JP3329616B2 - 自動車用フォグランプ - Google Patents

自動車用フォグランプ

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JP3329616B2
JP3329616B2 JP6236695A JP6236695A JP3329616B2 JP 3329616 B2 JP3329616 B2 JP 3329616B2 JP 6236695 A JP6236695 A JP 6236695A JP 6236695 A JP6236695 A JP 6236695A JP 3329616 B2 JP3329616 B2 JP 3329616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白色の光源光を黄色に
着色するイエローグローブを備えた自動車用フォグラン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のフォグランプ(実公平3
−45371号)の縦断面図を示すもので、符号1はラ
ンプボディ、符号2は放物面リフレクター、符号3は前
面レンズである。リフレクター2に形成されたバルブ挿
着孔4には、光源であるバルブ5がソケットフィクチャ
ー5aを介して挿着され、ソケットフィクチャー5aの
前端部にはバルブ5を包囲するイエローグローブ6がホ
ルダリング7によって固定されて、白色の光源光がイエ
ローグローブ6を透過することで黄色に着色される。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし、前記した従来
のフォグランプでは、イエローグローブ6が前端の閉塞
されたキャップ型をしているため、バルブ5の発する熱
がグローブ6内にこもり放熱性が非常に悪いという問題
があった。特に高出力かつ高輝度のバルブが要求される
昨今では、バルブの発熱量がますます高くなる傾向にあ
るが、イエローグローブにおける放熱性が悪いため、高
温となったイエローグローブ6によって合成樹脂製のリ
フレクター2が熱変形するおそれがあるという問題が提
起されるに至った。
【0004】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、光源を包囲するイエローグロ
ーブの放熱性を良くすることで、リフレクターの熱変形
を防止できる自動車用灯具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係わる自動車用フォグランプにおいて
は、ランプボディ内に設けられた放物面リフレクター
と、前記リフレクターの略焦点位置に設けられた光源
と、前記リフレクタに取り付け固定されて前記光源を包
囲する位置に設けられ、白色光源光を黄色に着色するイ
エローグローブと、前記リフレクタに取り付け固定され
て前記イエローグローブの前方に離間して設けられ、リ
フレクターで反射されることなく光源から前方に向かう
直射光を遮る直射シェードとを備え、前記イエローグロ
ーブを、前後端の開口する円筒形状に形成するととも
に、後端側開口縁部を囲繞把持する金属製円環状の不透
光性グローブ把持部材を介してリフレクターに取り付け
て、前記イエローグローブの後端側開口縁部とリフレク
ターとの間に所定の隙間を形成する自動車用フォグラン
プであって、前記直射シェードおよびグローブ把持部材
に、脚をそれぞれ形成し、前記直射シェードの脚をリフ
レクターに取り付け、前記直射シェードの脚の途中に前
記グローブ把持部材の脚を固定一体化するようにしたも
のである。請求項2に係わる自動車用フォグランプにお
いては、ランプボディ内に設けられた放物面リフレクタ
ーと、前記リフレクターの略焦点位置に設けられた光源
と、前記リフレクタに取り付け固定されて前記光源を包
囲する位置に設けられ、白色光源光を黄色に着色するイ
エローグローブと、前記リフレクタに取り付け固定され
て前記イエローグローブの前方に離間して設けられ、リ
フレクターで反射されることなく光源から前方に向かう
直射光を遮る直射シェードとを備え、前記イエローグロ
ーブを、前後端の開口する円筒形状に形成するととも
に、後端側開口縁部を囲繞把持する金属製円環状の不透
光性グローブ把持部材を介してリフレクターに取り付け
て、前記イエローグローブの後端側開口縁部とリフレク
ターとの間に所定の隙間を形成する自動車用フォグラン
プであって、前記直射シェードおよびグローブ把持部材
に、リフレクタに取り付けるための脚をそれぞれ形成
し、前記両脚をねじによってリフレクターに共締めする
ようにしたものである。請求項3においては、請求項1
または2に記載の自動車用フォグランプにおいて、前記
直射シェードの内側に、暗黒色加工処理又は微小凹凸加
工処理を施した非反射面を形成するようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】 請求項1および2では、白色光源光はイエロ
ーグローブを透過することで黄色を帯びた光となる。光
源の発熱は、イエローグローブの前端側開口部から灯室
内の大気中に放熱される。イエローグローブの前端部が
開口するため、イエローグローブを透過せずに前端側開
口部から白色光源光がグローブ外に出射するが、この白
色光源光はグローブ前方に設けられた直射シェードによ
って確実に遮光される。 また、イエローグローブの導
光作用により後端側開口縁部からグローブ外に出射しよ
うとする光は、グローブ後端側開口縁部を囲繞する円環
状の不透光性グローブ把持部材によって確実に遮光され
る。また、光源の発熱は、イエローグローブの前端側開
口部のみならず、後端側開口部とリフレクター間の隙間
からも灯室内の大気中に放熱される。請求項2では、イ
エローグローブと直射シェードを同時にリフレクターに
ねじ固定することができる。請求項3では、直射シェー
ドの内側が暗黒色の非反射面の場合には、光の大半がこ
の暗黒色の非反射面に吸収されて、直射シェードの内側
での反射光はグレア光となるおそれのない光量の小さい
光となる。また直射シェードの内側が微小凹凸の形成さ
れた非反射面の場合には、光がこの非反射面で乱反射し
て拡散されるため、直射シェードの内側での反射光はグ
レア光となるおそれのない拡散された弱い光となる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図6は本発明の一実施例であるフォグラン
プとヘッドランプとが一体化された自動車用前照灯を示
すもので、図1は同前照灯の正面図、図2は同前照灯の
水平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3
は同前照灯の縦断面図(図1に示す線III −III に沿う
断面図)、図4は同前照灯の縦断面図(図1に示す線IV
−IVに沿う断面図)、図5は同前照灯の縦断面図(図1
に示す線V−Vに沿う断面図)、図6は同前照灯の上下
調整用エイミングスクリュー配設位置における水平断面
図(図1に示す線VI−VIに沿う断面図)である。
【0008】これらの図において、符号10は前面の開
口する容器状の合成樹脂製のランプボディで、ランプボ
ディ10の矩形状の前面開口部に前面レンズ12が組付
けられて、ランプボディ10と前面レンズ12とによっ
て灯室空間が形成されている。そしてこの灯室空間内に
は、ヘッドランプAの配光の形成に寄与する第1の放物
面リフレクター21とフォグランプBの配光の形成に寄
与する第1のリフレクター21より左右巾の小さい第2
の放物面リフレクター22が左右に所定距離だけ離間し
て一体に形成された合成樹脂製のリフレクター構成部材
20が収容されている。符号20aは、リフレクター構
成部材20の左右方向略中央部のリフレクター21,2
2間に形成されたリフレクターとして機能しないリフレ
クター間領域で、符号20b,20cは、リフレクター
構成部材20の左右の側縁部に形成されたリフレクター
として機能しない側縁領域である。
【0009】リフレクター21,22の後頂部には、そ
れぞれバルブ挿着孔23,24が形成され、バルブ挿着
孔23,24には光源であるバルブ25,26がそれぞ
れ挿着されている。バルブ25は前後方向に離れた2つ
のフィラメントをもち、リフレクター21の焦点位置に
一致する後方位置にあるフィラメントの発光により走行
ビームの配光が形成され、リフレクター21の焦点位置
よりわずかに前方位置にあるフィラメントの発光により
すれ違いビームの配光が形成される。図4,5における
符号25a,26aは、バルブ25,26のガラス球の
前端部に設けられているブラックトップと称される黒色
の遮光塗装部で、フィラメントの発光のうちグレア光に
つながるバルブ前方に向かう直射光を遮光するためのも
のである。
【0010】バルブ25,26の前方には、バルブ2
5,26のフィラメントからリフレクター21,22の
所定の有効反射面以外の領域に向かう光を遮光して、所
定の配光の形成に寄与するとともに、直射光が前面レン
ズ12から出射されることを防ぐ広口カップ型の直射シ
ェード40,42が設けられている。シェード40,4
2の開口側縁部はバルブのブラックトップ25a,26
aを超えた位置まで延出して、ブラックトップ25a,
26aで遮光しきれなかった直射光はこのシェード4
0,42によって確実に遮光されるようになっている。
シェード40,42の内周面には焼入れされた暗黒色の
非反射面40a,42aが形成されており、暗黒色は当
たった光の大半を吸収するため、シェード40,42の
内側のこの暗黒色の非反射面40a,42aで反射され
た光は光量が小さくなって、シェード40,42の内側
での反射光によってグレア光が形成されるおそれはな
い。
【0011】シェード40,42には脚41,43が形
成され、一方リフレクター構成部材20(リフレクター
21,22)にはボス21a,22aが立設され、脚4
1,43がボス21a,22aにねじ固定されて、シェ
ード40,42がリフレクター構成部材20(リフレク
ター21,22)にそれぞれ固定一体化されている。符
号45,46はねじを示す。
【0012】バルブ26の周りには、バルブ26のブラ
ックトップ26aの形成位置まで延びた円筒形状のイエ
ローグローブ50(図5参照)が配置されており、白色
の光源光は、このイエローグローブ50を透過すること
で黄色に着色されるようになっている。イエローグロー
ブ50の前端部は開口しており、グローブ50における
放熱性が優れている。しかしグローブ50の前端部が開
口しているため、白色の光源光のうちグローブ50を透
過せずに前端開口部から前方に出射する光も存在する
が、この白色光はシェード42で遮光されるか、シェー
ド42の内側の非反射面42aで反射した光はグローブ
50内に戻り、グローブ50を透過することで黄色を帯
びた光となる。
【0013】イエローグローブ50の後端側開口縁部5
1は強度を高めるべく厚肉に形成されるとともに、この
厚肉の開口縁部に横断面L字型で円環状の不透光性の金
属製グローブ把持部材52が囲繞されている。符号53
は、把持部材52の周方向複数箇所に切り起こして設け
られた爪で、この爪53を内側に折り曲げることで、グ
ローブの開口縁部51に把持部材52が固定一体化され
ている。グローブ把持部材52には脚54が形成され、
この脚54はシェード42の脚43にスポット溶接され
て、固定一体化されている。把持部材52で囲繞された
グローブ後端開口縁部51はリフレクター22の表面か
らわずかに前方に離間した位置とされて、グローブ後端
開口縁部51とリフレクター22間に所定の隙間56が
形成されている。このためグローブ50内は、前端部の
みならず後端部においても灯室内の大気に開放されて、
放熱性に非常に優れた構造となっている。従ってバルブ
26が高熱によって短命化することも合成樹脂製のリフ
レクター22が熱変形することもない。
【0014】またグローブ把持部材52は、グローブ5
0の導光作用によって後端開口縁部51から出射する光
を遮光するべく作用し、これによって不測のグレア光が
発生しない構造となっている。即ち、光源光がグローブ
50の側壁に入射後、側壁内部で全反射を繰り返して後
端側の開口縁部51に導かれ、この開口縁部51から出
射した光がリフレクター22で反射される等して光軸L
2 より上方に向かう、いわゆるグレア光となるおそれが
ある。しかし本実施例では、後端側開口縁部51が不透
明性のグローブ把持部材52で囲繞されて、開口縁部5
1から出射しようとする光はグローブ把持部材52によ
って確実に遮光されるので、グレア光が発生するおそれ
がない。
【0015】またグローブ50の導光作用により、グロ
ーブ50の前端側にも光は導かれ、前端側の開口縁部か
らも光が出射するが、この光は直射シェード42の暗黒
色の非反射面42aにより遮光されるので、グレア光と
はならない。なお微小凹凸を無数に形成した梨地加工面
では、光は乱反射されて拡散され、グレア光となるおそ
れのない弱い光となる。このため直射シェード42の内
側の暗黒色の非反射面42aに代えて、無数の微小凹凸
を形成した梨地の非反射面を形成するようにしてもよ
い。
【0016】リフレクター構成部材20は、1個の玉継
手32と2本のエイミングスクリュー34,36(上下
調整用エイミングスクリュー34,左右調整用エイミン
グスクリュー36)とからなるエイミング機構30によ
って、ランプボディ10に対し上下左右方向に傾動でき
るように支持されており、エイミングスクリュー34,
36を回動操作することで、リフレクター構成部材20
を水平軸Lx,垂直軸Ly回りに傾動できる構造となっ
ている。
【0017】即ち、玉継手32は、リフレクター構成部
材20のリフレクター間領域20aに形成された奥まっ
た立壁27に固設された玉部33aが、ランプボディ1
0の背面壁に形成された玉受部33bに支承された構造
で、リフレクター構成部材20(リフレクター21,2
2)の傾動支点を構成している。またエイミングスクリ
ュー34,36は、それぞれランプボディ10の背面壁
に回転可能に支承されるとともに、ランプボディ10の
背面壁を前後に貫通して延出し、エイミングスクリュー
34,36の前端部が、リフレクター構成部材20のリ
フレクター21,22として機能しない領域(リフレク
ター間領域20aに形成された奥まった立壁28,側縁
領域20c)に嵌着されたナット35,37に螺合した
構造となっている。そして玉継手32とエイミングスク
リュー34,36とは、図1に示されるように、正面視
して直交するように配置されており、エイミングスクリ
ュー34,36を回動操作すると、ナット35,37が
エイミングスクリュー34,36に沿って進退し、リフ
レクター構成部材20(リフレクター21,22)が水
平軸Lx(玉継手32とナット37を通る軸),垂直軸
Ly(玉継手32とナット35を通る軸)回りにそれぞ
れ一体に傾動して、ヘッドランプAおよびフォグランプ
Bの光軸L1 ,L2 を上下左右方向に一体に傾動調整で
きる構造となっている。
【0018】符号18は、ランプボディ10の前面開口
部と前面レンズ12間に挟持されて、リフレクター構成
部材20(リフレクター21,22)とランプボディ1
0間の隙間,リフレクター間領域20aおよびリフレク
ター側縁領域20b,20cを隠すように延在する矩形
枠体形状のエクステンションリフレクターである。符号
18aは、エクステンションリフレクター18の左右方
向略中央部において上下方向に延在して、リフレクター
間領域20aを隠す帯状領域である。エクステンション
リフレクター18の表面には、リフレクター21,22
と同様のアルミ蒸着処理が施されており、これによって
非点灯時の灯室内全体が奥行きをもった金属色に見え
て、外観体裁が良好となっている。
【0019】ランプボディ10の背面壁のバルブ挿着孔
23,24に臨む位置には、バルブ交換用の開口部10
a,10bがそれぞれ設けられ、開口部10a,10b
には、それぞれゴム製の防塵防水カバー11a,11b
が装着されている。またフォグランプBのバルブ交換用
の開口部10bの近傍には、バルブ挿着孔10cが設け
られ、この孔10cに挿着されたクリアランスランプ用
のバルブ60が、リフレクター22に形成された孔22
aを貫通して前方に突出するように配置されて、クリア
ランスランプCが構成されている。
【0020】ランプボディ10の左側部(正面から見て
左側部)には、浅い容器状のランプボディ64に光源で
あるバルブ65が挿着され、ランプボディ64の前面開
口部にアンバー色の前面レンズ66が組付一体化された
サイドターンシグナルランプDが配置されている。前面
レンズ66の内側には、プリズムステップが形成された
インナーレンズ67が配置されて、バルブ65の光を車
体の側方にまで広範囲に配光できる構造となっている。
【0021】図7は、本発明の第2の実施例であるフォ
グランプとヘッドランプとが一体化された自動車用前照
灯におけるフォグランプの縦断面図で、第1の実施例に
おける図5に対応する図である。前記した実施例では、
グローブ把持部材52の脚54が直射シェード42の脚
43に溶接固定されていたが、本実施例では、グローブ
把持部材52の脚54が直射シェード42の脚43と共
に、リフレクター22に突設されたボス22aにねじ4
6によって固定された構造となっている。
【0022】その他は前記した第1の実施例と同一であ
り、同一の符号を付すことにより重複した説明は省略す
る。なお前記した第1,第2の実施例では、フォグラン
プ用のバルブとして、ガラス球にブラックトップ26a
が形成されている構造のバルブ26が用いられていた
が、直射シェード42が存在する以上、ブラックトップ
の形成されていないバルブを用いるようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】 以上の説明から明らかなように、請求
項1および2によれば、光源の発熱は、イエローグロー
ブの前端側開口部から灯室内の大気中に放熱されるの
で、イエローグローブ内に熱がこもらず、バルブが熱に
よって短寿命となったり、リフレクターが熱変形したり
する不具合がなく、バルブおよびリフレクターの耐熱性
が保証される。またイエローグローブの前端開口部から
グローブ外に出射した白色光源光は直射シェードによっ
て確実に遮光されるので、白色光の混ざらない黄色を帯
びた光だけによる配光が得られる。また、イエローグロ
ーブの導光作用により後端側開口縁部からグローブ外に
出射しようとする光は、グローブ開口縁部を囲繞する円
環状の不透光性グローブ把持部材によって確実に遮光さ
れるので、イエローグローブ後端側開口縁部からの出射
光によるグレア光が発生することはない。また、光源の
発熱は、イエローグローブの前端側開口部のみならず、
後端側開口部とリフレクター間の隙間からも灯室内の大
気中に放熱されるので、イエローグローブにおける放熱
性がさらに良好となってバルブおよびリフレクターの耐
熱性の保証がさらに優れたものとなる。請求項2によれ
ば、イエローグローブと直射シェードを同時にリフレク
ターにねじ固定することができるので、イエローグロー
ブおよび直射シェードの取付けが容易である。請求項3
によれば、光源光は直射シェード内側の非反射面で反射
されて、グレア光とは到底なり得ない光量の小さい光又
は拡散されて弱められた光となるので、グレア光が発生
するおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動車用前照灯の正面
【図2】同前照灯の水平断面図(図1に示す線II−IIに
沿う断面図)
【図3】同前照灯の縦断面図(図1に示す線III −III
に沿う断面図)
【図4】同前照灯の縦断面図(図1に示す線IV−IVに沿
う断面図)
【図5】同前照灯の縦断面図(図1に示す線V−Vに沿
う断面図)
【図6】同前照灯の上下エイミングスクリュー位置にお
ける水平断面図(図1に示す線VI−VIに沿う断面図)
【図7】本発明の第2の実施例である自動車用前照灯の
要部縦断面図
【図8】従来のフォグランプの縦断面図
【符号の説明】
A ヘッドランプ B フォグランプ 10 ランプボディ 20 リフレクター構成部材 22 放物面リフレクター 26 光源であるバルブ 42 直射シェード 42a 直射シェードの内側に形成された暗黒色の非反
射面 43 直射シェードの脚 46 直射シェードおよびイエローグローブをリフレク
ターに固定するためのねじ 50 イエローグローブ 52 グローブ把持部材 53 グローブ把持部材をイエローグローブに固定する
ための爪 54 グローブ把持部材の脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−158008(JP,A) 実開 昭60−178902(JP,U) 実開 昭62−107305(JP,U) 実開 昭57−61710(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21M 3/00 - 7/00 B60Q 1/00 - 1/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプボディ内に設けられた放物面リフ
    レクターと、前記リフレクターの略焦点位置に設けられ
    た光源と、前記リフレクタに取り付け固定されて前記光
    源を包囲する位置に設けられ、白色光源光を黄色に着色
    するイエローグローブと、前記リフレクタに取り付け固
    定されて前記イエローグローブの前方に離間して設けら
    れ、リフレクターで反射されることなく光源から前方に
    向かう直射光を遮る直射シェードとを備え、前記イエロ
    ーグローブは、前後端の開口する円筒形状に形成される
    とともに、後端側開口縁部を囲繞把持する金属製円環状
    の不透光性グローブ把持部材を介してリフレクターに取
    り付けられて、前記イエローグローブの後端側開口縁部
    とリフレクターとの間に所定の隙間が形成された自動車
    用フォグランプであって、 前記直射シェードおよびグローブ把持部材には、脚がそ
    れぞれ形成され、前記直射シェ−ドの脚がリフレクター
    に取り付けられ、前記直射シェードの脚の途中に前記グ
    ローブ把持部材の脚が固定一体化されたことを特徴とす
    る自動車用フォグランプ。
  2. 【請求項2】ランプボディ内に設けられた放物面リフレ
    クターと、前記リフレクターの略焦点位置に設けられた
    光源と、前記リフレクタに取り付け固定されて前記光源
    を包囲する位置に設けられ、白色光源光を黄色に着色す
    るイエローグローブと、前記リフレクタに取り付け固定
    されて前記イエローグローブの前方に離間して設けら
    れ、リフレクターで反射されることなく光源から前方に
    向かう直射光を遮る直射シェードとを備え、 前記イエローグローブは、前後端の開口する円筒形状に
    形成されるとともに、後端側開口縁部を囲繞把持する金
    属製円環状の不透光性グローブ把持部材を介してリフレ
    クターに取り付けられて、前記イエローグローブの後端
    側開口縁部とリフレクターとの間に所定の隙間が形成さ
    れた自動車用フォグランプであって、 前記直射シェードおよびグローブ把持部材には、リフレ
    クタに取り付けるための脚がそれぞれ形成され、前記両
    脚がねじによってリフレクターに共締めされたことを特
    徴とする自動車用フォグランプ。
  3. 【請求項3】 前記直射シェードの内側には、暗黒色加
    工処理又は微小凹凸加工処理の施された非反射面が形成
    されたことを特徴とする請求項1または2に記載のフォ
    グランプ。
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