JP3330196B2 - 機械式過給機付エンジンの負圧供給装置 - Google Patents

機械式過給機付エンジンの負圧供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸気通路に機械式過給
機を備えるとともに、この過給機の上流と下流とを連通
するリリーフ通路、およびこのリリーフ通路を低負荷時
に開く制御弁を備えている機械式過給機付エンジンの負
圧供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭63−51121号
公報に示されるように、吸気通路に、エンジンで駆動さ
れる機械式過給機を設けるとともに、スロットル弁の下
流において上記過給機の上流側と下流側とを連通するバ
イパス通路を形成し、このバイパス通路に、低負荷時に
開かれて高負荷時に閉じられる制御弁を設けた過給機付
エンジンは知られている。
【0003】なお、この公報に示されているエンジンで
は、エンジン出力軸から機械式過給機への回転伝達部分
に電磁クラッチを組込み、低負荷時にはこの電磁クラッ
チをOFFにして機械式過給機を停止させるようにして
いるが、構造および制御の簡略化等のため、上記電磁ク
ラッチを省略して低負荷域を含む全運転領域で機械式過
給機がエンジンにより駆動されるようにしたものも考え
られている。この場合、過給機上流と下流とを連通する
バイパス通路(リリーフ通路)は、低負荷時に吸気を過
給機下流から上流へリサーキュレートする作用をなす。
つまり、低負荷時には、過給機が駆動されつつ、バイパ
ス通路の制御弁が開かれることにより、過給機から吐出
された吸気がバイパス通路を通って上流側へリサーキュ
レートされ、これによって過給機でのエネルギー損失が
低減されるとともに過給機の吐出温度の上昇が抑制され
る。一方、高負荷域では、上記制御弁が閉じられること
により過給圧が高められる。
【0004】また、このような過給機付エンジンにおい
て、上記公報にも示されるように、吸気弁閉時期を一般
のエンジンと比べてかなり遅く設定することにより、有
効圧縮比を膨張比と比べて小さくし、ポンピングロス低
減および高負荷域での出力性能向上を図るという技術も
知られている。このようにすると、低負荷域では吸気負
圧を小さくしてポンピングロスを低減することができ、
また高負荷域では、シリンダ内での圧縮仕事の減少によ
って圧縮温度上昇を小さくし、かつ吸気通路でインタク
ーラ等により過給気を十分に冷却しながら過給圧を高め
ることにより、ノッキングや排気温度上昇を抑制しつつ
充填効率を高め、有効に出力アップを図ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンが
搭載される車両には、ブレーキのブレーキブースター
その他各種の負圧作動機器が装備されていて、これらに
対して作動負圧を供給する必要がある。そのための負圧
供給装置としては、スロットル弁を備えたエンジンでは
スロットル弁の下流に生じる吸気負圧を取り出すように
したものが一般的であり、機械式過給機付エンジンであ
ればスロットル弁と過給機との間の部分から吸気負圧が
取出される。また、例えば上記のように吸気弁遅閉じと
されて有効圧縮比が小さくされるような場合には、吸気
負圧が充分に得られにくい状態となることがあるので、
エンジンで駆動されるバキュームポンプを具備し、この
バキュームポンプと吸気負圧とを併用することも考えら
れている。
【0006】しかし、従来の負圧取り出し装置による
と、始動時などの低回転時に負圧が不足し易く、例えば
AT車(自動変速機付車両)において始動直後のDレン
ジへの切換えの際にブレーキが踏み込まれるときに、
レーキブースターへの供給負圧が不充分となって、ブー
スト性能が低下する可能性がある。とくに、上記のよう
な吸気弁遅閉じ等で有効圧縮比が小さくされている場合
にこの傾向が顕著になる。また、エンジンで駆動される
バキュームポンプを用いても、回転数が低いときに充分
な負圧を生成することが難しい。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑み、機械式過給
機付エンジンにおいて、始動時などの低回転時の吸気負
圧を増大させ、これをブレーキのブレーキブースター
負圧作動機器に対する作動負圧として取り出し、低回
転時における負圧作動機器の性能を確保することができ
る機械式過給機付エンジンの負圧供給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、吸気通路にエンジンにより駆動される機
械式過給機と、この過給機の上流に位置するスロットル
弁と、上記スロットル弁の下流の吸気通路における過給
機上流側と過給機の下流側とを連通するリリーフ通路
と、このリリーフ通路を低負荷時に開く制御弁とを設け
た機械式過給機付エンジンにおいて、上記制御弁とスロ
ットル弁と機械式過給機とで区画される吸気通路又はリ
リーフ通路に、負圧を取り出す負圧取出し口を設け、負
圧受け入れ部と接続するとともに、上記制御弁を低負荷
時に開いて負荷が高くなるにつれて 閉じるようにする一
方、エンジン始動時からエンジン回転数が所定回転数よ
り大きくなるまでの低回転時には、エンジン負荷に関係
なく上記制御弁を強制的に閉じる事を特徴としたもので
ある。
【0009】
【作用】本発明によると、上記制御弁が基本的には低負
荷時に開かれるが、このような状態では本来的に吸気負
圧が充分に得られにくい低回転時には、上記制御弁が閉
じられることにより、吸気通路における上記制御弁とス
ロットル弁と機械式過給機とで区画される部分の吸気負
圧が過給機の作動に伴って増大し、これが上記負圧取り
出し口から取り出される。
【0010】従って、低回転時、例えばエンジン回転数
が所定回転数に上昇するまでのエンジン始動時に、上記
負圧取り出し口からバキュームチャンパー、ブレーキブ
ースターの負圧受入れ部に充分に大きい負圧が供給さ
れる。
【0011】特に、負圧受け入れ部をブレーキ装置のブ
レーキブースターにすることにより、始動直後にブレー
キが踏み込まれた場合にもブレーキブースターに充分な
吸気負圧が供給され、ブレーキ性能が確保される。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例による負圧供給装
置を備えた機械式過給機付エンジンの全体構造を示し、
この図において、1はエンジン本体、2は上記エンジン
本体1に吸気を供給する吸気通路である。この吸気通路
2の途中には、リショルム型過給機等の機械式過給機3
が設けられ、この過給機3は、図外の伝動手段を介して
エンジン出力軸により駆動されるようになっている。
【0014】上記過給機3はエンジンの低回転域を含む
運転領域で駆動され、当実施例では全運転領域で駆動さ
れる常時駆動となっている。
【0015】吸気通路2における過給機3の上流には、
アクセルペダルの操作等によって開度が調節されるスロ
ットル弁5が設けられ、さらにスロットル弁5よりも上
流側にレゾネータ6が配置されている。一方、吸気通路
2における過給機3の下流には、過給気を冷却するイン
タークーラ7が設けられている。図示の例では、V型エ
ンジンのようにエンジン本体1の気筒が2グループに分
けられる場合に適用される構造として、過給機3の下流
で吸気通路2が第1の通路2aと第2の通路2bとに分
岐し、その第1,第2の通路2a,2bにそれぞれイン
タークーラ7が設けられ、さらにインタークーラ7の下
流で各通路2a,2bにサージタンク8が形成され、こ
のサージタンク8の下流の気筒別通路9がエンジン本体
1に接続されている。
【0016】また、吸気通路2におけるスロットル弁5
の下流において過給機3の上流側と下流側とを連通する
リリーフ通路11が形成され、このリリーフ通路11
に、低負荷時に開いて高負荷時に閉じるように運転状態
に応じて作動する制御弁12が設けられている。
【0017】この制御弁12は、リリーフ通路11中に
形成された弁室13内に位置する弁体14を備え、この
弁体14がダイヤフラム15に連結され、このダイヤフ
ラム15の片側に負圧室16が形成されており、ダイヤ
フラムの他の側の室17は大気に開放されている。上記
負圧室16には弁体14を閉弁方向に付勢するスプリン
グ18が設けられている。また、負圧室16に通じる通
路20が、第1,第2のソレノイドバルブ21,22を
介し、上記レゾネータ6に通じる大気導入通路23とバ
キュームチャンバー25に通じる負圧通路24とに接続
されている。そして、上記ソレノイドバルブ21,22
がデューティ制御されることにより、上記負圧室16に
対して負圧と大気との導入割合が調節され、それに応じ
て上記弁体14が作動される。つまり、大気が導入され
たときは弁体14が閉じられ、負圧導入割合が多くなる
とそれにつれて弁体14が開かれるようになっている。
【0018】上記バキュームチャンバー25は負圧受入
れ部の1つであり、負圧受入れ部としてはこのほかにも
ブレーキ装置のブレーキブースター26等がある。
【0019】負圧受入れ部に対する負圧供給のため、吸
気通路2に負圧取り出し口31,32が設けられる一
方、バキュームポンプ33が装備されている。負圧取り
出し口31,32は、上記吸気通路2における制御弁1
2とスロットル弁5と機械式過給機3とで区画される部
分に設けられており、例えば制御弁12の弁体14の上
流の弁室13に2つの負圧取り出し口31,32が開口
している。また、上記バキュームポンプ33はエンジン
出力軸に伝動手段(図示せず)を介して連結されてい
る。
【0020】上記負圧取り出し口31,32とバキュー
ムポンプ33とは、連通路を介して同一の負圧受入れ部
に接続されている。すなわち、バキュームタンク25に
通じる通路34に対し、負圧取り出し口31に通じる吸
気負圧供給用通路35とバキュームポンプ33に通じる
ポンプ負圧供給用通路36とが互いに連通する状態で接
続され、これらの通路34,35,36により、バキュ
ームタンク25と負圧取り出し口31とバキュームポン
プ33との間の連通路が構成されている。また、ブレー
キブースター26に通じる通路37に対し、負圧取り出
し口32に通じる吸気負圧供給用通路38とバキューム
ポンプ33に通じるポンプ負圧供給用通路39とが互い
に連通する状態で接続されて、これらの通路37,3
8,39により、ブレーキブースター26と負圧取り出
し口32とバキュームポンプ33との間の連通路が構成
されている。
【0021】上記バキュームタンク25に対する吸気負
圧供給用通路35には、負圧取り出し口31側からバキ
ュームタンク25側への負圧移動(バキュームタンク2
5側から負圧取り出し口31側への空気流通)のみを許
容する一方向弁40が設けられ、一方、ポンプ負圧供給
用通路36にはバキュームポンプ33側からバキューム
タンク25側への負圧移動(バキュームタンク25側か
らバキュームポンプ33側への空気流通)のみを許容す
る一方向弁41が設けられている。これらの一方向弁4
0,41により、バキュームポンプ33の生成負圧と上
記負圧取り出し口31の生成負圧とのうちの大きい方の
負圧を優先してバキュームタンク25に導く負圧導入調
整手段が構成されている。
【0022】同様にして、ブレーキブースター26に対
する吸気負圧供給用通路38およびポンプ負圧供給用通
路39にそれぞれ一方向弁42,43が設けられ、これ
らの一方向弁42,43により、バキュームポンプ33
の生成負圧と上記負圧取り出し口32の生成負圧とのう
ちの大きい方の負圧を優先してブレーキブースター26
に導く負圧導入調整手段が構成されている。
【0023】上記制御弁12の開度は、制御手段として
のコントロールユニット(ECU)45により制御され
るようになっている。上記コントロールユニット45
は、マイクロコンピュータ等で構成され、スロットル弁
5の開度を検出するスロットル開度センサ46およびエ
ンジン回転数を検出する回転数センサ47等からの信号
を受け、上記各ソレノイドバルブ21,22にデューテ
ィ制御信号を出力している。
【0024】上記コントロールユニット45は、運転状
態に応じ、上記各ソレノイドバルブ21,22をデュー
ティ制御することにより制御弁12を制御するもので、
基本的には低負荷時に制御弁12を開き、負荷が高くな
るにつれて制御弁12を閉じるようになっており、例え
ば、図2に示すような特性で制御する。すなわち、図2
は、エンジン回転数を横軸、負荷に相当するスロットル
開度を縦軸にとり、制御弁の各種開度θ1,θ2,θ
3,θ4,θ5,θ6の等開度ラインを実線で表してお
り、これらの開度はθ1<θ2<θ3<θ4<θ5<θ
6であって、低負荷側ほど開度大、高負荷側ほど開度小
となっている。
【0025】さらに上記コントロールユニット45は、
基本的制御によると制御弁12が開かれるべき低負荷域
であっても低回転時には、制御弁12を強制的に閉作動
するようにしている。例えば、図2中に示す所定回転数
N0 以下の始動領域に相当する低回転数域で、制御弁1
2を強制的に作動するようにしている。
【0026】なお、エンジン本体1の各気筒の吸気弁お
よび排気弁を開閉作動する動弁機構においては、少なく
とも低回転域における低負荷から高負荷にまでわたる運
転領域で、有効圧縮比が有効膨張比よりも小さくなるよ
うに、吸・排気弁の開閉タイミングが設定されている。
例えば図3に示すように、排気弁の開閉タイミングEV
は一般的なタイミングとする一方、吸気弁は閉時期を下
死点BDCよりも大きく遅らせる(例えば下死点後50
°以上)ように開閉タイミングIVが設定されることに
より、有効圧縮比が小さくされている。あるいは、吸気
弁の閉時期を下死点BDCよりも早くすることによって
有効圧縮比を小さくしてもよい。
【0027】以上のような機械式過給機付エンジンとこ
れに設けられた負圧供給装置の動作を、次に説明する。
【0028】上記過給機3はエンジン出力軸により常時
駆動されており、この状態で、上記コントロールユニッ
ト45による運転状態に応じた制御弁12の制御によ
り、基本的には、低負荷時に制御弁12が開かれる。こ
れにより、低負荷時には、過給機3の下流から上流へ吸
気がリサーキュレートされて、過給機吸入側圧力に対す
る過給機吐出側圧力の比(吐出側圧力/吸入側圧力)が
小さくなるため、過給機3でのエネルギーロスが低減さ
れ、また、上記圧力比に依存する過給機吐出温度の上昇
が抑制される。一方、高負荷時には、上記制御弁12が
閉じられることにより、過給機3の過給作用が充分に発
揮されて、エンジン出力が高められる。
【0029】この過給機付エンジンにおいて、前記のよ
うに有効圧縮比が有効膨張比と比べて小さくなるように
吸・排気弁の開閉タイミングが設定されていると、低負
荷時にはポンピングロスが低減され、また高負荷時に
は、シリンダ内での圧縮仕事の減少によって圧縮温度上
昇が小さくされ、ノッキングや排気温度上昇が抑制され
つつ過給圧が高められる。
【0030】また、上記バキュームタンク25および
レーキブースター26には、上記負圧取り出し口31,
32からの吸気負圧またはバキュームポンプ33からの
ポンプ負圧が供給され、上記吸気負圧とポンプ負圧とが
効果的に併用される。
【0031】すなわち、運転状態によっては吸気負圧が
充分に得られない場合があり、とくに有効圧縮比が有効
膨張比と比べて小さくなるように吸・排気弁の開閉タイ
ミングが設定されている場合、全般的に吸気負圧が小さ
くなる傾向がある。そこでバキュームポンプ33が設け
られるが、吸気負圧も利用することでバキュームポンプ
33の小型化を図るために、負圧取り出し口31,32
の生成負圧とバキュームポンプ33の生成負圧とのうち
の大きい方が優先して導かれるようにしている。
【0032】そして、とくに所定回転数以下の低回転域
(始動域)では、基本的制御によると制御弁12が開か
れるべき低負荷域であっても、この制御弁12が強制的
に閉じられるように、上記コントロールユニット45に
よってソレノイドバルブ21,22が制御される。この
ようにされると、スロットル弁5で吸気流通が制限さ
れ、かつリリーフ通路11が閉じられた状態で過給機3
が駆動されるため、これらで区画された部分に設けられ
た上記負圧取り出し口31,32に生じる負圧は、上記
基本的制御で制御弁12が開かれた状態となる場合と比
べて増大される。従って、バキュームポンプ33の生成
負圧が不足しがちな低回転時に、大きな吸気負圧が得ら
れて、例えばAT車において始動直後にブレーキが踏み
込まれた場合にもブレーキブースター26に充分な吸気
負圧が供給され、ブレーキ性能が確保される。
【0033】さらに、このように始動時に制御弁12が
閉じられると、筒内圧力が高められることにより、始動
性が向上され、エンジン回転数の上昇が促進される。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、制御弁とスロッ
トル弁と機械式過給機とで区画される吸気通路又はリリ
ーフ通路に、負圧を取り出す負圧取出し口を設け、負圧
受け入れ部と接続するとともに、エンジン始動時からエ
ンジン回転数が所定回転数より大きくなるまでの低回転
時には、エンジンの負荷に関係なく上記制御弁を強制的
に閉じるようにしているため、吸気通路又はリリーフ通
路における制御弁とスロットル弁と機械式過給機で区画
される部分の負圧が過給機の作動に伴って増大し、エン
ジン始動期においても大きい負圧を負圧取り出し口から
取り出すことが可能となる。
【0035】特に、負圧受け入れ部をブレーキブースタ
ーにすることにより、始動直後にブレーキが踏み込まれ
た場合にもブレーキブースターに充分な吸気負圧が供給
され、ブレーキ性能が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による負圧供給装置を備えた
機械式過給機付エンジン全体の概略図である。
【図2】運転状態に応じた制御弁の作動特性を示す説明
図である。
【図3】吸・排気弁の開閉タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 吸気通路 3 機械式過給機 5 スロットル弁 11 リリーフ通路 12 制御弁 25 バキュームタンク 26 ブレーキブースター 31,32 負圧取り出し口 33 バキュームポンプ 35,36,37,38 負圧供給用通路 40,41,42,43 一方向弁(負圧導入調整手
段) 45 コントロールユニット(制御手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−298636(JP,A) 特開 平4−136426(JP,A) 特開 昭63−239312(JP,A) 実開 昭57−51801(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 33/00 B60T 17/00 F02M 35/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路にエンジンにより駆動される機
    械式過給機と、 この過給機の上流に位置するスロットル弁と、 上記スロットル弁の下流の吸気通路における過給機上流
    側と過給機の下流側とを連通するリリーフ通路と、 このリリーフ通路を低負荷時に開く制御弁とを設けた機
    械式過給機付エンジンにおいて、 上記制御弁とスロットル弁と機械式過給機とで区画され
    る吸気通路又はリリーフ通路に、負圧を取り出す負圧取
    出し口を設け、負圧受け入れ部と接続するとともに、 上記制御弁を低負荷時に開いて負荷が高くなるにつれて
    閉じるようにする一方、 エンジン始動時からエンジン回転数が所定回転数より大
    きくなるまでの低回転時には、エンジン負荷に関係なく
    上記制御弁を強制的に閉じる事を 特徴とする機械式過給
    機付エンジンの負圧供給装置。
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