JP3331195B2 - 積層成形品、浴槽及び積層成形品の製造方法 - Google Patents
積層成形品、浴槽及び積層成形品の製造方法Info
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Description
熱圧縮成形して形成した成形品の裏面に熱硬化性樹脂を
含有する補強層が積層される積層成形品、浴槽及び積層
成形品の製造方法に関するものである。
においては、不飽和ポリエステル樹脂を成形材料である
SMC(Sheet Molding Compound)材やBMC(Bulk Mold
ing Compound) 材を用いて圧縮成形した場合に、被覆補
強する不飽和ポリエステル樹脂材との密着性を充分に得
ることができないという指摘があった。
成形品の離型を良くするために、SMC、BMC材料に
用いる不飽和ポリエステル樹脂の中にステアリン酸亜鉛
等の離型剤を配合していることと、外部離型剤を型に塗
布していることのためである。
ディングコンパウンドの略称であり、ガラス繊維マット
等の補強繊維物質にポリエステル樹脂を含浸させた後、
増粘させたシート状成形材料をいう。また、BMC材と
は、塊状成形材料つまりバルクモールディングコンパウ
ンドの略称であり、樹脂やガラス繊維の他に多量の充填
材を加え、混練して増粘させた塊状成形材料をいう。
飽和ポリエステル樹脂同士の密着性が悪くなるという問
題点を解決するための従来の技術については、例えば、
特開平5−86322号公報や特開昭53−71167
号公報に開示されたものがある。
基本樹脂である不飽和ポリエステルに密着に優れた高価
な樹脂を多量に配合して密着性を高める方法が開示され
ている。
は、圧縮成形品を半硬化状態で型開きしてから被覆材料
を注入し、積層する浴槽の製造方法が開示されている。
6(a)に示すように、先ず、バスタブの形をした金型
に予め離型剤を塗布し、そのキャビティ101に成形材
料としてのBMC100を投入し、図6(b)に示すよ
うに、コア103にて加熱及び加圧する。これにより、
図6(c)に示すように、ベース層102が形成される
ので、コア103を開く。次いで、図6(d)(e)に
示すように、離型剤を塗布した別のコア104を用意し
て、この注入用金型を閉じる。この注入用金型を閉じた
ときには、ベース層102の表面に沿ってキャビティ1
05が形成されている。
04の中央部に設けた注入口106から、ベース層10
2が充分硬化する前に、硬化剤を含んだポリエステル樹
脂を高圧で注入する。次いで、図6(g)に示すよう
に、コア104を開き、図6(h)に示すように、トリ
ミング処理を行うことにより浴槽が完成する。
(f)に示すように、BMC100を用いて離型剤を塗
布したコア203にて圧縮成形した後、成形品であるベ
ース層102の裏面を研磨して表面を荒らし、被覆補強
材の接着力を確保する方法もある。
力を落とさないようにすることもできる。
来の積層成形品、浴槽及び積層成形品の製造方法では、
以下の問題があった。
を高める方法においては、高価な樹脂を多量に使用する
ためにコストアップとなっていた。
材を積層する方法では、被覆材との密着性が悪いという
問題も抱えていた。
した後に被覆材を積層する方法では、非常に手間のかか
る作業といえるので、生産性が低いことが欠点である。
では、成形品が型に食らいついて離型できなくなる可能
性が有り、結果として型を破損させることに繋がるので
非常に危険な調整となる。
たものであって、その目的は、熱硬化性樹脂を圧縮成形
する際に離型剤を使用していても、その上に積層される
熱硬化性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止
しかつ生産性の高い方法で安定して充分に確保し得る積
層成形品、浴槽及び積層成形品の製造方法を提供するこ
とにある。
層成形品は、上記課題を解決するために、熱硬化性樹脂
を加熱圧縮成形して形成した成形品の裏面に変性アクリ
ル樹脂を含有する接着層が設けられ、その接着層の上に
熱硬化性樹脂を含有する補強層が積層されていることを
特徴としている。
成形して形成した成形品の裏面に、熱硬化性樹脂を含有
する補強層を積層した場合には、離型剤を使用するの
で、両者の密着性が不十分になるという問題があった。
加熱圧縮成形して形成した成形品の裏面に変性アクリル
樹脂を含有する接着層が設けられ、その接着層の上に熱
硬化性樹脂を含有する補強層が積層されている。
層が設けられているので、両熱硬化性樹脂はこの接着層
を介して積層され、成形品と補強層との密着性を高める
ことができる。そして、接着層を介在させることは、サ
ンディングを施して密着力を高めることから比較すると
生産性が優れている。
リル樹脂を含有している。このため、他の成分の接着層
に比較して熱硬化性樹脂との密着性が優れている。
際に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬
化性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しか
つ生産性の高い方法で安定して充分に確保し得る積層成
形品を提供することができる。
解決するために、熱硬化性樹脂を加熱圧縮成形して形成
した浴槽ベース層の裏面に変性アクリル樹脂を含有する
接着層が設けられ、その接着層の上に不飽和ポリエステ
ル樹脂及びガラス繊維を含有する補強層が積層されてい
ることを特徴としている。
圧縮成形して形成した浴槽ベース層の裏面に変性アクリ
ル樹脂を含有する接着層が設けられ、その接着層の上に
不飽和ポリエステル樹脂及びガラス繊維を含有する補強
層が積層されている。
して形成した浴槽ベース層の裏面に不飽和ポリエステル
樹脂及びガラス繊維を含有する補強層を積層する場合
に、浴槽ベース層と補強層との間に接着層が設けられて
いるので、両熱硬化性樹脂はこの接着層を介して積層さ
れ、浴槽ベース層と補強層との密着性を高めることがで
きる。そして、接着層を介在させることは、サンディン
グを施して密着力を高めることから比較すると生産性が
優れている。
脂を含有している。このため、他の成分の接着層に比較
して熱硬化性樹脂との密着性が優れている。
際に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬
化性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しか
つ生産性の高い方法で安定して充分に確保し得るFRP
(Fiber Reinforced Plastics) 製の浴槽を提供すること
ができる。
する。このため、完成した浴槽についても充分に薄膜化
を図り、これによって軽量化を図り得る浴槽を提供する
ことができる。
解決するために、請求項2記載の浴槽において、前記接
着層は、変性アクリル樹脂25〜35重量部、オルガノ
シリカゾルの固形分2〜15重量部を含有していること
を特徴としている。
リル樹脂25〜35重量部、オルガノシリカゾルの固形
分2〜15重量部を含有している。
を25〜35重量部と、フィラーとしてのオルガノシリ
カゾルの固形分2〜15重量部を含有しているので、ガ
ラス繊維を含有する不飽和ポリエステル樹脂に介在する
接着剤として好ましい。
に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬化
性樹脂との密着性を確実に安定して充分に確保し得る浴
槽を提供することができる。
解決するために、請求項2又は3記載の浴槽において、
前記熱硬化性樹脂からなる浴槽ベース層は透明又は半透
明である一方、変性アクリル樹脂を含有する接着剤又は
補強層には例えば顔料等の着色剤が混入されていること
を特徴としている。
る浴槽ベース層は透明又は半透明である一方、変性アク
リル樹脂を含有する接着剤又は補強層には着色剤が混入
されている。
明又は半透明に形成することによって深みのある高級感
を出すことができる。しかし、浴槽を透明又は半透明に
するためには長い強化繊維を入れない方が良いので、単
層にて形成する場合には強度低減を防止するために厚肉
にする必要がある。
層にして裏面層に長い強化繊維を多量に入れて薄肉化を
図りつつ強度補強を図った場合には、薄肉であるため、
肉厚の違いで色合いが変わって見えるという不具合が生
じる。
は例えば顔料等の着色剤を混入したので、表面層の熱硬
化性樹脂からなる浴槽ベース層を透明又は半透明に形成
しつつ、色合いに違いが生じるのを防止することができ
る。
定的に醸し出す浴槽を提供することができる。
混入する場合には、補強層に混入するよりも少量で足り
る。すなわち、接着剤は薄膜層として形成されるが、補
強層は接着層よりも厚膜となる。したがって、補強層全
体に着色しようとすれば、必然的に着色剤を多量に混入
する必要がある。
入する方が、補強層に混入するよりも少量で着色効果を
高めることができる。
法は、上記課題を解決するために、例えばSMCやBM
C等の熱硬化性樹脂成形材料を成形型に投入し、型締め
し、圧縮成形する圧縮工程と、型開きを行ない上記圧縮
工程にて成形された圧縮成形品を取り出す離型工程と、
上記圧縮成形品の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接
着剤を塗布する塗布工程と、上記接着剤を乾燥させる乾
燥工程と、上記乾燥した接着剤の上に、不飽和ポリエス
テル樹脂及びガラス繊維を含有する補強層を積層する積
層工程とを含むことを特徴としている。
るに際しては、先ず、圧縮工程にて、例えばSMCやB
MC等の熱硬化性樹脂成形材料を成形型に投入し、型締
めし、圧縮成形する。なお、圧縮工程においては、成形
型に離型剤を塗布することが当然のこととして行われ
る。
縮成形品を取り出す。次いで、塗布工程にて、上記圧縮
成形品の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接着剤を塗
布する。さらに、乾燥工程にて、接着剤を乾燥させる。
次いで、積層工程にて、上記乾燥した接着剤の上に、不
飽和ポリエステル樹脂及びガラス繊維を含有する補強層
を積層する。
に接着層を介在して密着性の良い積層成形品、すなわち
FRP成形品を効率良く製造することができる。
C等の熱硬化性樹脂成形材料を使用するので、生産性を
高めることができる。さらに、SMCやBMC等の熱硬
化性樹脂成形材料を使用した場合には、熱硬化性樹脂を
樹脂単体を用いて形成するのに比べて、ガラス繊維が混
入されているので接着層を介した圧縮成形品と補強層と
の接合性が良い。
例えばスプレー塗装することができるので、作業が容易
でしかも薄膜にて圧縮成形品と補強層との接着力を確保
することができる。
に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬化
性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しかつ
生産性の高い方法で安定して充分に確保し得る積層成形
品の製造方法を提供することができる。
1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
(a)〜(g)に示すように、熱硬化性樹脂を用いて圧
縮成形により浴槽のベース成形品(以下、「ベース層」
という)1を形成し、その裏面に変成アクリル樹脂を主
成分とする接着剤を塗布して薄膜層を形成し(以下、
「接着層2」という)、さらに、その上面に補助材を積
層する(以下、「補強層3」という)ことにより多層構
造の浴槽4を製造する。
ポリエステル樹脂を主材料としたSMC(Sheet Molding
Compound)材やBMC(Bulk Molding Compound) 材を使
用するのが好ましい。ただし、必ずしもこれに限らず、
他の熱硬化性樹脂であっても良く、さらに、加熱しても
常温等になれば硬化するアクリル樹脂等の加熱硬化樹脂
であっても良い。
はBMC材としては、不飽和ポリエステル樹脂100重
量部に対して、低収縮樹脂5〜20重量部、内部離型剤
3〜7重量部、禁止剤適量、硬化剤0.7〜1.5重量
部、着色剤適量、増量材200〜350重量部、増粘剤
0.5〜1.5重量部、ガラス繊維10〜20重量部等
が混入される。
ールと不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸とを加熱エステル
化することによって合成されたものをスチレンモノマー
に溶解したものとなっている。
スチレン共重合体、変成酢酸ビニルブロックコポリマ、
ジビニルベンゼン共重合体を用いることができる。好ま
しくは、ジビニルベンゼン共重合体が良い。
ベース層1の樹脂に添加する内部離型剤としては、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸ナトリウムを用いることが
できる。好ましくは、ステアリン酸亜鉛が良い。
しては、フッ素系の離型剤を用いることができる。
が反応しないようにするためのものであり、ターシャル
ブチルハイドロキノン、クペエンアルミ塩、パラペンゾ
キノンを用いることができる。好ましくは、ターシャル
ブチルハイドロキノン、クペエンアルミ塩が良い。
パーオキシエステル、パーオキシタケールを用いること
ができる。好ましくは、パーオキシエステルが良い。
ベース層1は透明又は半透明が好ましいので顔料は用い
たとしても少量である。
アルミニウムを用いることができる。
い。
スが良い。このEガラスは、FRP用として用いられる
ガラス繊維の中では最も一般的なものであり、ガラス組
成上からは無アルカリガラスに分類されているものであ
る。このEガラスは、電気的に安定で、機械的な特性に
優れ、繊維化も容易である。
して変性アクリル樹脂25〜35重量部、フィラー(充
填材)としてオルガノシリカゾルの固形分2〜15重量
部、希釈剤として溶剤30〜45重量部、添加剤として
顔料10〜35重量部を混合分散した調合用原色塗料を
各々任意の割合で混合し、所望の色調及び艶に調整した
ものを用いる。
アクリル樹脂を用いることができる。重量平均分子量
が、13,000〜53,000で、ガラス転移点が2
0〜50℃のものが好ましい。
ジルシリコン化合物を使用するものとなっている。
粒子径10〜50μmのシリカ微粉末を、1級又は2級
アルコールにて表面エステル化したものを用いる。この
表面エステル化シリカゾルは、一例として以下の操作に
よって得ることができる。
量部を、キシレン/n−ブタノール=4/1(重量比)
の混合溶液125重量部中に分散させ、還流法により、
攪拌しながら温度100〜110℃にて6時間反応させ
て、表面エステル化シリカゾルを得る。この反応で発生
した反応生成水は、減圧蒸留で脱水処理し、固形分30
%まで濃縮して本実施の形態の接着剤成分である表面エ
ステル化シリカゾルを得る。
タン、赤色及び黄色酸化鉄等の無機系顔料を使用するこ
とができると共に、カーボンブラック、フタロシアニン
グリーン、フタロシアニンブルー、ベンズイミダゾロン
系、イソインドリノン系イエロー、キナクリドン系レッ
ド等の有機系顔料を使用することができる。
サン等の炭化水素系溶剤を用いることができると共に、
イソプロパノール、n−ブタノール、iso−ブタノー
ル等のアルコール系溶剤、若しくは酢酸エチル、n−酢
酸ブチル、iso−酢酸ブチル等のエステル系溶剤、又
はメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジア
セトンアルコール等のケトン系溶剤を用いることができ
る。
溶剤は、接着剤中に1〜5重量%含有させることが好ま
しい。
を添加しているが、本発明においては、必ずしもこれに
限らず、補強層3に顔料を添加することも可能である。
これによっても、表面層であるベース層1を透明又は半
透明とし、裏面の補強層3を着色して深みのある高級感
を出すことができる。ただし、接着層2は膜厚10〜2
0μmであるのに対し、補強層3の膜厚は例えば約2m
mであることから、顔料の量を低減する点では、接着層
2に顔料を添加するのが好ましい。
は、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して、硬
化剤0.5〜5.0重量部、強化繊維20〜70重量
部、その他を混入したものが使用される。
グリコールと不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸とを加熱エ
ステル化することによって合成されたものをスチレンモ
ノマーに溶解したものを用いる。
ーオキシエステル、パーオキシタケールを用いることが
できる。
Sガラス、Aガラスを用いることができる。好ましく
は、Eガラスが良い。Eガラスは低アルカリであるため
である。また、その繊維長さは、2.5〜5.0cmが
好ましい。
が前述したように無アルカリガラス、Cガラスが含アル
カリガラス、Sガラスが高張力ガラス、Aガラスが耐ア
ルカリガラスとされる。
ルト、ジメチルアニリンを用いることができる。
製造方法について、図1(a)〜(g)に基づいて、詳
細に説明する。
い圧縮成形機の成形型としての金型10を開き、離型剤
を塗布した後、その浴槽の型をした金型10における下
型11に、SMC材又はBMC材をセットする。
0を閉じて上型12にて圧縮成形する。このとき、下型
11側に設けられた図示しない加熱部にて金型10が加
熱されている。このときの硬化条件としては、温度条件
として製品表面型温度が110℃〜145℃であって、
製品裏面型温度が100℃〜130℃であることが好ま
しい。さらに、時間条件としては、4分〜8分が好まし
い。
と、図1(c)に示すように、金型10における上型1
2を開く。このとき、金型10を開くために、先ず、上
型12とベース層1との間に図示しない圧縮エアーを吹
き付けて離型させて、上型12を上昇させる。
1に残ったベース層1を脱型するため、下型11とベー
ス層1との間に図示しない圧縮エアーを流してベース層
1を取り出す。
出したベース層1の裏面に、接着層2を塗布する。接着
層2は、変性アクリル樹脂を主成分とする接着剤でスプ
レーガンを用いて裏面全体に均一になるように塗装す
る。塗布膜厚は、0.010〜0.035mmが好まし
い。より好ましい膜厚は、0.015〜0.025mm
である。
る。乾燥条件は、温度85℃〜95℃で乾燥時間30分
〜50分が好ましい。より好ましい乾燥条件は、温度9
0℃で乾燥時間40分である。
ポリエステルを主成分とする樹脂と強化繊維とからなる
補強材を吹き付けて積層し、気泡を抜いて硬化させる。
件を40℃〜80℃とし、時間条件を10分〜60分と
するのが好ましい。より好ましい硬化条件は、硬化温度
60℃であって硬化時間30分である。
する方法として、図2(a)にも示すように、補強材を
吹き付ける方法、つまり所謂スプレーアップによる方法
を用いている。しかしながら、上記材質の補強材からな
る補強層3を形成する方法としては、必ずしもスプレー
アップに限らず、例えば、図2(b)に示すように、こ
の補強材をローラー21にて塗布する所謂ハンドレーア
ップにて積層することが可能である。これによって、ス
プレーアップよりも補強材の飛散を防止することができ
る。
り等のトリミングを施し、縁を仕上げることによって、
製品としての浴槽4が完成する。
は、図3に示すように、フランジ部3a、側面部3b及
び底面部3cのいずれも2〜3mmとなっている。ま
た、ベース層1の厚さは、フランジ部で約6mm、側面
部約3mm、底面部約6mmである。さらに、接着層2
の厚さは、いずれの部分においても、0.015〜0.
025mmとしている。なお、同図においては、接着層
2は、強調のために実際よりも厚く記載している。
ることにより、薄肉でも深みのある高級感を出すことが
できる。
脱泡できずに残った気泡が表面相から透けて白く見えた
りして見栄えが悪くなる場合がある。
樹脂系接着剤を、例えば白色やグレー色に着色してい
る。これにより、補強層3のガラス模様や、気泡が透け
て見えることはなくなった。また、表面層に半透明色を
着色したものが、着色変性アクリル樹脂接着剤の薄膜に
よって効果的に再現できるようになった。
られている、半透明の高級感を保ちながら、軽量で簡単
に施工できしかも低コストの浴槽製品の要望に対して、
より薄肉化を目指しかつ軽量化を進めるに当たって、成
形品離型のために添加する離型剤を用いていても、確実
に、また簡単な方法で、十分な密着性を確保することが
できるベース層1を形成させ、被覆された補強層3がよ
り強力に接着された薄肉で半透明高級感のあるFRP積
層品である浴槽4を製造することができる。
は、熱硬化性樹脂を加熱圧縮成形して形成した成形品で
あるベース層1の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接
着層2が設けられ、その接着層2の上に熱硬化性樹脂で
ある不飽和ポリエステル樹脂を含有する補強層3が積層
されている。
成形して形成したベース層1の裏面に、熱硬化性樹脂を
含有する補強層3を積層した場合には、離型剤を使用す
るので、両者の密着性が不十分になるという問題があっ
た。
樹脂を加熱圧縮成形して形成したベース層1の裏面に変
性アクリル樹脂を含有する接着層2が設けられ、その接
着層2の上に熱硬化性樹脂を含有する補強層3が積層さ
れている。
に接着層2が設けられているので、両熱硬化性樹脂はこ
の接着層2を介して積層され、成形品と補強層3との密
着性を高めることができる。そして、接着層2を介在さ
せることは、サンディングを施して密着力を高めること
から比較すると生産性が優れている。
変性アクリル樹脂を含有しているので、他の成分の接着
層2に比較して熱硬化性樹脂との密着性が優れている。
際に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬
化性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しか
つ生産性の高い方法で安定して充分に確保し得る積層成
形品を提供することができる。
性樹脂を加熱圧縮成形して形成したベース層1の裏面に
変性アクリル樹脂を含有する接着層2が設けられ、その
接着層2の上に不飽和ポリエステル樹脂及びガラス繊維
を含有する補強層3が積層されている。
して形成したベース層1の裏面に不飽和ポリエステル樹
脂及びガラス繊維を含有する補強層3を積層する場合
に、ベース層1と補強層3との間に接着層2が設けられ
ているので、両熱硬化性樹脂はこの接着層2を介して積
層され、ベース層1と補強層3との密着性を高めること
ができる。そして、接着層2を介在させることは、サン
ディングを施して密着力を高めることから比較すると生
産性が優れている。
クリル樹脂を含有している。このため、他の成分の接着
層2に比較して熱硬化性樹脂との密着性が優れている。
際に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬
化性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しか
つ生産性の高い方法で安定して充分に確保し得るFRP
(Fiber Reinforced Plastics) 製の浴槽4を提供するこ
とができる。
能する。このため、完成した浴槽4についても充分に薄
膜化を図り、これによって軽量化を図り得る浴槽4を提
供することができる。
2は、変性アクリル樹脂25〜35重量部、オルガノシ
リカゾルの固形分2〜15重量部を含有している。
を25〜35重量部と、フィラーとしてのオルガノシリ
カゾルの固形分2〜15重量部を含有しているので、ガ
ラス繊維を含有する不飽和ポリエステル樹脂に介在する
接着剤として好ましい。
に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬化
性樹脂との密着性を確実に安定して充分に確保し得る浴
槽4を提供することができる。
性樹脂からなるベース層1は透明又は半透明である一
方、変性アクリル樹脂を含有する接着層2又は補強層3
には顔料が混入されている。
透明又は半透明に形成することによって深みのある高級
感を出すことができる。しかし、浴槽4を透明又は半透
明にするためには長い強化繊維を入れない方が良いの
で、単層にて形成する場合には強度低減を防止するため
に厚肉にする必要がある。
複層にして裏面層に長い強化繊維を多量に入れて薄肉化
を図りつつ強度補強を図った場合には、薄肉であるた
め、肉厚の違いで色合いが変わって見えるという不具合
が生じる。
補強層3には例えば顔料を混入したので、表面層の熱硬
化性樹脂からなるベース層1を透明又は半透明に形成し
つつ、色合いに違いが生じるのを防止することができ
る。
定的に醸し出す浴槽4を提供することができる。
を混入する場合には、補強層3に混入するよりも少量で
足りる。すなわち、接着層2は薄膜に形成されるが、補
強層3は接着層2よりも厚膜となる。したがって、補強
層3全体に着色しようとすれば、必然的に顔料を多量に
混入する必要がある。
が、補強層3に混入するよりも少量で着色効果を高める
ことができる。
必要であるが、補強層3に顔料を添加した場合には気泡
が見え難くなるので、接着層2に顔料を添加した方が補
強材の脱泡作業を容易に行うことができ、好ましい。
法では、先ず、圧縮工程にて、例えばSMCやBMC等
の熱硬化性樹脂成形材料を金型10に投入し、型締め
し、圧縮成形する。なお、圧縮工程においては、金型1
0に離型剤を塗布することが当然のこととして行われ
る。
ース層1を取り出す。次いで、塗布工程にて、ベース層
1の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接着層2を塗布
する。さらに、乾燥工程にて、接着層2を乾燥させる。
の上に、不飽和ポリエステル樹脂及びガラス繊維を含有
する補強層3を積層する。
間に接着層2を介在して密着性が良く、かつ軽量で経済
的な積層成形品、すなわちFRP成形品を効率良く製造
することができる。
C等の熱硬化性樹脂成形材料を使用するので、生産性を
高めることができる。さらに、SMCやBMC等の熱硬
化性樹脂成形材料を使用した場合には、熱硬化性樹脂を
樹脂単体を用いて形成するのに比べてガラス繊維が混入
されているので接着層2を介したベース層1と補強層3
とのとの接合性が良い。
て、例えばスプレー塗装することができるので、作業が
容易でしかも薄膜にてベース層1と補強層3との接着力
を確保することができる。
型剤が塗布されているので、離型時に、金型10を破損
させる危険も無くなる。
に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬化
性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しかつ
生産性の高い方法で安定して充分に確保し得る積層成形
品の製造方法を提供することができる。
ベース層1と接着層2と補強層3との3層構造となって
いるが、必ずしもこれに限らず、より多くの多層となっ
ていても良い。
確認すべく、試験片を作成して、密着性の評価、色むら
の評価及び総合評価を行なった結果を以下に説明する。
1はBMC材料を用いて圧力75kg/cm2 、温度1
20℃×5分の条件で圧縮成形し、板厚3mmの表面板
を成形する。この表面板の裏面に、表1に示す各種接着
剤を塗布し、表2において実施例1、比較例1〜比較例
5に示す各種の条件にて、その各種接着剤上に補強層3
としてオルソ系不飽和ポリエステル樹脂を主成分とする
強化ガラス繊維を含む補強材をハンドレーアップ法にて
厚み2mmに積層し、脱泡後、60℃×30分で乾燥硬
化させ、試験体を作成した。
成分、配合比及びその硬化条件を示した。
示すように、先ず、実施例1では、ベース層1に変成ア
クリル系接着剤を15±5μmの厚みにスプレー塗布
し、90℃×40分程乾燥させた状態にて補強層3を積
層した。
レタン系接着剤を1〜5μmの厚みにスプレー塗布し、
自然乾燥させた状態にて補強層3を積層した。
料を30μmの厚みにスプレー塗布し、90℃×40分
乾燥させた状態にて補強層3を積層した。
ルゲルコートを500μmの厚みにスプレー塗布し、8
0℃×30分乾燥させた状態にて補強層3を積層した。
め、表面層であるベース層1の接着剤塗布面をサンディ
ングペーパー#100でサンディングした状態にて補強
層3を積層した。
1の表面をサンディングペーパー#100でサンディン
グした状態にて補強層3を積層した。
つ下地前処理も行ってない従来例について示した。
片を作成し、密着性評価した。
先ず、各種の試験体を横60mm×縦20mmにカット
する。次いで、表面層の中央に幅2mm×深さ1mmの
切れ込みを入れる。
ては、図5(a)(b)に示すように、一軸強度試験機
にて、試験片に集中荷重を与え、試験片が破壊したとき
にベース層1と補強層3との密着性を評価基準とする剥
離テストを行った。
mmの中央に集中荷重を与える一次試験において、両側
共に接着層2で剥がれたものは×とした。また、一次試
験で片側のみ接着層2で剥がれたものは△とした。
かったものは、二次試験を行い評価した。
央に集中荷重を与え、片側のみ接着層2で剥がれたもの
は○とした。また、二次試験で両側共に剥がれ無かった
ものは◎とした。
gf、加圧治具の下降速度は100mm/minとし
た。
具の下降速度は、一次試験と同じ加圧力500kgf、
下降速度100mm/minとした。
る。
おいて、ベース層1は透明又は半透明であり、かつ接着
層2に顔料を添加しているので、本来、補強層3は見え
ないはずである。そこで、補強層3がベース層1側から
透けて見えるものは×とした。また、補強層3がベース
層1側から透けて見えないものは◎とした。
下段にまとめた。
例1も比較例1も充分使用できるレベルである。しか
し、比較例2及び比較例4のポリウレタン系接着剤に
は、着色できないと言う欠点があるので、総合評価とし
て実施例1の変性アクリル系接着剤が実用的であると言
える。
上のように、熱硬化性樹脂を加熱圧縮成形して形成した
成形品の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接着層が設
けられ、その接着層の上に熱硬化性樹脂を含有する補強
層が積層されているものである。
が設けられているので、両熱硬化性樹脂はこの接着層を
介して積層され、成形品と補強層との密着性を高めるこ
とができる。そして、接着層を介在させることは、サン
ディングを施して密着力を高めることから比較すると生
産性が優れている。
しているので、他の成分の接着層に比較して熱硬化性樹
脂との密着性が優れている。
際に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬
化性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しか
つ生産性の高い方法で安定して充分に確保し得る積層成
形品を提供することができるという効果を奏する。
に、熱硬化性樹脂を加熱圧縮成形して形成した浴槽ベー
ス層の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接着層が設け
られ、その接着層の上に不飽和ポリエステル樹脂及びガ
ラス繊維を含有する補強層が積層されているものであ
る。
介して積層され、浴槽ベース層と補強層との密着性を高
めることができる。そして、接着層を介在させること
は、サンディングを施して密着力を高めることから比較
すると生産性が優れている。
しているので、他の成分の接着層に比較して熱硬化性樹
脂との密着性が優れている。
際に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬
化性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しか
つ生産性の高い方法で安定して充分に確保し得るFRP
製の浴槽を提供することができるという効果を奏する。
に、請求項2記載の浴槽において、前記接着層は、変性
アクリル樹脂25〜35重量部、オルガノシリカゾルの
固形分2〜15重量部を含有しているものである。
を25〜35重量部と、フィラーとしてのオルガノシリ
カゾルの固形分2〜15重量部を含有しているので、ガ
ラス繊維を含有する不飽和ポリエステル樹脂に介在する
接着剤として好ましい。
に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬化
性樹脂との密着性を確実に安定して充分に確保し得る浴
槽を提供することができるという効果を奏する。
に、請求項2又は3記載の浴槽において、前記熱硬化性
樹脂からなる浴槽ベース層は透明又は半透明である一
方、変性アクリル樹脂を含有する接着剤又は補強層には
例えば顔料等の着色剤が混入されているものである。
浴槽ベース層を透明又は半透明に形成しつつ、色合いに
違いが生じるのを防止することができる。
定的に醸し出す浴槽を提供することができるという効果
を奏する。
法は、以上のように、熱硬化性樹脂成形材料を成形型に
投入し、型締めし、圧縮成形する圧縮工程と、型開きを
行ない上記圧縮工程にて成形された圧縮成形品を取り出
す離型工程と、上記圧縮成形品の裏面に変性アクリル樹
脂を含有する接着剤を塗布する塗布工程と、上記接着剤
を乾燥させる乾燥工程と、上記乾燥した接着剤の上に、
不飽和ポリエステル樹脂及びガラス繊維を含有する補強
層を積層する積層工程とを含む方法である。
着層を介在して密着性の良い積層成形品、すなわちFR
P成形品を効率良く製造することができる。
料を使用するので、生産性を高めることができる。さら
に、熱硬化性樹脂成形材料を使用した場合には、熱硬化
性樹脂を樹脂単体を用いて形成するのに比べて、ガラス
繊維が混入されているので接着層を介した圧縮成形品と
補強層との接合性が良い。
作業が容易でしかも薄膜にて圧縮成形品と補強層との接
着力を確保することができる。
に離型剤を使用していても、その上に積層される熱硬化
性樹脂との密着性を、コストの大幅な増大を防止しかつ
生産性の高い方法で安定して充分に確保し得る積層成形
品の製造方法を提供することができるという効果を奏す
る。
を示す説明図であり、(a)は金型にBMC材をセット
した状態、(b)はBMC材を圧縮成形する状態、
(c)は金型を開く状態、(d)はベース層を金型から
離型させる状態、(e)はベース層の裏面に接着層をス
プレーアップする状態、(f)は接着層の上に補強材を
スプレーアップする状態、(g)は仕上げ処理を施した
完成品を示すものである。
明図であり、(a)は接着層をスプレーアップする方法
を示すもの、(b)は接着層をローラーにてハンドレー
アップする方法を示すものである。
を示す断面図である。
浴槽の密着性評価を行うための試験片を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は断面図である。
浴槽の密着性評価の方法を示す説明図であり、(a)は
試験片に荷重を付与する状態を示すもの、(b)は剥離
状態により密着性を如何に評価するかを示すものであ
る。
(a)は金型にBMC材をセットした状態、(b)はB
MC材を圧縮成形する状態、(c)は金型を開く状態、
(d)は引き続き注入成形を行うべく他の金型をセット
する状態、(e)は他の金型をセットした状態、(f)
は注入成形を行っている状態、(g)は金型を脱型させ
る状態、(h)はトリミングを施し、仕上げ処理を施し
た完成品を示すものである。
ベース層をサンディングした後、補強層を積層する製造
方法を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】熱硬化性樹脂を加熱圧縮成形して形成した
成形品の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接着層が設
けられ、その接着層の上に熱硬化性樹脂を含有する補強
層が積層されていることを特徴とする積層成形品。 - 【請求項2】熱硬化性樹脂を加熱圧縮成形して形成した
浴槽ベース層の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接着
層が設けられ、その接着層の上に不飽和ポリエステル樹
脂及びガラス繊維を含有する補強層が積層されているこ
とを特徴とする浴槽。 - 【請求項3】前記接着層は、変性アクリル樹脂25〜3
5重量部、オルガノシリカゾルの固形分2〜15重量部
を含有していることを特徴とする請求項2記載の浴槽。 - 【請求項4】前記熱硬化性樹脂からなる浴槽ベース層は
透明又は半透明である一方、変性アクリル樹脂を含有す
る接着剤又は補強層には着色剤が混入されていることを
特徴とする請求項2又は3記載の浴槽。 - 【請求項5】熱硬化性樹脂成形材料を成形型に投入し、
型締めし、圧縮成形する圧縮工程と、 型開きを行ない上記圧縮工程にて成形された圧縮成形品
を取り出す離型工程と、 上記圧縮成形品の裏面に変性アクリル樹脂を含有する接
着剤を塗布する塗布工程と、 上記接着剤を乾燥させる乾燥工程と、 上記乾燥した接着剤の上に、不飽和ポリエステル樹脂及
びガラス繊維を含有する補強層を積層する積層工程とを
含むことを特徴とする積層成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26440799A JP3331195B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 積層成形品、浴槽及び積層成形品の製造方法 |
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JP2001080005A JP2001080005A (ja) | 2001-03-27 |
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JP (1) | JP3331195B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103707518A (zh) * | 2014-01-14 | 2014-04-09 | 上海澳金玻璃钢制品有限公司 | 白色亚克力浴缸背面绿色frp一次成型工艺 |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26440799A patent/JP3331195B2/ja not_active Expired - Fee Related
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