され
る。
スフィルタ12と波形整形回路13とから成っている。
ローパスフィルタ12からは、これに入力される第1分
離信号SSP-1が、前記Lch1ビットデジタルオーディオ
信号S1B-Lに対応する信号の場合と、Rch1ビットデジ
タルオーディオ信号S1B-Rに対応する信号の場合とで、
前述したオフセット電圧Ve に略相当する分の差異を生
じる直流電圧が出力される。この出力が波形整形回路1
3にて増幅されて切換信号SCHとして出力され、この切
換信号SCHが、前記Lch・Rch確定回路9に入力され
る。
SCHの電圧レベルが例えば“H”レベルの場合には、第
1入力端子T1 に入力される第1分離信号SSP-1をLch
用ローパスフィルタ10に出力すると共に、第2入力端
子T2 に入力される第2分離信号SSP-2をRch用ローパ
スフィルタ11に出力する。一方、切換信号SCHの電圧
レベルが“0”レベルの場合には、上記とは逆に、第1
入力端子T1 に入力される第1分離信号SSP-1をRch用
ローパスフィルタ11に、また、第2入力端子T2 に入
力される第2分離信号SSP-2をLch用ローパスフィルタ
10にそれぞれ出力するような切換えを行うようになっ
ている。
第1・第2分離信号SSP-1・SSP-2は、それぞれ、Lch
用ローパスフィルタ10およびRch用ローパスフィルタ
11を通すことによって、アナログオーディオ出力信号
SOUT-L ・SOUT-R に変換され、出力端子TOUT-L ・T
OUT-R を通して出力される。なお、このとき、Lch用ロ
ーパスフィルタ10では、直流成分、すなわち、前述の
オフセット電圧Ve を除去する処理も行われて出力され
る。
る動作について、図2を参照しつつさらに詳細に説明す
る。
ΔΣ変調回路5に入力されるLchオーディオアナログ信
号S'IN-LおよびRchアナログオーディオ信号SIN-Rを模
式的に示す信号波形であり、Lchオーディオアナログ信
号S'IN-Lは、オフセット電圧付与回路4によって、オフ
セット電圧Ve が加えられ、全体的に+側にシフトされ
てΔΣ変調回路5に入力される。
ナログ信号S'IN-L・SIN-Rを、それぞれ、同図(c)
(d)に示すLch1ビットデジタルオーディオ信号S
1B-L、Rch1ビットデジタルオーディオ信号S1B-Rに変
調して出力する。ここで、Lch1ビットデジタルオーデ
ィオ信号S1B-Lは、上記のオフセット電圧Ve に対応す
る分、全体的に“H”レベルの区間の割合が、Rch1ビ
ットデジタルオーディオ信号S1B-Rよりも大きくなるよ
うに変調されている。
多重回路6内で発生される多重化処理用のサンプリング
クロックCK1である。これは、ΔΣ変調回路5でオーデ
ィオアナログ信号を1ビットデジタルオーディオ信号に
変調する場合のサンプリング周波数よりも十分に高い周
波数に設定されている。
1ビットデジタルオーディオ信号S1B-L・S1B-Rの電圧
レベルが交互に抽出され、同図(f)に示す1チャンネ
ル多重化信号SCMが、1ビットLch・Rch多重回路6か
ら出力される。すなわち、図示の場合には、1チャンネ
ル多重化信号SCMは、サンプリングクロックCK1におい
て“・”を付記した各クロックパルスの発生時に、Lch
1ビットデジタルオーディオ信号S1B-Lの電圧レベル
を、また、“・”を付記しない各クロックパルスの発生
時に、Rch1ビットデジタルオーディオ信号S1B-Rの電
圧レベルを順次抽出して連ねた信号波形として得られて
いる。
号伝送路2を通して受信回路3の多重分離回路7に入力
されると、この多重分離回路7では、内部で発生する同
図(g)の信号分離用サンプリングクロックCK2に基づ
くスイッチング処理により、信号の分離が行われて、同
図(h)(i)に示す第1分離信号SSP-1・第2分離信号
SSP-2が出力される。すなわち、図示の場合、第1分離
信号SSP-1は、サンプリングクロックCK2において
“・”を付記した各クロックパルスの発生時における1
チャンネル多重化信号SCMの電圧レベルを連ねた波形
で、また、第2分離信号SSP-2は、“・”を付記しない
各クロックパルスの発生時における1チャンネル多重化
信号SCMの電圧レベルを連ねた波形でそれぞれ得られて
いる。
K2は、前述した1ビットLch・Rch多重回路6での多重
化処理用サンプリングクロックCK1とは独立に、多重分
離回路7内で発生される。このため、両サンプリングク
ロックCK1・CK2の周波数を互いに同一に設定してあっ
ても、両者の位相のずれが生じる。これにより、第1・
第2分離信号SSP-1・SSP-2と、Lch1ビットデジタル
オーディオ信号S1B-L・Rch1ビットデジタルオーディ
オ信号S1B-Rとの対応関係は逆転する。
信号SSP-1・第2分離信号SSP-2が、それぞれ、同図
(c)(d)に示すLch1ビットデジタルオーディオ信号
S1B-L・Rch1ビットデジタルオーディオ信号S1B-Rに
それぞれ対応する状態から、サンプリングクロックCK2
での切換タイミングが1クロック分ずれることによっ
て、同図(h')(i') に示すように、第1分離信号SSP-1
がRch1ビットデジタルオーディオ信号S1B-Rに、ま
た、第2分離信号SSP-2がLch1ビットデジタルオーデ
ィオ信号S1B-Lに各々対応する状態に切換わることとな
り、これら対応関係は、この段階では、未確定の状態と
なっている。
号SSP-1を、前述したように、オフセット電圧検出回路
8に入力することにより、この第1分離信号SSP-1が、
同図(h)のように、前記オフセット電圧Ve の加えら
れたLchオーディオアナログ信号S'IN-Lから変調された
Lch1ビットデジタルオーディオ信号S1B-Lに対応する
ものの場合には、同図(j)のように、“H”レベルの
切換信号SCHが上記オフセット電圧検出回路8から出力
される。一方、第1分離信号SSP-1が、同図(h')のよ
うに、オフセット電圧Ve の加えられていないRch1ビ
ットデジタルオーディオ信号S1B-Rに対応するものの場
合には、同図(j')のように、“0”レベルの切換信号
SCHが出力される。
第1分離信号SSP-1がLch1ビットデジタルオーディオ
信号S1B-Lに対応するものか、Rch1ビットデジタルオ
ーディオ信号S1B-Rに対応するものかが確定される。し
たがって、Lch・Rch確定回路9内において、上記切換
信号SCHに基づく切換えが行われることより、Lch用ロ
ーパスフィルタ10には、Lch1ビットデジタルオーデ
ィオ信号S1B-Lに対応する同図(k)の確定Lch信号S
D-L が出力され、また、Rch用ローパスフィルタ11に
は、Rch1ビットデジタルオーディオ信号S1B-Rに対応
する同図(m)の確定Rch信号SD-R が出力される。そ
して、これら確定信号SD-L ・SD-R をローパスフィル
タ10・11に通すことによって、同図(n)に示すL
chアナログオーディオ出力信号SOUT-L が出力端子T
OUT-L から、また、Rchアナログオーディオ出力信号S
OUT-R が出力端子TOUT-R からそれぞれ出力される。
オーディオ信号処理装置は、LチャンネルとRチャンネ
ルとの2チャンネルのアナログオーディオ信号の一方に
オフセット電圧を付与してΔΣ変調手段に入力させるオ
フセット電圧付与手段が送信回路に設けられる一方、受
信回路に、2チャンネルの各分離信号をLチャンネルと
Rチャンネルとに対応付けして出力するため、これら分
離信号における上記オフセット電圧に対応する信号形態
の差異を検出するオフセット電圧検出手段が設けられて
いる構成である。
チャンネルの1ビットデジタルオーディオ信号のLchと
Rchとの対応付けを、オフセット電圧に基づいて行うこ
とで、例えば、Lch・Rchの識別を行うための格別なフ
ォーマット信号を発生して多重化信号に重畳させる手段
や、これを解読するための複雑な構成の解読手段を設け
て構成する場合等に比べ、全体の構成をより簡素なもの
とすることができ、製作費の低廉化を図ることができる
という効果を奏する。
は、上記オフセット電圧検出手段が、多重分離手段で分
離された2チャンネルの分離信号の一方を入力すること
により、オフセット電圧に対応して出力電圧の変化を生
じるローパスフィルタを備えている構成である。
号の一方をローパスフィルタに通すだけの簡単な回路構
成で、多重化信号からの分離信号のLchとRchとの対応
付けを行うことができるので、これによっても、全体の
構成がさらに簡単になり、製作費をより安価なものとす
ることが可能となって、経済性を向上することができる
という効果を奏する。
は、上記多重分離手段で分離された各分離信号の2チャ
ンネル出力端子への接続状態を、上記オフセット電圧検
出手段での検出信号に応じて切換えるチャンネル確定出
力手段がさらに設けられている構成である。
への対応関係を考慮せずに、単に信号の分離を行う機能
のみを有する構成とすることができ、そして、オフセッ
ト電圧検出信号に応じてスイッチングするだけのチャン
ネル確定出力手段を付加することで、Lch・Rchへの対
応関係が常に正常な出力状態を維持することができる。
したがって、これによっても全体の構成が簡単になり、
また、このような簡単な回路構成とし得ることで、全体
の消費電力の低減も図れ、例えばバッテリー電源で動作
する装置として好適なものとなるので、経済性・利便性
を向上することができるという効果を奏する。
装置の構成を示すブロック図である。
すタイミングチャートである。
段) 5 ΔΣ変調回路(ΔΣ変調手段) 6 1ビットLch・Rch多重回路(多重化手段) 7 多重分離回路(多重分離手段) 8 オフセット電圧検出回路(オフセット電圧検出手
段) 9 Lch・Rch確定回路(チャンネル確定出力手段) 12 ローパスフィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】LチャンネルとRチャンネルとの2チャン
ネルのアナログオーディオ信号をそれぞれΔΣ変調し1
ビットデジタルオーディオ信号として各々出力するΔΣ
変調手段と、このΔΣ変調手段からの各1ビットデジタ
ルオーディオ信号を2値の電圧レベルからなる1チャン
ネルの多重化信号に変換する多重化手段とが設けられた
送信回路と、多重化信号から上記各1ビットデジタルオ
ーディオ信号とほぼ同等の2チャンネルの分離信号を生
成する多重分離手段が設けられた受信回路とを備えるオ
ーディオ信号処理装置であって、 上記送信回路には、ΔΣ変調手段に入力される2チャン
ネルのアナログオーディオ信号の一方にオフセット電圧
を付与するオフセット電圧付与手段が設けられる一方、
受信回路に、2チャンネルの各分離信号をLチャンネル
とRチャンネルとに対応付けして出力するため、これら
分離信号における上記オフセット電圧に対応する信号形
態の差異を検出するオフセット電圧検出手段が設けられ
ていることを特徴とするオーディオ信号処理装置。 - 【請求項2】上記オフセット電圧検出手段が、多重分離
手段で分離された2チャンネルの分離信号の一方を入力
することにより、オフセット電圧に対応して出力電圧の
変化を生じるローパスフィルタを備えていることを特徴
とする請求項1記載のオーディオ信号処理装置。 - 【請求項3】上記多重分離手段で分離された各分離信号
の2チャンネル出力端子への接続状態を、上記オフセッ
ト電圧検出手段での検出信号に応じて切換えるチャンネ
ル確定出力手段がさらに設けられていることを特徴とす
る請求項1又は2記載のオーディオ信号処理装置。
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---|---|---|---|
JP32217693A JP3331244B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | オーディオ信号処理装置 |
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---|---|---|---|
JP32217693A JP3331244B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | オーディオ信号処理装置 |
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JPH07177103A JPH07177103A (ja) | 1995-07-14 |
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JP32217693A Expired - Fee Related JP3331244B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | オーディオ信号処理装置 |
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1993
- 1993-12-21 JP JP32217693A patent/JP3331244B2/ja not_active Expired - Fee Related
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